JP2011235509A - 液体噴射装置 - Google Patents

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貞治 小森
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Abstract

【課題】紫外線の照射によって硬化する液体を媒体に噴射する場合に、媒体の端部で液体
の着弾位置がずれることを抑制可能とする。
【解決手段】噴射ヘッドと共に電磁波照射手段を往復動させながら、噴射ノズルから噴射
した液体(紫外線の照射によって硬化する液体)に電磁波を照射することにより、媒体上
で液体を硬化させる。そして、噴射ヘッドおよび電磁波照射手段が、媒体の一端側から他
端側への移動を完了すると、媒体の一端側から他端側に移動するのに要した時間のうち、
少なくとも半分の時間が経過するまでは待機する。こうすれば、待機時間の経過とともに
電磁波の照射によって熱せられた媒体が十分に冷めるので、冷めた媒体に液体が噴射され
ることにより、媒体の端部で液体の着弾位置がずれることを回避することが可能となる。
【選択図】図7

Description

本発明は、噴射ヘッドに設けられた噴射ノズルから液体を噴射する技術に関する。
噴射ヘッドを往復動させながら、噴射ヘッドに設けられた噴射ノズルから媒体上に液体
を噴射する液体噴射装置が知られている。この液体噴射装置を利用して、紫外線の照射に
よって硬化する液体を、噴射ノズルから媒体上に噴射するとともに、噴射した液体に紫外
線を照射して液体を硬化させることで、媒体上に液体を定着させる技術が開発されている
。このような技術では、瞬時に液体を硬化させて媒体に定着させることができるので、例
えば、プラスチック(ポリエチレンテレフタラート、ポリカーボネート)等、液体を吸収
しない素材に対しても液体を良好に定着させることが可能である。
また、紫外線を照射する装置から照射される光には、紫外線の他に多くの赤外線が含ま
れている為、媒体や、媒体を支持する部材(プラテン等)が加熱される。そして、媒体や
プラテン等があまりに昇温した状態では、噴射ノズルから液体を噴射することで種々の弊
害が生じ得る。そこで、プラテン等の支持部材内に通路を設けておき、この通路に水など
の冷却媒体を送り込んで支持部材を冷却することによって、媒体やプラテン等の昇温を抑
制する技術が提案されている。
(特許文献1)
特開2005−324443号公報
しかし、上述した従来技術では、媒体の端部で液体の着弾位置がずれてしまうという問
題があった。特に、紫外線の照射によって硬化するインク(紫外線硬化型インク)を用い
てプラスチック(ポリエチレンテレフタラート、ポリカーボネート)等の媒体に画像を印
刷した場合には、画像の端部が波打ったように印刷されることで、印刷画質が低下してし
まうという問題があった。
この発明は、従来の技術における上述した課題に対応してなされたものであり、紫外線
硬化型の液体を媒体に噴射する場合に、媒体の端部で液体の着弾位置がずれることを抑制
可能な技術の提供を目的とする。
上述した課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の液体噴射装置は次の構成を
採用した。すなわち、
噴射ヘッドを往復動させながら、電磁波の照射によって硬化する液体を該噴射ヘッドに
設けられた噴射ノズルから媒体に噴射する液体噴射装置であって、
前記噴射ヘッドと共に前記媒体上を往復動しながら、前記噴射ノズルから噴射された前
記液体に電磁波を照射する電磁波照射手段と、
前記媒体の一端側から他端側への前記噴射ヘッドの移動が完了すると、該移動に要した
時間の少なくとも半分の時間が経過するまで、次の移動の開始を待機する移動待機手段と
を備えることを要旨とする。
このような本発明の液体噴射装置では、噴射ノズルから噴射された液体(すなわち、電
磁波の照射によって硬化する液体)に電磁波照射手段から電磁波を照射することにより、
媒体上で液体を硬化させる。尚、本発明の電磁波照射手段が液体に照射する電磁波の種類
としては、例えば、紫外線や、熱線などが含まれる。そして、噴射ヘッドおよび電磁波照
射手段が、媒体の一端側から他端側に移動すると、すぐには次の移動を開始せずに、媒体
の一端側から他端側に移動するのに要した時間のうち、少なくとも半分の時間が経過する
までは待機する。
詳細なメカニズムについては後述するが、噴射ヘッドが媒体の一端側から他端側に移動
を完了した時点では、次の移動の開始地点付近で媒体温度が未だ高温となっており、この
ように高温となった媒体に液体が噴射されることで、媒体の端部で液体の着弾位置がずれ
てしまうことが見出された。従って、噴射ヘッドが媒体の一端側から他端側に移動を完了
したら、少しの間、噴射ヘッドの次の移動の開始を待つことにより、媒体が十分に冷めて
から液体を噴射することができ、媒体の端部で液体の着弾位置にずれが生ずることを回避
することが可能となる。また、噴射ヘッドの移動開始を待つ時間としては、媒体の一端側
から他端側への移動に要した時間の少なくとも半分の時間を確保しておけば、液体噴射時
の条件によらず、十分であることも見出した。
以上のことから、噴射ヘッドが媒体の一端側から他端側に移動を完了したら、媒体の一
端側から他端側に移動するのに要した時間のうち、少なくとも半分の時間が経過するまで
待機すれば、媒体の端部で液体の着弾ずれが生ずることを回避することができる。その結
果、例えば、紫外線の照射によって硬化するインクを用いてプラスチック(ポリエチレン
テレフタラート、ポリカーボネート)等の媒体に画像を印刷した場合でも、画像の端部が
波打ったように印刷されることを回避することができる。また、噴射ヘッドが、次の移動
を開始する前に、所定の時間(すなわち、媒体の一端側から他端側への移動に要した時間
の半分)待つことを繰り返すだけなので、印刷に要する時間をそれほど増加させることが
なく、また、画像を印刷するための制御が複雑化することもない。
また、上述した本発明の液体噴射装置においては、媒体上に電磁波を照射した場合の媒
体の温度変化を測定すると共に、媒体の温度変化の測定結果に基づいて、噴射ヘッドが媒
体の一端側から他端側への移動を完了した後に、次の移動を開始するまでの待機時間を決
定することとしてもよい。
こうして液体を媒体上に噴射した時の媒体の温度変化を測定することで、昇温した媒体
の温度が十分に下がるまでに要する時間を正確に把握することができる。従って、噴射ヘ
ッドは、媒体の一端側から他端側への移動を完了したら、昇温した媒体の温度が低下した
後に、速やかに次の移動を開始することができる。その結果、媒体の端部で液体の着弾ず
れが生ずることを回避しながら、媒体上に液体を噴射するスピードを維持することが可能
となる。
本実施例の液体噴射装置の大まかな構成を示した斜視図である。 噴射ユニットの構造を示した斜視図である。 印刷媒体上に噴射されたインクを、UVランプを用いて硬化させる様子を示した説明図である。 UVインクを噴射して画像を印刷した場合に、画像の端部で画質の低下が生ずるメカニズムを示した説明図である。 UVインクを噴射して画像を印刷した場合に、画像の端部で画像が乱れる様子を示した説明図である。 印刷媒体に紫外線を照射した場合の温度変化に関する本発明の発明者らの知見を示した説明図である。 印刷時の噴射ユニットの移動方法を示した説明図である。 変形例のインクジェットプリンターの大まかな構成を示した説明図である。 変形例のインクジェットプリンターが印刷の開始に先立って実行する待機時間設定処理を示したフローチャートである。
以下では、上述した本願発明の内容を明確にするために、次のような順序に従って実施
例を説明する。
A.装置構成:
B.本実施例の噴射ユニットの移動方法:
C.変形例:
A.装置構成 :
図1は、いわゆるインクジェットプリンターを例に用いて本実施例の液体噴射装置の大
まかな構成を示した説明図である。図示されるように、インクジェットプリンター10は
、インクジェットプリンター10の土台部分を構成する支持部20と、支持部20の上を
左右に跨ぐようにして設けられた印刷部50などから構成されている。
支持部20は、略テーブル形状の本体フレーム22に、各種の機構が取り付けられるこ
とによって構成されている。先ず、本体フレーム22の上面(すなわち、テーブルの天板
部分)には、印刷媒体を背面から支持するプラテン24が設けられている。プラテン24
の表面には、上下に貫通する微細な空気穴が多数、形成されており、これらの空気穴はプ
ラテン24の下面側に設けられた図示しない減圧室を介して真空ポンプ26に接続されて
いる。従って、印刷媒体をプラテン24上にセットした状態で、真空ポンプ26を作動さ
せることにより、プラテン24表面の空気穴に負圧を作用させて、印刷媒体をプラテン2
4上に吸着させることが可能となっている。
また、本体フレーム22の天板部分の左右側面には、ガイド溝28a,28bが延設さ
れている。ガイド溝28a,28bには、後述する印刷部50の左右に設けられたガイド
機構が摺動可能に取り付けられるようになっている。また、本体フレーム22の手前には
、インクジェットプリンター10を操作や各種の設定を行うためのコントローラー30が
設けられており、コントローラー30の内部には、インクジェットプリンター10の動作
を制御する制御ユニット40が搭載されている。
印刷部50は、インクを印刷媒体上に噴射するための各種の機構が収められた略直方体
の本体ケース52や、本体ケース52の下方に設けられたガイド機構54a,54bなど
から構成される。本体ケース52の内部には、主走査方向に往復動しながら印刷媒体上に
インクドットを形成する噴射ユニット60や、噴射ユニット60を往復動させる駆動機構
70などが搭載されている。後述するように、噴射ユニット60の内部には、インクを噴
射する噴射ヘッドが設けられており、噴射ヘッドの底面側(印刷媒体に向いた側)に設け
られた複数の噴射ノズルから印刷媒体に向かってインクを噴射する。
また、噴射ノズルから噴射するインクは、インクカートリッジ80に収容されている。
インクカートリッジ80は、本体ケース52の右上に設けられたカートリッジホルダー8
2に装填され、カートリッジ内のインクはインクチューブ84を介して噴射ユニット60
に供給される。
尚、図示したインクジェットプリンター10では、シアンインク(Cインク)、マゼン
タインク(Mインク)、イエローインク(Yインク)、黒インク(Kインク)の4種類の
インクを用いてカラー画像を印刷することが可能であり、このことと対応して、インクの
種類毎に噴射ヘッドが設けられている。そして、それぞれの噴射ヘッドに対して、対応す
るインクカートリッジ80内のインクが、インクの種類毎に設けられたインクチューブ8
4を介して供給されるようになっている。
噴射ユニット60を往復動させる駆動機構70は、内側に複数の歯形が形成されたタイ
ミングベルト72と、タイミングベルト72を駆動するための駆動モーター74などから
構成されている。タイミングベルト72の一部は噴射ユニット60に固定されており、タ
イミングベルト72を駆動すると、主走査方向に延設された図示しないガイドレールによ
ってガイドされながら、噴射ユニット60を主走査方向に往復動させることが可能となる
ガイド機構54a,54bには、前述した本体フレーム22側面のガイド溝28に嵌合
する凸部が設けられている。このうち、本体フレーム22の右側(図面上では左側)に設
けられたガイド機構54aの凸部は、本体フレーム右側面のガイド溝(ガイド溝28a)
に嵌合され、また、本体フレーム22の左側(図面上では右側)に設けられたガイド機構
54bの凸部は、本体フレーム左側面のガイド溝(ガイド溝28b)に嵌合される。そし
て、ガイド機構54a,54bの凸部がガイド溝28a,28bにそれぞれ嵌合された状
態で、図示しない移動機構を駆動することにより、ガイド溝28a,28bに沿って、ガ
イド機構54a,54bを本体フレーム22の前後方向(すなわち副走査方向)に摺動さ
せることができるようになっており、こうすることで、印刷部50の全体を復走査方向に
移動させることが可能となっている。
このような構成を有するインクジェットプリンター10では、先ず、駆動機構70によ
って噴射ユニット60を主走査方向に移動させながら印刷媒体上にインクを噴射する。そ
して、噴射ユニット60が印刷媒体の端まで移動したら、今度はガイド機構54によって
印刷部50を副走査方向に少しずらした後に、噴射ユニット60を先に移動してきた方向
とは反対方向に移動させながら印刷媒体上にインクを噴射する。更に、噴射ユニット60
が印刷媒体の端まで移動したら印刷部50を復走査方向にずらして、噴射ユニット60を
反対方向に折り返し移動させながらインクを噴射する。
以上のように、噴射ユニット60を主走査方向に往復動させると共に、往動、あるいは
復動する際に印刷媒体上を通過する位置(以下、印刷パスと呼ぶ)を少しずつずらしなが
らインクを噴射することで、印刷媒体上に画像を印刷していく。また、本実施例のインク
ジェットプリンター10では、噴射ノズルから噴射するインクとして、紫外線の照射によ
って硬化するインク(以下、UVインクと呼ぶ)を採用している関係上、噴射ユニット6
0は以下のように構成されている。
図2は、本実施例の噴射ユニット60の構造を示した斜視図である。前述したように、
本実施例のインクジェットプリンター10では、4種類のインク(Cインク、Mインク、
Yインク、Kインク)を用いて画像を印刷することが可能である。このことに伴って、図
2に示されるように、インクの種類ごとに、Yインクを噴射する噴射ヘッド62y、Mイ
ンクを噴射する噴射ヘッド62m、Cインクを噴射する噴射ヘッド62c、Kインクを噴
射する噴射ヘッド62kが設けられている。それぞれの噴射ヘッド62には、対応する色
のインクカートリッジ80からのインクチューブ84が接続され、対応する色のインクが
噴射ヘッド62に供給される。
また、4つの噴射ヘッド62の左右の両脇には、紫外線を照射するUVランプ64a,
64bが設けられている。尚、本実施例の噴射ユニット60では、噴射したUVインクを
確実に硬化させることが可能なように、比較的強力なUVランプ(例えば、メタルハイド
ランプなど)が採用されている。そして、噴射ヘッド62から噴射したUVインクに対し
て、次のようにしてUVランプ64から紫外線を照射することにより、噴射したインクを
印刷媒体上で硬化させる。
図3は、UVランプ64を用いて、印刷媒体上に噴射したインクを硬化させる様子を示
した説明図である。尚、図3には、インクジェットプリンター10の正面から噴射ユニッ
ト60を見たときの様子が示されている。
前述したように、本実施例のインクジェットプリンター10は、噴射ユニット60を往
復動させながら印刷媒体にインクを噴射していく。そして、図3(a)に示されるように
、噴射ユニット60の往動時には、噴射ヘッド62の左右の両脇に設けられたUVランプ
64a,64bのうち、右側のUVランプ64bを点灯させた状態で噴射ノズルからイン
クを噴射する。UVランプ64bは、噴射ユニット60の進行方向に対して噴射ヘッド6
2よりも後ろ側に設けられているので、噴射ノズルから印刷媒体上に噴射されたインクの
上を点灯状態のUVランプ64bが通過する。その結果、UVランプ64bが通過中に照
射された紫外線によって印刷媒体上のインクが硬化されて、インクが印刷媒体上に定着す
る。図中には、印刷媒体上に噴射されたインク(白色で表示)が、UVランプ64bから
の紫外線を受けて硬化した状態(黒色で表示)に変化する様子が示されている。
また、噴射ユニット60の復動時には、図3(b)に示されるように、左右のUVラン
プ64a,64bのうち、左側のUVランプ64aを点灯させた状態で噴射ノズルからイ
ンクを噴射する。すると、印刷媒体上に噴射されたインクの上をUVランプ64aが通過
することで、UVランプ64aが通過中に照射された紫外線によってインクが硬化され、
印刷媒体上に定着する。
このように、印刷中は、噴射ユニット60の進行方向の後方のUVランプ64を点灯さ
せることで、噴射したUVインクに紫外線が照射されて、印刷媒体上でインクが素早く硬
化する。従って、本実施例のインクジェットプリンター10を用いれば、例えば、プラス
チック(ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリカーボネート)等、インクを吸収
しないような素材に対してもインクを良好に定着させることが可能である。その一方で、
これらのプラスチック素材のように、熱によって膨張しやすい素材にインクを噴射する場
合には、特に、印刷された画像の端部において画質が低下してしまうこと起こり得る。以
下ではこの点について詳しく説明する。
図4は、UVインクを噴射して画像を印刷する場合に、画像の端部で画質の低下が生ず
るメカニズムを示した説明図である。尚、図4では、ポリエチレンテレフタラート(PE
T)製のシートに対して印刷を行う様子を、インクジェットプリンター10の上方から見
た状態で示されている。また、図が複雑となることを避けるために、噴射ユニット60と
、印刷媒体以外の構成については図示を省略している。
前述したように、本実施例のインクジェットプリンター10では、インクを確実に硬化
させる点から、比較的強力なUVランプ64(メタルハイドランプ等)を使用している。
また、こうしたUVランプ64から照射される光には、紫外線の他にも多くの赤外線が含
まれている。以上のことから、紫外線を照射中にUVランプ64が通過した部分およびそ
の周辺部分では、UVランプ64から放射される熱によって印刷媒体の表面温度が上昇す
る。こうしてUVランプ64からの熱によって熱せられた印刷媒体の温度は、UVランプ
64が通過した後に徐々に低下していくが、図4(a)に示されるように、ある印刷パス
(図中ではP1と表示)の印刷が完了した直後(UVランプ64が照射された直後)の部
分およびその周辺(図中では昇温部と表示)は、印刷媒体が高温となっている。
この状態で、噴射ユニット60を次の印刷パスP2の開始地点へと移動させる。印刷パ
スP1の終了地点と印刷パスP2の開始地点とはすぐ隣なので、図4(b)に示されるよ
うに、印刷パスP2の開始地点では、未だ印刷媒体が高温となっている。従って、引き続
き印刷パスP2の印刷を行うと、印刷パスP2の開始地点付近では、印刷媒体の温度が高
いままインクが噴射されることとなる。図4(c)には、印刷媒体が高温のままインクが
噴射される部分(図中では、昇温中に印刷された部分と表示)が示されている。
また、噴射ユニット60が印刷パスP2を移動している間にも、印刷媒体の温度は低下
する。従って、印刷パスP2の終了地点付近では、冷めた印刷媒体上にインクが噴射され
る。そして、印刷パスP2の印刷を完了した後、噴射ユニット60を印刷パスP3の開始
地点に移動させると、図4(d)に示されるように、印刷パスP2の印刷が完了した直後
の部分およびその周辺は、印刷媒体が高温となっている。この状態で、引き続き印刷パス
P3を印刷すると、印刷パスP3の開始地点付近にも、印刷媒体の温度が高いままインク
が噴射される部分が生ずることとなり、その後は印刷パスP3の印刷中に印刷媒体の温度
が低下していくことで、印刷パスP3の終了地点付近では、冷めた印刷媒体にインクが噴
射される。以上のように、UVインクを用いた画像印刷では、特に、各印刷パスの開始地
点付近において、未だ高温状態の印刷媒体にインクが噴射されることとなる。
ここで、前述したように、PETなどのプラスチック素材は、熱によって膨張し易い性
質を有しているので、PETなどを印刷媒体として用いた場合、上述した各印刷パスの開
始地点付近では、熱によって膨張した状態の印刷媒体にインクが噴射されることになる。
その結果、印刷媒体の全体が冷めたときに、以下に示すように、画像の端部で画像の乱れ
が発生する。
図5は、UVインクを噴射して画像を印刷する場合に、画像の端部で画像が乱れる様子
を示した説明図である。画像の印刷後、印刷媒体が冷めると、UVランプ64からの熱に
よって膨張していた部分(すなわち、各印刷パスの開始地点付近)が収縮する。このこと
に伴って、各印刷パスの開始地点付近では、印刷媒体と一緒に画像も収縮する。これに対
して、各印刷パスの終了地点付近では、冷えた印刷媒体の上に印刷しているので、印刷媒
体が冷えた時に画像が乱れることはない。また、図5に破線で示したように、噴射ユニッ
ト60は、印刷媒体上を往復動しながら画像を印刷していくので、各印刷パスの開始地点
は、印刷媒体の両側の端部に交互に発生する。従って、画像が収縮して乱れる部分も印刷
媒体の両側の端部に交互に発生し、その結果、図5に示されるように、画像の端部が乱れ
て波打ったように印刷されてしまうこととなるのである。
このような現象は、噴射ユニット60を往復動させながら画像を印刷している以上は、
ある程度避けがたい。また、復動時には印刷を行わずに、往動時にだけ印刷を行うように
すればこうした問題は生じないが、これでは印刷に要する時間が増加してしまう。ここで
、本発明の発明者らは、以下のような知見を見出すことにより、画像の乱れを招くことな
く、往動時と復動時とに印刷することが可能な技術を開発した。以下ではこの点について
詳しく説明する。
図6は、印刷媒体に紫外線を照射した場合の媒体表面の温度変化を示した説明図である
。尚、図6には、UVランプ64を用いて、所定強度の紫外線を所定の間隔で印刷媒体に
照射する実験を行った場合の、印刷媒体の表面温度の経時変化が示されている。図示され
るように、UVランプ64から紫外線が照射されると、印刷媒体の表面温度は一気に3℃
〜4℃程度上昇する。しかし、その後は速やかに表面温度が低下して、紫外線が照射され
る以前の温度に戻る。
ここで、印刷媒体の温度が上昇した状態でインクが噴射されることによる画像の乱れが
、画素の大きさ以下に収まっていれば、印刷画質に悪影響を与えることはないものと考え
られる。そして、印刷媒体の温度上昇による画像の乱れを画素の大きさ以下に抑えようと
すると、インクを噴射する時の印刷媒体の表面温度と、昇温前の表面温度との温度差が1
℃以下に抑えられていることが望ましい。
このような観点から図6に示した実験結果を見てみると、UVランプ64の照射によっ
て昇温した印刷媒体の温度が、昇温前の温度との温度差にして1℃以下の温度帯(図中で
は、画質に影響しない温度帯と表示)まで低下するのに要する時間は、せいぜい2〜3秒
程度である。従って、図6に示した実験条件では、ある印刷パスの印刷を終えてから、数
秒間、待機した後に次の印刷パスの印刷を開始することとすれば、画像の端部で画質が乱
れることを抑制可能であると考えられる
もちろん、実際の印刷では、印刷条件(印刷時の気温や紫外線の照射強度など)がさま
ざまに変化する。例えば、紫外線の照射強度が大きくなると印刷媒体の温度上昇も大きく
なるので、昇温前との温度差が1℃以下まで冷えるのに要する時間は長くなると考えられ
る。しかし、図6に示した知見によれば、印刷媒体の表面温度は急激に変化するので、印
刷媒体の昇温が大きければ、その後の媒体温度の低下速度も大きくなるものと考えられる
。そして、実際に種々の条件で実験してみると、昇温量が大きくなるほど、媒体温度の低
下速度も大きくなることが確かめられた。結局、印刷条件がさまざまに変化することを考
慮に入れても、比較的短い時間(すなわち2〜3秒程度)だけ次の印刷パスの開始を待つ
ことで、前述した弊害を回避することが可能であることが確認できた。そこで、本実施例
のインクジェットプリンター10では、次のような方法によって噴射ユニット60を移動
させながら印刷媒体上に画像を印刷することにより、画像の端部で画質が乱れることを抑
制することが可能となった。
B.本実施例の噴射ユニットの移動方法 :
図7は、印刷時の噴射ユニット60の移動方法を示した説明図である。本実施例のイン
クジェットプリンター10では、先ず、図7(a)に示されるように、噴射ユニット60
を移動させながらある印刷パスP1に画像を印刷すると、次の印刷パスP2の開始位置ま
で噴射ユニット60を移動させた後に、印刷パスP1を移動してくるのに要した時間(往
動時間)の半分が経過するまで噴射ユニット60を待機させる。前述したように、印刷中
にUVランプ64によって熱せられた印刷媒体の表面温度は、紫外線の照射後から比較的
短い時間(すなわち2〜3秒程度)の内に、画質に影響を与えない範囲にまで低下する(
図6を参照)。従って、図7(b)に示されるように、往動時間(通常は4〜5秒程度)
の半分程度、印刷の開始を待てば、昇温した印刷媒体の表面温度は十分に低下する。
尚、次の印刷パスを開始するまでの待機時間は、往動時間の半分より多少長めにとって
も構わない。こうすれば、印刷媒体のサイズの違いによって、往動時間が短くなった場合
であっても、待機時間を十分に確保することが可能である。また、次の印刷パスを開始す
るまで噴射ユニット60の移動を待機させる場所としては、上述した以外にも、例えば、
印刷パスの印刷を終了した地点で待機させることとしてもよい。
こうして往動時間の半分程度、印刷を待機した後に、噴射ユニット60を復動させなが
ら印刷パスP2に画像を印刷することで、印刷媒体の表面温度が十分に低下した状態でイ
ンクが媒体上に噴射される。また、印刷パスP2上に画像を印刷したら、図7(c)に示
されるように、次の印刷パスP3の開始位置まで噴射ユニット60を移動させて、復動に
要した時間の半分程度が経過するまで噴射ユニット60を待機させる。そして、待機時間
が経過することにより、図7(d)に示されるように、印刷パスP3の表面温度が十分に
低下したら印刷を再開する。このように、本実施例のインクジェットプリンター10では
、噴射ユニット60がある印刷パスの印刷を終了したら、すぐに次の印刷パスの印刷を開
始するのではなく、往動、あるいは復動に要した時間の半分程度待ってから、次の印刷パ
スの印刷を開始する動作を繰り返す。
以上のように噴射ユニット60を移動させながら印刷媒体に画像を印刷すれば、次に印
刷する印刷パスの開始地点の温度が未だ十分に低下しない状態で、印刷媒体にインクが噴
射されることが無い。従って、印刷媒体の温度が低下することに伴って、印刷媒体ととも
に画像が収縮することを、実質的な問題が生じない程度に抑制することができる。その結
果、図5を用いて前述したように、画像の端部が波打ったように印刷されてしまうという
弊害を回避することが可能となる。
また、上述したように、画像の端部が波打って印刷されることを回避する方法としては
、例えば、印刷媒体の表面温度を常時監視しながら、印刷媒体の温度が十分に低下したこ
とを確認した後に印刷を再開するという方法もある。しかし、これでは逐一、印刷媒体の
温度を把握しなければならないので、上述した弊害を回避するための制御が複雑となって
しまう。この点で、本実施例の方法によれば、実際の印刷媒体の温度とは関係なく、往動
、あるいは復動に要した時間の半分程度待ってから、次の印刷パスの印刷を開始するだけ
なので、インクジェットプリンター10が行う制御が複雑となることを避けることが可能
である。
C.変形例 :
上述した実施例では、噴射ユニット60が印刷パスの終了地点に達したら、往動、ある
いは復動に要した時間の半分程度待ってから、次の印刷パスの印刷を開始するものと説明
した。ここで、次の印刷パスの印刷を開始するまでの待機時間は、以下に示すように、U
Vランプ64から印刷媒体に紫外線を照射した場合の印刷媒体の温度変化を予め実測し、
この実測データに基づいて待機時間を決定することとしてもよい。尚、以下に説明する変
形例において、上述した本実施例と同様の構成部分については、本実施例と同様の符号を
付し、その詳細な説明を省略する。
図8は、変形例のインクジェットプリンター10の大まかな構成を示した説明図である
。図示したインクジェットプリンター10は、図1に示した本実施例のインクジェットプ
リンター10の構成に加えて、印刷媒体上の所定地点の温度変化を測定することが可能な
温度センサー90が設けられている。このように構成される変形例のインクジェットプリ
ンター10では、画像の印刷を開始するに先立って、以下のような処理を実行することに
より、噴射ユニット60が印刷パスの終了地点に達してから、次の印刷パスの印刷を開始
するまでの待機時間を決定する。
図9は、変形例のインクジェットプリンター10が印刷の開始に先立って実行する待機
時間設定処理を示したフローチャートである。この待機時間設定処理は、プラテン24上
に印刷媒体がセットされると、前述したインクジェットプリンター10の動作を制御する
制御ユニット40によって実行される処理である。
待機時間設定処理を開始すると、先ず始めに、前述した温度センサー90の測定位置が
含まれる印刷パスの開始位置まで噴射ユニット60を移動させた後、噴射ユニット60に
設けられたUVランプ64を印刷時と同じ強度で点灯させ、この状態で、噴射ユニット6
0を主走査方向に移動させる動作(空スキャン)を行う(ステップS100)。
空スキャンを行うと(ステップS100)、UVランプ64からの熱により、UVラン
プ64が印刷媒体上を通過した部分の温度が上昇する。そこで、空スキャンによって印刷
媒体の表面温度がどの程度上昇したかを測定すべく、空スキャンの経路上に測定位置が設
けられた温度センサー90によって、印刷媒体の表面温度の昇温値を測定する(ステップ
S102)。
このように、待機時間設定処理のステップS102では、印刷時と同じ条件で印刷媒体
に紫外線を照射したときの印刷媒体の昇温値を測定することで、実際の印刷を行った際に
印刷媒体がどの程度、昇温するかを予め把握する。そして、ステップS102で測定した
印刷媒体の昇温値を基に、以降の処理を行うことによって、印刷時に次の印刷パスの印刷
を開始するまでの待機時間を決定する。すなわち、本実施例の制御ユニット40には、異
なる印刷条件によって実際に印刷を行った場合の印刷媒体の表面温度の昇温値が記憶され
るとともに、昇温値ごとに、昇温した印刷媒体の温度が画質に影響しない温度帯(図6を
参照)にまで低下するのに要する時間が記憶されている。そこで、ステップS102で印
刷媒体の昇温値を測定したら、制御ユニット40に記憶された値から、実測した昇温値に
対応する時間(すなわち、印刷媒体の温度が画質に影響しない温度帯にまで低下するのに
要する時間)を読み出す(ステップS104)。
こうして、昇温した印刷媒体の温度が十分に低下するのに要する時間を読み出したら(
ステップS104)、印刷時に、噴射ユニット60が印刷パスの終了地点に達してから、
次の印刷パスの印刷を開始するまでの間、印刷を待つ時間(すなわち待機時間)として、
ステップS104で読み出した時間を設定し(ステップS106)、待機時間設定処理を
終了する。
このような変形例の待機時間設定処理を行うことによっても、次に印刷する印刷パスの
印刷媒体の表面温度が十分に下がってからインクを噴射することができるので、前述した
画像の端部が波打つように印刷されることを回避することが可能である。また、印刷前に
UVランプ64による印刷媒体の昇温値を実測することにより、次の印刷パスを印刷する
まで待機すべき時間を正確に知ることができる。従って、印刷媒体の表面温度が十分に低
下した時点で、迅速に印刷を再開することができるので、上述した弊害を回避しながら、
画像の印刷スピードを維持することが可能となる。更に、印刷前に一度、空スキャンを行
ってしまえば、後は次の印刷パスの印刷を開始する前に読み出した待機時間だけ待つこと
を繰り返すだけでよい。従って、前述したように、常時、印刷媒体の表面温度を監視する
システムを設けることに比べれば、インクジェットプリンター10の制御を簡単にするこ
とが可能である。
以上、本願発明の実施例について説明したが、本発明は上記に限られるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。
10…インクジェットプリンター、 20…支持部、 22…本体フレーム、
24…プラテン、 26…真空ポンプ、 28…ガイド溝、
30…コントローラー、 40…制御ユニット、 50…印刷部、
52…本体ケース、 54…ガイド機構、 60…噴射ユニット、
62…噴射ヘッド、 64…UVランプ、 70…駆動機構、
72…タイミングベルト、 74…駆動モーター、 80…インクカートリッジ、
82…カートリッジホルダー、 84…インクチューブ、 90…温度センサー

Claims (2)

  1. 噴射ヘッドを往復動させながら、電磁波の照射によって硬化する液体を該噴射ヘッドに
    設けられた噴射ノズルから媒体に噴射する液体噴射装置であって、
    前記噴射ヘッドと共に前記媒体上を往復動しながら、前記噴射ノズルから噴射された前
    記液体に電磁波を照射する電磁波照射手段と、
    前記媒体の一端側から他端側への前記噴射ヘッドの移動が完了すると、該移動に要した
    時間の少なくとも半分の時間が経過するまで、次の移動の開始を待機する移動待機手段と
    を備える液体噴射装置。
  2. 請求項1に記載の液体噴射装置であって、
    前記電磁波照射手段から前記媒体上に電磁波が照射されることにより、該媒体に生じた
    温度変化を測定する温度変化測定手段
    を備え、
    前記移動待機手段は、前記媒体の一端側から他端側への前記噴射ヘッドの移動が完了す
    ると、前記温度変化測定手段によって測定された該媒体の温度変化を基に決定した待機時
    間が経過するまで、次の移動の開始を待機させる手段である液体噴射装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014124944A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Katsuragawa Electric Co Ltd 透明度及び高色濃度を有するuvインクジェットプリンタ光沢印刷方法

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