JP2015164258A - 無線タグ、通信端末、及び通信システム - Google Patents

無線タグ、通信端末、及び通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】受信感度の低下を抑制できる無線タグを提供する。【解決手段】無線タグは、ICチップと、ICチップの第1接続部と接続され、電波を受信する第1ダイポールアンテナと、ICチップの第2接続部と接続され、第1ダイポールアンテナと交差するように配置され、第1ダイポールアンテナと同時に電波を受信する第2ダイポールアンテナと、を備える。ICチップは、電波に基づいて第1ダイポールアンテナにより生成される第1受信電力と、第2ダイポールアンテナにより生成される第2受信電力とを合成する。【選択図】図3

Description

本発明は、無線タグ、通信端末、及び通信システムに関する。
RFIDタグのような無線タグを使って個体を識別することが行われる。無線タグは、ICチップとアンテナとを有する。無線タグのICチップに個体の識別データが記録される。リーダライタと呼ばれる通信装置は、無線タグとの間で識別データを交信する。アンテナ装置に関する技術の一例が特許文献1に開示されている。
特開2002−280829号公報
電波を送信する通信装置と無線タグのアンテナとの位置関係によって、無線タグのアンテナで電波を十分に受信できなくなる可能性がある。無線タグのみならず、アンテナを有する通信端末と通信装置とが交信する場合においても、通信装置と通信端末との位置関係によって、その通信端末のアンテナで電波を十分に受信できなくなる可能性がある。
本発明は、受信感度の低下を抑制できる無線タグ及び通信端末を提供することを目的とする。また、本発明は、情報を円滑に交信できる通信システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、ICチップと、前記ICチップの第1接続部と接続され、電波を受信する第1ダイポールアンテナと、前記ICチップの第2接続部と接続され、前記第1ダイポールアンテナと交差するように配置され、前記第1ダイポールアンテナと同時に前記電波を受信する第2ダイポールアンテナと、を備え、前記ICチップは、前記電波に基づいて前記第1ダイポールアンテナにより生成される第1受信電力と、前記第2ダイポールアンテナにより生成される第2受信電力とを合成する無線タグを提供する。
本発明の第2の態様は、第1の態様の無線タグと、前記無線タグと非接触で交信する通信装置と、を備える通信システムを提供する。
本発明の第3の態様は、ICチップと、前記ICチップの第1接続部と接続され、電波を受信する第1ダイポールアンテナと、前記ICチップの第2接続部と接続され、前記第1ダイポールアンテナと交差するように配置され、前記第1ダイポールアンテナと同時に前記電波を受信する第2ダイポールアンテナと、を備え、前記ICチップは、前記電波に基づいて前記第1ダイポールアンテナにより生成される第1受信電力と、前記第2ダイポールアンテナにより生成される第2受信電力とを合成する通信端末を提供する。
本発明の第4の態様は、第3の態様の通信端末と、前記通信端末と非接触で交信する通信装置と、を備える通信システムを提供する。
本発明に係る無線タグ及び通信端末によれば、受信感度の低下を抑制できる。本発明に係る通信システムによれば、情報を円滑に交信できる。
図1は、第1実施形態に係る通信システムの一例を示す模式図である。 図2は、第1実施形態に係る通信システムの一例を示す機能ブロック図である。 図3は、第1実施形態に係る無線タグの一例を示す斜視図である。 図4は、第1実施形態に係る無線タグの一例を示す平面図である。 図5は、第1実施形態に係る通信装置のアンテナから送信された電波の一例を模式的に示す図である。 図6は、第1実施形態に係る通信装置のアンテナから送信された電波の一例を模式的に示す図である。 図7は、ある偏波面の電波とその電波を受信したときに無線タグのアンテナから出力される受信電力との関係を模式的に示す図である。 図8は、図7に示す電波をアンテナが受信したときの第1受信電力と第2受信電力との合成受信電力の一例を模式的に示す図である。 図9は、ある偏波面の電波とその電波を受信したときに無線タグのアンテナから出力される受信電力との関係を模式的に示す図である。 図10は、図9に示す電波をアンテナが受信したときの第1受信電力と第2受信電力との合成受信電力の一例を模式的に示す図である。 図11は、図9に示す電波をアンテナが受信したときの第1受信電力と第2受信電力との合成受信電力の一例を模式的に示す図である。 図12は、ある偏波面の電波とその電波を受信したときに無線タグのアンテナから出力される受信電力との関係を模式的に示す図である。 図13は、図12に示す電波をアンテナが受信したときの第1受信電力と第2受信電力との合成受信電力の一例を模式的に示す図である。 図14は、図12に示す電波をアンテナが受信したときの第1受信電力と第2受信電力との合成受信電力の一例を模式的に示す図である。 図15は、ある偏波面の電波とその電波を受信したときに無線タグのアンテナから出力される受信電力との関係を模式的に示す図である。 図16は、図15に示す電波をアンテナが受信したときの第1受信電力と第2受信電力との合成受信電力の一例を模式的に示す図である。 図17は、比較例に係るアンテナの受信電力の一例を示す図である。 図18は、第2実施形態に係る無線タグの一例を示す断面図である。 図19は、第3実施形態に係る無線タグの一例を示す平面図である。 図20は、第4実施形態に係る無線タグの一例を示す平面図である。 図21は、第5実施形態に係る無線タグの一例を示す斜視図である。 図22は、第6実施形態に係る通信装置のアンテナの一例を示す断面図である。 図23は、第6実施形態に係る通信装置のアンテナの一例を示す平面図である。 図24は、第7実施形態に係る通信装置のアンテナの一例を示す断面図である。 図25は、第8実施形態に係る通信装置のアンテナの一例を示す断面図である。 図26は、第9実施形態に係る通信装置のアンテナの一例を示す平面図である。 図27は、第10実施形態に係る通信システムの一例を示す図である。 図28は、第11実施形態に係る通信端末の一例を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下で説明する各実施形態の要件は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
<第1実施形態>
第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る通信システム1の一例を示す模式図である。図2は、本実施形態に係る通信システム1の一例を示す機能ブロック図である。図1及び図2に示すように、通信システム1は、物品2に配置される無線タグ3と、無線タグ3と非接触で交信する通信装置4とを備えている。物品2は、商品又は機器を含む。
本実施形態において、通信システム1は、RFID(radio frequency identification)システムを含む。無線タグ3は、RFIDタグを含む。本実施形態において、無線タグ3は、ICチップ5を有するICタグである。無線タグ3は、識別データを記憶する。通信装置4は、無線タグ3と交信可能なリーダライタ装置を含む。通信装置4は、無線タグ3の識別データを非接触通信(無線通信)で取得可能である。通信装置4は、無線タグ3に識別データを非接触通信で記録可能である。通信装置4は、無線タグ3の識別データを非接触通信で更新可能である。
通信装置4は、制御部6と、通信部7と、アンテナ8と、記憶部9とを備えている。制御部6は、CPU(Central Processing Unit)を含み、通信装置4の動作を制御する。通信部7は、データを送信する送信部、及びデータを受信する受信部を含む。アンテナ8は、通信部7と接続される。アンテナ8は、電波の送信及び受信を行う。記憶部9は、ROM(Read Only Memory)又はRAM(Random Access Memory)のような記録媒体を含む。記憶部9は、無線タグ3の識別データを保持する。
無線タグ3は、アンテナ10と、アンテナ10が接続されるICチップ5とを有する。ICチップ5は、データを処理する制御部13と、識別データを記憶する記憶部14とを有する。制御部13は、アンテナ10から出力された受信電力Pを処理する。ICチップ5は、通信素子5と称されてもよいし、送受信素子5と称されてもよい。
本実施形態において、アンテナ10は、第1ダイポールアンテナ11と、第1ダイポールアンテナ11と交差するように配置される第2ダイポールアンテナ12と、を含む。アンテナ10は、所謂、クロスダイポールアンテナである。
第1ダイポールアンテナ11及び第2ダイポールアンテナ12のそれぞれは、ICチップ5と接続される。制御部13は、第1ダイポールアンテナ11から出力された第1受信電力P1及び第2ダイポールアンテナ12から出力された第2受信電力P2を処理する。
記憶部14は、自己の無線タグ3と他の無線タグ3とを識別するための識別データを保持する。通信装置4は、無線タグ3と交信して、無線タグ3の記憶部14に記憶される識別データを読み取ったり、記憶部14に識別データを書き込んだり、記憶部14の識別データを書き換えたりする。通信装置4は、無線タグ3の識別データを読み取って、その無線タグ3が取り付けられている物品2を識別する。
通信システム1の動作の一例について説明する。通信装置4から無線タグ3にデータを送信する場合、通信装置4のアンテナ8から電波が放射される。無線タグ3は、アンテナ8から放射された電波をアンテナ10で受信する。アンテナ10は、電波を受信すると、受信電力Pを生成する。アンテナ10により生成された受信電力Pにより、無線タグ3が起動され、制御部13及び記憶部14が作動する。制御部13は、識別データの処理など必要な処理を実行する。
無線タグ3から通信装置4にデータを送信する場合、無線タグ3のアンテナ10から電波が放射される。通信装置4は、アンテナ10から放射された電波をアンテナ8で受信する。制御部7は、アンテナ8で受信した電波からデータを抽出する。
次に、本実施形態に係る無線タグ3の一例について説明する。以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部の位置関係について説明する。所定面内の一方向をX軸方向、所定面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれと直交する方向をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転(傾斜)方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。
図3は、本実施形態に係る無線タグ3の一例を模式的に示す斜視図である。図4は、本実施形態に係る無線タグ3の一例を模式的に示す平面図である。図3及び図4に示すように、無線タグ3は、基材15と、基材15に配置されたICチップ5と、ICチップ5の第1接続部16と接続される第1ダイポールアンテナ11と、第1ダイポールアンテナ11と交差するように配置され、ICチップ5の第2接続部17と接続される第2ダイポールアンテナ12と、を備えている。
基材15は、可撓性を有するシート状部材(フレキシブル基材)である。基材15は、絶縁性材料で形成される。基材15は、ポリエチレンテレフタラート(PET:polyethylene terephthalate)のような合成樹脂製のシート状部材でもよいし、紙製のシート状部材でもよい。基材15はガラス製でもよい。
第1接続部16及び第2接続部17のそれぞれは、給電端子を含む。第1接続部16及び第2接続部17のそれぞれは、金属部(導電部)である。第1接続部16を、第1ポート16と称してもよい。第2接続部17は、第2ポート17と称してもよい。
第1ダイポールアンテナ11及び第2ダイポールアンテナ12は、通信装置4から送信された電波を受信する。第1ダイポールアンテナ11と第2ダイポールアンテナ12とは、通信装置4からの電波を同時に受信する。
第1ダイポールアンテナ11及び第2ダイポールアンテナ12のそれぞれは、導電性材料で形成される。第1ダイポールアンテナ11及び第2ダイポールアンテナ12のそれぞれは、アルミニウム又は銅のような金属で形成されてもよい。
第1ダイポールアンテナ11と第1接続部16とは接触する。第1ダイポールアンテナ11と第1接続部16とは固定される。第2ダイポールアンテナ12と第2接続部17とは接触する。第2ダイポールアンテナ12と第2接続部17とは固定される。
第1接続部16は、2つ設けられる。第1ダイポールアンテナ11は、一方の第1接続部16に接続されるアンテナ素子11Aと、他方の第1接続部16に接続されるアンテナ素子11Bとを含む。アンテナ素子11A及びアンテナ素子11Bのそれぞれは、直線状である。アンテナ素子11A及びアンテナ素子11Bは、X軸と平行に配置される。アンテナ素子11Aとアンテナ素子11Bとは、X軸と平行でありICチップ5を通る仮想線上に配置される。
第2接続部17は、2つ設けられる。第2ダイポールアンテナ12は、一方の第2接続部17に接続されるアンテナ素子12Aと、他方の第2接続部17に接続されるアンテナ素子12Bとを含む。アンテナ素子12A及びアンテナ素子12Bのそれぞれは、直線状である。アンテナ素子12A及びアンテナ素子12Bは、Y軸と平行に配置される。アンテナ素子12Aとアンテナ素子12Bとは、Y軸と平行でありICチップ5を通る仮想線上に配置される。
アンテナ素子11Aの一端部(−X側の端部)と第1接続部16とが接続される。アンテナ素子11Bの他端部(+X側の端部)と第1接続部16とが接続される。アンテナ素子12Aの一端部(−Y側の端部)と第2接続部17とが接続される。アンテナ素子12Bの他端部(+Y側の端部)と第2接続部17とが接続される。
アンテナ素子11A、アンテナ素子11B、アンテナ素子12A、及びアンテナ素子12Bのそれぞれは、ICチップ5から放射方向に延在するように、ICチップ5に接続される。
本実施形態において、X軸方向に関するアンテナ素子11Aの寸法(長さ)L1とアンテナ素子11Bの寸法(長さ)L1とは、等しい。Y軸方向に関するアンテナ素子12Aの寸法(長さ)L2とアンテナ素子12Bの寸法(長さ)L2とは、等しい。アンテナ素子11A及びアンテナ素子11Bの長さL1と、アンテナ素子12A及びアンテナ素子12Bの長さL2とは、等しい。
Y軸方向に関するアンテナ素子11Aの寸法(幅)W1とアンテナ素子11Bの寸法(幅)W1とは、等しい。X軸方向に関するアンテナ素子12Aの寸法(幅)W2とアンテナ素子12Bの寸法(幅)W2とは、等しい。アンテナ素子11A及びアンテナ素子11B)の幅W1と、アンテナ素子12A及びアンテナ素子12Bの寸法(幅)W2とは、等しい。
すなわち、本実施形態において、アンテナ素子11A、アンテナ素子11B、アンテナ素子12A、及びアンテナ素子12Bの構造(外形)は、実質的に同一である。
本実施形態において、第1ダイポールアンテナ11と第2ダイポールアンテナ12とは直交するように配置される。基材15の表面と平行なXY平面内において、第1ダイポールアンテナ11と第2ダイポールアンテナ12とがなす角度θは、実質的に90度である。
図5は、通信装置4のアンテナ8から送信された電波の一例を模式的に示す図である。図5において、電波は、Z軸方向に進行する。電波は、電界と磁界とを含む。図5において、電波の電界ベクトル(偏波方向)は、X軸と平行である。すなわち、図5に示す電波の偏波面は、XZ平面と平行である。以下の説明において、図5に示す電波を、第1直線偏波状態の電波、と称する。
図6は、通信装置4のアンテナ8から送信された電波の一例を模式的に示す図である。図6において、電波は、Z軸方向に進行する。電波は、電界と磁界とを含む。図6において、電波の電界ベクトル(偏波方向)は、Y軸と平行である。すなわち、図6に示す電波の偏波面は、YZ平面と平行である。以下の説明において、図6に示す電波を、第2直線偏波状態の電波、と称する。
第1直線偏波状態の電波の電界ベクトル(偏波面)と、第2直線偏波状態の電波の電界ベクトル(偏波面)とは、直交する。
図5に示すように、第1ダイポールアンテナ11の長手方向と第1直線偏波状態の電波の電界ベクトルとが平行となるように通信装置4と無線タグ3との位置関係が定められる場合、第1ダイポールアンテナ11は、第1直線偏波状態の電波を高感度で受信できる。換言すれば、第1ダイポールアンテナ11の長手方向と電波の電界ベクトルとが一致する場合、第1ダイポールアンテナ11から出力される第1受信電力P1は最大となる。
図6に示すように、第2ダイポールアンテナ12の長手方向と第2直線偏波状態の電波の電界ベクトルとが平行となるように通信装置4と無線タグ3との位置関係が定められる場合、第2ダイポールアンテナ12は、第2直線偏波状態の電波を高感度で受信できる。換言すれば、第2ダイポールアンテナ12の長手方向と電波の電界ベクトルとが一致する場合、第2ダイポールアンテナ12から出力される第2受信電力P2は最大となる。
このように、本実施形態において、アンテナ10は、第1ダイポールアンテナ11及び第2ダイポールアンテナ12を使って、第1直線偏波状態の電波及び第2直線偏波状態の電波の両方を高感度に受信することができる。
次に、本実施形態に係る通信システム1の動作の一例について説明する。本実施形態において、第1ダイポールアンテナ11及び第2ダイポールアンテナ12は、通信装置4から送信された同一の電波を同時に受信する。無線タグ3のICチップ5は、受信した電波に基づいて第1ダイポールアンテナ11により生成される第1受信電力P1と、受信した電波に基づいて第2ダイポールアンテナ12により生成される第2受信電力P2とを合成する。
第1ダイポールアンテナ11は、電波を受信すると、第1受信電力P1を生成する。第1ダイポールアンテナ11は、受信した電波のうち、第1ダイポールアンテナ11の長手方向(X軸方向)に関する電波成分Dxに基づいて第1受信電力P1を出力する。第1受信電力P1は、第1ダイポールアンテナ11に受信された電波のうち、第1ダイポールアンテナ11の長手方向(X軸方向)に関する電波成分Dxに応じた値である。電波成分Dxは、X軸方向に関する電波の振幅又は強度を含む概念である。
第2ダイポールアンテナ12は、電波を受信すると、第2受信電力P2を生成する。第2ダイポールアンテナ12は、受信した電波のうち、第2ダイポールアンテナ12の長手方向(Y軸方向)に関する電波成分Dyに基づいて第2受信電力P2を出力する。第2受信電力P2は、第2ダイポールアンテナ12に受信された電波のうち、第2ダイポールアンテナ12の長手方向(Y軸方向)に関する電波成分Dyに応じた値である。電波成分Dyは、X軸方向に関する電波の振幅又は強度を含む概念である。
本実施形態において、ICチップ5の制御部13は、第1ダイポールアンテナ11により生成される第1受信電力P1と、第2ダイポールアンテナ12により生成される第2受信電力P2とを合成して、合成受信電力Pmを出力する。制御部13は、第1受信電力P1及び第2受信電力P2を合成するための演算を行って、合成受信電力Pmを生成する。制御部13は、例えば、第1受信電力P1と、第2受信電力P2とを合成し、合成受信電力Pmとして出力する。すなわち、制御部13は、第1ダイポールアンテナ11の長手方向(X軸方向)に関する第1受信電力P1の第1成分と、第2ダイポールアンテナ12の長手方向(Y軸方向)に関する第2受信電力P2の第2成分との合成値を求め、その合成値を合成受信電力Pmとして出力する。以下の説明において、第1受信電力P1はX軸と平行であり、第2受信電力P2はY軸と平行であることとする。
図7は、ある偏波面の電波とその電波を受信したときにアンテナ10から出力される受信電力Pとの関係を模式的に示す図である。図7は、第1ダイポールアンテナ11の長手方向と電波の偏波面とが一致している例を示す。図7に示すように、第1ダイポールアンテナ11の長手方向と電波の偏波面とが一致する場合、第1ダイポールアンテナ11から出力される第1受信電力P1は最大となる。一方、第2ダイポールアンテナ12から出力される第2受信電力P2は最小となる。
図8は、図7に示す電波をアンテナ10が受信したとき、第1受信電力P1と第2受信電力P2とが合成された合成受信電力Pmの一例を模式的に示す図である。ICチップ5の制御部13は、第1ダイポールアンテナ11により生成される第1受信電力P1と、第2ダイポールアンテナ12により生成される第2受信電力P2とを合成して、合成受信電力Pmを出力する。図7及び図8に示す例において、第2受信電力P2は、実質的に零である。合成受信電力Pmは、実質的に第1受信電力P1と等しい。
図9は、ある偏波面の電波とその電波を受信したときにアンテナ10から出力される受信電力Pとの関係を模式的に示す図である。図9は、第1ダイポールアンテナ11の長手方向と電波の偏波面と傾斜している例を示す。図9に示すように、第1ダイポールアンテナ11の長手方向に対して電波の偏波面が傾斜している場合、第1ダイポールアンテナ11から第1受信電力P1が出力され、第2ダイポールアンテナ12から第2受信電力P2が出力される。
図10は、図9に示す電波をアンテナ10が受信したとき、第1受信電力P1と第2受信電力P2とが合成された合成受信電力Pmの一例を模式的に示す図である。ICチップ5の制御部13は、第1ダイポールアンテナ11により生成される第1受信電力P1と、第2ダイポールアンテナ12により生成される第2受信電力P2とを合成して、合成受信電力Pmを出力する。図9及び図10に示す例において、第1受信電力P1は、第2受信電力P2よりも大きい。合成受信電力Pmは、第1受信電力P1と第2受信電力P2とに基づく値を有する。
なお、図10では、第1受信電力P1と第2受信電力P2とはスカラー的に合成しているが、図11に示すように、第1受信電力P1と第2受信電力P2とが位相差を有している場合はベクトル的に合成してもよい。すなわち、図11に示すように、第1受信電力P1のベクトルと、第2受信電力P2のベクトルとの合成ベクトルを求め、その合成ベクトルを合成受信電力Pmとして出力してもよい。すなわち、第1ダイポールアンテナ11の長手方向(X軸方向)に関する第1受信電力P1の第1ベクトル成分と、第2ダイポールアンテナ12の長手方向(Y軸方向)に関する第2受信電力P2の第2ベクトル成分との合成ベクトルの絶対値を求め、その合成ベクトルの絶対値を合成受信電力Pmとして出力してもよい。
図12は、ある偏波面の電波とその電波を受信したときにアンテナ10から出力される受信電力Pとの関係を模式的に示す図である。図12は、第2ダイポールアンテナ12の長手方向と電波の偏波面と傾斜している例を示す。図12に示すように、第2ダイポールアンテナ12の長手方向に対して電波の偏波面が傾斜している場合、第2ダイポールアンテナ11から第1受信電力P1が出力され、第2ダイポールアンテナ12から第2受信電力P2が出力される。
図13は、図12に示す電波をアンテナ10が受信したとき、第1受信電力P1と第2受信電力P2とが合成された合成受信電力Pmの一例を模式的に示す図である。ICチップ5の制御部13は、第1ダイポールアンテナ11により生成される第1受信電力P1と、第2ダイポールアンテナ12により生成される第2受信電力P2とを合成して、合成受信電力Pmを出力する。図12及び図13に示す例において、第2受信電力P2は、第1受信電力P1よりも大きい。合成受信電力Pmは、第1受信電力P1と第2受信電力P2とに基づく値を有する。
なお、図13では、第1受信電力P1と第2受信電力P2とはスカラー的に合成しているが、図14に示すように、第1受信電力P1と第2受信電力P2とが位相差を有している場合はベクトル的に合成してもよい。
図15は、ある偏波面の電波とその電波を受信したときにアンテナ10から出力される受信電力Pとの関係を模式的に示す図である。図15は、第2ダイポールアンテナ12の長手方向と電波の偏波面とが一致している例を示す。図15に示すように、第2ダイポールアンテナ12の長手方向と電波の偏波面とが一致する場合、第2ダイポールアンテナ12から出力される第2受信電力P2は最大となる。一方、第1ダイポールアンテナ11から出力される第1受信電力P1は最小となる。
図16は、図15に示す電波をアンテナ10が受信したとき、第1受信電力P1と第2受信電力P2とが合成された合成受信電力Pmの一例を模式的に示す図である。ICチップ5の制御部13は、第1ダイポールアンテナ11により生成される第1受信電力P1と、第2ダイポールアンテナ12により生成される第2受信電力P2とを合成して、合成受信電力Pmを出力する。図15及び図16に示す例において、第1受信電力P1は、実質的に零である。合成受信電力Pmは、実質的に第2受信電力P2と等しい。
制御部13は、合成受信電力Pmに基づいて、識別データの処理など、必要な処理を実行する。制御部13は、例えば、合成受信電力Pmに基づいて、識別データを記憶部14に記録する。制御部13は、合成受信電力Pmに基づいて、記憶部14のデータを更新してもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、ICチップ5が、第1ダイポールアンテナ11により生成される第1受信電力P1と、第2ダイポールアンテナ12により生成される第2受信電力P2とを合成して合成受信電力Pmを生成するようにしたので、無線タグ3の受信感度の低下が抑制される。本実施形態においては、第1ダイポールアンテナ11と、その第1ダイポールアンテナ11と交差する第2ダイポールアンテナ12とを有するアンテナ(クロスダイポールアンテナ)10で通信装置4から送信された電波を受信するため、電波の偏波状態が変化したり、第1直線偏波状態の電波及び第2直線偏波状態の電波のいずれか一方のみが送信されたりしても、所期の値の合成受信電力Pmを得ることができる。したがって、受信感度の低下が抑制される。
図17は、比較例を示す図である。図17に示すように、アンテナ10JがX軸方向に長いダイポールアンテナのみを有する場合、そのアンテナ10Jに対して、アンテナ10Jの長手方向と傾斜する偏波面を有する電波が送信されると、アンテナ10Jにより生成される受信電力PJの値は小さくなってしまう。同様に、アンテナ10JがY軸方向に長いダイポールアンテナのみを有する場合、そのアンテナ10Jに対して、アンテナ10Jの長手方向と傾斜する偏波面を有する電波が送信された場合においても、アンテナ10Jにより生成される受信電力PJの値は小さくなってしまう。
また、アンテナ10JがX軸方向に長いダイポールアンテナのみを有する場合において、そのアンテナ10Jに対して第2直線偏波状態の電波が送信されると、アンテナ10Jにより生成される受信電力PJの値は小さくなってしまう。同様に、アンテナ10JがY軸方向に長いダイポールアンテナのみを有する場合、そのアンテナ10Jに対して第1直線偏波状態の電波が送信されると、アンテナ10Jにより生成される受信電力PJの値は小さくなってしまう。その結果、受信感度が低下する。
本実施形態によれば、アンテナ10は、第1ダイポールアンテナ11及び第2ダイポールアンテナ12の両方を有するため、どのような偏波状態の電波が送信されても、その電波を高感度で受信することができる。
また、第1ダイポールアンテナ11と第2ダイポールアンテナ12とは直交するように配置されるため、どのような偏波状態の電波が送信されても、アンテナ10は、その電波を高感度で受信することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
図18は、本実施形態に係る無線タグ3Bの一例を示す断面図である。無線タグ3Bは、基材15と、基材15に設けられたICチップ5と、ICチップ5に接続された第1ダイポールアンテナ11及び第2ダイポールアンテナ12とを有する。
本実施形態において、無線タグ3Bは、第1ダイポールアンテナ11及び第2ダイポールアンテナ12のそれぞれに接触するように配置される誘電体18を備えている。誘電体18は、ガラスのような絶縁体を含む。本実施形態において、誘電体18は、プレート状である。ICチップ5、第1ダイポールアンテナ11、及び第2ダイポールアンテナ12は、基材15と誘電体18との間に配置される。
誘電体18が配置されない場合、第1ダイポールアンテナ11の長さはL1であり、第2ダイポールアンテナ12の長さはL2である。誘電率εの誘電体18が配置された場合、第1ダイポールアンテナ11の長さは、L1/(ε1/2となり、第2ダイポールアンテナ12の長さは、L2/(ε1/2となる。すなわち、誘電体18が配置されることによって、第1ダイポールアンテナ11の長さ及び第2ダイポールアンテナ12の長さを短縮することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、誘電体18が配置されることにより、第1ダイポールアンテナ11及び第2ダイポールアンテナ12それぞれの寸法を小さくすることができる。これにより、無線タグ3Bの小型化を図ることができる。
<第3実施形態>
第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
図19は、本実施形態に係る無線タグ3Cの一例を示す断面図である。無線タグ3Cは、基材15と、基材15に設けられたICチップ5Cと、ICチップ5Cの第1接続部16Cに接続された第1ダイポールアンテナ11と、ICチップ5Cの第2接続部17Cに接続された第2ダイポールアンテナ12とを有する。
第1ダイポールアンテナ11と第2ダイポールアンテナ12とは交差するように配置される。本実施形態において、第1ダイポールアンテナ11と第2ダイポールアンテナ12とは直交しない。
以上説明したように、第1ダイポールアンテナ11と第2ダイポールアンテナ12とは直交しなくてもよい。ICチップ5Cが、第1ダイポールアンテナ11により生成される第1受信電力P1と第2ダイポールアンテナ12により生成される第2受信電力P2とが合成されて合成受信電力Pmが生成されることにより、無線タグ3Cの受信感度の低下が抑制される。
<第4実施形態>
第4実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
図20は、本実施形態に係る無線タグ3Dの一例を示す断面図である。無線タグ3Dは、基材15と、基材15に設けられたICチップ5Dと、ICチップ5Dの第1接続部16Dに接続された第1ダイポールアンテナ11Dと、ICチップ5Dの第2接続部17Dに接続された第2ダイポールアンテナ12Dとを有する。
本実施形態において、第1ダイポールアンテナ11D及び第2ダイポールアンテナ12Dのそれぞれは、メアンダ状である。すなわち、第1ダイポールアンテナ11D及び第2ダイポールアンテナ12Dのそれぞれは、所謂、メアンダラインアンテナである。
第1ダイポールアンテナ11Dは、中心軸G1に沿って配置される。第1ダイポールアンテナ11Dの一部は、中心軸G1の一側に配置され、第1ダイポールアンテナ11Dの一部は、中心軸G1の他側に配置される。第2ダイポールアンテナ12Dは、中心軸G2に沿って配置される。第2ダイポールアンテナ12Dの一部は、中心軸G2の一側に配置され、第2ダイポールアンテナ12Dの一部は、中心軸G2の他側に配置される。
本実施形態においては、中心軸G1と中心軸G2とが直交する。なお、中心軸G1と中心軸G2とは直交しなくてもよい。中心軸G1と中心軸G2とは交差していればよく、中心軸G1と中心軸G2とがなす角度が90度よりも小さい角度でもよい。
<第5実施形態>
第5実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
図21は、本実施形態に係る無線タグ3Eの一例を示す断面図である。無線タグ3Eは、ICチップ5Eと、ICチップ5Eの第1接続部16Eに接続された第1ダイポールアンテナ11Eと、ICチップ5Eの第2接続部17Eに接続された第2ダイポールアンテナ12Eと、ICチップ5Eの第3接続部18Eに接続された第3ダイポールアンテナ13Eと、を有する。
第1ダイポールアンテナ11Eのアンテナ素子、第2ダイポールアンテナ12Eのアンテナ素子、及び第3ダイポールアンテナ13Eのアンテナ素子のそれぞれは、ICチップ5Eから放射方向に延在するように、ICチップ5Eに接続される。
第1ダイポールアンテナ11Eと第2ダイポールアンテナ12Eとは直交する。第2ダイポールアンテナ12Eと第3ダイポールアンテナ13Eとは直交する。第3ダイポールアンテナ13Eと第1ダイポールアンテナ11Eとは直交する。第1ダイポールアンテナ11Eの長手方向は、X軸と平行である。第2ダイポールアンテナ12Eの長手方向は、Y軸と平行である。第3ダイポールアンテナ13Eの長手方向は、Z軸と平行である。
ICチップ5Eは、第1ダイポールアンテナ11Eにより生成される第1受信電力P1と、第2ダイポールアンテナ12Eにより生成される第2受信電力P2と、第3ダイポールアンテナ13Eにより生成される第3受信電力P3と、を合成して、合成受信電力Pmを生成する。
以上説明したように、3組のダイポールアンテナ(11E、12E、13E)がICチップ5Eに接続されてもよい。ICチップ5Eは、第1ダイポールアンテナ11Eにより生成される第1受信電力P1と、第2ダイポールアンテナ12Eにより生成される第2受信電力P2と、第3ダイポールアンテナ13Eにより生成される第3受信電力P3と、を合成して、合成受信電力Pmを生成することによって、受信感度の低下を抑制することができる。
<第6実施形態>
第6実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
図22は、本実施形態に係る通信装置4のアンテナ8Fの一例を示す断面図である。図23は、本実施形態に係る通信装置4のアンテナ8Fの一例を示す平面図である。
本実施形態において、アンテナ8Fは、円偏波の電波を送信するパッチアンテナである。図22及び図23に示すように、パッチアンテナ(マイクロストリップアンテナ)8Fは、電波を放射する放射器21と、放射器21に接触するように設けられた誘電体22と、誘電体22を支持する基板23と、放射器21に接触するように配置された給電線24とを有する。
放射器21は、導電性のプレート状部材である。放射器21は、例えば銅のような金属製である。誘電体22は、例えばプラスチック板のような絶縁性の部材である。基板23は、導電性のプレート状部材である。基板23は、例えば銅のような金属製である。給電線24は、例えば同軸ケーブルを含む。給電線24は、基板23に接触しないように配置される。給電線24を介して放射器21に電力が供給されることにより、放射器21の表面(放射面)21Sから電波が放射される。
基板23は、放射器21と間隙を介して配置される。放射器21と基板23との間に誘電体22が配置される。誘電体22は、導電性の部材である放射器21及び基板23のそれぞれに接触するように配置される。
図23に示すように、基板23の表面と平行な面内において、放射器21の外形は、6角形である。本実施形態において、放射器21は、4角形のプレートの一部に切欠部21Kを設けることによって製造される。放射器21の外形が6角形なので、X軸方向に関する放射器21の共振周波数とY軸方向に関する放射器21の共振周波数とは異なる。これにより、放射器21の表面(放射面)21Sから円偏波の電波が放射される。
以上説明したように、本実施形態によれば、アンテナ8Fから円偏波の電波が送信されるため、無線タグ(3など)が任意の方向を向いていても、その無線タグは、アンテナ8Fからの電波を高感度で受信することができる。
<第7実施形態>
第7実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
図24は、本実施形態に係る通信装置4のアンテナ8Gの一例を示す断面図である。アンテナ8Gは、パッチアンテナである。本実施形態は、上述の第6実施形態の変形例である。
アンテナ8Gは、電波を放射する放射器21と、放射器21に接触するように設けられた誘電体22と、誘電体22を支持する基板23と、放射器21に接触するように配置された給電線24とを有する。本実施形態において、アンテナ8Gは、放射器21の表面21Sに接触するように配置された誘電体25を有する。誘電体22は、放射器21の裏面に接触するように配置される。放射器21は、誘電体22と誘電体25との間に配置される。誘電体25は、ガラスのような絶縁体を含む。本実施形態において、誘電体25は、プレート状である。
以上説明したように、本実施形態によれば、誘電体25が配置されることにより、放射器21の寸法を小さくすることができる。これにより、アンテナ8Gの小型化を図ることができる。
<第8実施形態>
第8実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
図25は、本実施形態に係る通信装置4のアンテナ8Hの一例を示す断面図である。アンテナ8Hは、パッチアンテナである。アンテナ8Hは、電波を放射する放射器21と、放射器21と間隙を介して対向するように配置される基板23と、放射器21に接触するように配置された給電線24とを有する。本実施形態において、放射器21と基板23との間隙に空気が満たされる。本実施形態において、アンテナ8Hは、エアギャップ式パッチアンテナである。
以上説明したように、放射器21と基板23との間が空気で満たされてもよい。これにより、誘電体(22)が不要となるため、通信装置4のコスト削減を図ることができる。
<第9実施形態>
第9実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
図26は、本実施形態に係る通信装置4のアンテナ8Iの一例を示す平面図である。アンテナ8Iは、パッチアンテナである。基板23と、基板23上に配置された複数の放射器21とを有する。放射器21は、アレイ状に複数配置される。本実施形態によれば、11つの基板23に複数の放射器21が配置されるため、アンテナ8Iの製造コストの削減を図ることができる。
<第10実施形態>
第10実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
本実施形態においては、上述の各実施形態で説明した通信システム1の適用例について説明する。図27は、本実施形態に係る通信システム1の適用例を示す図である。図27は、通信システム1が電子料金収受システム(ETC:electronic toll collection system)に使用される例を示す。
無線タグ3は、車両200に搭載される。無線タグ3は、ETCシステムの車載器に設けられる。車載器は、車両200に搭載される通信端末として機能する。無線タグ3は、複数の車両200を識別する識別データを含む。
通信装置4は、ETCゲートに配置される。通信装置4が、車両200に搭載された無線タグ3と交信して、ETCゲートを通過する車両200を識別する。本実施形態においては、無線タグ3の受信感度が高いため、移動する車両200に無線タグ3が搭載された状態で、通信装置4は、無線タグ3と円滑に交信することができる。
なお、無線タグ3が、車両200のフロントガラスに貼付されてもよい。無線タグ3の第1ダイポールアンテナ11及び第2ダイポールアンテナ12が車両200のフロントガラスに接触するように配置されることにより、そのフロントガラスは、誘電体として機能する。すなわち、車両200のフロントガラスを、図18を参照して説明したような誘電体(18)として利用してもよい。ICチップ5、第1ダイポールアンテナ11、及び第2ダイポールアンテナ12が、基材15とフロントガラス(誘電体)との間に配置されることにより、第1ダイポールアンテナ11及び第2ダイポールアンテナ12の寸法を小さくすることができる。これにより、無線タグ3の小型化を図ることができる。
<第11実施形態>
第11実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
図28は、本実施形態に係る通信端末30の一例を示す図である。通信端末30は、スマートフォン(携帯電話)のような携帯端末を含む。通信端末30は、上述の各実施形態で説明したような、ICチップ5と、ICチップ5の第1接続部16と接続され、電波を受信する第1ダイポールアンテナ11と、ICチップ5の第2接続部17と接続され、第1ダイポールアンテナ11と交差するように配置され、第1ダイポールアンテナ11と同時に電波を受信する第2ダイポールアンテナ12と、を備えている。ICチップ5は、電波に基づいて第1ダイポールアンテナ11により生成される第1受信電力P1と、第2ダイポールアンテナ12により生成される第2受信電力P2とを合成する。
通信端末30は、上述の各実施形態で説明したような通信装置4と非接触で交信可能である。通信装置4が、例えば自動改札機に配置されてもよいし、自動販売機に配置されてもよい。通信装置4が、通信端末30と非接触で交信することにより、通信端末30を識別したり、課金したりすることができる。
1 通信システム
2 物品
3 無線タグ
4 通信装置
5 ICチップ
6 制御部
7 通信部
8 アンテナ
9 記憶部
10 アンテナ
11 第1ダイポールアンテナ
11A アンテナ素子
11B アンテナ素子
12 第2ダイポールアンテナ
12A アンテナ素子
12B アンテナ素子
13 制御部
14 記憶部
15 基材
16 第1接続部
17 第2接続部
18 誘電体
21 放射器
21K 切欠部
21S 表面
22 誘電体
23 基板
24 給電線
25 誘電体
30 通信端末
200 車両
Dx 電波成分
Dy 電波成分
L1 長さ
L2 長さ
P1 第1受信電力
P2 第2受信電力
Pm 合成受信電力
W1 幅
W2 幅

Claims (9)

  1. ICチップと、
    前記ICチップの第1接続部と接続され、電波を受信する第1ダイポールアンテナと、
    前記ICチップの第2接続部と接続され、前記第1ダイポールアンテナと交差するように配置され、前記第1ダイポールアンテナと同時に前記電波を受信する第2ダイポールアンテナと、を備え、
    前記ICチップは、前記電波に基づいて前記第1ダイポールアンテナにより生成される第1受信電力と、前記第2ダイポールアンテナにより生成される第2受信電力とを合成する無線タグ。
  2. 前記第1ダイポールアンテナと前記第2ダイポールアンテナとは直交するように配置される請求項1に記載の無線タグ。
  3. 前記第1ダイポールアンテナ及び前記第2ダイポールアンテナのそれぞれに接触するように配置される誘電体を備える請求項1又は請求項2に記載の無線タグ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の無線タグと、
    前記無線タグと非接触で交信する通信装置と、を備える通信システム。
  5. 前記通信装置は、円偏波の電波を送信するパッチアンテナを有する請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記パッチアンテナの導電部に接触するように配置される誘電体を備える請求項5に記載の通信システム。
  7. 前記パッチアンテナは、電波を放射する放射器と、
    前記放射器と間隙を介して配置される導電性基板と、を有する請求項5又は請求項6に記載の通信システム。
  8. ICチップと、
    前記ICチップの第1接続部と接続され、電波を受信する第1ダイポールアンテナと、
    前記ICチップの第2接続部と接続され、前記第1ダイポールアンテナと交差するように配置され、前記第1ダイポールアンテナと同時に前記電波を受信する第2ダイポールアンテナと、を備え、
    前記ICチップは、前記電波に基づいて前記第1ダイポールアンテナにより生成される第1受信電力と、前記第2ダイポールアンテナにより生成される第2受信電力とを合成する通信端末。
  9. 請求項8に記載の通信端末と、
    前記通信端末と非接触で交信する通信装置と、を備える通信システム。
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