JP2010019566A - 時刻受信装置および時刻修正方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】インターネットなどの通信網のない施設や場所においても精度の高い時刻合わせが可能な時刻受信装置を提供する。
【解決手段】通信手段を制御して所定時間間隔の1の通信タイミングで他の機器へ時刻の修正を行うことを知らせるコマンドコードを送信するとともにそのときの計時手段214の時刻を記憶する送信制御手段211と、通信手段220を制御して前記1の通信タイミングよりも所定時間間隔遅い通信タイミングで、他の機器より送られて来た時刻データを受信する受信制御手段と、受信制御手段が時刻データを受信した際における計時手段の時刻を読み出して記憶されている時刻および所定時間間隔とに基づいて計時手段の時刻の修正の要否を判別し、必要な場合には受信した時刻データを用いて計時手段の時刻の修正を行う時刻修正手段と、を設けた。
【選択図】図3

Description

本発明は、時刻受信装置さらには計時手段を備えた電子機器における時刻合わせ技術に関し、例えばブルートゥースのような無線通信機能を備えた電子腕時計に利用して好適な技術に関する。
電子時計は、水晶振動子などの振動子を有する発振回路を内蔵し計時機能を持つが、発振周波数のばらつきにより時刻ずれが発生する。そこで、アンテナを有し時刻情報を含む無線信号(時刻標準電波)を受信して時刻修正を行う電波時計が提供されている。しかしながら、電波時計(腕時計を含む)は電波の届かない屋内特に地下などの施設に置かれている場合、時刻修正機能が働かないという不具合がある。
近年、電子機器においては、高精度で高速な処理を行うために、精度の高い時刻情報を必要とするものが多くなりつつある。そのため、時刻情報を内部で保持する電子機器において、種々の時刻合わせ技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2007−163330号公報
特許文献1に記載されている発明は、基準となる内部時計を有するサーバと、クライアント機器とが通信経路を介して通信可能に接続されているシステムにおいて、サーバからクライアント機器へ時刻情報を送って時刻合わせを行うものである。この発明は、往路と復路の通信時間が等しいという仮定のもとに、クライアント機器が時刻を要求した時刻をT1、サーバがリクエストを受信した時刻をT2、サーバが時刻情報を含むレスポンスを創始した時刻をT3、クライアント機器がレスポンスを受信した時刻をT4とすると、クライアント機器内の時計の時刻ずれを、{(T2−T1)+(T3−T4)}/2で計算して修正するようにしている。
上記先願発明によると、比較的精度の高い時刻合わせが可能になるという利点があるものの、インターネットなどのインフラのある施設や場所でないと時刻合わせができないという不具合がある。
また、本発明の実施形態で無線通信手段として利用を想定しているブルートゥース規格においても時刻同期の仕方が規定されているが、ブルートゥース規格における時刻同期は、単に送信側(マスタ)が受信側(スレーブ)に時刻データを送信して受信側が時計を合わせるというもので、通信不良により自動再送が行なわれた場合には通信遅延時間が長くなって時刻合わせの精度が低下するという課題がある。
この発明は、上記の課題に着目してなされたもので、インターネットなどの通信網のない施設や場所においても精度の高い時刻合わせが可能な時刻受信装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、通信エラーの際に自動再送が行なわれるブルートゥースのような通信規格を使用して時刻データを送って時刻合わせ行う場合にも、精度の高い時刻合わせが可能な時刻受信装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、
内部のクロック信号に基づいて計時を行う計時手段と、
所定時間間隔で他の機器と通信を行う通信手段と、を備えた時刻受信装置であって、
前記通信手段を制御して前記所定時間間隔の1の通信タイミングで他の機器へ時刻の修正を行うことを知らせるコマンドコードを送信する送信制御手段と、
前記通信手段を制御して前記1の通信タイミングよりも後の通信タイミングで、前記他の機器より送られて来た時刻データを受信する受信制御手段と、
この受信制御手段が受信した時刻データと前記所定時間間隔とに基づいて前記計時手段の時刻の修正を行う時刻修正手段と、
を備えていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の時刻受信装置において、
前記時刻修正手段は、
前記コマンドコードを送信したときの前記時刻計数手段の時刻と、前記受信制御手段が前記時刻データを受信した際における前記計時手段の時刻との時間差を求め、この時間差が予め決められた特定時間よりも小さいか否かを判別し、前記特定時間より小さい場合のみ前記時刻修正を実行することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の時刻受信装置において、
前記特定時間は、前記所定時間間隔の1間隔よりも大きく2間隔よりも小さいことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の時刻受信装置において、
前記通信手段は無線通信手段であることを特徴とすることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の時刻受信装置において、
前記無線通信手段による通信は、ブルートゥース規格に従った通信であることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の時刻受信装置において、
前記無線通信手段は、ブルートゥース通信におけるスレーブ側機器に設けられている無線通信手段であることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の時刻受信装置において、
前記他の機器は、内部に現在時刻を保持する電子機器であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の時刻受信装置において、
前記他の機器は、前記通信手段とは異なる方式の無線通信手段を備え、該無線通信手段によって前記現在時刻を取得し保持することを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の時刻受信装置において、
前記他の機器は携帯電話機であることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、
内部のクロック信号に基づいて計時を行う計時手段と、
所定時間間隔で他の機器と通信を行う通信手段と、を備えた時刻受信装置における時刻修正方法であって、
前記通信手段を制御して前記所定時間間隔の1の通信タイミングで他の機器へ時刻の修正を行うことを知らせるコマンドコードを送信する送信のステップと、
前記通信手段を制御して前記1の通信タイミングよりも後の通信タイミングで、前記他の機器より送られて来た時刻データを受信する受信ステップと、
この受信ステップで受信した時刻データと前記所定時間間隔とに基づいて前記計時手段の時刻の修正を行う時刻修正ステップと、
を含むことを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の時刻受信装置の時刻修正方法において、
前記時刻修正ステップは、
前記通信手段により前記1の通信タイミングで他の機器へ前記コマンドコードを送信する際における前記計時手段の時刻と、前記受信ステップで前記時刻データを受信した際における前記計時手段の時刻との時間差を求める演算ステップと、
この演算ステップで求めた時間差が予め決められた特定時間よりも小さいか否かを判別する判別ステップと、
この判別ステップで前記時間差が予め決められた特定時間よりも小さいと判別された場合のみ、前記時刻修正を実行させる時刻修正制御ステップと、
を含むことを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の時刻受信装置の時刻修正方法において、
前記特定時間は、前記所定時間間隔の1間隔よりも大きく2間隔よりも小さいことを特徴とする。
本発明によれば、インターネットなどの通信網のない施設や場所においても精度の高い時刻合わせが可能な時刻受信装置を実現することができる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、本発明に係る時刻受信装置が腕時計である場合を例として説明するが、本発明を適用可能な実施形態はこれに限定されるものではない。
近年、携帯電話機の発展と普及に伴って、高機能の携帯電話サービスが提供されるようになってきており、そのひとつにサーバである基地局から端末としての携帯電話機へ高精度の時刻情報を常時送信するサービスがある。また、通話やデータ通信という携帯電話機本来の通信機能のほかに、赤外線を用いた通信機能や、2.4GHz〜2.48GHzの周波数帯を使用し10m程度の短距離無線通信の仕様を規定するブルートゥース規格に従った通信機能を搭載した携帯電話機が提供されている。
ブルートゥース規格の無線通信方式は、所定量のデータにヘッダを付けて送信するパケット通信方式であり、再送機能を持つ非同期通信(ACL:Asynchronous Connectionless)と、再送機能を持たず所定の周期でパケットの送信を行なう同期通信(SCO:Synchronous Connection Oriented)の2つの通信モードを備え、それぞれ時分割で送信と受信を行なう。
また、ブルートゥース通信では、マスタ機器とスレーブ機器との間でクロック信号(以下、単にクロックと称する)の同期をとるとともに通信接続を確立するために、ブルートゥースクロックと呼ばれる3.2kHzのクロック信号に基づき、3.2kHzの2倍の周期(625μs)でパケットデータの交換が行なわれる。
本実施形態は、高精度の時刻情報を有するとともに送受信の間隔が一定であるブルートゥースのような短距離通信機能を備えた携帯電話機を利用して、短距離通信機能を備えるものの単独では高精度の時刻情報を保持するのが困難な腕時計の時刻合わせを、図1に示すように短距離通信で携帯電話機100から腕時計200へ時刻情報を送って行なえるようにしたものである。
図2は、本実施形態における携帯電話機100と腕時計200のそれぞれの内部システムの一部を示すブロック図である。
図2に示すように、携帯電話機100はシステム全体を制御するマイクロプロセッサ(いわゆるマイコン)などからなる制御部110と、ブルートゥース規格に従った通信機能を備えたブルートゥース通信デバイス(以下、無線ICと称する)などからなる通信処理部120とを備え、制御部110と通信処理部120とはシリアルバスによって接続されている。腕時計200も同様に、システム全体を制御する制御部210と、通信処理部220とを備える。
なお、携帯電話機100は、上記制御部110と通信処理部120のほかに、機器本来の通話機能を提供するGSMもしくはWCDM規格の無線通信処理部や液晶表示部やスピーカ、テンキーなどの周辺デバイスを備えるが、それらは本発明と直接関係しないので図示および説明は省略する。一方、腕時計200も制御部210と通信処理部220のほかに、時刻表示を行う時計モジュールなどを備えるが、図示および説明は省略する。また、本実施形態における腕時計200の制御部210と通信処理部220の構成は、携帯電話機100のそれと同一であるので、ハードウェアの構成については、制御部110と通信処理部120についてのみ説明し、制御部210と通信処理部220の構成については説明を省略する。
図2に示されているように、通信処理部120(ブルートゥース通信デバイス)は、送信信号のアップコンバート機能や変調機能、増幅機能、受信信号の増幅機能や復調機能、ダウンコンバート機能などを備えアンテナANTを介してデータの送受信を行う高周波信号処理部(RF部)121と、高周波信号処理部121により送受信されるデータをブルートゥース通信プロトコルに従って処理したり通信相手のデバイスとの間の通信接続状態を確立したりパケットの分析、解読、再構築などを行なったりするリンクコントローラ122を備える。送信されるパケットの構成は、ブルートゥース規格で規定されており、同期を取るためのデータや送信相手のアドレスが入る領域、パケットの種類や通信リンクを管理するためのパラメータ、パケットの順番を示すシーケンス番号等が入るパケットヘッダ領域、送信するデータや誤り訂正符号が入るペイロード領域などからなる。
また、通信処理部120は、送信データを一時的に蓄える送信バッファ123、受信データを一時的に蓄える受信バッファ124、前記リンクコントローラ122と前記制御部110との間の信号のやりとりを行なうインタフェース部125などを備える。受信バッファ124に受信データが取り込まれると制御部110に対して受信割込み信号が発生し、制御部110は割込みで受信データの処理を開始する。
制御部110は、マイクロプロセッサ(CPU)111、制御プログラムを格納する不揮発性メモリからなるROM112、CPUの作業領域を提供したり処理データを一時的に保持したりする揮発性メモリからなるRAM113、内部クロックφを生成したり計時処理を行う計時部114、前記通信処理部120との間の信号のやりとりを行なうインタフェース部115などから構成される。
制御部110と通信処理部120との間のシリアル通信は、クロック信号に同期してコマンドコードとデータを送ることで行なわれる。通信処理部120から制御部110へデータを送るときは割込み信号INTを利用して行なわれる。なお、図2では、制御部110と通信処理部120はそれぞれが1個の半導体集積回路(IC)として構成されているが、それぞれ複数の半導体集積回路で構成しても良い。
ここで、ブルートゥース通信による無線接続について簡単に説明する。ブルートゥース通信では、一方の装置がマスタとなり、他方の装置がスレーブとして動作し、送受信は一定周期T0(625μs)行なわれる。接続を確立する場合、先ず、マスタ(装置A)が送信バッファ123内のデータからパケットを作成しスレーブ(装置B)へ送信する。このとき送信バッファが空の場合にはデータ領域が空のパケットを送る。また、前回受信したパケットのシーケンス番号が間違っていたときは、前回送信したデータを再送する。
一方、スレーブは、自己のアドレスが含まれるパケットを受信した場合は、シーケンス番号、誤り訂正符号のチェックを行い、正しいデータの場合には受信バッファ224にデータを格納する。スレーブ側からデータを送信する場合も、上記と同様である。
次に、図1及び図2の実施形態において、スレーブ(装置B)としての腕時計200からマスタ(装置A)としての携帯電話機100へ時刻情報を要求してスレーブ内の時計の時刻をマスタ内の時計の時刻に合わせる場合の手順について説明する。
腕時計200(装置B)の制御部210が、計時部(時計)214から時刻Tb1を読み出してRAM213内に記憶する。そして、通信処理部(無線IC)220内の送信バッファ223に、“時刻合わせ開始”コマンドコードをデータとして書き込む。すると、通信処理部220は、次の接続タイミングで送信バッファ223のデータが入ったパケットを携帯電話機100(装置A)へ送信する。
すると、携帯電話機100の通信処理部(無線IC)120がパケットを受信してチェックを行い、正しいデータの場合には受信バッファ124へ受信データを格納する。受信バッファ124に受信データが格納されると、制御部110に対して割込みがかかり、制御部110は受信バッファ124からデータを読み出して解読する。この場合、受信したデータは“時刻合わせ開始”コマンドコードであるため、自己の計時部(時計)114から時刻Taを読み出して、通信処理部(無線IC)120内の送信バッファ123に、時刻データTaを書き込む。その後、通信処理部120が、次の接続タイミングで送信バッファ123の時刻データが入ったパケットを腕時計200(装置B)へ送信する。
腕時計200の通信処理部(無線IC)220がパケットを受信してチェックを行い、正しいデータの場合には受信バッファ224へ受信データを格納する。受信バッファ224に受信データが格納されると、制御部210に対して割込みがかかり、制御部210は、RAM213内から記憶されている時刻データTb1を、また計時部(時計)214から現在時刻Tb2を読み出すとともに、受信バッファ224から受信した時刻データTaを読み出す。
そして、Tb2≦TB1+2T0すなわちTb2−Tb1≦2T0の関係を満たしているか否かを判別し、満たしているときは計時部214の時刻をTa+T0に修正する。ここで、T0は通信周期(ブルートゥースでは625μs)である。一方、Tb2≦Tb1+2T0でなかったときは、接続失敗と判定して時計B(計時部214)の時刻を修正しないで処理を終了する。なお、上記関係式における2T0はそれに限定されるものでなく、T0よりも大きく2T0以下であれば、どのような値であってもよい。ブルートゥース通信では、通信周期が固定であるため、このような設定で接続の成功/失敗を判定することができる。
図3に、時刻合わせに成功する場合のタイミングの例が示されている。タイミングt1で、腕時計200(装置B)の時計B(計時部214)から読み出された時刻Tb1は、送信バッファB(223)に書き込まれ、タイミングt2で携帯電話機100(装置A)へ送信され、受信バッファA(124)に取り込まれる。そして、タイミングt2’で時計A(計時部114)から読み出された時刻Taが送信バッファA(123)に書き込まれ、t2よりもT0だけ遅いタイミングt3で腕時計200(装置B)へ送信され、受信バッファB(224)に取り込まれる。
また、このとき時計B(計時部214)から時刻Tb2が読み出され、RAM内の時刻データTb1と比較される。この場合、送受信が1周期で完了しているため、Tb2≦Tb1+2T0が満たされる。従って、時計B(計時部214)の時刻をTa+T0に変更することで時刻の修正が行なわれる。この場合、TaにT0を加算した時刻に修正することで、通信による遅延を考慮した時刻に修正されるため、正確な時刻修正が可能となる。
図4と図5には、時刻合わせに失敗する場合のタイミングの例が示されている。このうち、図4は、タイミングt3における携帯電話機100(装置A)から腕時計200(装置B)への送信が失敗した場合を、また図5はタイミングt3’における腕時計200(装置B)から携帯電話機100(装置A) への送信が失敗した場合を示す。
いずれの場合にも、携帯電話機100(装置A)はt3よりもT0だけ遅いタイミングt4で時刻データTaの再送を試みる。そして、その再送が成功したとしても、この場合にはTb2≦Tb1+2T0が満たされないため、時刻データTaを受信した腕時計200(装置B)は時計B(計時部214)の時刻修正をしない。そのため、誤差のある時刻への修正が回避され、長いスパンでは腕時計200(装置B)の時計の時刻の精度が向上されるようになる。
携帯電話機は基地局からの時刻受信サービスを利用することで常時高精度の時刻情報を保持することができる。また、携帯電話機(マスタ機器)は、電波の届かないところでは使用できないためユーザは常に電波の届くところに携帯電話機を置くあるいは携帯するように心がけるため、内部に保持される時刻情報は正確な情報に修正される確率が腕時計よりも高いと考えられるので、腕時計(スレーブ機器)が、携帯電話機から本来の通話のための無線通信とは別の短距離無線通信で時刻情報を受信するように構成することによって、上述のように送受信に伴う時刻ずれのない時刻情報を受信できることと相俟って腕時計内部の時刻情報の精度を高めることができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更可能である。例えば、前記実施形態では、携帯電話機と腕時計との間の通信として、ブルートゥース規格に従った無線通信を利用した場合を説明したが、通信方式は周期的に送受信を行うものであれば、ブルートゥースに限定されないとともに、無線通信でなく有線通信方式であってもよい。無線通信方式とすることにより、時刻修正の際の機器の取り扱い(準備)が容易となる。また、一般には携帯電話機はPHS(Personal Handy-phone System)を含まない概念として扱われることもあるが、本発明における携帯電話機はPHSと呼ばれるものを含む概念である。
以上の説明では、本発明をブルートゥース通信機能を備えた腕時計に適用した例を示したが、これに限定されるものではなく、互いに同期をとって周期的に送受信を行う通信機能を備えた電子機器であれば如何なるものであってもよい。例えば、時刻受信装置は据え置き型など固定式の時計であってもよいし、小型ラジオ等であってもよい。
本発明の好適な実施形態を示す概略図である。 本発明の一実施形態における携帯電話機と腕時計のそれぞれの内部システムの一部を示すブロック図である。 実施形態における携帯電話機と腕時計との間の時刻情報の送受信の成功例を示すタイムチャートである。 実施形態における携帯電話機と腕時計との間の時刻情報の送受信の失敗例を示すタイムチャートである。 実施形態における携帯電話機と腕時計との間の時刻情報送受信の他の失敗例を示すタイムチャートである。
符号の説明
100 携帯電話機
110 制御部
111 マイクロプロセッサ(CPU)
112 ROM(不揮発性メモリ)
113 RAM(揮発性メモリ)
114 計時部
115 インタフェース部
120 通信処理部
121 高周波信号処理部(RF部)
122 リンクコントローラ
123 送信バッファ
124 受信バッファ
125 インタフェース部
200 腕時計
210 制御部
211 マイクロプロセッサ(CPU)
212 ROM(不揮発性メモリ)
213 RAM(揮発性メモリ)
214 計時部
215 インタフェース部
220 通信処理部
221 高周波信号処理部(RF部)
222 リンクコントローラ
223 送信バッファ
224 受信バッファ
225 インタフェース部

Claims (12)

  1. 内部のクロック信号に基づいて計時を行う計時手段と、
    所定時間間隔で他の機器と通信を行う通信手段と、を備えた時刻受信装置であって、
    前記通信手段を制御して前記所定時間間隔の1の通信タイミングで他の機器へ時刻の修正を行うことを知らせるコマンドコードを送信する送信制御手段と、
    前記通信手段を制御して前記1の通信タイミングよりも後の通信タイミングで、前記他の機器より送られて来た時刻データを受信する受信制御手段と、
    この受信制御手段が受信した時刻データと前記所定時間間隔とに基づいて前記計時手段の時刻の修正を行う時刻修正手段と、
    を備えていることを特徴とする時刻受信装置。
  2. 前記時刻修正手段は、
    前記コマンドコードを送信したときの前記時刻計数手段の時刻と、前記受信制御手段が前記時刻データを受信した際における前記計時手段の時刻との時間差を求め、この時間差が予め決められた特定時間よりも小さいか否かを判別し、前記特定時間より小さい場合のみ前記時刻修正を実行することを特徴とする請求項1に記載の時刻受信装置。
  3. 前記特定時間は、前記所定時間間隔の1間隔よりも大きく2間隔よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の時刻受信装置。
  4. 前記通信手段は無線通信手段であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の時刻受信装置。
  5. 前記無線通信手段による通信は、ブルートゥース規格に従った通信であることを特徴とする請求項4に記載の時刻受信装置。
  6. 前記無線通信手段は、ブルートゥース通信におけるスレーブ側機器に設けられている無線通信手段であることを特徴とする請求項5に記載の時刻受信装置。
  7. 前記他の機器は、内部に現在時刻を保持する電子機器であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の時刻受信装置。
  8. 前記他の機器は、前記通信手段とは異なる方式の無線通信手段を備え、該無線通信手段によって前記現在時刻を取得し保持することを特徴とする請求項7に記載の時刻受信装置。
  9. 前記他の機器は携帯電話機であることを特徴とする請求項8に記載の時刻受信装置。
  10. 内部のクロック信号に基づいて計時を行う計時手段と、
    所定時間間隔で他の機器と通信を行う通信手段と、を備えた時刻受信装置における時刻修正方法であって、
    前記通信手段を制御して前記所定時間間隔の1の通信タイミングで他の機器へ時刻の修正を行うことを知らせるコマンドコードを送信する送信のステップと、
    前記通信手段を制御して前記1の通信タイミングよりも後の通信タイミングで、前記他の機器より送られて来た時刻データを受信する受信ステップと、
    この受信ステップで受信した時刻データと前記所定時間間隔とに基づいて前記計時手段の時刻の修正を行う時刻修正ステップと、
    を含むことを特徴とする時刻受信装置における時刻修正方法。
  11. 前記時刻修正ステップは、
    前記通信手段により前記1の通信タイミングで他の機器へ前記コマンドコードを送信する際における前記計時手段の時刻と、前記受信ステップで前記時刻データを受信した際における前記計時手段の時刻との時間差を求める演算ステップと、
    この演算ステップで求めた時間差が予め決められた特定時間よりも小さいか否かを判別する判別ステップと、
    この判別ステップで前記時間差が予め決められた特定時間よりも小さいと判別された場合のみ、前記時刻修正を実行させる時刻修正制御ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項10に記載の時刻受信装置における時刻修正方法。
  12. 前記特定時間は、前記所定時間間隔の1間隔よりも大きく2間隔よりも小さいことを特徴とする請求項11に記載の時刻受信装置における時刻修正方法。
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