JP2010084334A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

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洋 諸富
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Abstract

【課題】ケーシング内において洗浄ノズルの全長に紫外線を照射できる衛生洗浄装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ケーシングと、前記ケーシングに収納され、人体局部に吐水する洗浄ノズルと、前記ケーシングから前記洗浄ノズルを進退させるノズル駆動部と、前記ケーシングに収納された前記洗浄ノズルの外周表面に紫外線を照射する紫外線照射体と、前記紫外線照射体を前記洗浄ノズルの進退方向に移動させる照射体駆動部と、を備えたことを特徴とする衛生洗浄装置が提供される。
【選択図】図2

Description

本発明の態様は、一般的に、衛生洗浄装置に関し、具体的には洋式腰掛便座に腰掛けた使用者の「おしり」などを水で洗浄する衛生洗浄装置に関する。
局部洗浄用の洗浄ノズルは、その洗浄ノズルや温水タンクなどの所定の機能部品を取り付けるケーシングから少なくとも一部を外部に露出(進出)した状態で局部に洗浄水を噴射する。そのため、洗浄ノズルには汚水や汚物が付着するおそれがある。そこで、洗浄ノズルに付着した汚水や汚物を除去するために、洗浄ノズルの表面に水を噴射するノズルクリーニング機能を備えた衛生洗浄装置がある。しかしながら、洗浄ノズルにはより一層の清潔感が求められている。
これに対して、洗浄ノズルを収納するノズル収納室に、紫外線を照射する紫外線照射手段を備え、洗浄ノズルや吐水口を紫外線で殺菌可能な衛生洗浄装置がある(特許文献1)。特許文献1に記載された衛生洗浄装置では、洗浄ノズルの表面に光触媒が設けられ、洗浄ノズルの防汚効果あるいは殺菌効果あるいは防臭効果を得ることもできる。また、洗浄ノズルの噴射孔や吐水部に紫外線を照射する殺菌灯を洗浄ノズルの近傍に設けた装置がある(特許文献2および3)。
しかしながら、洗浄ノズルの上から汚水や汚物が垂れて洗浄ノズルの上面に付着したり、その汚水や汚物が洗浄ノズルの下面に移動して付着するおそれがある。また、便器のボウルから跳ね返った水が洗浄ノズルの下面に直接付着して、その下面に汚れが付着するおそれがある。つまり、洗浄ノズルの全周および全長に汚れが付着するおそれがある。このような場合において、特許文献1〜3に記載された装置は、洗浄ノズルの全周および全周に紫外線を照射できないという問題がある。
これに対して、洗浄ノズルの全周および全長に紫外線を照射するためには、紫外線照射体を洗浄ノズルからある程度離して設ける必要がある。しかしながら、ケーシングに収納された状態の洗浄ノズルに紫外線を照射する場合に、紫外線照射体を洗浄ノズルからある程度離して設けると、ケーシングおよび衛生洗浄装置が大型化するおそれがある。また、ケーシングから進出した状態の洗浄ノズルに紫外線を照射する場合であっても、紫外線照射体を洗浄ノズルからある程度離して設けると、衛生洗浄装置が全体として大型化するおそれがある。
特開2006−274641号公報 特開2001−65035号公報 実開昭63−76078号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、ケーシング内において洗浄ノズルの全長に紫外線を照射できる衛生洗浄装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、ケーシングと、前記ケーシングに収納され、人体局部に吐水する洗浄ノズルと、前記ケーシングから前記洗浄ノズルを進退させるノズル駆動部と、前記ケーシングに収納された前記洗浄ノズルの外周表面に紫外線を照射する紫外線照射体と、前記紫外線照射体を前記洗浄ノズルの進退方向に移動させる照射体駆動部と、を備えたことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、洗浄ノズルの全長に亘って紫外線を照射することができる。その結果、洗浄ノズルの全長に亘って殺菌、防汚、あるいは防臭することができ、衛生性を高めることができる。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記洗浄ノズルに水を噴射するノズル洗浄室と、前記ノズル駆動部を駆動させ、前記洗浄ノズルが前記ノズル洗浄室により覆われないように前記洗浄ノズルを前記ノズル洗浄室から後退させると共に、前記照射体駆動部を駆動させて前記紫外線照射体を移動させつつ前記紫外線照射体から紫外線を照射させる制御部と、をさらに備えたことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、紫外線照射時には、ノズル駆動部によって洗浄ノズルをノズル洗浄室よりも後退させるため、洗浄ノズル全体はノズル洗浄室では覆われなくなる。そのため、紫外線照射体を特別な構成にすることなく、洗浄ノズルの全長に亘って紫外線を照射することができる。
また、第3の発明は、第1の発明において、前記洗浄ノズルに水を噴射するノズル洗浄室と、前記ノズル洗浄室内において前記洗浄ノズルの外周表面に紫外線を照射する第2の紫外線照射体と、をさらに備えたことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、洗浄ノズルをノズル洗浄室よりも後退させることなく、洗浄ノズルの全長に亘って紫外線を照射することができる。そのため、ケーシングの大型化を抑えることができる。
また、第4の発明は、ケーシングと、前記ケーシングに収納され、人体局部に吐水する洗浄ノズルと、前記ケーシングから前記洗浄ノズルを進退させるノズル駆動部と、前記ケーシングに収納された前記洗浄ノズルの外周表面に紫外線を照射する紫外線照射体と、前記紫外線照射体から紫外線を照射させつつ、前記ノズル駆動部を駆動させて前記洗浄ノズルを前記洗浄ノズル自身の進退方向に移動させる制御部と、を備えたことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、紫外線照射体を移動させる特別な機構や構造を設けることなく、洗浄ノズルの全長に亘って紫外線を照射することができる。その結果、洗浄ノズルの全長に亘って殺菌、防汚、あるいは防臭することができ、衛生性を高めることができる。
また、第5の発明は、第1〜第4のいずれかの発明において、前記洗浄ノズルの表面に、光触媒を有する層が設けられたことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、光触媒は、紫外線を照射されると、励起して酸化還元反応を生ずるため、紫外線の照射と、光触媒の分解作用および親水作用と、の相乗効果でより効果的に洗浄ノズルの殺菌や防汚や防臭を行うことができる。
本発明の態様によれば、ケーシング内において洗浄ノズルの全長に紫外線を照射できる衛生洗浄装置が提供される。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置の外観を表す斜視模式図である。
本実施形態の衛生洗浄装置100は、図1に表したように、洋式腰掛便器の上部に設けられる本体部400と、この本体部400に対して開閉自在にそれぞれ軸支された便座200と便蓋300と、を備える。なお、便蓋300は、必ずしも設けなくてもよい。
本実施形態の本体部400は、ケーシングとしてのケースプレート401とケースカバー403とを有している。ケースプレート401とケースカバー403との内部には、衛生洗浄機能を実現するための機能部品が設けられている。
衛生洗浄装置100は、便座200に座った使用者の「おしり」などに向けて水を噴出する洗浄ノズル425を有するノズルユニット420などを適宜備える。また、衛生洗浄装置100は、洋式腰掛便器のボウル内の空気を吸い込み、フィルタや触媒などを介して臭気成分を低減させる脱臭機能部や、便座200に座った使用者の「おしり」などに向けて温風を吹き付けて乾燥させる温風乾燥機能部や、トイレ室内に温風を吹き出してトイレ室を暖房する室内暖房機能部などを備える。なお、脱臭機能部や温風乾燥機能部や室内暖房機能部などは、必ずしも設けなくてもよい。
図2は、本実施形態にかかる衛生洗浄装置に設けられたノズルユニットの具体例を表す斜視模式図である。
また、図3は、本具体例のノズルユニットが設けられた衛生洗浄装置の構成の一部を例示するブロック図である。
本具体例のノズルユニット420は、基台としての取付台421と、取付台421に支持された洗浄ノズル425と、洗浄ノズル425を移動させるノズル駆動部423と、を有している。洗浄ノズル425は、図2に表した矢印Aのように、ベルトなどの伝動部材424を介してノズル駆動部423から伝達される駆動力により、取付台421に対して摺動自在に設けられている。すなわち、洗浄ノズル425は、洗浄ノズル425自身の軸方向(進退方向)に直進移動することができる。そして、洗浄ノズル425は、本実施形態の衛生洗浄装置100の本体部400および取付台421から進退自在に移動できる。
洗浄ノズル425の先端部には、ひとつあるいは複数の吐水口427が設けられている。洗浄ノズル425は、便座200に座った使用者の「おしり」などに向けて、給水バルブ491を介して供給された水を吐水口427から噴射可能とされている。なお、本願明細書において「水」という場合には、冷水のみならず、加温されたお湯も含むものとする。
本具体例のノズルユニット420には、ノズル洗浄室429が設けられている。ノズル洗浄室429は、取付台421に対して固定され、その内部に設けられた吐水口から水を噴射することにより、洗浄ノズル425の外周表面を洗浄することができる。また、ノズル洗浄室429は、洗浄ノズル425の進退時において、外周表面の洗浄を行うノズル洗浄水が飛散することを抑制できる。洗浄ノズル425は、ノズル洗浄室429を貫通して進出または後退する。
また、本具体例のノズルユニット420には、ケーシング(ケースプレート401およびケースカバー403)の内部に収納された状態の洗浄ノズル425の外周表面に紫外線を照射する紫外線照射体435が設けられている。紫外線照射体435は中空形状を有し、洗浄ノズル425に挿入された状態で洗浄ノズル425の全周に紫外線を照射できる。
紫外線照射体435は、周状に発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)が配列されたものであってもよいし、中空形状に形成されたブラックライト、ケミカルライト、水銀ランプ、あるいはキセノンランプなどであってもよい。これらの中で、発光ダイオードはより長寿命であり、交換頻度を抑えることができるため、有用な発光源(照射体)の1つである。また、発光ダイオードは、電気から光への変換効率がより高く、消費電力を抑えることができるため、省エネルギーで有用な発光源(照射体)の1つである。
紫外線照射体435は洗浄ノズル425の外周表面に紫外線を照射しつつ、図2に表した矢印Bのように、ベルトなどの伝動部材434を介して照射体駆動部433から伝達される駆動力により、ケーシングに収納された洗浄ノズル425に対して摺動可能である。すなわち、紫外線照射体435は洗浄ノズル425の外周表面に紫外線を照射しつつ、ケーシングに収納された洗浄ノズル425の軸方向(進退方向)に直進移動することができる。そのため、本具体例のノズルユニット420が設けられた衛生洗浄装置100は、ケーシング(ケースプレート401およびケースカバー403)内において洗浄ノズル425の全長および全周に紫外線を照射できる。
なお、洗浄ノズル425は、ケーシングから少なくとも一部を外部に露出(進出)した状態で局部に洗浄水を噴射する。そのため、洗浄ノズル425の上から汚水や汚物が垂れて洗浄ノズル425に付着したり、便器のボウルから跳ね返った水が洗浄ノズル425に付着する部分は、ケーシングから外部に露出した洗浄ノズル425の表面である。したがって、ケーシングから外部に露出した部分の洗浄ノズル425の全長および全周を殺菌、防汚、あるいは防臭することができれば、洗浄ノズル425の最低限の清潔感を確保することができる。そこで、本願明細書において、「ケーシングから外部に露出した部分の洗浄ノズル425の全長」は、単に「洗浄ノズル425の全長」と記載した範囲に包含されるものとする。
また、洗浄ノズル425の表面には、光触媒を有する層が設けられている。光触媒は、紫外線を照射されると、励起して酸化還元反応を生ずる。その結果、雑菌や細菌や臭気物質などの有機物を分解する分解作用と、表面が水に濡れやすい親水作用と、を得ることができる。
より具体的には、光触媒を有する層が設けられた洗浄ノズル425の表面に紫外線を照射すると、その紫外線および空気中の水や酸素などにより、洗浄ノズル425の表面に活性酸素が発生する。その活性酸素は、洗浄ノズル425の表面に付着した汚れや雑菌や細菌や臭気物質などを分解する。また、その活性酸素は、揮発性有機化合物(VOC:Volatile Organic Compounds)なども分解する。そのため、光触媒の分解作用により、洗浄ノズル425の表面の殺菌や防汚や防臭を行うことができる。
また、光触媒を有する層が設けられた洗浄ノズル425の表面に紫外線を照射すると、その表面には周囲の水との結合による親水基(−OH)が表出することによりその表面は水になじむようになり、濡れやすくなる(親水作用)。すなわち、洗浄ノズル425の表面には水滴ができず、水が表面に濡れ広がるようになる。そして、予め洗浄ノズル425の表面を親水化することにより、汚れは洗浄ノズル425の表面に濡れ広がった水の表面に付着することになる。さらに、洗浄ノズル425の洗浄に用いるノズル洗浄水が洗浄ノズル425の表面とその表面に付着した汚れとの間に入り込み、汚れを浮かして流す。そのため、光触媒の親水作用により、洗浄ノズル425の表面の防汚や防曇を行うことができる。
これらによれば、紫外線の照射と、光触媒の分解作用および親水作用と、の相乗効果でより効果的に洗浄ノズル425の殺菌や防汚や防臭を行うことができる。このような光触媒としては、例えば酸化チタンや酸化亜鉛、酸化スズなどの金属酸化物や、硫化亜鉛、硫化カドミウムなどの金属硫化物などを挙げることができる。これらのうちで、酸化チタンは、特に顕著な分解作用と親水作用とを示す。
紫外線照射体435が紫外線の照射を開始するタイミングは、例えば、便座200への使用者の着座を検知する着座センサ481や便座200の前方にいる使用者を検知する人体検知センサ483が、非検知となったときであってもよい。あるいは、着座センサ481や人体検知センサ483が非検知となってから、所定時間が経過したときであってもよい。あるいは、使用者が本体部400などに設けられた操作部485を操作したときであってもよい。あるいは、洗浄ノズル425が所定回数だけ使用された後であってもよい。あるいは、使用頻度がより少ない夜中などの所定時刻になったときであってもよい。そして、紫外線照射体435は、これらの照射開始のタイミングから所定時間の間だけ、洗浄ノズル425の全長および全周に紫外線を照射する。以上前述したような、照射体駆動部433や紫外線照射体435やノズル駆動部423や洗浄ノズル425などの動作は、制御部410によって制御される。次に、これらの具体的な動作について、図面を参照しつつ説明する。
図4は、ノズルユニット420が設けられた衛生洗浄装置の動作の具体例を表すフローチャート図である。
また、図5は、本具体例の洗浄ノズルの待機位置を表す斜視模式図である。
なお、以下の説明において、「おしり洗浄」と「ビデ洗浄」との動作はほぼ同様であるため、「ビデ洗浄」の動作については適宜省略する。
一般的に、洗浄ノズル425が使用されていない待機状態においては、吐水口427の部分はノズル洗浄室429の中にほぼ収容されている。しかしながら、吐水口427の部分がノズル洗浄室429の中にほぼ収容された状態では、紫外線照射体435は洗浄ノズル425の進退方向に直進移動したとしても、洗浄ノズル425の全長に紫外線を照射できない。
そこで、本具体例では、使用されていない待機状態の洗浄ノズル425の位置(待機位置)は、図5に表したように、吐水口427の部分がノズル洗浄室429よりも後退した位置である。すなわち、洗浄ノズル425が待機位置にある場合には、吐水口427はノズル洗浄室では覆われておらず、洗浄ノズル425はノズル洗浄室429では覆われていない。これによれば、紫外線照射体435は紫外線を照射しつつ、洗浄ノズル425の進退方向に直進移動することにより、洗浄ノズル425の全長に紫外線を照射できる。以下、図4を参照しつつ、ノズルユニット420が設けられた衛生洗浄装置の動作の具体例について説明する。
まず、着座センサ481が使用者の便座200への着座を検知し(ステップS101)、使用者によって「おしり洗浄」のスイッチが操作されると(ステップS103)、制御部410は紫外線照射体435の紫外線の照射を停止する(ステップS105)。続いて、制御部410は照射体駆動部433を駆動し、進出する洗浄ノズル425に干渉しない位置まで紫外線照射体435を退避させる(ステップS107)。より具体的には、制御部410は、ノズル洗浄室429の近傍に紫外線照射体435を退避させる。これは例えば、洗浄ノズル425がケーシングから進出する際に、洗浄ノズル425の後端部425aなどが紫外線照射体435に干渉するおそれがあるためである。
続いて、制御部410は洗浄ノズル425を進出させ(ステップS109)、例えば「ホールIC」などと呼ばれる検知センサを用いて吐水口427がノズル洗浄室429の内部にあるか否かを判断する(ステップS111)。制御部410は、吐水口427がノズル洗浄室429の内部にないと判断した場合には(ステップS111:YES)、洗浄ノズル425の進出を継続する(ステップS109)。
続いて、制御部410は、ノズル洗浄室429において、洗浄ノズル425の吐水口427の部分の前洗浄を行い(ステップS113)、洗浄ノズル425をケーシングから進出させる(ステップS115)。なお、洗浄ノズル425の進出中であってもノズル洗浄室429に設けられた吐水口からノズル洗浄水が吐水されているため、洗浄ノズル425の表面はそのノズル洗浄水によって洗浄される(ステップS115)。そして、洗浄ノズル425が所定位置まで進出すると、制御部410は吐水口427から洗浄水を噴射する(ステップS117)。
続いて、制御部410は「ビデ洗浄」の操作がなされていないことを判断し(ステップS119:NO)、使用者によって「止」スイッチが操作されると(ステップS121)、吐水口427からの洗浄水の噴射を停止する(ステップS123)。続いて、制御部410は、紫外線照射体435を退避させたままの状態で紫外線を照射させる(ステップS125)。そして、制御部410は、洗浄ノズル425をケーシング内に収納する(ステップS127)。このとき、洗浄ノズル425は収納される途中に、退避位置にある紫外線照射体435から紫外線を照射される。またこれと同時に、制御部410は、ノズル洗浄室429に設けられた吐水口からノズル洗浄水を吐水し、洗浄ノズル425の表面を洗浄する(ステップS127)。
続いて、制御部410は、吐水口427がノズル洗浄室429の内部にあるか否かを確認する(ステップS129)。続いて、制御部410は、ノズル洗浄室429において吐水口427の後洗浄を行い(ステップS131)、洗浄ノズル425を待機位置まで移動させる(ステップS133)。このとき、洗浄ノズル425の待機位置は、図5に関して前述したように、吐水口427の部分がノズル洗浄室429よりも後退した位置である。続いて、制御部410は、紫外線照射体435を収納状態の洗浄ノズル425の進退方向に直進移動させる(ステップS135)。
このとき、紫外線照射体435は、ステップS125において紫外線の照射を開始しているため、洗浄ノズル425の外周表面に紫外線を照射しつつ、収納状態の洗浄ノズル425の進退方向に直進移動する。また、洗浄ノズル425が収納された状態、すなわち待機位置にある場合には、吐水口427の部分は図5に表したようにノズル洗浄室429では覆われていない。すなわち、洗浄ノズル425はノズル洗浄室429では覆われていない。そのため、本具体例にかかる衛生洗浄装置100は、ケーシング内において洗浄ノズル425の全長および全周に紫外線を照射できる。なお、制御部410は、例えば所定時間が経過した後もしくは洗浄ノズル425の進退動作が所定回数行われた後に紫外線照射体435の紫外線の照射を停止し、紫外線照射体435の直進移動を停止する。
図6は、ノズルユニット420が設けられた衛生洗浄装置の動作の他の具体例を表すフローチャート図である。
また、図7は、本具体例の洗浄ノズルの待機位置を表す斜視模式図である。
本具体例では、洗浄ノズル425の待機位置は、吐水口427の部分がノズル洗浄室429よりも後退した位置ではなく、図7に表したように、吐水口427の部分がノズル洗浄室429の中にほぼ収容された位置である。したがって、洗浄ノズル425が待機位置にある場合には、吐水口427はノズル洗浄室で覆われている。
そのため、洗浄ノズル425が待機位置にある場合には、紫外線照射体435は洗浄ノズル425の進退方向に直進移動したとしても、洗浄ノズル425の全長に紫外線を照射できない。そこで、本具体例では、紫外線照射体435が紫外線を照射しつつ、洗浄ノズル425の進退方向に直進移動する際には、洗浄ノズル425を図5に表した位置まで移動させる。すなわち、吐水口427の部分がノズル洗浄室429よりも後退した位置まで洗浄ノズル425を移動させる。これによれば、洗浄ノズル425はノズル洗浄室429では覆われていないため、紫外線照射体435は紫外線を照射しつつ、洗浄ノズル425の進退方向に直進移動することにより、洗浄ノズル425の全長に紫外線を照射できる。以下、図6を参照しつつ、ノズルユニット420が設けられた衛生洗浄装置の動作の他の具体例について説明する。
まず、着座センサ481が使用者の便座200への着座を検知し(ステップS201、およびS207)、使用者によって「おしり洗浄」のスイッチが操作される(ステップS203およびステップS209)。この場合、「おしり洗浄」のスイッチが操作される直前に紫外線照射体435が紫外線を照射せずに待機中であるときには、制御部410は照射体駆動部433を駆動し、進出する洗浄ノズル425に干渉しない位置まで紫外線照射体435を退避させる(ステップS205)。なお、紫外線照射体435がすでに退避位置にある場合には、この動作は不要である。また、洗浄ノズル425の退避位置については、図5に関して前述した退避位置と同様である。さらに、洗浄ノズル425が待機位置にあるときには、吐水口427の部分がノズル洗浄室429の中にほぼ収容されているため、図4に表したステップS110(破線部)のような動作は不要である。
一方、「おしり洗浄」のスイッチが操作される直前まで紫外線照射体435が紫外線を照射しているときには、制御部410は紫外線照射体435の紫外線の照射を停止する(ステップS211)。続いて、制御部410は照射体駆動部433を駆動し、進出する洗浄ノズル425に干渉しない位置まで紫外線照射体435を退避させる(ステップS213)。続いて、制御部410は、吐水口427の部分がノズル洗浄室429の内部に位置するように洗浄ノズル425を進出させる(ステップS215)。これは、「おしり洗浄」のスイッチが操作される直前まで紫外線照射体435が紫外線を照射しているときには、洗浄ノズル425は図5に表した位置にあるためである。
そして、制御部410は、吐水口427がノズル洗浄室429の内部にあるか否かを確認する(ステップS217)。なお、ステップS217の動作は、図4に表したステップS110(破線部)と同様の動作である。続いて、図6に表したステップS219〜ステップS237の動作は、図4に関して前述したステップS113〜ステップS131の動作と同様である。
続いて、制御部410は、洗浄ノズル425を図5に表した位置まで移動させる(ステップS239)。すなわち、制御部410は、本具体例における洗浄ノズル425の待機位置ではなく、吐水口427の部分がノズル洗浄室429よりも後退した位置に配置されるように洗浄ノズル425を移動させる。続いて、制御部410は、紫外線照射体435を収納状態の洗浄ノズル425の進退方向に直進移動させる(ステップS241)。このとき、紫外線照射体435は、ステップS231において紫外線の照射を開始しているため、洗浄ノズル425の外周表面に紫外線を照射しつつ、収納状態の洗浄ノズル425の進退方向に直進移動する。
また、洗浄ノズル425が、図5に表した位置に配置されている場合には、吐水口427の部分はノズル洗浄室429では覆われていない。すなわち、洗浄ノズル425はノズル洗浄室429では覆われていない。そのため、本具体例にかかる衛生洗浄装置100は、ケーシング内において洗浄ノズル425の全長および全周に紫外線を照射できる。そして、制御部410は、例えば所定時間が経過した後もしくは洗浄ノズル425の進退動作が所定回数行われた後に紫外線照射体435の紫外線の照射を停止し、洗浄ノズル425を図7に表した待機位置まで移動させる。
これによれば、「おしり洗浄」のスイッチが操作される直前に紫外線照射体435が紫外線を照射せずに待機中であるときには、洗浄ノズル425は図7に表した位置にあるため、洗浄水を噴射するまでの時間を図4および図5に表した具体例よりも短縮することができる。これは、待機位置から洗浄水を噴射する位置までの洗浄ノズル425の移動距離が、図4および図5に表した具体例よりも短いためである。
図8は、本実施形態にかかる衛生洗浄装置に設けられたノズルユニットの他の具体例を表す斜視模式図である。
また、図9は、本具体例のノズルユニットが設けられた衛生洗浄装置の構成の一部を例示するブロック図である。
本具体例のノズルユニット420aは、図8に表したように、ノズル洗浄室429内において洗浄ノズル425の外周表面に紫外線を照射する発光部431(第2の紫外線照射体)を有している。図8に表したノズルユニット420aは4つの発光部431を有しているが、これだけに限定されず、洗浄ノズル425の全周に紫外線を照射できるように例えば5つ以上の発光部431を有していてもよい。
発光部431は、紫外線照射体435と同様に、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)であってもよいし、ブラックライト、ケミカルライト、水銀ランプ、あるいはキセノンランプなどであってもよい。なお、その他の構造については、図2に表したノズルユニット420の構造と同様である。
これによれば、ケーシングに収納された洗浄ノズル425の吐水口427の部分、すなわちケーシングに収納された洗浄ノズル425のノズル洗浄室429で覆われた部分は、ノズル洗浄室429内に設けられた発光部431により、全周に紫外線を照射される。一方、ケーシングに収納された洗浄ノズル425のノズル洗浄室429で覆われていない部分は、紫外線照射体435が洗浄ノズル425の進退方向に直進移動することにより、全周に紫外線を照射される。
そして、本具体例の洗浄ノズル425の待機位置は、吐水口427の部分がノズル洗浄室429よりも後退した位置ではなく、吐水口427の部分がノズル洗浄室429の中にほぼ収容された位置である(図7参照)。そのため、本具体例のノズルユニット420aが設けられた衛生洗浄装置100は、吐水口427の部分をノズル洗浄室429よりも後退させることなく、ケーシング(ケースプレート401およびケースカバー403)内において洗浄ノズル425の全長および全周に紫外線を照射できる。
また、紫外線照射体435および発光部431が紫外線の照射を開始するタイミングは、例えば図2、図3、図4、および図6に関して例示したいずれのタイミングであってもよい。発光部431(第2の紫外線照射体)や照射体駆動部433や紫外線照射体435やノズル駆動部423や洗浄ノズル425などの動作は、図9に表したように制御部410によって制御される。次に、これらの具体的な動作について、図面を参照しつつ説明する。
図10は、ノズルユニット420aが設けられた衛生洗浄装置の動作の具体例を表すフローチャート図である。
まず、ステップS301〜ステップS319の動作は、図4に関して前述したステップS101〜ステップS123の動作と同様である。なお、図8および図9に関して前述したように、本具体例において洗浄ノズル425が待機位置にあるときには、吐水口427の部分がノズル洗浄室429の中にほぼ収容されている。そのため、図4に表したステップS110(破線部)のような動作は不要である。
続いて、制御部410は、紫外線照射体435を退避させたままの状態で紫外線を照射させる(ステップS321)。これと略同時に、制御部410は、発光部431の紫外線の照射を開始する(ステップS321)。そして、制御部410は、洗浄ノズル425をケーシング内に収納する(ステップS323)。このとき、洗浄ノズル425は収納される途中に、退避位置にある紫外線照射体435およびノズル洗浄室429内の発光部431から紫外線を照射される。またこれと同時に、制御部410は、ノズル洗浄室429に設けられた吐水口からノズル洗浄水を吐水し、洗浄ノズル425の表面を洗浄する(ステップS323)。
続いて、制御部410は、洗浄ノズル425を待機位置に収納した後、ノズル洗浄室429において吐水口427の後洗浄を行う(ステップS325)。続いて、制御部410は、紫外線照射体435を収納状態の洗浄ノズル425の進退方向に直進移動させる(ステップS327)。
このとき、紫外線照射体435は、ステップS321において紫外線の照射を開始しているため、洗浄ノズル425の外周表面に紫外線を照射しつつ、収納状態の洗浄ノズル425の進退方向に直進移動する。また、洗浄ノズル425が待機位置にあるときには、吐水口427の部分はノズル洗浄室429に収納されているが、ノズル洗浄室429内に設けられた発光部431はその吐水口427の部分に紫外線を照射できる。そのため、本具体例にかかる衛生洗浄装置100は、吐水口427の部分をノズル洗浄室429よりも後退させることなく、ケーシング内において洗浄ノズル425の全長および全周に紫外線を照射できる。なお、制御部410は、例えば所定時間が経過した後に紫外線照射体435の紫外線の照射を停止し、紫外線照射体435の直進移動を停止する。
図11は、本実施形態にかかる衛生洗浄装置に設けられたノズルユニットのさらに他の具体例を表す斜視模式図である。
また、図12は、本具体例の変形例にかかるノズルユニットを表す斜視模式図である。 また、図13は、本具体例のノズルユニットが設けられた衛生洗浄装置の構成の一部を例示するブロック図である。
本具体例のノズルユニット420bでは、図11に表したように、洗浄ノズル425の外周表面に紫外線を照射する紫外線照射体435がノズル洗浄室429の後端部に設けられている。この紫外線照射体435はノズル洗浄室429の後端部に固定され、図2および図8に表した紫外線照射体435のようには、洗浄ノズル425の進退方向には直進移動しない。そのため、本具体例のノズルユニット420bは、図11および図13に表したように、照射体駆動部433および伝動部材434を有していない。
紫外線照射体435は、図2に表した紫外線照射体435と同様に、周状に発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)が配列されたものであってもよいし、中空形状に形成されたブラックライト、ケミカルライト、水銀ランプ、あるいはキセノンランプなどであってもよい。
また、紫外線照射体435は、図12に表したノズルユニット420cのように、ノズル洗浄室429内において洗浄ノズル425の外周表面に紫外線を照射する発光部431(第2の紫外線照射体)に置き換えられてもよい。この場合であっても、図11に表した紫外線照射体435と同様に、発光部431はノズル洗浄室429に固定され、洗浄ノズル425の進退方向には直進移動しない。発光部431は、図8に表した発光部431と同様に、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)であってもよいし、ブラックライト、ケミカルライト、水銀ランプ、あるいはキセノンランプなどであってもよい。なお、図11および図12に表したノズルユニット420b、420cのその他の構造については、図2に表したノズルユニット420の構造と同様である。
これによれば、紫外線照射体435や発光部431を移動させる特別な機構や構造を設けることなく、洗浄ノズル425を洗浄ノズル425自身の進退方向に直進移動させることにより、洗浄ノズル425の全長および全周に紫外線を照射できる。但し、ノズルユニット420bの紫外線照射体435はノズル洗浄室429の後端部に設けられているため、洗浄ノズル425の全長に紫外線を照射するためには、吐水口427の部分をノズル洗浄室429よりも後退した位置まで移動させる必要がある。なお、本具体例の洗浄ノズル425の待機位置は、吐水口427の部分がノズル洗浄室429よりも後退した位置であってもよく(図5参照)、吐水口427の部分がノズル洗浄室429の中にほぼ収容された位置であってもよい(図7参照)。
また、紫外線照射体435および発光部431が紫外線の照射を開始するタイミングは、例えば図2、図3、図4、および図6に関して例示したいずれのタイミングであってもよい。紫外線照射体435やノズル駆動部423や洗浄ノズル425などの動作は、図13に表したように制御部410によって制御される。次に、これらの具体的な動作について、図面を参照しつつ説明する。
図14は、ノズルユニット420bあるいはノズルユニット420cが設けられた衛生洗浄装置の動作の具体例を表すフローチャート図である。
なお、本具体例では、図4および図5に表した具体例と同様に、洗浄ノズル425の待機位置は吐水口427の部分がノズル洗浄室429よりも後退した位置である。
まず、着座センサ481が使用者の便座200への着座を検知し(ステップS401)、使用者によって「おしり洗浄」のスイッチが操作される(ステップS403)。ここで、ノズルユニット420bの紫外線照射体435はノズル洗浄室429の後端部に固定され、ノズルユニット420cの発光部431はノズル洗浄室429内に固定されているため、進出する洗浄ノズル425に干渉しない位置まで紫外線照射体435あるいは発光部431を退避させる必要はない。そのため、本具体例では、例えば図4に表したステップS105およびステップS107のような動作は不要である。
続いて、図14に表したステップS409〜ステップS431の動作は、図4に関して前述したステップS109〜ステップS131の動作と同様である。続いて、制御部410は洗浄ノズル425を洗浄ノズル425自身の進退方向に直進移動させる(ステップS433)。このとき、紫外線照射体435あるいは発光部431は、ステップS425において紫外線の照射を開始しているため、洗浄ノズル425は、直進移動の途中に紫外線照射体435あるいは発光部431から紫外線を照射される。
そのため、本具体例にかかる衛生洗浄装置100は、紫外線照射体435や発光部431を移動させる特別な機構や構造を設けることなく、ケーシング内において洗浄ノズル425の全長および全周に紫外線を照射できる。但し、前述したように、ノズルユニット420bの紫外線照射体435はノズル洗浄室429の後端部に設けられているため、洗浄ノズル425の全長に紫外線を照射するためには、吐水口427の部分をノズル洗浄室429よりも後退した位置まで移動させる必要がある。なお、制御部410は、所定時間が経過した後もしくは洗浄ノズル425の進退動作が所定回数行われた後に洗浄ノズル425を待機位置まで移動させ、紫外線照射体435あるいは発光部431の紫外線の照射を停止する(ステップS435)。
図15は、ノズルユニット420bあるいはノズルユニット420cが設けられた衛生洗浄装置の動作の他の具体例を表すフローチャート図である。
なお、本具体例では、図6および図7に表した具体例と同様に、洗浄ノズル425の待機位置は吐水口427の部分がノズル洗浄室429の中にほぼ収容された位置である。
まず、着座センサ481が使用者の便座200への着座を検知し(ステップS501およびS507)、使用者によって「おしり洗浄」のスイッチが操作される(ステップS503およびS509)。ここで、ノズルユニット420bの紫外線照射体435はノズル洗浄室429の後端部に固定され、ノズルユニット420cの発光部431はノズル洗浄室429内に固定されている。そのため、「おしり洗浄」のスイッチが操作される直前に紫外線照射体435あるいは発光部431が紫外線を照射せずに待機中であっても、進出する洗浄ノズル425に干渉しない位置まで紫外線照射体435あるいは発光部431を退避させる必要はない。そのため、本具体例では、例えば図6に表したステップS205のような動作は不要である。
一方、「おしり洗浄」のスイッチが操作される直前まで紫外線照射体435あるいは発光部431が紫外線を照射しているときには、制御部410は紫外線照射体435あるいは発光部431の紫外線の照射を停止する(ステップS511)。ここで、前述したように、紫外線照射体435および発光部431は固定されているため、「おしり洗浄」のスイッチが操作される直前まで紫外線照射体435あるいは発光部431が紫外線を照射しているときであっても、進出する洗浄ノズル425に干渉しない位置まで紫外線照射体435あるいは発光部431を退避させる必要はない。そのため、本具体例では、例えば図6に表したステップS213のような動作は不要である。
続いて、制御部410は、吐水口427の部分がノズル洗浄室429の内部に位置するように洗浄ノズル425を進出させる(ステップS515)。これは、「おしり洗浄」のスイッチが操作される直前まで紫外線照射体435が紫外線を照射しているときには、洗浄ノズル425は洗浄ノズル425自身の進退方向に直進移動しているためである。
続いて、図15に表したステップS517〜ステップS537の動作は、図6に関して前述したステップS217〜ステップS237の動作と同様である。続いて、制御部410は洗浄ノズル425を洗浄ノズル425自身の進退方向に直進移動させる(ステップS539)。このとき、紫外線照射体435あるいは発光部431は、ステップS531において紫外線の照射を開始しているため、洗浄ノズル425は、直進移動の途中に紫外線照射体435あるいは発光部431から紫外線を照射される。
そのため、本具体例にかかる衛生洗浄装置100は、紫外線照射体435や発光部431を移動させる特別な機構や構造を設けることなく、ケーシング内において洗浄ノズル425の全長および全周に紫外線を照射できる。但し、前述したように、ノズルユニット420bの紫外線照射体435はノズル洗浄室429の後端部に設けられているため、洗浄ノズル425の全長に紫外線を照射するためには、吐水口427の部分をノズル洗浄室429よりも後退した位置まで移動させる必要がある。なお、制御部410は、所定時間が経過した後もしくは洗浄ノズル425の進退動作が所定回数行われた後に洗浄ノズル425を待機位置まで移動させ、紫外線照射体435あるいは発光部431の紫外線の照射を停止する(ステップS543)。
以上説明したように、本実施形態によれば、紫外線照射体435は洗浄ノズル425の外周表面に紫外線を照射しつつ、ケーシングに収納された洗浄ノズル425の軸方向(進退方向)に直進移動することができる。あるいは、適宜固定された紫外線照射体435が紫外線を照射した状態で、洗浄ノズル425を洗浄ノズル425自身の進退方向に直進移動させることができる。そのため、本実施形態の衛生洗浄装置100は、ケーシング(ケースプレート401およびケースカバー403)内において洗浄ノズル425の全長および全周に紫外線を照射できる。その結果、洗浄ノズル425の全長および全周を殺菌、防汚、あるいは防臭することができる。また、洗浄ノズル425の表面には、光触媒を有する層が設けられている。そのため、紫外線の照射と、光触媒の分解作用および親水作用と、の相乗効果でより効果的に洗浄ノズル425の殺菌や防汚や防臭を行うことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、ノズルユニット420、420a、420b、420cなどが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや紫外線照射体435や発光部431の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
すなわち、紫外線照射体435は、例えば洗浄ノズル425の後端部425aを包含可能なより大きな中空形状を有していてもよい。また、紫外線照射体435の駆動方法は、例示したものに限定されず、本発明の特徴を備えている限り、適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置の外観を表す斜視模式図である。 本実施形態にかかる衛生洗浄装置に設けられたノズルユニットの具体例を表す斜視模式図である。 本具体例のノズルユニットが設けられた衛生洗浄装置の構成の一部を例示するブロック図である。 ノズルユニット420が設けられた衛生洗浄装置の動作の具体例を表すフローチャート図である。 本具体例の洗浄ノズルの待機位置を表す斜視模式図である。 ノズルユニット420が設けられた衛生洗浄装置の動作の他の具体例を表すフローチャート図である。 本具体例の洗浄ノズルの待機位置を表す斜視模式図である。 本実施形態にかかる衛生洗浄装置に設けられたノズルユニットの他の具体例を表す斜視模式図である。 本具体例のノズルユニットが設けられた衛生洗浄装置の構成の一部を例示するブロック図である。 ノズルユニット420aが設けられた衛生洗浄装置の動作の具体例を表すフローチャート図である。 本実施形態にかかる衛生洗浄装置に設けられたノズルユニットのさらに他の具体例を表す斜視模式図である。 本具体例の変形例にかかるノズルユニットを表す斜視模式図である。 本具体例のノズルユニットが設けられた衛生洗浄装置の構成の一部を例示するブロック図である。 ノズルユニット420bあるいはノズルユニット420cが設けられた衛生洗浄装置の動作の具体例を表すフローチャート図である。 ノズルユニット420bあるいはノズルユニット420cが設けられた衛生洗浄装置の動作の他の具体例を表すフローチャート図である。
符号の説明
100 衛生洗浄装置、 200 便座、 300 便蓋、 400 本体部、 401 ケースプレート、 403 ケースカバー、 410 制御部、 420 ノズルユニット、 420a ノズルユニット、 420b ノズルユニット、 420c ノズルユニット、 421 取付台、 423 ノズル駆動部、 424 伝動部材、 425 洗浄ノズル、 425a 後端部、 427 吐水口、 429 ノズル洗浄室、 431 発光部、 433 照射体駆動部、 434 伝動部材、 435 紫外線照射体、 481 着座センサ、 483 人体検知センサ、 485 操作部、 491 給水バルブ

Claims (5)

  1. ケーシングと、
    前記ケーシングに収納され、人体局部に吐水する洗浄ノズルと、
    前記ケーシングから前記洗浄ノズルを進退させるノズル駆動部と、
    前記ケーシングに収納された前記洗浄ノズルの外周表面に紫外線を照射する紫外線照射体と、
    前記紫外線照射体を前記洗浄ノズルの進退方向に移動させる照射体駆動部と、
    を備えたことを特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 前記洗浄ノズルに水を噴射するノズル洗浄室と、
    前記ノズル駆動部を駆動させ、前記洗浄ノズルが前記ノズル洗浄室により覆われないように前記洗浄ノズルを前記ノズル洗浄室から後退させると共に、前記照射体駆動部を駆動させて前記紫外線照射体を移動させつつ前記紫外線照射体から紫外線を照射させる制御部と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
  3. 前記洗浄ノズルに水を噴射するノズル洗浄室と、
    前記ノズル洗浄室内において前記洗浄ノズルの外周表面に紫外線を照射する第2の紫外線照射体と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
  4. ケーシングと、
    前記ケーシングに収納され、人体局部に吐水する洗浄ノズルと、
    前記ケーシングから前記洗浄ノズルを進退させるノズル駆動部と、
    前記ケーシングに収納された前記洗浄ノズルの外周表面に紫外線を照射する紫外線照射体と、
    前記紫外線照射体から紫外線を照射させつつ、前記ノズル駆動部を駆動させて前記洗浄ノズルを前記洗浄ノズル自身の進退方向に移動させる制御部と、
    を備えたことを特徴とする衛生洗浄装置。
  5. 前記洗浄ノズルの表面に、光触媒を有する層が設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の衛生洗浄装置。
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