JP2015054682A - 水田作業車 - Google Patents

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Abstract

【課題】潤滑油を効率良く冷却することができる水田作業車が要望されている。
【解決手段】潤滑油通路9は、前伝動ケース11側から後伝動ケース12側に潤滑油が流れる第一潤滑油通路91と、後伝動ケース12側から前伝動ケース11側に潤滑油が流れる第二潤滑油通路92と、を有し、第一潤滑油通路91は、側面視において機体フレーム10の長手方向に延びる第一延設部911を有し、第二潤滑油通路92は、側面視において機体フレーム10の長手方向に延びる第二延設部922を有し、第一延設部911及び第二延設部922は、機体フレーム10の下面よりも上方に配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、水田作業車に関する。より詳細には、機体の前後方向に長手方向を有する機体フレームと、機体フレームの前部に設けられ、前輪に動力を伝達する動力伝達機構を収容する前伝動ケースと、機体フレームの後部に設けられ、後輪に動力を伝達する動力伝達機構を収容する後伝動ケースと、前伝動ケースと後伝動ケースとの間で潤滑油を循環させる潤滑油通路と、を備える水田作業車に関する。
上記のような水田作業車として、例えば、特許文献1に記載の水田作業車(文献では「乗用型田植機」)が既に知られている。この水田作業車において、走行機体における機体フレームの前部には、左右の前車輪を操向可能に装備した前伝動ケース(文献では「伝動ケース」)が連結固定されるとともに、機体フレームの後部には、後車輪を左右に装備した後伝動ケース(文献では「後部伝動ケース」)が支持されている。前伝動ケースと後伝動ケースとは、伝動軸を覆うハウジングで連通接続されて、前伝動ケースと後伝動ケースとの間で潤滑油の流動が可能に構成され、伝動系全体が多量の潤滑油で潤滑されるようになっている。
特開2009−92169号公報
しかしながら、上記構成では、潤滑油が前伝動ケースと後伝動ケースとの間を単一のハウジングを介して流動しているため、ハウジング内には、前伝動ケース側から後伝動ケース側に流れる潤滑油と、後伝動ケース側から前伝動ケース側に流れる潤滑油とが、互いに反対方向に流れる状態で混在することになる。そうすると、ハウジング内における両潤滑油の流れが互いに干渉し合うことから、潤滑油が円滑に循環し難くなるため、潤滑油を効率良く冷却することができない。
上記状況に鑑み、潤滑油を効率良く冷却することができる水田作業車が要望されている。
本発明の特徴は、
機体の前後方向に長手方向を有する機体フレームと、
前記機体フレームの前部に設けられ、前輪に動力を伝達する動力伝達機構を収容する前伝動ケースと、
前記機体フレームの後部に設けられ、後輪に動力を伝達する動力伝達機構を収容する後伝動ケースと、
前記前伝動ケースと前記後伝動ケースとの間で潤滑油を循環させる潤滑油通路と、を備え、
前記潤滑油通路は、前記前伝動ケース又は前記後伝動ケースの一方側から他方側に潤滑油が流れる第一潤滑油通路と、前記前伝動ケース又は前記後伝動ケースの他方側から一方側に潤滑油が流れる第二潤滑油通路と、を有し、
前記第一潤滑油通路は、側面視において前記機体フレームの長手方向に延びる第一延設部を有し、
前記第二潤滑油通路は、側面視において前記機体フレームの長手方向に延びる第二延設部を有し、
前記第一延設部及び前記第二延設部は、前記機体フレームの下面よりも上方に配置されていることにある。
本特徴構成によれば、前伝動ケースと後伝動ケースとの間で循環する潤滑油が、第一潤滑油通路と第二潤滑油通路とに分かれて流れることにより、第一潤滑油通路の潤滑油の流れと第二潤滑油通路の潤滑油の流れとが、互いに干渉し合わないことから、潤滑油が円滑に循環し易くなるため、潤滑油を効率良く冷却することができる。また、第一延設部及び第二延設部が機体フレームの下面よりも上方に配置されていることにより、第一延設部及び第二延設部が水田の泥水に浸かり難い。したがって、泥水による第一潤滑油通路及び第二潤滑油通路の劣化が発生し難いため、第一潤滑油通路及び第二潤滑油通路の耐久性が向上する。
さらに、本発明において、
前記第一延設部及び前記第二延設部は、前記機体フレームの上面よりも上方にはみ出していないと好適である。
本特徴構成によれば、第一延設部及び第二延設部が機体フレームの上下長さの範囲内に収まるため、第一潤滑油通路及び第二潤滑油通路をコンパクトに配置することができる。
さらに、本発明において、
前記第一延設部及び前記第二延設部は、前記機体フレームの前部側と後部側とに亘るように延びていると好適である。
本特徴構成によれば、第一延設部及び第二延設部が前後方向に長くなるため、第一延設部及び第二延設部が水田の泥水に更に浸かり難い。
さらに、本発明において、
前記第一延設部及び前記第二延設部は、側面視において前記機体フレームの長手方向に直線状に延びていると好適である。
本特徴構成によれば、第一延設部及び第二延設部が側面視において機体フレームの長手方向に沿うため、第一潤滑油通路及び第二潤滑油通路をコンパクトに配置することができる。
さらに、本発明において、
前記第一延設部は、平面視において前記第一潤滑油通路のうち最も前記機体フレームに近接する部位を有し、
前記第二延設部は、平面視において前記第二潤滑油通路のうち最も前記機体フレームに近接する部位を有していると好適である。
本特徴構成によれば、第一延設部及び第二延設部が機体フレームに近接するため、第一潤滑油通路及び第二潤滑油通路をコンパクトに配置することができる。
さらに、本発明において、
前記前伝動ケースは、無段変速装置を収容する無段変速ケースと、前記無段変速装置からの動力を前記前輪に伝達する動力伝達機構を収容するミッションケースと、前記前輪を支持する前車軸ケースと、を有し、
前記後伝動ケースは、前記後輪を支持する後車軸ケースを有していると好適である。
本特徴構成によれば、第一潤滑油通路及び第二潤滑油通路を介して、無段変速ケース、ミッションケース及び前車軸ケースと、後車軸ケースとの間で、潤滑油を循環させることにより、潤滑油を効率良く冷却することができる。
さらに、本発明において、
前記前車軸ケース及び前記後車軸ケースのうち少なくともいずれか一方は、前記機体フレームに対して上下移動可能に構成され、
前記第一潤滑油通路は、前記上下移動を許容する第一移動許容部を有し、
前記第二潤滑油通路は、前記上下移動を許容する第二移動許容部を有していると好適である。
本特徴構成によれば、前車軸ケース及び後車軸ケースのうち少なくともいずれか一方が、機体フレームに対して上下移動可能(例えば、ローリング可能)に構成されている場合に、当該上下移動が第一移動許容部及び第二移動許容部によって許容されることから、前記上下移動が第一潤滑油通路及び第二潤滑油通路によって阻害されないため、前記上下移動が円滑に行われることになる。
さらに、本発明において、
前記第一延設部は、前記第一移動許容部を介して、前記前車軸ケース及び前記後車軸ケースのうち前記機体フレームに対して上下移動可能に構成されているものと接続され、
前記第二延設部は、前記第二移動許容部を介して、前記前車軸ケース及び前記後車軸ケースのうち前記機体フレームに対して上下移動可能に構成されているものと接続されていると好適である。
本特徴構成によれば、前車軸ケース及び後車軸ケースのうち機体フレームに対して上下移動可能に構成されているものに、第一移動許容部及び第二移動許容部が近接するため、当該上下移動がより円滑に行われることになる。
さらに、本発明において、
前記前車軸ケース及び前記後車軸ケースのうち前記機体フレームに対して上下移動可能に構成されているものに、前記第一移動許容部が接続される第一継ぎ手部と、前記第二移動許容部が接続される第二継ぎ手部と、が設けられ、
前記第一継ぎ手部と前記第二継ぎ手部とは、前記前車軸ケース及び前記後車軸ケースのうち前記機体フレームに対して上下移動可能に構成されているものにおいて、機体の左右方向における一方側と他方側とに振り分けて配置され、
前記第一移動許容部は、前記第一継ぎ手部の側の端部に近付くほど、平面視において機体外側に位置し、かつ、側面視において下方に位置するように斜めに構成され、
前記第二移動許容部は、前記第二継ぎ手部の側の端部に近付くほど、平面視において機体外側に位置し、かつ、側面視において下方に位置するように斜めに構成され、
前記第一継ぎ手部は、前記前車軸ケース及び前記後車軸ケースのうち前記機体フレームに対して上下移動可能に構成されているものにおける前記第一継ぎ手部の側が、最も下方側に移動した場合に、前記第一移動許容部と同一軸心上に位置するように構成され、
前記第二継ぎ手部は、前記前車軸ケース及び前記後車軸ケースのうち前記機体フレームに対して上下移動可能に構成されているものにおける前記第二継ぎ手部の側が、最も下方側に移動した場合に、前記第二移動許容部と同一軸心上に位置するように構成されていると好適である。
前車軸ケース又は後車軸ケースが上下移動した場合、第一継ぎ手部及び第二継ぎ手部に、それぞれ第一移動許容部及び第二移動許容部が接続されていることから、第一移動許容部及び第二移動許容部に変形が生じることが懸念される。この点、第一移動許容部及び第二移動許容部が上記のような斜めに構成されている場合、前車軸ケース又は後車軸ケースが最も下方側に移動した場合、第一移動許容部及び第二移動許容部に生じる変形が一層大きくなり易い。本特徴構成によれば、前車軸ケース又は後車軸ケースが最も下方側に移動した場合、第一継ぎ手部が第一移動許容部と同一軸心上に位置するため、第一移動許容部に生じる変形を抑えることができる。同様に、第二継ぎ手部が第二移動許容部と同一軸心上に位置するため、第二移動許容部に生じる変形を抑えることができる。
さらに、本発明において、
無段変速装置に作動油を補給するチャージポンプを備え、
前記チャージポンプは、前記潤滑油通路で循環される潤滑油を圧送すると好適である。
本特徴構成によれば、潤滑油専用のポンプを設けなくて済むため、部品点数の削減が可能になる。
さらに、本発明において、
前記前伝動ケース及び前記後伝動ケースのうち少なくともいずれか一方には、前記潤滑油通路との連通が遮断された遮断室が形成されていると好適である。
本特徴構成によれば、遮断室内が常に潤滑油によって満たされた状態であるところ、確実な潤滑が要求される部材を遮断室内に配置すれば、当該部材を潤滑油で確実に潤滑することができる。
乗用型田植機を示す側面図である。 乗用型田植機を示す平面図である。 第一潤滑油通路及び第二潤滑油通路を示す平面図である。 第一潤滑油通路を示す側面図である。 第二潤滑油通路を示す側面図である。 潤滑油通路を模式的に示す平面図である。 前車軸ケースを示す背面断面図である。 カラーを示す断面図である。 後車軸を示す断面図である。 デフロックペダル及びブレーキペダルを示す側面図である。 別実施形態に係る第一後継ぎ手部及び第二後継ぎ手部を示す側面図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。
〔乗用型田植機の全体構成〕
図1及び図2には、八条植えの乗用型田植機(本発明に係る「水田作業車」に相当)を示している。乗用型田植機は、機体を走行させる走行機体1を備えている。走行機体1上には、運転部2が設けられている。運転部2は、運転席20、ステアリングハンドル21、デフロックペダル22及びブレーキペダル23を有している。また、走行機体1の前部には、エンジン3及び予備苗載せ台4が設けられている。エンジン3は、ボンネット5によって覆われている。予備苗載せ台4は、ボンネット5の左右に夫々配置されている。また、走行機体1の後部には、苗植付装置6が昇降可能に設けられている。
〔走行機体〕
図3から図6に示すように、走行機体1は、機体フレーム10と、前伝動ケース11と、後伝動ケース12と、潤滑油通路9と、を備えている。
〔機体フレーム〕
機体フレーム10は、機体の前後方向に長手方向を有する左右一対のメインフレームである。機体フレーム10は、前伝動ケース11の上部と後伝動ケース12の上部とを連結している。
〔前伝動ケース〕
前伝動ケース11は、機体フレーム10の前部に設けられ、前輪13に動力を伝達する動力伝達機構を収容している。前伝動ケース11は、無段変速ケース14と、ミッションケース15と、左右一対の前車軸ケース16と、を有している。
〔無段変速ケース〕
無段変速ケース14は、油圧式無段変速装置7(本発明に係る「無段変速装置」に相当)を収容している。無段変速ケース14には、給油口14aが設けられ、給油口14aから潤滑油(ミッションケース15内の潤滑油)が供給される。無段変速ケース14には、排油口14bが設けられ、排油口14bから潤滑油が排出される。
〔ミッションケース〕
ミッションケース15は、油圧式無段変速装置7からの動力を前輪13に伝達する動力伝達機構を収容している。具体的には、ミッションケース15は、前記動力伝達機構として、副変速機構、株間変速機構及びデフ装置を収容している。
〔前車軸ケース〕
図7に示すように、前車軸ケース16は、前輪13を支持している。前車軸ケース16は、固定ケース16Aと、操向ケース16Bと、を有している。
固定ケース16Aは、ミッションケース15の側面に固定されている。固定ケース16A内には、左右向きの第一伝達軸161Aが、軸受161aを介して回転可能に支持されている。第一伝達軸161Aには、べベルギヤ161bが相対回転不能に設けられている。また、固定ケース16Aには、潤滑油を供給するための給油口16aが設けられている。給油口16aは、ボルト16bで栓をされている。また、固定ケース16Aと第一伝達軸161Aとの間には、シール163が設けられている。つまり、前車軸ケース16には、潤滑油通路9との連通が遮断された遮断室164が形成されている。
操向ケース16Bは、前輪13の前車軸13Aを軸受13aを介して回転可能に支持している。前車軸13Aには、べベルギヤ13bが相対回転不能に設けられている。また、操向ケース16Bは、ブッシュ165を介して固定ケース16Aに上下向きの軸心Y周りに揺動可能に支持されている。操向ケース16Bと固定ケース16Aとの間には、パッキン166及びシール167が設けられている。また、操向ケース16Bには、潤滑油を排出するための排油口16cが設けられている。排油口16cは、ボルト16dで栓をされている。また、固定ケース16Aと操向ケース16Bとに亘って、上下向きの第二伝達軸162が設けられている。
第二伝達軸162の上部には、べベルギヤ161bと噛み合うべベルギヤ162aが相対回転不能に設けられ、第二伝達軸162の下端部には、べベルギヤ13bと噛み合う第三べベルギヤ162bが相対回転不能に設けられている。また、第二伝達軸162は、軸受162c、軸受162d及び軸受162eを介して、操向ケース16Bに回転可能に支持され、かつ、軸受162f及び軸受162gを介して、固定ケース16Aに回転可能に支持されている。軸受162cと軸受162dとの間には、カラー169が設けられている。
軸受162fは、第二伝達軸162の上端部を回転自在に支持している。軸受162fは、ボルト(フランジボルト)162hによって第二伝達軸162の上端部に固定されていると共に、サークリップ162iによって固定ケース16Aに固定されている。また、固定ケース16Aには、第二伝達軸162の上端部に臨むように、開口部16eが形成され、開口部16eには、着脱可能なキャップ16fが取り付けられている。
〔カラー〕
図7及び図8に示すように、軸受162cと軸受162gとの間において、第二伝達軸162には、スリーブ168が相対回転可能に外嵌されている。スリーブ168は、円筒状の部材であり、スリーブ168には、第二伝達軸162が嵌入される嵌入孔168aが形成されている。嵌入孔168aは、スリーブ168を軸心Y方向に貫通するように形成されている。また、スリーブ168と固定ケース16Aとの間には、上側シール168bが設けられ、スリーブ168と操向ケース16Bとの間には、下側シール168cが設けられている。また、スリーブ168には、複数の油路168Aが形成されている。本実施形態では、油路168Aが四つ形成されている。四つの油路168Aは、スリーブ168の軸心Y方向視において、スリーブ168の中心Oを基準に等角度(90度)間隔で配置されている。
〔油路〕
油路168Aは、縦油路168dと、上側横油路168eと、下側横油路168fと、を有している。縦油路168dは、嵌入孔168aの外周に沿って、スリーブ168を軸心Y方向に貫通するように形成されている。上側横油路168eは、スリーブ168の軸心Y方向に直交する方向に形成され、縦油路168dの上端部と固定ケース16A(上側シール168bよりも上方側の空間)とを連通させている。下側横油路168fは、スリーブ168の軸心Y方向に直交する方向に形成され、縦油路168dの下端部と操向ケース16B(下側シール168cよりも下方側の空間)とを連通させている。
このような構成により、固定ケース16A(上側シール168bよりも上方側の空間)内の潤滑油は、軸受162gを通過して流れ、上側横油路168eに流入する。そして、当該流入した潤滑油は、上側横油路168eから縦油路168d、下側横油路168fを流れて、操向ケース16B(下側シール168cよりも下方側の空間)に流出する。その後、当該流出した潤滑油は、軸受162c、軸受162d及び軸受162eを通過して流れる。こうして、潤滑油が固定ケース16A側から操向ケース16B側に流通する。なお、上記とは逆の経路を辿って、潤滑油が操向ケース16B側から固定ケース16A側に流通する。
〔突起部〕
ここで、べベルギヤ162aの下端部には、スリーブ168の縦油路168dに係合する複数の突起部162jが形成されている。突起部162jは、べベルギヤ162aの下端部に形成され、縦油路168dの上端部に係合している。本実施形態では、突起部162jが四つ(縦油路168dと同数)形成されている。四つの突起部162jは、スリーブ168の軸心Y方向視において、スリーブ168の中心Oを基準に等角度(90度)間隔で配置されている。突起部162jと上側横油路168eとの間には、隙間Sが形成されている。
このような構成により、べベルギヤ162aが第二伝達軸162と一体的に回転すると、スリーブ168が第二伝達軸162に相対回転可能に外嵌されていたとしても、スリーブ168がべベルギヤ162aと共に第二伝達軸162と一体的に回転する。これにより、スリーブ168によって潤滑油が撹拌されるため、潤滑油の循環が促進される。また、上述のように、突起部162jと上側横油路168eとの間には、隙間Sが形成されているため、突起部162jが潤滑油の流れを阻害することがない。
〔後伝動ケース〕
図3から図6に示すように、後伝動ケース12は、機体フレーム10の後部に設けられ、後輪17に動力を伝達する動力伝達機構を収容している。後伝動ケース12は、後輪17を支持する後車軸ケース18を有している。後車軸ケース18は、機体フレーム10に対して上下移動可能に構成されている。本実施形態では、後車軸ケース18は、機体フレーム10に対して前後向きの軸心周りにローリング可能に構成されている。
後車軸ケース18には、第一後継ぎ手部181(本発明に係る「第一継ぎ手部」に相当)及び第二後継ぎ手部182(本発明に係る「第二継ぎ手部」に相当)が設けられている。
第一後継ぎ手部181と第二後継ぎ手部182とは、後車軸ケース18において機体の左右方向における左方側と右方側とに振り分けて配置され、後車軸ケース18から前方に水平に突出するように設けられている。また、後車軸ケース18には、左回転数センサ設置口183及び右回転数センサ設置口184が設けられている。左回転数センサ設置口183には、左の後輪17の回転数を検知する回転数センサを設置することができ、右回転数センサ設置口184には、右の後輪17の回転数を検知する回転数センサを設置することができる。
ここで、図9に示すように、後車軸17Aには、後輪17が位置決めピン17aによって位置決め固定されている。後車軸17Aには、位置決めピン17aが挿通される位置決めピン用孔17bが形成されている。また、後車軸17Aの外端部には、座金17cがボルト17dで固定されている。これにより、位置決めピン17aが位置決めピン用孔17bから外れても、座金17cによって後輪17が後車軸17Aから外れることがない。
〔潤滑油通路〕
図3から図6に示すように、潤滑油通路9は、前伝動ケース11と後伝動ケース12との間で潤滑油を循環させるものである。潤滑油通路9で循環される潤滑油は、油圧式無段変速装置7に作動油を補給するチャージポンプ8によって圧送される。潤滑油通路9は、第一潤滑油通路91と、第二潤滑油通路92と、を有している。
〔第一潤滑油通路〕
第一潤滑油通路91は、左の機体フレーム10の左外方に配置されている。第一潤滑油通路91は、前伝動ケース11側から後伝動ケース12側に潤滑油が流れる。第一潤滑油通路91は、第一延設部911と、第一後折曲部912と、第一移動許容部913と、を有している。第一延設部911と第一後折曲部912とは、単一の金属製の管状部材(鉄パイプ)によって構成されている。
〔第一延設部〕
第一延設部911は、側面視において機体フレーム10の長手方向(前後方向)に延びている。第一延設部911は、機体フレーム10の下面よりも上方に配置され、かつ、機体フレーム10の上面よりも上方にはみ出していない。つまり、第一延設部911は、機体フレーム10の上下長さの範囲内に収まっている。また、第一延設部911は、側面視において機体フレーム10の長手方向(前後方向)に直線状に延びている。第一延設部911は、機体フレーム10の前部側と後部側とに亘るように延びている。第一延設部911の前端部は、無段変速ケース14の排油口14bと接続され、第一延設部911は、第一後折曲部912及び第一移動許容部913を介して第一後継ぎ手部181と接続されている。第一延設部911の後端部は、第一ステー914を介して左の機体フレーム10に支持されている。また、第一延設部911は、平面視において第一潤滑油通路91のうち最も機体フレーム10に近接する部位911Aを有している。
〔第一後折曲部〕
第一後折曲部912は、第一後継ぎ手部181の側の端部(後端部)に近付くほど、平面視において機体外側に位置し、かつ、側面視において下方に位置するように斜めに構成されている。第一後折曲部912は、第一移動許容部913を介して第一後継ぎ手部181と接続されている。
〔第一移動許容部〕
第一移動許容部913は、後車軸ケース18の上下移動(ローリング)を許容するものである。第一移動許容部913は、可撓性を有する管状部材(ゴムホース)によって構成されている。また、第一移動許容部913の後端部は、第一後継ぎ手部181と接続されている。第一移動許容部913は、第一後継ぎ手部181の側の端部(後端部)に近付くほど、平面視において機体外側に位置し、かつ、側面視において下方に位置するように斜めに構成されている。
〔第二潤滑油通路〕
第二潤滑油通路92は、右の機体フレーム10の右外方に配置されている。第二潤滑油通路92は、後伝動ケース12側から前伝動ケース11側に潤滑油が流れる。第二潤滑油通路92は、側面視においてブレーキペダル23と交差するように配置されている。第二潤滑油通路92は、第二前折曲部921と、第二延設部922と、第二後折曲部923と、第二移動許容部924と、を有している。第二前折曲部921と第二延設部922と第二後折曲部923とは、単一の金属製の管状部材(鉄パイプ)によって構成されている。
〔第二前折曲部〕
第二前折曲部921の前端部は、第二前継ぎ手部161と接続されている。第二前折曲部921は、平面視において前端部が後端部よりも機体内側に位置し、かつ、側面視において前端部が後端部よりも下方に位置するように構成されている。
〔第二延設部〕
第二延設部922は、側面視において機体フレーム10の長手方向(前後方向)に延びている。第二延設部922は、機体フレーム10の下面よりも上方に配置され、かつ、機体フレーム10の上面よりも上方にはみ出していない。つまり、第二延設部922は、機体フレーム10の上下長さの範囲内に収まっている。また、第二延設部922は、側面視において機体フレーム10の長手方向(前後方向)に直線状に延びている。第二延設部922は、機体フレーム10の前部側と後部側とに亘るように延びている。第二延設部922は、第二後折曲部923及び第二移動許容部924を介して第二後継ぎ手部182と接続されている。第二延設部922の後端部は、第二ステー925を介して右の機体フレーム10に支持されている。また、第二延設部922は、平面視において第二潤滑油通路92のうち最も機体フレーム10に近接する部位922Aを有している。
〔第二後折曲部〕
第二後折曲部923は、第二後継ぎ手部182の側の端部(後端部)に近付くほど、平面視において機体外側に位置し、かつ、側面視において下方に位置するように斜めに構成されている。第二後折曲部923は、第二移動許容部924を介して第二後継ぎ手部182と接続されている。
〔第二移動許容部〕
第二移動許容部924は、後車軸ケース18の上下移動(ローリング)を許容するものである。第二移動許容部924は、可撓性を有する管状部材(ゴムホース)によって構成されている。また、第二移動許容部924の後端部は、第二後継ぎ手部182と接続されている。第二移動許容部924は、第二後継ぎ手部182の側の端部(後端部)に近付くほど、平面視において機体外側に位置し、かつ、側面視において下方に位置するように斜めに構成されている。
〔潤滑油の循環経路〕
このような構成により、前伝動ケース11と後伝動ケース12との間で、潤滑油が潤滑油通路9によって、次のようにして循環される。
すなわち、ミッションケース15内の潤滑油が、給油口14aから無段変速ケース14に供給される。そして、無段変速ケース14内の潤滑油が、排油口14bから第一潤滑油通路91に排出される。そして、第一潤滑油通路91内の潤滑油が、第一後継ぎ手部181から後車軸ケース18内に流入する。そして、後車軸ケース18内の潤滑油が、第二後継ぎ手部182から第二潤滑油通路92内に流入する。そして、第二潤滑油通路92内の潤滑油が、第二前継ぎ手部161から右の前車軸ケース16内に流入する。そして、右の前車軸ケース16内の潤滑油は、ミッションケース15や左の前車軸ケース16を経て、再び、給油口14aから無段変速ケース14に供給される。
ここで、図10に示すように、デフロックペダル22は、デフロックロッド24を上下方向に踏込操作可能に構成されている。デフロックロッド24は、ステー25に上下方向に移動可能に支持されている。また、ブレーキペダル23は、左右向きの軸心X周りに揺動可能な揺動軸26に固定されている。ブレーキペダル23は、ブレーキ操作アーム27とターンバックル28を介して連結されている。ブレーキペダル23は、戻り付勢バネ29によって踏込解除側に戻るように付勢されている。戻り付勢バネ29の一端部は、デフロックロッド24を支持するステー25に引っ掛けられ、戻り付勢バネ29の他端部は、揺動軸26に固定されたステー26aに引っ掛けられている。
ブレーキ操作アーム27は、ブレーキペダル23を踏み込み操作していないときに機体フレーム10と干渉しないよう、側面視において略へ字状に形成されて取り付けられている。ターンバックル28は、正面視及び側面視において略垂直となるように構成されている。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態において、第一潤滑油通路91は、前伝動ケース11側から後伝動ケース12側に潤滑油が流れるが、後伝動ケース12側から前伝動ケース11側に潤滑油が流れてもよい。同様に、第二潤滑油通路92は、後伝動ケース12側から前伝動ケース11側に潤滑油が流れるが、前伝動ケース11側から後伝動ケース12側に潤滑油が流れてもよい。
(2)上記実施形態において、第一延設部911及び第二延設部922は、機体フレーム10の上面よりも上方にはみ出していないが、はみ出していてもよい。
(3)上記実施形態において、第一延設部911及び第二延設部922は、機体フレーム10の前部側と後部側とに亘るように延びているが、機体フレーム10の前部側のみに亘るように延びていたり、あるいは、機体フレーム10の後部側のみに亘るように延びていたりしてもよい。
(4)上記実施形態において、第一延設部911及び第二延設部922は、側面視において機体フレーム10の長手方向に直線状に延びているが、曲線状に延びていたり、あるいは、直線状に延びる部分と曲線状に延びる部分とが混在したりしてもよい。
(5)上記実施形態において、第一移動許容部913及び第二移動許容部924は、ゴムホースで構成されているが、可撓性を有する管状部材であれば、ゴムホースに限定するものではない。例えば、第一移動許容部913及び第二移動許容部924を、可撓性を有する蛇腹管で構成してもよい。
(6)上記実施形態では、潤滑油通路9で循環される潤滑油が、チャージポンプ8によって圧送されるが、当該潤滑油を圧送するチャージポンプ8とは別のポンプを設けてもよい。
(7)上記実施形態において、スリーブ168の油路168Aは、四つであるが、三つ以下であっても五つ以上であってもよい。
(8)上記実施形態では、前伝動ケース11が、無段変速ケース14と、ミッションケース15と、を有しているが、これに代えて、後伝動ケース12が、無段変速ケース14と、ミッションケース15と、を有していてもよい。
(9)上記実施形態では、後車軸ケース18が、機体フレーム10に対して上下移動可能(ローリング可能)に構成されているが、これに代えて、前車軸ケース16が、機体フレーム10に対して上下移動可能(ローリング可能)に構成されていてもよいし、前車軸ケース16及び後車軸ケース18の両方が、機体フレーム10に対して上下移動可能(ローリング可能)に構成されていてもよい。また、ローリング式のサスペンションに代えて、ラテラルロッドを備えたファイブリンク式のサスペンションであってもよい。
(10)上記実施形態では、遮断室164が前車軸ケース16に形成されているが、これに代えて、「遮断室」が後車軸ケース18に形成されていてもよいし、「遮断室」が前車軸ケース16及び後車軸ケース18の両方に形成されていてもよい。
(11)上記実施形態では、第一延設部911が第一移動許容部913を介して後車軸ケース18と接続されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、第一延設部911が第一移動許容部913を介さずに後車軸ケース18と接続、つまり、後車軸ケース18と直接接続されていてもよい。つまり、第一移動許容部913は、第一潤滑油通路91におけるいずれかの部位に設けられていればよい。同様に、第二延設部922が第二移動許容部924を介して後車軸ケース18と接続されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、第二延設部922が第二移動許容部924を介さずに後車軸ケース18と接続、つまり、後車軸ケース18と直接接続されていてもよい。つまり、第二移動許容部924は、第二潤滑油通路92におけるいずれかの部位に設けられていればよい。
(12)上記実施形態において、第一後継ぎ手部181及び第二後継ぎ手部182は、後車軸ケース18から前方に水平に突出するように設けられているが、本発明はこれに限定されない。例えば、図11に示すように、第一後継ぎ手部181が、後車軸ケース18における第一後継ぎ手部181の側(左側)が、最も下方側に移動した場合に、第一移動許容部913と同一軸心L1上に位置するように構成され、第二後継ぎ手部182が、後車軸ケース18における第二後継ぎ手部182の側(右側)が、最も下方側に移動した場合に、第二移動許容部924と同一軸心L2上に位置するように構成されていてもよい。
(13)上記実施形態では、後車軸ケース18に、「第一継ぎ手部」としての第一後継ぎ手部181と、「第二継ぎ手部」としての第二後継ぎ手部182と、を設けていたが、これに代えて、左回転数センサ設置口183を「第一継ぎ手部」として利用し、右回転数センサ設置口184を「第二継ぎ手部」として利用してもよい。
(14)上記実施形態において、乗用型田植機は、八条植えであったが、八条植えに限定するものではなく、例えば、三条植え、四条植え、五条植え、六条植え又は十条植えであってもよい。
(15)上記実施形態において、「水田作業車」は、乗用型田植機であったが、直播機であってもよい。
本発明は、機体の前後方向に長手方向を有する機体フレームと、機体フレームの前部に設けられ、前輪に動力を伝達する動力伝達機構を収容する前伝動ケースと、機体フレームの後部に設けられ、後輪に動力を伝達する動力伝達機構を収容する後伝動ケースと、前伝動ケースと後伝動ケースとの間で潤滑油を循環させる潤滑油通路と、を備える水田作業車に利用可能である。
7 油圧式無段変速装置(無段変速装置)
8 チャージポンプ
9 潤滑油通路
10 機体フレーム
11 前伝動ケース
12 後伝動ケース
13 前輪
14 無段変速ケース
15 ミッションケース
16 前車軸ケース
17 後輪
18 後車軸ケース
91 第一潤滑油通路
92 第二潤滑油通路
164 遮断室
181 第一後継ぎ手部(第一継ぎ手部)
182 第二後継ぎ手部(第二継ぎ手部)
911 第一延設部
911A 第一潤滑油通路のうち最も機体フレームに近接する部位
913 第一移動許容部
922 第二延設部
922A 第二潤滑油通路のうち最も機体フレームに近接する部位
924 第二移動許容部
L1 軸心
L2 軸心

Claims (11)

  1. 機体の前後方向に長手方向を有する機体フレームと、
    前記機体フレームの前部に設けられ、前輪に動力を伝達する動力伝達機構を収容する前伝動ケースと、
    前記機体フレームの後部に設けられ、後輪に動力を伝達する動力伝達機構を収容する後伝動ケースと、
    前記前伝動ケースと前記後伝動ケースとの間で潤滑油を循環させる潤滑油通路と、を備え、
    前記潤滑油通路は、前記前伝動ケース又は前記後伝動ケースの一方側から他方側に潤滑油が流れる第一潤滑油通路と、前記前伝動ケース又は前記後伝動ケースの他方側から一方側に潤滑油が流れる第二潤滑油通路と、を有し、
    前記第一潤滑油通路は、側面視において前記機体フレームの長手方向に延びる第一延設部を有し、
    前記第二潤滑油通路は、側面視において前記機体フレームの長手方向に延びる第二延設部を有し、
    前記第一延設部及び前記第二延設部は、前記機体フレームの下面よりも上方に配置されている水田作業車。
  2. 前記第一延設部及び前記第二延設部は、前記機体フレームの上面よりも上方にはみ出していない請求項1に記載の水田作業車。
  3. 前記第一延設部及び前記第二延設部は、前記機体フレームの前部側と後部側とに亘るように延びている請求項1又は2に記載の水田作業車。
  4. 前記第一延設部及び前記第二延設部は、側面視において前記機体フレームの長手方向に直線状に延びている請求項1から3のいずれか一項に記載の水田作業車。
  5. 前記第一延設部は、平面視において前記第一潤滑油通路のうち最も前記機体フレームに近接する部位を有し、
    前記第二延設部は、平面視において前記第二潤滑油通路のうち最も前記機体フレームに近接する部位を有している請求項1から4のいずれか一項に記載の水田作業車。
  6. 前記前伝動ケースは、無段変速装置を収容する無段変速ケースと、前記無段変速装置からの動力を前記前輪に伝達する動力伝達機構を収容するミッションケースと、前記前輪を支持する前車軸ケースと、を有し、
    前記後伝動ケースは、前記後輪を支持する後車軸ケースを有している請求項1から5のいずれか一項に記載の水田作業車。
  7. 前記前車軸ケース及び前記後車軸ケースのうち少なくともいずれか一方は、前記機体フレームに対して上下移動可能に構成され、
    前記第一潤滑油通路は、前記上下移動を許容する第一移動許容部を有し、
    前記第二潤滑油通路は、前記上下移動を許容する第二移動許容部を有している請求項6に記載の水田作業車。
  8. 前記第一延設部は、前記第一移動許容部を介して、前記前車軸ケース及び前記後車軸ケースのうち前記機体フレームに対して上下移動可能に構成されているものと接続され、
    前記第二延設部は、前記第二移動許容部を介して、前記前車軸ケース及び前記後車軸ケースのうち前記機体フレームに対して上下移動可能に構成されているものと接続されている請求項7に記載の水田作業車。
  9. 前記前車軸ケース及び前記後車軸ケースのうち前記機体フレームに対して上下移動可能に構成されているものに、前記第一移動許容部が接続される第一継ぎ手部と、前記第二移動許容部が接続される第二継ぎ手部と、が設けられ、
    前記第一継ぎ手部と前記第二継ぎ手部とは、前記前車軸ケース及び前記後車軸ケースのうち前記機体フレームに対して上下移動可能に構成されているものにおいて、機体の左右方向における一方側と他方側とに振り分けて配置され、
    前記第一移動許容部は、前記第一継ぎ手部の側の端部に近付くほど、平面視において機体外側に位置し、かつ、側面視において下方に位置するように斜めに構成され、
    前記第二移動許容部は、前記第二継ぎ手部の側の端部に近付くほど、平面視において機体外側に位置し、かつ、側面視において下方に位置するように斜めに構成され、
    前記第一継ぎ手部は、前記前車軸ケース及び前記後車軸ケースのうち前記機体フレームに対して上下移動可能に構成されているものにおける前記第一継ぎ手部の側が、最も下方側に移動した場合に、前記第一移動許容部と同一軸心上に位置するように構成され、
    前記第二継ぎ手部は、前記前車軸ケース及び前記後車軸ケースのうち前記機体フレームに対して上下移動可能に構成されているものにおける前記第二継ぎ手部の側が、最も下方側に移動した場合に、前記第二移動許容部と同一軸心上に位置するように構成されている請求項8に記載の水田作業車。
  10. 無段変速装置に作動油を補給するチャージポンプを備え、
    前記チャージポンプは、前記潤滑油通路で循環される潤滑油を圧送する請求項1から9のいずれか一項に記載の水田作業車。
  11. 前記前伝動ケース及び前記後伝動ケースのうち少なくともいずれか一方には、前記潤滑油通路との連通が遮断された遮断室が形成されている請求項1から10のいずれか一項に記載の水田作業車。
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