JP2013129382A - 作業車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】走行部制動力が旋回内側の走行部駆動力に影響し旋回動作が不安定になるのを防止でき、オペレータが予期しない方向に走行機体が向くのを防止できるようにした作業車両を提供する。
【解決手段】エンジンで左右走行部を作動させる一方、左右走行部への駆動力をそれぞれ断続させる左右のサイドクラッチと左右のサイドクラッチをそれぞれ断続操作するサイドクラッチ操作具14とサイドクラッチが継続されているときの駆動力よりも小さい駆動力を伝達する動力半減手段84を設ける作業車両において、サイドクラッチが継続されているときに左右走行部を同時に制動するパーキングブレーキと、サイドクラッチが切断されているときに左右走行部を各別に制動するサイドブレーキの両方が非制動状態で、サイドクラッチが切断された旋回内側の走行部が、サイドクラッチが切断されていない旋回外側の走行部の駆動力よりも小さい駆動力にて駆動されるように構成した。
【選択図】図5

Description

本発明は、圃場の未刈り穀稈を刈取って脱穀する収穫作業用のコンバイン、または圃場を耕耘する耕耘作業用のトラクタ、または建設機械としての自走クレーン等の作業車両に係り、より詳しくは、左右のサイドクラッチを制御して左右の走行部を駆動制御して、進路を変更しながら移動する作業車両に関するものである。
従来、コンバインなどにおいて、エンジンを搭載した走行機体と、前記走行機体を支持する左右走行部としての左右走行クローラ(走行車輪)と、操向操作具などを備え、左右のサイドクラッチと左右のサイドブレーキを入り切り操作して、旋回移動するように構成している(例えば、特許文献1参照)。
実開2001−278093号公報
前記従来技術は、特許文献1に示されるように、左右のサイドクラッチの一方が切断されても、サイドクラッチが切断された側の走行部の駆動が、サイドクラッチが切断されていない他方の動力にて続行された場合、サイドクラッチの切断に伴うショックを軽減できるが、サイドクラッチが継続されているときに左右走行部を同時に制動するパーキングブレーキと、サイドクラッチが切断されているときに左右走行部を各別に制動する左右サイドブレーキを設ける場合、パーキングブレーキまたはサイドブレーキの走行部制動力が、サイドクラッチが切断された側の走行部駆動力に影響して、旋回動作が不安定になりやすい等の問題がある。例えば、移動中に、パーキングブレーキなどの操作によって、左右走行部に伝達されるエンジンからの走行駆動力が大きく変化したときに、オペレータが予期しない方向に機体が向く等の問題がある。また、圃場作業における乾田または湿田などの路面状況の相違などにより、オペレータが予期しない方向に機体が旋回移動しやすい等の問題もある。さらに、サイドクラッチが切断されかつサイドブレーキにて旋回内側の走行部が制動されて停止したとき、その旋回内側の走行部の方向転換によって圃場が乱れやすい等の問題もある。即ち、旋回内側の走行部の駆動制御性能などを簡単に向上できない等の問題がある。
そこで、本願発明は、これらの現状を検討して改善を施した作業車両を提供しようとするものである。
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明の作業車両は、エンジンを搭載した走行機体を備え、前記エンジンによって左右走行部を作動させる一方、左右走行部への駆動力をそれぞれ断続させる左右のサイドクラッチと、左右のサイドクラッチをそれぞれ断続操作するサイドクラッチ操作具と、前記サイドクラッチが継続されているときの駆動力よりも小さい駆動力を伝達する動力半減手段を設ける作業車両において、前記サイドクラッチが継続されているときに前記左右走行部を同時に制動するパーキングブレーキと、前記サイドクラッチが切断されているときに前記左右走行部を各別に制動するサイドブレーキの両方が非制動状態で、前記サイドクラッチが切断された旋回内側の走行部が、前記サイドクラッチが切断されていない旋回外側の走行部の駆動力よりも小さい駆動力にて駆動されるように構成したものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の作業車両において、路面状況を選択可能なモード切換手段と、前記左右のサイドクラッチとしての左右湿式多板形サイドクラッチを備え、前記左または右の湿式多板形サイドクラッチが継続された旋回外側の走行部の走行負荷を所定以下に維持しながら、アクチュエータにて断続制御する前記湿式多板形サイドクラッチの駆動伝達力を、前記モード切換手段の選択状況に応じて増減可能に構成したものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の作業車両において、前記サイドクラッチが切断されていない旋回外側の走行部の正回転駆動力の一部を逆回転駆動力として伝達する逆転クラッチ及び逆転軸を備え、前記サイドクラッチが切断された旋回内側の走行部が、前記サイドクラッチが切断されていない旋回外側の走行部の駆動力の一部にて逆回転駆動可能に構成したものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の作業車両において、サイドクラッチ軸と、減速軸とを内蔵するミッションケースを備え、前記ミッションケースの内部に左右車軸の一端側を軸支し、前記サイドクラッチ軸に減速軸を左右第1減速ギヤにて連結し、前記減速軸に左右車軸を左右第2減速ギヤにて連結すると共に、前記動力半減手段としての湿式多板形クラッチ体を設ける構造であって、前記左右第2減速ギヤの間に前記左右第1減速ギヤを配置し、前記左右第1減速ギヤの間に前記湿式多板形クラッチ体を設けたものである。
請求項1に係る発明によれば、エンジンを搭載した走行機体を備え、前記エンジンによって左右走行部を作動させる一方、左右走行部への駆動力をそれぞれ断続させる左右のサイドクラッチと、左右のサイドクラッチをそれぞれ断続操作するサイドクラッチ操作具と、前記サイドクラッチが継続されているときの駆動力よりも小さい駆動力を伝達する動力半減手段を設ける作業車両において、前記サイドクラッチが継続されているときに前記左右走行部を同時に制動するパーキングブレーキと、前記サイドクラッチが切断されているときに前記左右走行部を各別に制動するサイドブレーキの両方が非制動状態で、前記サイドクラッチが切断された旋回内側の走行部が、前記サイドクラッチが切断されていない旋回外側の走行部の駆動力よりも小さい駆動力にて駆動されるように構成したものであるから、前記パーキングブレーキまたはサイドブレーキの走行部制動力が、前記サイドクラッチが切断された側の走行部駆動力に影響して、旋回動作が不安定になるのを簡単に防止でき、移動中に、パーキングブレーキなどの操作によって、左右走行部に伝達されるエンジンからの走行駆動力が大きく変化しても、オペレータが予期しない方向に機体が向くのを防止できる。また、旋回内側の走行部に過分の制動力が発生する路面状況であっても、旋回半径が小さくなりすぎるのを防止でき、湿田などにおける旋回性能を向上できる。
請求項2に係る発明によれば、路面状況を選択可能なモード切換手段と、前記左右のサイドクラッチとしての左右湿式多板形サイドクラッチを備え、前記左または右の湿式多板形サイドクラッチが継続された旋回外側の走行部の走行負荷を所定以下に維持しながら、アクチュエータにて断続制御する前記湿式多板形サイドクラッチの駆動伝達力を、前記モード切換手段の選択状況に応じて増減可能に構成したものであるから、路面状況に応じて前記走行部の旋回駆動力を選択できる。圃場作業における乾田または湿田などの路面状況の相違などにより、オペレータが予期しない方向に機体が旋回移動するのを防止できる。旋回パターンの選択などの簡単な切換操作によって、路面状況またはオペレータの操縦感覚などに旋回動作を適応できる。
請求項3に係る発明によれば、前記サイドクラッチが切断されていない旋回外側の走行部の正回転駆動力の一部を逆回転駆動力として伝達する逆転クラッチ及び逆転軸を備え、前記サイドクラッチが切断された旋回内側の走行部が、前記サイドクラッチが切断されていない旋回外側の走行部の駆動力の一部にて逆回転駆動可能に構成したものであるから、サイドクラッチが切断された旋回内側の走行部の逆回転駆動により、往復作業において次行程に移動する方向転換(スピンターン)によって圃場の枕地が乱れるのを簡単に低減できると共に、その方向転換(スピンターン)に必要な圃場の枕地幅を縮小でき、機動性を向上できる。
請求項4に係る発明によれば、サイドクラッチ軸と、減速軸とを内蔵するミッションケースを備え、前記ミッションケースの内部に左右車軸の一端側を軸支し、前記サイドクラッチ軸に減速軸を左右第1減速ギヤにて連結し、前記減速軸に左右車軸を左右第2減速ギヤにて連結すると共に、前記動力半減手段としての湿式多板形クラッチ体を設ける構造であって、前記左右第2減速ギヤの間に前記左右第1減速ギヤを配置し、前記左右第1減速ギヤの間に前記湿式多板形クラッチ体を設けたものであるから、前記左右第1減速ギヤと、前記左右第2減速ギヤと、前記湿式多板形クラッチ体とを、前記ミッションケース出力部の内部にコンパクトに配置できる。前記左右第1減速ギヤと、前記左右第2減速ギヤの多段減速機構にて前記ミッションケースの上下幅寸法をコンパクトに形成でき、前記ミッションケース底部の地上高を高く構成できるものでありながら、前記ミッションケース出力部の部品配置密度を高くして、前記ミッションケース出力部の外形寸法もコンパクトに形成できる。
本発明の第1実施形態を示すコンバインの左側面図である。 同右側面図である。 同平面図である。 ミッションケースの断面図である。 コンバインの走行制御回路図である。 図5の走行制御フローチャートである。 第2実施形態を示すミッションケースの断面図である。 同ミッションケース入力側の断面拡大図である。 同ミッションケース出力側の断面拡大図である。 湿式多板形クラッチ体部の断面拡大図である。 第3実施形態を示すミッションケース出力側の断面拡大図である。 第4実施形態を示すミッションケース出力側の断面拡大図である。
以下に、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。図1は作業車両の一例としてのコンバインの左側面図、図2は同右側面図、図3は同平面図である。図1乃至図3を参照しながら、コンバインの全体構造について説明する。なお、以下の説明では、走行機体1の前進方向に向かって左側を単に左側と称し、同じく前進方向に向かって右側を単に右側と称する。
図1乃至図3に示されるように、本実施形態のコンバインは、走行機体1と、走行機体1を支持する左右一対の走行クローラ2(走行部)と、穀稈を取込みながら刈取る多条刈り用の刈取装置3と、走行機体1の前部に刈取装置3を刈取回動支点軸4a回りに昇降する単動式の昇降用油圧シリンダ4とを備えている。また、走行機体1には、フィードチェン6を有する脱穀装置5と、脱穀後の穀粒を貯留する穀粒タンク7とが横並び状に搭載されている。穀粒タンク7の下方側に籾受け台8が設けられ、穀粒タンク7内部の穀粒が、その下面側の籾排出口9から籾受け台8上の籾袋(図示省略)に排出されるように構成されている。刈取装置3の右側方で、穀粒タンク7の前側方には、運転部10が設けられている。
運転部10には、オペレータが搭乗するステップ11と、運転座席12を配置している。運転座席12の前方のハンドルコラム13に、サイドクラッチ操作具(操向操作具)としての操縦レバー14が配置されている。ステップ11上にブレーキペダル15が配置されている。また、運転座席12の左側方のレバーコラム16に、主走行変速レバー17と、脱穀クラッチ及び刈取クラッチ操作用の作業クラッチレバー18と、副変速レバー19とが、配置されている。運転座席12の下方の走行機体1には、動力源としてのエンジン20が配置されている。
図1及び図2に示されるように、走行機体1の下面側に左右のトラックフレーム21を配置している。トラックフレーム21には、走行クローラ2にエンジン20の動力を伝える駆動スプロケット22と、走行クローラ2のテンションを維持するテンションローラ23と、走行クローラ2の接地側を接地状態に保持する複数のトラックローラ24とを設けている。駆動スプロケット22によって走行クローラ2の前側を支持し、テンションローラ23によって走行クローラ2の後側を支持し、トラックローラ24によって走行クローラ2の接地側を支持する。
図1乃至図3に示されるように、刈取装置3の刈取回動支点軸4aに連結した刈取フレーム41の下方には、圃場の未刈り穀稈の株元を切断するバリカン式の刈刃装置42が設けられている。刈取フレーム41の前方には、圃場の未刈り穀稈を引起す4条分の穀稈引起装置43が配置されている。穀稈引起装置43とフィードチェン6の前端部(送り始端側)との間には、刈刃装置42によって刈取られた刈取り穀稈を搬送する穀稈搬送装置44が配置されている。なお、穀稈引起装置43の下部前方には、圃場の未刈り穀稈を分草する4条分の分草体45が突設されている。エンジン20にて走行クローラ2を駆動して圃場内を移動しながら、刈取装置3を駆動して圃場の未刈り穀稈を連続的に刈取る。
図1及び図2に示されるように、脱穀装置5には、穀稈脱穀用の扱胴26と、扱胴26の下方に落下する脱粒物を選別する揺動選別盤27と、揺動選別盤27に選別風を供給する唐箕ファン28と、扱胴26の後部から放出される脱穀排出物を再処理する処理胴29と、揺動選別盤27の後部の排塵を機外に排出する排塵ファン30とを備えている。刈取装置3から穀稈搬送装置44によって搬送された穀稈は、フィードチェン6に受継がれて挟持搬送され、脱穀装置5の扱室内に搬入されて扱胴26にて脱穀される。なお、フィードチェン6の後端側(送り終端側)に排藁チェン34が配置されている。フィードチェン6から排藁チェン34に受継がれた排藁は、排藁カッタ35にて短く切断され、走行機体1の後方に排出される。
また、揺動選別盤27の下方側には、揺動選別盤27にて選別された穀粒(一番物)を取出す一番コンベヤ31と、枝梗付き穀粒等の二番物を取出す二番コンベヤ32が設けられている。扱胴26の下方に張設された受網26cから漏下した脱穀物が、揺動選別盤27のフィードパン及びチャフシーブによって搖動選別(比重選別)される。揺動選別盤27のグレンシーブから落下した穀粒(一番物)は、一番コンベヤ31に落下する。一番コンベヤ31から取出された穀粒は、一番揚穀筒33によって穀粒タンク7に搬入され、穀粒タンク7に収集される。
さらに、揺動選別盤27は、搖動選別(比重選別)によって、チャフシーブまたはストローラックから枝梗付き穀粒等の二番物(穀粒と藁屑等が混在した再選別物)が二番コンベヤ32に落下するように構成している。二番コンベヤ32によって取出された二番物は、二番還元揚穀筒36を介して揺動選別盤27の上面側に戻されて再選別される。なお、揺動選別盤27上の比較的軽い藁屑は、排塵ファン30に吸込まれて、機外に排出される。
次いで、図4を参照して、エンジン20からの駆動力を変速して、走行駆動力として左右走行クローラ2に伝達するミッションケース51の構造を説明する。図4に示す如く、エンジン20の出力軸にVベルト(図示省略)などを介して連結する入力プーリ52及び入力軸53と、入力軸53の回転力を無段階に変速する油圧ポンプ及び油圧モータを有する油圧無段変速機54と、油圧無段変速機54の変速出力軸55にアイドル軸56を介して連結する副変速軸57と、副変速軸57に副変速ギヤ58を介して連結するカウンタ軸59と、カウンタ軸59に設けるパーキングブレーキ60と、湿式多板形の左右サイドクラッチ61を軸支するサイドクラッチ軸62と、左右サイドブレーキ63及びスピンターンクラッチ64を軸支するブレーキ軸65と、ブレーキ軸65に連結する逆転アイドル軸66と、サイドクラッチ軸62及び逆転アイドル軸66に連結する左右の減速軸67と、左右の減速軸67に連結する左右の車軸68を、ミッションケース51に設けている。
また、油圧無段変速機54の主変速アーム71に前記主走行変速レバー17を連結し、主走行変速レバー17の操作にて油圧無段変速機54を変速制御して、前進または後進移動する。副変速ギヤ58切換え用の副変速シフトホーク72に前記副変速レバー19を連結し、前記副変速レバー19の操作にて低速または高速移動に切換える。なお、油圧無段変速機54の変速出力軸55を介して駆動されるPTOプーリ70を備え、PTOプーリ70などを介して刈取装置3に駆動力を伝達し、車速と連動した速度で刈取装置3を作動させる。また、ブレーキペダル15にブレーキアーム69を介してパーキングブレーキ60を連結し、オペレータがブレーキペダル15を足踏み操作して、パーキングブレーキ60を制動作動し、左右の走行クローラ2を同時に制動するように構成している。
一方、図5に示す如く、左右サイドクラッチ61を切断制御する左右サイドクラッチシリンダ74及び電磁式の左右サイドクラッチバルブ75と、左右サイドブレーキ63を制動作動する左右サイドブレーキシリンダ76及び電磁式の左右サイドブレーキバルブ77と、スピンターンクラッチ64を継続制御するスピンターンクラッチシリンダ78及び電磁式のスピンターンクラッチバルブ79を備える。そして、エンジン20にて駆動する作業油圧ポンプ80に前記各バルブ75,77,79を介して各シリンダ74,76,78を油圧接続する。
さらに、図5に示す如く、前記各バルブ75,77,79に出力接続してそれらを作動制御する走行コントローラ81を備える。左右サイドクラッチバルブ75のパルス駆動にて左右サイドクラッチシリンダ74をそれぞれ間欠作動させる動力半減手段としての左右半クラッチスイッチ84と、左右サイドクラッチバルブ75の連続駆動にて左右サイドクラッチシリンダ74をそれぞれ連続作動させる左右切クラッチスイッチ85と、左右サイドブレーキバルブ77のパルス駆動にて左右サイドブレーキシリンダ76をそれぞれ間欠作動させる左右ブレーキ開始スイッチ86と、左右サイドブレーキバルブ77の連続駆動にて左右サイドブレーキシリンダ76をそれぞれ連続作動させる左右ブレーキ最大スイッチ87を、走行コントローラ81に入力接続している。
操縦レバー14の左旋回操作によって、左右半クラッチスイッチ84、左切クラッチスイッチ85、左ブレーキ開始スイッチ86、左ブレーキ最大スイッチ87を、順次オンにし、左サイドクラッチ61及び左サイドブレーキ63を作動制御する。一方、操縦レバー14の右旋回操作によって、右半クラッチスイッチ84、右切クラッチスイッチ85、右ブレーキ開始スイッチ86、右ブレーキ最大スイッチ87を、順次オンにし、右サイドクラッチ61及び右サイドブレーキ63を作動制御する。
また、左右サイドクラッチバルブ75をパルス駆動するための出力信号のパルス幅を乾田または湿田などの状況に応じて変更するモードスイッチ88を、走行コントローラ81に入力接続している。走行路面が乾田状態または湿田状態のいずれかをオペレータが判断してモードスイッチ88を切換え、左右サイドクラッチバルブ75をパルス駆動したときの走行クローラ2の半クラッチ駆動力を切換えるように構成している。
即ち、サイドクラッチ61が継続されているときの駆動力よりも小さい駆動力を伝達する半クラッチスイッチ84(動力半減手段)を設け、サイドクラッチ61が継続されているときに左右走行クローラ2を同時に制動するパーキングブレーキ60と、サイドクラッチ61が切断されているときに左右走行クローラ2を各別に制動するサイドブレーキ63の両方が非制動状態で、サイドクラッチ61が切断された旋回内側の走行クローラ2を、サイドクラッチ61が切断されていない旋回外側の走行クローラ2の駆動力よりも小さい駆動力にて駆動する。
副変速レバー19の変速操作のうち標準速度(収穫作業速度)操作を検出する副変速スイッチ89を、走行コントローラ81に入力接続している。副変速スイッチ89がオンのとき、標準速度(収穫作業速度)にて移動していると判断して、サイドクラッチバルブ75をパルス駆動する半クラッチ制御、サイドクラッチバルブ75を連続駆動する切クラッチ制御、サイドブレーキバルブ77をパルス駆動するブレーキ開始制御、サイドブレーキバルブ77を連続駆動するブレーキ最大制御が、操縦レバー14の左右旋回操作に連動して順次実行されるように構成している。
スピンターンクラッチバルブ79の連続駆動にてスピンターンクラッチシリンダ78を連続作動させるスピンターンスイッチ90を、走行コントローラ81に入力接続している。スピンターンスイッチ90をオンにした状態で、左右ブレーキ最大スイッチ87のいずれか一方がオン操作されたとき、スピンターンクラッチシリンダ78が作動してスピンターンクラッチ64を入作動し、旋回外側の走行クローラ2駆動力の一部を、旋回内側の走行クローラ2に、逆転アイドル軸66を介して逆回転駆動力として伝達し、旋回内側の走行クローラ2を逆回転駆動するように構成している。
上記の構成により、図6に示す如く、圃場の穀稈を刈取って脱穀する収穫作業における旋回制御が実行される。即ち、副変速レバー19が標準位置に変速操作されている状態下で、操縦レバー14が左旋回操作または右旋回操作されたとき、モードスイッチ88操作による乾田または湿田の選択(切換)が読み込まれる。操縦レバー14の旋回操作にて左または右の半クラッチスイッチ84がオン作動したとき、左または右のサイドクラッチバルブ75のパルス駆動にてサイドクラッチシリンダ74が間欠作動し、左または右のサイドクラッチ61を半クラッチ継続させ、大きな旋回半径で走行機体1の進路を左方向または右方向に修正する半クラッチ制御が実行される。なお、半クラッチ制御において、左右の走行クローラ2は、同一方向に回転駆動されると共に、旋回外側の走行クローラ2の車速(回転速度)よりも、旋回内側の走行クローラ2の車速(回転速度)が遅くなる。
半クラッチ操作位置の操縦レバー14をさらに旋回操作したとき、左または右の切クラッチスイッチ85がオン作動して、左または右のサイドクラッチバルブ75の連続駆動にてサイドクラッチシリンダ74が連続作動し、左または右のサイドクラッチ61を切断し、小さな旋回半径で走行機体1の進路を左方向または右方向に変更する切クラッチ制御が実行される。なお、切クラッチ制御において、旋回内側の走行クローラ2は非駆動状態になり、旋回外側の走行クローラ2だけが駆動される。その場合、旋回内側の走行クローラ2は同一方向に連れ回りやすい。
切クラッチ操作位置の操縦レバー14をさらに旋回操作したとき、旋回内側(左または右)のブレーキ開始スイッチ86がオン作動して、旋回内側のサイドブレーキバルブ77のパルス駆動にて旋回内側のサイドブレーキシリンダ76が間欠作動し、旋回内側のサイドブレーキ63を断続的に制動作動させ、切クラッチ制御よりもさらに小さな旋回半径で走行機体1の進路を左方向または右方向に修正するブレーキ開始制御が実行される。なお、ブレーキ開始制御において、旋回内側の走行クローラ2に対して小さな制動力が作用する状態になり、旋回外側の走行クローラ2の駆動によって、旋回内側の走行クローラ2が殆ど連れ回ることがない。
ブレーキ開始操作位置の操縦レバー14をさらに旋回操作したとき、旋回内側(左または右)のブレーキ最大スイッチ87がオン作動して、旋回内側のサイドブレーキバルブ77の連続駆動にてサイドブレーキシリンダ76が連続作動し、旋回内側のサイドブレーキ63を連続的に制動作動させ、旋回内側の走行クローラ2が停止した状態で走行機体1の進路を左方向または右方向に方向転換するブレーキ最大制御が実行される。なお、ブレーキ最大制御において、旋回内側の走行クローラ2を中心に、旋回外側の走行クローラ2が移動し、Uターン動作にて走行機体1が方向転換する。
また、スピンターンスイッチ90がオン操作されている場合、旋回内側(左または右)のブレーキ最大スイッチ87がオン作動する前記ブレーキ最大制御において、左右のサイドブレーキシリンダ76が非作動状態に維持されると共に、スピンターンクラッチバルブ79の連続駆動にてスピンターンクラッチシリンダ78が連続作動し、スピンターンクラッチ64を継続作動するスピンターン制御が実行される。即ち、スピンターン制御において、旋回外側の走行クローラ2に伝達される駆動力の一部が、スピンターンクラッチ64及び逆転アイドル軸66を介して、旋回内側の走行クローラ2に逆回転出力される。
例えば、旋回外側の走行クローラ2を前進(または後進)方向に回転駆動させたとき、旋回内側の走行クローラ2が後進(または前進)方向に逆回転駆動される。その場合、旋回外側の走行クローラ2の回転速度よりも、旋回内側の走行クローラ2の回転速度が遅い。また、前記ブレーキ最大制御(Uターン動作)における走行機体1の旋回半径よりも、走行機体1の旋回半径が小さくなり、スピンターン動作にて走行機体1が方向転換する。乾田など比較的硬い路面または車庫への駐機などの作業で小回り移動できる。
次いで、図7〜図10を参照して、第2実施形態のミッションケース51構造を説明する。図7〜図9に示す如く、エンジン20の出力軸にVベルト(図示省略)などを介して連結する入力プーリ111及び入力軸112と、入力軸112の回転力を無段階に変速する油圧ポンプ及び油圧モータを有する油圧無段変速機113と、油圧無段変速機113の変速出力軸114にアイドル軸115を介して連結する副変速軸116と、副変速軸116に副変速ギヤ117を介して連結するカウンタ軸118と、カウンタ軸118に設けるパーキングブレーキ119と、噛合いクラッチ爪形(ドグクラッチ形)の左右サイドクラッチ121を軸支するサイドクラッチ軸122と、サイドクラッチ軸122に設ける左右サイドブレーキ123と、サイドクラッチ軸122に連結する減速軸124と、減速軸124に連結する左右の車軸125を、ミッションケース51に設けている。
上記の構成により、左右の車軸125に設けた駆動スプロケット22を介して走行クローラ2を正転または逆転駆動し、走行機体1を前進移動または後進移動させるように構成している。なお、継続状態に弾圧支持される左右サイドクラッチ121を操縦レバー14にて切断操作する。また、図9、図10に示す如く、左右サイドクラッチ121を介してサイドクラッチ軸122に減速軸124を連結する左右の第1減速ギヤ126と、減速軸124に左右の車軸125を連結する左右の第2減速ギヤ127を設ける。
さらに、図9、図10に示す如く、ミッションケース51の内部に軸支した左右車軸125の一端側に、動力半減手段としての湿式多板形クラッチ体131を備える。左右第2減速ギヤ127の間に左右第1減速ギヤ126を配置し、左右第1減速ギヤ126の間に湿式多板形クラッチ体131を設ける。湿式多板形クラッチ体131は、クラッチ板132と、クラッチ板132を圧着させる皿バネ体133と、左右車軸125にクラッチ板132を連結する左右クラッチホルダ134,135を有する。
図10に示す如く、左右クラッチホルダ134,135を介して、左右の車軸125の突き合わせ端部にクラッチ板132を設け、湿式多板形クラッチ体131を介して左右車軸125の突き合わせ端部を互いに連結している。そして、左または右のサイドクラッチ121を切断操作して、左旋回または右旋回するとき、クラッチ板132と皿バネ体133にて設定されたトルク以下で、旋回外側の車軸125の回転力が、旋回内側の車軸125に伝達される。
即ち、サイドクラッチ121が継続されているときの駆動力よりも小さい駆動力を伝達する湿式多板形クラッチ体131を設け、サイドクラッチ121が継続されているときに左右走行クローラ2を同時に制動するパーキングブレーキ119と、サイドクラッチ121が切断されているときに左右走行クローラ2を各別に制動するサイドブレーキ123の両方が非制動状態で、サイドクラッチ121が切断された旋回内側の走行クローラ2を、サイドクラッチ121が切断されていない旋回外側の走行クローラ2の駆動力よりも小さい駆動力にて駆動する。
次いで、図11を参照して、第2実施形態の変形構造を説明する。図11に示す如く、左右の第1減速ギヤ126の間に湿式多板形クラッチ体131を配置し、左旋回または右旋回するとき、クラッチ板132と皿バネ体133にて設定されたトルク以下で、旋回外側の車軸125の回転力が、旋回内側の車軸125に伝達されるように構成できる。
次いで、図12を参照して、第2実施形態の変形構造を説明する。図11に示す如く、左右のサイドクラッチ121を設ける左右のサイドクラッチホルダ120と、サイドクラッチ軸122の間に、湿式多板形クラッチ体131を配置し、左旋回または右旋回するとき、クラッチ板132と皿バネ体133にて設定されたトルク以下で、旋回外側の車軸125の回転力が、旋回内側の車軸125に伝達されるように構成できる。
図2、図4〜図6に示す如く、エンジン20を搭載した走行機体1を備え、エンジン20によって左右走行部としての走行クローラ2を作動させる一方、左右走行クローラ2への駆動力をそれぞれ断続させる左右のサイドクラッチ61,121と、左右のサイドクラッチ61,121をそれぞれ断続操作するサイドクラッチ操作具としての操縦レバー14と、サイドクラッチ61,121が継続されているときの駆動力よりも小さい駆動力を伝達する動力半減手段としての半クラッチスイッチ84(または湿式多板形クラッチ体131)を設ける作業車両において、サイドクラッチ61,121が継続されているときに左右走行クローラ2を同時に制動するパーキングブレーキ60,119と、サイドクラッチ61,121が切断されているときに前記左右走行クローラ2を各別に制動するサイドブレーキ63,123の両方が非制動状態で、サイドクラッチ61,121が切断された旋回内側の走行クローラ2が、サイドクラッチ61,121が切断されていない旋回外側の走行クローラ2の駆動力よりも小さい駆動力にて駆動されるように構成している。したがって、パーキングブレーキ60,119またはサイドブレーキ63,123の走行クローラ2制動力が、サイドクラッチ61,121が切断された旋回内側の走行クローラ2駆動力に影響して、旋回動作が不安定になるのを簡単に防止でき、移動中に、パーキングブレーキ60,119などの操作によって、左右走行クローラ2に伝達されるエンジン20からの走行駆動力が大きく変化しても、オペレータが予期しない方向に機体が向くのを防止できる。また、旋回内側の走行クローラ2に過分の制動力が発生する路面状況であっても、旋回半径が小さくなりすぎるのを防止でき、湿田などにおける旋回性能を向上できる。
図4〜図6に示す如く、路面状況を選択可能なモード切換手段としてのモードスイッチ88と、左右のサイドクラッチとしての左右湿式多板形サイドクラッチ61を備え、左または右の湿式多板形サイドクラッチ61が継続された旋回外側の走行クローラ2の走行負荷を所定以下に維持しながら、アクチュエータとしてのサイドクラッチシリンダ74にて断続制御する湿式多板形サイドクラッチ61の駆動伝達力を、モードスイッチ88の選択状況に応じて増減可能に構成している。したがって、路面状況に応じて走行クローラ2の旋回駆動力を選択できる。圃場作業における乾田または湿田などの路面状況の相違などにより、オペレータが予期しない方向に走行機体1が旋回移動するのを防止できる。旋回パターンの選択などの簡単な切換操作によって、路面状況またはオペレータの操縦感覚などに旋回動作を適応できる。
図4〜図6に示す如く、サイドクラッチ61が切断されていない旋回外側の走行クローラ2の正回転駆動力の一部を逆回転駆動力として伝達する逆転クラッチとしてのスピンターンクラッチ64及び逆転軸としての逆転アイドル軸66を備え、サイドクラッチ61が切断された旋回内側の走行クローラ2が、サイドクラッチ61が切断されていない旋回外側の走行クローラ2の駆動力の一部にて逆回転駆動可能に構成している。したがって、サイドクラッチ61が切断された旋回内側の走行クローラ2の逆回転駆動により、往復作業において次行程に移動する方向転換(スピンターン)によって圃場の枕地が乱れるのを簡単に低減できると共に、その方向転換(スピンターン)に必要な圃場の枕地幅を縮小でき、機動性を向上できる。
図7〜図10に示す如く、サイドクラッチ軸122と、減速軸124とを内蔵するミッションケース51を備え、ミッションケース51の内部に左右車軸125の一端側を軸支し、サイドクラッチ軸122に減速軸124を左右第1減速ギヤ126にて連結し、減速軸124に左右車軸125を左右第2減速ギヤ127にて連結すると共に、動力半減手段としての湿式多板形クラッチ体131を設ける構造であって、左右第2減速ギヤ127の間に左右第1減速ギヤ126を配置し、左右第1減速ギヤ126の間に湿式多板形クラッチ体131を設けている。したがって、左右第1減速ギヤ126と、左右第2減速ギヤ127と、湿式多板形クラッチ体131とを、ミッションケース51出力部の内部にコンパクトに配置できる。左右第1減速ギヤ126と、左右第2減速ギヤ127の多段減速機構にてミッションケース51の上下幅寸法をコンパクトに形成でき、ミッションケース51底部の地上高を高く構成できるものでありながら、ミッションケース51出力部の部品配置密度を高くして、ミッションケース51出力部の外形寸法もコンパクトに形成できる。
1 走行機体
2 走行クローラ(走行部)
14 操縦レバー(サイドクラッチ操作具)
20 エンジン
51 ミッションケース
60 パーキングブレーキ
61 サイドクラッチ
63 サイドブレーキ
64 スピンターンクラッチ(逆転クラッチ)
66 逆転アイドル軸(逆転軸)
74 サイドクラッチシリンダ(アクチュエータ)
84 半クラッチスイッチ(動力半減手段)
88 モードスイッチ(モード切換手段)
119 パーキングブレーキ
121 サイドクラッチ
122 サイドクラッチ軸
123 サイドブレーキ
124 減速軸
125 車軸
126 第1減速ギヤ
127 第2減速ギヤ
131 湿式多板形クラッチ体(動力半減手段)

Claims (4)

  1. エンジンを搭載した走行機体を備え、前記エンジンによって左右走行部を作動させる一方、左右走行部への駆動力をそれぞれ断続させる左右のサイドクラッチと、左右のサイドクラッチをそれぞれ断続操作するサイドクラッチ操作具と、前記サイドクラッチが継続されているときの駆動力よりも小さい駆動力を伝達する動力半減手段を設ける作業車両において、
    前記サイドクラッチが継続されているときに前記左右走行部を同時に制動するパーキングブレーキと、前記サイドクラッチが切断されているときに前記左右走行部を各別に制動するサイドブレーキの両方が非制動状態で、前記サイドクラッチが切断された旋回内側の走行部が、前記サイドクラッチが切断されていない旋回外側の走行部の駆動力よりも小さい駆動力にて駆動されるように構成したことを特徴とする作業車両。
  2. 路面状況を選択可能なモード切換手段と、前記左右のサイドクラッチとしての左右湿式多板形サイドクラッチを備え、前記左または右の湿式多板形サイドクラッチが継続された旋回外側の走行部の走行負荷を所定以下に維持しながら、アクチュエータにて断続制御する前記湿式多板形サイドクラッチの駆動伝達力を、前記モード切換手段の選択状況に応じて増減可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記サイドクラッチが切断されていない旋回外側の走行部の正回転駆動力の一部を逆回転駆動力として伝達する逆転クラッチ及び逆転軸を備え、前記サイドクラッチが切断された旋回内側の走行部が、前記サイドクラッチが切断されていない旋回外側の走行部の駆動力の一部にて逆回転駆動可能に構成したことを特徴とする請求項2に記載の作業車両。
  4. サイドクラッチ軸と、減速軸とを内蔵するミッションケースを備え、前記ミッションケースの内部に左右車軸の一端側を軸支し、前記サイドクラッチ軸に減速軸を左右第1減速ギヤにて連結し、前記減速軸に左右車軸を左右第2減速ギヤにて連結すると共に、前記動力半減手段としての湿式多板形クラッチ体を設ける構造であって、前記左右第2減速ギヤの間に前記左右第1減速ギヤを配置し、前記左右第1減速ギヤの間に前記湿式多板形クラッチ体を設けたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
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