JP2014203467A - メモリシステム、制御システムおよび寿命予測方法 - Google Patents

メモリシステム、制御システムおよび寿命予測方法 Download PDF

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Abstract

【課題】SSDにおけるNANDチップの寿命を予測する。
【解決手段】実施形態にかかるメモリシステムは、記憶セルが2値または2値以上の多値の書き込みレベルを有する不揮発性メモリに対する書込/消去の動作時に前記不揮発性メモリの基板に流れた基板電流を検出し、検出された前記基板電流の積算値を所定の記録部に記録する基板電流積算部と、前記所定の記録部に記録された前記積算値に基づいて前記不揮発性メモリの残り寿命を予測する寿命予測部とを備える。
【選択図】図15

Description

本発明の実施形態は、メモリシステム、制御システムおよび寿命予測方法に関する。
従来、HDD(ハードディスクドライブ)よりも軽量且つ高速でさらに低消費電力化が可能なメモリシステムとして、NANDフラッシュメモリを集積したフラッシュメモリドライブ(SSD:Solid State Drive)が存在する。このようなSSDの動作モードには、SLC(Single Level Cell)方式またはMLC(Multiple Level Cell)方式のアクセス信頼性モデルが使用されていた。しかしながら、SLC方式のアクセスモード(以下、SLCモードという)とMLC方式のアクセスモード(以下、MLCモードという)とのモード間切り替え動作に関する信頼性モデルは未だ確立されていない。統一的な信頼性モデルを提供し、さらにこのモデルをSSDシステムに組み込むためには、SSDにおけるNANDチップの寿命を予測できる回路設計が必要となる。
特開平10−153600号公報 特開2004−23044号公報 特開2009−175841号公報 特開2009−238279号公報
以下の実施形態では、SSDにおけるNANDチップの寿命を予測可能なメモリシステム、制御システムおよび寿命予測方法を提供することを目的とする。
実施形態にかかるメモリシステムは、記憶セルが2値または2値以上の多値の書き込みレベルを有する不揮発性メモリに対する書込/消去の動作時に前記不揮発性メモリの基板に流れた基板電流を検出し、検出された前記基板電流の積算値を所定の記録部に記録する基板電流積算部と、前記所定の記録部に記録された前記積算値に基づいて前記不揮発性メモリの残り寿命を予測する寿命予測部とを備える。
実施形態にかかる他のメモリシステムは、記憶セルが2値または2値以上の多値の書き込みレベルを有する不揮発性メモリに対する書込/消去のサイクル回数を所定の記録部に記録するサイクル回数積算部と、前記所定の記録部に記録された前記サイクル回数値に基づいて前記不揮発性メモリの残り寿命を予測する寿命予測部とを備える。
実施形態にかかる制御システムは、記憶セルが2値または2値以上の多値の書き込みレベルを有する不揮発性メモリを制御するための制御システムであって、前記不揮発性メモリに対する書込/消去の動作時に前記不揮発性メモリの基板に流れた基板電流を検出し、検出された前記基板電流の積算値を所定の記録部に記録する基板電流積算部と、前記所定の記録部に記録された前記積算値に基づいて前記不揮発性メモリの残り寿命を予測する寿命予測部とを備える。
実施形態にかかる寿命予測方法は、記憶セルが2値または2値以上の多値の書き込みレベルを有する不揮発性メモリの寿命予測方法であって、前記不揮発性メモリに対する書込/消去の動作時に前記不揮発性メモリの基板に流れた基板電流を検出し、検出された前記基板電流の積算値を所定の記録部に記録し、前記所定の記録部に記録された前記積算値に基づいて前記不揮発性メモリの残り寿命を予測することを含む。
図1は、実施形態にかかる不揮発メモリに対する書込・消去動作の一例を示す動作シーケンス。 図2は、実施形態にかかるNANDフラッシュセルに対する書込・消去動作のサイクル回数と消去動作時に発生したパルスループ数との関係を示すグラフ。 図3は、実施形態にかかるNANDフラッシュセルに対する書込・消去動作のサイクル回数と書込動作時に発生したパルスループ数との関係を示すグラフ。 図4は、実施形態にかかるNANDフラッシュセルのトンネル膜に電子がトラップされるプロセスを説明するための図。 図5は、実施形態にかかる浮遊ゲートに印加するFNストレス電圧に応じてトンネル膜中に注入された電子量と発生したSILC値との関係を示す相関図。 図6は、実施形態にかかる浮遊ゲートに印且つするFNストレス電圧に応じてトンネル膜中に注入された正孔量と発生したSILC値との関係を示すユニバーサル相関図。 図7は、実施形態にかかるNAND型フラッシュメモリを含む不揮発メモリに対して書込・消去をする動作シーケンスに伴う正孔注入量の積算値を説明するための模式図。 図8は、実施形態にかかるNAND型フラッシュメモリを含む不揮発メモリに異なる動作モードで書込・消去をした際のトータル正孔注入量と書込・消去サイクル回数との関係を示す相関図。 図9は、実施形態にかかる不揮発メモリをMLCモードからSLCモードに切り替えて動作させたときの関係を示す図。 図10は、実施形態にかかる不揮発メモリをSLCモードからMLCモードに切り替えて動作させたときの関係を示す図。 図11は、実施形態にかかる寿命予測システムを備えたメモリシステムの概略構成を示す模式図。 図12は、実施形態にかかる他の寿命予測システムを備えたメモリシステムの概略構成を示す模式図。 図13は、実施形態にかかるさらに他の寿命予測システムを備えたメモリシステムの概略構成を示す模式図である。 図14は、実施形態にかかるメモリシステムを備えたSSDの概略構成を示す模式図。 図15は、実施形態にかかる不揮発メモリに対して書込・消去動作しながら素子劣化をモニタして残り寿命を予測する寿命予測シスレムの動作フローを示す概念図。
以下、添付図面を参照しながら、例示する実施形態にかかるメモリシステム、制御システムおよび寿命予測方法を詳細に説明する。
以下の実施形態では、SSDシステムに、Life Monitor System(LMS)を導入することを例示する。LMSを導入することで、SLCモードおよびMLCモード(第1モードおよび第2モード。ただし、順不同)の各動作モード、および、両モードを混用するミックス動作モードでの、書込・消去(以下、W/Eともいう)サイクルの残り寿命を予測することが可能となる。
LMSとしては、たとえばAnode Hole Injection(AHI)モデルを利用することができる。AHIモデルでは、異なる動作モードで毎回の書込・消去動作に伴う基板電流を積算することで、累計の正孔注入量(Qh値)を計算する。計算したQh値は、不揮発メモリ等に記録して管理され、各ブロックの動作モードに応じた残り寿命の予測に使用される。
以下の実施形態では、SLCモード、MLCモード、または、SLCモードとMLCモードとのミックス動作モードで書込・消去する際、1階の書込/消去でトンネル膜中に注入された正孔注入量(QhWE値)をモニタする。さらに、累計の正孔注入量(Qh値)と、各モードでの臨界の正孔注入量(Qhbd値)とを比較(Qhbd−QhWE)して、各動作モードでの残り寿命(W/Eサイクル回数)を予測する。なお、臨界の正孔注入値(Qhbd値)とは、書込・消去ができなくなるまでの正孔注入量の累計値である。この臨界正孔注入値(Qhbd値)は、あらかじめシミュレーションや実験等に基づき決定されていてもよい。
つづいて、本実施形態にかかるメモリシステム、制御システムおよび寿命予測方法について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、メモリシステムとして、SSDシステムを用いる。このSSDシステムでは、記憶領域であるNANDチップが複数のブロックに分割されているものとする。以下で例示する実施形態では、各ブロックの基板電流を個々に積算することで、ブロックごとに異なる動作モードでの寿命(書込・消去できるサイクル回数)を予測する。
ここで、NANDチップに組み込まれたNANDフラッシュセルの寿命予測メカニズムについて、図面を参照しながら説明する。図1は、不揮発メモリに対する書込・消去動作の一例を示す動作シーケンスである。図1において、NANDフラッシュセルにデータを書き込む、または、データを消去する動作は、一定のスタート電圧(Vstart)とステップ電圧(ΔVPGMまたはΔVERA)とを組み合わせたパルスストレスを複数回印加する動作シーケンスとなる。なお、ΔVPGMは、書込時のステップ電圧であり、ΔVERAは、消去時のステップ電圧である。また、各パルスの間には、書込状態を確認するためのVerify(read)が行われる。
ここで、NANDフラッシュ世代と比較して、スタート電圧Vstart、ステップ電圧ΔVPGMまたはΔVERA、パルス時間(Tpulse)およびパルス回数(Loop数=N)が異なっている。また、同じ世代であっても、製品によっては異なる動作モード(例えばSLC・MLC・TLCモード)の動作シーケンスパラメータが異なっている場合がある。
図2は、NANDフラッシュセルに対する書込・消去動作のサイクル回数(W/E cycling)と消去動作時に発生したパルスループ数(Erase Loops)との関係を示すグラフである。図3は、NANDフラッシュセルに対する書込・消去動作のサイクル回数と書込動作時に発生したパルスループ数(Program Loops)との関係を示すグラフである。
NANDフラッシュセルに対して書込・消去動作を繰り返すことで、図2に示すように、NANDフラッシュセルの消去動作時に必要なパルスループ数(Erase Loops)が増加する一方、図3に示すように、NANDフラッシュセルの書込動作時に必要なパルスループ数(Program Loops)は減少する。これは、書込・消去動作のサイクル回数(W/E cycling)に応じてNANDフラッシュセルのトンネル膜中に電子欠陥が発生した結果、NANDフラッシュセルの消去が困難になる一方で、書込は簡易になることを示している。なお、これは、SLCモードとMLCモードとで同様な傾向となる。
図4は、NANDフラッシュセルのトンネル膜に電子がトラップされるプロセスを説明するための図である。図4では、NANDフラッシュセルの基板(Sub)とトンネル膜(Tunnel)と浮遊ゲート(FG:Float Gate)とのバンド構造を用いて説明する。また、図4では、浮遊ゲートFG側に正極性のストレス電圧Ecを印加して書き込みする場合を例示する。
図4に示すように、まず、浮遊ゲート(FG)側に正のファウラー・ノードハイム(FN)ストレス電圧を印加する。すると、浮遊ゲート(FG)側のバンドが低くなり、基板(Sub)側から浮遊ゲート(FG)に電子が注入する(S1)。これにより、浮遊ゲート(FG)への書込が行われる。その際、FNトンネリングによりトンネル膜(Tunnel)に注入した電子は高いエネルギーを有するので、浮遊ゲート(FG)側にインパクトイオン化による正孔が生成される(S2)。生成された正孔は、ホット正孔と呼ばれ、トンネル効果によって浮遊ゲート(FG)から基板(Sub)側へ移動する(S3)。その際、一部の正孔がトンネル膜(Tunnel)中にトラップされ、トンネル膜(Tunnel)中に正孔捕獲による電子トラップが生成される(S4)。この電子トラップは、書込動作時の電子をトラップする(S5)。その結果、トンネル膜(Tunnel)に電子が溜まった状態となる。
正孔捕獲によって生成された電子トラップは、電子欠陥と考えられる。その場合、NANDフラッシュセルの劣化は、動作シーケンスに依存せず、インパクトイオン化によるトンネル膜(Tunnel)中への正孔注入量(Qh)によって決まる。トンネル膜(Tunnel)中の電子欠陥が書込・消去動作のサイクル回数に応じて徐々に増加すると、NANDフラッシュセルにある程度のデータが書き込まれた状態となるため、NANDフラッシュセルの消去が困難になる一方で、書込は簡易になる。
図5は、浮遊ゲートに印加するFNストレス電圧に応じてトンネル膜中に注入された電子量(以下、注入電子量(Qe値)という)と発生したSILC(Stress−Induced Leakage Current)値との関係を示す相関図である。図5の注入電子量(Qe値)は、厚い酸化膜(トンネル膜と同等)を有するトランジスタを用い、ゲート側に6.5Vから7.2Vまでの異なるゲートストレス電圧を印加し、その際のストレス時間とゲートリーク電流密度(Jg)とから以下の式(1)を用いることで求めた。
式(1)において、Tnはゲートストレス電圧を印加したトータル時間であり、Tstは積算用のストレス時間パラメータである。なお、SILC値とは、一定バイアスを印加した際のストレス印加前後でのゲートリーク電流の増大量(SILC=Jg_initial−Jg_stressed)と定義することができる。
図5に示すように、異なるゲートストレス電圧に伴うSILC値は、注入電子量(Qe値)が大きくなるに連れて大きくなるものの、ゲートストレス電圧に依存しても大きくなるため、注入電子量(Qe値)だけでは決定できないことが分かる。
また、図6は、浮遊ゲートに印且つするFNストレス電圧に応じてトンネル膜中に注入された正孔量(注入正孔量(Qh値))と発生したSILC値との関係を示すユニバーサル相関図である。図6の注入正孔量(Qh値)は、厚い酸化膜(トンネル膜と同等)を有するトランジスタを用い、ゲート側に6.5Vから7.2Vまでの異なるストレス電圧を印加し、その際のストレス時間と基板に流れた電流密度(Jsub)とから以下の式(2)を用いることで求めた。
図6に示すように、異なるゲートストレス電圧に伴うSILC値は、注入正孔量(Qh値)が大きくなるに連れて大きくなるものの、その曲線はゲートストレス電圧に略依存せず、実質的に1つのユニバーサル線に乗っている。このことから、正孔注入量(Qh値)を用いた方が、トンネル膜の劣化の程度(たとえばトンネル膜に生成された電子欠陥の量)をより正確に特定することが可能であることがわかる。
図7は、NAND型フラッシュメモリを含む不揮発メモリに対して書込・消去をする動作シーケンスに伴う正孔注入量の積算値(以下、トータル正孔注入量(Qh,total)という)を説明するための模式図である。図7において、ヒストグラムはストレス電圧パルスを示し、実線はトータル正孔注入量(Qh,total)を示す。
図7において、NAND型フラッシュメモリに書込・消去のためのストレス電圧パルスの印加することによって発生したトータル正孔注入量(Qh,total)は、以下の式(3)を用いて計算することができる。
式(3)において、(Vprg,n)は書込動作におけるn番目(nは正の整数)のパルスのストレス電圧値であり、(Verase,n)は消去動作におけるn番目のパルスのストレス電圧値である。なお、式(3)では、各パルスのパルス時間Tpulseが一定であると仮定しているが、パルスごとにパルス時間が異なる場合は、以下の式(4)を用いて算出することができる。なお、以下の式(4)において、Qh,totalは前記不揮発メモリに対して書込/消去をする動作シーケンスに伴う正孔注入量の積算値であり、nは正の整数であり、Jsubは基板に流れた電流密度であり、Tstは積算用のストレス時間パラメータであり、Tprg,nは書込動作におけるn番目のパルスのストレス時間であり、Vprg,nは書込動作におけるn番目のパルスのストレス電圧値であり、Terase,nは消去動作におけるn番目のパルスのストレス時間であり、Verase,nは消去動作におけるn番目のパルスのストレス電圧値である。
図8は、NAND型フラッシュメモリを含む不揮発メモリに異なる動作モードで書込・消去をした際のトータル正孔注入量(Qh,total)と書込・消去サイクル回数との関係を示す相関図である。
図8に示すように、異なる動作モードでは、トータル正孔注入量(Qh,total)が異なる。たとえば、あるW/Eサイクル回数まで多値モード(MLCモード)で書込・消去を行った場合に発生したトータル正孔注入量(Qh,total)の方が、2値モード(SLCモード)で書込・消去を行った場合に発生したトータル正孔注入量(Qh,total)よりも大きい。ただし、設計によっては、多値モードより2値モードで書込・消去を行った場合の方が大きなトータル正孔注入量(Qh,total)が発生する場合もある。
また、動作モードごとに書込・消去結果に対するマージンが異なる。そのため、動作モードごとに寿命も異なる。たとえばMLCモードは、SLCモードと比較して各値の閾値電圧分布が狭いため、書込・消去時の動作シーケンスが複雑化する。その結果、MLCモードでの正孔注入量(Qh値)とSLCモードでの正孔注入量(Qh値)とに差が生じるため、通常では、MLCモードでの寿命の方が短くなる。
そのため、同じ正孔注入量(Qh,total)からの残り寿命(W/Eサイクル回数)は、SLCモードで動作した場合の方が、MLCモードで動作した場合よりも長くなる。たとえばMLCモードのみで書込・消去した場合の寿命(Qh,MLC)が2000回(2k)であるのに対し(点P5)、SLCモードのみで書込・消去した場合の寿命(Qh,SLC)は10000回(10k)となり得る(点P3)。
図8において、多値モードでの寿命(Qh,MLC)は、2値モードでの寿命(Qh,SLC)よりも少ないことを示した。ここで、最初から最後まで同じ動作モードで動作するのであれば、スタート電圧Vstartなどのパラメータを調整することによって、それぞれの動作モードで寿命(Qh,bd)を一定にすることが可能である。しかしながら、異なる動作モードを混用するミックス動作モードの場合、一定のW/Eサイクル回数までのトータル正孔注入量(Qh,total)が一定になるとは限らない。
図9および図10は、それぞれ、NAND型フラッシュメモリを含む不揮発メモリをミックス動作モードで動作させたときのW/Eサイクル回数と正孔注入残量(残りQh値)との関係を示す図である。なお、図9は、不揮発メモリをMLCモードからSLCモードに切り替えて動作させたときの関係を示し(動作モードA)、図10は、不揮発メモリをSLCモードからMLCモードに切り替えて動作させたときの関係を示す(動作モードB)。また、図9の点P2、P3およびP4は、図8の点P2、P3およびP4と対応する。同様に、図10の点P1、P2、P4およびP5は、図8の点P1、P2、P4およびP5と対応する。
動作モードAは、たとえば不揮発メモリを搭載したデバイスに組み込まれたアプリケーションがメモリ容量を優先させている場合などに有効な動作モードである。図9および図8に示すように、動作モードAでは、まず、多値モードで書込・消去動作を行い、その後、トータル正孔注入量(Qh,total)が多値モードでの寿命(Qh,MLC)となると(点P5)、多値モードでの寿命(Qh,MLC)と対応するSLCモードでのトータル正孔注入量(Qh,total)から(点P2)、2値モードでの寿命(Qh,SLC)となるまで(点P3)、2値モードで書込・消去動作を行う。このように、多値モードでの寿命(Qh,MLC)が尽きたとしても2値モードでの寿命(Qh,SLC)までには未だ余裕があるため、動作モードを2値モードに切り替えることで、不揮発メモリを物理メモリとして継続して使用することができる。なお、多値モードでの寿命(Qh,MLC)に達した後の2値モードでの正孔注入残量(残りQh値)は、たとえば以下の式(5)で予測することができる。
一方、動作モードBは、たとえばアプリケーションが動作速度などの性能を優先させている場合などに有効な動作モードである。図10および図8に示すように、動作モードBでは、まず、2値モードで書込・消去動作を行い、その後、たとえばメモリ容量が不足したことなどをトリガとして、動作モードを多値モードに切り替える(点P1→P4)。その後、トータル正孔注入量(Qh,total)が多値モードでの寿命(Qh,MLC)となると(点P5)、動作モードを2値モードに切り替え(点P2)、2値モードでの寿命(Qh,SLC)となるまで(点P3)、2値モードで書込・消去動作を行う。なお、2値モードから多値モードへ切り替えた際の多値モードでの正孔注入残量(残りQh値)は、たとえば以下の式(6)で予測することができる。
ここで、多値モードでの寿命(Qh,MLC)は、2値モードでの寿命(Qh,SLC)よりも低いので、多値モードでの寿命に達する前に2値モードから多値モードへ動作モードを切り替えるためには、2値モードでの書込・消去動作に伴う正孔注入量(Qh,SLC(NWE))を多値モードでの寿命(Qh,MLC)以下に抑える必要がある。
なお、ここではトータル正孔注入量(Qh,total)と各動作モードでの寿命とを比較して正孔注入残量(残りQh値)を算出したが、これに限られるものではない。たとえばそれぞれの動作モードでの寿命を予めW/Eサイクル回数の上限値として設定しておき、これと現在までのW/Eサイクル回数とを比較して各モードでの残り寿命(W/Eサイクル回数)を予測してもよい。
図11は、本実施形態にかかる寿命予測システムを備えたメモリシステムの概略構成を示す模式図である。図11に示すように、メモリシステム100は、複数の物理ブロック101a〜101nと、コントロール部110と、Qh値記録用メモリ121と、比較回路122とを備えている。コントロール部110、Qh値記録用メモリ121および比較回路122は、寿命予測システムを構成する。複数の物理ブロック101a〜101nは、互いに物理的に分離されている。
各物理ブロック101a〜101nは、複数のNANDフラッシュセルが2次元アレイされた構成を備える。コントロール部110は、各物理ブロック101a〜101nに対応する増幅部111a〜111nと、AD変換回路112と、基板電流積算回路113とを備える。各増幅部111a〜111nは、増幅器Aと抵抗Rとを備える。増幅器Aの非反転入力端子(+)は接地され、反転入力端子(−)は対応する物理ブロック101a〜101nの基板に電気的に接続される。抵抗Rは、増幅器Aの出力端子と反転入力端子(−)との間に並列に接続される。
各物理ブロック101a〜101nの基板電流Isubは、増幅部111a〜111nを経由してAD変換回路112に入力される。AD変換回路112は、増幅された基板電流の電流値(Qh値)をアナログ値からデジタル値に変換する。基板電流積算回路113は、デジタル化されたQh値を、Qh値記録用メモリ121に記録する。Qh値記録用メモリは、物理ブロック101a〜101nの数に対応する数のワードラインを有するメモリであり、各物理ブロック101a〜101nのトータル正孔注入量(Qh,total)を管理する。ただし、Qh値記録用メモリ121の代わりに、いずれかの物理ブロック101a〜101nの一部(たとえばダミーブロック)に各物理ブロック101a〜101nのトータル正孔注入量(Qh,total)が記録されてもよい。
比較回路122には、たとえば予め動作モードごとの寿命(Qh,SLC)(Qh,MLC)等が設定されている。比較回路122は、各物理ブロック101a〜101nの素子状態(劣化状態)を判定する場合や残り寿命を予測する場合、Qh値記録用メモリ121から読み出した物理ブロック101a〜101nのトータル正孔注入量(Qh,total)と、動作モードごとの寿命(Qh,SLC)、(Qh,MLC)等とを比較し、その比較結果(素子状態判定結果、寿命予測結果)をたとえば動作モードを決定する上位装置(コントローラLSI等)へ出力する。
また、図12は、本実施形態にかかる他の寿命予測システムを備えたメモリシステムの概略構成を示す模式図である。なお、図12において、図11と同様の構成については、同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図12に示すメモリシステム200の寿命予測システムは、NAND型フラッシュメモリを含む不揮発メモリにおける各物理ブロック201a〜201nに追加したモニタキャパシタアレイ202の基板電流を積算することで各物理ブロック201a〜201nの残り寿命を予測する。
図12に示すように、各物理ブロック201a〜201nには、ワードラインに対応する数のモニタキャパシタC0,C1,C2,…が並列に接続されたモニタキャパシタアレイ202が追加で埋め込まれている。各物理ブロック201a〜201nへの書込・消去動作の際には、モニタキャパシタアレイ202にも浮遊ゲート(FG)と同じストレス電圧が同時に印加される。そのため、図11に示す構造と同様に、モニタキャパシタアレイ202の基板電流を増幅器111a〜111nを経由してAD変換回路112に入力し、AD変換回路112でデジタル化されたQh値を基板電流積算回路113からQh値記録用メモリ121に記録する。また、比較回路122において予め設定された動作モードごとの寿命とQh値記録用メモリ121に記録されたトータル正孔注入量(Qh,total)とを比較し、その比較結果が、各物理ブロック201a〜201nの素子状態判定結果または寿命予測結果として、たとえば上位装置(コントローラLSI等)へ出力される。
図12において、モニタキャパシタC0,C1,C2,…は、物理ブロック201a〜201nとは別に独立してNAND周辺回路に追加されてもよいし、各物理ブロック201a〜201nの各ワードラインWLに追加のビットとして接続されてもよい。これらは、製造プロセスを考慮した最適化設計のもとで埋め込まれればよい。各物理ブロック201a〜201nの各ワードラインWLに追加のビットとして埋め込んだ場合、追加されたモニタキャパシタC0,C1,C2,…を結ぶビットラインは、モニタビットラインBLmとなる。実動作する際には、モニタビットラインBLmを接地し、実ワードラインWLのセルに書込・消去しながらモニタビットラインBLmのモニタキャパシタC0,C1,C2,…から正孔注入量(Qh値)を抽出すればよい。
ここで、上述において図6を用いて説明したように、SILC値と正孔注入量(Qh値)とはユニバーサル的に相関している。したがって、基板電流の代わりに、SILC値を用いることでも、素子劣化程度と残り寿命とを予測することができる。たとえば、図12において、モニタキャパシタC0,C1,C2,…の形成部分に流れる基板電流の代わりに、SILC値をモニタし、これを正孔注入量(Qh値)に換算することで、残り寿命を予測することが可能である。なお、SILC値は、リード電圧とワードラインWLに低電圧(例えば読み出し用のリード電圧)で測定できるため、ワードラインWLのセルへの影響を防止することができる。
図13は、本実施形態にかかるさらに他の寿命予測システムを備えたメモリシステムの概略構成を示す模式図である。図13に示す予測システムは、NAND型フラッシュメモリを含む不揮発メモリに対する書込・消去するサイクル回数をモニタしながら各物理ブロックの寿命を予測する。
図13に示すメモリシステム300では、図8に示した各動作モードでのQh値とW/Eサイクル回数との相関関係を利用することで、各物理ブロック101a〜101nに書込・消去動作するW/Eサイクル回数NWEをカウント回路331でカウントしてそのカウント値をカウンタメモリ321に記録し、記録されているW/Eサイクル回数NWEをQh値に換算して比較回路122で比較することで、コントローラLSI330において各動作モードでの残り寿命またはミックス動作モードでの動作モード切替以後の残り寿命を予測する。ここで、書込・消去するサイクル回数NWEをカウントするカウント回路331としては、例えばDフリップフロップ(DFF)回路を用いることができる。
図14は、たとえば図11に示すメモリシステムを備えたSSDの概略構成を示す模式図である。なお、図14では、図11に示す物理ブロック(NANDチップ)101a〜101nを区別せずに、NAND部101として説明する。また、図14では、Qh値記録用メモリ121の代わりに、NAND部101内の専用ブロック(Qh情報保持部102)に、トータル正孔注入量(Qh,total)を記録する。
図14に示すように、SSD400は、NAND部101の他、制御部410と、入力部420とを備える。制御部410は、たとえば図13におけるコントローラLSI330に相当するものであり、これを図11に示すメモリシステム100用に変更したものである。
図14に示すSSD400では、正孔注入量(Qh値)がNAND部101の専用ブロックであるQh情報保持部102に記録される。図11における基板電流積算回路113、AD変換回路112および比較回路122は、制御部410内に集積される。また、図12に示すメモリシステム200のように、モニタキャパシタアレイ202を搭載した場合は、このモニタキャパシタアレイ202をNAND部101内に集積してもよい。
ここで、モニタキャパシタC0,C1,C2,…のSILC値をモニタするよりNAND部101の残り寿命を予測する方法であるとすると、たとえば図11または図12に示すQh値記録用メモリ121、基板電流積算回路113およびAD変換回路112を省略することができる。その場合、モニタキャパシタC0,C1,C2,…に一定のバイアス電圧を印加した際のSILC値を読み出し、これと予め設定された動作モードごとの寿命(Qh,SLC)、(Qh,MLC)とを比較回路122で比較すればよい。
なお、W/Eサイクル回数をモニタする場合では、W/Eサイクル回数は、NAND部101の専用ブロック(Qh情報保持部102に相当)に保存してもよいし、または、論理アドレス・NAND物理ブロックアドレス変換テーブル中に保持してもよい。
図15は、不揮発メモリに対して書込・消去動作しながら素子劣化をモニタして残り寿命を予測する寿命予測シスレムの動作フローを示す概念図である。なお、図15では、図14の制御部410の動作に着目する。
図15において、制御部410には、各動作モードでの残り寿命(例えば(Qh,SLC)および(Qh,MLC))が予め設定される。実W/Eサイクル動作(書込・消去動作)する際には、制御部410から書込・消去するW/Eコマンドを出す(S101)。対象ブロックに対する書込・消去動作が実行される(S102)。書込・消去動作の結果は検証され(S103)、書込・消去結果に対する許容範囲に含まれていれば(OK)、次の動作へ移行する(S104)。一方、S103の検証の結果、書込・消去結果に対する許容範囲から外れている場合(FAIL)、制御部410は、再度、S101からやり直す。
また、対象ブロックに対する書込・消去動作時には、動作シーケンスの情報(例えばパルス回数、パルス時間、パルスバイアスなど)を記録するとともに、対象ブロックにおいて書込・消去動作時に発生した基板電流をモニタし(S105)、検出された基板電流から積算したトータル正孔注入量(Qh、total)(W/Eサイクル回数でも良い)を算出して、この値をQh情報保持部102に記録する(S106)。
つぎに、Qh情報保持部102に記録されたトータル正孔注入量(Qh,total)(W/Eサイクル回数でも良い)と、予め設定されている動作モードごとの寿命(Qh,SLC)および(Qh,MLC)とを比較することで、残り寿命を予測する(S107)。つづいて、予測された残り寿命に基づき自動判定を行うか(S108)、あるいは、予測された残り寿命をユーザに提示し、これに対するユーザの指示を受け付けることで(S109)、制御部410が動作モードを調整する。
ここで、素子劣化のモニタリングでは、記録されているトータル正孔注入量(Qh,total)、W/Eサイクル回数、または、SILC値を読み出して判断することになるが、モニタリングのタイミングは、たとえば予め設定しておいた動作モードごとの寿命に対して読み出した値が所定の割合(たとえば8割)を超えた以降、一定間隔のタイミングとすることができる。たとえば、MLCモードの設定寿命を3000回サイクルと仮定した場合、その8割である2400回サイクルに達した以降からは、100回サイクル間隔で素子劣化をモニタモニタリングすることで、素子劣化状態を判定して残り寿命を予測するように構成してもよい。
まだ、SLCモードとMLCモードとを混用するミックス動作モードでは、たとえば、まずはSLCモードで書込・消去動作を行い、その後、メモリ容量が徐々に減って、残りメモリ容量が2割未満になった以降は、動作モードをMLCモードに切り替えるように構成することもできる。その場合、動作モードを切り替える時点で、素子の劣化状態を判断して、切替後の動作モードでの残り寿命(書込・消去回数)を計算してもよい。
また、単一動作モードあるいはミックス動作モードでの残り寿命を予測した後、ユーザ指示(S109)がない場合は、自動判定(S108)を行うことで、記録したデータが破壊されないようにデータを操作するか、または、動作モードを調整してもよい。たとえば、SLCモードでの残りメモリ容量が1割未満となった場合には、それ以降の動作モードをMLCモードに自動的に切り替えてもよいし、あるいは、記録されているデータを他のメモリシステムへコピーするように動作してもよい。
上記実施形態およびその変形例は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、仕様等に応じて種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施形態が可能であることは上記記載から自明である。例えば実施形態に対して適宜例示した変形例は、他の実施形態と組み合わせることも可能であることは言うまでもない。
100,200,300…メモリシステム、101,101a〜101n,201a〜201n…物理ブロック、102…Qh情報保持部、110,210…コントロール部、111a〜111n…増幅部、112…AD変換回路、113…基板電流積算回路、121…Qh値記録用メモリ、122…比較回路、321…カウンタメモリ、330…コントローラLSI、331…カウント回路、400…SSD、410…制御部、420…入力部

Claims (13)

  1. 記憶セルが2値または2値以上の多値の書き込みレベルを有する不揮発性メモリに対する書込/消去の動作時に前記不揮発性メモリの基板に流れた基板電流を検出し、検出された前記基板電流の積算値を所定の記録部に記録する基板電流積算部と、
    前記所定の記録部に記録された前記積算値に基づいて前記不揮発性メモリの残り寿命を予測する寿命予測部と
    を備えるメモリシステム。
  2. 前記寿命予測部は、Qh,totalを前記不揮発メモリに対して書込/消去をする動作シーケンスに伴う正孔注入量の積算値と、nを正の整数とし、Jsubを基板に流れた電流密度とし、Tstを積算用のストレス時間パラメータとし、Tprg,nを書込動作におけるn番目のパルスのストレス時間とし、Vprg,nを書込動作におけるn番目のパルスのストレス電圧値とし、Terase,nを消去動作におけるn番目のパルスのストレス時間とし、Verase,nを消去動作におけるn番目のパルスのストレス電圧値とした場合、前記積算値と以下の式に基づいて前記不揮発メモリの残り寿命を予測する請求項1に記載のメモリシステム。
  3. 前記不揮発性メモリに対する動作モードを2値の書込を行う第1モードと2値よりも大きい多値の書込を行う第2モードとのいずれかに切り替える制御部をさらに備え、
    前記寿命予測部は、前記不揮発性メモリに対する書込/消去の動作ごとに前記所定の記録部に記録された前記積算値に基づいて前記不揮発性メモリの残り寿命を予測するとともに、前記制御部が前記動作モードを前記第1モードと前記第2モードとのうちのいずれか一方の動作モードから他方の動作モードに切り替える際に、切替後の前記他方の動作モードでの前記不揮発性メモリの残り寿命を前記所定の記録部に記録された前記積算値に基づいて予測する、
    請求項1に記載のメモリシステム。
  4. 前記不揮発性メモリは、互いに物理的に分離された複数のブロックを含み、
    前記基板電流積算部は、前記ブロックごとに当該ブロックが形成された基板に流れる基板電流を検出し、検出された各ブロックの前記基板電流の積算値を各ブロックに対応づけて前記所定の記録部に記録し、
    前記寿命予測部は、前記所定の記録部に記録された前記ブロックごとの前記積算値に基づいて前記ブロックごとに前記残り寿命を予測する
    請求項1に記載のメモリシステム。
  5. 前記不揮発メモリは、複数のメモリセルと、1つ以上のモニタキャパシタとを含み、
    前記基板電流積算部は、前記基板に形成された前記モニタキャパシタに流れた前記基板電流を検出し、検出された前記基板電流の積算値を前記所定の記録部に記録する
    請求項1に記載のメモリシステム。
  6. 前記モニタキャパシタは、前記複数のメモリセルが形成された基板とは別の前記基板に形成され、前記メモリセルに対する書込/消去の動作時には前記メモリセルのトンネル膜に印加するストレス電圧と同じストレス電圧が印加される請求項5に記載のメモリシステム。
  7. 前記モニタキャパシタは、前記メモリセルが接続されたワードラインに接続され、前記メモリセルに対する書込/消去の動作時には前記メモリセルのトンネル膜に印加するストレス電圧と同じストレス電圧が印加される請求項5に記載のメモリシステム。
  8. 前記所定の記録部は、前記不揮発性メモリとは別に設けられたメモリと、前記不揮発性メモリの一部の領域とのうちいずれかであり、
    前記寿命予測部は、前記所定の記録部に記録された前記積算値と、予め設定された前記不揮発性メモリの寿命とを比較して、前記残り寿命を予測する
    請求項1に記載のメモリシステム。
  9. 前記制御部は、前記第1モードおよび前記第2モードのうち一方の動作モードでの書込/消去動作の結果として得られた前記基板電流の前記積算値が、予め設定された閾値に達した場合、動作モードを前記第1モードおよび前記第2モードのうち前記一方の動作モードとは別の他方の動作モードに切り替える請求項3に記載のメモリシステム。
  10. 記憶セルが2値または2値以上の多値の書き込みレベルを有する不揮発性メモリに対する書込/消去のサイクル回数を所定の記録部に記録するサイクル回数積算部と、
    前記所定の記録部に記録された前記サイクル回数値に基づいて前記不揮発性メモリの残り寿命を予測する寿命予測部と
    を備えるメモリシステム。
  11. 不揮発メモリに埋め込まれたモニタキャパシタと、
    記憶セルが2値または2値以上の多値の書き込みレベルを有する前記不揮発性メモリに対する書込/消去の動作時に前記モニタキャパシタのSILC(Stress−Induced Leakage Current)を評価する評価部と、
    前記評価部により評価された前記SILC値に基づいて前記不揮発性メモリの残り寿命を予測する寿命予測部と
    を備えるメモリシステム。
  12. 記憶セルが2値または2値以上の多値の書き込みレベルを有する不揮発性メモリを制御するための制御システムであって、
    前記不揮発性メモリに対する書込/消去の動作時に前記不揮発性メモリの基板に流れた基板電流を検出し、検出された前記基板電流の積算値を所定の記録部に記録する基板電流積算部と、
    前記所定の記録部に記録された前記積算値に基づいて前記不揮発性メモリの残り寿命を予測する寿命予測部と
    を備える制御システム。
  13. 記憶セルが2値または2値以上の多値の書き込みレベルを有する不揮発性メモリの寿命予測方法であって、
    前記不揮発性メモリに対する書込/消去の動作時に前記不揮発性メモリの基板に流れた基板電流を検出し、
    検出された前記基板電流の積算値を所定の記録部に記録し、
    前記所定の記録部に記録された前記積算値に基づいて前記不揮発性メモリの残り寿命を予測する
    ことを含む寿命予測方法。
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