JP2010266705A - 定着及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の長手サイズの用紙でも生産性を下げることがない画像形成装置を提供する。
【解決手段】 定着端部の冷却手段と定着後の記録紙を冷却し排紙接着を防止する冷却手段を、1つの冷却ファン行う。更に用紙のサイズに応じて、前記冷却領域を長手方向に制御する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真式の画像形成装置の定着装置に関し、特に、互いに回転しながら圧接する圧接領域により定着領域を形成する加熱回転部材および加圧回転部材を有し、未定着トナー像が形成された転写材が前記定着領域を通過する際に前記未定着トナー像を加熱定着する定着装置と定着装置下流の搬送装置に関する。
従来、前記画像形成装置で未定着トナー像を用紙(転写材)に定着する定着方式として、安全性、定着性のよさなどから用紙の未定着トナー像を加熱、溶融して用紙に定着させる熱定着方式が一般に用いられている。また、近年では、クイックスタートや省エネルギーの観点からベルト加熱方式の加熱装置が実用化されている。即ち、加熱体としての例えばセラミックヒータと、加圧部材としての加圧ローラとの間に加熱部材としての耐熱性樹脂ベルト(以下、定着ベルトと記す)を挟ませて圧接ニップ部(以下、定着ニップ部と記す)を形成させ、該定着ニップ部の定着ベルトと加圧ローラとの間に未定着トナー画像を形成担持させた記録材を導入して定着ベルトと一緒に挟持搬送させることで、定着ベルトを介してセラミックヒータの熱を与えながら定着ニップ部の加圧力で未定着トナー画像を記録材面に定着させるものである。このベルト加熱方式の加熱装置は、スタンバイ中のヒータへの通電を必要とせず、画像形成装置がプリント信号を受信してから、ヒータへの通電を行っても記録材が加熱装置に到達するまでに加熱可能な状態にすることが可能である。よって省エネの観点からベルト加熱方式の加熱装置はエネルギーを無駄にしない、優れた加熱定着装置となる。さらには、加熱ローラに対向するようにベルトを介して加圧部材を配置する定着方式も提案されている。上記いずれの定着方式を用いた場合にも、紙を定着領域で定着する場合、加熱ローラの通紙域通過表面は略均一な温度分布となる。
しかしながら、最大サイズ紙より幅の小さい小サイズ紙を定着領域で連続定着した場合に、加熱ロールの非通紙域通過表面の温度が過度に上昇する。これは、小サイズ紙を連続的に通紙すると、用紙の通過しない非通紙域では紙による奪熱が無い分だけ、部分的に蓄熱されるためである。この現象は定着装置の端部昇温あるいは非通紙部昇温と称され、定着装置の端部昇温が高温になると、定着部材構成部品や加圧ローラの温度上昇限度を超えるためにこれらの部品のダメージにつながる。
また画像の濃度が高いと、排紙トレイ上に排出された紙の温度がまだ高いため画像面のトナーが完全に冷却しきっておらず、排紙トレイ上に積載された記録紙のトナーが隣接する用紙に貼りつき、排紙接着と称され、問題となる。
このような、前記非通紙部昇温を防止するべく、定着装置に冷却ファンを設けて、非通紙部の加熱ローラおよび加圧ローラに送風することにより、その温度上昇を押さえる、更に定着装置下流の用紙を冷却する構成が知られている。従来技術が記載されたものとして、特許文献1が知られている。
この公報記載の技術は、冷却ファンから前記非通紙域側に、冷却風を送風する際に、使用する用紙の幅に応じて、送風口の幅方向の長さを調節することによって、異なったサイズの紙に対しても、前記非通紙部昇温を防止している。
特開2003-076209号公報
特許文献1の従来技術においても、冷却風を案内する案内ダクトの形状によって、幅方向に多様なサイズの紙に対応しているが、ダクト形状が屈曲していることで冷却風の風量の損失が生じるため、冷却ファンの風量を強めたり、冷却ファンのサイズ大型化を図って風量を確保しなければならなかった。ダクト形状の屈曲部を廃止し、滑らかな曲面で形成しようとしても、ダクトのスペースを大きくとる必要があるため、結局は装置大型化につながっていた。
また、従来技術では図12のように定着装置101A内の定着フィルム(加熱)20Aの長手方向端部を冷却するために定着端部冷却ファン1Aは定着装置101Aの両端近傍に二個配置されている。この定着端部冷却ファン1Aから送られたエアーZ1は定着ベルト20Aに当たった後、上方(搬送方向下流)を通過しエアーZ2となって機外排気ファン102Aで機外に排気される。更に定着後の用紙は排紙トレイ上に記録紙103Aとして積載される。近年は定着後101Aの搬送路を短くしたり、スピードを上げて、排出までの時間を短くしている。この際、排紙トレイ102A上にまだ高温の記録紙103Aが積載され、トナーが固まりきれず、積載紙同士が貼り付く問題が発生する。このため、定着装置101A後に記録紙を冷却する画像冷却ファン104Aを配置し、冷却エアーS1は機外排気ファン102Aで機外に排気される。
ここで、図13のように、用紙の長手方向(Y1)が短い幅(Q1)の場合、定着端部冷却ファン1Aは両端でR1部、画像冷却ファン104AはR1+P1+R1部を冷却しており、画像冷却ファン104Aの両端のR1部は不要な冷却エアーである。
更に、図14のように、用紙の長手方向(Y1)が広い幅(Q2)の場合、定着端部冷却ファン1Aは両端でR2部を冷却するため、T2 部は不要な冷却エアーとなる。
以上のように、定着端部冷却ファン1Aが用紙領域外、画像冷却ファン104Aは用紙領域とお互いに冷却したい箇所が異なるにもかかわらず、お互いに余分な箇所へ冷却エアーを供給している。このため定着端部冷却ファン1Aは用紙領域外を冷却するために両端に2個、画像冷却ファン104Aが用紙領域を冷却するために1個の合計3個のファンを画像形成装置は装備している。
このように、非効率なファン3個以上の装備にかかるファン代、電気的配線、コントローラボードの実装領域が大きくなる等でコストアップとなり、コストの厳しい低速機での実装が困難となっているのが現状の大きな問題である。
上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、互いに回転しながら圧接する圧接領域により定着領域を形成し、未定着トナー像が形成された転写材が前記定着領域を通過する際に前記未定着トナー像を加熱定着する、一対の回転体の少なくとも一方に熱源を有する定着用部材と前記定着用部材の下流で転写材を搬送する搬送ローラーとを備え、
該定着用部材の所定の領域を冷却するために、前記定着用部材に対向して送風口が形成された非通紙域冷却用ダクトと、
該前記定着用部材の下流で定着後の転写材を冷却するために転写材に対向して送風口が形成された画像冷却用ダクトと
該非通紙域冷却用ダクトと画像冷却用ダクトに冷却風を送風する冷却ファンを有する冷却装置と冷却したエアーを排出するための排気用ダクトと、排気ファンを備え、
転写材の搬送方向に垂直方向(転写材長手方向)で複数の転写材幅に応じて、該非通紙域冷却用ダクトと該画像冷却用ダクトの位置を移動することを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、定着端部の冷却手段と定着後の記録紙を冷却し排紙接着を防止する冷却手段を、1つの冷却ファン行う。更に用紙のサイズに応じて、前記冷却領域を長手方向に制御することで、複数の長手サイズの用紙でも生産性を下げることがない画像形成装置を提供することができる。
実施例における画像形成装置の断面図。 実施例における定着装置の断面図乃至斜視図。 実施例における定着装置の端部昇温冷却構成説明図。 実施例における画像形成装置の斜視図。 実施例1における定着端部と記録紙の冷却エアーフロー説明図。 実施例1における冷却シャッター説明図。 実施例1における冷却シャッターの駆動構成の説明図。 実施例1における冷却効果説明図。 実施例1における冷却装置配置説明図。 実施例2における冷却装置説明図。 実施例3における記録紙冷却エアー遮断構成説明図。 従来の構成の定着端部と記録紙の冷却エアーフロー説明図。 従来の構成の冷却エアーフロー説明の上視図。 従来の構成の冷却エアーフロー説明の上視図。
次に図面を参照しながら、本発明の実施形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
『本体構成』
まず図1に基づいて画像形成プロセスを説明する。画像形成装置としてのプリンタは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像を形成する、平行に配置された4つの像担持体である感光体ドラム51a(イエロー)、51b(マゼンタ)、51c(シアン)、51d(ブラック)と、これら感光体ドラム51a〜51dの上部に、これを縦断する態様で配置された中間転写ベルト103を備える。感光体ドラム51a〜51dの周囲には、それぞれ不図示の帯電器、現像器、クリーナが配置され、それらがプロセスカートリッジ(画像形成部)52a〜52dとしてユニット化されている。感光体ドラム51a〜51dをそれぞれ帯電器により帯電し、色分解したイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の光像を露光装置53により露光して、感光体ドラム51a〜51dにイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの潜像を形成し、それぞれの潜像を現像器により現像して、感光体ドラム51a〜51d上にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成し、中間転写ベルト106へ順次一次転写する。転写材Pは、給送カセット54に収納されている。給送カセット54は図中手前方向に引き出し可能な構成であり、例えば、転写材Pの補給や、給送カセット54内のジャム時のジャム処理等も、給送カセット54を装置手前側に引き出す事により可能な構成となっている。転写材Pは、給送カセット54からピックアップローラ(給送搬送手段)55により1枚ずつ送り出され、レジストローラ56でタイミングを合わされた後、転写材Pを二次転写外ローラ57と中間転写ベルト103内の二次転写外ローラ58で構成されるニップ部に搬送されて、中間転写ベルト106上のトナー像が二次転写される。その後トナー像が二次転写された転写材Pは、定着器101bに搬送され、そこで熱および圧力を受けて定着され、これにより各色のトナーが溶融混色して転写材Pに固定されたフルカラーのプリント画像とされた後、定着器101の下流に設けられた搬送ローラ105bを通り、排出搬送手段59によって排出トレイ102bに排出される。
なお、定着装置の左方Q部には、本実施系の特徴である定着ベルト10と定着後の記録紙の熱を冷却する冷却手段が配置されている。
『定着装置構成』
図2-Aは本実施例における定着装置の断面図である。本例の定着装置は、定着ベルト加熱方式、加圧用回転体駆動方式(テンションレスタイプ)の加熱装置である。
20は第一の回転体(第一の定着部材)としての定着ベルトであり、ベルト状部材に弾性層を設けてなる円筒状(エンドレスベルト状、スリーブ状)の部材である。
22は第二の回転体(第二の定着部材)としての加圧ローラである。
17は加熱体保持部材としての、横断面略半円弧状樋型の耐熱性・剛性を有するヒータホルダ、16は加熱体(熱源)としての定着ヒータであり、ヒータホルダ17の下面に該ホルダの長手に沿って配設してある。定着ベルト20はこのヒータホルダ17にルーズに外嵌させてあり、図2-Bの斜視図に示すように定着フランジ50に端部を付勢されている。
加圧ローラ22は、ステンレス製の芯金に、射出成形により、厚み約3mmのシリコーンゴム層を形成し、その上に厚み約40μmのPFA樹脂チューブを被覆してなる。この加圧ローラ22は芯金の両端部を装置フレーム24の不図示の奥側と手前側の側板間に回転自由に軸受保持させて配設してある。この加圧ローラ22の上側に、前記の定着ヒータ16・ヒータホルダ17・定着ベルト20等から成る定着ベルトユニットをヒータ16側を下向きにして加圧ローラ22に並行に配置し、ヒータホルダ17の両端部を不図示の加圧機構により片側98N(10kgf)、総圧196N(20kgf)の力で加圧ローラ22の軸線方向に附勢することで、定着ヒータ16の下向き面を定着ベルト20を介して加圧ローラ22の弾性層に該弾性層の弾性に抗して所定の押圧力をもって圧接させ、加熱定着に必要な所定幅の定着ニップ部27を形成させてある。加圧機構は、圧解除機構を有し、ジャム処理時等に、加圧を解除し、記録材Pの除去が容易な構成となっている。
23と26は装置フレーム24に組付けた入り口ガイドと定着排紙ローラである。入り口ガイド23は、二次転写ニップを抜けた記録材Pが、定着ヒータ16部分における定着ベルト20と加圧ローラ22との圧接部である定着ニップ部27に正確にガイドされるよう、転写材を導く役割を果たす。本実施例の入り口ガイド23は、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂により形成されている。
加圧ローラ22は駆動手段(図不示)により矢印の方向に所定の周速度で回転駆動される。この加圧ローラ22の回転駆動による該加圧ローラ22の外面と定着ベルト20との、定着ニップ部27における圧接摩擦力により円筒状の定着ベルト20に回転力が作用して該定着ベルト20がその内面側が定着ヒータ16の下向き面に密着して摺動しながらヒータホルダ17の外回りを矢印の方向に従動回転状態になる。定着ベルト20内面にはグリスが塗布され、ヒータホルダ17と定着ベルト20内面との摺動性を確保している。
加圧ローラ22が回転駆動され、それに伴って円筒状の定着ベルト20が従動回転状態になり、また定着ヒータ16に通電がなされ、該定着ヒータ16が昇温して所定の温度に立ち上げ温調された状態において、定着ニップ部27の定着ベルト20と加圧ローラ22との間に未定着トナー像を担持した記録材Pが入り口ガイド23に沿って案内されて導入され、定着ニップ部27において記録材Pのトナー像担持面側が定着ベルト20の外面に密着して定着ベルト20と一緒に定着ニップ部27を挟持搬送されていく。この挟持搬送過程において、定着ヒータ16の熱が定着ベルト20を介して記録材Pに付与され、記録材P上の未定着トナー像tが記録材P上に加熱・加圧されて溶融定着される。定着ニップ部27を通過した記録材Pは定着ベルト20から曲率分離され、定着排紙ローラ26で排出される。
『冷却装置』
図3で、長手方向(Y)に複数のサイズの記録紙における、前記定着装置の定着ベルトの表面を冷却する方法を説明する。
図3-Aにおいて、定着ベルト上部には図示しない冷却ファンからのエアーZ1が送られ記録紙の領域Q外であるR部の定着フィルム20を冷却する。
非通紙域冷却用吸気ダクト2は、小サイズ紙(最大サイズ用紙よりも幅の狭い用紙)が連続して定着領域Qを通過する際に小サイズ紙が通過しない定着領域である非通紙域Rを冷却するためのダクトである。
非通紙域冷却用吸気ダクト2は定着ベルト20の長手の両端部近傍に設けられており、定着ベルト20乃至定着装置の非通紙部の温度上昇を抑制する
『シャッター機構』
図3-Bは、ファンの送風口におけるシャッター機構である。
定着ベルト側のダクト出口には、シャッター3が配置されており、このシャッター3はシャッターフレーム8に保持され、パルスモータと駆動ギアにより開閉される。シャッターフレームには、ダクト開口9が設けられている。シャッター位置は、紙サイズによって決められたエッジ位置4をセンサ5により検出することで、各用紙サイズに対応した位置に開く。これにより、通紙する用紙サイズに最適な開口幅を設け、最適な幅での送風を行なうことができる。
ここで本実施系の特徴を図3-A・Cで説明すると、シャッター3と非通紙域冷却用吸気ダクト2と一体となって、記録紙のサイズに応じて移動する。また、非通紙域冷却用吸気ダクトの端部壁107は移動せず、定着フィルム20の端部近傍に配置されている。
『サーミスタ』
図3-Cで、19と18は第一と第二の温度検知手段としてのメインとサブの2つのサーミスタである。第一の温度検知手段としてのメインサーミスタ19は加熱体である定着ヒータ16に配置され、本実施例では定着ヒータ16の裏面に接触させてあり、定着ヒータ16裏面の温度を検知する。
サブサーミスタは、ヒータホルダ17の上方において定着ベルト20の内面に弾性的に接触させてあり、定着ベルト20の内面の温度を検知する。
メインサーミスタ19は定着ベルト20の長手中央付近に、サブサーミスタ18は定着ヒータ16の端部付近に配設され、それぞれ定着ヒータ16の裏面、定着ベルト20の内面に接触するよう配置されている。
メインサーミスタ19、及びサブサーミスタ18は、その出力がそれぞれA/Dコンバータ64・65を介して制御回路部(CPU)21に接続され、制御回路部21は、メインサーミスタ19、サブサーミスタ18の出力をもとに、定着ヒータ16の温調制御内容を決定し、電力供給部(加熱手段)としてのヒータ駆動回路部28によって定着ヒータ16への通電を制御する。
『冷却装置構成』
図4は本画像形成装置の斜視図で有り、吸気ファン1bから送られた記録紙領域外の冷却エアーは、定着端部冷却ダクト部110の開口G1(\\\\)から定着装置101内bの定着ベルト20へ送られる。さらに記録紙領域内の冷却エアーは、第1の画像冷却ダクト部108と第2の画像冷却ダクト部109で形成された開口H(/////)から定着装置101bと搬送ローラ105bの下流で、定着後の記録紙のトナー面側を冷却するように配置されている。
次に図5〜11で本構成の特徴である1つの冷却ファンで画像領域外の定着フィルム端部と画像領域の定着後の記録紙を、記録紙のサイズに応じて可変に冷却する構成を説明する。
先ず図5-Aは定着装置101bから排紙トレイ102b近傍の斜視図、図5-Bは断面図で冷却ファン1bからの冷却エアーの流れを説明する。
冷却ファン1bから送られたエアーの内、記録紙P3の領域外の冷却エアーE1は定着装置101bの定着フィルム20の下流部(二転部112と対向する側)に向けて定着端部冷却ダクト部110、111に導かれ、冷却口定着フィルムの記録紙P3の領域外を冷却した後、エアーE2となって機気ファン102bから機外へ排気される。なお、定着フィルム20の下流部に冷却エアーを当てているのは、定着フィルムを冷却し終えたエアーが二転部112へ流れるのを防止し、確実に機気ファン102bから排気するためである。
次に、記録紙P3の領域内の冷却エアーFは画像冷却ダクト部108・109部で導かれ、開口Hから定着装置101b・搬送ローラー105bの下流近傍で記録紙のトナー面側を冷却した後、機気ファン102bから機外へ排気される。なお搬送ローラー105bの下流近傍に冷却エアーFを送っているのは、直接記録紙に当節している搬送ローラー105bを冷却することで記録紙への冷却効率を高めるとともに、冷却エアーFが上流へ逃げずに、確実に機気ファン102bから排気するためである。
《ダクト構成》
図6・7・8・9で冷却ダクトの可変移動構成を説明する。
図6・7・8−(A)は記録紙の幅が小さい場合であり、図6・7・8−(B)は記録紙の幅が大きい場合である。
先ず図6で冷却ダクトは第1冷却ダクト113(点線)と第2冷却ダクト114(実線)の2つで構成されている。第1冷却ダクト113は画像冷却ダクト部108と定着端部冷却ダクト部110を有している。第2冷却ダクト114は画像冷却ダクト部109と定着端部冷却ダクト部111を有している。第1冷却ダクト113(点線)と第1冷却ダクト114(実線)は記録紙P3の領域を形成するようにお互いに重なって(J1・J2)、開口H1及びH2を形成している。記録紙領域外では、移動可能な定着端部冷却ダクト部110・111と移動しない固定壁107で開口G1・G2を形成している。
そして、第1冷却ダクト113(点線)と第2冷却ダクト114にはギア部(115・116)が設けられており、シャッター開閉モータからの駆動を駆動ギア117から伝達され、開口部を記録紙のサイズに応じてH1⇔H2に選択できる。更に移動する定着端部冷却ダクト部110・111と移動しない固定壁107が一番大きなときは、図6-Bのように定着端部冷却ダクト部110・111と固定壁107の間は隙間がなくなり、G1部から冷却エアーは流れなくなる。これは、定着フィルムより大きな領域は熱源ではないの冷却する必要がないため、冷却ファンからのエアーの効率的に、記録紙に供給するためと、定着領域外に送られたエアーが他の部分に流れ込む事を防止するためである。
次に図7で第1冷却ダクト113(点線)と第2冷却ダクト114は駆動モータ120から、ギア121→ギア121と駆動を伝達して移動動作を行っている。
これによって図8のように記録紙P3の幅に応じて、図8-Aのサイズが大きい場合は、記録紙領域外の定着フィルム20へは冷却エアーがE3となって幅R3で供給され、記録紙領域内は直接記録紙P3へ冷却エアーF3が幅Q3で送られる。また図8-Bのサイズが小さい場合は、記録紙領域外の定着フィルム20へは冷却エアーがE4となって幅R4で供給され、記録紙領域内は直接記録紙P3へ冷却エアーF4が幅Q4で送られる。
なお、図9は本実施系の冷却ファン1bとダクト113・114と定着装置102bと搬送ローラ105bの断面図(A)、と斜視図(B)である。冷却ファン1bとダクト113・114は画像形成装置に定着装置102bとは別に支持されており、定着装置102b交換の場合は定着装置だけ取り外すことが出来る。
以上述べたように、本構成では記録紙外の領域は過昇温した定着フィルムの冷却に、記録紙内は定着後の記録紙のトナーを冷却し排紙接着を防ぐことが出来る。これで従来、定着端部に2個、記録紙で1個の合計3個使用していたファンを1つにすることが出来非常に大きなコストダウンが出来る。
実施系1では、定着フィルムの加熱領域の大きさとほぼ同じ大きさの冷却ファンを使用したが、定着フィルムの加熱領域よりも小さい幅のファンを使用し、更にコストダウンを行う方法を図10で説明する。
先ず図10-Aは冷却ファン1Cの幅V5は定着フィルム20の幅W5より小さいが、第1冷却ダクト113と第2冷却ダクト114内に規制壁122を設け、幅の小さい冷却ファン1Cであっても大きな定着フィルム20の幅W5まで均一にエアーを送るのである。
なお、図10-Bのように、移動する第1冷却ダクト113と第2冷却ダクト114
と冷却ファン1dの間に移動しない固定ダクト123と固定ダクト123内に規制壁124を設けることで、冷却ファン1dの幅を小さくすることが出来る。
以上述べたように、仮に冷却ファンの幅が定着領域より小さくとも、ダクト内に規制壁やX1方向(冷却ファンを遠ざける)ことで冷却ファンの幅は小さくなり低コスト化が加速する。なお、従来例1は幅方向に大きさが必要であったためクロスフローファンを使用したが、従来例2の構成を用いれば更に安い軸流ファン、シロッコファン等を使用できる。
図11は定着後の記録紙を冷却したくない場合の構成である。定着フィルムの冷却エアーほ送風用開口Gは実施系1・2と同じ開口している。しかし薄紙のトナー量が少ない場合、排出紙のカールを小さくしたい場合は、記録紙の冷却用の開口Hを遮蔽する、第一の遮蔽シャッター125と第二の遮蔽シャッター126を重ね合わせ、長手方向に自在とし、駆動モータ127で開口⇔閉口を制御を行うことができる。
1b 冷却ファン
101b 定着装置
E1・F 冷却エアー
102b 機気ファン
P3 記録紙
108・109 画像冷却ダクト部
105b 搬送ローラー
113 第1冷却ダクト
114 第2冷却ダクト
110・111 定着端部冷却ダクト部
107 固定壁
G1・G2・H・H1 開口

Claims (10)

  1. 互いに回転しながら圧接する圧接領域により定着領域を形成し、未定着トナー像が形成された転写材が前記定着領域を通過する際に前記未定着トナー像を加熱定着する、一対の回転体の少なくとも一方に熱源を有する定着用部材と
    前記定着用部材の下流で転写材を搬送する搬送ローラーとを備え、
    該定着用部材の所定の領域を冷却するために、前記定着用部材に対向して送風口が形成された非通紙域冷却用ダクトと、
    該前記定着用部材の下流で定着後の転写材を冷却するために転写材に対向して送風口が形成された画像冷却用ダクトと
    該非通紙域冷却用ダクトと画像冷却用ダクトに冷却風を送風する冷却ファンを有する冷却装置と冷却したエアーを排出するための排気用ダクトと、排気ファンを備え、
    転写材の搬送方向に垂直方向(転写材長手方向)で複数の転写材幅に応じて、該非通紙域冷却用ダクトと該画像冷却用ダクトの位置を移動することを特徴とする画像形成装置。
  2. 該非通紙域冷却用ダクトと該画像冷却用ダクトが一体となったサイズ可変冷却ダクトを形成していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 該サイズ可変冷却ダクトは二体化されており、複数の転写材幅に応じて、転写材長手方向に移動することで、該非通紙域冷却用ダクトは転写材幅以外の領域の該前記定着用部材を、該画像冷却用ダクトは転写材幅の転写材を冷却することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 該サイズ可変冷却ダクトの転写材長手方向を移動させるための第一の駆動手段を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 該冷却ファンは定着装置と排紙ローラー間で、転写材のトナー付着面側に配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 該非通紙域冷却ダクトは、定着部材の下流表面を、該画像域冷却ダクトは該搬送ローラの下流へ、冷却エアーを排気していることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. サイズ可変ダクトと該冷却ファンは画像形成装置本体に配置されており、定着装置には固定されていないことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前冷却ファンは1つのファンで構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 転写材の厚み、片面、使用環境に応じて、選択的に該画像域冷却ダクトの開口部を遮断する遮断シャッターを有することを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 該遮断シャッターを選択的に駆動する、第二の駆動手段を有することを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
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