JP2011122321A - 橋梁用支承装置 - Google Patents

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Shinichi Omaki
慎一 大巻
Kazuo Omaki
一雄 大巻
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Abstract

【課題】古い支承との交換作業をより容易に実施することができる橋梁用支承装置を提供する。
【解決手段】下沓(12)と、下沓(12)の上部に配置された弾性体(18)と、下沓(12)の上方に配置された上沓(20)とを備えた橋梁用支承装置(10)において、下沓(12)の上部のほぼ中央に配置され、油圧により昇降できるように構成されたジャッキ部(14)を更に備えていることを特徴とする橋梁用支承装置(10)が提供される。
【選択図】図2

Description

本発明は一般に、橋梁に設置される支承装置に関する。より詳細には、本発明は、古い支承との交換作業を容易に実施できる支承装置に関する。
橋梁に設置される支承は、橋梁を支持する等の重要な役割を担っている。支承は、風雨等に曝されて劣化するため、設置してから一定期間経過した後に交換する必要がある。図6は、従来の典型的な支承の交換作業を示した一連の図である。すなわち、交換しようとする支承Aに隣接して仮受けジャッキを設置し(図6(b))、仮受けジャッキを作動させて支承Aに作用する荷重を除去して支承Aを撤去し(図6(c))、次いで新しい支承Bを設置し(図6(d))、最後に仮受けジャッキを撤去する(図6(e))という手順に沿って交換作業が実施されていた。
しかしながら、上述の従来の方法では、仮受けジャッキの設置・撤去という作業が必須となるため、交換作業に余分な手間、時間およびコストを要するうえ、旧支承の撤去に伴う下部工のはつり量が多いという課題がある。
本発明は、このような状況に鑑みて開発されたものであって、古い支承との交換作業をより容易に実施することができる橋梁用支承装置を提供することを目的としている。
本願請求項1に記載の、下沓と、下沓の上部に配置された弾性体と、下沓の上方に配置された上沓とを備えた橋梁用支承装置は、前記下沓の上部のほぼ中央に配置され、油圧により昇降できるように構成されたジャッキ部を更に備えていることを特徴とするものである。
本願請求項2に記載の橋梁用支承装置は、前記請求項1の装置において、前記ジャッキ部が、前記下沓の上部のほぼ中央に設けられた凹部内に配置されたジャッキ本体を有し、前記凹部と前記ジャッキ本体の下面とによって形成された油圧室内に作動油を流入させ又は流出させることにより前記ジャッキ本体を昇降させるように構成されていることを特徴とするものである。
本発明の装置によれば、支承自体にジャッキが組み込まれているため、支承の交換作業時において、別途ジャッキを準備して作業を行う必要がなくなり、これにより交換作業に要する時間、手間、コストを低減することができる。また、本発明の装置は、構造が簡単であるため、故障が少ない。
次に図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態に係る橋梁用支承装置について詳細に説明する。図1は、本発明の好ましい実施の形態に係る橋梁用支承装置の平面図、図2は、図1の線2−2に沿って見た縦断面図、図3は、図2において各構成要素を分解して示した分解縦断面図である。
図1および図2において全体として参照符号10で示される本発明の好ましい実施の形態に係る橋梁用支承装置は、下沓12を備えている。下沓12は、鋼製材料で形成されており、ほぼ円板状に形作られている。下沓12の上部の中央には、円形の凹部12aが形成されており、凹部12aの壁面の一方に小孔12a1、凹部12aの壁面の他方に小孔12a2がそれぞれ形成されている(図4参照)。
橋梁用支承装置10は又、下沓12の上部のほぼ中央に配置され、油圧により昇降できるように構成されたジャッキ部14を備えている。ジャッキ部14は、下沓12の凹部12aの内径よりも僅かに小さな外径をもち、凹部12a内に配置された円筒形のジャッキ本体14aを有している。凹部12aとジャッキ本体14aの下面とで形成される空間16は、詳細には後述するように、油圧室となる。なお、油圧室16の密封性を確保するため、ジャッキ本体14aの下端に、シールリング14a1が取り付けられている。また、ジャッキ本体14aが最下部に位置するときであっても小孔12a1、12a2が開放しているように、凹部12aの内面にストッパ(図示せず)等を設けるのが好ましい。
下沓12の上部には、弾性体18が配置されている。弾性体18は、ゴム等の弾性材料で形成されており、橋梁の上部工から負荷される荷重(輪荷重や上部工の自重など)を橋台および下部工に円滑に伝達する役目を果たす。上部工から負荷される荷重は、鉛直荷重の他、斜め荷重も含まれるので、弾性体18を、図4に示されるようなリング状に形作るのが好ましい。これにより、360°任意の方向からの斜め荷重に対応することができる。なお、弾性体18は、高面圧ゴム支承型式のものである。
橋梁用支承装置10は又、下沓12の上方に配置される上沓20と、下沓12及び上沓20の側面に配置されるサイドブロック22とを備えている。上沓20には、上部工との連結用のセットボルト20aが取り付けられている。また、サイドブロック22は、下沓12及び上沓20の側方移動を阻止し、かつ、上揚力(主として地震時に作用する上向きの力)による浮き上がりを防止するための部材である。
橋梁用支承装置10は又、下沓12の下面に配置され、装置10を橋台に堅固に固定するためのベースプレート24を備えている。ベースプレート24は、アンカーボルト24aによって橋台に堅固に固定されるようになっている。
橋梁用支承装置10は更に、ジャッキ部14に連結され、油圧室16に作動油を供給するための油圧回路26を備えている。図5は、油圧回路26の一例を模式的に示した図である。図5において参照符号26a、26b、26c、26dは、ポンプ、作動油流入路、作動油流出路、油溜めをそれぞれ示している。作動油流入路26b、作動油流出路26cには、バルブ26b1、26c1がそれぞれ配置され、凹部12aの小孔12a1、12a2にそれぞれ連結されている。
以上のように構成された橋梁用支承装置10の使用について説明する。まず最初に、交換しようとする支承に隣接して、橋梁用支承装置10を設置する。その際、アンカーボルト24aを橋台上面に取り付けることによって、橋梁用支承装置10を堅固に固定する。次いで、油圧回路26を作動させて、油圧室16に作動油を供給する(すなわち、バルブ26b1を開放し、バルブ26c1を閉鎖した状態でボンプ26aから油圧室16に作動油を圧送する)。すると、ジャッキ本体14aが上昇し、上部工を持ち上げる。交換しようとする支承に荷重が作用しない程に上部工が持ち上げられると、交換しようとする支承を撤去する。支承の撤去作業が終了すると、バルブ26b1を閉鎖し、バルブ26c1を開放する。すると、作動油が作動油流出路26cを介して流出し、ジャッキ本体14aが下降する。最後に、橋梁用支承装置10から油圧回路26に関連する部品を取り外すことにより、支承交換作業が完了する。
本発明は、以上の発明の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
たとえば、前記実施の形態では、下沓12、ジャッキ本体14a、油圧室16、上沓18がほぼ円筒形に形成されているが、これらの構成要素を矩形などの他の任意の形態に形成してもよい。
本発明の好ましい実施の形態に係る支承装置を示した平面図である。 図1の線2−2に沿って見た縦断面図である。 図2において主要構成要素を分解して示した分解縦断面図である。 図3において線4−4に沿って見た図である。 油圧回路の一例を示した模式図である。 従来の支承の交換作業の手順を示した一連の図である。
10 橋梁用支承装置
12 下沓
12a 凹部
14 ジャッキ部
14a ジャッキ本体
16 油圧室
18 弾性体
20 上沓
20a セットボルト
22 サイドブロック
24 ベースプレート
24a アンカーボルト
26 油圧回路
26a ポンプ
26b 作動流入路
26c 作動流出路
26d 油溜め

Claims (2)

  1. 下沓と、下沓の上部に配置された弾性体と、下沓の上方に配置された上沓とを備えた橋梁用支承装置において、
    前記下沓の上部のほぼ中央に配置され、油圧により昇降できるように構成されたジャッキ部を更に備えていることを特徴とする装置。
  2. 前記ジャッキ部が、前記下沓の上部のほぼ中央に設けられた凹部内に配置されたジャッキ本体を有し、前記凹部と前記ジャッキ本体の下面とによって形成された油圧室内に作動油を流入させ又は流出させることにより前記ジャッキ本体を昇降させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載された装置。
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