JP2014223111A - 乗物用シート - Google Patents
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Abstract
【課題】シートパッドの硬さの違いを、シートパッドの材質を変えることなく簡単に出せるようにする。
【解決手段】着座乗員の荷重を和らげて受け止めるバックパッド10(シートパッド)と、バックパッド10を裏面側から支えるシェル20と、を有するシート1である。バックパッド10には、そのシェル20と当接する裏面部に、シェル20との当接を部分的に避ける凹条溝11(凹部)が形成されている。
【選択図】図2
【解決手段】着座乗員の荷重を和らげて受け止めるバックパッド10(シートパッド)と、バックパッド10を裏面側から支えるシェル20と、を有するシート1である。バックパッド10には、そのシェル20と当接する裏面部に、シェル20との当接を部分的に避ける凹条溝11(凹部)が形成されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、着座乗員の荷重を和らげて受け止めるシートパッドと、シートパッドを裏面側から支持する支持部材と、を有する乗物用シートに関する。
従来、車両用シートにおいて、シートパッドの中央部と両サイド部とが異なる硬さで形成されたものが知られている(特許文献1)。上記シートパッドの硬さの違いは、硬さの異なる発泡ウレタンを一体成形して組み合わせることによって出されている。
しかし、上記従来技術では、硬さの違う発泡ウレタン間の境界にバラつきが生じやすくなるばかりでなく、扱うパッドの種類が増えるため、構成も煩雑となってしまう。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、シートパッドの硬さの違いを、シートパッドの材質を変えることなく簡単に出せるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の乗物用シートは次の手段をとる。
第1の発明は、着座乗員の荷重を和らげて受け止めるシートパッドと、シートパッドを裏面側から支える支持部材と、を有する乗物用シートである。シートパッドには、その支持部材と当接する裏面部に、支持部材との当接を部分的に避ける凹部が形成されている。
第1の発明は、着座乗員の荷重を和らげて受け止めるシートパッドと、シートパッドを裏面側から支える支持部材と、を有する乗物用シートである。シートパッドには、その支持部材と当接する裏面部に、支持部材との当接を部分的に避ける凹部が形成されている。
この第1の発明によれば、シートパッドの裏面部に支持部材との当接を部分的に避ける凹部が形成されることで、同凹部の形成された領域では、シートパッドが着座乗員の荷重を受けて押し撓まされても、支持部材からの支持を受けない状態となり、シートパッドの硬さが部分的に和らげられた状態となる。このように、シートパッドの硬さの違いを、シートパッドの材質を変えることなく簡単に出すことができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。凹部がシートパッドの裏面部に複数設けられている。各凹部間に挟まれた領域部が、シートパッドの撓み変形時に各凹部に先行して支持部材に押し当てられて支持される凸部として形成されている。凸部は、その支持部材に当たる先端側に向かって先細り状の形に形成されている。
この第2の発明によれば、シートパッドが着座乗員の荷重を受けて押し撓まされる際、凸部が各凹部に先行して支持部材に押し当てられるが、その押し当てられる態様は、始めは接触面積が少なく、撓み量の増大に伴って徐々に接触面積が増えていく態様となる。これにより、接触面積の少ない当たり始め(撓み始め)は、シートパッドの硬さを軟らかくすることができ、撓みの進行に伴う接触面積の増大によって、徐々にシートパッドの硬さを硬くすることができ、シートパッドを乗り心地の良い硬さを持たせた状態に仕上げることができる。
第3の発明は、上述した第1又は第2の発明において、次の構成とされているものである。凹部が、シートパッドの裏面部に、裏面部の面内方向に沿って筋状に延びる凹条溝として横並び状に複数設けられた状態とされている。各凹条溝間に挟まれた領域部が、シートパッドの撓み変形時に各凹条溝に先行して支持部材に押し当てられる凸条部として形成されている。上記凸条部において、更に、その筋状に延びる方向に凹凸が繰り返される凹凸形状が形成されている。
この第3の発明によれば、シートパッドの裏面部の広い領域に亘って、裏面部の面内方向の一方とこの一方に垂直な他方とにそれぞれ凹凸が交互に繰り返される形状を簡単に形成することができる。
第4の発明は、上述した第3の発明において、次の構成とされているものである。シートパッドの裏面部に、上述した凹条溝と凸条部とが、シート幅方向に並んでそれぞれ複数設けられている。各凹条溝と各凸条部とは、それぞれ、シートパッドの幅方向の中央を中心とした左右対称な形に並んで形成されている。各凸条部に形成される凹凸形状は、それぞれ、隣り合う他の凸条部に形成される凹凸形状と凹凸の位置がずれて配置された形状とされている
この第4の発明によれば、着座乗員の荷重をその中心付近で、左右均等に、かつ、支持点を等分布に近い状態に配置させて支えることができるようになる。したがって、シートパッドをより乗り心地の良い硬さを持たせた状態に仕上げることができる。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1のシート1の構成について、図1〜図10を用いて説明する。本実施例のシート1は、図1に示すように、自動車の助手席として構成されており、着座乗員の背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を備えて構成されている。シートバック2は、シートクッション3の後端部に、図示しないリクライナを介して連結されており、シートクッション3に対する背凭れ角度の調整が行える状態とされている。シートクッション3は、車両のフロア上に、図示しない左右一対のスライドレールを間に介して連結されており、フロアに対する前後方向の設置位置の調整が行える状態とされている。
上述したシートバック2は、図1〜図2に示すように、その骨格を成す図示しない枠状のバックフレームと、バックフレームの枠部間に組み付けられて着座乗員の荷重を軟らかく受け止める発泡ウレタン製のバックパッド10と、バックパッド10の表面全体を外周側から覆う布製のバックカバー2Dと、バックパッド10の背面部(裏面部)を覆う樹脂製のシェル20と、を備えた構成となっている。ここで、バックパッド10が本発明の「シートパッド」に相当し、シェル20が本発明の「支持部材」に相当する。
上述したバックフレームは、シートバック2の外周形状に沿った枠状の骨組みを成す形に形成されている。バックパッド10は、上述したバックフレームの前面部にシート前方側からセットされて一体的に結合されることにより、バックフレーム全体をシート前方側から広く覆った状態に組み付けられた状態とされている。バックカバー2Dは、上述したバックパッド10にシート前方側から被せ付けられて、その周縁部がシート後側に引張り込まれてバックフレームに止着されることにより、バックパッド10の表面全体を広く覆った状態に張設された状態とされている。シェル20は、図2に示すように、上述した図示しないバックフレームの両サイドの枠部間にシート後方側から組み付けられて一体的に結合されることにより、バックフレームやバックパッド10をシート後方側から広く覆った状態に設けられた状態とされている。
上述したシートバック2は、図1に示すように、そのシート幅方向の中央領域が、着座乗員の背部や腰部をシート後方側から受け止める中央支持部2Aとして、その背部を受け止める高さ方向の中央領域が後方側に凹み、腰部を受け止める下方側領域が前方側に膨らんだ、側面視S字状に湾曲した面形状に形成された状態とされている。また、シートバック2は、上述した中央支持部2Aの左右両側の領域部が、着座乗員の背部や腰部を両外側から受け止めるサイドサポート部2Bとして、上述した中央支持部2Aよりもシート前方側に山状に大きく膨らんだ形に形成されている。また、シートバック2は、上述した中央支持部2Aの上側の領域部が、着座乗員の頭部をシート後方側から受け止めるヘッドレスト部2Cとして、シート上方側に山状に膨らむと共に、中央支持部2Aよりもシート前方側に膨らんだ形となって形成されている。
上述したシートバック2の表側面や外周面の外形形状は、その内部のバックパッド10の形状によって形作られている。具体的には、バックパッド10は、いわゆるバケットシートの形状を成す形に形成されており、その表側面が、着座乗員の背部や腰部をシート後方側や両外側から包み込むようにシート後方側に凹状に湾曲した形に形成されている。また、バックパッド10は、その裏側面が、上述した表側面の形に沿うように、その中央部10Aが側面視S字状の形に湾曲し、左右両サイド部10Bや上部がそれらの周縁側に向かってシート前方側に丸みを帯びた形となるように湾曲した形に形成されている。
上述したバックパッド10は、そのシートバック2の左右両側のサイドサポート部2Bを形作っている両サイド部10Bが、上述した図示しないバックフレームの左右両サイドの枠部にシート前方側から組み付けられていることにより、バックフレームの両サイドの枠部によって両外側と後方側とからそれぞれ強く支持された状態とされている。また、バックパッド10は、図2に示すように、その着座乗員の背部や腰部を支えるシートバック2の中央支持部2Aを形作っている中央部10Aが、上述したシェル20によって裏面側(背面側)から広くあてがわれていることにより、同シェル20によってシート後方側から強く支持された状態とされている。
上述したシェル20は、バックパッド10の背面形状に沿って湾曲した形に形成されており、その左右両側の縁部が、上述した図示しないバックフレームの左右両サイドの枠部にシート後方側から組み付けられて一体的に結合された状態とされている。したがって、上記バックフレームに一体的に結合されたシェル20により、バックパッド10の中央部10Aや両サイド部10Bが、それぞれ、シェル20によってシート後方側(裏面側)から強く面支持された状態として、着座乗員の背部や腰部から受ける強い体圧を受け止めることができるようになっている。
しかし、上記のように、バックパッド10がシェル20によってシート後方側から強く支持される構成では、バックパッド10の中央部10Aに着座乗員の背部や腰部から強い体圧がかけられた際に、バックパッド10が軟らかすぎると、中央部10Aがシェル20との間で底付きする位置まで撓み切ってしまうおそれがある。そのため、上記バックパッド10は、上述した中央部10Aがシェル20との間で底付きしない程度に分厚く、かつ、適度な硬さを有して形成された状態とされている。しかし、上記のようにバックパッド10が底付きしない程度の硬さをもって形成されていることにより、バックパッド10の中央部10Aに着座乗員の背部や腰部の体圧がかけられ始める最初の感触(剛性)が硬すぎてしまい、良好な乗り心地が得られないという問題が生じる。
そこで、上記中央部10Aの体圧がかけられ始める最初の感触(剛性)を軟らかくするために、中央部10Aの裏面部(背面部)には、上記シェル20との当接を部分的に避ける構成とする複数の凹凸形状(凹条溝11と凸条部12)が形成されている。ここで、各凹条溝11が本発明の「凹部」に相当する。具体的には、図3〜図4に示すように、上記凹凸形状は、上記中央部10Aの裏面部に、同裏面部の形状に沿って高さ方向に筋状に延びる凹条溝11がシート幅方向の5箇所に形成され、同凹条溝11の形成によってこれらの間に各凹条溝11よりもシート後方側に突出する筋状の凸条部12が形成されることにより、上記中央部10Aの裏面部にシート幅方向に凹凸が繰り返される形となって形成された状態とされている。
上述した各凸条部12は、図5に示すように、それらの長手方向(筋状に延びる方向)とは垂直な短手方向の断面で切った横断面形状が、寸胴な形に突出するのではなく、先端側に向かって先細り状となっていく切頭山形状に形成されている。また、上述した各凸条部12は、図6に示すように、それらの筋状に延びる長手方向の断面で切った縦断面形状が、突出先の先端面が波状に起伏した形となるように肉抜きされた凸部位12Aと凹部位12Bとを有した凹凸形状に形成されている。ここで、各凹部位12Bが本発明の「凹部」に相当する。上記各凸条部12の凸部位12Aと凹部位12Bとが交互に繰り返される凹凸形状は、図3〜図4に示すように、各凸条部12の長手方向の大部分の領域に亘って広く形成された状態とされている。これにより、上記バックパッド10の中央部10Aの裏面部には、シート高さ方向にも凹凸が繰り返される凹凸形状が、シート幅方向の複数箇所(4箇所)に形成された状態とされている。
上述した各凸条部12に形成された凸部位12Aと凹部位12Bとが繰り返される波形状は、図6に示すように、全体が滑らかな湾曲面によって形成されている。これにより、各凸条部12を構成する一つ一つの凸部位12Aや凹部位12Bは、それぞれ、寸胴な形に突出したり凹んだりするのではなく、先細り状に滑らかに湾曲する形に膨らんだり(突出したり)凹んだりする形に形成された状態とされている。
上記構成により、上述した中央部10Aの裏面部の凹凸形状(凹条溝11と凸条部12)が形成されている領域は、図5〜図6に示すように、シートバック2に着座乗員の背凭れ荷重がかけられる前の初期状態では、バックカバー2Dの張設に伴う押し付け力により、その背裏側のシェル20に対して、その各凸条部12の凸部位12Aの先端のみが当接した、接触面積の少ない状態で支えられた状態とされるようになっている。このように、バックパッド10の中央部10Aは、そのシェル20による支持面積が部分部分で抜かれた構成により、着座乗員の背部や腰部から荷重を受け始める際に、比較的容易に撓んで、体圧がかけられ始める凭れ始めの感触(剛性)を軟らかくするようになっている。
上述した初期状態時にシェル20に当接している各凸条部12の凸部位12Aは、それぞれ、それらのシート幅方向で切った横断面(図5参照)も長手方向で切った縦断面(図6参照)も、先端側に向かって先細り状となっていく山形状に形成されているため、乗員の体圧がかけられて押し潰されていく撓み量の増大に伴って、シェル20に対する接触面積が漸次増大していき、体圧を受け止める感触(剛性)を漸次増大させていくようになっている。
更に、上記各凸条部12は、図7〜図8に示すように、上述した各凸部位12Aが完全に撓みきる位置まで押し潰されると、各凹部位12Bもシェル20に当接した状態となり、シェル20に対する接触面積を更に増大させて、体圧を受け止める感触(剛性)を更に増大させるようになっている。そして更に、図9〜図10に示すように、上記バックパッド10の中央部10Aは、各凸条部12が完全に撓みきる位置まで押し潰されると、各凹条溝11もシェル20に当接した状態となり、シェル20に対する接触面積を更に増大させて、体圧を受け止める感触(剛性)を更に増大させるようになっている。
以上のように、バックパッド10の中央部10Aは、乗員の体圧がかけられ始める初期の撓み領域から、撓みの進行に伴って、シェル20に対する接触面積を漸次増大させていくようになっていることで、撓み始めの感触がソフトでありながら、徐々に適度な硬さまで硬さを増していき、乗員の体圧を底付きすることなく受け止めることのできる、乗り心地の良い硬さを持った状態に仕上げられた状態とされている。
ここで、上述した各凹条溝11は、バックパッド10のシート幅方向の中央と、その左右両隣と、その更に左右両隣と、の計5箇所に、バックパッド10の幅方向の中央を中心とした左右対称な形に並んで形成された状態とされている。このうち、両外端側に形成された2本の各凹条溝11は、残りの中央3本の各凹条溝11に対して、互いの上端側の高さ位置は揃った位置に形成されているが、下端側の長さが短く形成された構成となっている。これにより、上記バックパッド10の中央部10Aの、乗員の腰部下の両サイド領域を支える部位の支持剛性が、腰部下の中央領域を支える部位の支持剛性よりも高められた状態とされている。そしてこれにより、バックパッド10の中央部10Aが、乗員の腰部を下方側から包み込むような形で剛性を発揮する態様で受け止められるようになっている。
また、上述した各凹条溝11の間に形成された各凸条部12は、それらに形成された各凸部位12Aと各凹部位12Bとによる凹凸形状が、バックパッド10の幅方向の中央を中心とした左右対称な形となるように、中心より右側或いは左側の領域内における互いに隣り合う他の凸条部12の凹凸形状と高さ方向に半ピッチずつずれた関係となる形に形成された状態とされている。これにより、上記バックパッド10の中央部10Aによって、着座乗員の荷重を、左右均等に、かつ、支持点を広く分散させて支えることができるようになっている。
このように、本実施例のシート1によれば、バックパッド10(シートパッド)の裏面部にシェル20(支持部材)との当接を部分的に避ける凹部(各凹条溝11や各凸条部12の凹部位12B)が形成されていることにより、同凹部(各凹条溝11や各凸条部12の凹部位12B)の形成された領域では、バックパッド10が着座乗員の荷重を受けて押し撓まされても、シェル20からの支持を受けない状態となり、バックパッド10の硬さが部分的に和らげられた状態となる。このように、バックパッド10の硬さの違いを、バックパッド10の材質を変えることなく簡単に出すことができる。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の「乗物用シート」は、自動車の助手席以外のシートにも適用することができるほか、鉄道等の自動車以外の車両に適用されるシートであってもよく、また、航空機、船舶等の様々な乗物用に供されるシートにも広く適用することができるものである。また、本発明の構成は、乗物用シートのシートバックやヘッドレストにも適用することができるものである。
また、支持部材は、上記実施例で示したような樹脂製のシェルに限らず、シートパッドの一部又は全部を裏面側から支えることのできる部材であれば、その材質や形状に関係なく種々のものを適用することができるものである。具体的には、シートバックにおけるバックボードやランバーサポート、シートクッションにおけるクッションパネル等の部材が挙げられる。
また、シートパッドに形成される凹部の形状は、筋状に延びる形のものに限定されず、矩形状や円形状、三角形状など、種々の形を採用することができるものである。また、凹部は、一つでも複数でもあっても良い。また、凹部を、シートパッドの裏面部に同裏面部の面内方向に沿って筋状に延びる凹条溝として形成する場合、その延びる方向は、上記面内方向におけるどの方向に向かって延びるものであっても構わない。また、複数の凹条溝が上記面内方向における互いに異なる方向に延びるように形成されるものであってもよい。また、凹条溝や凸条部は、形成される部位によってそれぞれの凹凸の深さが異なるように形成されたものであってもよい。
また、上記実施例では、凸条部にも波状の凹凸形状を形成する凸部位と凹部位とが形成された構成を示したが、凸条部が凹凸のない寸胴な形に突出して形成されたものであっても構わない。また、凹条溝に、波状の凹凸形状を成す凸部位と凹部位とが形成されていてもよい。また、凸条部に形成される凹凸形状も、凹条溝に形成される凹凸形状も、それぞれの凹凸の深さが一様でなく、部位によって凹凸の深さが異なるように形成されたものであってもよい。
また、凹部(凹条溝)が複数形成されてその間に形成される凸部(凸条部)は、その先端面が、シートパッドの裏面部の一般面と面一となっているものの他、一般面よりも突出していてもよく、また、一般面まで届かない程度にしか突出していない形状とされているものであってもよい。また、凹部は、シートパッドの裏面部の全領域に散在して形成されているものであってもよく、一部領域にのみ形成されたものであってもよい。
1 シート(乗物用シート)
2 シートバック
2A 中央支持部
2B サイドサポート部
2C ヘッドレスト部
2D バックカバー
3 シートクッション
10 バックパッド(シートパッド)
10A 中央部
10B サイド部
11 凹条溝(凹部)
12 凸条部
12A 凸部位
12B 凹部位(凹部)
20 シェル(支持部材)
2 シートバック
2A 中央支持部
2B サイドサポート部
2C ヘッドレスト部
2D バックカバー
3 シートクッション
10 バックパッド(シートパッド)
10A 中央部
10B サイド部
11 凹条溝(凹部)
12 凸条部
12A 凸部位
12B 凹部位(凹部)
20 シェル(支持部材)
Claims (4)
- 着座乗員の荷重を和らげて受け止めるシートパッドと、該シートパッドを裏面側から支える支持部材と、を有する乗物用シートであって、
前記シートパッドには、その前記支持部材と当接する裏面部に、該支持部材との当接を部分的に避ける凹部が形成されていることを特徴とする乗物用シート。 - 請求項1に記載の乗物用シートであって、
前記凹部が前記シートパッドの裏面部に複数設けられており、当該各凹部間に挟まれた領域部が前記シートパッドの撓み変形時に前記各凹部に先行して前記支持部材に押し当てられて支持される凸部として形成されており、前記凸部がその前記支持部材に当たる先端側に向かって先細り状の形に形成されていることを特徴とする乗物用シート。 - 請求項1又は請求項2に記載の乗物用シートであって、
前記凹部が前記シートパッドの裏面部に該裏面部の面内方向に沿って筋状に延びる凹条溝として横並び状に複数設けられた状態とされており、当該各凹条溝間に挟まれた領域部が前記シートパッドの撓み変形時に前記各凹条溝に先行して前記支持部材に押し当てられる凸条部として形成されており、前記凸条部において更にその筋状に延びる方向に凹凸が繰り返される凹凸形状が形成されていることを特徴とする乗物用シート。 - 請求項3に記載の乗物用シートであって、
前記シートパッドの裏面部に前記凹条溝と前記凸条部とがシート幅方向に並んでそれぞれ複数設けられており、当該各凹条溝と各凸条部とはそれぞれ前記シートパッドの幅方向の中央を中心とした左右対称な形に並んで形成されており、前記各凸条部に形成される前記凹凸形状は、それぞれ、隣り合う他の凸条部に形成される凹凸形状と凹凸の位置がずれて配置された形状とされていることを特徴とする乗物用シート。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017113491A (ja) * | 2015-12-26 | 2017-06-29 | タカノ株式会社 | 座及び椅子 |
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JPH0546360U (ja) * | 1991-12-02 | 1993-06-22 | プラス株式会社 | 椅子のクッション装置 |
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2013
- 2013-05-15 JP JP2013102737A patent/JP2014223111A/ja active Pending
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