JP2011077713A - 機器管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】センタサーバにおけるエリア管理装置との通信のトラフィックを低減できる機器管理システムを提供する。
【解決手段】センタサーバ4は、エリアユニット2との通信のトラフィックを計測する計測手段40と、計測手段40の計測結果が所定の閾値を超える場合に、エリアユニット2に対しイベント内容の通知を制限させるための抑制信号を送信する抑制手段41とを有する。エリアユニット2は、各サブエリアA内でイベントが発生すると当該イベントの内容をセンタサーバ4に対して通知するイベント通知手段20と、抑制信号を受信したときにイベント通知手段20の動作モードを通常モードから抑制モードへ切り替える切替手段21とを有する。イベント通知手段20は、通常モードではイベントの発生時にイベント駆動方式にて自発的に通知を行い、抑制モードでは特定種類のイベントの通知を停止する。
【選択図】図1
【解決手段】センタサーバ4は、エリアユニット2との通信のトラフィックを計測する計測手段40と、計測手段40の計測結果が所定の閾値を超える場合に、エリアユニット2に対しイベント内容の通知を制限させるための抑制信号を送信する抑制手段41とを有する。エリアユニット2は、各サブエリアA内でイベントが発生すると当該イベントの内容をセンタサーバ4に対して通知するイベント通知手段20と、抑制信号を受信したときにイベント通知手段20の動作モードを通常モードから抑制モードへ切り替える切替手段21とを有する。イベント通知手段20は、通常モードではイベントの発生時にイベント駆動方式にて自発的に通知を行い、抑制モードでは特定種類のイベントの通知を停止する。
【選択図】図1
Description
本発明は、所定の管理領域を複数に区分した小領域であるサブエリアごとに複数台ずつ配置されたローカル管理装置と、サブエリアごとに配置され各サブエリア内でローカル管理装置との通信によりローカル管理装置の監視および制御の少なくとも一方を行うエリア管理装置と、エリア管理装置との通信により管理領域内の全てのエリア管理装置の情報を一元管理するセンタサーバとを備えた機器管理システムに関するものである。
従来から、それぞれ照明器具等の機器が接続された複数台の端末機器と、これら端末機器との間で通信を行うことにより端末機器の管理(監視・制御)を行うローカル管理装置とを備えた機器管理システムが種々提案されている。
さらに近年では、端末機器が比較的広範囲の管理領域に亘って点在する場合でも端末機器の管理が可能となるように、ローカル管理装置との通信により管理領域内の全てのローカル管理装置の情報を一元管理するセンタサーバを備えた大規模な機器管理システムも提案されている。この種の機器管理システムでは、所定の管理領域を複数に区分した小領域であるサブエリア(ビル、公園、病院等)ごとに、複数台の端末機器とローカル管理装置とが設置されて通信ネットワークを構築する(たとえば特許文献1参照)。特許文献1の機器管理システムでは、同サブエリア内に設けられた複数台のローカル管理装置を統合管理するエリア管理装置(エリアユニット)がサブエリアごとに設けられている。
上述の機器管理システムにおいては、エリア管理装置とセンタサーバとはネットワークを介して通信可能に構成されており、ローカル管理装置とセンタサーバとの間ではエリア管理装置を介して情報の授受が可能になる。エリア管理装置とセンタサーバとの間の通信には、通常、エリア管理装置の配下のローカル管理装置の監視または制御に関するイベントが発生したときに、当該エリア管理装置がイベントの内容をセンタサーバに対し自発的に通知するイベント駆動方式が採用される。
しかし、多数台のローカル管理装置が広範囲の管理領域に分散して配置される大規模な機器管理システムでは、エリア管理装置の台数が多くなり、複数のサブエリアで同時にイベントが発生した場合などにはセンタサーバにおけるエリア管理装置との間の通信のトラフィックも増大する。そのために、一部のエリア管理装置とセンタサーバとの間で通信エラーが生じて、たとえば警報などの即時応答が要求される重要なイベントの通知を行えなくなる可能性がある。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであって、センタサーバにおけるエリア管理装置との通信のトラフィックを低減できる機器管理システムを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、所定の管理領域を複数に区分した小領域であるサブエリアごとに複数台ずつ配置されたローカル管理装置と、サブエリアごとに配置され各サブエリア内でローカル管理装置との通信によりローカル管理装置の監視および制御の少なくとも一方を行うエリア管理装置と、エリア管理装置との通信により管理領域内の全てのエリア管理装置の情報を一元管理するセンタサーバとを備えた機器管理システムであって、センタサーバが、エリア管理装置との通信のトラフィックを計測する計測手段と、計測手段の計測結果が所定の閾値を超える場合に少なくとも1台のエリア管理装置に対して抑制信号を送信する抑制手段とを有し、エリア管理装置が、各サブエリア内でローカル管理装置の監視または制御に関するイベントが発生すると、当該イベントの内容をセンタサーバに対して通知するイベント通知手段と、抑制信号を受信したときにイベント通知手段の動作モードを通常モードから抑制モードに切り替える切替手段とを有し、イベント通知手段が、通常モードではイベントの発生時にイベントの内容をイベント駆動方式で自発的に通知し、抑制モードでは特定種類のイベントに関してイベント駆動方式でのイベントの内容の通知を停止することを特徴とする。
この構成によれば、センタサーバはエリア管理装置との通信のトラフィックが所定の閾値を超える場合に少なくとも1台のエリア管理装置に対して抑制信号を送信し、当該抑制信号を受信したエリア管理装置は、切替手段によりイベント通知手段の動作モードが、イベントの発生時にイベントの内容をイベント駆動方式で自発的に通知する通常モードから、特定種類のイベントに関してイベント駆動方式でのイベントの内容の通知を停止する抑制モードに切り替えられる。これにより、センタサーバとエリア管理装置との通信のトラフィックが所定の閾値を超えた場合に、少なくとも1台のエリア管理装置において特定種類のイベントの自発的な通知が制限され、センタサーバとエリア管理装置との通信のトラフィックを低減できるという利点がある。すなわち、抑制モードにおいては重要度の低い特定種類のイベントの内容の通知を後回しにすることで、重要度の高い他のイベントの内容を確実に通知することが可能になる。その結果、一部のエリア管理装置とセンタサーバとの間で通信エラーが生じて、たとえば警報などの即時応答が要求される重要なイベントの通知を行えなくなるという不具合を回避することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記イベント通知手段が、前記抑制モードで動作中には、前記特定種類のイベントの内容の通知を行わないことを特徴とする。
この構成によれば、イベント通知手段は動作モードに応じて特定種類のイベントの通知を行うか否かを切り替えるだけでよいので、比較的簡単な構成で請求項1の発明を実現することができる。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記イベント通知手段が、前記抑制モードで動作中には、前記特定種類のイベントに関してイベントの内容を前記センタサーバからの要求に応じて返信するポーリング方式で通知することを特徴とする。
この構成によれば、抑制モードにおいては、イベント通知手段は特定種類のイベントの通知をポーリング方式で行うので、当該イベントの内容を通知するタイミングをセンタサーバ側で指定することができ、複数台のエリア管理装置からセンタサーバへの通知が集中することを回避できる。これにより、センタサーバとエリア管理装置との通信のトラフィックを低減することができる。また、イベント通知手段は、抑制モードで動作中にもかかわらず特定種類のイベントの内容を通知できるという利点もある。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかの発明において、前記抑制手段が、前記計測手段の計測結果が所定の閾値を下回ると、前記イベント通知手段が前記抑制モードで動作している前記エリア管理装置に対して復旧信号を送信し、前記切替手段が、復旧信号を受信したときに前記イベント通知手段の動作モードを抑制モードから前記通常モードに切り替えることを特徴とする。
この構成によれば、センタサーバとエリア管理装置との通信のトラフィックが所定の閾値を下回った場合に、切替手段によりイベント通知手段の動作モードが抑制モードから通常モードに切り替えられる。そのため、センタサーバとエリア管理装置との通信のトラフィックが低減すれば、イベント通知手段が通常モードに復旧することで特定種類のイベントに関してもイベント発生後すぐにセンタサーバに通知することができる。
本発明は、センタサーバとエリア管理装置との通信のトラフィックが所定の閾値を超えた場合に、少なくとも1台のエリア管理装置において特定種類のイベントの自発的な通知が制限されるため、センタサーバとエリア管理装置との通信のトラフィックを低減できるという利点がある。
以下の実施形態では、機器管理システムの管理(監視と制御との少なくとも一方)の対象となる端末機器が分散して配置されている領域の全体を「管理領域」と呼び、管理領域を複数の小領域に区分したときの各小領域をそれぞれ「サブエリア」と呼ぶ。ここでは、複数のオフィスビルや公園や病院等を含んだ街の一区画を管理領域とし、その中のオフィスビル、公園、病院等の各々をサブエリアとする。なお、管理領域やサブエリアの区分はこの例に限るものではなく、たとえばオフィスビルの一部のフロアや公園の一角をサブエリアにするなど、管理領域の規模等に応じて適宜決定される。
(実施形態1)
本実施形態の機器管理システムは、図1に示すように、サブエリアA1〜An(以下、各々を特に区別しない場合にはサブエリアAとする)ごとに複数台ずつ配置された端末機器(図示せず)と、各サブエリアA内で端末機器との通信により端末機器の監視・制御を行う照明制御ユニット1aおよび計量管理ユニット1bとを備えている。以下、照明制御ユニット1aと計量管理ユニット1bとを特に区別しない場合には、まとめてローカル管理装置1という。なお、図1ではサブエリアAmについてのみローカル管理装置1等を図示しているが、他のサブエリアA1〜A(m−1),A(m+1)〜Anでもそれぞれローカル管理装置1等が設けられているものとする。
本実施形態の機器管理システムは、図1に示すように、サブエリアA1〜An(以下、各々を特に区別しない場合にはサブエリアAとする)ごとに複数台ずつ配置された端末機器(図示せず)と、各サブエリアA内で端末機器との通信により端末機器の監視・制御を行う照明制御ユニット1aおよび計量管理ユニット1bとを備えている。以下、照明制御ユニット1aと計量管理ユニット1bとを特に区別しない場合には、まとめてローカル管理装置1という。なお、図1ではサブエリアAmについてのみローカル管理装置1等を図示しているが、他のサブエリアA1〜A(m−1),A(m+1)〜Anでもそれぞれローカル管理装置1等が設けられているものとする。
この機器管理システムでは、上位層、中間層、下位層の3階層に階層化された通信ネットワークを用い、比較的大規模のシステム(エリアマネジメントシステム)を構成する。上位層となる第1のネットワークNT1には、センタサーバ4および管理用パソコン(パーソナルコンピュータ)5が接続され、且つ、それぞれサブエリアAごとに設置された複数台のエリアユニット2が接続される。エリアユニット2はエリア管理装置を構成し、センタサーバ4との間で第1のネットワークNT1を介して通信可能に構成される。センタサーバ4と管理用パソコン5とは上位管理装置3を構成し、エリアユニット2との通信により管理領域内の全てのエリアユニット2の情報を一元管理する。
各エリアユニット2には、中間層たる第2のネットワークNT2を介してローカル管理装置1としての照明制御ユニット1aおよび計量管理ユニット1bがそれぞれ複数台ずつ接続されている。これらのエリアユニット2は、ローカル管理装置1たる照明制御ユニット1aおよび計量管理ユニット1bとの間で授受される制御信号を用いて、照明制御ユニット1aおよび計量管理ユニット1bの監視・制御を行う。また、エリアユニット2は上位管理装置3とも通信を行うから、ローカル管理装置1と上位管理装置3との間ではエリアユニット2を介して情報の授受が可能となる。
照明制御ユニット1aは、その配下に照明器具に接続された制御端末器とスイッチやセンサを具備した操作端末器とからなる端末機器が下位層たる第3のネットワーク(図示せず)を介して接続されることで、たとえばビルの各階ごとに適用される照明制御システムを構築する。この照明制御ユニット1aは、照明制御システム内で照明器具の点灯状態(オンオフ、調光レベル)の制御や監視を行えるよう構成される。ここでは、照明制御システムにおける照明器具の点灯状態が変化する度に、照明制御ユニット1aからエリアユニット2に照明器具の点灯状態が伝えられ、これによりエリアユニット2では照明制御システムの動作(照明器具の点灯状態)を常時監視することができる。
本実施形態では、第3のネットワーク上に伝送ユニット(図示せず)が接続されており、照明制御システムは、伝送ユニットをセンタ装置とした周知の集中制御型システムを構築するものとする。つまり、伝送ユニットは、2線式の信号線を伝送される固定長の伝送信号を用いた時分割多重伝送方式の通信ネットワークを構築し、伝送信号を用いて端末機器の監視・制御を行う。ここで、各端末機器にはアドレスが個別に設定され、伝送ユニットでは当該アドレスを用いて各端末機器を各別に識別する。伝送ユニットは、操作端末器と制御端末器とをアドレスによって対応付けた制御テーブルを格納したメモリを備えており、いずれかの操作端末器でスイッチがオンオフされると、制御テーブルによって当該操作端末器に対応付けられている制御端末器に照明器具をオンオフ制御させる。
計量管理ユニット1bは、その配下に計量機器からなる端末機器が第3のネットワークを介して接続されることで、たとえばビルの各階ごとに適用される計量機器管理システムを構築する。計量機器は電圧、電流、電力などの計量を行う電力量計等からなり、計量管理ユニット1bは、計量機器管理システム内で計量機器の計測結果を監視(収集して蓄積)できるように構成される。ここでは、計量管理ユニット1bにて収集した計測結果は、一定時間ごとに計量管理ユニット1bからエリアユニット2に送信される。これにより、エリアユニット2において計量機器管理システムの動作(計量機器の計測結果)を監視することが可能となる。
要するに、エリアユニット2は、第2のネットワークNT2を介してローカル管理装置1と通信を行うことにより、各々の配下に構築された照明制御システムや計量機器管理システムを構成する端末機器を統括的に管理する。したがって、エリアユニット2をサブエリアAごとに設けることで、エリアユニット2は、各サブエリアA内の照明制御システムや計量機器管理システムを一元管理する機能を有することになる。さらに、複数のサブエリアAを管理領域とする機器管理システム全体では複数台のエリアユニット2が設けられており、これら複数台のエリアユニット2は、第1のネットワークNT1を介して上位管理装置3と通信を行うことにより、上位管理装置3にて統括的に管理される。
また、第1のネットワークNT1にはサブエリアAごとに1台の管理ユニット6が接続される。管理ユニット6は、エリアユニット2と同様に、第2のネットワークNT2に対しても接続されている。この管理ユニット6は、各エリアユニット2が管理する配下のローカル管理装置(照明制御ユニット、計量管理ユニット)1やエリアユニット2に設定されたデータのバックアップを保存する。さらに、管理ユニット6はサブエリアA内での警報履歴を管理するとともに、独自のプロトコルによる上位管理装置3との通信機能を有し、サブエリアA内で発生した警報を上位管理装置3に転送する機能を有する。
ここにおいて、同一のサブエリアAに設置される管理ユニット6とエリアユニット2とローカル管理装置(照明制御ユニット、計量管理ユニット)1とは、原則1つの収納盤(図示せず)内に格納される。第1のネットワークNT1は、ネットワーク層ではIPv6に対応したIPプロトコルを用い、上位層のプロトコルとして独自プロトコルを用いている。また、第2のネットワークNT2は、ネットワーク層においてはIPプロトコルを用い、上位層のプロトコルとして設備機器の標準オープンプロトコルであるBACnet(Building Automation and Control Network)プロトコルを用いる。
ところで、上述した機器管理システムにおいて、エリアユニット2は、図1に示すように、それぞれの属するサブエリアA内でローカル管理装置1の監視または制御に関するイベントが発生すると、当該イベントの内容をセンタサーバ4に対して通知するイベント通知手段20を有している。すなわち、エリアユニット2は、配下の照明制御ユニット1aや計量管理ユニット1bから、照明器具の点灯状態や計量機器の計測結果等を取得すると、イベントが発生したものとして当該イベントの内容(照明器具の点灯状態や計量機器の計測結果等)をセンタサーバ4に通知する。これらのエリアユニット2で取得される照明器具の点灯状態や計量機器の計測結果等には、ローカル管理装置1側で何らかの変化があった場合にエリアユニット2に送信されるものと、定期的(たとえば30分毎)にエリアユニット2に送信されるものとがある。
ここにおいて、イベント通知手段20は、基本的に、イベントの発生時にイベントの内容を自発的に通知するイベント駆動方式(イベントドリブン方式)にてセンタサーバ4への通知を行う。ただし、常にイベント駆動方式でセンタサーバ4へ通知を行うようにすると、複数のサブエリアAで一斉にイベントが発生した際に、センタサーバ4への通信が集中してセンタサーバ4とエリアユニット2との間の通信のトラフィックが増大する。これにより、一部のエリアユニット2とセンタサーバ4との間で通信エラーを生じる可能性がある。
そこで、本実施形態では、以下に説明する構成により、センタサーバ4とエリアユニット2との間の通信のトラフィックを監視し、当該トラフィックが所定の閾値を超える場合にエリアユニット2からセンタサーバ4へのイベントの内容の通知を制限する。
すなわち、センタサーバ4は、エリアユニット2との通信のトラフィックを計測する計測手段40と、エリアユニット2に対しイベント内容の通知を制限させるための抑制信号を送信する抑制手段41とを有する。ここで、計測手段40は、センタサーバ4のCPU(中央演算装置)の負荷率や、第1のネットワークNT1の負荷率を監視し、これらの負荷率からセンタサーバ4とエリアユニット2との間の通信のトラフィックを計測する。抑制手段41は、計測手段40の計測結果(通信のトラフィック)が所定の閾値を超える場合に、第1のネットワークNT1に接続されている複数台のエリアユニット2の全てに対して、抑制信号を送信する。
一方、エリアユニット2は、抑制手段41から抑制信号を受信したときにイベント通知手段20の動作モードを通常モードから抑制モードへ切り替える切替手段21を有している。イベント通知手段20は、通常モードでは、イベント駆動方式にて自発的にセンタサーバ4へのイベントの内容の通知を行い、抑制モードでは、特定種類のイベントに関してイベント駆動方式でのセンタサーバ4へのイベントの内容の通知を停止する。本実施形態では、イベント通知手段20は、動作モードが抑制モードの間、特定種類のイベントについてはセンタサーバ4に対してイベントの内容の通知を行わないものとする。しかして、抑制信号を受けたエリアユニット2においては、イベント通知手段20の動作モードが、切替手段21によって通常モードから抑制モードに切り替えられ、特定種類のイベントに関してセンタサーバ4への通知を停止することになる。
ここで、センタサーバ4には予め通信のトラフィックの上限値が上記閾値として設定されるとともに、通信のトラフィックの増大時に通知を制限する特定種類のイベントが指定されている。当該特定種類のイベントとしては、たとえば警報などの即時応答が要求される重要なイベントではなく、定期的に取得される計量機器の計測結果などの比較的重要度の低いイベントが指定される。このようにして指定されたイベントの種類は、抑制手段41から抑制信号によりエリアユニット2に通知されるものとする。
また、センタサーバ4の抑制手段41は、抑制信号の送信後、計測手段40の計測結果が所定の閾値を下回ると、エリアユニット2に対しイベント通知手段20の動作モードを通常モードに復旧させるための復旧信号を送信する。復旧信号を受けたエリアユニット2は、切替手段21によってイベント通知手段20の動作モードが抑制モードから通常モードに切り替えられ、全てのイベントに関してセンタサーバ4への通知を再開する。ここでは、復旧信号の送信のトリガとなる閾値は、上述した抑制信号の送信のトリガとなる閾値と同値とするが、これに限らず、復旧信号の送信のトリガとなる閾値を、抑制信号の送信のトリガとなる閾値より低く設定してもよい。これにより、イベント通知手段20の動作モードが通常モードと抑制モードとの間で頻繁に切り替わることを防止できる。
次に、上述した機器管理システムのエリアユニット2の動作について、図2のフローチャートを参照して説明する。
センタサーバ4とエリアユニット2との間の通信のトラフィックが閾値を下回る定常時においては、エリアユニット2のイベント通知手段20は動作モードが通常モードとなる。したがって、定常時にサブエリアA内でイベントが発生すると(S1:Y)、当該サブエリアA内のエリアユニット2は、イベント通知手段20が通常モードで動作するため(S2:Y)、発生したイベントの種類に依らず当該イベントの内容を自発的にセンタサーバ4へ通知し(S4)、ステップS1の処理に戻る。
これに対し、センタサーバ4とエリアユニット2との間の通信のトラフィックが増大して閾値を超えると、センタサーバ4の抑制手段41からエリアユニット2に抑制信号が送信され、エリアユニット2のイベント通知手段20の動作モードが抑制モードに切り替わる。したがって、この状態においてサブエリアA内でイベントが発生すると(S1:Y)、当該サブエリアA内のエリアユニット2は、イベント通知手段20が抑制モードで動作するため(S2:N)、発生したイベントが抑制信号により指定された特定種類のイベントか否かを判断する(S3)。ここで、特定種類のイベントでないと判断されれば(S3:N)、定常時と同様に発生したイベントの内容をセンタサーバ4へ通知し(S4)、ステップS1の処理に戻る。一方、特定種類のイベントであると判断されれば(S3:Y)、イベントの内容をセンタサーバ4へ通知することなく、ステップS1の処理に戻る。
その後、センタサーバ4とエリアユニット2との間の通信のトラフィックが低下して閾値を下回ると、センタサーバ4の抑制手段41からエリアユニット2に復旧信号が送信され、エリアユニット2のイベント通知手段20の動作モードは通常モードに切り替わる。したがって、その後の動作は上述した定常時と同様になる。
以上説明した機器管理システムによれば、センタサーバ4とエリアユニット2との間の通信のトラフィックが増大して閾値を超えると、エリアユニット2からセンタサーバ4へのイベントの内容の通知が制限されるので、前記トラフィックを低減させることができる。すなわち、エリアユニット2は、常にイベント駆動方式でセンタサーバ4へ通知を行うのではなく、通信トラフィックの増大時には比較的重要度の低い特定種類のイベントの内容の通知を一時的に停止することで、センタサーバ4との通信のトラフィックを低減させる。要するに、重要度の低い特定種類のイベントの通知を後回しにすることで、警報などの即時応答が要求される重要度の高いイベントに関しては、通信トラフィックが上限を超えることによる通信エラーを生じることなく、確実にセンタサーバ4に通知することが可能になる。
また、イベントの種類別に優先度を付けるとともに、通信のトラフィックの閾値をそれぞれ前記優先度と対応するように複数段階設定し、計測手段40の計測結果未満の閾値に対応した優先度以下のイベントについて、センタサーバ4への通信を制限するようにしてもよい。この場合、通信のトラフィックの増大に伴って、優先度の低いイベントから順にセンタサーバ4への通知が段階的に制限されることになり、通信のトラフィックに応じた適切な制限をかけることができる。
さらにまた、ここでは抑制手段41が第1のネットワークNT1に接続された全てのエリアユニット2に抑制信号を送信することにより、全てのエリアユニット2においてイベント通知手段20を抑制モードに切り替える例を示したが、この例に限るものではない。すなわち、抑制手段41は、第1のネットワークNT1に接続されたエリアユニット2のうち少なくとも1台に抑制信号を送信することにより、抑制信号を受けたエリアユニット2のみイベント通知手段20が抑制モードに切り替えられる構成としてもよい。この場合でも、全てのエリアユニット2のイベント通知手段20を通常モードで動作させる場合に比べて、センタサーバ4におけるエリアユニット2との間の通信トラフィックを低減させることができる。
(実施形態2)
本実施形態の機器管理システムは、エリアユニット2のイベント通知手段20が、抑制モードにおいて特定種類のイベントの内容をポーリング方式でセンタサーバ4に通知するようにした点が実施形態1の機器管理システムと相違する。
本実施形態の機器管理システムは、エリアユニット2のイベント通知手段20が、抑制モードにおいて特定種類のイベントの内容をポーリング方式でセンタサーバ4に通知するようにした点が実施形態1の機器管理システムと相違する。
すなわち、本実施形態のイベント通知手段20は、抑制モードにおいて特定種類のイベントの内容の通知を全く行わないのではなく、特定種類のイベントの内容をセンタサーバ4からの要求に対して返信するポーリング方式にてセンタサーバ4に通知するものとする。言い換えれば、切替手段21は、抑制手段41から抑制信号を受信したときにイベント通知手段20を抑制モードへ切り替えることで、特定種類のイベントに関してイベント駆動方式でのセンタサーバ4への内容の通知を停止し、ポーリング方式での通知に切り替える。
なお、各サブエリアAごとにエリアユニット2および管理ユニット6と第1のネットワークNT1との間にはルータを設けてもよいが、この場合、ルータはセンタサーバ4からのポーリングによるエリアユニット2との通信を妨げないように構成される。
このように、一部のイベントの内容の通知をセンタサーバ4からのポーリング(要求)を待って行うポーリング方式とすることにより、エリアユニット2からイベントの内容を取得するタイミングをセンタサーバ4側で決定することができる。そのため、複数のサブエリアAで一斉にイベントが発生した場合でも、センタサーバ4が各サブエリアAのエリアユニット2に順次ポーリングを行うことにより、一時に複数のエリアユニット2からセンタサーバ4への通信が集中することを回避できる。したがって、センタサーバ4とエリアユニット2との間の通信負荷が時間軸方向に分散され、各エリアユニット2がイベント駆動方式でイベントの内容を通知する場合に比べて、センタサーバ4とエリアユニット2との間の通信のトラフィックを低減させることができる。
以上説明した本実施形態の機器管理システムによれば、センタサーバ4とエリアユニット2との間の通信のトラフィックが増大して閾値を超えた場合、トラフィックを低減させながらも、エリアユニット2は、特定種類のイベントに関してポーリング方式でセンタサーバ4への内容の通知を継続できる。要するに、実施形態1の構成ではイベント通知手段20が抑制モードになると特定種類のイベントの内容の通知が一時的に停止するのに対し、本実施形態ではイベント通知手段20が抑制モードになっても特定種類のイベントの内容の通知を継続することができる。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
1a 照明制御ユニット(ローカル管理装置)
1b 計量管理ユニット(ローカル管理装置)
2 エリアユニット(エリア管理装置)
4 センタサーバ
20 イベント通知手段
21 切替手段
40 計測手段
41 抑制手段
A1〜An サブエリア
1b 計量管理ユニット(ローカル管理装置)
2 エリアユニット(エリア管理装置)
4 センタサーバ
20 イベント通知手段
21 切替手段
40 計測手段
41 抑制手段
A1〜An サブエリア
Claims (4)
- 所定の管理領域を複数に区分した小領域であるサブエリアごとに複数台ずつ配置されたローカル管理装置と、サブエリアごとに配置され各サブエリア内でローカル管理装置との通信によりローカル管理装置の監視および制御の少なくとも一方を行うエリア管理装置と、エリア管理装置との通信により管理領域内の全てのエリア管理装置の情報を一元管理するセンタサーバとを備えた機器管理システムであって、センタサーバは、エリア管理装置との通信のトラフィックを計測する計測手段と、計測手段の計測結果が所定の閾値を超える場合に少なくとも1台のエリア管理装置に対して抑制信号を送信する抑制手段とを有し、エリア管理装置は、各サブエリア内でローカル管理装置の監視または制御に関するイベントが発生すると、当該イベントの内容をセンタサーバに対して通知するイベント通知手段と、抑制信号を受信したときにイベント通知手段の動作モードを通常モードから抑制モードに切り替える切替手段とを有し、イベント通知手段は、通常モードではイベントの発生時にイベントの内容をイベント駆動方式で自発的に通知し、抑制モードでは特定種類のイベントに関してイベント駆動方式でのイベントの内容の通知を停止することを特徴とする機器管理システム。
- 前記イベント通知手段は、前記抑制モードで動作中には、前記特定種類のイベントの内容の通知を行わないことを特徴とする請求項1記載の機器管理システム。
- 前記イベント通知手段は、前記抑制モードで動作中には、前記特定種類のイベントに関してイベントの内容を前記センタサーバからの要求に応じて返信するポーリング方式で通知することを特徴とする請求項1記載の機器管理システム。
- 前記抑制手段は、前記計測手段の計測結果が所定の閾値を下回ると、前記イベント通知手段が前記抑制モードで動作している前記エリア管理装置に対して復旧信号を送信し、前記切替手段は、復旧信号を受信したときに前記イベント通知手段の動作モードを抑制モードから前記通常モードに切り替えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の機器管理システム。
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2009
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