JP2014529516A5 - 無機ナノコーティングが下塗りされた有機フィルムを形成する方法 - Google Patents

Claims (16)

1. ａ）共押出しプロセスにより共押出し有機フィルム基材を形成するステップと、
   ｂ）金属化のためにフィルム基材の濡れ性を増強するために、開放雰囲気において、フィルム基材の表面上に第１無機ナノコーティング層を直接堆積させるステップであって、前記第１無機ナノコーティング層がシリカであり、前記無機ナノコーティング層は、全ての巻回の前に前記フィルム基材の少なくとも１つの表面上に堆積されるとともに共押出しプロセスを用いたインラインのプロセスにて堆積され、前記無機ナノコーティング層は８ｎｍ未満の平均厚さであり、かつ前記無機ナノコーティング層の表面粗さは５ｎｍ未満の二乗平均平方根値によって特徴付けられるステップと、
   ｃ）前記第１無機ナノコーティング層上に真空金属化プロセスによって金属層を直接堆積させてコーティングされたフィルム基材を形成するステップであって、前記金属層は金属酸化物層ではなく、前記金属層はアルミニウムであり、かつ前記金属層は５乃至５０ｎｍの厚さを有するステップと、
   を含む、方法。
2. ａ）共押出しプロセスにより共押出し有機フィルム基材を形成するステップと、
   ｂ）フィルム基材のブロッキングを実質的に阻害するために、開放雰囲気においてフィルム基材の表面上に第１無機ナノコーティング層を直接堆積させるステップであって、前記第１無機ナノコーティング層がシリカであり、前記無機ナノコーティング層は、全ての巻回の前に前記フィルム基材の少なくとも１つの表面上に堆積されるとともに共押出しプロセスを用いたインラインのプロセスにて堆積され、前記無機ナノコーティング層は８ｎｍ未満の平均厚さであり、かつ前記無機ナノコーティング層の表面粗さは５ｎｍ未満の二乗平均平方根値によって特徴付けられるステップと、
   ｃ）前記第１無機ナノコーティング層上に真空金属化プロセスによって金属層を直接堆積させるステップであって、前記金属層は金属酸化物層ではなく、前記金属層はアルミニウムであり、かつ前記金属層は５乃至５０ｎｍの厚さを有するステップと、
   を含む、方法。
3. 前記無機ナノコーティング層は、前記フィルム基材の少なくとも１つの表面上に、燃焼化学蒸着によって堆積される、請求項１または２に記載の方法。
4. 前記無機ナノコーティング層は、前記フィルム基材の少なくとも１つの表面上に、プラズマ強化化学蒸着によって堆積される、請求項１または２に記載の方法。
5. 前記無機ナノコーティング層は、火炎の再配向によって実質的に堆積される、請求項１または２に記載の方法。
6. 前記無機ナノコーティング層は、プラズマ場の電気再配向によって実質的に堆積される、請求項１または２に記載の方法。
7. 前記フィルム基材は、キャストフィルム、一軸配向キャストフィルム、または二軸配向キャストフィルムである、請求項１または２に記載の方法。
8. 前記フィルム基材はブローンフィルムである、請求項１または２に記載の方法。
9. 前記フィルム基材は二軸フィルムである、請求項１に記載の方法。
10. 前記フィルム基材は、バイオベースポリマーフィルムである、請求項１または２に記載の方法。
11. 前記フィルム基材は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ乳酸、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステル、およびそれらのコポリマー、並びにそれらの混合物のうちから選択されるコアポリマー層を含む、請求項１または２に記載の方法。
12. 前記コーティングされたフィルム基材は、２．０ｇ／ｍ^２／日以下の水蒸気透過率を有する、請求項１に記載の方法。
13. 前記コーティングされたフィルム基材は、１０ｃｃ／ｍ^２・日以下の酸素透過率を有する、請求項１に記載の方法。
14. 透明なバリア層を形成するために、少なくとも１つの付加的な無機ナノコーティング層が施される、請求項１に記載の方法。
15. 前記無機ナノコーティング層は、ラミネーションの前に、前記フィルム基材の少なくとも１つの表面上に実質的に堆積される、請求項２に記載の方法。
16. 第１無機ナノコーティング層を堆積させるステップと、金属層を堆積させるステップとの間に、コーティングされたフィルム基材が巻回される、請求項１または２に記載の方法。