JP2010254592A - 脂肪蓄積抑制剤及びそれを含有する飲食品 - Google Patents

脂肪蓄積抑制剤及びそれを含有する飲食品 Download PDF

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裕一 卯川
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幸子 宮本
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Abstract

【課題】有効成分の脂肪蓄積抑制作用を効率的に発揮する脂肪蓄積抑制剤及びそれを含有する飲食品を提供する。
【解決手段】α−カロテン及びβ−クリプトキサンチンのうちの少なくとも1種と、β−カロテンとを含有する。α−カロテンを含有する場合、α−カロテン:β−カロテンの割合はモル比で1:3から3:1の範囲であり、β−クリプトキサンチンを含有する場合、β−カロテン:β−クリプトキサンチンの割合はモル比で1:4から1:2の範囲である。3種全てを含有する場合、3種の合計に対して、α−カロテンの割合は25〜50モル%、β−カロテンの割合は20〜40モル%、β−クリプトキサンチンの割合は20〜50モル%である。
【選択図】図1

Description

本発明は、体内に脂肪が蓄積するのを抑制して肥満を解消するのに有用な脂肪蓄積抑制剤及びそれを含有する飲食品に関し、特に、自然食材に含まれる成分であるカロテノイドを利用した脂肪蓄積抑制剤及びそれを含有する飲食品に関する。
近年、糖尿病や高脂血症等の生活習慣病の罹患率の高さが問題となり、保健・医療の観点から、この様な疾病の要因となる体内の脂肪蓄積を抑制して肥満を解消するための研究が盛んに行われている。肥満解消法には、運動療法や食事療法、医薬品を用いる薬事療法等があり、医薬品の研究では、生体内での脂質吸収や、脂肪の合成、分解及び蓄積に関するメカニズムや生理反応について様々に研究が行われ、食欲抑制剤や消化吸収阻害剤等の開発が行われている。
また、脂質代謝の生理作用に関して、皮下脂肪や内臓脂肪等の脂肪組織の形成と脂肪細胞との関係についての研究が盛んになり、脂肪細胞における生理作用及び脂肪の合成、分解並びに蓄積のメカニズムを解明して脂肪蓄積を制御することが試みられている。
肝臓で生成された中性脂肪は、VLDL(超低密度リポ蛋白)として血中に放出された後に徐々に分解され、脂肪組織に存在する脂肪細胞に取り込まれて中性脂肪に再合成された後に蓄積される。脂肪細胞は、前駆脂肪細胞である繊維芽細胞から分化した細胞であり、前駆脂肪細胞は脂肪を蓄積しないが、通常、インスリン刺激に伴って前駆脂肪細胞から脂肪細胞へ分化して脂肪蓄積が可能となる。このことから、前駆脂肪細胞の脂肪細胞への分化を調節することによって脂肪蓄積を制御する方法について研究が進められ、前駆脂肪細胞の分化に影響を与える要素として様々な物質や抽出成分が報告されている。これらの中には、抗酸化物質として知られているカテキン類、大豆イソフラボン、カロテノイド類や、特定植物の抽出成分などがある。例えば、下記特許文献1では、リコピン、カプサンチン、ルティン、ゼアキサンチン等のカロテノイドが、前駆脂肪細胞の分化を抑制することが記載されており、この作用を抗肥満剤として利用することが提案されている。他方、下記特許文献2では、ノウゼンカズラ科植物であるキササゲから抽出されるカタルパラクトンを前駆脂肪細胞の分化誘導促進剤として利用することが記載され、前駆脂肪細胞の分化を促進することによるインスリン抵抗性の疾病の改善が提案されている。
特開2003−95930号公報 特開2008−7440号公報
肥満の改善に有効とされる医薬品や健康食品等においては、その効用に対する使用者の欲求はしばしば行き過ぎる傾向があり、適量を超えて摂取しようとすることを完全に排除することはできず、著しい場合には過剰摂取による過剰症等が発生する可能性も否定できない。このため、目的とする効果を得るための必要摂取量は少なく抑えられることが好ましい。
又、前述した前駆脂肪細胞の分化を抑制する成分として報告される物質は、条件によって作用が異なり、分化を促進する場合も抑制する場合もある。従って、実際の摂取に関しては、飲食品に含まれる他の成分による影響が問題となり、理論上より高い投与量を設定することが予想される。
本発明は、有効成分の脂肪蓄積抑制作用を効率的に発揮し得る脂肪蓄積抑制剤及びそれを含有する飲食品を提供することを課題とする。
又、本発明は、有効成分による脂肪蓄積の抑制効果が効率的に発揮されることにより、有効成分の摂取量を抑えつつ脂肪蓄積の抑制に顕著な効果を得ることができる脂肪蓄積抑制剤及びそれを含有する飲食品を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、カロテノイド類について脂肪蓄積抑制作用の如何を調べたところ、α−カロテン、β−カロテン及びβ−クリプトキサンチンにおいて、組み合わせによる相乗効果を脂肪蓄積抑制において認め、本発明の脂肪蓄積抑制剤及びそれを含有する飲食品を得た。
本発明の一形態によれば、脂肪蓄積抑制剤は、α−カロテン及びβ−クリプトキサンチンのうちの少なくとも1種と、β−カロテンとを含有することを要旨とする。
上記脂肪蓄積抑制剤は、α−カロテンを、α−カロテン:β−カロテンの割合がモル比で1:3から3:1の範囲で含有することができる。
或いは、上記脂肪蓄積抑制剤は、β−クリプトキサンチンを、β−カロテン:β−クリプトキサンチンの割合がモル比で1:4から1:2の範囲で含有することができる。
α−カロテン、β−カロテン及びβ−クリプトキサンチンの合計に対して、α−カロテンの割合が25〜50モル%、β−カロテンの割合が20〜40モル%、β−クリプトキサンチンの割合が20〜50モル%となるように配合し、脂肪蓄積抑制剤及びその作用を有する飲食品として提供することができる。
複数種のカロテノイド化合物を組み合わせて用いることにより、脂肪蓄積の抑制に相乗的に作用し、摂取量を抑えつつ脂肪蓄積の抑制に顕著な効果を得ることができる。従って、ダイエットや健康促進の分野で起こり易い過剰摂取による弊害を防止し、効率よくカロテノイドを作用させて体内の脂肪蓄積を抑制することができるので、過剰症の防止にも有利である。又、原料、資材の節約にも寄与し、経済的に有利である。
α−カロテンとβ−カロテンとの組み合わせにおける脂肪蓄積抑制効果を示すグラフ。 β−カロテンとβ−クリプトキサンチンの組み合わせにおける脂肪蓄積抑制効果を示すグラフ。 α−カロテン、β−カロテン及びβ−クリプトキサンチンの組み合わせにおける脂肪蓄積抑制効果を示すグラフ。
肝臓で生成される中性脂肪は、VLDL(超低密度リポ蛋白)として血中に放出される。血中のVLDLやカイロミクロン(食餌由来)を構成する中性脂肪にリポ蛋白リパーゼが作用すると、遊離脂肪酸が生成し、これは、脂肪組織の脂肪細胞に取り込まれると中性脂肪の合成・蓄積に利用される。脂肪細胞は、血中の脂肪酸及びグルコースを取り込んで中性脂肪に合成して蓄積する。哺乳類には、白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞の二種類の脂肪細胞があり、褐色細胞は、自らの細胞内で中性脂肪を脂肪酸に分解した後に酸化分解して熱発生のために消費するのに対し、白色脂肪細胞は、主として中性脂肪を貯蔵し、エネルギーの不足に応じて脂肪酸に分解して血中に放出する。
脂肪細胞は、前駆脂肪細胞である繊維芽細胞から分化した細胞であり、前駆脂肪細胞は脂肪を蓄積しないので、前駆脂肪細胞の分化抑制は、新たな脂肪細胞の発生による脂肪蓄積容量の増加を抑制し、肥満を防止するのに有効と考えられるが、脂肪組織における脂肪蓄積を左右する要素はこれだけではなく、既に存在する脂肪細胞の脂肪蓄積を左右する様々な要素(脂肪酸及びグルコースの取込能、脂肪合成活性及び分解活性並びにこれらを変化させる周辺因子、蛋白合成等の脂肪細胞肥大化を促進する要素等)もあり、複雑に関連する可能性もある。従って、脂肪細胞への分化が抑制されても最終的に脂肪蓄積は抑制されない場合もあり得る。又、条件によって、1つの成分が、脂肪蓄積の抑制に貢献したり、脂肪蓄積の亢進に貢献することもある。
ビタミンAは、生体内において様々な組織分化を促進する作用を有し、脂肪組織においてもレチナールとして脂肪代謝を調節し、前駆脂肪細胞から脂肪細胞への分化を抑制する。一方、α−カロテン、β−カロテン、β−クリプトキサンチン等のカロテノイドは、生体内においてビタミンAに変換されるので、脂肪細胞への分化に対してビタミンAと同様に影響を与えるが、脂肪細胞を用いた実験によってカロテノイド自体としての作用が認められ、ビタミンAとは異なるメカニズムでの作用が可能であると考えられる。β−カロテンについては、条件によって脂肪細胞への分化を抑制する場合と促進する場合とがあることが判明し、他のカロテノイドについても同様のことが推測される。
本願発明者らは、脂肪蓄積に対するカロテノイド類の抑制作用について調査したところ、α−カロテン、β−カロテン及びβ−クリプトキサンチンについて、単独で用いた時に何れも脂肪蓄積の抑制に有効であるが、組み合わせて用いた時に効果の増大が認められ、組み合わせによって相乗的に作用し得ることが判明した。この理由は、定かではないが、脂質のカロテノイド類に対する親和性・吸収性の高さや、脂肪細胞に接触・吸収されて作用する際に何らかの分子間相互作用が生じることが考えられる。従って、本発明では、α−カロテン、β−カロテン及びβ−クリプトキサンチンのうちの複数種の成分を組み合わせて利用する。
本発明の脂肪蓄積抑制剤は、有効成分として、α−カロテン及びβ−クリプトキサンチンの少なくとも1種とβ−カロテンとを含有する。これらの成分は、組み合わせることによって脂肪蓄積の抑制効果は相乗的に発揮される。単独で用いた場合には、3種のうちでβ−クリプトキサンチンが最も有効であり、これは、各成分のビタミンA活性とも相関しないことから、カロテノイドの作用メカニズムには、ビタミンAと異なる点があると考えられる。
α−カロテンとβ−カロテンとの組み合わせにおいては、α−カロテンのβ−カロテンに対する割合がモル比で1:4〜3:1となるようにα−カロテン及びβ−カロテンを使用することが適切であり、好ましくはモル比で1:3から3:1の範囲、より好ましくはモル比で1:3〜1:1の範囲に設定する。この範囲を外れると、α−カロテン単独又はβ−カロテン単独より効果が低下し、相乗効果が得られない。つまり、2種の合計に対するα−カロテンの割合が25〜75モル%、β−カロテンの割合が75〜25モル%となる範囲で適宜選択することによって、好適に脂肪蓄積を抑制でき、好ましくは、2種の合計に対するα−カロテンの割合が25〜50モル%、β−カロテンの割合が50〜75モル%の組み合わせで使用すると良い。
β−カロテンとβ−クリプトキサンチンとの組み合わせにおいては、β−カロテンのβ−クリプトキサンチンに対する割合がモル比で1:4から1:2の範囲、又は、2:1から4:1の範囲となるようにβ−クリプトキサンチン及びβ−カロテンを使用することが適切であり、上記範囲を外れると、β−クリプトキサンチン単独又はβ−カロテン単独より効果が低下し、相乗効果が得られない。特に、β−カロテン:β−クリプトキサンチンの割合が1:4から1:2の範囲が好ましい。つまり、2種の合計に対するβ−カロテンの割合が20〜33モル%程度、β−クリプトキサンチンの割合が66〜80モル%程度となるように組み合わせることにより好適に脂肪蓄積を抑制できる。
α−カロテン、β−カロテン及びβ−クリプトキサンチンを組み合わせる場合は、α−カロテン:β−カロテンの範囲はおよそ1:1から2:1の範囲であり、β−カロテン:β−クリプトキサンチンの範囲はおよそ1:2から2:1の範囲となるように配合すると好ましい。3種の合計に対するα−カロテンの割合が25〜50モル%程度、β−カロテンの割合が20〜40モル%程度、β−クリプトキサンチンの割合が20〜50モル%程度となる様に組み合わせると好適に脂肪蓄積を抑制できる。この割合は、α−カロテンのβ−カロテンに対する割合がモル比で1:3から1:1となるα−カロテン及びβ−カロテンの組み合わせaと、β−カロテンのβ−クリプトキサンチンに対する割合がモル比で1:4から1:2となるβ−クリプトキサンチン及びβ−カロテンの組み合わせbを、a:b=1:2〜3:1の割合で足し合わせたものに近似できる。このことから、α−カロテン及びβ−カロテンが相乗作用する段階は、β−カロテン及びβ−クリプトキサンチンが相乗作用する段階と同じではなく、脂肪蓄積に関与する複数の段階のうちの異なる段階であることが考えられ、例えば、脂肪細胞への移行段階、PPAR−γへの抑制作用、PI3キナーゼへの阻害作用、ホルモン感受性リパーゼの活性化等が挙げられる。
上述のように2種又は3種のカロテノイドを組み合わせることにより、相乗的に脂肪蓄積抑制効果が得られるので、目的の効果を得るための必要量が減少する。従って、原料、資材の効率的利用及び経済性の向上が可能であるだけでなく、過剰症の防止の点で有利であり、ダイエットや健康促進の分野において生じ易い過剰摂取の弊害の抑制に寄与することができる。
カロテノイド類は、緑黄色野菜、果実、海草、魚介類などに豊富に含まれ、本発明の脂肪蓄積抑制剤を構成するカロテノイド成分は、合成及び天然の何れのものも使用できる。また、上記のような食材・植物等から調製される圧搾汁液又は抽出/濃縮物を効率よく利用することができる。必要に応じて各成分の単離物又は濃縮物を添加することによって成分の割合を好適に調節できる。α−カロテンは、多くの植物中に含まれ、β−カロテンは、カボチャ、人参、アシタバ、小松菜、シソ、ほうれん草、マンゴー等の緑黄色野菜に特に多く含まれ、β−クリプトキサンチンは、温州みかん、カキ、ビワ、赤ピーマン、パパイア等に含まれるので、各素材の成分含有量に基づいて使用素材を適宜混合して利用することによっても適切な成分割合に調整できる。カロテノイドの抽出は、使用する抽出溶媒を有機溶剤とすることで可能であり、ヘキサン、アセトン、エタノール及びトルエンを用いた混合溶剤を使用すると抽出効率が良いので好ましい。カロテノイドの単離精製は、吸着クロマトグラフィー、分配クロマトグラフィー等のクロマトグラフィーを使用して実施できる。
本発明の脂肪蓄積抑制剤は、上述した割合で組み合わせたカロテノイドからなる有効成分を、一般に製剤上許容される1又は2種以上の担体、賦形剤、結合剤、防腐剤、安定剤、香味剤、溶剤等と混合して、錠剤、顆粒剤、カプセル剤、水薬、ドリンク剤等の内服剤型医薬用組成物として提供することができる。必要に応じて、脂肪代謝に関与する他の成分を配合することも可能である。このような製剤化は、一般的に医薬の製造に用いられる方法に従って実施することができる。
上記医薬用組成物の投与量は、疾患の種類、症状、患者の年齢、体重等によって適宜調整するとよく、概して、上記カロテノイド成分の投与総量が成人1日当たりで1〜100mg程度となるように、1回から数回に分けて経口投与することが好ましい。従って、抽出・濃縮物としては、上述の成分投与量に相当する量、概して、10〜1000mg(約20μモル〜2mモル)程度となる。
上記脂肪蓄積抑制剤は、各種飲食品に含まれる形態で投与すると実用的である。従って、飲食品として通常用いられる任意の飲食品素材又は飲食品加工原料に、上述に従って有効成分を配合して使用することができ、通常の調理又は加工製造プロセスを経て、健康食品、機能性食品、サプリメント等の様々な飲食品として提供することができる。例えば、飴、クッキー、チューインガム、ビスケット、等の固形物や、清涼飲料水、ジュースその他の加工飲料、シロップ等の液状物、ゼリー等の半固形物などが挙げられ、野菜及び/又は果実の圧搾汁から実質的に直接得られるジュース飲料は最も簡易な製品の一つである。飲食品への配合割合は、飲食品の摂取量を考慮して、前述の投与総量以内となるように適宜設定することができ、飲食品の風味等に配慮して適宜調整するとよい。好適に脂肪蓄積抑制効果を作用させるためには、カロテノイド成分の総量が飲食品全量に対して0.001〜1質量%程度、好ましくは0.01〜0.1質量%となる範囲で、上述の好適な割合となるように設定するとよい。
脂肪蓄積に関し、前駆脂肪細胞の分化を抑制することは、新たな脂肪細胞の発生による脂肪蓄積容量の増加を抑制するのに有効であるが、脂肪組織における脂肪蓄積を左右する要素はこれだけではなく、既に存在する脂肪細胞の脂肪蓄積を左右する様々な要素(脂肪酸及びグルコースの取込能、脂肪合成活性及び分解活性並びにこれらを変化させる周辺因子、脂肪細胞の肥大化を促進する要素等)があり、互いに複雑に関連し合うこともあり得る。ある物質が脂肪細胞への分化を抑制するか否かを判断するには、従来公知の検定方法を用いることができる。例えば、前駆脂肪細胞を培養し、コンフルエントに達した後に、インスリンを加えて分化を誘導する際に、インスリンと共に当該物質を添加した試料と、当該物質を添加しない対照試料とに分け、誘導後の細胞におけるGPDH(グリセロール−3−リン酸脱水素酵素)活性を測定することによって、脂肪細胞の酵素活性として分化の度合いを測定することができる。つまり、GPDH活性の相対的減少によって分化抑制が検知されるので、この方法によって、脂肪蓄積抑制が分化抑制によるものであるか否かを調べることができる。或いは、細胞に含まれる脂肪を直接検出することも可能であり、これは、細胞内の脂肪球を親油性の赤色色素で染色するオイルレッドO染色を利用して、染色色素を光学的に検出することによって脂肪量を定量することができる。
以下で調製する脂肪蓄積抑制用の試料を用いて、細胞培養試験において各試料が脂肪細胞の脂肪蓄積に与える変化を調べた。
(細胞培養試験)
前駆脂肪細胞として汎用されているマウス繊維芽細胞3T3−L1(DSバイオファーマ)を、10%ウシ胎児血清を含む3T3−L1脂肪前駆細胞分化培地(DSバイオファーマ)を用いて、37℃、5%COの条件下で4〜5日間培養した。
上述の培養によってコンフルエントに達した細胞を、インスリン、デキサメタゾン及びイソブチルメチルキサンチンからなる分化処理剤を含む3T3−L1脂肪細胞分化培地(DSバイオファーマ)で3日間培養することにより脂肪細胞への分化を誘導し、更に、3T3−L1脂肪細胞培養用培地(DSバイオファーマ)で7〜10日間培養して脂肪細胞に脂肪を蓄積させて対照実験(試料C:カロテノイドなし)とした。他方、これと並行して、以下で調製する脂肪蓄積抑制用の試料1A〜1K(実施例1)、試料2A〜2L(実施例2)、試料3A〜3S(実施例3)の1つを添加した3T3−L1脂肪細胞分化培地(DSバイオファーマ)で、コンフルエントに達した細胞を3日間培養し(分化誘導)、更に、3T3−L1脂肪細胞培養用培地(DSバイオファーマ)で7〜10日間培養(脂肪蓄積)することによって、各試料が脂肪細胞に与える影響を調べた。
(脂肪蓄積量の評価)
オイルレッドO原液と蒸留水とを6:4の割合(質量比)で混合し、室温で10〜15分静置した。
培養後の細胞から培地を取り除き、500μLのPBSで洗浄した後、固定液として中性緩衝ホルマリン液を加えて15分間細胞内の脂肪を固定した。固定後の細胞は、蒸留水500μLで洗浄した。先に用意したオイルレッドO液500μLを加えて室温で15分間静置して脂肪を染色した。この後、オイルレッドO液を除去し、蒸留水で3回洗浄して洗浄後の水が最終的に完全に透明になるようにした。洗浄後の細胞を乾燥し、抽出溶媒としてイソプロパノール500μLを加えて染色色素を溶出させ、抽出液を取り出して96穴プレートに移した後、分光光度計により540nmにおける各試料の透過光を検出し、対照実験(試料C)における抽出液を基準として吸光度を測定した。
吸光度の大小に従って各試料の測定結果を並べて、表1〜3及び図1〜図3のグラフに示す。
(実施例1)
α−カロテン及びβ−カロテンの組み合わせによる試料1A〜1Kは、以下のように調製した。
表1に示すように、α−カロテンとβ−カロテンとの混合割合を変化させて、α−カロテンとβ−カロテンとの合計濃度が10μMとなるようにDMSOに溶解し、各試料の溶液を調製した。又、α−カロテン又はβ−カロテンを単独で5μM濃度に溶解した溶液を調製した。
上記で調製した各試料について、溶液の1/100(10μL)を分取し、細胞培養試験において脂肪細胞への分化誘導を行う際に培地に加えた。
(表1)
α−カロテンとβ−カロテンとの組み合わせ
試料 α−カロテン/β−カロテン 吸光度
[μM] [μM]
C 0/0 1
1A 3.3/6.7(=1:2) 0.67
1B 5.0/5.0(=1:1) 0.70
1C 7.5/2.5(=3:1) 0.71
1D 2.5/7.5(=1:3) 0.73
1E 10.0/0 0.73
1F 6.7/3.3(=2:1) 0.74
1G 2.0/8.0(=1:4) 0.75
1H 0/10.0 0.80
1I 0/5.0 0.87
1J 8.0/2.0(=4:1) 0.89
1K 5.0/0 0.94
表1及び図1によれば、α−カロテン及びβ−カロテンの何れも脂肪蓄積の抑制に有効であり、α−カロテンの方がβ−カロテンより有効である(試料1E,1H)。但し、低濃度における結果では、β−カロテンの方がα−カロテンより有効となる(試料1I,1K)。
試料1E,1Hの吸光度の相加平均を基準として、混合試料における混合割合について検討すると、α−カロテン:β−カロテンの割合が1:4から3:1の範囲において相乗効果が認められ、1:3から3:1の範囲において、吸光度がα−カロテン単独の場合の値以下となり(試料1A〜1C)、この範囲での組み合わせ使用が脂肪蓄積抑制において有用であることが解る。特に、α−カロテン:β−カロテンの割合が1:3から1:1における相乗効果は顕著であり、1:2における吸光度が最も低い。
従って、α−カロテンとβ−カロテンとを組み合わせる場合には、α−カロテンとβ−カロテンとの割合がモル比で1:3から3:1、つまり、2種の合計に対するα−カロテンの割合が25〜75モル%、β−カロテンの割合が75〜25モル%となる範囲で適宜選択することにより好適に脂肪蓄積を抑制でき、好ましくは、2種の合計に対するα−カロテンの割合が25〜50モル%、β−カロテンの割合が50〜75モル%の組み合わせで使用すると良い。
(実施例2)
β−カロテン及びβ−クリプトキサンチンの組み合わせによる試料2A〜2Lは、以下のように調製した。
表2に示すように、β−クリプトキサンチンとβ−カロテンとの混合割合を変化させて、β−クリプトキサンチンとβ−カロテンとの合計濃度が10μMとなるようにDMSOに溶解し、各試料の溶液を調製した。又、β−クリプトキサンチン又はβ−カロテンを単独で5μM濃度に溶解した溶液を調製した。
上記で調製した各試料について、溶液の1/100(10μL)を分取し、細胞培養試験において脂肪細胞への分化誘導を行う際に培地に加えた。
(表2)
β−カロテンとβ−クリプトキサンチンとの組み合わせ
試料 β−カロテン/β−クリプトキサンチン 吸光度
[μM] [μM]
C 0/0 1
2A 2.0/4.0(=1:4) 0.66
2B 3.3/6.7(=1:2) 0.69
2C 2.5/7.5(=1:3) 0.70
2D 0/10.0 0.75
2E 6.7/3.3(=2:1) 0.75
2F 8.0/2.0(=4:1) 0.76
2G 10.0/0 0.78
2H 5.0/5.0(=1:1) 0.79
2I 1.0/9.0(=1:9) 0.84
2J 5.0/0 0.88
2K 0/5.0 0.91
2L 9.0/1.0(=9:1) 0.95
表2及び図2によれば、β−クリプトキサンチンも脂肪蓄積の抑制に有効であり、β−クリプトキサンチンの方がβ−カロテンより有効である(試料2D,2G)。但し、低濃度における結果では、β−カロテンの方がβ−クリプトキサンチンより有効になる(試料2J,2K)。
試料2J,2Kの吸光度の相加平均を基準として、混合試料における混合割合について検討すると、β−カロテン:β−クリプトキサンチンの割合が1:4から1:2の範囲、及び、2:1から4:1の範囲において相乗効果が認められ(試料2A〜2C、2E.2F)、吸光度がβ−クリプトキサンチン単独の場合の値より低くなる。特に、β−カロテン:β−クリプトキサンチンの割合が1:4から1:2の範囲における相乗効果は顕著であり、1:4における吸光度が最も低い。
従って、β−カロテンとβ−クリプトキサンチンとの組み合わせでは、β−カロテンとβ−クリプトキサンチンとの割合がモル比で1:4から1:2程度となる範囲、つまり、2種の合計に対するβ−カロテンの割合が20〜33モル%程度、β−クリプトキサンチンの割合が66〜80モル%程度となるように組み合わせることにより好適に脂肪蓄積を抑制できる。
(実施例3)
α−カロテン、β−カロテン及びβ−クリプトキサンチンの組み合わせによる試料3A〜3Sは、以下のように調製した。
表3に示すように、α−カロテン、β−カロテン及びβ−クリプトキサンチンの混合割合を変化させて、α−カロテン、β−カロテン及びβ−クリプトキサンチンの合計濃度が10μMとなるようにDMSOに溶解し、各試料の溶液を調製した。
上記で調製した各試料について、溶液の1/100(10μL)を分取し、細胞培養試験において脂肪細胞への分化誘導を行う際に培地に加えた。
(表3)
α−カロテン、β−カロテン及びβ−クリプトキサンチンの組み合わせ
試料 α−カロテン/β−カロテン/β−クリプトキサンチン 吸光度
[μM] [μM] [μM]
C 0/0/0 1
3A 5.0/2.5/2.5(=2:1:1) 0.46
3B 2.5/2.5/5.0(=1:1:2) 0.47
3C 4.0/4.0/2.0(=2:2:1) 0.50
3D 4.0/2.0/4.0(=2:1:2) 0.50
3E 0/0/10.0 0.51
3F 0/10.0/0 0.51
3G 4.8/3.2/1.6(=3:2:1) 0.53
3H 2.5/5.0/2.5(=1:2:1) 0.54
3I 4.8/1.6/3.2(=3:1:2) 0.57
3J 3.2/4.8/1.6(=2:3:1) 0.60
3K 2.0/4.0/4.0(=1:2:2) 0.61
3L 1.6/3.2/4.8(=1:2:3) 0.62
3M 2.0/2.0/6.0(=1:1:3) 0.65
3N 1.6/4.8/3.2(=1:3:2) 0.66
3O 10.0/0/0 0.67
3P 2.0/6.0/2.0(=1:3:1) 0.69
3Q 3.2/1.6/4.8(=2:1:3) 0.72
3R 3.3/3.3/3.3(=1:1:1) 0.73
3S 6.0/2.0/2.0(=3:1:1) 0.83
表3及び図3によれば、3種のカロテノイドのうちで、β−クリプトキサンチン単独(試料3E)における効果が最も高い点は、表2の結果と整合する。α−カロテン単独の試料3Oとβ−カロテン単独の試料3Fとで、有効性の相対関係が整合しない点は、誤差又は実験条件のばらつき等によると考えられる。
3種のカロテノイドの組み合わせにおいては、試料3A〜3Dの結果においてβ−クリプトキサンチン単独より吸光度が低く、顕著な相乗効果が認められる。これらの試料におけるα−カロテン:β−カロテンの範囲、β−カロテン:β−クリプトキサンチンの範囲を求めると、α−カロテン:β−カロテンの範囲は1:1から2:1の範囲、β−カロテン:β−クリプトキサンチンの範囲は1:2から2:1の範囲となり、3種の合計に対するα−カロテンの割合は25〜50モル%、β−カロテンの割合は20〜40モル%、β−クリプトキサンチンの割合は20〜50モル%となる。
上記の結果は、α−カロテン及びβ−カロテンの組み合わせaと、β−クリプトキサンチン及びβ−カロテンの組み合わせbを適切な割合で足し合わせる形態であるとの仮定に基づくと、組み合わせaと組み合わせbとの割合は、1:2から3:1程度と思われる。又、表3の結果は、カロテノイド成分間に濃度差があることが重要であることを示唆しており、3成分の濃度が同一でないことが好ましい。これは、脂肪細胞への吸収に関連するものと考えられる。つまり、より高濃度の成分が先行して脂肪細胞に吸収されることによって、他の成分の吸収の誘導や、脂肪蓄積抑制に関する他成分との協働作用の進行などが起こることが考えられる。
好適な割合でカロテノイドを組み合わせることにより、相乗的に効果を発揮する脂肪蓄積抑制剤が提供されるので、ダイエットや健康促進の分野において生じ易い過剰摂取の弊害の抑制に寄与することができ、過剰症の防止の点で有利な肥満抑制用医薬品・保健用飲食品、サプリメント等として提供することができる。

Claims (6)

  1. α−カロテン及びβ−クリプトキサンチンのうちの少なくとも1種と、β−カロテンとを含有することを特徴とする脂肪蓄積抑制剤。
  2. α−カロテンを含有し、α−カロテン:β−カロテンの割合がモル比で1:3から3:1の範囲である請求項1記載の脂肪蓄積抑制剤。
  3. β−クリプトキサンチンを含有し、β−カロテン:β−クリプトキサンチンの割合がモル比で1:4から1:2の範囲である請求項1記載の脂肪蓄積抑制剤。
  4. α−カロテン、β−カロテン及びβ−クリプトキサンチンの合計に対して、α−カロテンの割合が25〜50モル%、β−カロテンの割合が20〜40モル%、β−クリプトキサンチンの割合が20〜50モル%である請求項1又は2に記載の脂肪蓄積抑制剤。
  5. 野菜及び/又は果実の搾汁を含有する請求項1〜4の何れかに記載の脂肪蓄積抑制剤。
  6. 請求項1〜4の何れかに記載の脂肪蓄積抑制剤を含有する飲食品。
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