JP2014214027A - シート搬送装置、及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】構成を複雑にする駆動手段が不要で、また、不要に動いてしまうフラッパを使用することなく、シートを良好にスイッチバックさせることができるシート搬送装置を提供することにある。
【解決手段】第1搬送路31から分岐部Bを介して第2搬送路32に搬送されるシートPの一方の面をガイドする第1ガイドG1と、第2搬送路32においてスイッチバックされて第2搬送路32から分岐部Bを介して第3搬送路33に搬送されるシートPの他方の面をガイドする第2ガイドG2とを備えたシート搬送装置30において、第2ガイドG2の分岐部Bに対応する位置に開口する吐出口Aを有し、ファン38からのエアaを吐出口Aから分岐部Bを介して第1ガイドG1に吹き付けてスイッチバック時のシートPを第3搬送路33に導くダクト39を備えている。
【選択図】図3
【解決手段】第1搬送路31から分岐部Bを介して第2搬送路32に搬送されるシートPの一方の面をガイドする第1ガイドG1と、第2搬送路32においてスイッチバックされて第2搬送路32から分岐部Bを介して第3搬送路33に搬送されるシートPの他方の面をガイドする第2ガイドG2とを備えたシート搬送装置30において、第2ガイドG2の分岐部Bに対応する位置に開口する吐出口Aを有し、ファン38からのエアaを吐出口Aから分岐部Bを介して第1ガイドG1に吹き付けてスイッチバック時のシートPを第3搬送路33に導くダクト39を備えている。
【選択図】図3
Description
本発明は、搬送路から分岐部を介して搬送されてきたシートを、スイッチバックさせることで、別の搬送路に搬送するシート搬送装置、及びこれを備えた画像形成装置に関する。
複写機,プリンタ,FAX等の画像形成装置において、シートの搬送路を切り替える手段として、一般にフラッパ(切替え部材)が使用される。フラッパとしては、上流側の搬送路から搬送されてきたシートを、分岐部で2つの搬送路に分岐する搬送路を切り替えるものの外、シートのスイッチバックに対応したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このフラッパは、搬送されてきたシートを第一の積載部と、これとは別の積載部とに振り分けるものである。分岐部に配設されたフラッパを一方に切り替えると、分岐部を通過したシートは、第一の積載部に排出される。これに対し、シートの後端が分岐部を通過した後に、フラッパを他方に切り替え、さらに第一の排紙ローラを反転することにより、シートをスイッチバックさせて別の積載部に排出することができる。特許文献1には、フラッパを駆動するための手段については記載はないが、フラッパの切り替えは、一般に、ソレノイドのON・OFFによって行われる。
また、図6(A)〜(D)に、スイッチバックに対応した別のフラッパを示す。同図に示すフラッパFは、駆動手段を持たないで、自重によって切替えを行うものである。フラッパFは、分岐部Bに揺動自在に配設されていて、自然状態では、図6(A)に示すように、第1搬送路101の出口を塞いでいる。第1搬送路101を下方から矢印K1方向に搬送されてきたシートPは、その先端P1をフラッパFに衝突させて、図6(B)に示す位置に退避させて分岐部Bを通過して、さらに矢印K1方向に搬送される。搬送ローラ対104の矢印R1方向の回転によって搬送されたシートPの後端P2がフラッパF(分岐部B)を抜けると、図6(C)に示すように、フラッパFは自重によって元の位置に復帰して、第1搬送路101の出口を閉じる。シートPの後端P2が搬送ローラ対104を抜ける前に、搬送ローラ対104を停止させ、その後、図6(D)に示すように、搬送ローラ対104を矢印R2方向に反転させる。これにより、シートPは、スイッチバックされて後端P2を先頭にして、矢印K2方向に搬送され、第3搬送路103に搬送される。
しかしながら、特許文献1のものは、フラッパをソレノイド等の駆動手段で駆動するため、フラッパの切り替え動作を確実にして、紙詰まり等を防止できるものの、駆動手段が必要であるため、構成が複雑になるという問題があった。
一方、図6に示すものは、構成は簡単であるものの、動作が不安定であるため、紙詰まりが発生するおそれがあった。すなわち、フラッパFは、シートPが第1搬送路101から第2搬送路102に搬送される際には、薄いシートPの衝突によっても容易に退避することが求められ、この点で軽い方が好ましい。これに対し、フラッパFが軽いと、図6(D)に示すように、シートPを第3搬送路103に導く際に、シートPの先頭となる後端P2が衝突した場合、特にシートPが厚紙等であった場合に、不要に動いてしまうことがある。この場合には、シートPが紙詰まりを起こすという問題が発生する。
そこで、本発明は、構成を複雑にする駆動手段が不要で、また、不要に動いてしまうフラッパを使用することなく、シートを良好にスイッチバックさせることができるシート搬送装置、及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明のシート搬送装置は、第1搬送路から分岐部を介して第2搬送路に搬送されるシートの一方の面をガイドする第1ガイドと、前記第2搬送路においてスイッチバックされて前記第2搬送路から前記分岐部を介して第3搬送路に搬送されるシートの他方の面をガイドする第2ガイドとを備え、さらに、前記第2ガイドの前記分岐部に対応する位置に開口する吐出口を有し、エアを前記吐出口から前記分岐部を介して前記第1ガイドに吹き付けてスイッチバック時のシートを前記第3搬送路に導く送風手段を備えた、ことを特徴としている。
本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成部と前記画像形成部にシートを供給するシート給搬送部とを備え、さらに前記画像形成部で画像が形成されたシートを搬送する上記のシート搬送装置を備えた、ことを特徴としている。
本説明のシート搬送装置は、第2ガイドの分岐部に対応する位置に開口する吐出口から分岐部を介して第1ガイドにエアを吹き付けることにより、スイッチバック時のシートと第1ガイドとの間にエアを入れてシートを第2ガイド側に寄せることができる。これにより、シートの先頭を円滑に第3搬送路に導くことができる。
本発明の画像形成装置は、スイッチバック時のシートの紙詰まり等の搬送不良が低減されるので、紙詰まり等に起因する煩雑なシート除去作業や画像形成動作の中断が少なくなる。
以下、本発明の実施形態のシート搬送装置、及びこれを備えた画像形成装置を図面に基づいて説明する。図1は、画像形成装置1のシートの搬送方向に沿った断面図である。なお、同図では、画像形成装置1の一例として、電子写真方式、胴内排紙方式の複写機を示している。同図に示すように、画像形成装置1は、下側から上側に向かってほぼ順に、シート給搬送部2と、画像形成部3と、定着部4と、シート排出部5と、画像読取部6とを備えている。
シート給搬送部2には、給紙トレイ11と給送ローラ12とが配設されている。給紙トレイ11には、複数枚のシートPが積層状態で収納されている。給送ローラ12は、給紙トレイ11内のシートPを、1枚ずつ取り出して、画像形成部3に向けて搬送する。
画像形成部3には、矢印方向に回転駆動される感光ドラム13が配設されている。さらにその回転方向に沿ってほぼ順に、帯電器14と、露光器15と、現像器16と、転写ローラ17と、クリーナ18とが配設されている。転写ローラ17は、感光ドラム13の表面(以下、ドラム表面という。)に当接されて転写ニップ部Tを形成している。感光ドラム13は、ドラム表面が帯電器14によって均一に帯電される。均一帯電後のドラム表面は、露光器15としてのレーザユニットによって光照射され、照射部分の電荷が除去されて静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像器16によってトナーが付着されてトナー像として現像される。こうしてドラム表面に形成されたトナー像は、感光ドラム13の回転によって、転写ニップ部Tに搬送され、これにタイミングを合わせて搬送されてきたシートPに、転写ローラ17により転写される。トナー像転写後の感光ドラム13は、ドラム表面に残った転写残トナーがクリーナ18によって除去され、帯電から始まる次の画像形成に供される。一方、トナー像転写後のシートPは、定着部4に搬送される。
定着部4には、定着ローラ(加熱ローラ)19とこれに圧接されて定着ニップ部Nを形成する加圧ローラ20とが配設されている。トナー像転写後のシートPは、定着ニップ部Nによって挟持搬送され、このとき、定着ローラ19によって加熱されるとともに加圧ローラ20によって加圧され、これにより、表面のトナーが溶融固着されて定着される。シート排出部5には、分岐部Bを介して連通された第1搬送路31、第2搬送路32、第3搬送路33をはじめ、排出ローラ対34、排出トレイ35、再給送ローラ36、送風装置37等が設けられている。上述のトナー像定着後のシートPは、その表面(一方の面)にのみ画像が形成される場合は、第1搬送路31、分岐部B、第2搬送路32を経由して、排出ローラ対34により、排出トレイ35上に排出される。
これに対し、シートPの表面と裏面(一方の面と他方の面)との双方に画像形成される場合、表面にトナー像が定着されたシートPは、第1搬送路31から第2搬送路32に搬送される。そして、後端が分岐部Bを通過した後、排出ローラ対34の反転(逆回転)により後端を先頭として第3搬送路33に搬送されて表裏反転される。その後、再給送ローラ36等により、再度、画像形成部3に供給され、表面の場合と同様にして、裏面にトナー像が転写される。このシートPは、定着部4に搬送されてトナー像が定着された後、第1搬送路31、分岐部B、第2搬送路32を搬送されて、排出ローラ対34によって排出トレイ35上に排出される。送風装置37は、第3搬送路33の上方に配設されており、分岐部B近傍にエアaを吹き付ける。なお、送風装置37については後に詳述する。
画像読取部6は、原稿台ガラス(不図示)に、密着されて配置された原稿の画像面を読取センサ(不図示)で読み取り、読み取った画像情報を、上述の露光器15に送る。露光器15は、この画像情報に基づいて、レーザ光をON・OFF制御して、静電潜像を形成するものである。
以上で、画像形成装置1全体の説明を終了する。次に、図2〜図4を参照して、本実施形態に係るシート搬送装置30について説明する。このうち、図2は、シート搬送装置30を正面側(画像形成装置1の操作時にユーザが位置する側)から見た図である。
図2に示すように、シート搬送装置30は、分岐部Bにおいて相互に連通された第1搬送路31と、第2搬送路32と、第3搬送路33とを備えている。シート搬送装置30は、また、排出ローラ対34と、送風装置37とを備えている。シート搬送装置30は、また、矢印K1方向に向けて、第1搬送路31から分岐部Bを介して第2搬送路32に搬送されるシートPの一方の面(表面)をガイドする第1ガイドG1を備えている。さらに、第2搬送路32においてスイッチバックされ、矢印K2方向に向けて第2搬送路32から分岐部Bを介して第3搬送路33に搬送されるシートPの他方の面(裏面)をガイドする第2ガイドG2を備えている。
第1搬送路31は、分岐部Bに対し、これよりも矢印K1方向に沿っての上流側に構成された搬送路であり、第1ガイドG1に対向してシートPの裏面側をガイドする第4ガイドG4を有している。第1ガイドG1は、第1搬送路31から第2搬送路32にかけて連続するように設けられていて、シートPにトナー像を定着させる際に主に加熱を行う定着ローラ19側に配置されている。第1ガイドG1における第1搬送路31に対応する部分の、分岐部B近傍には、後述するダクト39から吐出されたエアaのうち、余剰分を排出する排気口Gaが形成されている。また、第1ガイドG1における第2搬送路32に対応する部分の、分岐部B近傍には、緩やかに湾曲する湾曲部Gbが形成されている。第1搬送路31を矢印K1方向に搬送されてきたシートPは、分岐部Bを通過して、この湾曲部Gbに沿って緩やかに湾曲しながら第2搬送路32を搬送されるようになっている。上述の、定着ローラ19側に配置された第1ガイドG1に対し、シートPの裏面側をガイドする第4ガイドG4は、加圧ローラ20側に配置されている。第4ガイドG4における、矢印K1方向に沿っての下流側の端部は、第3搬送路33の後述する第3ガイドG3の一方の端部と交差して交差部Gcを構成している。分岐部Bとは、この交差部Gc近傍を指すものとする。上述構成の第1搬送路31は、急勾配で傾斜されていて、矢印K1方向に沿っての下流側が分岐部Bを介して、第2搬送路32に連通されている。第1搬送路31は、図3(A)に示すように、先端P1を下流側に向けて搬送されながら定着ローラ19及び加圧ローラ20によって表面にトナー像が定着されたシートPを、分岐部Bまでガイドするものである。
第2搬送路32は、上述の第1ガイドG1とこれに対向する第2ガイドG2とによって構成された搬送路である。第2ガイドG2は、第3搬送路33までほぼ直線状に延長されている。第2搬送路32の矢印K1方向に沿っての下流側には、シートPを排出する排出口32aが形成されている。第2搬送路32は、ほぼ直線状に形成されていて緩やかに傾斜している。第2搬送路32は、第1搬送路31から分岐部Bを介して搬送されてきたシートPが矢印K1方向に搬送されて、その先端P1が分岐部Bを越えてから後端P2が排出口32aを抜けるまでの間ガイドする。また、後述するスイッチバックの際には、矢印K2方向に搬送されるシートPの先頭となる後端P2が分岐部Bを越えて、さらに先端P1が分岐部Bを超えるまでの間、ガイドする。
第3搬送路33は、相互に対向してシートPの表面側,裏面側をそれぞれガイドする第3ガイドG3と第2ガイドG2とを有している。第3ガイドG3の矢印K2方向に沿っての上流側の端部は、上述のように、第1搬送路31の第4ガイドG4の端部と交差して交差部Gcを構成している。第3搬送路33は、分岐部B近傍に位置する部分がほぼ直線状に形成されていて、この部分が上述の第2搬送路32に分岐部Bを介してほぼ一直線状に並ぶように連通されている。第3搬送路33は、第2搬送路32から矢印K2方向に搬送されてきたシートPをその先頭となる後端P2が分岐部Bを越えてから後、さらに矢印K2方向に搬送されるのをガイドする。なお、本実施形態では、この第3搬送路33は、図1に示すように、シートPの再給送路として構成されている。表面に画像(トナー像)が定着された後のシートPの裏面にも画像(トナー像)を形成する際に、シートPは、この再給送路から再度、画像形成部3に供給されるようになっている。
排出ローラ対34は、上側に配設された排出ローラ34aとこれに下側から圧接された排出ころ34bとを有している。排出ローラ34aは、正回転(矢印R1方向)、逆回転(矢印R2方向)が可能に構成されていて、その正逆回転の回転方向及び回転開始,停止のタイミングは、制御部40によって制御されている。排出ころ34bは、排出ローラ34aの回転に従動回転する。排出ローラ対34は、排出ローラ34aの正回転(矢印R1方向)により、シートPを矢印K1方向に搬送して、排出口32aから排出トレイ35上に排出することができる。また、排出ローラ34aは、正回転(矢印R1方向)して、シートPを矢印K1方向に搬送し、シートPの後端P2が分岐部Bを通過した後に、回転を停止する。その後、逆回転(矢印R2方向)してシートPを矢印K2方向に搬送し、後端P2を分岐部Bを超えて第3搬送路33に進入させることができる。この際、後述するように、分岐部B近傍にダクト39からエアaを吐出して、シートPの後端P2が第1搬送路31に逆流することなく、第3搬送路33に導かれるようにしている。ここで、本実施形態では、従来例とは異なり、シートPの搬送路を切り替えるフラッパは配設されていない。なお、上述のように、排出ローラ34aの正回転、停止、逆回転により、矢印K1方向に搬送されてきたシートPが、停止し、矢印K2方向に逆送される一連の動作を「スイッチバック」というものとする。
上述構成の第1搬送路31と第2搬送路32と第3搬送路33とは、第2搬送路32を基準にして見ると、つまり、スイッチバック後のシートPの搬送方向(矢印K2方向)を基準にして見ると、分岐部Bを介して、第3搬送路33がほぼ直線状に接続されている。一方、第1搬送路31は、分岐部Bを介して、第2搬送路32から緩やかに分岐するように構成されているといえる。
送風装置37は、送風手段としてのファン38、及びダクト39等を有している。ファン38は、図1に示すように、画像形成装置1の右側の側壁7の上部に形成されたルーバー(不図示)に対応して、側壁7の内側に配置されている。ファン38は、フィルタ(不図示)を有していて、ルーバー、フィルタを介して、外気を吸引する。ダクト39は、第2ガイドG2の分岐部B近傍に開口する吐出口Aを有している。吐出口Aは、第2搬送路32や第3搬送路33のほぼ全幅(シートPの搬送方向に対して直交する方向の幅)にわたって開口している。本実施形態では、吐出口Aは、第2ガイドG2における分岐部Bにおける第2搬送路32に寄った位置に設けられている。なお、第2ガイドG2の、この吐出口Aに対応する部位は、例えば、櫛歯状、格子状等に形成されていて、吐出口Aからのエアaが、分岐部Bに吹き出され、さらに第1ガイドG1の内面に吹き付けされるようになっている。さらに詳しくは、本実施形態では、吐出口Aから吐出されたエアaは、第1ガイドG1の湾曲部Gbに吹き付けられるようになっている。なお、ファン38のON・OFFのタイミングは、上述の制御部40によって制御される。
次に、図3,図4を参照して、上述構成のシート搬送装置30の動作を説明する。ここで、図3(A)〜(D)はスイッチバック時のシート搬送装置30の動作を説明する図である。また、図4は、シート搬送装置30の、シートPのスイッチバック時及び排出時の動作を説明するフローチャートである。
図4に示すように、ユーザが画像形成装置1の操作パネル(不図示)から、画像形成動作開始を指示すると、給紙トレイ11内のシートPは、印刷(画像形成)待ち(S101)の状態から給送が開始されて(S103)、画像形成部3に供給される。供給されたシートPは、画像形成部3の画像形成動作によって(S105)、表面にトナー像が転写される。トナー像が転写されたシートPは、定着部4の定着動作によって(S107)、表面にトナー像が定着される。ここで、両面印刷か否かによって動作が分かれる(S109)。
まず、両面印刷の場合(S109の「Yes」)には、図3(A),(B)に示すように、トナー像定着後のシートPの先端P1が分岐部Bを通過して第2搬送路32に進入したタイミングで、ダクト39の吐出口Aからエアaが吐出される。シートPは第2搬送路32中を搬送され、排出ローラ34aの正回転(矢印R1方向)により、さらに搬送が続けられる。シートPの後端P2が分岐部Bを通過するまでは、吐出口Aから吐出されたエアaは、主に、第2搬送路32中を搬送されるシートPの裏面側と、第2ガイドG2との間を通って排出口32aに向かう。このエアaの流れにより、シートPは、搬送が助長され、また、シートP及び第1ガイドG1、第2ガイドG2が冷却される。
図3(C)に示すように、シートPの後端P2が分岐部Bを抜けると、その後端P2が排出ローラ34aを通過する前に、排出ローラ34aが停止されて、排出動作がストップされる(図4のS111)。一方、シートPの後端P2が分岐部Bを抜けると、吐出口Aから吐出されたエアaは、第1ガイドG1の湾曲部Gbに吹き付けられる。吹き付けられたエアaは、シートPの後端P2の表面と第1ガイドG1との間に進入して、シートPの後端P2を第2ガイドG2側に押し上げる。なお、このときの余剰なエアaは、第1ガイドG1の排気口Gaから排気される。
停止されていた排出ローラ34aが、図3(D)に示すように逆回転(矢印R2方向)されて(S113)、シートPの矢印K2方向の搬送が開始される。シートPの後端P2が分岐部Bを通過する際には、吐出口Aからのエアaの吐出が停止される。シートPは矢印K2方向の搬送が続行されるが、この際、先頭となるシートPの後端P2は、シートPの表面側と第1ガイドG1との間に入り込んでいたエアaにより、第2ガイドG2側に寄せられている。このため、シートPの後端P2は、分岐部Bを通過する際も、第3搬送路33に寄せられるため、第1搬送路31に進入することなく、第3搬送路33に導かれる。シートPは、第3搬送路33に沿ってさらに搬送されて、再度、画像形成部3に供給されて裏面にも画像形成が行われる(S105)。このシートPは、さらに定着動作がなされて、裏面のトナー像が定着される。
この裏面にもトナー像が定着されたシートP、及び表面にトナー像が定着されて裏面の印刷が不要なシートP(S109の「NO」は、排出ローラ34aによる排出動作(S115)がなされる。すなわち、図3(B)に示す排出ローラ34aの正回転が継続して行われて、シートPはそのまま排出口32aから排出トレイ35上に排出されて、画像形成動作が完了する(S117)。ここで、吐出口Aからのエアaの吐出については、このように、第1搬送路31から分岐部Bを通過して第2搬送路32に搬送されたシートPを、スイッチバック動作させることなく、そのまま排出する場合には、以下のようにするとよい。すなわち、シートPの先端P1が分岐部Bを通過したらエアaの吐出を開始し、シートPの排出が終了するまで、エアaの吐出を継続する。こうすることで、シートPの後端P2が分岐部Bを抜ける前は、エアaはシートPの裏面と第2ガイドG2との間を通って排出口32aに向かうため、上述と同様、シートPの搬送を助長することができる。さらに、シートPの後端P2が分岐部Bを通過した後は、エアaは、主にシートPの表面と第1ガイドG1との間を通って排出口32aに向かうため、シートPの搬送及び排出を助長することができる。さらに、シートPの先端が分岐部Bを抜けてから、シートPの排出が完了するまでの間、シートP、及び第1ガイドG1、第2ガイドG2にエアaを当て続けることができるので、これらを有効に冷却することができる。これにより、シートP上のトナー像の固化を促進して、固化が不十分な場合に発生しがちな、排出トレイ35で重なったシートPがくっつくことを防止することができる。また、第1ガイドG1や第2ガイドG2ガイドG2に発生しがちな結露の原因となる水分を吹き飛ばして、結露の発生を抑制することができる。
上述のシート搬送装置30によると以下のような作用効果を奏する。従来、搬送路の切り替えに必要とされていたフラッパを積極的に省略して、構成を簡略化することができる。ここで、構成の簡略化とは、従来、熱定着後のシートPの冷却に使用していた送風装置を、搬送路の切替えにも流用できるという点を含む。また、見方を変えれば、搬送路の切り替えのための送風装置37を、エアaを吹き付ける部分や方向を上述のように設定することにより、シートPや第2搬送路の冷却にも使用することができ、さらに、シートPの排出も助長することができるともいえる。
上述の実施形態では、吐出口Aが、第2搬送路32や第3搬送路33のほぼ全幅にわたって開口されている場合を例に説明した。これに代えて、これら第2搬送路32や第3搬送路33を搬送されるシートPの通紙幅方向の両端部近傍に対応する位置に向けて開口するようにしてもよい。例えば、シートPが比較的薄手である場合、スイッチバック時のシートPは先頭となる後端P2のうち、通紙幅方向の中央部よりも両端部が垂れ下がり気味となる。これに対応して、比較的小型のファン38を使用して、両端部近傍に集中的にエアaを送ることができる。
図5に、第2搬送路32の第1ガイドG1の変形例を示す。同図に示すように、シートPの搬送方向に沿って延びる通気溝Mを、通紙幅方向(矢印W方向)に沿って複数設ける。これにより、スイッチバック時には、通気溝Mの多くにエアaを溜めることができるので、シートPの後端P2を一層、第2ガイドG2側に寄せることができる。また、シートPの排出時には、この通気溝Mに沿って多くのエアaを案内することができるので、シートPの搬送や排出を促進するとともに、シートPや第1ガイドG1の冷却を促進することができる。
A…吐出口、a…エア、B…分岐部、G1…第1ガイド、G2…第2ガイド、M…通気溝、P…シート、P1…シートの先端、P2…シートの後端(先頭)、W…通紙幅方向、
1…画像形成装置、30…シート搬送装置、31…第1搬送路、32…第2搬送路、33…第3搬送路、38…ファン(送風手段)、39…ダクト(送風手段)。
1…画像形成装置、30…シート搬送装置、31…第1搬送路、32…第2搬送路、33…第3搬送路、38…ファン(送風手段)、39…ダクト(送風手段)。
Claims (5)
- 第1搬送路から分岐部を介して第2搬送路に搬送されるシートの一方の面をガイドする第1ガイドと、前記第2搬送路においてスイッチバックされて前記第2搬送路から前記分岐部を介して第3搬送路に搬送されるシートの他方の面をガイドする第2ガイドとを備えたシート搬送装置において、
前記第2ガイドの前記分岐部に対応する位置に開口する吐出口を有し、エアを前記吐出口から前記分岐部を介して前記第1ガイドに吹き付けてスイッチバック時のシートを前記第3搬送路に導く送風手段を備えた、
ことを特徴とするシート搬送装置。 - 前記第1ガイドは、前記吐出口から吹き付けられたエアを、前記第2搬送路に沿って前記分岐部から遠ざかる方向に案内する通気溝を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。 - 前記吐出口は、シートの搬送方向に直交する通紙幅方向の両端部に対応する部分に向けて開口している、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート搬送装置。 - 前記送風手段は、前記スイッチバック時のシートの先頭が前記分岐部を通過する際には、エアの吹き付けを停止する、
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のシート搬送装置。 - シートに画像を形成する画像形成部と前記画像形成部にシートを供給するシート給搬送部とを備えた画像形成装置において、
前記画像形成部で画像が形成されたシートを搬送する、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のシート搬送装置を備えた、
ことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013095889A JP2014214027A (ja) | 2013-04-30 | 2013-04-30 | シート搬送装置、及びこれを備えた画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013095889A JP2014214027A (ja) | 2013-04-30 | 2013-04-30 | シート搬送装置、及びこれを備えた画像形成装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2014214027A true JP2014214027A (ja) | 2014-11-17 |
Family
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JP2013095889A Pending JP2014214027A (ja) | 2013-04-30 | 2013-04-30 | シート搬送装置、及びこれを備えた画像形成装置 |
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JP (1) | JP2014214027A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107032168A (zh) * | 2016-02-03 | 2017-08-11 | 柯尼卡美能达办公***研发(无锡)有限公司 | 搬送路径切换装置以及图像形成装置 |
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2013
- 2013-04-30 JP JP2013095889A patent/JP2014214027A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107032168A (zh) * | 2016-02-03 | 2017-08-11 | 柯尼卡美能达办公***研发(无锡)有限公司 | 搬送路径切换装置以及图像形成装置 |
CN107032168B (zh) * | 2016-02-03 | 2018-10-16 | 柯尼卡美能达办公***研发(无锡)有限公司 | 搬送路径切换装置以及图像形成装置 |
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