JP2013035389A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】前方配置のスライドシートの後方スライド量を充分に確保する。
【解決手段】車両用シート10は、シートクッション11の前端部分11Fをベース部13に対して後方回動させて着座可能状態からチップアップ状態に移行する。ベース部13には、フロア面C2との間でベース部13にかかる荷重を支持する第1のレッグ14が連結される。シートクッション11の前端部分11Fには、フロア面C2との間でシートクッション11にかかる荷重を支持する第2のレッグ15が連結される。第2のレッグ15は、シートクッション11の底面11Eに沿って折り畳まれる。第1のレッグ14は、チップアップ状態におけるシートクッション11の前端よりも後方に配設される。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用シートに関する。詳しくは、シートクッションの前端部分をベース部に対して後方回動させるチップアップ機能を備えた車両用シートに関する。
車両への乗員の乗降性の改善、或いは車両フロアスペースの拡大を目的として、車両後方シートをチップアップシート(シートクッションをシートのベース部に対して後方回動可能としたシート)として設計された車両がある。このようなチップアップシートは、例えば下記特許文献1に開示されている。
特開2009−067309号公報
チップアップシートがチップアップ操作されたときには、シートクッションの後方回動によりシートの前後長が短くされるため、前方に配置されたスライドシートを後方へ比較的大きくスライドさせることができる。しかし、チップアップシートは、シートクッションをチップアップ操作してもシートのベース部は移動しないため、後方スライドするスライドシートはチップアップシートのベース部と干渉し、スライドシートを後方スライドすることができるスペースは限定されている。このため、スライドシートの後方スライド量を充分に確保することができない問題がある。
本発明は、このような問題に鑑み、チップアップシートの車両フロアへの支持強度を確保しつつ、シートのベース部の前方への張り出し量を小さくすることにより、前方配置のスライドシートの後方スライド量を充分に確保することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の車両用シートは次の手段をとる。
まず、第1の発明は、車両内に配設されたスライドシートの後方に配設される車両用シートである。この車両用シートは、シートクッションの前端部分をベース部に対して跳ね上げるように後方回動させることで着座可能状態からチップアップ状態に移行するように構成されている。ベース部には、上記スライドシートがスライドする車両のフロア面との間でベース部にかかる荷重を支持する第1のレッグが連結される。シートクッションの前端部分には、フロア面との間でシートクッションにかかる荷重を支持する第2のレッグが連結される。第2のレッグは、シートクッションの底面に沿って折り畳まれるように構成されている。第1のレッグは、チップアップ状態におけるシートクッションの前端よりも後方に配設される。
この第1の発明によれば、第1のレッグおよび第2のレッグにより車両用シートにかかる荷重を分散して支持する。このため、第1のレッグに必要とされる強度が小さくなり、第1のレッグをより小さくすることができる。これにより、ベース部および第1のレッグの前方への張り出し量をより小さくすることができる。また、チップアップ状態において、第1のレッグは跳ね上げられたシートクッションの前端よりも後方に配設され、第2のレッグは上記シートクッションの底面に沿って折り畳まれるように格納される。これにより、チップアップ状態において前方のスライドシートの後方へのスライドが各レッグおよびベース部13によって妨げられないようにして、上記スライドシートの後方へのスライド可能範囲を後方により大きく広げることができる。
ついで、第2の発明は、上記第1の発明において、シートクッションの底面は、チップアップ状態において後傾されるものである。
この第2の発明によれば、シートクッションの前端部分が跳ね上げられたチップアップ状態において、シートクッションの底面は前方のスライドシートにおけるシートバックの後傾に対応して後傾される。これにより、上記スライドシートの後方へのスライド可能範囲を後方にさらに大きく広げることができる。
さらに、第3の発明は、上記第1または第2の発明において、シートクッションの前端部分には、底面側にクッションパッドが設けられているものである。
この第3の発明によれば、シートクッションには、チップアップ状態において上側かつ前側となる部分にクッションパッドが設けられる。これにより、前方のスライドシートを後方にスライドさせて、そのシートバックの背面がチップアップ状態のシートクッションの上側かつ前側の部分に当接するとき、クッションパッドを介して柔らかく当接させることで当接時の衝撃を和らげることができる。
本発明に係る車両用シートの一実施形態を適用した自動車の側面図である。 上記車両用シートのフレーム構造を表した斜視図である。 図1と同様の側面図であり、上記車両用シートをチップアップさせた状態を表す。 図1と同様の側面図であり、上記車両用シートをスペースアップさせた状態を表す。 図3の部分拡大図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、一実施形態に係る車両用シート10の構成について、図1ないし図5を用いて説明する。この車両用シート10は、3列シートタイプの自動車Cにおいて3列目に採用される車両用シートである。この車両用シート10は、図2に示すように、そのベース部13がスペースアップ機構13Aを介して自動車Cの壁面C1に連結されている。そして、上記スペースアップ機構13Aは、図4に示すように、車両用シート10のシートクッション11およびシートバック12(図1参照)を上記壁面C1に沿うように側方に跳ね上げて格納する(以下、この状態を「スペースアップ状態」ともいう。)ようになっている。これにより、自動車Cの2列目に採用されたスライドシートC3の後方に荷物等を載せるためのスペースを確保することができる。
すなわち、車両用シート10は、図2に示すように、そのバックフレーム12Aをリクライニング機構12Bに隣接して設けられたうずまきばね12Eの付勢力によりベース部13に対して回動軸12Dを中心に倒しこんで(図4参照)、この状態をロックできるようになっている。ここで、リクライニング機構12Bのロック状態とロック解除状態とは、このリクライニング機構12Bに切り替えリンク12Cを介して連結されたレバー(図示省略)の操作によって切り替えられるようになっている。
そして、スペースアップ機構13Aは、上記シートバック12をシートクッション11に向けて倒しこんだ(すなわち、車両用シート10が折り畳まれた)状態で、ベース部13をシートクッション11およびシートバック12とともに回動軸13Bを中心に側方に回動させる。これにより、スペースアップ機構13Aは、車両用シート10を上述したスペースアップ状態とするようになっている。
上記シートクッション11は、図1および図2に示すように、クッションフレーム11Aを着座面側(図1で見て上側)から覆うように設けられている。このクッションフレーム11Aは、上記着座可能状態において上述したベース部13に対して前方(図1で見て左方向)に突出するようにベース部13に載置されている。また、クッションフレーム11Aとベース部13との間には、チップアップ機構11Bが設けられている。
上記チップアップ機構11Bは、シートクッション11の前端部分11Fをベース部13に対して回動軸11Cを中心に跳ね上げる向き(すなわち、図3で見て上方かつ後方)に回動させるように常に付勢している。この付勢力は、着座可能状態においては、チップアップ機構11Bに設けられたロック機構11D(図2参照)によってロックされている。そして、ロック機構11Dのロックが解除されると、図3に示すように、シートクッション11は跳ね上げられた状態に格納され、車両用シート10はその前後長が短くされる(以下、この状態を「チップアップ状態」ともいう。)。
これにより、車両用シート10のシートクッション11およびシートバック12を格納する前の状態(図1参照。以下、この状態を「着座可能状態」ともいう。)と比べて、スライドシートC3をより大きく後方にスライドさせることができる。
ベース部13には、図1ないし図4に示すように、自動車Cのフロア面C2との間でベース部13にかかる荷重を支持する第1のレッグ14が連結されている。また、シートクッション11には、その前方に突出した部分に自動車Cのフロア面C2との間でシートクッション11にかかる荷重を支持する第2のレッグ15が連結されている。これにより、車両用シート10にかかる荷重を分散させて支持して、ベース部13および第1のレッグ14に必要とされる強度をより小さくしている。
このため、ベース部13および第1のレッグ14をより小さくして、それらの前方への張り出し量をより小さくすることができる。さらに、前方の第2のレッグ15をシートクッション11とともに後方回動させて、上述したチップアップ状態とすることにより確保されるスライドシートC3のスライド可能範囲をさらに広げることができる。
上記第2のレッグ15は、図2に示すように、板材を屈曲させて長尺に形成されて、その長手方向の一端がジョイント15Bを介してシートクッション11のクッションフレーム11Aに連結されている。上記ジョイント15Bは、第2のレッグ15をシートクッション11に対して側方に回動させて、シートクッション11の底面11Eに沿って折り畳むことができる第1の回動軸15Cと、第2のレッグ15をシートクッション11に対して前後に回動させて、上記底面11Eに沿って折り畳むことができる第2の回動軸15Dと、を備えている。
すなわち、シートクッション11は、2本の回動軸15C、15Dを備えたジョイント15Bを介して第2のレッグ15を互いに異なる2方向に回動可能に連結している。このため、上述したチップアップ状態(図3参照)およびスペースアップ状態(図4参照)のどちらの状態であっても、第2のレッグ15を折り畳んで格納することができる。これにより、チップアップ状態およびスペースアップ状態により確保することができるスペースをそれぞれ広くすることができる。
なお、ジョイント15Bは、常に第2のレッグ15を第1の回動軸15Cを中心として側方に、かつ、第2の回動軸15Dを中心として後方に回動させるように付勢している。この各付勢力は、着座可能状態においては、図示しないロック部材によりそれぞれ別個にロックされている。
また、シートクッション11は、図1に示すように、上記ジョイント15Bを着座面側(図示上側)から覆うように設けられて、その底面11E側(図示下側)に形成された凹部11H内に第2のレッグ15を格納することができるようになっている。
上記第1のレッグ14は、図2に示すように、板材を屈曲させて形成されて、ベース部13に設けられた回動軸14Bを中心として側方に回動させることで、ベース部13に対して折り畳まれる(図4参照)ようになっている。この回動軸14Bは、上述した第1の回動軸15Cに対して同一直線上に位置するように配設されている。ここで、第1のレッグ14は、図示しない付勢部材により常に回動軸14Bを中心として側方に跳ね上げられる向きに付勢されている。この付勢力は、着座可能状態においては、図示しないロック部材によりロックされている。
第1のレッグ14は、図1に示すように、上述した第2のレッグ15と比べて着座可能状態における前後方向(図示左右方向)の長さが長く設定されて、第2のレッグ15よりも大きな荷重を支持できるように形成されている。また、ベース部13および第1のレッグ14は、その前端が着座可能状態におけるシートクッション11の前端と比べて後方(図示右方向)となるように配設されている。
上記第1のレッグ14には、図1ないし図4に示すように、その下部に複数個(本実施形態では2個)のストライカー14Aが設けられている。また、上記第2のレッグ15には、その下部に1個のストライカー15Aが設けられている。これらのストライカー14A、15Aは、着座可能状態において自動車Cのフロア面C2にスライドレールC6を介して前後方向(図1で見て左右方向)にスライド可能に連結された摺動部材C7と係合するようになっている。
また、ベース部13のスペースアップ機構13Aは、図1ないし図4に示すように、上述した壁面C1に固定されたスライドレールC5を介して前後方向(図1で見て左右方向)にスライド可能に連結されている。このため、車両用シート10は、着座可能状態においてスライドレールC5およびスライドレールC6により前後方向にスライド可能となっている。
ところで、チップアップ状態においては、シートクッション11の前端11Iは、図3および図5に示すように、ベース部13の前端13Cおよび第1のレッグ14の前端14Cに対して前方(図5で見て左方向)に位置する。また、第2のレッグ15は、チップアップ状態においてシートクッション11の底面11Eに沿って折り畳まれるように格納される。
この構成により、チップアップ状態において上述したスライドシートC3の後方へのスライドが上述した第1および第2のレッグ14、15およびベース部13によって妨げられないようにして、スライドシートC3の後方へのスライド可能範囲を後方により大きく広げることができる。
なお、シートクッション11の底面11Eは、図3および図5に示すように、チップアップ状態において上側を向くように後傾されている。そして、シートクッション11は、上記後傾を前方のスライドシートC3におけるシートバックC4の後傾に対応させることで、スライドシートC3の後方へのスライド可能範囲を後方にさらに大きく広げることができる。
また、シートクッション11は、その着座面側に設けられたクッションパッド11Gが、シートクッション11の前端部分11Fにおいて底面11E側に延長されている。すなわち、上記クッションパッド11Gは、図3に示すように、チップアップ状態において上側かつ前側となる部分にも設けられている。
これにより、前方のスライドシートC3を後方にスライドさせて、そのシートバックC4の背面がチップアップ状態のシートクッション11において上側かつ前側の部分に当接するとき、クッションパッド11Gを介して柔らかく当接させることで当接時の衝撃を和らげることができる。
上述した実施形態の車両用シート10では、上述したチップアップ状態(図3参照)となることでスライドシートC3を大きく後方にスライドできるようになる。また、車両用シート10では、上述したスペースアップ状態(図4参照)となることで荷物等を載せるためのスペースを確保できるようになる。以下、車両用シート10の上記各状態への移行について、図2を用いて説明する。なお、図2においては、チップアップ機構11Bおよびスペースアップ機構13Aを作動させるためのレバーやワイヤーなどの付随的な部材は図示を省略する。
まず、車両用シート10の着座可能状態(図1参照)からスペースアップ状態(図4参照)への移行について説明する。シートバック12(図1参照)をシートクッション11に向けて倒しこんだ状態でスペースアップ機構13Aを作動させるレバー(図示省略)を操作すると、第1および第2のレッグ14、15の各ストライカー14A、15Aの係合が外れ、第1および第2のレッグ14、15の各連結が解除される。このため、自動車Cの乗員は、折り畳まれた状態の車両用シート10を壁面C1に沿うように側方に跳ね上げることができる。
ここで、第1のレッグ14には、車両用シート10がスペースアップ状態に移行する際に第1のレッグ14をベース部13に折り畳まれた状態に格納する格納手段が設けられている(図示省略)。すなわち、上記格納手段は、スペースアップ機構13Aによるベース部13の跳ね上げ角度を検出して、その跳ね上げ角度が所定値を超えたときに、第1のレッグ14の回動のロックを解除するようになっている。これにより、第1のレッグ14は、上述した付勢部材の付勢力により側方に跳ね上げられ、ベース部13に沿った格納状態に折り畳まれる(図4参照)ようになっている。
また、上述したジョイント15Bは、スペースアップ機構13Aによるベース部13の跳ね上げ角度を検出して、その跳ね上げ角度が所定値を超えたときに、第2のレッグ15の側方への回動のロックを解除するようになっている。このため、第2のレッグ15は、ジョイント15Bの付勢力により側方に跳ね上げられ、シートクッション11の底面11Eに沿った格納状態に折り畳まれる(図4参照)ようになっている。
上述した各構成により、自動車Cの乗員は車両用シート10を折り畳んでスペースアップ状態とし、その状態で車両用シート10を固定することができる。また、スペースアップ状態への移行の際に第1および第2のレッグ14、15が自動的に折り畳まれるようになる。
なお、車両用シート10は、スペースアップ状態への移行の際に回動した各部材をそれぞれの付勢力に抗して回動させて着座可能な位置に戻し、各部材の回動のロックをかけなおすと、スペースアップ状態から着座可能状態に戻るようになっている。
また、上述した着座可能状態からチップアップ機構11Bを作動させると、車両用シート10はシートクッション11の前端部分11Fをベース部13に対して後方回動させたチップアップ状態に移行する。すなわち、チップアップ機構11Bを作動させるレバー(図示省略)を操作すると、まず第2のレッグ15のストライカー15Aの係合が外れて第2のレッグ15の連結が解かれ、ロック機構11Dのロックが解除される。このため、チップアップ機構11Bは、その付勢力によりシートクッション11の前端部分11Fを跳ね上げるように(すなわち、上方かつ後方に)回動させる。
なお、チップアップ機構11Bを作動させる上記レバーは、シートバック12をシートクッション11に向けて倒しこんだ状態(図4参照)では操作できないようになっている。
ここで、上述したジョイント15Bは、チップアップ機構11Bによるシートクッション11の跳ね上げ角度を検出して、その跳ね上げ角度が所定値を超えたときに、第2のレッグ15の後方への回動のロックを解除するようになっている。このため、第2のレッグ15は、ジョイント15Bの付勢力により後方に跳ね上げられて、シートクッション11の内部に折り畳まれた状態に格納される(図3参照)ようになっている。
ところで、第1のレッグ14は、図1および図3に示すように、車両用シート10のチップアップ状態への移行の際には動作しないようになっている。このため、ベース部13は、チップアップ状態においてもスライドレールC6に前後方向にスライド可能に係止された状態が保たれる。また、ベース部13は、上述したように、スペースアップ機構13Aを介してスライドレールC5に前後方向にスライド可能に連結されている。これにより、車両用シート10は、チップアップ状態においても前後方向にスライド可能となっている。
ここで、第1のレッグ14は第2のレッグ15と比べてその前後方向(図1で見て左右方向)の長さが長く設定されて、第2のレッグ15よりも大きな荷重を支持できるように形成されている。これにより、チップアップ状態への移行による車両用シート10の耐荷重の減少を抑えて、チップアップ状態において車両用シート10を安定させることができる。
上述した各構成により、自動車Cの乗員は1本のレバーを操作するだけで車両用シート10を折り畳んでチップアップ状態とすることができる。また、チップアップ状態への移行の際に第2のレッグ15を自動的に折り畳まれるようになる。
なお、車両用シート10は、チップアップ状態への移行の際に回動した各部材をそれぞれの付勢力に抗して回動させて着座可能な位置に戻し、各部材の回動のロックをかけなおすと、チップアップ状態から着座可能状態に戻るようになっている。
以上、本発明の実施形態を第1および第2の実施形態を用いて説明したが、本発明は上記各実施形態のほか以下のような各種の形態で実施できるものである。
1:スペースアップ機構に、シートバックを後傾させて車両用シート全体を平らに広げた状態で、この車両用シートを跳ね上げる構成を用いることができる。
2:スペースアップ機構の具体的な連結構造は適宜設定することができ、例えばスペースアップ機構が自動車のフロア面に連結された構成やスペースアップ機構がスライドしないように連結された構成を用いることができる。
3:スペースアップ機構を省略した構成を用いることができる。
4:第1および第2のレッグの形状および大きさは適宜変更することができる。
5:第1および第2のレッグがフロア面に対してスライドしないように係止される構成を用いることができる。
6:第1および第2のレッグが折り畳まれる回動の回動軸および回動の向きは適宜設定することができる。
7:第1および第2のレッグを折り畳む際にこの各レッグをシートクッションまたはベース部の内部に格納するか否かは適宜変更することができる。
8:第1のレッグを折り畳んで格納することができない構成を用いることができる。ただし、この場合は第1のレッグがベース部から突出するため、スペースアップ状態により確保されるスペースが狭くなるおそれがある。
9:シートクッションの着座面側に設けられたクッションパッドとは別個に、シートクッションの前端部分の底面側にクッションパッドが設けられた構成を用いることができる。
10:シートクッションの前端部分の底面側に設けられるクッションパッドを省略した構成を用いることができる。ただし、この場合は前方のスライドシートのシートバックをチップアップ状態のシートクッションに柔らかく当接させることができなくなるおそれがある。
11:チップアップ状態においてシートクッションの底面が下を向くように前傾する構成を用いることができる。ただし、この場合はスライドシートの後方へのスライド可能範囲が狭くなるおそれがある。
12:車両用シートの各部材間にかけられた付勢手段をなくすことができる。
13:本発明の車両用シートを適用する車両の種類および車両用シートの配設位置は適宜設定することができる。
10 車両用シート
11 シートクッション
11A クッションフレーム
11B チップアップ機構
11C 回動軸
11D ロック機構
11E 底面
11F 前端部分
11G クッションパッド
11H 凹部
11I 前端
12 シートバック
12A バックフレーム
12B リクライニング機構
12C 切り替えリンク
12D 回動軸
12E うずまきばね
13 ベース部
13A スペースアップ機構
13B 回動軸
13C 前端
14 第1のレッグ
14A ストライカー
14B 回動軸
14C 前端
15 第2のレッグ
15A ストライカー
15B ジョイント
15C 第1の回動軸
15D 第2の回動軸
C 自動車
C1 壁面
C2 フロア面
C3 スライドシート
C4 シートバック
C5 スライドレール
C6 スライドレール
C7 摺動部材

Claims (3)

  1. 車両内に配設されたスライドシートの後方に配設される車両用シートであって、
    シートクッションの前端部分をベース部に対して跳ね上げるように後方回動させることで着座可能状態からチップアップ状態に移行するように構成されており、
    前記ベース部には、前記スライドシートがスライドする前記車両のフロア面との間で前記ベース部にかかる荷重を支持する第1のレッグが連結され、
    前記シートクッションの前記前端部分には、前記フロア面との間で前記シートクッションにかかる荷重を支持する第2のレッグが連結され、
    前記第2のレッグは、前記シートクッションの底面に沿って折り畳まれるように構成され、
    前記第1のレッグは、前記チップアップ状態における前記シートクッションの前端よりも後方に配設されることを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートであって、
    前記シートクッションの前記底面は、前記チップアップ状態において後傾されることを特徴とする車両用シート。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両用シートであって、
    前記シートクッションの前記前端部分には、前記底面側にクッションパッドが設けられていることを特徴とする車両用シート。
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