JP2012053384A - 撮像光学系 - Google Patents

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Abstract

【課題】光学性能を保ちつつ、光学系の全長が短く、1/2インチ以下の固体撮像素子に対応できるレンズ部分が薄い安価な撮像光学系を提供すること。
【解決手段】像面サイズが1/2インチ以下の固体撮像素子用撮像光学系100であって、第1レンズ10と第2レンズ20とを備え、第1及び第2レンズ10,20が非球面を有するメニスカスレンズであり、無限遠の物体から倍率−0.10までの間で使用され、Fナンバーが4よりも明るく、第1及び第2レンズ10,20の中心厚d1,d2、レンズ総厚L、レンズ全長L、焦点距離f、及び像高yが、所定の条件式を満たす。
【選択図】図1

Description

本発明は、1/2インチ以下の小型CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の固体撮像素子を用いた撮像装置の撮像光学系に関する。
デジタルカメラ、ビデオ、携帯電話等を小型化、軽量化するには、その中に搭載される光学部品を小型化、軽量化する必要がある。例えば、折りたたみ式(クラムシェルタイプ)やスライド式(スライドタイプ)の携帯電話では、携帯電話本体の厚さにおいて薄いものが求められており、撮像レンズ等の光学部品を搭載できるスペースに制限がある。そのため、光学部品の低背化が求められる。特にサブカメラの場合、携帯電話本体の厚さが液晶パネル程度となり、液晶パネルの裏面に設置される撮像装置は、より低背化する必要がある。また、撮像レンズを安価に製造するために、撮像装置のハンダリフロー実装が可能であることも要求される。
以上のような小型化、軽量化を目的とする撮像レンズとして、2枚構成のレンズ群を有し、平面ガラス或いはガラスレンズ上に樹脂レンズを形成することにより(ハイブリッドタイプ)、ハンダリフローを可能にしたり、レンズ系の全長を短くしたりするものがある(特許文献1及び2参照)。
また、同様の撮像レンズとして、3枚構成のレンズ群を有し、第1レンズがレンズ系全体の屈折力を提供するものであって、第2及び第3レンズが補正レンズの機能を発揮してレンズ系の全長を短くするものがある(特許文献3参照)。
また、同様の撮像レンズとして、3枚構成のレンズ群を有し、最も正の屈折力の大きいレンズをガラスレンズとし、他のレンズを硬化性樹脂材料で形成することで、ハンダリフロー工程に耐える耐熱性を有するとともに、温度変化時の像点位置変動を小さくするものがある(特許文献4参照)。
また、同様の撮像レンズとして、4枚構成のレンズ群を有し、第4レンズを条件式を満たす位置に配置することで、第4レンズの補正効果を強めてレンズ系の全長を短くするものがある(特許文献5参照)。
特許第3926380号公報 特開2009−157402号公報 特開2009−265451号公報 特開2008−203822号公報 特開2009−210923号公報
しかしながら、特許文献1及び2のような撮像レンズは、レンズ系にガラスがベースとして用いられているため、ガラス形状によってレンズ形状が制約され、レンズ系を一定厚以下に薄くすることが難しい。また、量産のためにガラスウェハを用いて形成する場合、強度確保上ガラスウェハの厚みは0.4mm〜0.5mm程度以上必要になるため、レンズ系の薄型化はさらに困難になる。
また、特許文献3、4、及び5のような撮像レンズは、レンズ系の全長を短くする目的で設計されてはいるものの、構成されるレンズ単体の厚さや、レンズ部分の総厚は短縮されておらず、上記の小型化の要求に対して十分に耐えうるものとは言い難い。また、一部にガラスレンズを用いており、レンズ部分が厚いと生産コストも高くなる可能性がある。
そこで、本発明は、光学性能を保ちつつ、光学系の全長が短く、1/2インチ以下の固体撮像素子に対応できるレンズ部分が薄い安価な撮像光学系を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る撮像光学系は、像面サイズが1/2インチ以下の固体撮像素子用撮像光学系であって、複数の単レンズを備え、複数の単レンズの全面数の半数以上が非球面を有し、複数の単レンズの半数以上がメニスカスレンズであり、無限遠の物体から倍率−0.10までの間で使用され、Fナンバーが4よりも明るく、複数の単レンズの各レンズの中心厚をdiとし、第1レンズの物体側のレンズ面から最も像側に近いレンズの像側のレンズ面までのレンズ総厚をLとし、第1レンズの物体側のレンズ面から像面までのレンズ全長をLとし、焦点距離をfとし、像高をyとしたときに、以下の条件式(1)、(2)、(3)、及び(4)を満たすことを特徴とする。
di≦0.40(mm) (i≧2) (1)
0.15≦L/2y≦0.50 (2)
L/L≦0.55 (3)
L/f≦0.65 (4)
ここで、メニスカスレンズとは、レンズ前後の曲率半径(非球面の場合は近軸曲率半径)の符号が同一のレンズをいう。また、各レンズの中心厚diにおいて、iは物体側からのレンズ番号を示し、例えば第2レンズ(i=2)の中心厚の場合にd2となり、第3レンズ(i=3)の中心厚の場合にd3となる。また、絞りが第1レンズより物体側、或いは最も像側に近いレンズより像側に配置された場合、ぞれぞれのレンズ総厚Lは、絞りから最も像側に近いレンズの像側のレンズ面までの距離、或いは第1レンズの物体側のレンズ面から絞りまでの距離となる。また、絞りが第1レンズより物体側に配置される場合、レンズ全長Lは、絞りから像面までの距離となる。また、最も像側に近いレンズと像面との間に平行平面板が配置された場合、レンズ全長Lは、平行平面板の部分を空気換算した距離となる。また、上記条件式(2)は像面の直径2yに対するレンズ総厚Lを規定し、上記条件式(3)はレンズ全長Lに対するレンズ総厚Lを規定し、上記条件式(4)は焦点距離fに対するレンズ総厚Lを規定する。
上記撮像光学系では、撮像光学系を複数の単レンズで構成しレンズ面の半数以上が非球面であることにより、単純で、かつレンズ枚数が少ない構成となり、撮像光学系をコンパクトにすることができる。なお、すべてのレンズ面を非球面とした場合には、撮像光学系をより高性能なのものとすることができる。また、撮像光学系において各レンズの形状がメニスカスレンズが主体となることにより、レンズ全長Lを短く保ち、特にレンズ総厚Lを短くすることができる。また、各レンズの中心厚diが、上記条件式(1)を満たすことにより、各レンズの単体の厚さが薄くなり、レンズ間の空気間隔を保った状態で各レンズを配置させることができ、レンズ総厚Lを短くすることができる。また、各レンズ単体の厚さ又はレンズ全長Lを抑え、かつ十分な光学性能を確保することができる。また、各レンズの単体の厚さを薄くすることにより、材料が樹脂の場合の吸水による光学性能への影響を少なくすることができる。また、例えば、鉛筆硬度が3H以上の硬度の材料を用いた場合、多数の薄いレンズをキャスティング製法で一度に製作することもでき、レンズを安価に量産することができる。さらに、レンズに耐熱性の樹脂を用いればハンダリフロー実装も可能となる。また、レンズ総厚L、レンズ全長L、焦点距離fが上記条件式(2)、(3)、及び(4)を満たすことにより、撮像光学系に使用するレンズ材料の量が少なくなりコストダウンが図れ、かつ撮像光学系をコンパクトで高性能にすることができる。以上のことから、撮像光学系の全長が短くなり、当該光学系を含む撮像装置は、小型で、かつ携帯電話等に組み込みやすいものとなる。なお、上記条件式(2)でL/2yの下限を設けることにより、レンズ総厚Lが短くて射出瞳位置が像面に近づき過ぎるのを防いだり、レンズ厚さとレンズ間空間を確保したりすることができる。L/2y、L/L、L/fはともに小さくなると射出瞳位置は近くなる傾向になり、上記条件式(2)の下限設定だけでは不十分な場合がある。その場合には、より射出瞳位置の許容が広いマイクロレンズを使用した撮像素子を使用するか、像面の前にフィールドレンズを設定すればよい。
ここで、本発明に至った過程について簡単に説明する。図19(A)は、従来のハイブリッドタイプの撮像光学系を示す。図19(A)に示す撮像光学系101において、ガラスベース31が薄レンズ11,21に挟まれている。ガラスベース31の屈折率nは1.5168であり、厚さdは0.4343である。各薄レンズ11,21の厚さは0.0929である。平行平面のガラスの光路長は空気の光路長に換算でき、そのときの空気の厚さdは、
=(1−(n−1)/n)d (13)
で与えられる。上記の屈折率n及び厚さdの値を代入すると、dは0.2863となる。結果として、図19(A)のガラスベース31を空気に置き換えると、図19(B)に示すようにレンズ全長Lが0.148短くなる。空気間隔を更に短縮しようとするとレンズ全体のパワーが強くなり、薄レンズ21に入射する光線の高さが変化して収差が発生する。このように、レンズ全長Lを短くするには、ガラスや樹脂の部分をできるだけ薄くし、かつ空気間隔を確保することが望ましい。ただし、図19(A)及び19(B)において寸法をmm単位とすると、例えばレンズの厚さが0.0929mmというのは、個々の薄レンズ11,21の形状を保つことを考慮すると薄すぎる可能性がある。そのため、レンズ材料によりある程度の厚さが必要になると考えられる。また、個々の薄レンズ11,21のガラスベース31側は平面である必要はなく、光学設計では他面と同様に球面あるいは非球面として光学性能を向上させることが望ましい。以上のような考察に基づいて、本発明の撮像光学系100において、上記構成を満たすようにすることで、光学性能を維持したままでレンズ全長Lが短くなるようにした。
また、本発明の具体的な態様又は側面では、第1レンズの物体側及び像側のいずれか一方に設けられた絞りを備え、各レンズの中心厚のうち最も厚いものをdmaxとし、最も薄いものをdminとし、像高をyとし、各レンズ厚さの総和をL’、構成するレンズ枚数をjとしとしたとき、以下の条件式(5)、(6a)、(6b)、(6c)、(7)、及び(8)を満たすことを特徴とする。
min/dmax≧2/3 (5)
L’/2y≦0.40 (6a)
L’/L≦0.40 (6b)
L’/f≦0.60 (6c)
/2y≦1 (7)
L’=Σdi (i=1、2、…、j) (8)
ここで、条件式(7)は、像面の直径2yに対するレンズ全長Lを規定する。絞りの位置は第1レンズの物体側或いは像側が望ましい。ここで、第1レンズの像側とは、第1レンズと第2レンズの間を指す。また、絞りとしてレンズ面上に例えば不透明膜を塗布等する場合、第1レンズの物体側のレンズ面上、或いは像側のレンズ面上に設ければよい。第1レンズの物体側レンズ面上に設置する代わりに、第1レンズの物体側直前に絞りを設置してもよい。また、第2レンズの物体側、すなわち第1レンズと第2レンズとの間或いは第2レンズの物体側のレンズ面上に絞りを設けてもよい。以上のように、絞りを第1レンズの物体側及び像側のいずれか一方に設けることにより、撮像光学系をコンパクトで、射出瞳位置が適切でかつ高性能なものとすることができる。ただし、そのほかにフレアやゴーストを防止するための絞りを、その他の面やレンズ間に設けてもよい。また、最大中心厚dmax、最小中心厚dmin、レンズの中心厚di、各レンズ厚さの総和L’が上記条件式(5)、(6a)、(6b)、(6c)、及び(8)を満たすことにより、各レンズの厚さを薄く均一に保つことができ、レンズ総厚Lやレンズ全長Lが短くても各レンズ間の空気間隔を確保して十分な収差の補正を行うことができる。この際、各レンズの形状は、メニスカスレンズが主体となり強いパワーのレンズ面がなくなり、像面が平坦で均一になる。また、レンズ全長L、像高yが上記条件式(7)を満たすことにより、コンパクトな撮像光学系とすることができる。条件式(7)において、少なくともレンズ全長Lは像面直径2yより短い。
また、本発明の別の側面では、各レンズの物体側の曲率半径をRiFとし、像側の曲率半径をRiRとし、各レンズ間の空気間隔をAir(i)とし、空気間隔に隣接する前後のレンズの中心厚diのうち厚い方の厚さをDiとしたときに、以下の条件式(9)、(10)、及び(11)を満たすことを特徴とする。
|RiF|/di≧1.55 (i≧1) (9)
|RiR|/di≧1.55 (i≧1) (10)
Air(i)/Di≧0.3 (i≧1) (11)
ここで、条件式(11)は、隣接するレンズに挟まれた空気間隔Air(i)の条件を示す。この場合、各レンズの曲率半径RiF、RiRが上記条件式(9)及び(10)を満たすことにより、曲率半径RiF、RiRが大きくなって、パワーの強い面を有さないレンズとなり、レンズの中心厚diが厚くならない。ここで、|RiF|/di及び|RiR|/diの値が1.55より小さいと、各レンズの中心厚diが厚くなるとともに、当該レンズのレンズ面のパワーが強くなって高次の収差が発生する。そのため、このような撮像光学系を用いると、像面が曲がり、均一でなくなる。よって、条件式(9)及び(10)を満たすことにより収差の発生を防ぎ、像面を平坦で均一とすることができる。また、各レンズ間の空気間隔Air(i)と、空気間隔に隣接する前後のレンズの中心厚diのうち厚い方の厚さDiとが上記条件式(11)を満たすことにより、空気間隔Air(i)を確保しつつコンパクトで、かつ収差が良好に補正された撮像光学系を実現できる。ここで、Air(i)/Diの値が0.3より小さいと、撮像光学系はコンパクトになるが、良好な収差を保つことができなくなる。
また、本発明のさらに別の側面では、第1レンズの中心厚をd1としたときに、複数の単レンズのうち最も物体側の第1レンズが物体側に凸のメニスカスレンズであり、以下の条件式(12)を満たすことを特徴とする。
d1≦0.40(mm) (12)
この場合、第1レンズの中心厚d1が上記条件式(12)を満たすことにより、撮像光学系を構成するすべてのレンズが薄くなり、よりコンパクトにすることができる。この条件式(12)は、第1レンズにレンズ保護の役割を兼ねる必要がない場合、すなわち第1レンズをある程度厚く保つ必要がない場合に有効である。また、最も物体側の第1レンズを物体側に凸のメニスカスレンズにすることにより、第1レンズが正の焦点距離fの場合、レンズの主点をレンズ中心よりも物体側に位置させることができ、レンズ全長Lの短縮が容易となる。また、使用できる近軸空間が広がり、設計の自由度が増して光学系の性能向上を図ることができる。一方、第1レンズが負の焦点距離fの場合、広画角の光束を集めることに適している。
また、本発明のさらに別の側面では、絞りは、絞りが設けられるレンズのレンズ面上に不透明膜を塗布、印刷、及びスパッタリングのいずれかを施すことによって形成されることを特徴とする。この場合、絞りをレンズのレンズ面上に設けることにより、コンパクトで、かつ安価な撮像光学系とすることができる。
また、本発明のさらに別の側面では、各レンズは、鉛筆硬度3H以上の硬度を有する樹脂で形成されることを特徴とする。この場合、レンズの形成に、鉛筆硬度3H以上という高硬度の樹脂を用いることにより、レンズの薄い形状を保つことができる。また、鉛筆硬度が3H以上の高硬度であるため、多数の薄いレンズをキャスティング製法で一度に製作することができ、レンズを安価に量産することができる。
また、本発明のさらに別の側面では、各レンズは、250℃以上のハンダリフロー温度に耐性を有する樹脂で形成されることを特徴とする。この場合、レンズの形成に、耐熱温度250℃以上の耐熱性樹脂を用いることにより、ハンダリフロー工程に対応することができる。
第1実施形態に係る撮像光学系を構成するレンズの構成図である。 (A)は、実施例1のレンズの非点収差図であり、(B)は、実施例1のレンズの歪曲収差図である。 (A)〜(D)は、実施例1のレンズのコマ収差図である。 第2実施形態に係る撮像光学系を構成するレンズの構成図である。 (A)は、実施例2のレンズの非点収差図であり、(B)は、実施例2のレンズの歪曲収差図である。 (A)〜(D)は、実施例2のレンズのコマ収差図である。 第3実施形態に係る撮像光学系を構成するレンズの構成図である。 (A)は、実施例3のレンズの非点収差図であり、(B)は、実施例3のレンズの歪曲収差図である。 (A)〜(D)は、実施例3のレンズのコマ収差図である。 第4実施形態に係る撮像光学系を構成するレンズの構成図である。 (A)は、実施例4のレンズの非点収差図であり、(B)は、実施例4のレンズの歪曲収差図である。 (A)〜(D)は、実施例4のレンズのコマ収差図である。 第5実施形態に係る撮像光学系を構成するレンズの構成図である。 (A)は、実施例5のレンズの非点収差図であり、(B)は、実施例5のレンズの歪曲収差図である。 (A)〜(D)は、実施例5のレンズのコマ収差図である。 第6実施形態に係る撮像光学系を構成するレンズの構成図である。 (A)は、実施例6のレンズの非点収差図であり、(B)は、実施例6のレンズの歪曲収差図である。 (A)〜(D)は、実施例6のレンズのコマ収差図である。 (A)、(B)は、本発明の原理について説明する図である。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態に係る撮像光学系について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示す撮像光学系100は、デジタルカメラ、ビデオ、携帯電話等に搭載される撮像装置1000に組み込まれ、物体OS上の画像を撮像素子90に投射するためのものである。ここで、このような撮像装置1000は、撮像素子90として1/2インチ以下の小型CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の固体撮像素子を用い、撮像光学系100の全長は撮像素子90の像面の直径2y以下になっている。なお、撮像光学系100は、倍率がゼロである無限遠の物体から倍率−0.10までの間で使用される。
図1に示すように、撮像光学系100は、物体OS側(図1における左側)より撮像素子90の像面PS側(図1における右側)に向かって順に配置された第1レンズ10と、第2レンズ20とを備えている。すなわち、第1レンズ10は、物体OS側に最も近い位置に設けられており、第2レンズ20は、第1レンズ10の像面PS側に隣接して設けられている。図1において、像面PSは、第1及び第2レンズ10,20の合成によって得られる焦点位置である撮像光学系100の結像面となっている。なお、この撮像光学系100では、第2レンズ20の像面PS側に撮像素子90に付随するカバーガラスCSが設けられている。
撮像光学系100において、第1及び第2レンズ10,20は、それぞれ樹脂製の単レンズであり、第1レンズ10は物体OS側が凸のメニスカスレンズ、第2レンズ20は両凸レンズで構成されている。第1及び第2レンズ10,20を構成する凸又は凹のレンズ面L11,L12,L21,L22は、いずれも非球面となっている。
撮像光学系100は、第1レンズ10の物体側のレンズ面L11から最も撮像素子90に近い第2レンズ20の像面PS側のレンズ面L22までのレンズ総厚をLとし、第1レンズ10の物体OS側のレンズ面L11から像面PSまでのレンズ全長をLとし、焦点距離をfとし、像高をyとしたときに、以下の条件式(2)、(3)、(4)、及び(7)を満たす。
0.15≦L/2y≦0.50 (2)
L/L≦0.55 (3)
L/f≦0.65 (4)
/2y≦1 (7)
なお、レンズ全長Lをよりコンパクトにするには以下の条件式(7−2)を満たすことが望ましい。
/2y≦0.9 (7−2)
また、第1レンズ10の中心厚d1及び第2レンズ20の中心厚d2は、以下の条件式(12)及び(1)を満たす。
d1≦0.40(mm) (12)
d2≦0.40(mm) (1)
なお、よりコンパクトにし、使用する材料を少なくして安価な製造を実現するには以下の条件式(12−1)及び(1−1)を満たすことが望ましい。
d1≦0.35(mm) (12−1)
d2≦0.35(mm) (1−1)
また、各レンズの中心厚をdi、各レンズ厚さの総和をL’、構成するレンズ枚数をjとしたとき、以下の条件式(6a)、(6b)、(6c)、及び(8)を満たす。
L’/2y≦0.40 (6a)
L’/L≦0.40 (6b)
L’/f≦0.60 (6c)
L’=Σdi (i=1、2、…、j) (8)
また、第1及び第2レンズ10,20の中心厚d1,d2のうち最も厚いものを最大中心厚dmaxとし、最も薄いものを最小中心厚dminとしたときに、以下の条件式(5)を満たす。
min/dmax≧2/3 (5)
なお、より性能を確保するには以下の条件式(5−2)を満たすことが望ましい。
min/dmax≧0.7 (5−2)
また、第1及び第2レンズ10,20の物体OS側の曲率半径をそれぞれR1F,R2Fとし、像面PS側の曲率半径をR1R,R2Rとし、第1レンズ10と第2レンズ20との間の空気間隔をAir(1)とし、隣接する前後の第1及び第2レンズ10,20の中心厚d1,d2のうち厚い方の厚さをD1としたときに、以下の条件式(9)、(10)、及び(11)を満たす。
|RiF|/di≧1.55 (i=1,2) (9)
|RiR|/di≧1.55 (i=1,2) (10)
Air(1)/D1≧0.3 (11)
なお、より効果を発揮するには以下の条件式(9−2)、(10−2)、及び(11−2)を満たすことが望ましい。
|RiF|/di≧1.75 (i=1,2) (9−2)
|RiR|/di≧1.75 (i=1,2) (10−2)
Air(1)/D1≧0.35 (11−2)
また、撮像光学系100は、第1レンズ10の像面PS側のレンズ面L12上に絞り60が設けられている。この絞り60は、第1レンズ10の像面PS側のレンズ面L12上に、不透明膜を塗布、印刷、及びスパッタリングのいずれかを施すことによって形成されている。
本実施形態において、第1及び第2レンズ10,20はそれぞれ同一の樹脂材料で形成されている。樹脂は、鉛筆硬度3H以上であり、250℃以上のハンダリフロー温度に耐性を有するものである。具体的には有機・無機ハイブリッド樹脂等を用いる。
以下、第1及び第2レンズ10,20の製造方法について説明する。第1及び第2レンズ10,20は、キャスティング製法によって製造する。キャスティング製法において、ガラス基板は不要となっている。具体的には、レンズ成形面を有する鋳型に紫外線硬化性樹脂や熱硬化性樹脂等を流し込み、加熱や紫外線照射等により樹脂を硬化させる。高硬度の樹脂を用いているため鋳型にレンズのコバの成形面を設けることができて、レンズとコバが一体成形されるため、スペーサが不要となる。多数のレンズ成形面をもつ鋳型を用いれば、多数のレンズを一度に形成したウエハ状のレンズ群が得られる。ウエハ状の第1レンズ10及び第2レンズ20を重ね合わせ、さらに多数の撮像素子90が形成されているウエハを重ねあわせれば、多数の撮像系を一度に形成できる。これを切り出して個々の撮像系とすればよい。
以上説明した撮像光学系100によれば、撮像光学系100を2つの単レンズである第1レンズ10と第2レンズ20とで構成し、第1及び第2レンズ10,20のレンズ面L11,L12,L21,L22が非球面であることにより、単純で、かつレンズ枚数が少ない構成となり、撮像光学系100をコンパクトにすることができる。また、第1レンズ10がメニスカスレンズであることにより、レンズ全長Lを短く保ち、特にレンズ総厚Lを短くすることができる。また、第1及び第2レンズ10,20の中心厚d1,d2が、上記条件式(12)及び(1)を満たすことにより、各レンズ10,20の単体の厚さが薄くなり、空気間隔を保った状態で各レンズ10,20を配置させることができ、レンズ総厚Lを短くすることができる。また、レンズ全長Lを抑え、かつ十分な光学性能を確保することができる。各レンズ10,20の単体の厚さd1,d2を薄くすることにより、材料が樹脂の場合の吸水による光学性能への影響を少なくすることができる。また、鉛筆硬度が3H以上の硬度の材料を用いた場合、多数の薄いレンズをキャスティング製法で一度に製作することもでき、レンズを安価に量産することができる。さらに、各レンズ10,20に耐熱性の樹脂を用いることにより、ハンダリフロー実装も可能となる。また、レンズ総厚L、レンズ全長L、焦点距離f、像高yが上記条件式(2)、(3)、及び(4)を満たすことにより、撮像光学系100に使用するレンズ材料の量を少なくし、かつ撮像光学系100をコンパクトで高性能にすることができる。以上のことから、撮像光学系100の全長が短くなり、当該光学系100を含む撮像装置1000は、小型で、かつ携帯電話等に組み込みやすいものとなる。
また、絞り60を第1レンズ10の像面PS側のレンズ面L12上に設けることにより、撮像光学系100をコンパクトで、射出瞳位置が適切でかつ高性能なものとすることができる。また、最大中心厚dmax、最小中心厚dmin、第1及び第2レンズ10,20の中心厚d1,d2、各レンズ厚さの総和L’が上記条件式(5)、(6a)、(6b)、(6c)、及び(8)を満たすことにより、各レンズ10,20の厚さを薄く均一に保つことができ、レンズ総厚Lやレンズ全長Lが短くても各レンズ10,20間の空気間隔を確保して十分な収差の補正を行うことができる。また、レンズ全長L、像高yが上記条件式(7)を満たすことにより、コンパクトな撮像光学系100とすることができる。
また、各レンズ10,20の曲率半径RiF、RiRが上記条件式(9)及び(10)を満たすことにより、曲率半径RiF、RiRが大きくなって、パワーの強い面を有さないレンズとなり、第1及び第2レンズ10,20の中心厚d1,d2が厚くならない。よって、条件式(9)及び(10)を満たすことにより収差の発生を防ぎ、像面を平坦で均一とすることができる。また、各レンズ10,20間の空気間隔Air(i)、第1及び第2レンズ10,20の中心厚d1,d2のうち厚い方の厚さDiが上記条件式(11)を満たすことにより、空気間隔Air(i)を確保しつつコンパクトで、かつ収差が良好に補正された撮像光学系100を実現できる。
〔実施例1〕
以下に、図1に示す撮像光学系100を数値的に規定した実施例1について説明する。以下の表1は、実施例1の撮像光学系100のレンズデータを示す。
Figure 2012053384
表1の上側欄において、「面番号」は、物体OS側から順に各レンズの面に付した番号である。また、「R」は、曲率半径を示し、「d」は、次の面との間の間隔を表している。さらに、「n」は、レンズ材料のd線における屈折率を示し、「ν」は、レンズ材料のアッベ数を示す。
本実施例1において、第1及び第2レンズ10,20は、非球面で形成されている。これら非球面形状の光軸方向の面頂点からの変位量Zは、cは曲率半径の逆数、rは光軸からの高さ、kは円錐係数、αは2m次の非球面係数とするとき、次式で表される。
Figure 2012053384
本実施例1の場合、上記非球面式における各係数k、α〜αの値については、表1の下欄に示す通りである。なお、表1の下欄において、非球面データは、10のべき乗数を「E」を用いて表している。
本実施例1の撮像光学系100の結果的な仕様は、表1の上部欄に示すように、焦点距離fがf=0.651(mm)であり、Fナンバーが、Fno=3.405であり、この際の像高yは、y=0.5(mm)となった。
また、撮像光学系100において、上記条件式(2)の値L/2yは、0.385であり、上記条件式(3)の値L/Lは、0.448であり、上記条件式(4)の値L/fは、0.592であり、上記条件式(5)の値dmin/dmaxは、0.833であり、上記条件式(7)の値L/2yは、0.860であった。上記条件式(6a)、(6b)、(6c)の値、L’/2y、L’/L、及びL’/fは、それぞれ0.330、0.384、0.507であった。
また、第1レンズ10において、上記条件式(12)の値d1は、0.15であり、上記条件式(9)の値|R1F|/d1は、2.058であり、上記条件式(10)の値|R1R|/d1は、2.157であり、上記条件式(11)の値Air(1)/D1は、0.306であった。
また、第2レンズ20において、上記条件式(1)の値d2は、0.18であり、上記条件式(9)の値|R2F|/d2は、6.875であり、上記条件式(10)の値|R2R|/d2は、2.573であった。
図2(A)は、本実施例1の像面PSでの基準波長588nmと他の波長656nm、486nmとにおける各色の非点収差を示し、図2(B)は、像面PSでの基準波長588nmと他の波長656nm、486nmとにおける各色の歪曲収差を示す。
図3(A)〜3(D)は、本実施例1の像面PSの各像高におけるコマ収差図を示す。各図の右側はサジタルコマ収差を示し、左側はメリジオナルコマ収差を示す。
〔第2実施形態〕
以下、第2実施形態に係る撮像光学系について説明する。なお、第2実施形態に係る撮像光学系は、第1実施形態を変形したものであり、特に説明しない部分については、第1実施形態と同様であるものとする。
図4に示すように、撮像光学系100は、物体OS側(図4における左側)より撮像素子90の像面PS側(図4における右側)に向かって順に配置された第1レンズ10と、第2レンズ20とを備えている。また、絞り60は、第1レンズ10の像面PS側のレンズ面L12上に設けられている。
図4に示す撮像光学系100において、第1及び第2レンズ10,20はいずれもメニスカスレンズで構成され、一方の第1レンズ10は物体OS側が凸となっている。第1及び第2レンズ10,20を構成する凸又は凹のレンズ面L11,L12,L21,L22は、いずれも非球面となっている。また、撮像光学系100は、第1実施形態と同様に上記条件式(1)〜(12)を満たす。
本実施形態において、第1及び第2レンズ10,20は、それぞれ同じ種類の樹脂材料で形成されている。
〔実施例2〕
以下に、図4に示す撮像光学系100を数値的に規定した実施例2について説明する。以下の表2は、実施例2の撮像光学系100のレンズデータを示す。なお、表2中の記号は表1中の記号と同様である。
Figure 2012053384
本実施例2の撮像光学系100の結果的な仕様は、表2の上欄に示すように、焦点距離fがf=3.936(mm)であり、Fナンバーが、Fno=3.175であり、この際の像高yは、y=2.25(mm)となった。
また、撮像光学系100において、上記条件式(2)の値L/2yは、0.196であり、上記条件式(3)の値L/Lは、0.208であり、上記条件式(4)の値L/fは、0.224であり、上記条件式(5)の値dmin/dmaxは、1であり、上記条件式(7)の値L/2yは、0.939であった。上記条件式(6a)、(6b)、(6c)の値、L’/2y、L’/L、L’/fは、それぞれ0.124、0.133、0.142であった。
また、第1レンズ10において、上記条件式(12)の値d1は、0.28であり、上記条件式(9)の値|R1F|/d1は、4.780であり、上記条件式(10)の値|R1R|/d1は、140.24であり、上記条件式(11)の値Air(1)/D1は、1.142であった。
また、第2レンズ20において、上記条件式(1)の値d2は、0.28であり、上記条件式(9)の値|R2F|/d2は、2.704であり、上記条件式(10)の値|R2R|/d2は、3.654であった。
図5(A)は、本実施例2の像面PSでの基準波長588nmと他の波長656nm、486nmとにおける各色の非点収差を示し、図5(B)は、像面PSでの基準波長588nmと他の波長656nm、486nmとにおける各色の歪曲収差を示す。
図6(A)〜6(D)は、本実施例2の像面PSの各像高におけるコマ収差図を示す。各図の右側はサジタルコマ収差を示し、左側はメリジオナルコマ収差を示す。
〔第3実施形態〕
以下、第3実施形態に係る撮像光学系について説明する。なお、第3実施形態に係る撮像光学系は、第1実施形態を変形したものであり、特に説明しない部分については、第1実施形態と同様であるものとする。
図7に示すように、撮像光学系100は、物体OS側(図7における左側)より撮像素子90の像面PS側(図7における右側)に向かって順に配置された第1レンズ10と、第2レンズ20とを備えている。また、絞り60は、第1レンズ10の像面PS側のレンズ面L12上に設けられている。
図7に示す撮像光学系100において、第1及び第2レンズ10,20はいずれもメニスカスレンズで構成されており、一方の第1レンズ10は物体OS側が凸となっている。第1及び第2レンズ10,20を構成する凸又は凹のレンズ面L11,L12,L21,L22は、いずれも非球面となっている。また、撮像光学系100は、第1実施形態と同様に上記条件式(1)〜(12)を満たす。
本実施形態において、第1及び第2レンズ10,20は、それぞれ屈折率とアッベ数の異なる樹脂材料で形成されている。
〔実施例3〕
以下に、図7に示す撮像光学系100を数値的に規定した実施例3について説明する。以下の表3は、実施例3の撮像光学系100のレンズデータを示す。なお、表3中の記号は表1中の記号と同様である。
Figure 2012053384
本実施例3の撮像光学系100の結果的な仕様は、表3の上欄に示すように、焦点距離fがf=3.665(mm)であり、Fナンバーが、Fno=3.714であり、この際の像高yは、y=2.25(mm)となった。
また、撮像光学系100において、上記条件式(2)の値L/2yは、0.194であり、上記条件式(3)の値L/Lは、0.214であり、上記条件式(4)の値L/fは、0.238であり、上記条件式(5)の値dmin/dmaxは、0.933であり、上記条件式(7)の値L/2ymaxは、0.905であった。上記条件式(6a)、(6b)、(6c)の値、L’/2y、L’/L、L’/fは、それぞれ0.129、0.142、0.158であった。
また、第1レンズ10において、上記条件式(12)の値d1は、0.30であり、上記条件式(9)の値|R1F|/d1は、3.636であり、上記条件式(10)の値|R1R|/d1は、20.597であり、上記条件式(11)の値Air(1)/D1は、0.969であった。
また、第2レンズ20において、上記条件式(1)の値d2は、0.28であり、上記条件式(9)の値|R2F|/d2は、2.788であり、上記条件式(10)の値|R2R|/d2は、3.426であった。
図8(A)は、本実施例3の像面PSでの基準波長588nmと他の波長656nm、486nmとにおける各色の非点収差を示し、図8(B)は、像面PSでの基準波長588nmと他の波長656nm、486nmとにおける各色の歪曲収差を示す。
図9(A)〜9(D)は、本実施例3の像面PSの各像高におけるコマ収差図を示す。各図の右側はサジタルコマ収差を示し、左側はメリジオナルコマ収差を示す。
〔第4実施形態〕
以下、第4実施形態に係る撮像光学系について説明する。なお、第4実施形態に係る撮像光学系は、第1実施形態を変形したものであり、特に説明しない部分については、第1実施形態と同様であるものとする。
図10に示すように、撮像光学系100は、物体OS側(図10における左側)より撮像素子90の像面PS側(図10における右側)に向かって順に配置された第1レンズ10と、第2レンズ20と、第3レンズ30とを備えている。また、絞り60は、第1レンズ10の像面PS側のレンズ面L12上に設けられている。よりコンパクトで高性能なレンズとするには、本実施形態のように単レンズ3組以上の組み合わせが望ましい。
図10に示す撮像光学系100において、第1、第2、及び第3レンズ10,20,30はいずれもメニスカスレンズで構成されており、これらのうち第1及び第3レンズ10,30は物体OS側が凸となっている。第1、第2、及び第3レンズ10,20,30を構成する凸又は凹のレンズ面L11,L12,L21,L22,L31,L32は、いずれも非球面となっている。また、撮像光学系100は、第1実施形態と同様に上記条件式(1)〜(12)を満たす。
本実施形態において、第1、第2、及び第3レンズ10,20,30は、それぞれ同一の樹脂材料で形成されている。
〔実施例4〕
以下に、図10に示す撮像光学系100を数値的に規定した実施例4について説明する。以下の表4は、実施例4の撮像光学系100のレンズデータを示す。なお、表4中の記号は表1中の記号と同様である。
Figure 2012053384
本実施例4の撮像光学系100の結果的な仕様は、表4の上欄に示すように、焦点距離fがf=2.829(mm)であり、Fナンバーが、Fno=3.501であり、この際の像高yは、y=1.75(mm)となった。
また、撮像光学系100において、上記条件式(2)の値L/2yは、0.315であり、上記条件式(3)の値L/Lは、0.358であり、上記条件式(4)の値L/fは、0.390であり、上記条件式(5)の値dmin/dmaxは、1であり、上記条件式(7)の値L/2yは、0.881であった。上記条件式(6a)、(6b)、(6c)の値、L’/2y、L’/L、L’/fは、それぞれ0.257、0.292、0.318であった。
また、第1レンズ10において、上記条件式(12)の値d1は、0.30であり、上記条件式(9)の値|R1F|/d1は、3.184であり、上記条件式(10)の値|R1R|/d1は、13.630であり、上記条件式(11)の値Air(1)/D1は、0.303であった。
また、第2レンズ20において、上記条件式(1)の値d2は、0.30であり、上記条件式(9)の値|R2F|/d2は、3.225であり、上記条件式(10)の値|R2R|/d2は、6.161であり、上記条件式(11)の値Air(2)/D2は、0.374であった。
また、第3レンズ30において、上記条件式(1)の値d3は、0.30であり、上記条件式(9)の値|R3F|/d3は、2.965であり、上記条件式(10)の値|R3R|/d3は、3.387であった。
図11(A)は、本実施例4の像面PSでの基準波長588nmと他の波長656nm、486nmとにおける各色の非点収差を示し、図11(B)は、像面PSでの基準波長588nmと他の波長656nm、486nmとにおける各色の歪曲収差を示す。
図12(A)〜12(D)は、本実施例4の像面PSの各像高におけるコマ収差図を示す。各図の右側はサジタルコマ収差を示し、左側はメリジオナルコマ収差を示す。
〔第5実施形態〕
以下、第5実施形態に係る撮像光学系について説明する。なお、第5実施形態に係る撮像光学系は、第1実施形態を変形したものであり、特に説明しない部分については、第1実施形態と同様であるものとする。
図13に示すように、撮像光学系100は、物体OS側(図13における左側)より撮像素子90の像面PS側(図13における右側)に向かって順に配置された第1レンズ10と、第2レンズ20と、第3レンズ30とを備えている。また、絞り60は、第1レンズ10の像面PS側のレンズ面L12上に設けられている。
図13に示す撮像光学系100において、第1、第2、及び第3レンズ10,20,30はいずれもメニスカスレンズで構成されており、これらのうち第1及び第3レンズ10,30は物体OS側が凸になっている。第1、第2、及び第3レンズ10,20,30を構成する凸又は凹のレンズ面L11,L12,L21,L22,L31,L32は、いずれも非球面となっている。また、撮像光学系100は、第1実施形態と同様に上記条件式(1)〜(12)を満たす。
本実施形態において、第1及び第3レンズ10,30は、第2レンズ20と屈折率、アッベ数の異なる樹脂材料で形成されている。
〔実施例5〕
以下に、図13に示す撮像光学系100を数値的に規定した実施例5について説明する。以下の表5は、実施例5の撮像光学系100のレンズデータを示す。なお、表5中の記号は表1中の記号と同様である。
Figure 2012053384
本実施例5の撮像光学系100の結果的な仕様は、表5の上欄に示すように、焦点距離fがf=2.799(mm)であり、Fナンバーが、Fno=2.777であり、この際の像高yは、y=1.75(mm)となった。
また、撮像光学系100において、上記条件式(2)の値L/2yは、0.299であり、上記条件式(3)の値L/Lは、0.345であり、上記条件式(4)の値L/fは、0.373であり、上記条件式(5)の値dmin/dmaxは、0.833であり、上記条件式(7)の値L/2yは、0.867であった。上記条件式(6a)、(6b)、(6c)の値、L’/2y、L’/L、L’/fは、それぞれ0.237、0.274、0.297であった。
また、第1レンズ10において、上記条件式(12)の値d1は、0.30であり、上記条件式(9)の値|R1F|/d1は、2.842であり、上記条件式(10)の値|R1R|/d1は、15.376であり、上記条件式(11)の値Air(1)/D1は、0.326であった。
また、第2レンズ20において、上記条件式(1)の値d2は、0.25であり、上記条件式(9)の値|R2F|/d2は、3.235であり、上記条件式(10)の値|R2R|/d2は、6.565であり、上記条件式(11)の値Air(2)/D2は、0.418であった。
また、第3レンズ30において、上記条件式(12)の値d3は、0.28であり、上記条件式(9)の値|R3F|/d3は、2.644であり、上記条件式(10)の値|R3R|/d3は、3.270であった。
図14(A)は、本実施例5の像面PSでの基準波長588nmと他の波長656nm、486nmとにおける各色の非点収差を示し、図14(B)は、像面PSでの基準波長588nmと他の波長656nm、486nmとにおける各色の歪曲収差を示す。
図15(A)〜15(D)は、本実施例5の像面PSの各像高におけるコマ収差図を示す。各図の右側はサジタルコマ収差を示し、左側はメリジオナルコマ収差を示す。
〔第6実施形態〕
以下、第6実施形態に係る撮像光学系について説明する。なお、第6実施形態に係る撮像光学系は、第1実施形態を変形したものであり、特に説明しない部分については、第1実施形態と同様であるものとする。
図16に示すように、撮像光学系100は、物体OS側(図16における左側)より撮像素子90の像面PS側(図16における右側)に向かって順に配置された第1レンズ10と、第2レンズ20と、第3レンズ30と、第4レンズ40とを備えている。また、絞り60は、第1レンズ10の物体OS側のレンズ面L11上に設けられている。
図16に示す撮像光学系100において、第1、第3、及び第4レンズ10,30,40はメニスカスレンズ、第2レンズ20は両凸レンズで構成されている。これらのうち第1及び第3レンズ10,30は物体OS側が凸となっている。第1、第2、第3、及び第4レンズ10,20,30,40を構成する凸又は凹のレンズ面L11,L12,L21,L22,L31,L32,L42は非球面、レンズ面L41は球面となっている。また、撮像光学系100は、第1実施形態と同様に上記条件式(1)〜(12)を満たす。
本実施形態において、第1及び第3レンズ10,30と、第2及び第4レンズ20,40は、それぞれ異なる屈折率とアッベ数の樹脂材料で形成されている。
〔実施例6〕
以下に、図16に示す撮像光学系100を数値的に規定した実施例6について説明する。以下の表6は、実施例6の撮像光学系100のレンズデータを示す。なお、表6中の記号は表1中の記号と同様である。
Figure 2012053384
本実施例6の撮像光学系100の結果的な仕様は、表6の上欄に示すように、焦点距離fがf=3.404(mm)であり、Fナンバーが、Fno=2.80であり、この際の像高yは、y=2.25(mm)となった。
また、撮像光学系100において、上記条件式(2)の値L/2yは、0.436であり、上記条件式(3)の値L/Lは、0.487であり、上記条件式(4)の値L/fは、0.576であり、上記条件式(5)の値dmin/dmaxは、0.775であり、上記条件式(7)の値L/2yは、0.895であった。上記条件式(6a)、(6b)、(6c)の値、L’/2y、L’/L、L’/fは、それぞれ0.254、0.284、0.336であった。
また、第1レンズ10において、上記条件式(12)の値d1は、0.25であり、上記条件式(9)の値|R1F|/d1は、3.370であり、上記条件式(10)の値|R1R|/d1は、2.418であり、上記条件式(11)の値Air(1)/D1は、0.489であった。
また、第2レンズ20において、上記条件式(1)の値d2は、0.3218であり、上記条件式(9)の値|R2F|/d2は、5.551であり、上記条件式(10)の値|R2R|/d2は、10.572であり、上記条件式(11)の値Air(2)/D2は、0.342であった。
また、第3レンズ30において、上記条件式(1)の値d3は、0.25であり、上記条件式(9)の値|R3F|/d3は、3.826であり、上記条件式(10)の値|R3R|/d3は、3.626であり、上記条件式(11)の値Air(3)/D3は、1.708であった。
また、第4レンズ40において、上記条件式(1)の値d4は、0.3225であり、上記条件式(9)の値|R4F|/d4は、5.144であり、上記条件式(10)の値|R4R|/d4は、4.145であった。
図17(A)は、本実施例6の像面PSでの基準波長588nmと他の波長656nm、486nmとにおける各色の非点収差を示し、図17(B)は、像面PSでの基準波長588nmと他の波長656nm、486nmとにおける各色の歪曲収差を示す。
図18(A)〜18(D)は、本実施例6の像面PSの各像高におけるコマ収差図を示す。各図の右側はサジタルコマ収差を示し、左側はメリジオナルコマ収差を示す。
以上説明した第1〜第6実施例において、上記条件式(2)〜(7)、(9)〜(11)の値は、表7〜表9にまとめて示す。
Figure 2012053384
Figure 2012053384
Figure 2012053384
以上、本実施形態に係る撮像光学系について説明したが、本発明に係る撮像光学系は上記のものには限られない。例えば、上記実施形態において、撮像光学系100を構成するレンズは、2枚、3枚、4枚に限らず、5枚以上でもよい。
また、上記実施形態において、撮像光学系100を構成するレンズ面のほとんどが非球面を有しているとしたが、半数以上の面が非球面を有していればよい。
CS…カバーガラス、 L…レンズ総厚、 L11,L12,L21,L22,L31,L32,L41,L42…レンズ面、 L…レンズ全長、 OS…物体、 PS…像面、
d1,d2…中心厚、 y…像高、 10,20,30,40…レンズ、 90…撮像素子、 100…撮像光学系、 1000…撮像装置
上記課題を解決するため、本発明に係る撮像光学系は、像面サイズが1/2インチ以下の固体撮像素子用撮像光学系であって、複数の単レンズを備え、複数の単レンズの全面数の半数以上が非球面を有し、複数の単レンズの半数以上がメニスカスレンズであり、無限遠の物体から倍率−0.10までの間で使用され、Fナンバーが4よりも明るく、複数の単レンズの各レンズの中心厚をdiとし、第1レンズの物体側のレンズ面から最も像側に近いレンズの像側のレンズ面までのレンズ総厚をLとし、第1レンズの物体側のレンズ面から像面までのレンズ全長をLとし、焦点距離をfとし、像高をyとし、各レンズの中心厚のうち最も厚いものをd max とし、最も薄いものをd min とし、各レンズの物体側の曲率半径をR iF とし、像側の曲率半径をR iR としたときに、以下の条件式(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(7)、(9)、及び(10)を満たすことを特徴とする。
di≦0.40(mm) (i≧2) (1)
0.15≦L/2y≦0.50 (2)
L/L≦0.55 (3)
L/f≦0.65 (4)
min /d max ≧2/3 (5)
/2y≦0.939 (7)
|R iF |/di≧2.058 (i≧1) (9)
|R iR |/di≧2.157 (i≧1) (10)
ここで、メニスカスレンズとは、レンズ前後の曲率半径(非球面の場合は近軸曲率半径)の符号が同一のレンズをいう。また、各レンズの中心厚diにおいて、iは物体側からのレンズ番号を示し、例えば第2レンズ(i=2)の中心厚の場合にd2となり、第3レンズ(i=3)の中心厚の場合にd3となる。また、絞りが第1レンズより物体側、或いは最も像側に近いレンズより像側に配置された場合、ぞれぞれのレンズ総厚Lは、絞りから最も像側に近いレンズの像側のレンズ面までの距離、或いは第1レンズの物体側のレンズ面から絞りまでの距離となる。また、絞りが第1レンズより物体側に配置される場合、レンズ全長Lは、絞りから像面までの距離となる。また、最も像側に近いレンズと像面との間に平行平面板が配置された場合、レンズ全長Lは、平行平面板の部分を空気換算した距離となる。また、上記条件式(2)は像面の直径2yに対するレンズ総厚Lを規定し、上記条件式(3)はレンズ全長Lに対するレンズ総厚Lを規定し、上記条件式(4)は焦点距離fに対するレンズ総厚Lを規定する。
なお、最大中心厚d max 、最小中心厚d min が上記条件式(5)を満たすことにより、各レンズの厚さを薄く均一に保つことができる。また、条件式(7)は、像面の直径2yに対するレンズ全長L を規定する。また、レンズ全長L 、像高yが上記条件式(7)を満たすことにより、コンパクトな撮像光学系とすることができる。条件式(7)において、少なくともレンズ全長L は像面直径2yの0.939倍と等しいかそれよりも短い。
また、各レンズの曲率半径R iF 、R iR が上記条件式(9)及び(10)を満たすことにより、曲率半径R iF 、R iR が大きくなって、パワーの強い面を有さないレンズとなり、レンズの中心厚diが厚くならない。ここで、|R iF |/diが2.058より小さい、或いは|R iR |/diの値が2.157より小さいと、各レンズの中心厚diが厚くなるとともに、当該レンズのレンズ面のパワーが強くなって高次の収差が発生する。そのため、このような撮像光学系を用いると、像面が曲がり、均一でなくなる。よって、条件式(9)及び(10)を満たすことにより収差の発生を防ぎ、像面を平坦で均一とすることができる。
また、本発明の具体的な態様又は側面では、第1レンズの物体側及び像側のいずれか一方に設けられた絞りを備え像高をyとし、各レンズ厚さの総和をL'、構成するレンズ枚数をjとしとしたとき、以下の条件式(6a)、(6b)、(6c)、及び(8)を満たすことを特徴とする。
L'/2y≦0.40 (6a)
L'/L≦0.40 (6b)
L'/f≦0.60 (6c)
L'=Σdi (i=1、2、…、j) (8)
りの位置は第1レンズの物体側或いは像側が望ましい。ここで、第1レンズの像側とは、第1レンズと第2レンズの間を指す。また、絞りとしてレンズ面上に例えば不透明膜を塗布等する場合、第1レンズの物体側のレンズ面上、或いは像側のレンズ面上に設ければよい。第1レンズの物体側レンズ面上に設置する代わりに、第1レンズの物体側直前に絞りを設置してもよい。また、第2レンズの物体側、すなわち第1レンズと第2レンズとの間或いは第2レンズの物体側のレンズ面上に絞りを設けてもよい。以上のように、絞りを第1レンズの物体側及び像側のいずれか一方に設けることにより、撮像光学系をコンパクトで、射出瞳位置が適切でかつ高性能なものとすることができる。ただし、そのほかにフレアやゴーストを防止するための絞りを、その他の面やレンズ間に設けてもよい。また、レンズの中心厚di、各レンズ厚さの総和L'が上記条件式(6a)、(6b)、(6c)、及び(8)を満たすことにより、レンズ総厚Lやレンズ全長Lが短くても各レンズ間の空気間隔を確保して十分な収差の補正を行うことができる。この際、各レンズの形状は、メニスカスレンズが主体となり強いパワーのレンズ面がなくなり、像面が平坦で均一になる
また、本発明の別の側面では、各レンズ間の空気間隔をAir(i)とし、空気間隔に隣接する前後のレンズの中心厚diのうち厚い方の厚さをDiとしたときに、以下の条件式(11)を満たすことを特徴とする。
Air(i)/Di≧0.3 (i≧1) (11)
ここで、条件式(11)は、隣接するレンズに挟まれた空気間隔Air(i)の条件を示す。この場合、各レンズ間の空気間隔Air(i)と、空気間隔に隣接する前後のレンズの中心厚diのうち厚い方の厚さDiとが上記条件式(11)を満たすことにより、空気間隔Air(i)を確保しつつコンパクトで、かつ収差が良好に補正された撮像光学系を実現できる。ここで、Air(i)/Diの値が0.3より小さいと、撮像光学系はコンパクトになるが、良好な収差を保つことができなくなる。


Claims (7)

  1. 像面サイズが1/2インチ以下の固体撮像素子用撮像光学系であって、
    複数の単レンズを備え、
    前記複数の単レンズの全面数の半数以上が非球面を有し、
    前記複数の単レンズの半数以上がメニスカスレンズであり、
    倍率がゼロである無限遠の物体から倍率−0.10までの間で使用され、Fナンバーが4よりも明るく、
    前記複数の単レンズの各レンズの中心厚をdiとし、前記第1レンズの物体側のレンズ面から最も像側に近いレンズの像側のレンズ面までのレンズ総厚をLとし、前記第1レンズの物体側のレンズ面から像面までのレンズ全長をLとし、焦点距離をfとし、像高をyとしたときに、以下の条件式(1)、(2)、(3)、及び(4)を満たすことを特徴とする撮像光学系。
    di≦0.40(mm) (i≧2) (1)
    0.15≦L/2y≦0.50 (2)
    L/L≦0.55 (3)
    L/f≦0.65 (4)
  2. 前記第1レンズの物体側及び像側のいずれか一方に設けられた絞りを備え、
    前記各レンズの中心厚のうち最も厚いものをdmaxとし、最も薄いものをdminとし、像高をyとし、各レンズ厚さの総和をL’、構成するレンズ枚数をjとしたときに、以下の条件式(5)、(6a)、(6b)、(6c)、(7)、及び(8)を満たすことを特徴とする請求項1に記載の撮像光学系。
    min/dmax≧2/3 (5)
    L’/2y≦0.40 (6a)
    L’/L≦0.40 (6b)
    L’/f≦0.60 (6c)
    /2y≦1 (7)
    L’=Σdi (i=1、2、…、j) (8)
  3. 前記各レンズの物体側の曲率半径をRiFとし、像側の曲率半径をRiRとし、前記各レンズ間の空気間隔をAir(i)とし、前記空気間隔に隣接する前後のレンズの中心厚diのうち厚い方の厚さをDiとしたときに、以下の条件式(9)、(10)、及び(11)を満たすことを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれかに記載の撮像光学系。
    |RiF|/di≧1.55 (i≧1) (9)
    |RiR|/di≧1.55 (i≧1) (10)
    Air(i)/Di≧0.3 (i≧1) (11)
  4. 前記第1レンズの中心厚をd1としたときに、前記複数の単レンズのうち最も物体側の第1レンズが物体側に凸のメニスカスレンズであり、以下の条件式(12)を満たすことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の撮像光学系。
    d1≦0.40(mm) (12)
  5. 前記絞りは、前記絞りが設けられるレンズのレンズ面上に不透明膜を塗布、印刷、及びスパッタリングのいずれかを施すことによって形成されることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の撮像光学系。
  6. 前記各レンズは、鉛筆硬度3H以上の硬度を有する樹脂で形成されることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の撮像光学系。
  7. 前記各レンズは、250℃以上のハンダリフロー温度に耐性を有する樹脂で形成されることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の撮像光学系。
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