JP2015124706A - 内燃機関 - Google Patents
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Abstract
Description
請求項1に係る発明は、機関動力によって回転駆動されるクランク軸(25)と、前記クランク軸(25)の回転を変速して外部に出力する変速機(M)と、前記クランク軸(25)と前記変速機(M)の駆動入力軸(47,48)との間でトルクの断接を行う油圧式のクラッチ装置(31)と、オイルを圧送するオイルポンプ(P3)を含むポンプブロック(107)と、前記ポンプブロック(107)から圧送されて前記クラッチ装置(31)に供給されるオイルの油圧を制御する油圧操作アクチュエータ(101)と、を備えた内燃機関において、前記ポンプブロック(107)の一側面に前記油圧操作アクチュエータ(101)が取り付けられてオイルポンプユニット(109)が構成され、前記オイルポンプユニット(109)が機関本体(18)に着脱自在に取り付けられていることを特徴とするものである。
この構成により、油圧操作アクチュエータ(101)とポンプブロック(107)が距離的に近づき両者を接続する単純で比較的短い通路を採用することが可能になる。また、機関本体(18)側のブロックには複雑な専用設計が不要であるため、クラッチ装置(31)や油圧操作アクチュエータ(101)を組み込まない内燃機関では、オイルポンプユニット(109)を別のポンプブロックに置き換えれば、機関本体(18)側のブロックをほぼそのまま共用することができる。
この場合、オイルポンプユニット(109)が油圧操作アクチュエータ(101)とポンプブロック(107)が一体化された大型部品であっても、オイルパン接続穴(119)の比較的大きな開口を通して機関本体(18)側のユニット取付壁(104)にオイルポンプユニット(109)を容易に取り付けることが可能になる。
この場合、油圧操作アクチュエータ(101)の二つの油圧調整機構(111A,111B)が相互に平行になってポンプブロック(107)の一側面に対向するように配置されることから、油圧操作アクチュエータ(101)がポンプブロック(107)の一側面にコンパクトに取り付けることが可能になる。このため、オイルポンプユニット(109)全体の小型化を図ることができる。
この場合、ポンプブロック(107)の一側に、従動部材(114)を挟んでアクチュエータ本体部(111A,111B)が配置されるように油圧操作アクチュエータ(101)が取り付けられることから、クラッチ装置(31)や油圧操作アクチュエータ(101)を組み込まない内燃機関で採用するポンプブロックと、ポンプブロック(107)を設計的に容易に共用することができる。
この場合、油圧操作アクチュエータ(101)をポンプブロック(107)に取り付ける複数の締結部材(123)が従動部材(114)の外周の外側に配置されることから、従動部材(114)の作動を阻害することなく、油圧操作アクチュエータ(101)とポンプブロック(107)とを一体化することが可能になる。
この場合、従動部材(114)である歯車が、複数の締結部材(123)の間のスペースを通して、ポンプ駆動歯車(125)と噛合して駆動力を受けるため、チェーン駆動等によってオイルポンプを作動させる場合に比較して、従動部材(114)の周囲の占有スペースを小さくすることができる。したがって、内燃機関全体の小型化を図ることができる。
この場合、伝達歯車(126)とポンプ駆動歯車(125)がアクチュエータ本体部(111A,111B)を間に挟む両側位置に配置されることから、伝達歯車(126)がアクチュエータ本体部(111A,111B)と軸方向でオーバーラップしない。このため、伝達歯車(126)が大径のものであっても、オイルポンプユニット(109)と中継軸(127)とを軸直交方向で容易に近づけることができる。したがって、内燃機関のさらなる小型化を図ることができる。
この場合、オイルポンプユニット(109)のオイルポンプ(P3)とウォータポンプ(130)を共通の入力によって駆動できるようにしつつも、ウォータポンプ(130)を、オイルポンプユニット(109)の油圧操作アクチュエータ(101)と干渉することなく機関本体(18)に配置することができる。
発電機37のステータ39は、ロータ38で囲繞されるようにして発電機カバー35に固定されている。クランクケース26の上部にはスタータモータ(図示せず)が固定され、このスタータモータの駆動力を伝達する減速ギヤ列41のドリブンギヤ42が、ワンウェイクラッチ43を介してロータ38に連結されている。
クランクケース26の左側壁から突出したカウンタシャフト49の左端部にはドライブスプロケット56が一体回転可能に支持されている。ドライブスプロケット56は、後輪WRに一体回転可能に支持したドリブンスプロケット及び無端状のチェーンと共に、二次減速装置としてのチェーン式伝動機構を構成している。
第1クラッチアウタ80は右方に開放する有底円筒状をなし、第2クラッチアウタ90は左方に開放する有底円筒状をなして、互いの底壁をプライマリドリブンギヤ68を挟んで軸方向で対向させている。第1クラッチ機構61は、伝動筒軸65と第1メインシャフト47の間の動力伝達を断接し、第2クラッチ機構62は、伝動筒軸65と第2メインシャフト48の間の動力伝達を断接する。
第1油路87aの左端部からは第1油圧室87に至る第1先端油路87bが径方向に延び、第2油路97aの左端部からは第2油圧室97に至る第2先端油路97bが径方向に延びている。
なお、第1油路87aと第2油路97aは、後述する油圧操作アクチュエータ101の第1流出通路102と第2流出通路103にそれぞれ接続されている。
クラッチ制御ポンプP3から圧送されたオイルは、油圧操作アクチュエータ101で二系統に分かれ、各系統を通過するオイルの圧力が油圧操作アクチュエータ101内で独立して調整されるようになっている。油圧操作アクチュエータ101は、ポンプブロック107の一側面側(ポンプ駆動軸108の軸方向に沿う方向での一側面側)に一体に取り付けられ、ポンプブロック107とともにオイルポンプユニット109を構成している。
25…クランク軸
26…クランクケース
31…クラッチ装置
47…第1メインシャフト(駆動入力軸)
48…第2メインシャフト(駆動入力軸)
61…第1クラッチ機構(クラッチ機構)
62…第2クラッチ機構(クラッチ機構)
101…油圧操作アクチュエータ
104…隔壁(ユニット取付壁)
107…ポンプブロック
108…ポンプ駆動軸
109…オイルポンプユニット
111A…第1油圧調整機構(油圧調整機構,アクチュエータ本体部)
111B…第2油圧調整機構(油圧調整機構,アクチュエータ本体部)
114…ポンプ歯車(歯車,従動部材)
119…オイルパン接続穴
123…ボルト(締結部材)
125…ポンプ駆動歯車
126…伝達歯車
127…中継軸
130…ウォータポンプ
130a…ポンプ駆動軸
E…内燃機関
M…変速機
P3…クラッチ制御ポンプ(オイルポンプ)
Claims (8)
- 機関動力によって回転駆動されるクランク軸(25)と、
前記クランク軸(25)の回転を変速して外部に出力する変速機(M)と、
前記クランク軸(25)と前記変速機(M)の駆動入力軸(47,48)との間でトルクの断接を行う油圧式のクラッチ装置(31)と、
オイルを圧送するオイルポンプ(P3)を含むポンプブロック(107)と、
前記ポンプブロック(107)から圧送されて前記クラッチ装置(31)に供給されるオイルの油圧を制御する油圧操作アクチュエータ(101)と、を備えた内燃機関において、
前記ポンプブロック(107)の一側面に前記油圧操作アクチュエータ(101)が取り付けられてオイルポンプユニット(109)が構成され、
前記オイルポンプユニット(109)が機関本体(18)に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする内燃機関。 - 前記機関本体(18)には、クランクケース(26)の底部のオイルパン接続穴(119)の開口の上方位置にユニット取付壁(104)が設けられ、当該ユニット取付壁(104)に前記オイルポンプユニット(109)が着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
- 前記変速機(M)は前記駆動入力軸(47,48)を二つ有し、
前記クラッチ装置(31)は、前記クランク軸(25)と前記二つの駆動入力軸(47,48)との間で独立してトルクの断接を行う二つのクラッチ機構(61,62)を有し、
前記油圧操作アクチュエータ(101)は、前記二つのクラッチ機構(61,62)に供給するオイルの油圧をそれぞれ制御する二つの油圧調整機構(111A,111B)を有し、当該二つの油圧調整機構(111A,111B)が相互に平行になって前記ポンプブロック(107)の一側面に対向するように前記ポンプブロック(107)に取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関。 - 前記ポンプブロック(107)の一側には、駆動源から駆動トルクを受けて前記オイルポンプ(P3)を作動させる従動部材(114)が配置され、
前記油圧操作アクチュエータ(101)は、アクチュエータ本体部(111A,111B)が前記従動部材(114)を挟んで前記オイルポンプ(P3)と反対側に配置されるように、前記ポンプブロック(107)の一側面に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関。 - 前記油圧操作アクチュエータ(101)は、複数の締結部材(123)が相互に間隔をおいて前記従動部材(114)の外周の外側に配置されるように、当該複数の締結部材(123)によって前記ポンプブロック(107)の一側面に取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載の内燃機関。
- 前記従動部材(114)は歯車によって構成され、
前記従動部材(114)である歯車は、前記複数の締結部材(123)の間のスペースにおいて、ポンプ駆動歯車(125)に噛合することを特徴とする請求項5に記載の内燃機関。 - 一端に駆動源から駆動トルクを受ける伝達歯車(126)が取り付けられ、他端に前記ポンプ駆動歯車(125)が取り付けられた中継軸(127)を備え、
前記中継軸(127)の両端に取り付けられる前記伝達歯車(126)と前記ポンプ駆動歯車(125)とは、前記オイルポンプユニット(109)が機関本体(18)に取り付けられた状態で、前記油圧操作アクチュエータ(101)のアクチュエータ本体部(111A,111B)を間に挟む両側位置に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の内燃機関。 - 機関冷却水を圧送するウォータポンプ(130)を備え、
該ウォータポンプ(130)が前記ポンプブロック(107)の前記油圧操作アクチュエータ(101)の取り付けられる側と逆側の端部に配置されるとともに、当該ウォータポンプ(130)のポンプ駆動軸(130a)が前記オイルポンプ(P3)のポンプ駆動軸(108)に連結されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の内燃機関。
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