JP2013204262A - 便器洗浄装置 - Google Patents

便器洗浄装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013204262A
JP2013204262A JP2012072506A JP2012072506A JP2013204262A JP 2013204262 A JP2013204262 A JP 2013204262A JP 2012072506 A JP2012072506 A JP 2012072506A JP 2012072506 A JP2012072506 A JP 2012072506A JP 2013204262 A JP2013204262 A JP 2013204262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
water
water level
toilet
toilet bowl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012072506A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuhei Haida
周平 灰田
Kojiro Watari
光次郎 渡
Satoshi Kitamura
総謁 北村
Tomoki Narumi
智紀 鳴海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lixil Corp
Original Assignee
Lixil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lixil Corp filed Critical Lixil Corp
Priority to JP2012072506A priority Critical patent/JP2013204262A/ja
Priority to CN 201310100174 priority patent/CN103362187A/zh
Publication of JP2013204262A publication Critical patent/JP2013204262A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Abstract

【課題】安定した水量を便器本体に供給し、便器洗浄を良好に実行することができる便器洗浄装置を提供する。
【解決手段】便器洗浄装置は、第1タンク11と、便器給水路14と、流入口20A及び噴射ノズル20Bとを有するジェットポンプ装置20と、噴射ノズル20Bに洗浄水を供給する第1給水路21と、第1タンク11の満水位Xよりも高い位置に洗浄水を貯留し、流出口12Dを下端部に設けており、溢流した洗浄水が第1タンク11内に流入する第2タンク12と、第2タンク12内の水位が第1設定水位Y1に低下すると流出口12Dを閉鎖する第1開閉弁31と、第1給水路21に設け、第1設定水位Y1よりも高く、かつ満水位Xよりも高い第2設定水位Zで開閉する第2開閉弁32と、第2タンク12内に洗浄水を供給する第2給水路22と、第2給水路22に設け、満水位Xで開閉する第3開閉弁33とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は便器洗浄装置に関する。
特許文献1の図24〜26には従来の便器洗浄装置が開示されている。この便器洗浄装置は、洗浄水を貯留する第1タンクと、第1タンクの底面に載置して上端が開口した第2タンクとを備えている。この第2タンクは第1タンクの満水位よりも低い位置に上端を形成している。また、この第2タンクは、側面に貫設した開口部と、この開口部を開閉する開閉蓋とを有している。この便器洗浄装置は、第2タンク内に配置し、便鉢部に連通する便器給水路の上流端に設けた流入口と、この流入口に向かって洗浄水を噴出する噴射ノズルとを有するジェットポンプ装置を備えている。また、この便器洗浄装置は噴射ノズルに洗浄水を供給する給水路を備えている。さらに、この便器洗浄装置は給水路の途中に設け、給水路を開閉するフラッシュバルブを備えている。
この便器洗浄装置は、フラッシュバルブを操作して給水路を開放すると、噴射ノズルから洗浄水が勢いよく噴出する。噴射ノズルから噴出した洗浄水の水勢によって、第2タンク内の水が流入口から便器給水路内に引き込まれる。このため、この便器洗浄装置は大流量の洗浄水を便鉢部に供給することができる。
また、この便器洗浄装置は、第2タンクの開閉蓋を開閉することによって、便鉢部に供給する洗浄水の水量を変更することができる。つまり、第2タンクの開閉蓋を開いた状態では第2タンクの外側に貯留した洗浄水が第2タンクの開口部から第2タンク内に流入することができる。この状態で、フラッシュバルブを操作して給水路を開放すると、第2タンクの上端より低い位置であって第2タンクの外側に貯留した洗浄水もジェットポンプ装置によって流入口から便器排水路内に引き込み、便鉢部に供給することができる。これに対して、第2タンクの開閉蓋を閉じた状態では、第2タンクの上端より低い位置であって第2タンクの外側に貯留した洗浄水は第2タンク内に流入することができないため、第2タンクの上端より低い位置であって第2タンクの外側に貯留した洗浄水を、ジェットポンプ装置によって便鉢部に供給することができない。このように、第2タンクの開閉蓋を開いた状態の方が閉じた状態より多くの洗浄水を便鉢部に供給することができる。このように、この便器洗浄装置は、水洗式便器の使用状況に応じて、便鉢部に供給する洗浄水の流量を変更することができるため、便器洗浄を良好に実行することができる。
特許第3312625号公報
しかし、特許文献1の便器洗浄装置では、フラッシュバルブによって給水路を開閉している。フラッシュバルブは開弁している間に流れる洗浄水の水量が給水圧によって変動してしまう。このため、この便器洗浄装置は、噴射ノズルから噴出する洗浄水の水量が給水圧によって変動し、便鉢部に供給する洗浄水の水量もばらついてしまうおそれがある。このため、この便器洗浄装置は汚物等の排出が不充分になるおそれがある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、安定した水量を便器本体に供給し、便器洗浄を良好に実行することができる便器洗浄装置を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の便器洗浄装置は、便器本体に洗浄水を供給する便器洗浄装置であって、
洗浄水を貯留する第1タンクと、
この第1タンクと前記便器本体とを連通する便器給水路と、
便器洗浄を実行する前の待機状態における前記第1タンク内の満水位よりも低い位置に配置し、前記便器給水路の上流端に設けた流入口と、この流入口に向かって洗浄水を噴出する噴射ノズルとを有するジェットポンプ装置と、
前記噴射ノズルに洗浄水を供給する第1給水路と、
前記第1タンクの前記満水位よりも高い位置に洗浄水を貯留し、貯留した洗浄水が前記第1タンク内に流出する流出口を下端部に設けており、溢流した洗浄水が前記第1タンク内に流入する第2タンクと、
この第2タンク内に貯留した洗浄水が前記流出口から前記第1タンク内に流出し、前記第2タンク内の水位が第1設定水位に低下すると前記流出口を閉鎖する第1開閉弁と、
前記第1給水路に設け、前記第2タンク内の水位が前記第1設定水位よりも高く、かつ前記第1タンク内の前記満水位よりも高い第2設定水位で開弁又は閉弁する第2開閉弁と、
前記第1給水路を分岐し、前記第2タンク内に洗浄水を供給する第2給水路と、
この第2給水路に設け、前記第1タンク内の水位が前記満水位で開弁又は閉弁する第3開閉弁とを備えていることを特徴とする。
この便器洗浄装置は、以下に示すように便器洗浄を実行することができる。
この便器洗浄装置は、便器洗浄を実行する前の待機状態では、第1タンク、及び第2タンクは満水位の状態で洗浄水を貯留している。この状態で、第1開閉弁を操作して、第2タンクの流出口を開放する。これによって、この便器洗浄装置は便器洗浄を開始する。第2タンクの流出口が開放すると、第2タンク内の洗浄水が流出口から第1タンク内に流出し、第2タンク内の水位が低下する。そして、第2タンク内の水位が第2設定水位に低下すると、第2開閉弁が開弁し、第1給水路が開放する。第1給水路が開放すると、噴射ノズルから洗浄水が噴出し、その水勢によって、第1タンク内の洗浄水が流入口内に引き込まれる。このため、この便器洗浄装置は大流量の洗浄水を便器本体に供給することができる。そして、第1タンク及び第2タンク内の水位は低下し続ける。
第2タンク内の水位が第1設定水位に低下すると、第1開閉弁が流出口を閉鎖する。この間、第1タンク内の水位が満水位から低下すると、第3開閉弁が開弁する。これによって、第2給水路から第2タンク内に洗浄水が流入する。そして、第1開閉弁が流出口を閉鎖した後、第2タンク内の水位は上昇する。
そして、第2タンク内の水位が第2設定水位に上昇すると、第2開閉弁が閉弁し、第1給水路が閉鎖する。これによって、噴射ノズルからの洗浄水の噴出を停止し、便器本体への洗浄水の供給を終了する。
このように、この便器洗浄装置は第2タンク内の水位の変化によって第2開閉弁が開閉する。第2給水路から第2タンクに供給する洗浄水は給水圧によって流量が変化する。つまり、給水圧が高い方が低い場合に比べて、第2タンクに供給する洗浄水の流量が多くなる。このため、給水圧が高い方が低い場合に比べて、第2タンク内の水位が早期に第2設定水位まで上昇する。よって、給水圧が高い方が低い場合に比べて、第2開閉弁が早期に閉弁する。つまり、給水圧が高い方が低い場合に比べて、噴射ノズルからの洗浄水の噴出が早期に停止し、便器本体への洗浄水の供給が早期に終了する。
また、第1給水路を流れて噴射ノズルから噴出する洗浄水も、給水圧が高い方が低い場合に比べて、流量が多くなる。また、噴射ノズルから噴出する洗浄水の水勢が強い(流量が多い)方が、水勢が弱い(流量が少ない)場合に比べて、流入口内に引き込む第1タンク内の洗浄水の流量が多くなる。このため、給水圧が高い方が低い場合に比べて、便器本体に供給する洗浄水の流量が多くなり、早期に便器本体への洗浄水の供給を終了する。このように、この便器洗浄装置は給水圧が変動しても便器本体へ供給する洗浄水の水量のばらつきを少なくすることができる。
したがって、本発明の便器洗浄装置は安定した水量を便器本体に供給し、便器洗浄を良好に実行することができる。
第2タンクは、第2給水路から流入する洗浄水によって水位が上昇し続ける。そして、第2タンクから溢流した洗浄水が第1タンク内に流入し、第1タンク内の水位が上昇する。第1タンク内の水位が満水位に上昇すると、第3開閉弁が閉弁し、第2給水路が閉鎖する。これによって、便器洗浄装置は、第1タンク、及び第2タンクが洗浄水を満水位の状態で貯留し、便器洗浄を実行する前の待機状態に復帰する。
実施例1の水洗式便器の概略図である。 実施例1の便器洗浄装置の概略図であって、(I)は便器洗浄待機状態を示し、(II)は便鉢部への洗浄水供給を開始した状態を示す。 実施例1の便器洗浄装置の概略図であって、(III−1)は小洗浄動作の途中を示し、(III−2)は大洗浄動作の途中を示す。 実施例1の便器洗浄装置の概略図であって、(IV)は便鉢部への洗浄水供給を終了した状態を示す。 実施例2の水洗式便器の概略図である。 実施例3の水洗式便器の概略図である。 実施例4の水洗式便器の概略図である。
本発明における好ましい実施の形態を説明する。
本発明の第1設定水位を複数設定しており、前記第2タンク内の水位が選択した前記第1設定水位に低下すると前記第1開閉弁が前記流出口を閉鎖し得る。この場合、高い方の第1設定水位を選択すると、低い方の第1設定水位を選択した場合に比べ、第2タンク内の水位が第2設定水位に上昇するまでの時間を短くすることができる。つまり、早期に第1給水路を閉鎖し、噴射ノズルからの洗浄水の噴出を早期に停止することができるため、便器本体へ供給する洗浄水の水量を少なくすることができる。このように、この便器洗浄装置は、水洗式便器の使用状況に応じて、便鉢部に供給する洗浄水の水量を変更することができるため、便器洗浄を良好に実行することができる。
前記第1給水路に設け、前記第1タンク内の水位が前記ジェットポンプ装置の前記流入口から空気が流入する水位に低下する前に閉弁して前記第1給水路を閉鎖する第4開閉弁を備え得る。この場合、ジェットポンプ装置の噴射ノズルから噴出した洗浄水が流入口内へ空気を引き込むことを確実に防止することができる。このため、ジェットポンプ装置が空気を引き込む音の発生を確実に防止することができる。
次に、本発明の便器洗浄装置を備えた水洗式便器を具体化した実施例1〜4について、図面を参照しつつ説明する。
<実施例1>
実施例1の水洗式便器は、図1に示すように、便器本体1と便器洗浄装置10とを備えている。便器本体1は、便鉢部2と、便鉢部2の下流側に連通した便器排水路3とを有している。
便器洗浄装置10は、便器本体1の後方であって、便器本体1の上面より低い位置に配置している。このため、この水洗式便器はローシルエットを実現している。便器洗浄装置10は、第1タンク11、第2タンク12、第3タンク13、便器給水路14、ジェットポンプ装置20、第1給水路21、第2給水路22、第1開閉弁31、第2開閉弁32、及び第3開閉弁33を備えている。
第1タンク11は洗浄水を貯留している。第2タンク12は第1タンク11内の上部に配置されている。この第2タンク12に貯留した洗浄水の一部は便器洗浄を実行する前の待機状態における第1タンク11の満水位X1よりも高い位置に貯留されている。つまり、この第2タンク12は第1タンク11の満水位X1よりも高い位置に洗浄水を貯留している。この第2タンク12は底面12A及び、底面12Aの外周縁から立ちあがった側面12Bを有しており、上方に向けて開口した上端開口12Cを形成している。また、この第2タンク12は下端部である底面12Aを貫通した流出口12Dを有している。第2タンク12に貯留した洗浄水は流出口12Dを介して第1タンク11内に流出することができる。また、第2タンク12の側面12Bの上端から溢流した洗浄水は第1タンク11内に流入することができる。
第3タンク13は第1タンク11内に配置されている。この第3タンク13は上面13A及び、上面13Aの外周縁から下方に延びた側面13Bを有し、第1タンク11内の下部の近傍で下方に向けて開口した下端開口13Cを有している。また、この第3タンク13は上端部に便器給水路14が連通している。便器給水路14の上流端であって、第3タンク13の上端部に流入口20Aが形成されている。この流入口20Aは、便器洗浄を実行する前の待機状態における第1タンク11の満水位X1よりも低い位置に配置されている。
便器給水路14の下流端は便器本体1の便鉢部2の後部に連通している。便器給水路14の下流端から流出した洗浄水は便鉢部2の上端周面に沿って一方向に流れつつ、便鉢部2の表面に流れ落ちる。このように、便器給水路14の下流端から流出した洗浄水は、平面視において、便鉢部2を旋回する流れを形成し、汚物等を便鉢部2の中央部に集めて便器排水路3内へ押し流すように流れる。
ジェットポンプ装置20は、流入口20Aと、第3タンク13内に配置され、流入口20Aに向かって洗浄水を噴出する噴射ノズル20Bとを有している。第1給水路21は、下流端が噴射ノズル20Bに連通しており、上流端が給水源に連通している。このため、第1給水路21は噴射ノズル20Bに洗浄水を供給することができる。第2給水路22は、第1給水路21を分岐して形成されており、下流端が第2タンク12の上端開口12Cに臨んで配置されている。第2給水路22は下流端から流出した洗浄水を第2タンク12に供給することができる。
第1開閉弁31は第2タンク12内の水位が第1設定水位Y1、Y2(図3参照)に低下すると流出口12Dを閉鎖する。この第1開閉弁31は、詳細な構造の説明を省略するが、水洗式便器のロータンク等に用いられ、大小洗浄を切換可能な排水弁と同一の構造を有している。つまり、第1開閉弁31は、流出口12Dを閉鎖する第1設定水位が二つ設定されており(Y1、Y2)、第2タンク12内の相違する2つの第1設定水位Y1、Y2の一方を選択して流出口12Dを閉鎖するように駆動させることができる。
また、第1開閉弁31は流出口12Dを開放するための操作部31Aを有している。この操作部31Aは、便鉢部2に供給する洗浄水の水量が多い大洗浄と、大洗浄よりも便鉢部2に供給する洗浄水の水量が少ない小洗浄とを選択的に実行することができるように形成されている。大洗浄を実行するように操作部31Aを操作すると、第1開閉弁31が流出口12Dを閉鎖する際の第2タンク12内の水位が低い方の第1設定水位Y2が選択され、小洗浄を実行するように操作部31Aを操作すると、第1開閉弁31が流出口12Dを閉鎖する際の第2タンク12内の水位が高い方の第1設定水位Y1が選択される。つまり、第1開閉弁31は、大洗浄を実行した際には第2タンク内の水が低い方の第1設定水位Y2になると流出口12Dを閉鎖し、小洗浄を実行した際には第2タンク内の水が高い方の第1設定水位Y1になると流出口12Dを閉鎖する。
第2開閉弁32は第1給水路21に設けられている。第2開閉弁32は、第2タンク12内の水位の変化に連動して、上下するフロート32Aを有するボールタップである。この第2開閉弁32は、第2タンク12内の水位が第1設定水位Y1、Y2よりも高く、かつ第1タンク11の満水位X1よりも高い水位で開弁又は閉弁するよう設定されている。
第3開閉弁33は第2給水路22に設けられている。第3開閉弁33は、第1タンク11内の水位の変化に連動して、上下するフロート33Aを有するボールタップである。この第3開閉弁33は、第1タンク11内の水位が満水位X1で開弁又は閉弁するように設定されている。
次に、このような構成を有する水洗式便器の便器洗浄動作を説明する。
この水洗式便器は、図2(I)に示すように、便器洗浄を実行する前の待機状態では、第1タンク11、及び第2タンク12は満水位X1、X2の状態で洗浄水を貯留している。この状態で、図2(II)に示すように、第1開閉弁31の操作部31Aを操作して、第2タンク12の流出口12Dを開放する。これによって、この便器洗浄装置10は便器洗浄を開始する。第2タンク12の流出口12Dが開放すると、第2タンク12内の洗浄水が流出口12Dから第1タンク11内に流出し、第2タンク12内の水位が低下する。一方、第2タンク12から第1タンク11内に洗浄水が流入するので、便器洗浄を実行した初期に、第1タンク11内の水位が僅かに上昇する。
そして、第2タンク12内が第2設定水位Zに低下すると、第2開閉弁32が開弁し、第1給水路21が開放する。第1給水路21が開放すると、噴射ノズル20Bから洗浄水が噴出し、その水勢によって、第3タンク13(第1タンク11)内の洗浄水が流入口20A内に引き込まれる。このため、この便器洗浄装置10は大流量の洗浄水を便器本体1の便鉢部2に供給することができる。そして、第1タンク11及び第2タンク12内の水位は低下し続ける。
第2タンク12内の水位が第1設定水位Y1、Y2に低下すると、図3(III−1)、(III−2)に示すように、第1開閉弁31が流出口12Dを閉鎖する。この際、小洗浄を実行するように操作部31Aが操作された場合、図3(III−1)に示すように、第2タンク12内に洗浄水が半分程度残っている状態(水位が第1設定水位Y1)で第1開閉弁31が流出口12Dを閉鎖する。一方、大洗浄を実行するように操作部31Aが操作された場合、図3(III−2)に示すように、第2タンク12内に洗浄水がほとんど残っていない状態(水位が第1設定水位Y2)で第1開閉弁31が流出口12Dを閉鎖する。
この間、第1タンク11内の水位が満水位X1から低下すると、第3開閉弁33が開弁する。これによって、第2給水路22から第2タンク12内に洗浄水が流入する。そして、第1開閉弁31が流出口12Dを閉鎖した後、第2タンク12内の水位は上昇する。
そして、第2タンク12内の水位が第2設定水位Zに上昇すると、図4(IV)に示すように、第2開閉弁32が閉弁し、第1給水路21が閉鎖する。これによって、噴射ノズル20Bからの洗浄水の噴出が停止し、便器本体1への洗浄水の供給を終了する。この際、第1タンク11内の水位が第3タンク13の下端開口より低くならないように、第2設定水位Zを設定している。このため、噴射ノズル20Bから洗浄水が噴出している間は、必ず第3タンク13内を洗浄水が満たした状態に維持することができる。これによって、ジェットポンプ装置20の噴射ノズル20Bから噴出した洗浄水が流入口20A内へ空気を引き込むことを確実に防止することができる。このため、ジェットポンプ装置20が空気を引き込む音の発生を確実に防止することができる。
小洗浄を実行するように第1開閉弁31の操作部31Aを操作した場合、水位が高い方の第1設定水位Y1が選択されて第1開閉弁31が流出口12Dを閉鎖する。このため、大洗浄を実行するように第1開閉弁31の操作部31Aを操作した場合に比べ、第2タンク12内の水位が第2設定水位Zに上昇するまでの時間を短くすることができる。つまり、早期に第1給水路21を閉鎖し、噴射ノズル20Bからの洗浄水の噴出を早期に停止する。このため、小洗浄を実行するように第1開閉弁31の操作部31Aを操作すると、便器本体1へ供給する洗浄水の水量を少なくすることができる。このように、この便器洗浄装置10は、水洗式便器の使用状況に応じて、便鉢部2に供給する洗浄水の水量を変更することができるため、便器洗浄を良好に実行することができる。
また、この便器洗浄装置10は第2タンク12内の水位の変化によって第2開閉弁32が開閉する。第2給水路22から第2タンク12に供給する洗浄水は給水圧によって流量が変化する。つまり、給水圧が高い方が低い場合に比べて、第2タンク12に供給する洗浄水の流量が多くなる。このため、給水圧が高い方が低い場合に比べて、第2タンク12内の水位が早期に第2設定水位Zまで上昇する。よって、給水圧が高い方が低い場合に比べて、第2開閉弁32が早期に閉弁する。つまり、給水圧が高い方が低い場合に比べて、噴射ノズル20Bからの洗浄水の噴出が早期に停止し、便器本体1への洗浄水の供給が早期に終了する。
また、第1給水路21を流れて噴射ノズル20Bから噴出する洗浄水も、給水圧が高い方が低い場合に比べて、流量が多くなる。また、噴射ノズル20Bから噴出する洗浄水の水勢が強い(流量が多い)方が、水勢が弱い(流量が少ない)場合に比べて、流入口20A内に引き込む第3タンク13(第1タンク11)内の洗浄水の流量が多くなる。このため、給水圧が高い方が低い場合に比べて、便器本体1に供給する洗浄水の流量が多くなり、早期に便器本体1への洗浄水の供給を終了する。このように、この便器洗浄装置10は給水圧が変動しても便器本体1へ供給する洗浄水の水量のばらつきを少なくすることができる。
したがって、実施例1の便器洗浄装置10は安定した水量を便器本体1に供給し、便器洗浄を良好に実行することができる。
第2タンク12は、第2給水路22から流入する洗浄水によって水位が上昇し続ける。そして、図4(IV)に示すように、第2タンク12から溢流した洗浄水が第1タンク11内に流入し、第1タンク11内の水位が上昇する。第1タンク11内の水位が満水位X1に上昇すると、第3開閉弁33が閉弁し、第2給水路22が閉鎖する。これによって、水洗式便器は、第1タンク11、及び第2タンク12が洗浄水を満水位X1、X2の状態で貯留し、便器洗浄を実行する前の待機状態に復帰する。
以上説明したように、実施例1の水洗式便器の便器洗浄装置10は無電源で便器洗浄を実行することができる。
<実施例2>
実施例2の水洗式便器の便器洗浄装置110は、図5に示すように、第1開閉弁131が流出口12Dを閉鎖する第1設定水位を一つのみ設定している点で実施例1と相違する。他の構成は実施例1と同様であり、同一の構成は同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
この便器洗浄装置110は、第1開閉弁131は、操作部131Aを操作して流出口12Dを開放すると、第2タンク12内の洗浄水がほとんど残っていない状態(水位が第1設定水位Y2)で流出口12Dを閉鎖するように設定されている。このため、この水洗式便器は、便器洗浄を実行すると、毎回、略等しい水量の洗浄水を便鉢に供給することができる。
したがって、実施例2の便器洗浄装置110も安定した水量を便器本体1に供給し、便器洗浄を良好に実行することができる。
<実施例3>
実施例3の水洗式便器の便器洗浄装置210は、図6に示すように、第1給水路21に設けた第4開閉弁34を有している点で実施例2と相違する。他の構成は、実施例2と同様であり、同一の構成は同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
第4開閉弁34は、第1タンク11内の水位の変化に連動して、上下するフロート34Aを有するボールタップである。この第4開閉弁34は、便器洗浄を実行中に第1タンク11内の水位が第3タンク13の下端開口より低下しないように、第3タンク13の下端開口より僅かに高い水位Wまで低下すると閉弁するように設定されている。
つまり、第4開閉弁34は、第1タンク11内の水位がジェットポンプ装置20の流入口20Aから空気が流入する水位に低下する直前に閉弁して第1給水路21を閉鎖する。仮に、第2タンク12内に流入する洗浄水の流量が少なく、第2開閉弁32の閉弁が遅くなっても、第4開閉弁34が閉弁することによって、ジェットポンプ装置20の噴射ノズル20Bから噴出した洗浄水が流入口20A内へ空気を引き込むことを確実に防止することができる。このため、ジェットポンプ装置20が空気を引き込む音の発生を確実に防止することができる。
<実施例4>
実施例4の水洗式便器の便器洗浄装置310は、図7に示すように、第3タンク13を備えていない点で実施例2と相違する。他の構成は実施例2と同様であり、同一の構成は同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
この便器洗浄装置310は、便器給水路114の上流端を第1タンク11の底部近傍まで延ばし、便器給水路114の上流端に設けた流入口120Aと、この流入口120Aに向かって洗浄水を噴出する噴射ノズル120Bとを第1タンク11の底部近傍に配置してジェットポンプ装置129を構成している。これによって、便器洗浄装置310は部品点数を少なくすることができる。
この便器洗浄装置310は、第1タンク11内の水位が流入口120Aより低くならないように、第2設定水位を設定している。このため、噴射ノズル122から洗浄水が噴出している間は、必ず流入口120Aが水位より低い位置にある。これによって、ジェットポンプ装置120の噴射ノズル122から噴出した洗浄水が流入口120A内へ空気を引き込むことを確実に防止することができる。このため、ジェットポンプ装置120が空気を引き込む音の発生を確実に防止することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例1〜4に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例1〜4では、第2タンクを第1タンク内に配置したが、第2タンクを第1タンクに併設する等、第1タンク内に配置しなくてもよい。
(2)実施例1〜4では、第2〜第4開閉弁をフロートを有するボールタップであったが、第1タンク、及び第2タンクの水位を検知する電気式の水位センサーを利用して電気駆動式の第2〜第4開閉弁を開閉してもよい。
(3)実施例1〜4の第1開閉弁を第2タンクの水位を検知する電気式の水位センサーを有する電気駆動式開閉弁にしてもよい。
(4)実施例1〜4では、便鉢部に洗浄水を供給したが、便器排水路の上流側に設けたジェット吐水口等、便器本体の他の部分に直接洗浄水を供給してもよい。
(5)実施例1の便器洗浄装置の第1給水路に実施例3の第4開閉弁を設けてもよい。
1…便器本体
10、110、210、310…便器洗浄装置
11…第1タンク
12…第2タンク
12D…流出口
14…便器給水路
20…ジェットポンプ装置
20A、120A…流入口
20B、120B…噴射ノズル
21…第1給水路
22…第2給水路
31、131…第1開閉弁
32…第2開閉弁
33…第3開閉弁
34…第4開閉弁
X1…第1タンクの満水位
Y1、Y2…第1設定水位
Z…第2設定水位

Claims (3)

  1. 便器本体に洗浄水を供給する便器洗浄装置であって、
    洗浄水を貯留する第1タンクと、
    この第1タンクと前記便器本体とを連通する便器給水路と、
    便器洗浄を実行する前の待機状態における前記第1タンク内の満水位よりも低い位置に配置し、前記便器給水路の上流端に設けた流入口と、この流入口に向かって洗浄水を噴出する噴射ノズルとを有するジェットポンプ装置と、
    前記噴射ノズルに洗浄水を供給する第1給水路と、
    前記第1タンクの前記満水位よりも高い位置に洗浄水を貯留し、貯留した洗浄水を前記第1タンク内に流出する流出口を下端部に設けており、溢流した洗浄水が前記第1タンク内に流入する第2タンクと、
    この第2タンク内に貯留した洗浄水が前記流出口から前記第1タンク内に流出し、前記第2タンク内の水位が第1設定水位に低下すると前記流出口を閉鎖する第1開閉弁と、
    前記第1給水路に設け、前記第2タンク内の水位が前記第1設定水位よりも高く、かつ前記第1タンク内の前記満水位よりも高い第2設定水位で開弁又は閉弁する第2開閉弁と、
    前記第1給水路を分岐し、前記第2タンク内に洗浄水を供給する第2給水路と、
    この第2給水路に設け、前記第1タンク内の水位が前記満水位で開弁又は閉弁する第3開閉弁とを備えていることを特徴とする便器洗浄装置。
  2. 前記第1設定水位を複数設定しており、前記第2タンク内の水位が選択した前記第1設定水位に低下すると前記第1開閉弁が前記流出口を閉鎖することを特徴とする請求項1記載の便器洗浄装置。
  3. 前記第1給水路に設け、前記第1タンク内の水位が前記ジェットポンプ装置の前記流入口から空気が流入する水位に低下する前に閉弁して前記第1給水路を閉鎖する第4開閉弁を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の便器洗浄装置。
JP2012072506A 2012-03-27 2012-03-27 便器洗浄装置 Pending JP2013204262A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012072506A JP2013204262A (ja) 2012-03-27 2012-03-27 便器洗浄装置
CN 201310100174 CN103362187A (zh) 2012-03-27 2013-03-26 便器冲洗装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012072506A JP2013204262A (ja) 2012-03-27 2012-03-27 便器洗浄装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013204262A true JP2013204262A (ja) 2013-10-07

Family

ID=49364384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012072506A Pending JP2013204262A (ja) 2012-03-27 2012-03-27 便器洗浄装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2013204262A (ja)
CN (1) CN103362187A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015227552A (ja) * 2014-05-30 2015-12-17 Toto株式会社 水洗大便器装置
JP7480622B2 (ja) 2020-07-31 2024-05-10 Toto株式会社 洗浄水タンク装置、及び、それを備えた水洗大便器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015227552A (ja) * 2014-05-30 2015-12-17 Toto株式会社 水洗大便器装置
JP7480622B2 (ja) 2020-07-31 2024-05-10 Toto株式会社 洗浄水タンク装置、及び、それを備えた水洗大便器

Also Published As

Publication number Publication date
CN103362187A (zh) 2013-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2014027499A1 (ja) 水洗式便器
JP6425186B2 (ja) 水洗大便器
EP2674535A1 (en) Toilet cleaning device, and flush toilet
JP2004156382A5 (ja)
JP5721575B2 (ja) 便器洗浄装置及び水洗式便器
CN113692470B (zh) 为非电动式节水马桶供应冲洗水的装置
JP6168646B2 (ja) 便器洗浄装置
JP2009243053A (ja) 水洗便器のタンク構造
JP2013204262A (ja) 便器洗浄装置
WO2012026331A1 (ja) 水洗式便器
JP2008248636A (ja) 水洗大便器
JP6187759B2 (ja) 水洗大便器装置
WO2013145999A1 (ja) 便器洗浄装置
JP2010236202A (ja) 水洗大便器
JP6079967B2 (ja) 水洗大便器
JP2015183484A (ja) 水洗大便器
JP5916057B2 (ja) 便器洗浄装置
JP6288600B2 (ja) 水洗大便器装置
JP2015178729A (ja) 水洗大便器
JP2015151758A (ja) 水洗大便器装置
JP2016003453A (ja) 水洗大便器
JP6421915B2 (ja) 水洗大便器装置
JP2018199902A (ja) 給水弁装置
JP2015067968A (ja) 水洗大便器装置
JP2013032645A (ja) 温水洗浄装置及び便器装置