JP2010245077A - 光電変換装置、エックス線撮像装置、光電変換装置の製造方法 - Google Patents

光電変換装置、エックス線撮像装置、光電変換装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】接続信頼性を高めた光電変換装置を提供する。
【解決手段】本発明の光電変換装置は、複数の層20、244、291〜294からなる素子層と、素子層内に設けられた光電変換素子と、素子層内に設けられて光電変換素子から信号を読出す読出回路と、素子層の表層294に設けられて読出回路を外部に接続する外部接続端子211と、を備える。素子層は、読出回路の一部を構成する配線212の下地となる配線下地層20と、表層294と配線下地層20との間に配置された中間層291〜293と、を含む。中間層291〜293上に接続導電部282〜284が設けられている。配線212が接続導電部282〜284と導通接続されているとともに外部接続端子211が接続導電部282〜284と導通接続されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、光電変換装置、エックス線撮像装置、光電変換装置の製造方法に関する。
従来から、フォトダイオードに入射した光を検知してイメージを読取るイメージセンサー(光電変換装置)が提案されている。イメージセンサーにおける光の入射領域には、行列状に区画された複数の画素領域が設けられている。複数の画素領域には、それぞれフォトダイオードと薄膜トランジスター(以下、TFTと略記する)とが設けられている。フォトダイオードの一方の電極は、TFTのソース領域と導通接続されている。フォトダイオードの他方の電極は、複数の画素領域で共通の共通電極になっている。行方向に並ぶ複数のTFTのドレイン領域は、一括してデータ線と導通接続されている。列方向に並ぶ複数のTFTのゲート電極は、一括して走査線と導通接続されている。
このようなイメージセンサーにおいて、フォトダイオードに光が入射するとフォトダイオードに電荷が発生する。走査線駆動回路により走査線に電圧が印加されるとTFTがオンになり、フォトダイオードに発生した電荷(電気信号)がデータ線に読出される。読出された電気信号は、データ線駆動回路に出力される。複数の画素領域から電荷を順に読出すことにより、イメージを読取ることが可能になっている。
近年、イメージセンサーをエックス線撮像装置に適用する試みがなされている。エックス線撮像装置の1つとして、エックス線を受けて蛍光等を発するシンチレーターをイメージセンサーに組み合わせたものがある。このようなエックス線撮像装置は、例えば医療用機器への応用が考えられている。エックス線撮像装置は、エックス線フィルム等を用いた静止画撮像装置と比較して、透視画像をリアルタイムで得られるという長所がある。また、光電子増倍管とCCD素子を組み合わせた動画撮像装置等と比較して、高解像度な透視画像が得られるという長所もある。
ところで、前記のような光電変換装置において、走査線やデータ線は、入射領域の周辺部に設けられた外部接続端子と導通接続されている。外部接続端子上には、走査線駆動回路等の外部駆動回路を含んだICチップや、外部駆動回路に接続されるFPC(フレキシブル基板)が実装される。このような実装構造には、信頼性向上が求められている。実装構造の信頼性を向上させる技術として、特許文献1に開示されている技術が挙げられる。
特許文献1では、TFTを保護する保護膜と、フォトダイオードを保護する保護膜とをともに貫通するコンタクトホールを形成している。コンタクトホールは、底部から頂部に向うにつれて内径が大きくなるテーパー形状になっている。コンタクトホールの底部に走査線やデータ線等の配線を露出させ、コンタクトホールの壁面に配線と接触する導電膜を形成することにより、配線を表面に引き出している。
特開平10−206229号公報
特許文献1の技術によれば、コンタクトホールの形状がテーパー状であるので、導電膜の段切れ等が低減されるようにも思われる。しかしながら、実際には多層膜を貫通するコンタクトホールを所望の形状で形成することは難しく、コンタクトホールを良好なテーパー状に形成することは困難である。特に、特許文献1のように多層膜が互いに異なる材質の膜からなる場合には、コンタクトホールの形状を制御することが難しく、逆テーパー状のコンタクトホールが形成されることもある。特許文献1の技術では、コンタクトホールを良好な形状にすることが難しいので、導電膜の段切れ等を生じてしまい接続信頼性が低下するおそれがある。
本発明は、前記事情に鑑み成されたものであって、接続信頼性を高めた光電変換装置、エックス線撮像装置を提供することを目的の1つとする。また、接続信頼性を高めた光電変換装置を効率よく製造できる製造方法を提供することを目的の1つとする。
本発明の光電変換装置は、複数の層からなる素子層と、前記素子層内に設けられた光電変換素子と、前記素子層内に設けられて前記光電変換素子から信号を読出す読出回路と、前記素子層の表層に設けられて前記読出回路を外部に接続する外部接続端子と、を備え、前記素子層は、前記読出回路の一部を構成する配線の下地となる配線下地層と、前記表層と前記配線下地層との間に配置された中間層と、を含み、前記中間層上に接続導電部が設けられており、前記配線が前記接続導電部と導通接続されているとともに前記外部接続端子が前記接続導電部と導通接続されていることを特徴とする。
このようにすれば、外部接続端子と配線との段差を、外部接続端子と接続導電部との段差、及び接続導電部と配線との段差の少なくとも2つの段差に分けて、外部接続端子を配線と導通接続することができる。したがって、外部接続端子が配線と直接的に接続される構成と比較して、互いに導通接続される構成要素間の1つあたりの段差が小さくなり、段差における接続信頼性を高めることができる。よって、外部接続端子と配線とを良好に導通接続させることができ、高信頼性の光電変換装置にすることできる。
また、前記配線は、複数のビアを介して前記外部接続端子と導通接続されており、前記接続導電部は、少なくとも2つの前記ビアと導通接続されており、該2つのビアは、前記中間層の面方向において互いに異なる位置に設けられているとよい。
このようにすれば、外部接続端子が2以上のビアを介して配線と導通接続されるので、外部接続端子が配線と1つのビアを介して接続される構成と比較して、ビアが介在する1つあたりの段差が小さくなる。したがって、ビアに段切れを生じることが低減され、接続信頼性を高めることができる。また、ビアの接続信頼性が高くなるので、接続信頼性を確保しつつビアを面方向において小型にすることもできる。これにより、複数の外部接続端子を設ける場合に、複数の外部接続端子を狭ピッチにすることが可能になる。
また、前記中間層上に前記光電変換素子又は前記読出回路の一部を構成する導電膜パターンが設けられており、前記接続導電部が前記導電膜パターンと同一の形成材料からなることが好ましい。
このようにすれば、導電膜パターンと接続導電部とを同一の工程で形成可能であるので、光電変換装置の製造コストを下げることができる。
また、前記素子層は複数の前記中間層を含み、前記複数の中間層の2以上の層の各々に、前記光電変換素子又は前記読出回路の一部を構成する導電膜パターンが設けられており、前記2以上の層の各々に、該層に形成された前記導電膜パターンと同一の形成材料からなる前記接続導電部が設けられていることが好ましい。
このようにすれば、外部接続端子と配線との段差を、外部接続端子と接続導電部との段差と、接続導電部間の段差と、接続導電部と配線との段差とに分けて、外部接続端子を導電膜パターンと導通接続することができる。したがって、互いに接続される構成要素間の1つあたりの段差が格段に小さくなり、段差における接続信頼性を格段に高めることができる。また、導電膜パターンと接続導電部とを同一の工程で形成可能であるので、光電変換装置の製造コストを下げることができる。
前記外部接続端子が、前記読出回路を駆動する外部駆動回路に接続される構成にするとよい。
前記のように本発明によれば外部接続端子と配線との接続信頼性が高められるので、外部駆動回路と読出回路との接続信頼性が高くなる。したがって、外部駆動回路により読出回路を良好に駆動させることができ、光電変換装置を良好に動作させることができる。
本発明の光電変換装置の製造方法は、光電変換素子と該光電変換素子から信号を読出す読出回路とを含み複数の層からなる素子層を形成する素子形成工程と、前記素子層の表層に、前記読出回路を外部に接続する外部接続端子を形成する端子形成工程と、を有し、前記素子形成工程は、配線下地層上に前記読出回路の一部を構成する配線を形成する処理と、前記配線が形成された配線下地層上に中間層を形成した後に、前記中間層上に、前記配線に導通接続された接続導電部と、前記光電変換素子又は前記読出回路の一部を構成する導電膜パターンと、を一括して形成する処理と、前記接続導電部が形成された中間層上に表層を形成する処理と、を含み、前記端子形成工程では、前記接続導電部に導通接続させて前記外部接続端子を形成することを特徴とする。
このようにすれば、外部接続端子と配線との段差を、外部接続端子と接続導電部との段差、及び接続導電部と配線との段差の少なくとも2つの段差に分けて、外部接続端子を配線と導通接続することができる。これにより、外部接続端子と配線との間の接続信頼性が高くなり、高信頼性の光電変換装置を良好な歩留りで製造することができる。また、導電膜パターンと接続導電部とを一括して形成するので、接続導電部を形成することによる工数の増加を最小限度にすることができ、端的には工数を増やすことなく接続導電部を形成することもできる。このように、本発明によれば、高信頼性の光電変換装置を効率よく製造することができる。
本発明のエックス線撮像装置は、前記の本発明の光電変換装置と、入射したエックス線を該エックス線よりも長波長の光に変換して該光を前記光電変換装置に向けて射出する光変換部と、を備えていることを特徴とする。
本発明の光電変換装置は高信頼性になっているので、本発明のエックス線撮像装置も高信頼性になる。
エックス線撮像装置の概略構成を示す斜視図である。 光電変換装置の回路構成を示す模式図である。 画素領域の構成を示す平面図である。 図3のB−B’線に沿う断面図である。 第1端子部の構成を示す、(a)は平面図、(b)は断面図である。 第2端子部の構成を示す、(a)は平面図、(b)は断面図である。 変形例の端子部の構成を示す、(a)は平面図、(b)は断面図である。 (a)〜(e)は、光電変換装置の製造方法を概略して示す工程図である。 (a)〜(c)は、図8(e)から続く工程図である。 (a)、(b)は、図9(c)から続く工程図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。説明に用いる図面において、特徴的な部分を分かりやすく示すために、図面中の構造の寸法や縮尺を実際の構造に対して異ならせている場合がある。また、実施形態において同様の構成要素については、同じ符号を付して図示し、その詳細な説明を省略する場合がある。
図1は、本実施形態に係るエックス線撮像装置1の概略構成を示す斜視図である。図1に示すようにエックス線撮像装置1は、光電変換装置2とシンチレーター(光変換部)3を含んでいる。光電変換装置2は、本発明の光電変換装置を適用したものである。
光電変換装置2は、略矩形状の光検出領域A1を有している。光検出領域A1は、略矩形状の複数の画素領域A2に区画されている。複数の画素領域A2は、行列状に配置されている。複数の画素領域A2の各々に、後述する光電変換素子が配置されている。光検出領域A1の一辺に沿う周辺部(額縁)には、複数の第1外部接続端子211が設けられている。第1外部接続端子211は、走査線駆動回路(外部駆動回路)21と接続される。光検出領域A1の他辺に沿う周辺部には、複数の第2外部接続端子221が設けられている。第2外部接続端子221は、データ線駆動回路(外部駆動回路)22と接続される。エックス線撮像装置1は、概略すると以下のように動作する。
例えば、エックス線撮像装置1は医療用機器であり、撮像対象物9は人である。エックス線L1の射出源8から射出されたエックス線L1は、撮像対象物9に入射する。撮像対象物9に入射したエックス線L1の一部は、撮像対象物9で散乱・吸収される。これにより、撮像対象物9を透過したエックス線L2の強度分布は、撮像対象物9の内部組成や内部構造を反映した分布になる。撮像対象物9を透過したエックス線L2は、シンチレーター3に入射する。シンチレーター3は、ヨウ化セシウム(CsI)等からなる膜により構成されており、実際には光電変換装置2の光検出領域A1側に当接して配置されている。シンチレーター3は、入射したエックス線L2をエックス線L2よりも長波長の蛍光L3に変換して射出する。射出された蛍光L3の強度分布は、シンチレーター3に入射するエックス線L2の強度分布を反映した分布になる。
シンチレーター3から射出された蛍光L3は、光電変換装置2の複数の画素領域A2に空間的に分かれて入射する。画素領域A2に入射した光は、この画素領域A2に配置された光電変換素子に電荷を発生させる。この電荷は、読出回路により画素領域A2ごとに読出され、撮像対象物9の透視画像を示すデータになる。詳しくは後述するが、光電変換装置2が高信頼性のものになっているので、エックス線撮像装置1も高信頼性のものになっている。以下、光電変換装置2の構成を説明する。
図2は、光電変換装置2の読出回路の構成を示す模式図であり、図3は、画素領域A2の平面構成を拡大して示す平面図である。図3では、図を見やすくするために光電変換装置2のいくつかの構成要素の図示を省いている。
図2に示すように、読出回路は、互いに平行して延在する複数の走査線(配線)212を含んでいる、複数の走査線212は、走査線212ごとに第1外部接続端子211と導通接続されている。複数の走査線212は、第1外部接続端子211を介して走査線駆動回路21と電気的に接続される。
走査線212と略直交する方向に沿って、複数のデータ線(配線)222が延設されている。複数のデータ線222は、データ線222ごとに第2外部接続端子221と導通接続されている。複数のデータ線222は、第2外部接続端子221を介してデータ線駆動回路22と電気的に接続される。
走査線駆動回路21、データ線駆動回路22は、それぞれシフトレジスタ、レベルシフタ、ビデオライン及びアナログスイッチ等を含んでいる。走査線駆動回路21、データ線駆動回路22は、実際にはICチップ(図示略)内等に形成されている。ICチップは、第1外部接続端子211、第2外部接続端子221を外部接続端子として実装される。また、走査線駆動回路21、データ線駆動回路22等の外部駆動回路と接続されるFPCが外部接続端子に実装される場合もある。
走査線212と略平行な方向に沿って、複数のバイアス線(配線、導電膜パターン)23が延設されている。複数のバイアス線23は、図示略のグランドラインに一括して導通接続されている。
走査線212とデータ線222とにより区画される領域の各々が画素領域A2になっている。図3に示すように、複数の画素領域A2の各々に、フォトダイオード(光電変換素子)25が配置されている。画素領域A2において走査線212がデータ線222と交差する領域付近には、TFT24が配置されている。
TFT24のゲート電極241は、走査線212と一体に形成されている。走査線212において、画素領域A2に張り出して形成された部分がゲート電極241になっている。TFT24のドレイン領域242は、データ線222において画素領域A2に張り出して形成された部分と導通接続されている。TFT24のソース領域243は、導電部281と導通接続されている。フォトダイオード25の第1電極(導電膜パターン)251は、コンタクトホールH1内に埋め込まれており、コンタクトホールH1内で導電部281と導通接続されている。フォトダイオード25の第2電極252は、バイアス線23と導通接続されている。
本実施形態の第2電極252は、画素領域A2ごとに独立して設けられている。バイアス線23の延在方向に並ぶ複数のフォトダイオード25の第2電極252は、このバイアス線23に一括して導通接続されている。走査線212やデータ線222は、画素領域A2の間に設けられており、第2電極252は、走査線212やデータ線222と平面的に重なり合わないようになっている。これにより、第2電極252と走査線212との間の容量、第2電極252とデータ線222との間の容量が低減される。
フォトダイオード25に蛍光L3が入射すると、フォトダイオード25の光電変換層に電荷が生じる。走査線駆動回路21から走査線212に走査信号が供給されると、この走査線212に接続された複数のTFT24がオンになる。TFT24がオンになると、フォトダイオード25に生じた電荷がTFT24のチャネル領域を通ってデータ線222に流れ、この電流が電気信号としてデータ線駆動回路22に読出される。このように、1つの走査線212に接続された複数のTFT24から電気信号が並行して読出される。1つの走査線212に対応するTFT24から電気信号が読出された後に、複数のデータ線222は放電されて所定の電位に保持される。複数のデータ線222が所定の電位になった後に、次の走査線212に走査線駆動回路21から走査信号が供給される。同様にして複数のフォトダイオード25に発生した電荷の各々に対応した電気信号が順に読出される。前記のように、走査線212やデータ線222と第2電極252との間の容量が低減されているので、走査線212やデータ線222を通る電気信号に容量に起因するノイズを生じることが低減される。
図4は、図3におけるB−B’線に沿う断面図である。図4に示すように、光電変換装置2は、例えばガラス等からなる基板20を基体として形成されている。基板20は、走査線212に対して配線下地層になっている。基板20上には、TFT24が設けられている。TFT24は、ゲート電極241、ドレイン領域242、ソース領域243、ゲート絶縁膜244、半導体層245を含んでいる。
ゲート電極241は、適宜選択される配線材料、例えばアルミニウム、モリブデン、チタン、銀、タンタル、クロム、タングステン等のメタル材料の単体や合金からなる。本実施形態のゲート電極241は、アルミニウム・モリブデンからなる。ゲート絶縁膜244は、ゲート電極241を覆って、基板20上のほぼ全面に設けられている。ゲート絶縁膜244は、シリコン窒化物やシリコン酸化物等の絶縁材料からなる。ゲート絶縁膜244は、走査線212に対して中間層になっており、データ線222に対して配線下地層になっている。本実施形態のゲート絶縁膜244は、シリコン窒化物等からなり、厚みが200〜500nm程度のものである。
半導体層245は、例えばポリシリコンやアモルファスシリコン等からなる。ドレイン領域242、ソース領域243は、半導体層245上において、互いに離れた位置に設けられている。ドレイン領域242、ソース領域243は、例えば不純物が高濃度に注入されたアモルファスシリコンからなる。半導体層245においてドレイン領域242、ソース領域243間の領域が、チャネル領域として機能する。
ドレイン領域242に接触して、データ線222が設けられている。ソース領域243と接触して、ソース領域243上からゲート絶縁膜244上に連続して導電部281が設けられている。データ線222、導電部281は、例えばアルミニウム・モリブデン等の配線材料からなる。データ線222、導電部281、ゲート絶縁膜244等を覆って、TFT24を保護する第1パッシベーション膜291が設けられている。第1パッシベーション膜291は、基板20のほぼ全面にわたって設けられている。第1パッシベーション膜291は、走査線212、データ線222に対して中間層になっている。第1パッシベーション膜291は、例えばシリコン窒化物からなり、厚みが200nm〜500nm程度のものである。
第1パッシベーション膜291には、導電部281に通じるコンタクトホールH1が設けられている。コンタクトホールH1内と第1パッシベーション膜291上とに連続して、第1電極251が設けられている。第1電極251は、コンタクトホールH1内で導電部281と接触している。第1パッシベーション膜291上に引き出された第1電極251上に、p型の半導体層253、i型の半導体層254、n型の半導体層255が、第1電極251側からこの順に配置されている。半導体層253〜255により、光電変換層が構成されている。光電変換層上には、第2電極252が形成されている。第2電極252は、光の入射側になっており、例えばインジウム錫酸化物(ITO)等の透明導電材料からなっている。
第2電極252の中央部を除いたフォトダイオード25を覆って第2パッシベーション膜292が設けられている。ここでは、第2パッシベーション膜292が基板20上のほぼ全面に設けられている。第2パッシベーション膜292は、走査線212、データ線222に対して中間層になっている。第2パッシベーション膜292は、例えばシリコン窒化物からなり、厚みが200〜500nm程度のものである。
フォトダイオード25の中央部を除いた基板20上のほぼ全面を覆って、平坦化膜293が設けられている。平坦化膜293は、バイアス線23に対して配線下地層になっており、走査線212、データ線222に対して中間層になっている。平坦化膜293は、例えばポリイミド樹脂やアクリル樹脂等の樹脂材料からなり、厚みが1〜5μm程度のものである。
平坦化膜293の間に露出した第2電極252の中央部に接触して、バイアス線23が形成されている。バイアス線23は、画素領域A2の第2電極252上から平坦化層293上を経て別の画素領域A2上に延設されている。バイアス線23は、平坦化層293上にてデータ線222と立体的に交差している。バイアス線23は、第2電極252よりも導電性が高い導電材料、例えばアルミニウム・モリブデン等の配線材料からなる。
平坦化膜293と、平坦化膜293の間に露出したフォトダイオード25と、バイアス線23とを覆って、第3パッシベーション膜294が設けられている。第3パッシベーション膜294が基板20上のほぼ全面に設けられている。第3パッシベーション膜294は、素子層の表層になっている。第3パッシベーション膜294は、例えばシリコン窒化物からなり、厚みが200〜500nm程度のものである。
次に、第1外部接続端子211、第2外部接続端子221の構造について説明する。図5(a)は、第1外部接続端子211を含んだ第1端子部の平面図であり、図5(b)は、図5(a)のC−C’線矢視断面図である。図6(a)は、第2外部接続端子221を含んだ第2端子部の平面図であり、図6(b)は、図6(a)のD−D’線矢視断面図である。図5(a)、図6(a)では、図を見やすくするために、パッシベーション膜等の図示を省略している。
図5(a)、(b)に示すように、第1端子部は、走査線212の端部、接続導電部282〜284、第1外部接続端子211を含んでいる。接続導電部282は、データ線222と同一層上(ゲート絶縁膜244上)に設けられており、データ線222と同一の形成材料からなっている。接続導電部282は、その一部が走査線212の端部と平面的に重なる位置に設けられている。接続導電部282が走査線212と重なる部分に、ゲート絶縁膜244を貫通してコンタクトホールH2が設けられている。接続導電部282の一部は、コンタクトホールH2内に埋め込まれており、ビアを構成している。ゲート絶縁膜244上の接続導電部282は、このビアを介して走査線212と導通接続されている。
接続導電部283は、第1電極251と同一層上(第1パッシベーション膜291上)に設けられており、第1電極251と同一の形成材料からなっている。接続導電部283は、その一部が接続導電部282の一部と平面的に重なる位置に設けられている。接続導電部283が接続導電部282と重なる部分に、第1パッシベーション膜291を貫通してコンタクトホールH3が設けられている。接続導電部283の一部は、コンタクトホールH3内に埋め込まれており、ビアを構成している。第1パッシベーション膜291上の接続導電部283は、このビアを介して接続導電部282と導通接続されている。
接続導電部284は、バイアス線23と同一層上(平坦化膜293上)に設けられており、バイアス線23と同一の形成材料からなっている。接続導電部283上の第2パッシベーション膜292には、コンタクトホールH4が設けられている。コンタクトホールH4上の平坦化膜293は開口されている。接続導電部284は、コンタクトホールH4内と、平坦化膜293の開口内と、平坦化膜293上とにわたって連続的に形成されている。接続導電部284の一部は、コンタクトホールH4内に埋め込まれており、ビアを構成している。平坦化膜293上の接続導電部284は、このビアを介して接続導電部283と導通接続されている。
平坦化膜293上に形成された部分の接続導電部284上の第3パッシベーション膜294にはコンタクトホールH5が設けられている。なお、本実施形態のコンタクトホールH2〜H5は、いずれもウエットエッチングを用いて形成されている。コンタクトホールH2〜H5の内径は、基板20から表層に向かう方向おいて漸次拡大している。すなわち、コンタクトホールH2〜H5は、基板20側を小口径とするテーパー状になっている。
コンタクトホールH5内と、第3パッシベーション膜294上とにわたって、第1外部接続端子211が設けられている。本実施形態の第1外部接続端子211は、ITOからなっており、接続導電部284等を腐食や酸化から保護する保護膜としても機能する。第1外部接続端子211には、公知の実装技術、例えば異方性導電フィルムを用いたACF接続、バンプ電極を用いた接続等により、走査線駆動回路21を含んだICチップ(図示略)が実装される。
図6(a)、(b)に示すように、第2端子部は、データ線222の端部、接続導電部285、286、第2外部接続端子221を含んでいる。第2端子部は、ゲート絶縁膜244よりも上層の構造が第1端子部とほぼ同じになっている。すなわち、接続導電部285は、接続導電部283と同様に第1電極251と同一層上に同一の形成材料で形成されている。接続導電部285は、その一部がデータ線222の端部と平面的に重なる位置に設けられている。接続導電部285がデータ線222と重なる部分に、第1パッシベーション膜291を貫通してコンタクトホールH6が設けられている。接続導電部285の一部はコンタクトホールH6内に埋め込まれてビアを構成している。接続導電部285は、このビアを介してデータ線222の端部と導通接続されている。
接続導電部286は、接続導電部284と同様にバイアス線と同一層上に同一の形成材料で形成されている。接続導電部286の一部は、コンタクトホールH7内に埋め込まれてビアを構成している。接続導電部286は、このビアを介して接続導電部285と導通接続されている。平坦化膜293上に形成された部分の接続導電部286上の第3パッシベーション膜294にはコンタクトホールH8が設けられている。コンタクトホールH6〜H8は、コンタクトホールH2〜H5と同様に、基板20側を小口径とするテーパー状になっている。
コンタクトホールH8内と、第3パッシベーション膜294上とにわたって、第2外部接続端子221が設けられている。第2外部接続端子221は、第1外部接続端子211と同一の形成材料からなっている。第2外部接続端子221には、データ線駆動回路22を含んだICチップ(図示略)が実装される。
以上のような構成の光電変換装置2にあっては、走査線212が、接続導電部282〜284を介して第1外部接続端子211に導通接続されている。走査線212と接続導電部282との間、接続導電部282〜284の間、接続導電部284と第1外部接続端子211の間は、いずれもビアにより導通接続がなされている。このような本実施形態の構成を、例えば走査線が第1外部接続端子と1つビアにより導通接続される構成と比較すると、ビアが介在する1つあたりの段差(ビアの高さ)は、本実施形態の構成の方が格段に小さくなる。したがって、段差におけるビアの形成材料のカバレッジ性が良好になり、ビアに段切れを生じることが格段に低減される。よって、走査線212と第1外部接続端子211との間の接続信頼性が格段に高くなり、高信頼性の光電変換装置2になる。また、データ線222が、接続導電部285、286を介して第2外部接続端子221に導通接続されているので、走査線212と同様の理由により、走査線212と第1外部接続端子211との間の接続信頼性が格段に高くなり、高信頼性の光電変換装置2になる。
また、コンタクトホールH2〜H8がテーパー状になっているので、コンタクトホールH2〜H8においてビアの形成材料のカバレッジ性が良好になり、ビアに段切れを生じることがさらに低減される。また、本実施形態の構成ではビアの高さが小さくなるので、コンタクトホールH2〜H8の表層側における口径を小さくすることができ、第1外部接続端子211や第2外部接続端子221を狭ピッチにすることができる。これにより、走査線212やデータ線222を狭ピッチにすることが容易になり、光電変換装置2を高解像度にすることが容易になる。
また、第2電極252が画素領域A2ごとに独立しており画素領域A2の間に設けられていない。これにより、第2電極252とデータ線222が重なり合わないので、第2電極252とデータ線222との間の容量結合が低減される。複数の第2電極252は、バイアス線23に一括して導通接続されており、実質的に共通電極として機能するので、駆動系が複雑になることが回避される。バイアス線23は、データ線222と交差しているが、バイアス線23が第2電極252よりも導電率が高い形成材料からなっているので、第2電極がベタ状に形成されてデータ線と平面的に重なる構成よりも、容量結合が低減される。このように、データ線222の容量結合が格段に低減されるので、データ線222を介して読出されるデータにノイズ等を生じることが格段に低減される。したがって、フォトダイオード25に発生した電荷を正確に読出すことができ、高解像度の画像を得ることができる。
なお、本発明の技術範囲は前記実施形態に限定されるものではない。本発明の主旨を逸脱しない範囲内で多様な変形が可能である。例えば、フォトダイオード25に生じた電荷を保持する保持容量や、電流を増幅する増幅用TFT等を設けてもよい。バイアス線23は、データ線222と略平行に延設されたものでもよい。
また、前記実施形態では、基板20上に形成された絶縁膜(ゲート絶縁膜や第1〜第3パッシベーション膜)ごとに独立したコンタクトホールになっているが、2以上の絶縁膜を一括して貫通するコンタクトホールにしてもよい。以下、このような構成の変形例について説明する。
図7(a)は、第1外部接続端子211を含んだ変形例の第1端子部の平面図であり、図7(b)は、図7(a)のE−E’線矢視断面図である。図7(a)、(b)に示すように、変形例の第1端子部は、走査線212の端部、接続導電部284、287、第1外部接続端子211を含んでいる。変形例の第1端子部が前記実施形態と異なる点は、ゲート絶縁膜244上に当接して接続導電部282が設けられていない点である。変形例では、走査線212の端部上に、第1パッシベーション膜291とゲート絶縁膜244を貫通して、コンタクトホールH9が形成されている。コンタクトホールH9内と、第1パッシベーション膜291上とにわたって接続導電部287が設けられている。接続導電部287は、第2電極252と一括して形成されており、第2電極252と同一の形成材料からなっている。接続導電部287より上層の構造については、前記実施形態と同様である。
変形例のように、2以上の絶縁膜を貫通するコンタクトホールにした場合であっても、素子層を構成する絶縁膜のうちの1以上に接続導電部を設けて、この接続導電部を中継して配線と外部接続端子とを導通接続すれば、接続信頼性を高める効果が得られる。コンタクトホールの1つを設ける絶縁膜の総厚に応じて、絶縁膜ごとにコンタクトホールを設けるか、あるいは2以上の絶縁膜を貫通するコンタクトホールを設けるかを選択するとよい。例えば、複数の絶縁膜の総厚が、ビア形成材料のカバレッジ性を損なわない程度の厚みであれば、複数の絶縁膜に一括してコンタクトホールを形成してもよい。複数の絶縁膜に一括してコンタクトホールを形成する場合に、前記実施形態のように複数の絶縁膜が同一の形成材料で形成されていれば、複数の絶縁膜をエッチングする際のエッチング条件を調整することが容易になる。
次に、本発明に係る光電変換装置の製造方法を、光電変換装置2に基づいて説明する。
図8(a)〜(e)、図9(a)〜(c)、図10(a)、(b)は、光電変換装置2の製造方法を概略して示す工程図である。これら工程図には、TFT24及びフォトダイオード25の形成領域A3、第1端子部の形成領域A4、第2端子部の形成領域A5を並列して図示している。工程図において、形成領域A3は図4に示した断面に対応しており、形成領域A4は図5(b)に示した断面、形成領域A5は図6(b)に示した断面に対応している。これら工程図では、微細な構造の図示を省略している。
光電変換装置2を製造するには、まず、図8(a)に示すように基板20上に配線材料(例えば、アルミニウム・モリブデン)を成膜した後、この膜をパターニングすることにより、走査線212、ゲート電極241を一括して形成する。
次いで、図8(b)に示すように、走査線212上、ゲート電極241上にわたって、基板20のほぼ全面に絶縁材料(例えばシリコン窒化物)を成膜してゲート絶縁膜244を形成する。そして、ゲート電極241と平面的に重なる部分のゲート絶縁膜244上に、例えばアモルファスシリコンからなる半導体層245を形成する。そして、半導体層245上、あるいは半導体層245内にドレイン領域242、ソース領域243を形成する。これにより、TFT24が形成される。
次いで、図8(c)に示すように、走査線212の端部と重なる部分のゲート絶縁膜244にコンタクトホールH2を形成する。そして、コンタクトホールH2内と、ゲート絶縁膜244上とを含んで、基板20のほぼ全面に導電材料(例えば、アルミニウム・モリブデン)を成膜する。そして、この膜をパターニングすることにより、データ線222、導電部281、接続導電部282を一括して形成する。
次いで、図8(d)に示すように、導電部281、接続導電部282、データ線222を含んで基板20のほぼ全面に絶縁材料(例えば、シリコン窒化物)を成膜し、第1パッシベーション膜291を形成する。そして、第1パッシベーション膜291をパターニングすることにより、コンタクトホールH1、H3、H6を一括して形成する。
次いで、図8(e)に示すように、コンタクトホールH1、H3、H6内と第1パッシベーション膜291上とにわたって、基板20のほぼ全面に導電材料(例えば、アルミニウム・モリブデン)を成膜する。そして、この膜をパターニングすることにより、第1電極251、接続導電部283、285を一括して形成する。
次いで、図9(a)に示すように、第1電極251上に、p型の半導体層253、i型の半導体層254、n型の半導体層255を順に形成して、光電変換層を形成する。そして、光電変換層上に、ITO等の透明導電材料からなる第2電極252を形成する。これにより、フォトダイオード25が形成される。
次いで、図9(b)に示すように、基板20のほぼ全面に絶縁材料(例えば、シリコン窒化物)を成膜して第2パッシベーション膜292を形成する。そして、第2パッシベーション膜292をパターニングすることにより、第2電極252の中央部を露出させるとともに、コンタクトホールH4、H7を形成する。そして、基板20のほぼ全面に樹脂材料を成膜して平坦化膜293を形成する。そして、平坦化膜293において第2電極252の中央部上と、コンタクトホールH4、H7上とを開口する。
次いで、図9(c)に示すように、第2電極252の中央部上、コンタクトホールH4、H7、平坦化膜293上と開口内を含んで、基板20のほぼ全面に配線材料(例えば、アルミニウム・モリブデン)を成膜する。そして、この膜をパターニングすることにより、バイアス線23、接続導電部284、285を一括して形成する。
次いで、図10(a)に示すように、基板20のほぼ全面に絶縁材料(例えば、シリコン窒化物)を成膜して第3パッシベーション膜294を形成する。そして、第3パッシベーション膜294をパターニングすることにより、コンタクトホールH5、H8を一括して形成する。
次いで、図10(b)に示すように、コンタクトホールH5、H8内を含んで基板20のほぼ全面に導電材料(例えば、ITO)を成膜する。そして、この膜をパターニングすることにより、第1外部接続端子211、第2外部接続端子221を一括して形成する。以上のようにして、電変換装置2が得られる。さらに、光電変換装置2の光検出領域A1に対応させてシンチレーター3を設けることにより、エックス線撮像装置1が得られる。
本実施形態の製造方法にあっては、走査線(配線)212と第1外部接続端子(外部接続端子)211との間、及びデータ線(配線)222と第2外部接続端子(外部接続端子)221との間を、それぞれ複数段の階段状にして導通接続している。したがって、1つあたりの段差が小さくなり、段差に介在するビアに段切れを生じることが格段に低減される。よって、配線と外部接続端子との間の接続信頼性が高くなり、良好な歩留りで光電変換装置2を製造することができる。
また、データ線222と接続導電部282とを一括して形成し、また第1電極251と接続導電部283、285とを一括して形成しており、さらにバイアス線23と接続導電部284、286とを一括形成している。このように、データ線222やバイアス線23等の配線、第1電極251等の導電膜パターンを形成する工程とプロセスを共通させて接続導電部282〜286を形成しているので、接続導電部を形成するための独立した工程を簡略化あるいは省略することができ、光電変換装置を効率よく製造することができる。
1・・・エックス線撮像装置、2・・・光電変換装置、3・・・シンチレーター、23・・・バイアス線(配線)、25・・・フォトダイオード(光電変換素子)、211・・・第1外部接続端子(外部接続端子)、221・・・第2外部接続端子(外部接続端子)、212・・・走査線(配線)、222・・・データ線(配線)、241・・・ゲート電極、251・・・第1電極(導電膜パターン)、A1・・・光検出領域、A2・・・画素領域

Claims (7)

  1. 複数の層からなる素子層と、
    前記素子層内に設けられた光電変換素子と、
    前記素子層内に設けられて前記光電変換素子から信号を読出す読出回路と、
    前記素子層の表層に設けられて前記読出回路を外部に接続する外部接続端子と、を備え、
    前記素子層は、前記読出回路の一部を構成する配線の下地となる配線下地層と、前記表層と前記配線下地層との間に配置された中間層と、を含み、
    前記中間層上に接続導電部が設けられており、前記配線が前記接続導電部と導通接続されているとともに前記外部接続端子が前記接続導電部と導通接続されていることを特徴とする光電変換装置。
  2. 前記配線は、複数のビアを介して前記外部接続端子と導通接続されており、
    前記接続導電部は、少なくとも2つの前記ビアと導通接続されており、該2つのビアは、前記中間層の面方向において互いに異なる位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  3. 前記中間層上に前記光電変換素子又は前記読出回路の一部を構成する導電膜パターンが設けられており、
    前記接続導電部が前記導電膜パターンと同一の形成材料からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の光電変換装置。
  4. 前記素子層は複数の前記中間層を含み、
    前記複数の中間層の2以上の層の各々に、前記光電変換素子又は前記読出回路の一部を構成する導電膜パターンが設けられており、
    前記2以上の層の各々に、該層に形成された前記導電膜パターンと同一の形成材料からなる前記接続導電部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光電変換装置。
  5. 前記外部接続端子が、前記読出回路を駆動する外部駆動回路に接続されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光電変換装置。
  6. 光電変換素子と該光電変換素子から信号を読出す読出回路とを含み複数の層からなる素子層を形成する素子形成工程と、
    前記素子層の表層に、前記読出回路を外部に接続する外部接続端子を形成する端子形成工程と、を有し、
    前記素子形成工程は、
    配線下地層上に前記読出回路の一部を構成する配線を形成する処理と、
    前記配線が形成された配線下地層上に中間層を形成した後に、前記中間層上に、前記配線に導通接続された接続導電部と、前記光電変換素子又は前記読出回路の一部を構成する導電膜パターンと、を一括して形成する処理と、
    前記接続導電部が形成された中間層上に表層を形成する処理と、を含み、
    前記端子形成工程では、前記接続導電部に導通接続させて前記外部接続端子を形成することを特徴とする光電変換装置の製造方法。
  7. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の光電変換装置と、
    入射したエックス線を該エックス線よりも長波長の光に変換して該光を前記光電変換装置に向けて射出する光変換部と、を備えていることを特徴とするエックス線撮像装置。
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