JP2012052391A - 作業機械のブーム配管構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブーム内に通されるブーム配管をブーム内に簡単に能率良く取付け得るようにする。
【解決手段】ブーム配管20を、ブーム長さ方向に長いホルダ本体25に配管クランプ26を取付けて成る配管ホルダ24に固定して、一体物としての配管ユニットUを構成する。この配管ユニットUをブーム12内に一端側から挿入し、互いの突起と切欠が一致する位置で落とし込んで突起とこれと対向するブーム側壁との間に挟み込み、さらに挿入して、前後両端においてストッパで位置固定することによってブーム内に固定する構成とした。
【選択図】図4

Description

本発明は箱形ブームを備え、このブームの内側に配管を通す作業機械のブーム配管構造に関するものである。
掘削や解体、溶湯容器の付着物除去等に使用され、伸縮自在な箱形ブームをベースマシンにブーム軸心まわりに回転自在に取付けたブーム回転・伸縮式の作業機械を例にとって背景技術を説明する。
この作業機械は油圧ショベルを母体として構成されるもので、図12,13に示すようにクローラ式の下部走行体1上に上部旋回体2が地面と鉛直な軸のまわりに旋回自在に搭載されてベースマシンAが構成される。3は上部旋回体2に設置されたキャビンである。
このベースマシンAの上部旋回体2はアッパーフレーム4を備え、このアッパーフレーム4にブーム支持フレーム5及びブーム支持機構6を介して箱形のブーム7が取付けられる。
ブーム支持機構6は円筒状の胴部8を有し、ブーム7がこの胴部8にこれを貫通する状態で前後両側のベアリング9,9を介してブーム軸心Xまわりに回転自在に支持される。
また、胴部8とブーム7との間に、油圧モータとその回転力をブーム7に伝える歯車伝動機構(いずれも図示省略)とが設けられてブーム回転駆動機構が構成され、同機構によってブーム7がブーム軸心Xまわりに回転駆動される。
図12中、10はアッパーフレーム4と胴部8との間に設けられた起伏シリンダで、同シリンダ10によって胴部8とブーム7が一体に起伏作動する。
ブーム7は、図14,15にも示すように固定ブームである基端ブーム11と、この基端ブーム11にテレスコープ状にスライド自在に嵌合された可動ブームである先端ブーム12と、この両ブーム11,12に跨ってブーム内部に設けられた伸縮シリンダ(油圧シリンダ)13とによって伸縮自在に構成されている。
伸縮シリンダ13は、シリンダチューブの基端部が基端ブーム11に、先端部が先端ブーム12にそれぞれ止め付けられている。
この伸縮シリンダ13のチューブ先端部には、図15に示すように四方向に向けて放射状にスライドパッド14,15,16,17が設けられ、この各スライドパッド14〜17が先端ブーム12の各側壁内面に摺接することにより、伸縮シリンダ13の中間部が支持されてその自重による撓みや座屈が防止される。
一方、図12に示すように先端ブーム12の先端に油圧式の作業装置(図ではブレーカを例示する)18が取付けられ、ブーム7の起伏、伸縮、回転によりこの作業装置18の位置と向きが変えられる。
この作業装置18の油圧駆動部分(ブレーカの場合はブレーカシリンダ。図示省略)は、図14に示す先端側配管19、先端ブーム12の内側に通されたブーム配管20、基端ブーム11内から外部に出る基端側配管21によって、ベースマシンAの上部旋回体2に搭載された図示しない油圧ポンプ及びタンクに接続される。
なお、ブーム先端には、この機械の用途に応じた種々の作業装置が互換可能に取付けられ、この作業装置に応じて圧力、流量が異なることから、図15に示すように配管19〜21も径が異なる複数種類(複数本)が設けられる。
但し、図14では図の簡略化のため各配管19〜21について一本のみを示している。
また、基端側配管21は、通常、配管保護のためにケーブルベア等と称されるチェーン式の配管保持具(図示省略)に保持される。
各配管19〜21のうち、先端側及び基端側両配管19,21には可撓性のホース、ブーム配管20には鋼管チューブがそれぞれ用いられ、ブーム組立段階で、ブーム配管20が先端ブーム12内に取付けられるとともに、その先端側に先端側配管19、基端側に基端側配管21がそれぞれ継手(符号省略)によって接続される。
この種の作業機械の構成は特許文献1に示されている。
特開平10−5988号公報
ブーム配管20を先端ブーム12の内側に取付けるに当たって、同ブーム12の複数個所に窓穴を設け、外部からこの窓穴を通してブーム配管20をブーム内に配索し固定することが考えられるが、この方法は、同ブーム12の強度低下を招くため現実的でない。
そこで従来は、図14,15に示すように、ブーム配管20の長さ方向複数個所に予め配管クランプ22を取付けるとともに、先端ブーム12の側壁におけるクランプ対応個所にボルト通し穴(符号省略)を設けておき、ブーム配管20を先端ブーム12内に一端側から挿入した上で、クランプ固定ボルト23を同ブーム12の外側から配管クランプ22にねじ込んで配管クランプ22、すなわちブーム配管20を先端ブーム12内に固定する構造をとっている。
しかし、この構造によると、配管クランプ22のねじ穴と先端ブーム12のボルト通し穴の位置合わせ、ボルトねじ込み時の配管クランプ22の保持といった面倒な操作が必要となり、配管固定作業の能率が悪いものとなっていた。
本発明は上記の点に鑑み、ブーム配管をブーム内に簡単に能率良く取付けることができる作業機械のブーム配管構造を提供するものである。
請求項1の発明は、ベースマシンに箱形のブームが取付けられ、このブーム内に配管が通される作業機械のブーム配管構造において、上記ブーム内に通されるブーム配管をブーム長さ方向に長い配管ホルダに固定することにより、ブーム内にその一端側から挿入される一体物としての配管ユニットを構成し、かつ、ブーム内に挿入された上記配管ユニットを挿入方向と直交する方向の両側から挟み込んでブーム長さ方向と直交する方向に拘束する拘束手段と、配管ユニットの前後両端をブーム長さ方向に位置固定するストッパとを具備するものである。
請求項2の発明は、請求項1の構成において、上記拘束手段としてブームの側壁内面に突起を設け、上記配管ユニットを、この突起とこれと対向するブーム側壁との間に挟み込んでブーム長さ方向と直交する方向に拘束するように構成したものである。
請求項3の発明は、請求項2の構成において、上記突起をブーム長さ方向に間欠的に設ける一方、上記配管ホルダに、上記突起に対する逃げ用の切欠をブーム長さ方向に間欠的に設けることにより、上記配管ユニットを、上記突起と切欠が一致する位置で挿入方向と直交する方向に移動可能とし、突起と切欠がブーム長さ方向にずれた位置でブーム長さ方向と直交する方向に拘束し得るように構成したものである。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの構成において、固定ブームに可動ブームをテレスコープ状に嵌合させるとともに、上記固定、可動両ブームに跨って伸縮シリンダを設けて伸縮ブームを構成する一方、上記配管ホルダを、ブーム長さ方向に長いプレート状のホルダ本体と、このホルダ本体の片面側において上記ブーム配管を長さ方向の複数個所で固定する配管クランプとによって構成し、上記配管ユニットを、上記ホルダ本体の配管クランプ取付側と反対側の面が、上記伸縮シリンダの中間部を支えるスライドパッドの摺接面となる状態で可動ブーム内に取付けるように構成したものである。
本発明によると、ブーム配管をブーム長さ方向に長い配管ホルダに固定することにより、ブーム内にその一端側から挿入される一体物としての配管ユニットを構成し、ブーム内に挿入された配管ユニットを、拘束手段(請求項2,3では突起とこれと対向するブーム側壁)により挿入方向と直交する方向の両側から挟み込んでブーム長さ方向と直交する方向に拘束した状態で、前後両端においてストッパでブーム長さ方向に位置固定することによってブーム配管をブーム内に取付ける構成としたから、従来のようなブーム外側からの穴合わせ等の面倒な操作が不要となり、ブーム配管の取付作業を簡単に能率良く行うことができる。
この場合、請求項3の発明によると、ブーム内に挿入した配管ユニットを、ブーム側の突起と配管ホルダの切欠とが一致する位置でブーム長さ方向と直交する方向(ブーム高さまたは幅方向)に移動させた(落とし込んだ)後、さらに突起と切欠がずれる位置まで挿入し、突起とブーム側壁との間に挟み込んで拘束し得る構成としたから、配管ユニットを終始拘束状態で挿入する場合と比較して、配管ユニットを落とし込みまでの区間において無抵抗で軽快に挿入することができる。このため、配管取付作業がさらに簡単となる。
請求項4の発明によると、伸縮ブームを適用対象として可動ブームにブーム配管を取付ける場合に、配管ホルダを、ブーム長さ方向に長いプレート状のホルダ本体と、ブーム配管をこのホルダ本体の片面側に固定する配管クランプとによって構成し、ホルダ本体の配管取付側と反対側の面が、ブーム側壁内面に代わってスライドパッドの摺接面となる状態で配管ユニットを可動ブーム内に取付けたから、配管ユニットをブーム内に設置したことによってスライドパッドの摺接面が失われたり、摺接面を確保するためにブーム構造が複雑化したりする弊害が生じない。
本発明の実施形態にかかるブーム配管構造を備えたブームの側断面図である。 図1の丸囲いX部分の拡大図である。 図1の丸囲いY部分の拡大図である。 図2のIV−IV線拡大断面図である。 実施形態にかかる配管ユニットの斜視図である。 配管ユニットを先端ブーム内に取付ける手順の1を示す斜視図である。 同手順の2を示す斜視図である。 同手順の3を示す斜視図である。 同手順の4を示す斜視図である。 同手順の5を示す斜視図である。 同手順の6を示す斜視図である。 本発明の適用対象例であるブーム伸縮・回転式の作業機械を示す概略側面図である。 同概略平面図である。 同作業機械における従来のブーム配管構造を示すブームの側断面図である。 図14のXV−XV拡大断面図である。
本発明の実施形態を図1〜図11によって説明する。
実施形態は、図12,13に示す、油圧ショベルを母体として構成されるブーム伸縮・回転式の作業機械を適用対象としている。
実施形態において、次の構成は図12〜図15に示すものと同じである。
(I) クローラ式の下部走行体上に上部旋回体が地面と鉛直な軸のまわりに旋回自在に搭載されてベースマシンが構成され、上部旋回体のアッパーフレームにブーム支持フレーム及びブーム支持機構を介して箱形のブーム7がブーム軸心まわりに回転自在で、かつ、ブーム起伏シリンダによって起伏自在に取付けられる点。
(II) ブーム7は、固定ブームである基端ブーム11と、この基端ブーム11にテレスコープ状にスライド自在に嵌合された可動ブームである先端ブーム12と、この両ブーム11,12に跨ってブーム内部に設けられた伸縮シリンダ(油圧シリンダ)13とによって伸縮自在に構成される点。
(III) 伸縮シリンダ13は、シリンダチューブの基端部が基端ブーム11に、先端部が先端ブーム12にそれぞれ止め付けられる点。
(IV) 先端ブーム12の先端に油圧式の作業装置が取付けられ、ブーム7の起伏、伸縮、回転によりこの作業装置の位置と向きが変えられる点。
(V) この作業装置の油圧駆動部分は、図1に示す先端側配管19、先端ブーム12の内側に通されたブーム配管20、基端ブーム11内から外部に出る基端側配管21によって、ベースマシンの上部旋回体に搭載された図示しない油圧ポンプ及びタンクに接続される点。
このブーム配管構造においては、以上の構成を前提として、ブーム配管20が配管ホルダ24に固定されて一体物としての配管ユニットUが構成され、この配管ユニットUが先端ブーム12に基端側からブーム長さ方向に挿入され、前後両端で位置固定されることによって先端ブーム12内に取付けられる。以下に詳述する。
配管ホルダ24は、ブーム長さ方向に長い(先端ブーム12の全長に近い長さ寸法を有する)プレート状のホルダ本体25と、このホルダ本体25の片面側においてブーム配管20を長さ方向の複数個所で固定する複数の配管クランプ26とによって構成される。
なお、ブーム7はブーム軸心まわりに回転するためその上下、左右の方向性は定まらないが、説明の便宜上、以下でいう「上下」「左右」は図の方向性に従うものとする。
配管クランプ26は、一対のクランプ体間にブーム配管20を挟み込んでボルト締めするものとして構成され、一方のクランプ体がホルダ本体25の下面に固着された枠状のクランプ止め27(または直接ホルダ本体25)に溶接等によって取付けられる。
配管ユニットUを先端ブーム12内で上下方向(ブーム長さ方向と直交する方向)に拘束する手段として、同ブーム左右両側壁の下部内面に桟状の突起28がブーム長さ方向に間隔をおいて間欠的に設けられている。
また、ホルダ本体25の左右両側縁部に、この突起28が上下方向に通過し得る逃げ用の切欠29がブーム長さ方向に間隔を置いて間欠的に設けられている。
一方、伸縮シリンダ13のチューブ先端部に、図4に示すように四方向に向けて放射状にスライドパッド30,31,32,33が設けられ、この各スライドパッド30〜33により伸縮シリンダ13の中間部が支持されてその自重による撓みや座屈が防止される。
このうち、下向きの下側スライドパッド30は、ブーム下側壁ではなく、配管ユニットUを先端ブーム12内に取付けた状態での配管ホルダ本体25の上面を摺接面としてスライドするように構成されている。
いいかえれば、配管ユニットUは、ホルダ本体25が先端ブーム12の上下両側壁と平行となり、その上面が下側スライドパッド30の摺接面となる状態で先端ブーム12内の下部に取付けられる。
また、配管ユニットUを先端ブーム12内において前後両端で位置固定する手段として、先端ブーム先端側の左右両側壁(一方の側壁のみでもよいし、下側壁でもよい)の内面に、配管ホルダ本体25を挿入方向の前側から受け止めて位置固定する前側ストッパ34が予め取付けられる。
一方、この前側ストッパ34によって受け止められた配管ホルダ本体25の後端側を位置固定する後側ストッパ35が、配管ユニット挿入後に先端ブーム基端側の下側壁内面に取付けられる。
配管ユニットUの取付手順を図6〜図11によって説明する。
(イ) 配管ホルダ24にブーム配管20を組み付け、一体化して配管ユニットUを構成する一方、前側ストッパ34を先端ブーム12の先端側に取付けておく。
なお、先端ブーム12の先端部には、この前側ストッパ34の取付け、及びブーム配管20への先端側配管19の接続のために窓穴36(図2参照)が設けられている。
(ロ) 図6〜図8に示すように、配管ユニットUを先端ブーム12の基端側から同ブーム内の上部、すなわち、突起28よりも上方に挿入する。
このとき、配管ユニットUは無抵抗で軽快に挿入することができる。
(ハ) 配管ユニットUを一定長さまで挿入した段階で、図9に示すように切欠29が突起28に一致するように位置調整した上で、図10に示すように突起28が切欠29を通過するまで同ユニットUを下降(挿入方向と直交する方向に移動)させ、配管ユニットUを先端ブーム12内で突起28よりも下方、すなわち同ブーム内下部であって突起28とこれに対向する先端ブーム下側壁内面との間に位置させる。
(ニ) 図11に示すように配管ユニットUを、前端が前側ストッパ34で受け止められるまで前進させた後、後側ストッパ35を取付けてユニット後端を位置固定する。
こうして、配管ユニットUを、両側ストッパ34,35により前後方向(ブーム長さ方向)に位置固定され、かつ、突起28と先端ブーム下側壁とで上下両側から挟み込まれて上下方向に拘束された状態で先端ブーム12内に取付けることができる。
この後、ブーム配管20の先端側に先端側配管19、基端側に基端側配管21をそれぞれ接続して配管作業が完了する。
なお、先端ブーム12の先端側にユニット挿入が可能な開口がある場合には、配管ユニットUをブーム先端側から挿入してもよい。この場合、後側ストッパ35を予め取付けておき、ユニット挿入後に前側ストッパ34を取付けることになる。
このように、ブーム配管20をブーム長さ方向に長い配管ホルダ24に固定して一体物としての配管ユニットUを構成し、この配管ユニットUを先端ブーム12内に一端端側から挿入し、ブーム側の突起28とこれと対向するブーム側壁との間に挟み込んでブーム長さ方向と直交する方向に拘束した状態で、前後両端においてストッパ34,35で位置固定することによってブーム配管20を先端ブーム内に取付ける構成としたから、従来のようなブーム外側からの穴合わせ等の面倒な操作が不要となり、ブーム配管の取付作業を簡単に能率良く行うことができる。
この場合、先端ブーム内に挿入した配管ホルダ24(配管ユニットU)を、互いの突起28と切欠29が一致する位置でブーム長さ方向と直交する方向(ブーム高さまたは幅方向)に移動させた(落とし込んだ)後、さらに突起28と切欠29がずれる位置まで挿入して、突起28とブーム側壁との間に挟み込んで拘束する構成としたから、配管ユニットUを上記落とし込みまでの区間において無抵抗で軽快に挿入することができる。このため、配管取付作業がさらに簡単となる。
さらに、配管ホルダ24を、ブーム長さ方向に長いプレート状のホルダ本体25と、ブーム配管20をこのホルダ本体25の下面側に固定する配管クランプ26とによって構成し、ホルダ本体25の上面が、ブーム側壁内面に代わって下側スライドパッド30の摺接面となる状態で配管ユニットUを先端ブーム12内に取付けたから、配管ユニットUを先端ブーム12内に設置したことによってスライドパッド30の摺接面が失われたり、摺接面を確保するためにブーム構造が複雑化したりする弊害が生じない。
しかも、下側スライドパッド30の脚長(伸縮シリンダ13からパッド先端までの距離)が短くなるため、同パッド30のスライドの安定性、すなわち伸縮シリンダ13の支持の安定性が良くなり、同シリンダ13の撓みや座屈の防止効果を高めることができる。
他の実施形態
(1) 上記実施形態では、ホルダ本体25の前端を前側ストッパ34に、後端を後側ストッパ35にそれぞれ当接させることによって、配管ユニットUの前端及び後端を位置固定する構成としたが、前端及び後端の配管クランプ26を両側ストッパ34,35に当接させる構成をとってもよい。
(2) 上記実施形態では、配管ユニットUを先端ブーム12内の上部に一定長まで挿入し、互いの切欠29と突起28が一致する位置で落とし込んだ後、さらに挿入することにより、同ユニットUを突起28とブーム下側壁との間に挟み込んで上下方向に拘束する構成をとったが、ブーム側壁に上記突起28のような間欠的な突起、またはブーム全長に亘る断面コの字形等の突起を設け、配管ユニットUを、最初からブーム内下部で突起と側壁との間に挿入する構成をとってもよい。
あるいは、突起を断面コの字形に形成し、配管ユニットUをこの突起内に挿入する構成をとってもよい。
これらの構成によると、配管ユニットUに終始挿入抵抗が作用すること、挿入隙間分のガタつきが生じる(あるいはガタつき防止策を付加する必要がある)等の不利点がある反面、落とし込み操作が不要となることで取付操作が単純化される利点がある。
(3) 上記実施形態は、ブームが伸縮かつ回転式の作業機械を適用対象としたが、本発明はブームが非伸縮式及び非回転式の作業機械にも適用することができる。
A ベースマシン
1 ベースマシンを構成する下部走行体
2 同、上部旋回体
7 伸縮式のブーム
11 ブームを構成する基端ブーム
12 同、先端ブーム
13 伸縮シリンダ
U 配管ユニット
20 ブーム配管
24 配管ホルダ
25 ホルダ本体
26 配管クランプ
28 拘束手段としての突起
29 切欠
30 スライドパッド
34 前側ストッパ
35 後側ストッパ

Claims (4)

  1. ベースマシンに箱形のブームが取付けられ、このブーム内に配管が通される作業機械のブーム配管構造において、上記ブーム内に通されるブーム配管をブーム長さ方向に長い配管ホルダに固定することにより、ブーム内にその一端側から挿入される一体物としての配管ユニットを構成し、かつ、ブーム内に挿入された上記配管ユニットを挿入方向と直交する方向の両側から挟み込んでブーム長さ方向と直交する方向に拘束する拘束手段と、配管ユニットの前後両端をブーム長さ方向に位置固定するストッパとを具備することを特徴とする作業機械のブーム配管構造。
  2. 上記拘束手段としてブームの側壁内面に突起を設け、上記配管ユニットを、この突起とこれと対向するブーム側壁との間に挟み込んでブーム長さ方向と直交する方向に拘束するように構成したことを特徴とする請求項1記載の作業機械のブーム配管構造。
  3. 上記突起をブーム長さ方向に間欠的に設ける一方、上記配管ホルダに、上記突起に対する逃げ用の切欠をブーム長さ方向に間欠的に設けることにより、上記配管ユニットを、上記突起と切欠が一致する位置で挿入方向と直交する方向に移動可能とし、突起と切欠がブーム長さ方向にずれた位置でブーム長さ方向と直交する方向に拘束し得るように構成したことを特徴とする請求項2記載の作業機械のブーム配管構造。
  4. 固定ブームに可動ブームをテレスコープ状に嵌合させるとともに、上記固定、可動両ブームに跨って伸縮シリンダを設けて伸縮ブームを構成する一方、上記配管ホルダを、ブーム長さ方向に長いプレート状のホルダ本体と、このホルダ本体の片面側において上記ブーム配管を長さ方向の複数個所で固定する配管クランプとによって構成し、上記配管ユニットを、上記ホルダ本体の配管クランプ取付側と反対側の面が、上記伸縮シリンダの中間部を支えるスライドパッドの摺接面となる状態で可動ブーム内に取付けるように構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業機械のブーム配管構造。
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