JP2010164895A - 定着装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

定着装置及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010164895A
JP2010164895A JP2009008922A JP2009008922A JP2010164895A JP 2010164895 A JP2010164895 A JP 2010164895A JP 2009008922 A JP2009008922 A JP 2009008922A JP 2009008922 A JP2009008922 A JP 2009008922A JP 2010164895 A JP2010164895 A JP 2010164895A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
recording paper
pressure
envelope
contact force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009008922A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nakagawa
裕詞 中川
Nobuyuki Ueda
延幸 上田
Atsushi Ide
敦 井出
Takashi Yamanaka
孝師 山中
Hidetomo Nishiyama
英知 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2009008922A priority Critical patent/JP2010164895A/ja
Publication of JP2010164895A publication Critical patent/JP2010164895A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】記録用紙の種類により定着装置における設定を変更して、シワ又は折れ目が発生することを抑制するとともに印字の乱れを抑制する。
【解決手段】画像形成装置のCPUは、コピーがスタートされると(S100にてYES)、記録用紙の種類を検出するステップ(S102)と、記録用紙は封筒であるか否かを判定するステップ(S104)と、封筒である場合に厚手であるか否かを判定するステップ(S106)と、厚手の封筒、厚手でない封筒及び封筒でない記録用紙のいずれかの判定に基づいて、圧接解除モータ回転時間及び定着モータ速度補正を設定するステップ(S108、S110、S120、S122、S130、S132)を含むプログラムを実行する。
【選択図】図5

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置(プリンタ等)において、現像剤であるトナーを定着させる定着装置に関し、特に、記録用紙の種類により定着装置における設定を変更して、シワ又は折れ目が発生することを抑制でき、かつ、印字の乱れを抑制できる定着装置に関する。また、本発明は、このような定着装置を備えた画像形成装置にも関係がある。
レーザー光プリンタ、デジタル複写機、レーザーファクシミリなどの電子写真方式を用いた画像形成装置においては、記録用紙に転写された未定着画像(トナー像)を記録用紙上に定着させる定着装置として熱定着装置が広く利用されている。
この熱定着装置は、内部に熱源としてのハロゲンランプヒータ等を備えたヒートローラと、このヒートローラに圧接される加圧ローラ(この加圧ローラにも熱源を備えていても構わない。)とから構成され、ヒートローラと加圧ローラとの間に搬送されてきた記録用紙を搬送しながら加熱及び加圧することで、記録用紙上のトナーを溶融させてトナー像を記録用紙に定着させる。
このような熱定着装置を備える画像形成装置において、記録用紙として封筒を使用する場合がある。封筒は用紙が複数枚重なっており普通紙に比べて厚いため、封筒定着時にはシワ又は折れ目が発生することがある。
このようなことから、特開2007−212526号公報(特許文献1)は、定着部材に加圧部材を圧接させて形成されるニップ間に記録用紙を通過させて熱と圧力とにより封筒にトナー像を定着する定着装置であって、定着部材に対する加圧部材の加圧力を変更可能に構成し、封筒通紙時の加圧力を普通紙通紙時の45〜60%とするとともに、封筒通紙時の定着温度を普通紙通紙時よりも上昇させる定着装置を開示する。
この定着装置によると、封筒通紙時の加圧力を下げることで封筒にシワが発生することを防止するとともに、定着温度を上昇させることで加圧力の減少による定着不良を防ぎ、定着性を確保することができる。
さらに、特開2002−023546号公報(特許文献2)は、両面印字モード時に定着圧力を変更する画像形成装置を開示する。この画像形成装置は、静電潜像担持体表面に形成された現像剤像を、転写部にて記録用紙へと転写し、記録用紙上に転写された現像剤像を、定着部にて熱と圧力とで記録用紙上に定着させる。この画像形成装置は、静電潜像担持体の周速度であるプロセス速度が異なる複数のプロセスモードを有し、選択されるプロセスモードに応じてプロセス速度の切り換えが可能に構成される。この画像形成装置は、定着部の圧力である定着圧力を切り換える定着圧力可変手段と、定着圧力可変手段を駆動して、定着圧力を選択されたプロセスモードのプロセス速度に応じたものに制御する制御手段とを備え、定着部の温度が、プロセス速度に係わらず予め定める一定値に制御される。特に、この画像形成装置は、記録用紙の表裏両面に画像を形成する両面印字モードを有し、制御手段は、両面印字モードが選択されると、記録用紙の片面のみに画像を形成する場合よりも定着圧力が小さくなるように定着圧力を制御する。
この画像形成装置によると、両面印字モードの場合、表面印字時の定着部通過にて記録用紙の含水率が低下するため、裏面印字時に含水率低下に起因した転写不良を伴い易く、表裏の転写性能が一定とならないといった問題があるが、両面印字モードが選択されると、片面印字時よりも定着圧力が小さくなるように定着部の圧力が制御される。このため、表面印字の際の記録用紙の含水率低下を抑制でき、表面印字時と裏面印字時とで、転写電圧を切り換えたり定着温度を切り換えたりすることなく、一定の転写電圧、一定の定着温度にて、両面印字モードにおける表裏の転写性能を一致させることができる。
特開2007−212526号公報 特開2002−023546号公報
しかしながら、特許文献1に開示された定着装置では、封筒を通紙する場合には普通紙を通紙する場合よりも、定着加圧力を下げて、定着温度を上昇させることにより、シワ又は折れ目を防止しつつ定着性を確保するものに過ぎない。定着圧接力を弱めることにより生じる搬送力の低下に起因する封筒の後端での印字の乱れを防止することはできない。特に、画像形成装置に設けられた定着装置への記録用紙の搬送方向が鉛直上向きである場合には、重力に反して封筒が搬送されるために、搬送力が低下すると封筒の後端へ向かうほど搬送量のずれが増加して印刷品質が低下する。
特許文献2に開示された画像形成装置では、封筒についての言及も示唆もないことに加えて、両面印字モードにおいては片面印字モードの場合よりも定着圧力を小さくして、記録用紙の含水率の影響による表面と裏面での転写効率の悪化による画質の不一致を防止するものに過ぎない。このため、上述したように、定着圧接力を弱めることにより生じる搬送力の低下に起因する封筒の後端での印字の乱れを防止することはできない。
さらに、この特許文献2に開示された画像形成装置においては、プロセス速度(静電潜像担持体の周速度であって定着部の通過速度にも関係する。)の遅いプロセスモードの定着圧力が、プロセス速度の速いプロセスモードの定着圧力より小さくなるように制御される。すなわち、定着部での通過速度が遅いほど定着圧力を小さくしている。これを封筒を通紙する場合に適用できるとしても、特許文献1に開示されたように定着加圧力を低下させることによりシワ又は折れ目を防止できる可能性はあるが、定着部での通過速度が遅くなるので、封筒後端での搬送量のずれがさらに大きくなる。
したがって、本発明の目的は、記録用紙の種類により定着装置における設定を変更して、シワ又は折れ目が発生することを抑制でき、かつ、印字の乱れを抑制できる定着装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することである。
この発明のある局面に係る定着装置は、一対の定着ローラを備え、記録用紙上のトナー像を定着する定着装置であって、一対の定着ローラによる記録用紙を挟み込む圧接力を調整するための圧接力調整手段と、一対の定着ローラによる記録用紙の搬送速度を調整するための速度調整手段と、記録用紙の種類を判定するための判定手段と、判定された記録用紙の種類に基づいて圧接力及び搬送速度を調整するように、圧接力調整手段及び速度調整手段を制御するための制御手段とを含む。
この制御手段は、判定された記録用紙の種類が、高い圧接力によりシワ及び折れ目のいずれかが発生する種類の記録用紙である場合には、圧接力を低下させるように、かつ、搬送速度を上昇させるように、制御するための手段を含むように構成できる。さらに、この制御手段は、圧接力を低下させる度合いが大きいほど、搬送速度を大きく上昇させるように、制御するための手段を含むように構成できる。なお、記録用紙は、封筒及び厚紙のいずれかである。
また、この圧接力調整手段は、回転部材が回転することにより一対の定着ローラのニップ量が変化して圧接力を調整するための手段を含むように構成できる。この場合、制御手段は、回転部材の回転時間を制御するための手段を含むように構成できる。
この発明の別の局面に係る画像形成装置は、上述したいずれかの定着装置を備えた画像形成装置である。
本発明に係る定着装置及びそれを備えた画像形成装置によると、記録用紙が封筒等のように厚みのある場合には、定着ローラの圧接力が高いままであるとシワ又は折れ目が発生するので圧接力を低下させる。圧接力の低下による搬送力の低下が発生したとしても、圧接力の低下に応じて定着装置における搬送速度(定着速度)を上昇させるようにすると、封筒の後端へ向かっても搬送量のずれが増加することを抑制して印刷品質が低下することを抑制できる。このように、記録用紙の種類により定着ユニットにおける設定(圧接力及び定着速度)を変更して、シワ又は折れ目が発生することを抑制できかつ印字の乱れを抑制できる。
本発明の第1の実施の形態に係る定着ユニットを備えた画像形成装置の内部構造を示す断面図である。 図1における定着ユニットにおける圧接力調整機構の概要を示す側面図である。 図1に示す画像形成装置のハードウェア構成を示す機能ブロック図である。 図1におけるROMで記憶される速度変更テーブルを示す図である。 図1におけるCPUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置におけるCPUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面に基づき詳細に説明する。なお、以下の説明及び図面では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの機能及び名称も同一である。また、同一の処理には同一のステップ番号を付してある。それらの処理も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。また、以下においては、本発明の実施の形態に係る画像形成装置をタンデム形式のフルカラータイプとして説明するが、他の形式(例えば4サイクル)のフルカラータイプでもよく、モノクロタイプであっても構わない。
<第1の実施の形態>
[画像形成装置の全体構成]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る定着ユニット(定着装置)7を備えた画像形成装置100の内部構造を示す断面図である。
この画像形成装置100は、外部から伝達された画像データに応じて、所定の記録用紙(シート)に対して多色の画像又は単色の画像を形成するもので、大略的には、画像形成装置100の本体部110と、自動原稿処理装置120とにより構成されている。本体部110は、光走査装置1、現像器2、感光体ドラム3、クリーナユニット4、帯電器5、中間転写ベルトユニット6、定着ユニット7、給紙カセット81、排紙トレイ91等を有して構成されている。
本体部110の上部には、原稿が載置される透明ガラスからなる原稿載置台92が設けられ、原稿載置台92の上側には自動原稿処理装置120が取り付けられている。自動原稿処理装置120は、原稿載置台92の上に自動で原稿を搬送する。また、自動原稿処理装置120は矢印M方向に回動自在に構成され、原稿載置台92の上を開放することにより原稿を手置きで置くことができるようになっている。
この画像形成装置100において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に対応するデータである。従って、現像器2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナユニット4は、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4つの画像ステーションが構成されている。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるために機能する。光走査装置1には、レーザー出射部及び反射ミラー等を備えたユニットとして構成される。光走査装置1は、レーザー光を走査するポリゴンミラーと、ポリゴンミラーによって反射されたレーザー光を感光体ドラム3に導くためのレンズ及びミラー等の光学要素が配置されている。
光走査装置1は、帯電された感光体ドラム3を、入力された画像データに応じて露光することにより、その表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する機能を有する。現像器2は、それぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像を、4色(Y、M、C、K)のトナーにより顕像化するものである。また、クリーナユニット4は、現像及び画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを、除去及び回収する。
感光体ドラム3の上方に配置されている中間転写ベルトユニット6は、中間転写ベルト61、中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、中間転写ローラ64、及び中間転写ベルトクリーニングユニット65を備えている。中間転写ローラ64は、Y、M、C、Kの各色に対応して4本設けられている。中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、及び中間転写ローラ64は、中間転写ベルト61を張架して回転駆動させる。中間転写ローラ64は、感光体ドラム3のトナー像を、中間転写ベルト61上に転写するための転写バイアスを与える。
中間転写ベルト61は、4つの感光体ドラム3に接触するように設けられている、そして、感光体ドラム3に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト61に順次的に重ねて転写することによって、中間転写ベルト61上にカラーのトナー像(多色トナー像)を形成する機能を有している。中間転写ベルト61は、例えば厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。
感光体ドラム3から中間転写ベルト61へのトナー像の転写は、中間転写ベルト61の裏側に接触している中間転写ローラ64によって行なわれる。中間転写ローラ64には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。中間転写ローラ64は、直径8mm〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面が導電性の弾性材(例えばエチレン−プロピレン−ジエンゴム、発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、中間転写ベルト61に対して均一に高電圧を印加することができる。本実施の形態では転写電極としてローラ形状の電極を使用しているが、それ以外にブラシ形状の電極等を用いることが可能である。
上述のように、各感光体ドラム3上で各色に応じて顕像化された静電潜像は中間転写ベルト61で積層される。このように、積層された画像情報は中間転写ベルト61の回転によって、記録用紙と中間転写ベルト61との接触位置に配置される転写ローラ10によって記録用紙上に転写される。
このとき、中間転写ベルト61と転写ローラ10は所定ニップで圧接されると共に、転写ローラ10にはトナーを記録用紙に転写させるための電圧が印加される(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)。さらに、上記ニップを定常的に得るために、転写ローラ10又は中間転写ベルト駆動ローラ62の何れか一方を硬質材料(金属等)とし、他方を弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラ、又は発泡性樹脂ローラ等々)としたものが用いられる。
また、上記のように、感光体ドラム3に接触することにより中間転写ベルト61に付着したトナー又は転写ローラ10によって記録用紙上に転写が行なわれず中間転写ベルト61上に残存したトナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となるために、中間転写ベルトクリーニングユニット65によって除去及び回収されるように設定されている。中間転写ベルトクリーニングユニット65には、中間転写ベルト61に接触する、例えば、クリーニング部材としてクリーニングブレードが備えられており、クリーニングブレードが接触する中間転写ベルト61は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ63で支持されている。
給紙カセット81は、画像形成に使用するシート(記録用紙)を蓄積しておくためのトレイであり、本体部110の光走査装置1の下側に設けられている。手差し給紙カセット82にも画像形成に使用するシートを載置することができる。本体部110の上方に設けられている排紙トレイ91は、印刷済みのシートをフェイスダウンで集積するためのトレイである。
本体部110には、給紙カセット81及び手差し給紙カセット82のシートを転写ローラ10及び定着ユニット7を経由させて排紙トレイ91に送出するための、略垂直形状の用紙搬送路Sが設けられている。給紙カセット81又は手差し給紙カセット82から排紙トレイ91までの用紙搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ11a、ピックアップローラ11b、複数の搬送ローラ12a〜搬送ローラ12d、レジストローラ13、転写ローラ10、定着ユニット7等が配されている。
搬送ローラ12a〜搬送ローラ12dは、シートの搬送を促進及び補助するための小型のローラであり、用紙搬送路Sに沿って複数設けられている。また、ピックアップローラ11aは、給紙カセット81の端部近傍に備えられ、給紙カセット81からシートを1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。また、同様にして、ピックアップローラ11bは、手差し給紙カセット82の端部近傍に備えられ、手差し給紙カセット82からシートを1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。
レジストローラ13は、用紙搬送路Sを搬送されているシートを一旦保持するものである。そして、感光体ドラム3上のトナー像の先端とシートの先端を合わせるタイミングでシートを転写ローラ10に搬送する機能を有している。
定着ユニット7は、ヒートローラ71及び加圧ローラ72を備えており、ヒートローラ71及び加圧ローラ72は、シートを挟んで回転するようになっている。また、ヒートローラ71は、図示しない温度検出器からの信号に基づいて制御部によって所定の定着温度となるように設定されており、加圧ローラ72とともにトナーをシートに熱圧着することにより、シートに転写された多色トナー像を溶融、混合及び圧接し、シートに対して熱定着させる機能を有している。また、ヒートローラ71を外部から加熱するための外部加熱ベルト73が設けられている。なお、ローラの加熱方法は内部加熱方法(ハロゲンランプヒータをローラ内部に装着)であっても構わないし、加圧ローラ72も内部又は外部から加熱されても構わない。
この定着ユニット7におけるヒートローラ71と加圧ローラ72とによりシートを圧接する圧接力は調節することが可能であって、定着速度(ヒートローラ71と加圧ローラ72とでニップされたシートの搬送速度)も調整することが可能である。これらの具体的な構造及びその調整方法については後述する。
次に、シート搬送経路を詳細に説明する。上述のように、画像形成装置100には予めシートを収納する給紙カセット81及び手差し給紙カセット82が設けられている。これらの給紙カセット81又は手差し給紙カセット82からシートを給紙するために、ピックアップローラ11a又はピックアップローラ11bが配置され、シートを1枚ずつ用紙搬送路Sに導くようになっている。
給紙カセット81又は手差し給紙カセット82から搬送されるシートは、用紙搬送路Sの搬送ローラ12aによってレジストローラ13まで搬送され、シートの先端と中間転写ベルト61上の画像情報の先端を整合するタイミングで転写ローラ10に搬送され、シート上に画像情報が書き込まれる。その後、シートは定着ユニット7を通過することによってシート上の未定着トナーが熱で溶融及び固着されて、その後に配置された搬送ローラ12bを経て排紙トレイ91上に排出される。このように、定着ユニット7へのシートの搬送方向が鉛直上向きである。このように重力に反してシートが搬送されるために、厚いシート(封筒又は単位面積当たりの重量が大きい厚紙等)においては、搬送力が低下するとシートの後端へ向かうほど搬送量のずれが増加して印刷品質が低下する傾向を持つ。
本実施の形態に係る画像形成装置100においては、封筒等が通紙される場合には、ヒートローラ71と加圧ローラ72とによりシートを圧接する圧接力を低下させるとともに、定着速度(ヒートローラ71と加圧ローラ72とでニップされたシートの搬送速度)を上昇させる制御が行なわれる。これらの具体的な制御方法については後述する。
上記の搬送経路は、シートに対する片面印字要求のときのものであるが、これに対して両面印字要求の時は、上記のように片面印字が終了し定着ユニット7を通過したシートの後端が最終の搬送ローラ12bで把持されたときに、搬送ローラ12bが逆回転することによってシートを搬送ローラ12c、12dに導く。その後、レジストローラ13を経てシート裏面に印字が行われた後にシートが排紙トレイ91に排出される。
[定着ユニットの圧接力調整機構]
上述したように、定着ユニット7におけるヒートローラ71と加圧ローラ72とによりシートを圧接する圧接力は調節することが可能である。このため、定着ユニット7は、圧接力調整機構を備える。
図2は、この圧接力調整機構の概要を示す側面図である。図2(A)が圧接力調整機構によりシートが加圧されている状態を示し、図2(B)が圧接力を解除している途中の状態を示し、図2(C)が圧接力を最も解除した状態を示している。なお、定着ユニット7におけるシートの圧接力を調整する機構については、この図2に示す機構に限定されるものではない。
図2に示すように、この圧接力調整機構は、加圧ローラ72をヒートローラ71の方向へ押圧する加圧レバー74と、加圧レバー74に弾性力を与えるための加圧スプリング75と、加圧スプリング75の弾性力に抗して加圧レバー74を移動させる圧接解除レバー76と、圧接解除レバー76のギア76Aに噛合するギア77Aを備えた円形の回転ギア77と、回転ギア77を正転(図2(A)における矢示R(1)方向)及び逆転(図2(A)における矢示R(2)方向)させる圧接解除モータ79と、圧接解除レバー76の基準点76Bを検出する圧接解除レバーセンサ78とを含む。
加圧レバー74は、例えば加圧ローラ72の少なくとも一方の端部に設けられ、加圧ローラ72を回転可能に支持するとともに、加圧スプリング75によりヒートローラ71の方向に押圧されている。加圧スプリング75は、例えば圧縮コイルばねである。加圧レバー74は、加圧ローラ72をヒートローラ71の方向へ押圧する。圧接解除レバー76が回動して加圧レバー74と圧接解除レバー76との当接状態が変更されることにより、加圧レバー74の略水平方向(図中における略水平方向)の位置が変更されて、定着ユニット7におけるシートの圧接力が調整される。加圧レバー74は、圧接解除レバー76と当接する当接面74Aが形成されている。
圧接解除レバー76は、回転軸76Cを中心に回動する。圧接解除レバー76は、加圧レバー74の当接面74Aに当接する当接部76Dを備える。当接部76Dが当接面74Aを押圧して加圧レバー74の略水平方向の位置が変更される。これらの点から、圧接解除レバー76は、回転カムともいえる。図2(A)に示すように、当接部76Dと当接面74Aとが当接していない状態が、圧接力が解除されていない加圧状態である。図2(B)に示すように、圧接解除レバー76が矢示X(1)方向に回動すると当接部76Dが当接面74Aに当接する。当接部76Dが当接面74Aを押圧すると、加圧スプリング75の弾性力に抗して加圧レバー74が矢示Y(1)方向に移動して、圧接力が解除されていく。圧接力が解除されると、ヒートローラ71と加圧ローラ72とによるローラニップ量が減少する。なお、この図2(B)に示す状態が、圧接解除レバーセンサ78が圧接解除レバー76の基準点76Bを検出した時点の状態である。この状態から、さらに圧接解除レバー76が矢示X(1)方向に回動すると加圧レバー74が矢示Y(1)方向にさらに移動して、圧接力がさらに解除されて、図2(C)に示すように圧接力が最も解除された状態になる。
圧接解除レバーセンサ78は、例えば投光部と受光部とを備え、投光部から光を投光して、圧接解除レバー76の基準点76Bで反射された光を受光部で捉え、基準点76Bを検出する。なお、センサの種類はこれに限定されるものではない。
圧接解除レバー76は、回転軸76Cを中心に回動するが、その回動のための駆動力は、回転ギア77から伝達される。回転ギア77は回転軸77Cを中心に回転する円形ギアである。円形の回転ギア77の周囲に設けられたギア77Aは、圧接解除レバー76のギア76Aに噛合している。回転ギア77が矢示R(1)方向に回転すると、圧接解除レバー76が矢示X(1)方向(圧接解除方向)に回動する。なお、回転ギア77が矢示R(2)方向に回転すると、圧接解除レバー76が矢示X(2)方向(圧接方向)に回動する。
このように、この圧接力調整機構においては、回転ギア77が矢示R(1)方向に回転すると、圧接解除レバー76が矢示X(1)方向に回動して、加圧レバー74が矢示Y(1)方向に移動して、ヒートローラ71と加圧ローラ72とによる圧接力が解除されていく。この回転ギア77は、圧接解除モータ79により回転され、圧接解除モータ79は後述する圧接解除モータ制御回路79Cにより制御される。
この圧接力調整機構における基準の圧接力は、加圧レバー74が基準位置(基準加圧位置)にあるときに発生する。加圧レバー74の基準位置は、図2(A)に示す位置であっても、図2(B)に示す圧接解除レバーセンサ78が圧接解除レバー76の基準点76Bを検出した位置であっても構わない。この基準の圧接力に対応して、基準の定着速度が設定されている。
なお、加圧レバー74が矢示Y(1)方向に移動する量及び矢示Y(2)方向に移動する量は、わずかな量でしかない。この移動量により変動する圧接力を、この圧接力調整機構は回転ギア77の回転量で制御している。
[画像形成装置の制御ブロック構成]
図3は、画像形成装置100のハードウェア構成を示す機能ブロック図である。図3を参照して、画像形成装置100は、LAN(Local Area Network)を介してパーソナルコンピュータ等とデータの送受信を行なうための通信部312と、画像形成処理に関する各機能の設定が可能な操作装置166と、プログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)306と、通電が遮断された場合であってもプログラム及びデータ等を記憶可能な不揮発性記憶領域であるHDD(Hard Disk Drive)302と、プログラムを実行する際の記憶領域を提供するためのRAM(Random Access Memory)308とを含む。
画像形成装置100はさらに、原稿読取部152、画像形成部154、操作装置166、通信部312、ROM306、HDD302、及びRAM308に接続されるバス310と、バス310に接続された、画像形成装置としての一般的機能を実現するためのCPU(Central Processing Unit)300とを含む。
ROM306には、画像形成装置100の動作を制御するのに必要なプログラム及びデータ等が記憶されている。CPU300は、ROM306に格納されているプログラム及びデータに従って画像形成装置100の制御を行なうと共に画像形成装置100の各機能に関する制御を実行する。
RAM308は、CPU300による演算及び処理の結果を一時的に記憶するワーキングメモリとしての機能と、画像データを記憶するフレームメモリとしての機能とを提供する。
操作装置166は、テンキー、及びその他の種々の操作ボタンであるハードキーが備えられている板状の操作パネル170と、小型のタッチパネル一体型液晶表示装置から構成されている表示パネル172とを含む。操作パネル170と表示パネル172とは一つの筐体に保持され、操作装置166は全体として一体となるように構成されている。
この操作装置166においては、表示パネル172の表示によって、この画像形成装置100の状態及びジョブの処理状況等の確認が行なわれる。表示パネル172の液晶表示装置の表示領域上には選択ボタンが表示され、この選択ボタンの表示されている領域を指で押すと、タッチパネルがその押された位置を検出する。プログラム上で選択ボタンの表示位置とタッチパネルが押された位置とを照合することにより、画像形成装置100の機能設定及び動作指示等が行なわれる。
原稿読取部152、画像形成部154、操作装置166の板状の操作パネル170及び表示パネル172、並びに通信部312、ROM306、HDD302、及びRAM308に対する制御は、CPU300が所定のプログラムを実行することにより行なわれる。本実施の形態に係る画像形成装置100は、CPU300が所定のプログラムを実行することにより、通紙されるシートの種類に応じて、定着ユニット7におけるヒートローラ71と加圧ローラ72とによりシートを圧接する圧接力及び定着速度を制御する点が特徴である。以下、この制御を実行するための、画像形成部154に含まれる制御ハードウェアについて説明する。なお、図3に示す制御ブロック図においては、画像形成部154として圧接力制御及び定着速度制御に関係する構成のみを記載している。
画像形成部154は、圧接解除レバー76の基準点76Bを検出する圧接解除レバーセンサ78と、回転ギア77を正転及び逆転させる圧接解除モータ79を制御する圧接解除モータ制御回路79Cと、定着モータ速度制御回路7Cとを含む。圧接解除レバーセンサ78、圧接解除モータ制御回路79C及び定着モータ速度制御回路7Cは、それぞれバス310を介してCPU300に接続されている。
圧接解除レバーセンサ78が圧接解除レバー76の基準点76Bを検出すると、圧接解除レバーセンサ78からCPU300へ検出信号が入力される。
CPU300は、圧接解除モータ制御回路79Cへ指令信号を出力し、その指令信号に基づいて、圧接解除モータ制御回路79Cは、所定量だけ回転されるように(所定量だけ回転ギア77が回転して所定量だけ圧接解除レバー76が回動されるように)圧接解除モータ79を制御する。より具体的には、圧接解除時においては、CPU300は、圧接解除レバーセンサ78から基準点76Bを検出した信号が入力されると、その信号が入力されてからの圧接解除モータ79の回転時間を調整して、圧接解除モータ79を所定量だけ回転させる。
定着モータ速度制御回路7Cは、ヒートローラ71及び加圧ローラ72のいずれかを駆動する定着モータの速度を制御する(この場合、一方のローラは従動ローラである)。例えば、CPU300は、定着モータ速度制御回路7Cへ速度指令信号を出力し、その速度指令信号に基づいて、定着モータ速度制御回路7Cは、所定の定着速度になるように定着モータを制御する。なお、定着モータは、例えば歯車列を介してヒートローラ71及び加圧ローラ72のいずれも駆動するものであっても構わない。
このように、本実施の形態に係る画像形成装置100においては、通紙されるシートの種類に応じて、定着ユニット7におけるヒートローラ71と加圧ローラ72とによりシートを圧接する圧接力及び定着速度を制御する。この制御においては、圧接力を低下させると定着速度を上昇させる。この関係をROM306に、速度変更テーブルとして記憶している。速度変更テーブルの一例を図4に示す。なお、この速度変更テーブルは、HDD302又はRAM308に記憶されていても構わない。
図4に示すように、この速度変更テーブルは、圧接解除レバーセンサ78が基準点76Bを検出した後(センサON後)の圧接解除モータ79の回転時間と、定着モータの速度補正量との関係を規定している。例えば、図4に示すように、基準点76Bを検出した後の圧接解除モータ79の回転時間が100msecである場合には(この時間により規定される圧接解除である場合には)、基準である定着速度から定着モータを0.5%だけ増速して、圧接解除モータ79の回転時間が150msecである場合には(さらに圧接解除される場合には)、定着モータを1.0%だけ増速することが規定されている。
[ソフトウェア構成]
図5は、本実施の形態に係る画像形成装置100のCPU300で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。なお、以下の説明では、画像形成装置100がコピーモードで操作されているものとする。
ステップ(以下、ステップをSと記載する)100にで、CPU300は、コピーがスタートされたか否かを判定する。このとき、例えば、ユーザが操作装置166でこの画像形成装置100の動作モードをコピーモードに設定して、記録用紙の設定、原稿のセット等を行なった後に、操作パネル170の(コピー)スタートボタンを押すことによりコピーがスタートされたと判定される。コピーがスタートされると(S100にてYES)、処理はS102へ移される。もしそうでないと(S100にてNO)、この処理は終了する。
S102にて、CPU300は、記録用紙の種類を検出する。このとき、CPU300は、操作装置166からユーザにより入力された情報に基づいて記録用紙の種類を検出する。S104にて、CPU300は、記録用紙は封筒であるか否かを判定する。記録用紙が封筒であると判定されると(S104にてYES)、処理はS106へ移される。もしそうでないと(S104にてNO)、処理はS130へ移される。
S106にて、CPU300は、封筒の紙厚は厚手か否かを判定する。このとき、CPU300は、操作装置166からユーザにより厚手である旨が入力されていると封筒は厚手と判定される。厚手の封筒であると判定されると(S106にてYES)、処理はS108へ移される。もしそうでないと(S106にてNO)、処理はS120へ移される。なお、厚手であるか否かの判定はこれには限定されず、封筒の大きさと重量とから自動的に判断するようにしても構わない。
S108にて、CPU300は、圧接解除モータ回転時間に150msecを設定する。これにより、圧接解除レバーセンサ78が基準点76Bを検出した後、圧接解除モータ79が150msecだけ回転されるように、圧接解除モータ制御回路79Cが圧接解除モータ79を制御することになる。S110にて、CPU300は、定着モータ速度補正に1.0%増速を設定する。これにより、ヒートローラ71及び加圧ローラ72の少なくともいずれかを駆動する定着モータが、基準である定着速度よりも1.0%だけ増速されるように、定着モータ速度制御回路7Cが定着モータを制御することになる。
S112にて、CPU300は、通紙動作を開始して、記録用紙に画像を形成する。その後、この処理は終了する。
S120にて、CPU300は、圧接解除モータ回転時間に100msecを設定する。これにより、圧接解除レバーセンサ78が基準点76Bを検出した後、圧接解除モータ79が100msecだけ回転されるように、圧接解除モータ制御回路79Cが圧接解除モータ79を制御することになる。S122にて、CPU300は、定着モータ速度補正に0.5%増速を設定する。これにより、定着モータが基準である定着速度よりも0.5%だけ増速されるように、定着モータ速度制御回路7Cが定着モータを制御することになる。その後、この処理はS112へ移される。
S130にて、CPU300は、圧接解除レバー76を基準加圧位置に設定する。S132にて、CPU300は、定着モータ速度補正なしを設定する。これにより、定着モータが基準である定着速度で回転されるように、定着モータ速度制御回路7Cが定着モータを制御することになる。その後、この処理はS112へ移される。
[動作]
以上のような構造及びフローチャートに基づく本実施の形態に係る画像形成装置100の動作について説明する。
−記録用紙が厚手の封筒−
ユーザが操作装置166を用いて、この画像形成装置100の動作モードをコピーモードに設定して、記録用紙を「封筒」に設定して、かつ、「厚手」と設定して、原稿のセット等を行なった後に、操作パネル170の(コピー)スタートボタンを押す(S100にてYES)。
記録用紙が封筒であることが検出されて(S102)、記録用紙は封筒であって厚手であるので(S104にてYES、S106にてYES)、圧接解除モータ回転時間に150msecが設定されて(S108)、定着モータ速度補正に1.0%増速が設定される(S110)。
厚手の封筒が定着ユニット7に通紙されるときには(S112)、圧接解除レバーセンサ78が基準点76Bを検出した後、圧接解除モータ79が150msecだけ回転されて定着ユニット7におけるヒートローラ71と加圧ローラ72とによりシートを圧接する圧接力が低下される。さらに、定着モータが基準である定着速度よりも1.0%だけ増速される。
このような状態で定着ユニット7に通紙された厚手の封筒は、圧接力が十分に低下されているので、シワ又は折れ目が発生することを抑制できる。この画像形成装置100は定着ユニット7への記録用紙の搬送方向が鉛直上向きであるので、圧接力が低下すると搬送力が低下して、封筒の後端へ向かうほど搬送量のずれが増加して印刷品質が低下する。しかしながら、定着速度が十分に上昇されているので、封筒の後端へ向かっても搬送量のずれが増加することはなく印刷品質の低下を抑制できる。
−記録用紙が薄手の封筒−
ユーザが操作装置166を用いて、記録用紙を「封筒」に設定して、かつ、「厚手」と設定しないで、原稿のセット等を行なった後に、操作パネル170の(コピー)スタートボタンを押す(S100にてYES)。
記録用紙が封筒であることが検出されて(S102)、記録用紙は封筒であって厚手でないので(S104にてYES、S106にてNO)、圧接解除モータ回転時間に100msecが設定されて(S120)、定着モータ速度補正に0.5%増速が設定される(S122)。
薄手の封筒が定着ユニット7に通紙されるときには(S112)、圧接解除レバーセンサ78が基準点76Bを検出した後、圧接解除モータ79が100msecだけ回転されて定着ユニット7におけるヒートローラ71と加圧ローラ72とによりシートを圧接する圧接力が低下される。さらに、定着モータが基準である定着速度よりも0.5%だけ増速される。
このような状態で定着ユニット7に通紙された薄手の封筒は、圧接力が適切に途中まで低下されているので、シワ又は折れ目が発生することを抑制できる。また、定着速度が適切に途中まで上昇されているので、封筒の後端へ向かっても搬送量のずれが増加することはなく印刷品質の低下を抑制できる。
−記録用紙が封筒以外の通常のシート−
ユーザが操作装置166を用いて、記録用紙を「封筒」に設定しないで(通常のシート)、原稿のセット等を行なった後に、操作パネル170の(コピー)スタートボタンを押す(S100にてYES)。
記録用紙が封筒でないことが検出されて(S102)、記録用紙は封筒ではないので(S104にてNO)、圧接解除レバー76が基準加圧位置に設定されて(S130)、定着モータ速度補正なしが設定される(S132)。
封筒ではないシートが定着ユニット7に通紙されるときには(S112)、圧接解除レバー76が基準加圧位置であって定着ユニット7におけるヒートローラ71と加圧ローラ72とによりシートを圧接する圧接力が基準の状態である。さらに、定着モータが基準である定着速度である。
このような状態で定着ユニット7に通紙されたシートは、圧接力が十分に高くてもシートであるのでシワ又は折れ目は発生しない。また、定着速度が基準速度であっても厚手ではないのでシートの後端へ向かっても搬送量のずれが増加することはなく印刷品質は低下しない。
以上のようにして、本実施の形態に係る定着装置及びその定着装置を備えた画像形成装置によると、記録用紙が封筒等のように厚みのある場合には、定着ローラの圧接力が高いままであるとシワ又は折れ目が発生するので圧接力を低下させる。圧接力の低下による搬送力の低下が発生したとしても、圧接力の低下に応じて定着速度を上昇させる(圧接力の低下量が大きいほど定着速度は増速させる)ので、封筒の後端へ向かっても搬送量のずれが増加することを抑制して印刷品質が低下することを抑制できる。このように、記録用紙の種類により定着ユニットにおける設定(圧接力及び定着速度)を変更して、シワ又は折れ目が発生することを抑制できかつ印字の乱れを抑制できる。
なお、上述した実施の形態においては封筒であるか否か、封筒である場合には厚手であるか否かの判定により定着ユニットにおける設定(圧接力及び定着速度)を変更していた。本発明は、封筒であるか否かではなく、記録用紙の絶対重量(厚紙か否かでも構わない)又は記録用紙の単位面積当たりの重量を用いて、圧接力及び定着速度を制御するものであっても構わない。
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態について説明する。上述した第1の実施の形態においては、記録用紙が封筒であるか否か等の判定により定着ユニット7における設定(圧接力及び定着速度)を変更していたが、本実施の形態に係る画像形成装置は、搬送方向の記録用紙の長さにより定着ユニット7における設定を変更する。このように、定着ユニット7における設定を変更することは、CPU300で実行されるプログラム構造の一部を変更することにより実現できるものである。本実施の形態に係る画像形成装置の構造は、CPU300で実行されるプログラム構造だけが第1の実施の形態と異なる。このため、このプログラム構造について以下に説明する。
[ソフトウェア構成]
図6は、本実施の形態に係る画像形成装置のCPU300で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。
S202にて、CPU300は、記録用紙の搬送方向長さLを検出する。このとき、CPU300は、操作装置166からユーザにより入力された情報に基づいて記録用紙の搬送方向長さLを検出する。なお、CPU300は、記録用紙の搬送方向長さLを自動的に検出するものであっても構わない。特に、操作装置166に記録用紙の任意の大きさを入力できる場合には、CPU300は、入力された大きさに基づいて記録用紙の搬送方向長さLを検出する。
S204にて、記録用紙の搬送方向長さLは、第1のしきい値L(1)以上であるか否かを判定する。搬送方向長さLが第1のしきい値L(1)以上であると判定されると(S204にてYES)、処理はS206へ移される。もしそうでないと(S204にてNO)、処理はS130へ移される。
S206にて、記録用紙の搬送方向長さLは、第2のしきい値L(2)以上であるか否かを判定する。なお、第2のしきい値L(2)は第1のしきい値L(1)よりも長い。搬送方向長さLが第2のしきい値L(2)以上であると判定されると(S206にてYES)、処理はS108へ移される。もしそうでないと(S206にてNO)、処理はS120へ移される。
[動作]
以上のような構造及びフローチャートに基づく本実施の形態に係る画像形成装置100の動作について説明する。
−記録用紙の搬送方向長さLがL(2)以上−
ユーザが操作装置166を用いて、この画像形成装置100の動作モードをコピーモードに設定して、記録用紙の少なくとも搬送方向長さLを設定して、原稿のセット等を行なった後に、操作パネル170の(コピー)スタートボタンを押す(S100にてYES)。
記録用紙の搬送方向長さLが検出されて(S202)、記録用紙の搬送方向長さLが第2のしきい値L(2)以上であるので(S204にてYES、S206にてYES)、圧接解除モータ回転時間に150msecが設定されて(S108)、定着モータ速度補正に1.0%増速が設定される(S110)。
搬送方向長さLがL(2)以上である記録用紙が定着ユニット7に通紙されるときには(S112)、圧接解除レバーセンサ78が基準点76Bを検出した後、圧接解除モータ79が150msecだけ回転されて定着ユニット7におけるヒートローラ71と加圧ローラ72とによりシートを圧接する圧接力が低下される。さらに、定着モータが基準である定着速度よりも1.0%だけ増速される。
このような状態で定着ユニット7に通紙された搬送方向長さLがL(2)以上に長い記録用紙は、圧接力が十分に低下されているので、例えば搬送方向に沿ったシワが発生することを抑制できる。この画像形成装置100は定着ユニット7への記録用紙の搬送方向が鉛直上向きであるので、圧接力が低下すると搬送力が低下して、記録用紙の後端へ向かうほど搬送量のずれが増加して印刷品質が低下する。しかしながら、定着速度が十分に上昇されているので、記録用紙の搬送方向の後端へ向かっても搬送量のずれが増加することはなく印刷品質の低下を抑制できる。
−記録用紙の搬送方向長さLがL(2)未満L(1)以上−
ユーザが操作装置166を用いて、記録用紙の少なくとも搬送方向長さLを設定して、原稿のセット等を行なった後に、操作パネル170の(コピー)スタートボタンを押す(S100にてYES)。
記録用紙の搬送方向長さLが検出されて(S202)、記録用紙の搬送方向長さLが第2のしきい値L(2)未満かつ第1のしきい値L(1)以上であるので(S204にてYES、S206にてNO)、圧接解除モータ回転時間に100msecが設定されて(S120)、定着モータ速度補正に0.5%増速が設定される(S122)。
搬送方向長さLが第2のしきい値L(2)未満かつ第1のしきい値L(1)以上である記録用紙が定着ユニット7に通紙されるときには(S112)、圧接解除レバーセンサ78が基準点76Bを検出した後、圧接解除モータ79が100msecだけ回転されて定着ユニット7におけるヒートローラ71と加圧ローラ72とによりシートを圧接する圧接力が低下される。さらに、定着モータが基準である定着速度よりも0.5%だけ増速される。
このような状態で定着ユニット7に通紙された搬送方向長さLが第2のしきい値L(2)未満かつ第1のしきい値L(1)以上である記録用紙は、圧接力が適切に途中まで低下されているので、シワが発生することを抑制できる。また、定着速度が適切に途中まで上昇されているので、記録用紙の後端へ向かっても搬送量のずれが増加することはなく印刷品質の低下を抑制できる。
−記録用紙の搬送方向長さLがL(1)未満−
ユーザが操作装置166を用いて、記録用紙の少なくとも搬送方向長さLを設定して、原稿のセット等を行なった後に、操作パネル170の(コピー)スタートボタンを押す(S100にてYES)。
記録用紙の搬送方向長さLが検出されて(S202)、記録用紙の搬送方向長さLが第1のしきい値L(1)未満であるので(S204にてNO)、圧接解除レバー76が基準加圧位置に設定されて(S130)、定着モータ速度補正なしが設定される(S132)。
搬送方向長さLが第1のしきい値L(1)未満である記録用紙が定着ユニット7に通紙されるときには(S112)、圧接解除レバー76が基準加圧位置であって定着ユニット7におけるヒートローラ71と加圧ローラ72とによりシートを圧接する圧接力が基準の状態である。さらに、定着モータが基準である定着速度である。このような状態で定着ユニット7に通紙された搬送方向長さが短い記録用紙は、圧接力が十分に高くてもシワは発生しない。また、定着速度が基準速度であっても搬送方向長さが短いのでシートの後端へ向かっても搬送量のずれが増加することはなく印刷品質は低下しない。
以上のようにして、本実施の形態に係る定着装置及びその定着装置を備えた画像形成装置によると、記録用紙の搬送方向の長さが長い場合に(特に搬送方向に垂直な方向に短く、搬送方向の長さが長い場合に)、定着ローラの圧接力が高いままであると、例えば搬送方向に沿ったシワが発生するおそれがあるので、圧接力を低下させる。圧接力の低下による搬送力の低下が発生したとしても、定着速度を圧接力の低下に応じて上昇させる(圧接力の低下量が大きいほど定着速度は増速させる)ので、搬送方向に長い記録用紙の後端へ向かっても搬送量のずれが顕著になることを抑制して印刷品質が低下することを抑制できる。このように、記録用紙の種類により定着ユニットにおける設定(圧接力及び定着速度)を変更して、シワ又は折れ目が発生することを抑制できかつ印字の乱れを抑制できる。
<変形例>
なお、上述した第1の実施の形態と第2の実施の形態とを適宜組合せることも可能である。例えば、封筒であって、厚手の度合いが高いほど、かつ、搬送方向の長さが長いほど、圧接力の低下量を大きくして、定着速度を大きく増速させる。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに限定されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含む。
1 光操作装置
2 現像器
3 感光体ドラム
4 クリーナユニット
5 帯電器
6 中間転写ベルトユニット
7 定着ユニット
71 ヒートローラ
72 加圧ローラ
73 外部加圧ベルト
74 加圧レバー
75 加圧スプリング
76 圧接解除レバー
77 回転ギア
78 中間転写ベルトユニット
79 圧接解除モータ
100 画像形成装置
110 本体部
120 自動原稿処理装置
152 原稿読取部
154 画像形成部
166 操作装置
170 操作パネル
172 表示パネル

Claims (6)

  1. 一対の定着ローラを備え、記録用紙上のトナー像を定着する定着装置であって、
    前記一対の定着ローラによる前記記録用紙を挟み込む圧接力を調整するための圧接力調整手段と、
    前記一対の定着ローラによる前記記録用紙の搬送速度を調整するための速度調整手段と、
    前記記録用紙の種類を判定するための判定手段と、
    前記判定された記録用紙の種類に基づいて前記圧接力及び前記搬送速度を調整するように、前記圧接力調整手段及び前記速度調整手段を制御するための制御手段とを含む、定着装置。
  2. 前記制御手段は、前記判定された記録用紙の種類が、高い圧接力によりシワ及び折れ目のいずれかが発生する種類の記録用紙である場合には、前記圧接力を低下させるように、かつ、前記搬送速度を上昇させるように、制御するための手段を含む、請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記制御手段は、前記圧接力を低下させる度合いが大きいほど、前記搬送速度を大きく上昇させるように、制御するための手段を含む、請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記記録用紙は、封筒及び厚紙のいずれかである、請求項2又は請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記圧接力調整手段は、回転部材が回転することにより前記一対の定着ローラのニップ量が変化して前記圧接力を調整するための手段を含み、
    前記制御手段は、前記回転部材の回転時間を制御するための手段を含む、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の定着装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の定着装置を備えた画像形成装置。
JP2009008922A 2009-01-19 2009-01-19 定着装置及びそれを備えた画像形成装置 Pending JP2010164895A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009008922A JP2010164895A (ja) 2009-01-19 2009-01-19 定着装置及びそれを備えた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009008922A JP2010164895A (ja) 2009-01-19 2009-01-19 定着装置及びそれを備えた画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010164895A true JP2010164895A (ja) 2010-07-29

Family

ID=42581081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009008922A Pending JP2010164895A (ja) 2009-01-19 2009-01-19 定着装置及びそれを備えた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010164895A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013195949A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Ricoh Co Ltd 媒体搬送装置、画像形成装置及び媒体搬送方法
JP2017116704A (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 キヤノン株式会社 定着装置
JP2018084609A (ja) * 2016-11-21 2018-05-31 コニカミノルタ株式会社 定着装置、画像形成装置および圧力切替方法
JP2021114000A (ja) * 2016-07-13 2021-08-05 キヤノン株式会社 画像形成装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013195949A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Ricoh Co Ltd 媒体搬送装置、画像形成装置及び媒体搬送方法
JP2017116704A (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 キヤノン株式会社 定着装置
JP2021114000A (ja) * 2016-07-13 2021-08-05 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP7147001B2 (ja) 2016-07-13 2022-10-04 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2018084609A (ja) * 2016-11-21 2018-05-31 コニカミノルタ株式会社 定着装置、画像形成装置および圧力切替方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9996033B2 (en) Image forming apparatus and control method for fixing device
JP2011170285A (ja) 定着装置及び画像形成装置
US20150076763A1 (en) Paper conveying device, image forming apparatus provided with the device and paper conveying method
JP5357951B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
EP2328038A1 (en) Fixing device and image forming device equipped with same
JP5810800B2 (ja) 画像形成装置
JP2010164895A (ja) 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
US10108114B2 (en) Image forming system, image forming apparatus, and transfer condition changing method
JP2009014829A (ja) 定着装置、および画像形成装置
JP4801978B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP5451523B2 (ja) 画像形成装置
JPH07140740A (ja) 画像形成装置
US11112740B2 (en) Image forming apparatus
JP4786502B2 (ja) 原稿読取り装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2009048074A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP4975518B2 (ja) 画像形成装置
JP2007025205A (ja) 画像形成装置および該装置の制御方法
JP2001213563A (ja) 記録材処理装置及びこれに用いられる画像形成装置、カール補正装置
JP2008015283A (ja) 画像形成装置
US11119429B2 (en) Image forming apparatus
JP7180361B2 (ja) 定着装置、画像形成装置および制御方法
US10209660B2 (en) Image formation device with toner increase mode
US20230045650A1 (en) Image forming apparatus configured to control conveying speed of sheet in accordance with ambient temperature after paper jam is resolved
JP2008065204A (ja) 画像形成装置
JP2011020801A (ja) 画像形成装置