JP2010257735A - 組電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】バスバーの締結が容易であり,安定した接続状態を保持できる組電池を提供すること。
【解決手段】単電池10aの外部正極端子13は,円柱状のバスバー300を嵌合する管状の接続部を有している。その接続部には,管の軸方向に沿って切り取られた切欠があり,管の軸方向に直交する断面が略C字形状をなしている。また,嵌合前の状態で,外部正極端子13の接続部の内径は,バスバー30の外径よりも僅かに小さい。また,外部正極端子13は,ばね性を有する。バスバー30の先端部は,切欠きによって形成された開口箇所から外部正極端子13の接続部に圧入され,接続部によって把持された状態で外部正極端子13と連結される。
【選択図】 図3

Description

本発明は,複数の単電池が電気的に組み合わされた組電池に関する。さらに詳細には,複数の単電池がバスバーを介して連結された組電池に関するものである。
近年,リチウムイオン電池等の二次電池は,携帯型PCや携帯電話を始めとする電子機器のみならず,ハイブリッド車や電気自動車等の車両用電源として注目されている。このリチウムイオン電池等の二次電池では,複数の単電池(セル)を直列に接続することで所望の出力電圧を得ている。
上述したような複数のセルを電気的に接続する組電池では,例えば,セル間を接続するバスバーと各セルの電極端子とをボルトとナットによって締結している。しかし,ボルト締結による接続では,部品点数が多い,組み付け工数が多い等の問題があり,手間がかかる。
そこで,電極端子とバスバーとの締結に着目した技術としては,例えば特許文献1に,電極端子とバスバープレートとに凹凸を設け,両者が嵌め合わされることで,圧接接続される組電池が開示されている。嵌合圧接による接続では,ボルトに起因する問題を回避することができる。
特開2006−210318号公報
しかしながら,前記した特許文献1の組電池には,次のような問題があった。すなわち,嵌合圧接による接続では,ボルト締結と比較して,接続強度が低い。そのため,組電池への振動等の外乱によって,電極端子とバスバーとの接触抵抗が変化したり,バスバー自体が外れてしまうことが懸念される。特に,車両用の組電池では,振動の大きさおよび頻度がともに高い環境が想定され,外乱に対しても安定した接続状態を保持することが要求される。
本発明は,前記した従来の組電池が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,バスバーの締結が容易であり,安定した接続状態を保持できる組電池を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた組電池は,複数の単電池を列置し,それらの単電池を互いにバスバーで連結してなる組電池であって,単電池の電極端子は,管形状をなし,その管軸方向に直交する断面がC字形状をなすように側面が開口し,ばね性を有する接続部を備え,バスバーは,外形が円柱形状をなし,その外径が電極端子の接続部の内径よりも大きい被接続部を備え,バスバーの被接続部が,電極端子の接続部に嵌合して接続することを特徴としている。
すなわち,本発明の組電池は,電極端子の接続部がばね性を有し,その側面が開口することでC字形状をなしている。そして,バスバーを組み付ける際,電極端子側の接続部の開口箇所からバスバー側の被接続部を圧入し,管状の電極端子の接続部が円柱状のバスバーの被接続部を把持することで両者を連結する。このように圧入による簡易操作によって連結が完了することから,ボルトにより締め付けと比較して,組み付けが容易である。さらに,電極端子の接続部は,ばね性を有する。そして,バスバーの被接続部の外径が電極端子の接続部の内径よりも大きい。このことから,バスバーの被接続部の嵌合の際,電極端子の接続部の開口箇所からその開口部が広げられて弾性変形した状態で,圧入によってバスバーが押し込められる。そのため,電極端子の接続部には,元の径サイズに戻ろうとする反力が発生し,バスバーの被接続部を締め付けた状態で把持することになる。このように,電極端子の接続部がバスバーの被接続部を圧接して把持することから,外乱に対しても安定した接続状態を保持する。
また,単電池の電極端子は,接続部の外径側側面の少なくとも一部を覆い,接続部を補強する補強部を備えるとよい。すなわち,補強部によって接続部を保護することで,接続部の変形を抑制し,適切な接触抵抗を得るとともにその接触抵抗を維持することが期待できる。
また,電極端子の接続部の少なくとも一方の開口端と,バスバーの被接続部の側面とを溶接するとよい。すなわち,溶接によって電極端子とバスバーとを接合してしまうことで,電極端子とバスバーとの接続状態を確実に維持することが期待できる。
また,バスバーの被接続部は,管形状をなし,管軸方向に直交する断面がC字形状をなすように側面が開口し,ばね性を有するとよい。すなわち,被接続部をこのような形状にすることで,バスバーの被接続部の圧入の際,バスバーの外径側に圧力が加わり,その被接続部の開口箇所が縮められて弾性変形した状態で元の径サイズに戻ろうとする反力が発生する。そのため,バスバーと電極端子とが互いに反発し合った状態で嵌め合わされることになる。よって,外乱に対してもより安定した接続状態を保持することが可能である。
また,本発明は,複数の単電池を列置し,それらの単電池を互いにバスバーで連結してなる組電池であって,単電池の電極端子は,中空球形状をなし,一部が開口し,ばね性を有する接続部を備え,バスバーは,先端部が球状をなし,その外径が電極端子の接続部の内径よりも大きい被接続部を備え,バスバーの被接続部が,電極端子の接続部に嵌合して接続することを特徴とする組電池を含んでいる。
本発明によれば,バスバーの締結が容易であり,安定した接続状態を保持できる組電池が実現される。
実施の形態に係るリチウムイオン組電池の概略構成を示す斜視図である。 図1に示したリチウムイオン組電池を構成するリチウムイオン単電池を示す図であり,(a)は平面図,(b)は正面図である。 図1に示したリチウムイオン組電池を構成する電池モジュールを示す斜視図である。 単電池間のバスバーの構成を示す斜視図である。 電池モジュール間のバスバーの構成を示す斜視図である。 外部正極端子の構成を示す斜視図である。 外部正極端子の接続部の構成を示す断面図であり,(a)は圧入前の状態,(b)は圧入後の状態である。 連結構造の応用例(第1の応用形態)に係る,外部正極端子の接続部の外周に補強層を設けた構成を示す断面図である。 連結構造の応用例(第2の応用形態)に係る,外部正極端子の接続部の切欠き端とバスバーの側面とを溶接した構成を示す斜視図である。 連結構造の応用例(第3の応用形態)に係る,管状構造を有するバスバーを示す断面図であり,(a)は圧入前の状態,(b)は圧入後の状態である。 連結構造の応用例(第4の応用形態)に係る,外部正極端子の構成を示す斜視図である。 連結構造の応用例(第4の応用形態)に係る,単電池間のバスバーの構成を示す斜視図である。 連結構造の応用例(第4の応用形態)に係る,球状構造を有するバスバーを示す断面図であり,(a)は圧入前の状態,(b)は圧入後の状態である。
以下,本発明を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。なお,本実施の形態は,電気自動車等に車載されるリチウムイオン組電池に本発明を適用したものである。
[リチウムイオン組電池の構成]
実施の形態に係るリチウムイオン組電池100(以下,「組電池100」とする)は,図1に示すように,10個の単電池10a〜10jが列置された電池モジュール10Xと,10個の単電池20a〜20jが列置された電池モジュール20Xと,同一電池モジュール内の各リチウムイオン単電池(以下,「単電池」とする)間を電気的に直列となるように接続する複数のバスバー30と,電池モジュール10Xと電池モジュール20Xとを電気的に直列となるように接続するバスバー31とを備えている。
組電池100を構成する単電池10aは,図2に示すように,略直方体形状の角型電池であり,発電要素15と,発電要素15を収容する電池ケース11と,電池ケース11の開口部を閉塞する封口蓋12とを備えている。図2中の破線は,電池ケース11の内側の状態,すなわち電池ケース11を透視した状態を示している。なお,他の単電池についても同様の構成になっている。
電池ケース11は,アルミニウム,アルミニウム合金等の金属材からなり,平板状で長方形状のケース側面11aと,ケース側面11aと平行しケース側面11aと同形状のケース側面11bと,ケース側面11aの短辺とケース側面11bの短辺とを結ぶ平板状のケース側面11c,11dと,ケース側面11aの長辺とケース側面11bの長辺とを結ぶ平板状のケース下面11eとから構成される。すなわち,電池ケース11は,ケース下面11eを底面とする缶体であり,ケース下面11eと対向する面が開口している。そして,この開口から発電要素15を挿入する構成になっている。
封口蓋12は,アルミニウム,めっき鋼板,ステンレス鋼板等の金属材からなり,電池ケース11のケース側面11a,11bに沿った長辺と,ケース側面11c,11dに沿った短辺とからなる長方形状の平板である。封口蓋12は,電池ケース11内に発電要素15が挿入された後,レーザ溶接によって電池ケース11と一体となって発電要素15を密封する。
また,封口蓋12には,長手方向に所定の間隔で離間する,絶縁性のシール部材121,122が嵌め込まれている。また,シール部材121,122の間には,電解液の注入口を兼ねる安全弁123が設けられる。そして,シール部材121には,外部正極端子13と内部正極端子16とを連結固定するボルト18を挿通可能にする挿通孔(不図示)が設けられる。一方,シール部材122には,外部負極端子14と内部負極端子17とを連結固定するボルト19を挿通可能にする挿通孔(不図示)が設けられる。
発電要素15は,帯状の正極板153と負極板154とをポリエチレンからなるセパレータを挟んで捲回し,扁平状にしたものである。正極板153は,帯状のアルミ箔の両面に不図示の正極活物質層を担持している。この正極活物質層には,例えば,正極活物質のニッケル酸リチウム(LiNiO2 ),導電剤のアセチレンブラック,および結着剤のポリテトラフルオロエチレン(PTFE),カルボキシルメチルセルロース(CMC)が含まれる。また,負極板154は,帯状の銅箔の両面に不図示の負極活物質層を担持している。この負極活物質層には,例えば,グラファイトおよび結着剤が含まれる。また,不図示の電解液は,エチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)とを,体積比でEC:EMC=3:7に調整した混合有機溶媒に,溶質として6フッ化リン酸リチウム(LiPF6 )を添加し,リチウムイオンを1mol/lの濃度とした有機電解液である。正極板153,正極活物質層,負極板154,負極活物質層,電解液に利用される物質は,一例であり,一般的にリチウムイオン電池に利用されるものを適宜選択すればよい。
また,単電池10aでは,発電要素15の正極板153と内部正極端子16とが接合され,さらに内部正極端子16が金属製のボルト18によって封口蓋12のシール部材121に固定される。このボルト18は,封口蓋12の外側に位置する外部正極端子13も合わせて固定する。そのため,内部正極端子16と外部正極端子13とは,ボルト18を介して電気的に接続される。負極側も同様に,発電要素15の負極板154と内部負極端子17とが接合され,さらに内部負極端子17が金属製のボルト19によって封口蓋12のシール部材122に固定される。このボルト19は,封口蓋12の外側に位置する外部負極端子14も合わせて固定する。そのため,内部負極端子17と外部負極端子14とは,ボルト19を介して電気的に接続される。ボルト18を介して接続される正極側の電極端子13,16と,ボルト19を介して接続される負極側の電極端子14,17とは,それぞれ絶縁性のシール部材121,122を介して封口蓋12に支持されている。そのため,正極側の電極端子13,16と負極側の電極端子14,17とは電気的に絶縁された状態である。
電池モジュール10Xを構成する各単電池10a〜10jは,ある単電池の外部正極端子13と,その単電池と隣り合う単電池の外部負極端子14とが隣接するように,互いに平行配置される。すなわち,電池ケース11のケース側面11a,11a同士,および,ケース側面11b,11b同士が交互に対向するように配置される。例えば,図3に示すように,単電池10aと単電池10bとは,電池ケース11のケース側面11b,11b同士が対向するように配置される。そして,単電池10aの外部正極端子13と,単電池10bの外部負極端子14とがバスバー30を介して電気的に接続される。他の単電池同士も同様に連結され,電池モジュール10Xでは10個の単電池10a〜10jが電気的に直列となるように接続される。なお,電池モジュール20Xについても同様の構成になっている。
バスバー30は,図4に示すように,断面が円形の丸棒部材である。そして,一方の先端部301が単電池10aの外部正極端子13に把持され,他方の先端部302が単電池10bの外部負極端子14に把持され,両端子13,14間を最短距離で連結する。外部正極端子13との連結構造については後述する。
また,電池モジュール10X,20X間を連結するバスバー31は,図5に示すように,断面が円形の丸棒部材であり,その両端が同一方向の同じ向きに折れ曲がった形状をなしている。そして,一方の先端部311が電池モジュール10Xの単電池10aの外部負極端子14に把持され,他方の先端部312が電池モジュール20Xの単電池20aの外部正極端子13に把持され,両端子13,14間を連結する。
[単電池の連結構造]
続いて,単電池10aの外部正極端子13とバスバー30の先端部301との連結構造について説明する。なお,外部負極端子14側の連結構造については,外部正極端子13側と同様であり,説明を省略する。
外部正極端子13は,図6に示すように,封口蓋12のシール部材121に固定される平板状の固定部131と,バスバー30の先端部301を把持する管状の接続部132と,固定部131と接続部132とを連結する連結部133とから構成される。すなわち,外部正極端子13は,連結部133を挟んで,一方の先端に固定部131を有し,他方の先端に接続部132を有する。外部正極端子13は,金属部材(例えばアルミニウムや銅)から構成され,さらに,ばね性を有する。
固定部131には,ボルト18が挿通するための挿通孔135が設けられる。外部正極端子13は,固定部131が封口蓋12のシール部材121上に載置され,ボルト18を挿通孔135に挿通して締結することで封口蓋12に固定される。
接続部132には,管の軸方向に沿って切り取られた切欠134があり,管の軸方向に直交する断面が略C字形状をなしている。切欠134の円周方向の幅は,バスバー30が圧入可能であればよい。ただし,幅が広すぎると,バスバー30を圧入した後の保持力が小さくなる。そのため,切欠134の幅は,接続部132の円周に対して1/3以下,望ましくは1/4以下である。また,バスバー30の嵌合前の状態で,接続部132の内径は,バスバー30の外径よりも僅かに小さい。
バスバー30を接続する際には,図7(a)に示すように,バスバー30の先端部301を,接続部132に対してその軸方向に沿って対向配置する。そして,その状態から接続部132の切欠き134によって形成された開口箇所を介して,バスバー30の先端部301を接続部132の管内に圧入する。そして,図7(b)に示すように,バスバー30の先端部301が外部正極端子13の接続部132によって把持された嵌合状態となり,バスバー30が外部正極端子13に連結される。
このバスバー30の連結の際,バスバー30の先端部301は,ばね性を有する接続部132の開口幅を広げつつ,接続部132の内側に押し込められる。バスバー30の先端部301の外径D30が外部正極端子13の接続部132の内径D13よりも大きいことから,バスバー30が嵌合した状態では,接続部132はその開口箇所が広げられて弾性変形している。そのため,接続部132には元の径サイズに戻ろうとする反力が発生し,その結果としてバスバー30の先端部301を締め付ける。このことから,外乱に対しても安定した接続状態を保持する。
[連結構造の応用例]
続いて,実施の形態に係る組電池100の,単電池10aの外部正極端子13とバスバー30との締結性能をより高める連結構造について,3つの形態に分けて説明する。
[第1の応用形態]
図8は,第1の応用形態に係る外部正極端子13の構成を示している。本形態の外部正極端子13は,接続部132の外径側を被覆するクラッド層41を備えている。クラッド層41には,例えば鉄クラッド材が適用可能である。
外部正極端子13として純アルミのような機械的強度が弱い材料を使用する場合,バスバー30の圧入や外乱等による形状変形が懸念される。特に,接続部132の形状変形は,外部正極端子13とバスバー30との接触抵抗に大きな影響を与える。そこで,クラッド層41によって接続部132を保護することで機械的強度を補強する。これにより,接触抵抗の変化を回避し,接触抵抗を維持することが期待できる。
なお,クラッド層41は,必ずしも接続部132の外径側全体を覆わなくとも,変形が懸念される箇所のみを被覆するようにしてもよい。また,接続部132の外径側に限らず,バスバー30との電気接点以外の部分であればどの部位を被覆してもよい。例えば,連結部133も被覆してもよい。
[第2の応用形態]
図9は,第2の応用形態に係る外部正極端子13とバスバー30との連結構成を示している。本形態では,外部正極端子13の接続部132の開口端136と,バスバー30の側面とが溶接された溶接部51を備えている。
前述したように,接続部132の形状変形は,外部正極端子13とバスバー30との接触抵抗に大きな影響を与えるとともに,バスバー30の離脱の可能性が高まる。そこで,溶接部51によって両者を接合してしまうことで,接続部132とバスバー30との接続状態を確実に維持することが期待できる。
なお,溶接部51の位置は,接続部132の先端となる開口端136に限らず,接続部132と連結部133との接続部137,すなわちもう一方の開口端137であってもよい。また,開口端136,137の両方にあってもよい。
[第3の応用形態]
図10は,第3の応用形態に係るバスバー32の構成を示している。本形態のバスバー32は,図10(a)に示すように,管状であり,さらに管の軸方向に沿って切り取られた切欠323があり,外部正極端子13の接続部132と同様に,管の軸方向に直交する断面が略C字形状をなしている。バスバー32の外径D32は,接続部132の内径D13よりも僅かに大きい。切欠323の幅は,外部正極端子13の接続部132の切欠134の幅よりも狭い。さらに,バスバー32は,ばね性を有する。
このバスバー32の先端部321を,接続部132の切欠134から圧入する。これにより,図10(b)に示すように,バスバー32の先端部321が外部正極端子13の接続部132によって把持された状態となり,バスバー32が外部正極端子13に連結される。
すなわち,バスバー32の形状を,断面が略C字形状の円筒形状とし,ばね性を持たせる。このバスバー32の連結の際,バスバー32は,ばね性を有する接続部132の開口幅を広げつつ,自身の開口幅も狭められて接続部132の内側に押し込められる。バスバー32では,開口箇所が狭められて弾性変形した状態で,元の径サイズに戻ろうとする反力が発生する。これにより,外部正極端子13の接続部132とバスバー32の端部との連結箇所では,互いに反発する応力が発生する。このことから,外乱に対してもより安定した接続状態を保持する。
[バスバーおよび外部電極端子の形状の応用例]
[第4の応用形態]
続いて,実施の形態に係る組電池100の,外部正極端子とバスバーとの他の形態の例について説明する。外部電極端子がバスバーを把持する構成としては,中空円筒状(管状)の電極端子に丸棒(円柱状)のバスバーを嵌合する構成に限るものではない。以下,ばね性を有する電極端子によってバスバーを把持する他の構成について説明する。図11
は,第4の応用形態に係る外部正極端子60の構成を示している。図12は,第4の応用形態に係るバスバー70の構成を示している。
バスバー70は,丸棒部材であり,長手方向の両端に球形状の先端部701,701を有し,両先端部701,701が丸棒形状の連結部702によって連結されている。先端部701の外径は,連結部702の棒軸方向に直交する断面の直径よりも大きい。
外部正極端子60は,単電池に固定される固定部61と,バスバー70の先端部701を把持する中空球状の接続部62と,固定部61と接続部62とを連結する連結部63とから構成される。外部正極端子60は,実施の形態の外部正極端子13と同様に,ばね性を有する金属からなる。接続部62には,上方を円形に切り取った形状をなす切欠64があり,上側が開口している。そのため,接続部62は,側面から見た断面が略C字形状をなしている。切欠64の直径は,バスバー70が圧入可能であればよい。また,バスバー70の嵌合前の状態で,接続部62の内径は,バスバー70の先端部701の外径よりも僅かに小さい。また,接続部62には,側面を切欠64から凹状に切り取った形状であり,バスバー70の連結部702と係合可能な切欠65がある。
バスバー70を外部正極端子60に接続する際には,図13(a)に示すように,バスバー70の先端部701を,接続部62の上側の円形開口部(切欠64)と対向配置する。そして,その状態から,バスバー70の先端部701を接続部62の球体内に圧入する。そして,図13(b)に示すように,バスバー70の先端部701が外部正極端子60の接続部62によって把持された嵌合状態となり,バスバー70が外部正極端子60に連結される。
このバスバー70の連結の際,バスバー70の先端部701は,ばね性を有する接続部62の開口幅を広げつつ,接続部62の内側に押し込められる。そして,実施の形態と同様に,外部正極端子60の接続部62が,バスバー70の先端部701を締め付けた状態で把持する。このことから,外乱に対してもより安定した接続状態を保持する。
以上詳細に説明したように組電池100は,外部正極端子13の接続部132がばね性を有し,その側面に切欠134が設けられていることでC字形状をなしている。そして,バスバー30を組み付ける際,外部正極端子13の接続部132の開口箇所からバスバー30の先端部301を圧入し,管状の外部正極端子13の接続部132が円柱状のバスバー30の先端部301を把持することで両者を連結する。このように圧入による簡易操作によって連結が完了することから,バスバー30を容易に組み付け可能である。
さらに,外部正極端子13の接続部132は,ばね性を有し,その内径D13がバスバー30の外径D30よりも小さい。このことから,バスバー30の嵌合の際,外部正極端子13の接続部132の開口箇所が広げられて弾性変形した状態で,圧入によってバスバー30の先端部301が押し込められる。そのため,外部正極端子13の接続部132には,反力が発生し,バスバー30の先端部301を締め付けた状態で把持することになる。このように,外部正極端子13の接続部132がバスバー30の先端部301を締め付けて把持することから,外乱に対しても安定した接続状態を保持する。
また,組電池100は,外部正極端子13の接続部132が略C字形状であり,バスバー30の側面を把持する構成になっている。そのため,各単電池間の距離に多少のばらつきがあったとしても,バスバー30の先端部301の長さに多少の余裕を持たせることで,その単電池間の位置ずれを吸収することができる。
また,外部正極端子13は,接続部132に限らず,連結部133にもばね性を持たせている。そのため,連結部133でも振動を吸収し,安定した接続状態を保持し続けることが期待できる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,実施の形態では,リチウムイオン電池に本発明を適用しているが,電池の種類はこれに限るものでもない。すなわち,本発明における電池とは,化学的エネルギーを電気的エネルギーに変換する素子であればよく,ニッケル水素電池,ニッカド電池等にも適用可能であり,さらに蓄電池に限らず,一次電池,燃料電池,電解型コンデンサ等にも適用可能である。
また,実施の形態では,外部正極端子13全体が弾性部材で構成されてばね性を有しているが,これに限るものではない。すなわち,少なくともバスバー30を把持する接続部131がばね性を有していればよく,固定部132や連結部133については,ばね性に乏しい部材で構成されていてもよい。
また,実施の形態では,バスバー30,31全体が断面円形の丸棒部材で構成されており,その両端部が外部端子との接続部となっているが,これに限るものではない。すなわち,少なくとも外部正極端子13の接続部131ないし外部負極端子14の接続部に把持される接続部分の外形が円柱形状であればよく,両接続部分を繋ぐ部位は必ずしも円柱形状である必要はない。例えば,バスバー31は,平板状の部材であって,同一面から同一方向に円柱状の接続部が突出している形態であってもよい。
10X,20X 電池モジュール
10a〜10j リチウムイオン単電池(単電池)
11 電池ケース
12 封口蓋
13 外部正極端子
131 接続部
132 固定部
133 連結部
134 切欠
14 外部負極端子
15 発電要素
30 バスバー
301,302 先端部(被接続部)
31 バスバー
41 クラッド層(補強部)
51 溶接部
100 リチウムイオン組電池(組電池)

Claims (5)

  1. 複数の単電池を列置し,それらの単電池を互いにバスバーで連結してなる組電池において,
    前記単電池の電極端子は,
    管形状をなし,その管軸方向に直交する断面がC字形状をなすように側面が開口し,ばね性を有する接続部を備え,
    前記バスバーは,
    外形が円柱形状をなし,その外径が前記電極端子の接続部の内径よりも大きい被接続部を備え,
    前記バスバーの被接続部が,前記電極端子の接続部に嵌合して接続することを特徴とする組電池。
  2. 請求項1に記載する組電池において,
    前記単電池の電極端子は,
    前記接続部の外径側側面の少なくとも一部を覆い,前記接続部を補強する補強部を備えることを特徴とする組電池。
  3. 請求項1または請求項2に記載する組電池において,
    前記電極端子の接続部の少なくとも一方の開口端と,前記バスバーの被接続部の側面とを溶接することを特徴とする組電池。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載する組電池において,
    前記バスバーの被接続部は,
    管形状をなし,管軸方向に直交する断面がC字形状をなすように側面が開口し,ばね性を有することを特徴とする組電池。
  5. 複数の単電池を列置し,それらの単電池を互いにバスバーで連結してなる組電池において,
    前記単電池の電極端子は,
    中空球形状をなし,一部が開口し,ばね性を有する接続部を備え,
    前記バスバーは,
    先端部が球状をなし,その外径が前記電極端子の接続部の内径よりも大きい被接続部を備え,
    前記バスバーの被接続部が,前記電極端子の接続部に嵌合して接続することを特徴とする組電池。
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