JP2009253842A - クロック同期システム - Google Patents

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Abstract

【課題】時間間隔におけるキューイング遅延がクロック同期精度に対する影響を最小化するクロック同期システムを提供すること。
【解決手段】スレーブノードは、マスターノードからPSNを介して定期的に送信されるパケットを利用して、自身のクロックをマスターノードに同期させる。このスレーブノードは、バッファと、最大値抽出部と、制御部と、VCOとを備えている。バッファは、マスターノードから送信されるパケットである受信パケットを一時的に保存する共にバッファ蓄積量を観測して出力し、スレーブノードの再生クロック周波数を用いてデータを読み出す。最大値抽出部は、バッファ蓄積量において、時間間隔毎にバッファ蓄積量の最大値を抽出する。制御部は、バッファ蓄積量の最大値が基準値を保持するように、制御電圧を制御する。VCOは、制御部から受け取る制御電圧で再生クロック周波数を変化させる。
【選択図】図6B

Description

本発明は、パケットネットワークを介して、装置間のクロックを同期させるためのクロック同期システム及び方法に関する。より詳細には、本発明は、パケットネットワーク内における、マスターノードとスレーブノードの間のクロックオフセットを補正するためのクロック同期システム及び方法に関する。
通信事業者は、より付加価値の高いサービスを実現するべく、高速データ通信網の構築を進めている。高速データ通信網は大きなトラフィック容量が必要となるため、高コストな時分割多重(TDM;Time Division Multiple)方式よりも、低コストかつ高効率なインターネットプロトコル(IP;Internet Protocol)方式が適している。
TDMシステムではクロック同期を確立している。TDM信号を終端する端末は、通常、ネットワークから供給されるクロックに同期するため、送信/受信端末のビットレートは一致する。
一方、IP方式を採用するPSN(Packet Switched Network)ではネットワークのクロック同期を行っておらず、伝送装置のクロックは自走していることが多い。従って、PSNでは高精度のクロック情報を必要とするアプリケーションを利用することが困難である。例えば、モバイルネットワークなどでは、セル間のハンドオーバを滞りなく実現するために、正確なクロックが必要不可欠である。具体的には、モバイルネットワーク上の各ベースステーションは、50 parts per billion (ppb)の精度でクロック同期されていなければならない。もし、ベースステーションのクロックがこの枠を超えてドリフトしてしまった場合、セル間のハンドオーバが失敗する可能性があり、パケットが欠落したり、通信品質が劣化したりする恐れがある。
この問題を解決するために、送受信端末間で正確なクロック同期を実現するためのクロック同期技術が必要である。そのクロック同期技術の一つとして、非特許文献1に記載された適応クロック法(Adaptive clock method)がある。以下、図1A、1Bを参照しながら、従来のクロック同期システムとして、上記の適応クロック法について述べる。
図1Aに示されるように、従来のクロック同期システムは、マスターノード(送信端末)1001と、スレーブノード(受信端末)1002と、PSN1003とを具備している。
マスターノード1001は、同サイズのパケットを定期的に生成して、PSN1003を介してスレーブノード1002に送信する。
図1Bに示されるように、スレーブノード1002は、バッファ1021と、クロック再生部1022とを備えている。
スレーブノード1002において、マスターノード1001から送信されるパケットがバッファ1021に格納される。クロック再生部1022は、バッファ蓄積量が基準値を保持するように、バッファ1021の読み出しクロック(再生クロック)f2を制御する。
適応クロック法では、スレーブノード1002のバッファ蓄積量が基準値と同等になる場合、再生クロックf2がマスターノード1001のクロックをf1と同期する(PSNの影響を無視する場合)と考え、再生クロックf2は前の状態を維持する。バッファ蓄積量が基準値より少ない場合、f2>f1と判断しクロック周波数を低く調整する。逆に、バッファ蓄積量が基準値より大きい場合、f2<f1と判断しクロック周波数を高く調整する。
ところが、実際のPSNには、図2で示されるように、固定遅延Dfix以外にキューイング遅延Q(k)が発生するため、パケット伝搬遅延時間は変動する。当然ながら、パケット伝搬遅延が揺らぐとスレーブノード1002のバッファ蓄積量も変動する。ちなみに、キューイング遅延Q(k)の発生原因は、マスターノード1001から送信されるパケットがPSN1003で転送される他のパケットと衝突し、スイッチのキューでランダムに待たされることに起因する。
高精度クロック同期を実現するためには、PSN1003のキューイング遅延の影響を排除する必要がある。これに関して、従来では様々な研究が行われていて、例えば非特許文献2、3に記載されているような方式がある。
非特許文献2、3に記載された方式では、スレーブノード1002のバッファ蓄積量を平均化することにより、ランダムで変動するキューイング遅延の影響を低減している。以下、非特許文献2、3のクロック再生回路1022の基本構成を述べる。
図3に示されるように、クロック再生回路1022は、平均化処理部1221a、制御部1222、VCO(Voltage Controlled Oscillator)1223から構成される。
バッファ1021は、PSN1003から受信するパケットを一旦蓄積し、再生クロック周波数f2でデータを出力する。また、パケットを受信する度に、バッファ蓄積量を観測して基準値(例えば、バッファの中心値)との差分を計算して平均化処理部1221aに出力する。
平均化処理部1221aは、バッファ1021から受信する上記差分に対し平均化し、その平均値に基づいてVCO1223への制御電圧を制御する。
VCO1223は、平均化処理部1221aから受信する制御電圧でクロック周波数f2を変化する。
ITU−T, "B−ISDN ATM adaptation layer (AAL) specification: Type 1 AAL,", Recommendation I.363.1, Aug. 1996. R. P. Singh, S.−H. Lee, and C.−K. Kim, "Jitter and clock recovery for periodic traffic in broadband packet networks," IEEE Trans. On Commun., vol. 42, pp. 2189−2196, May 1994. 深田陽一、斉藤幸一、「回線エミュレーションにおける端末クロック同期法」 2004年電子情報通信学会総合大会、B−8−7, p340
従来のクロック同期システムでは、その問題点として、ジッタバッファ蓄積量の平均化処理はキューイング遅延の影響を最小化できず、再生クロック周波数偏差にオフセットが残ってしまう(図5を参照)。その理由としては、非特許文献1〜3に記載された方式では、Δt時間内のバッファ蓄積量の観測値と基準値の差分を平均化することにより、キューイング遅延によるバッファ蓄積量の揺らぎを平均化している(図4を参照)。しかしながら、キューイング遅延Q(k)>=0であるため、スレーブノード1002とマスターノード1001のクロックが完全同期されていても、上記差分の平均値は最小にならない。
従って、本発明の課題は、時間間隔Δtにおけるキューイング遅延Q(k)がクロック同期精度に対する影響を最小化するクロック同期システム及び方法を提供することにある。
本発明のクロック同期システムは、マスターノードと、PSN(Packet Switched Network)と、スレーブノードとを具備している。スレーブノードは、マスターノードからPSNを介して定期的に送信されるパケットを利用して、自身のクロックをマスターノードに同期させる。このスレーブノードは、バッファと、最大値抽出部と、制御部と、VCO(Voltage Controlled Oscillator)とを備えている。バッファは、マスターノードから送信されるパケットである受信パケットを一時的に保存する共にバッファ蓄積量を観測して出力し、スレーブノードの再生クロック周波数を用いてデータを読み出す。最大値抽出部は、バッファから受信するバッファ蓄積量において、時間間隔毎にバッファ蓄積量の最大値を抽出する。制御部は、最大値抽出部から受信するバッファ蓄積量の最大値が基準値を保持するように、制御電圧を制御する。VCOは、制御部から受け取る制御電圧で再生クロック周波数を変化させる。
本発明のクロック同期システムによれば、時間間隔毎にスレーブノードのバッファ蓄積量の最大値を観測して、バッファ蓄積量の最大値がバッファ蓄積量の基準値を保持するようにスレーブノードの再生クロック周波数を制御する。これにより、PSNのキューイング遅延の影響を最小化することができる。
以下に添付図面を参照して、本発明の実施形態によるクロック同期システムについて詳細に説明する。
(第1実施形態)
従来のクロック同期システムでは、前述のように、その問題点(第1の問題点とする)として、ジッタバッファ蓄積量の平均化処理はキューイング遅延の影響を最小化できず、再生クロック周波数偏差にオフセットが残ってしまう。その理由としては、非特許文献1〜3に記載された方式では、Δt時間内のバッファ蓄積量の観測値と基準値の差分を平均化することにより、キューイング遅延によるバッファ蓄積量の揺らぎを平均化している。しかしながら、キューイング遅延Q(k)>=0であるため、スレーブノード1002とマスターノード1001のクロックが完全同期されていても、上記差分の平均値は最小にならない。このため、本発明の第1実施形態によるクロック同期システムとして、時間間隔Δtにおけるキューイング遅延Q(k)がクロック同期精度に対する影響を最小化できることが望まれる。
<構成>
図6Aに示されるように、本発明の第1実施形態によるクロック同期システムは、コンピュータであるマスターノード(送信端末)1と、コンピュータであるスレーブノード(受信端末)2と、PSN(Packet Switched Network)3とを具備している。
<マスターノード>
マスターノード1は、同サイズのパケットを定期的に生成して、PSN3を介してスレーブノード2に送信する。
<スレーブノード>
図6Bに示されるように、スレーブノード2は、バッファ21と、クロック再生部22とを備えている。
バッファ21は、実バッファでも良いし、バッファカウンターでも良い。
バッファ21が実バッファである場合、マスターノード1から送信されるパケットが固定サイズになることが前提となる。実バッファは、マスターノード1から受信したパケットを一時的に格納し、再生クロック周波数f2でデータを出力する。また、パケットを受信する度に、バッファ蓄積量を観測してクロック再生部22に出力する。
バッファ21がバッファカウンターである場合、マスターノード1から送信されるパケットが固定サイズのパケットでも良いし、可変長パケットでも良い。マスターノード1から送信される上記パケットが固定サイズの場合、「バッファ蓄積量=パケットサイズ×受信パケット数」をカウントアップして、上記バッファ蓄積量をクロック再生部22に出力する。マスターノード1から送信される上記パケットが可変長パケットの場合、「バッファ蓄積量=固定サイズ×受信パケット数」をカウントアップしてクロック再生部22に出力する。上記固定サイズは受信パケットサイズと関係ないある値とする。また、上記バッファカウンターは、上記バッファ蓄積量をカウントアップするだけではなく、再生クロックの周波数(再生クロック周波数)f2でデータを出力することを模擬して上記バッファ蓄積量をカウントダウンする。
図6Bに示されるように、クロック再生部22は、最大値抽出部221と、制御部222と、VCO223(Voltage Controlled Oscillator)とを備えている。
最大値抽出部221は、バッファ21から受信するバッファ蓄積量を受信し、時間間隔Δt毎にバッファ蓄積量の最大値MAX_BUF(K)を選出して制御部222に出力する。
制御部222は、最大値抽出部221から受信する上記バッファ蓄積量の最大値MAX_BUF(K)と基準値とを比較して差分ΔMAX_BUF(K)を得る。また、上記差分ΔMAX_BUF(K)に基づいてVCO223への制御電圧を制御する。
VCO223は、制御部222から受信する制御電圧でクロック周波数f2を変化させる。
<動作>
マスターノード1は、パケットを同間隔で送信し、PSN3を介してスレーブノード2に送信する。スレーブノード2は受信パケットをバッファ21に格納し、バッファ蓄積量が基準値を保持するようにバッファ21の読み出しクロックを制御する。
マスターノード1とスレーブノード2のクロックが完全同期されていて、PSN3のキューイング遅延=0のケースでは、図7で示されるように、時間間隔Δt毎のバッファ蓄積量MAX_BUF(K)は一定値となる。
ところが、PSN3にはランダムキューイング遅延が発生するため、スレーブノード2のバッファ蓄積量はランダムに変化する。例えば、マスターノード1とスレーブノード2のクロックが完全同期している場合、キューイング遅延を含むパケットを受信した際のバッファ蓄積量は、キューイング遅延がゼロの場合に比べて減少される。
言い換えると、最小のキューイング遅延を含むパケットを受信する場合、スレーブノード2のバッファ蓄積量は最大となる(図8を参照)。図8ではマスターノード1とスレーブノード2のクロックが完全同期される場合を想定する。
マスターノード1とスレーブノード2のクロックが完全同期していない場合、バッファ蓄積量の最大値MAX_BUF(K)はスレーブノード2のクロックドリフトにより変動する(図9を参照)。
本実施形態では、時間間隔Δtにおけるバッファ蓄積量の最大値のみを採用することでキューイング遅延の影響を最小化し、高精度クロック同期を実現する。
次に、図6A、Bを参照しながら本実施形態の動作について詳細に説明する。
スレーブノード2は、マスターノード1から送信されるパケットを受信してバッファ21に保存する。
バッファ21は、バッファ蓄積量を監視して、図6Bに示されるクロック再生部22の最大値抽出部221に与える。
最大値抽出部221は、バッファ21から受信するバッファ蓄積量から、時間間隔Δtにおける最大値MAX_BUF(K)を観測して制御部222に与える。
制御部222は、最大値抽出部221から受け取るMAX_BUF(K)をバッファ蓄積量の基準値と比較して、その差分に基づいてVCO223へ与える電圧を制御する。
VCO24は、制御部23から受け取る制御電圧で再生クロックの周波数f2(k)を変化させる。
<効果>
次に、本発明の第1実施形態によるクロック同期システムの効果について説明する。
本発明の第1実施形態によるクロック同期システムによれば、時間間隔Δt毎にスレーブノード2のバッファ蓄積量の最大値MAX_BUF(k)を観測して、MAX_BUF(K)がバッファ蓄積量の基準値を保持するようにスレーブノード2の再生クロック周波数f2を制御する。これにより、PSN3のキューイング遅延の影響を最小化することができる。
(第2実施形態)
従来のクロック同期システムでは、第2の問題点として、パケットロスによりクロック精度の劣化が生じてしまう。その理由としては、スレーブノード1002のバッファ蓄積量はキューイング遅延のみにより変動されるのではなく、パケットロスによりロスパケットのサイズ(或いは予め決められた固定サイズ)分減少するためである。従って、パケットロスを考慮しないとクロック同期精度の劣化を生じる。このため、本発明の第2実施形態によるクロック同期システムとして、パケットロスによるクロック精度の劣化を防ぐことが望まれる。第2実施形態では、第1実施形態と重複する説明を省略する。
<構成>
図10に示されるように、本発明の第2実施形態によるクロック同期システムのスレーブノード2は、バッファ21と、クロック再生部22と、パケットシーケンス検知部20とを備えている。即ち、スレーブノード2は、図6Bに示された第1実施形態におけるスレーブノード2の構成に加え、パケットシーケンス検知部20を備えている。
パケットシーケンス検知部20は、マスターノード1から送信されるパケットのシーケンス番号に基づいて、パケットロス状況を検知する。パケットシーケンス検知部20は、パケットのシーケンス番号を検知し、本来到着すべき位置に受信されないパケットはロスされていると判断する。もし、そのパケットが順序逆転されて、本来到着すべき位置より後回しして受信される場合、そのパケットはバッファに格納しない。
その結果、パケットシーケンス検知部20は、パケットロスを検知すると以下の処理1或いは処理2を行う。
処理1:バッファ21に本来格納されるべき位置に、ロスパケットと同サイズのダミーデータを入れる。マスターノード1から送信されるパケットが可変長サイズの場合、予め決められた固定サイズのダミーデータを入れる。
処理2:バッファ21にダミーデータを格納せず、最大値抽出部221にロスパケットを検知したことを通知する。
最大値抽出部221は、時間間隔Δt毎にバッファ蓄積量の最大値MAX_BUF(k)を観測して抽出する。更に、パケットシーケンス検知部20からの通知(ロスパケットを検知したことを表す通知)を受け取る場合、上記バッファ蓄積量の最大値MAX_BUF(k)にロスパケットのサイズを足す。マスターノード1から送信されるパケットが可変長サイズの場合、予め決められた固定サイズを上記バッファ蓄積量の最大値MAX_BUF(k)に足す。
<動作>
図10のバッファ21、制御部222、VCO223の動作は第1実施形態におけるバッファ21、制御部222、VCO223と同一のため説明は省略する。
第1実施形態ではパケットロスの検知はできなかった。パケットロスが発生する場合、バッファ蓄積量は減少するため、パケットロス検知機能(パケットシーケンス検知部20)がないとクロック同期精度を劣化する恐れがある。例えば、第1実施形態ではキューイング遅延を受けないパケットを受信した場合のバッファ蓄積量が最大になると考えるが、パケットロスが発生する場合、上記バッファ蓄積量は最大にならない。
本実施形態では、パケットシーケンス検知部20においてロスパケットを検知した場合、ロスパケットと同サイズ(或いは予め決められた固定サイズ)のダミーデータをバッファに入れる或いはロスパケットを検知したことをクロック再生部22の最大値抽出部221に通知する。
最大値抽出部221は、第1実施形態と同じく時間間隔Δt毎にバッファ蓄積量の最大値MAX_BUF(k)を観測して抽出する。本実施形態では、パケットシーケンス検知部20からロスパケット検知の通知を受け取る場合、上記バッファ蓄積量の最大値MAX_BUF(k)にロスパケットのサイズ(或いは予め決められた固定サイズ)を足す。
<効果>
次に、本発明の第2実施形態によるクロック同期システムの効果について説明する。
本発明の第2実施形態によるクロック同期システムによれば、パケットシーケンス検知機能(パケットシーケンス検知部20)を有して、ロスパケットを検知した場合、ロスパケットと同サイズ(或いは予め決められた固定サイズ)のダミーデータをバッファに入れる或いはロスパケットを検知したことをクロック再生部22の最大値抽出部221に通知する。これにより、PSNのキューイング遅延の影響を最小化しながら、パケットロスによるクロック同期精度の劣化を防ぐことができる。
(第3実施形態)
従来のクロック同期システムでは、第3の問題点として、従来のクロック同期システムでは、第3の問題点として、再生クロックの自走時間が長くなるほど、温度ドリフトによるスレーブノード1002のクロックドリフトの影響が大きく、クロック精度の劣化が生じてしまう。その理由としては、キューイング遅延の影響を最小化するために、バッファ蓄積量の観測時間Δtを大きくする必要があるが、Δtが大きいほど、スレーブノード1002のVCO1223は温度ドリフトの影響を受けやすくなるためである。このため、本発明の第3実施形態によるクロック同期システムとして、キューイング遅延と温度ドリフトがクロック同期精度に対する影響をバランス良く制限して、クロック精度を向上することが望まれる。第3実施形態では、第1、2実施形態と重複する説明を省略する。
<構成>
図11に示されるように、本発明の第3実施形態によるクロック同期システムのスレーブノード2は、バッファ21と、クロック再生部22と、パケットシーケンス検知部20とを備えている。クロック再生部22は、最大値抽出部221と、制御部222と、VCO223と温度監視部224とを備える。即ち、スレーブノード2のクロック再生部22は、図10に示された第2実施形態におけるスレーブノード2の構成に加え、温度監視部224を備えている。
温度監視部224は、スレーブノードの内部温度を測定していて、内部温度の変化量を最大値抽出部221に通知する。
最大値抽出部221は、時間間隔Δt毎にバッファ蓄積量の最大値MAX_BUF(k)を観測して抽出する。更に、温度監視部224から温度変化量を受け取った後、温度ドリフトとキューイング遅延の両者がクロック同期精度に対する影響をバランス良くして、上記時間間隔Δtを調整する。例えば、温度変化量が大きい場合、スレーブノードに再生クロックの自走時間をなるべく短くするなどの処理を行う。
<動作>
図11のパケットシーケンス検知部20、バッファ21、制御部221、VCO223の動作は第2の実施の形態におけるパケットシーケンス検知部20、バッファ21、制御部221、VCO223と同一のため説明は省略する。
従来のクロック同期システムにおいて、適応クロック法のクロック同期精度に影響する主な要因は、PSNのキューイング遅延とスレーブノードのクロックドリフトである。第1、2実施形態では前者の影響を最小化しているが、後者は最小化されていない。
スレーブノードのクロックドリフトは主にスレーブノードの内部温度により決められる。例えば、VCO223が−40〜+80℃の温度変化で20ppm変化すると仮定する場合、単純平均で再生クロック周波数f2は20ppm/120℃=0.17ppm/℃で変動する。仮に、スレーブノードの内部温度がΔt内に1℃変化するような温度ドリフトを有する場合、自走クロックのドリフトはΔt内に0.17ppm変動するため、50ppbの要求精度を満たせなくなる。
要求精度50ppbを達成するためには、自走クロックの時間Δtを短くして、温度ドリフトの影響を減少する必要がある。しかし、自走クロックの時間Δtが短すぎると、PSN3のキューイング遅延の影響が大きくなる。
本実施形態では、温度ドリフトの影響を減少させるために、以下の処理を行う。
温度監視部224において、スレーブノードの内部温度を測定し、内部温度の変動量を最大値抽出部221に与える。
最大値抽出部221は、温度監視部224から温度変化量を受け取る場合、VCOの特性に基づいて、PSNのキューイング遅延のみを考慮するのではなく、温度ドリフトによるクロック精度劣化も考慮して、両者がクロック同期精度に対する影響をバランス良くしながら、自走クロックの時間Δtを調整する。
<効果>
次に、本発明の第3実施形態によるクロック同期システムの効果について説明する。
本発明の第3実施形態によるクロック同期システムによれば、温度監視機能(温度監視部224)を有して、再生クロック周波数f2を調整する時間間隔Δtを温度の変化を考慮して設置する。これにより、キューイング遅延と温度ドリフトがクロック同期精度に対する影響をバランス良く制限して、クロック精度を向上することができる。
従来のクロック同期システムの構成を示すブロック図である。 従来のクロック同期システムにおけるスレーブノードの構成を示すブロック図である。 マスターノードから送信される各パケットの伝搬遅延を示す図である。 従来のクロック同期システムにおけるクロック再生部のブロック図である。 従来のクロック同期システムにおけるバッファ蓄積量の平均化した結果を示す図である。 従来のクロック同期システムにおけるクロック周波数の偏差を示す図である。 本発明の第1〜3実施形態によるクロック同期システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態によるクロック同期システムにおけるスレーブノードの構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態によるクロック同期システムにおいて、クロックが完全同期し、キューイング遅延がゼロの場合のバッファ蓄積量を示す図である。 本発明の第1実施形態によるクロック同期システムにおいて、クロックが完全同期するが、キューイング遅延がゼロではない場合のバッファ蓄積量を示す図である。 本発明の第1実施形態によるクロック同期システムにおいて、クロックが同期せず、キューイング遅延がゼロではない場合のバッファ蓄積量を示す図である。 本発明の第2実施形態によるクロック同期システムにおけるスレーブノードの構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態によるクロック同期システムにおけるスレーブノードの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 マスターノード、
2 スレーブノード、
3 パケットスイッチネットワーク(PSN;Packet Switched Network)、
20 パケットシーケンス検知部、
21 バッファ、
22 クロック再生部、
221 最大値抽出部、
221a 平均化処理部、
222 制御部、
223 VCO(Voltage Controlled Oscillator)、
224 温度監視部、
1001 マスターノード、
1002 スレーブノード、
1003 PSN、
1021 バッファ、
1022 クロック再生部、
1221a 平均化処理部、
1222 制御部、
1223 VCO、

Claims (16)

  1. マスターノードと、
    PSN(Packet Switched Network)と、
    前記マスターノードから前記PSNを介して定期的に送信されるパケットを利用して、自身のクロックを前記マスターノードに同期させるスレーブノードと、
    を具備し、
    前記スレーブノードは、
    前記マスターノードから送信される前記パケットである受信パケットを一時的に保存する共にバッファ蓄積量を観測して出力し、前記スレーブノードの再生クロック周波数を用いてデータを読み出すバッファと、
    前記バッファから受信する前記バッファ蓄積量において、時間間隔毎に前記バッファ蓄積量の最大値を抽出する最大値抽出部と、
    前記最大値抽出部から受信する前記バッファ蓄積量の最大値が基準値を保持するように、制御電圧を制御する制御部と、
    前記制御部から受け取る前記制御電圧で前記再生クロック周波数を変化させるVCO(Voltage Controlled Oscillator)と、
    を備えるクロック同期システム。
  2. 前記スレーブノードは、
    前記受信パケットのシーケンス番号に基づいてパケットロス状況を検知し、その結果、ロスパケットを検知した場合、前記ロスパケットと同サイズ又は予め決められた固定サイズのダミーデータを前記バッファに入れる、或いは、前記ロスパケットを検知したことを前記最大値抽出部へ通知するパケットシーケンス検知部、
    を更に備え、
    前記最大値抽出部は、
    前記バッファから受信する前記バッファ蓄積量において、前記時間間隔毎に前記バッファ蓄積量の最大値を抽出し、
    前記パケットシーケンス検知部からの通知を受け取る場合、前記時間間隔毎に抽出される前記バッファ蓄積量の最大値に前記ロスパケットのサイズ又は予め決められた固定サイズを足す処理を行う、
    請求項1に記載のクロック同期システム。
  3. 前記スレーブノードは、
    前記スレーブノードの内部温度を測定して、前記内部温度の変化量を前記最大値抽出部に通知する温度監視部、
    を更に備え、
    前記最大値抽出部は、
    前記バッファから受信する前記バッファ蓄積量において、前記時間間隔毎に前記バッファ蓄積量の最大値を抽出し、
    前記パケットシーケンス検知部からの通知を受け取る場合、前記時間間隔毎に抽出される前記バッファ蓄積量の最大値に前記ロスパケットのサイズ又は予め決められた固定サイズを足し、
    前記温度監視部から前記内部温度の変化量を受け取る場合、前記PSNのキューイング遅延のみを考慮するのではなく、温度ドリフトによるクロック精度劣化も考慮して、前記VCOの特性に基づいて、自走クロックの前記時間間隔を調整する、
    請求項2に記載のクロック同期システム。
  4. 前記スレーブノードの前記バッファは、実バッファ又はバッファカウンターであり、
    前記バッファが前記実バッファである場合、前記受信パケットを一時的に保存する共に前記バッファ蓄積量を観測して出力し、前記スレーブノードの前記再生クロック周波数を用いてデータを読み出し、
    前記バッファが前記バッファカウンターである場合、前記受信パケットのパケットサイズ又は予め決められた固定サイズを前記バッファ蓄積量にカウントアップして前記最大値抽出部に出力し、前記スレーブノードの前記再生クロック周波数でデータを出力することを模擬して前記バッファ蓄積量をカウントダウンする、
    請求項1〜3のいずれかに記載のクロック同期システム。
  5. マスターノードからPSN(Packet Switched Network)を介して定期的に送信されるパケットを利用して、自身のクロックを前記マスターノードに同期させるスレーブノードであって、
    前記マスターノードから送信される前記パケットである受信パケットを一時的に保存する共にバッファ蓄積量を観測して出力し、前記スレーブノードの再生クロック周波数を用いてデータを読み出すバッファと、
    前記バッファから受信する前記バッファ蓄積量において、時間間隔毎に前記バッファ蓄積量の最大値を抽出する最大値抽出部と、
    前記最大値抽出部から受信する前記バッファ蓄積量の最大値が基準値を保持するように、制御電圧を制御する制御部と、
    前記制御部から受け取る前記制御電圧で前記再生クロック周波数を変化させるVCO(Voltage Controlled Oscillator)と、
    を備えるスレーブノード。
  6. 前記受信パケットのシーケンス番号に基づいてパケットロス状況を検知し、その結果、ロスパケットを検知した場合、前記ロスパケットと同サイズ又は予め決められた固定サイズのダミーデータを前記バッファに入れる、或いは、前記ロスパケットを検知したことを前記最大値抽出部へ通知するパケットシーケンス検知部、
    を更に備え、
    前記最大値抽出部は、
    前記バッファから受信する前記バッファ蓄積量において、前記時間間隔毎に前記バッファ蓄積量の最大値を抽出し、
    前記パケットシーケンス検知部からの通知を受け取る場合、前記時間間隔毎に抽出される前記バッファ蓄積量の最大値に前記ロスパケットのサイズ又は予め決められた固定サイズを足す処理を行う、
    請求項5に記載のスレーブノード。
  7. 前記スレーブノードの内部温度を測定して、前記内部温度の変化量を前記最大値抽出部に通知する温度監視部、
    を更に備え、
    前記最大値抽出部は、
    前記バッファから受信する前記バッファ蓄積量において、前記時間間隔毎に前記バッファ蓄積量の最大値を抽出し、
    前記パケットシーケンス検知部からの通知を受け取る場合、前記時間間隔毎に抽出される前記バッファ蓄積量の最大値に前記ロスパケットのサイズ又は予め決められた固定サイズを足し、
    前記温度監視部から前記内部温度の変化量を受け取る場合、前記PSNのキューイング遅延のみを考慮するのではなく、温度ドリフトによるクロック精度劣化も考慮して、前記VCOの特性に基づいて、自走クロックの前記時間間隔を調整する、
    請求項6に記載のスレーブノード。
  8. 前記バッファは、実バッファ又はバッファカウンターであり、
    前記バッファが前記実バッファである場合、前記受信パケットを一時的に保存する共に前記バッファ蓄積量を観測して出力し、前記スレーブノードの前記再生クロック周波数を用いてデータを読み出し、
    前記バッファが前記バッファカウンターである場合、前記受信パケットのパケットサイズ又は予め決められた固定サイズを前記バッファ蓄積量にカウントアップして前記最大値抽出部に出力し、前記スレーブノードの前記再生クロック周波数でデータを出力することを模擬して前記バッファ蓄積量をカウントダウンする、
    請求項5〜7のいずれかに記載のスレーブノード。
  9. マスターノードからPSN(Packet Switched Network)を介して定期的に送信されるパケットを利用して、スレーブノードが、自身のクロックを前記マスターノードに同期させるクロック同期方法であって、
    前記マスターノードから送信される前記パケットである受信パケットを一時的に保存する共にバッファ蓄積量を観測して出力し、前記スレーブノードの再生クロック周波数を用いてデータを読み出すステップと、
    前記バッファ蓄積量において、時間間隔毎に前記バッファ蓄積量の最大値を抽出するステップと、
    前記バッファ蓄積量の最大値が基準値を保持するように、制御電圧を制御するステップと、
    前記制御電圧で前記再生クロック周波数を変化するステップと、
    を備えるクロック同期方法。
  10. 前記受信パケットのシーケンス番号に基づいてパケットロス状況を検知し、その結果、ロスパケットを検知した場合、前記ロスパケットと同サイズ又は予め決められた固定サイズのダミーデータを前記バッファに入れる、或いは、前記ロスパケットを検知したことを前記最大値抽出部へ通知するステップ、
    を更に備え、
    前記バッファ蓄積量の最大値を抽出するステップは、
    前記バッファから受信する前記バッファ蓄積量において、前記時間間隔毎に前記バッファ蓄積量の最大値を抽出し、
    前記パケットシーケンス検知部からの通知を受け取る場合、前記時間間隔毎に抽出される前記バッファ蓄積量の最大値に前記ロスパケットのサイズ又は予め決められた固定サイズを足す処理を行う、
    請求項9に記載のクロック同期方法。
  11. 前記スレーブノードの内部温度を測定して、前記内部温度の変化量を前記最大値抽出部に通知するステップ、
    を更に備え、
    前記バッファ蓄積量の最大値を抽出するステップは、
    前記バッファから受信する前記バッファ蓄積量において、前記時間間隔毎に前記バッファ蓄積量の最大値を抽出し、
    前記パケットシーケンス検知部からの通知を受け取る場合、前記時間間隔毎に抽出される前記バッファ蓄積量の最大値に前記ロスパケットのサイズ又は予め決められた固定サイズを足し、
    前記温度監視部から前記内部温度の変化量を受け取る場合、前記PSNのキューイング遅延のみを考慮するのではなく、温度ドリフトによるクロック精度劣化も考慮して、前記VCOの特性に基づいて、自走クロックの前記時間間隔を調整する、
    請求項10に記載のクロック同期方法。
  12. 前記バッファが実バッファである場合、前記受信パケットを一時的に保存する共に前記バッファ蓄積量を観測して出力し、前記スレーブノードの前記再生クロック周波数を用いてデータを読み出すステップと、
    前記バッファがバッファカウンターである場合、前記受信パケットのパケットサイズ又は予め決められた固定サイズを前記バッファ蓄積量にカウントアップして前記最大値抽出部に出力し、前記スレーブノードの前記再生クロック周波数でデータを出力することを模擬して前記バッファ蓄積量をカウントダウンするステップと、
    を更に備える請求項9〜11のいずれかに記載のクロック同期方法。
  13. マスターノードからPSN(Packet Switched Network)を介して定期的に送信されるパケットを利用して、コンピュータであるスレーブノードが、自身のクロックを前記マスターノードに同期させるコンピュータプログラムであって、
    前記マスターノードから送信される前記パケットである受信パケットを一時的に保存する共にバッファ蓄積量を観測して出力し、前記スレーブノードの再生クロック周波数を用いてデータを読み出すステップと、
    前記バッファ蓄積量において、時間間隔毎に前記バッファ蓄積量の最大値を抽出するステップと、
    前記バッファ蓄積量の最大値が基準値を保持するように、制御電圧を制御するステップと、
    前記制御電圧で前記再生クロック周波数を変化するステップと、
    の各ステップを前記コンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
  14. 前記受信パケットのシーケンス番号に基づいてパケットロス状況を検知し、その結果、ロスパケットを検知した場合、前記ロスパケットと同サイズ又は予め決められた固定サイズのダミーデータを前記バッファに入れる、或いは、前記ロスパケットを検知したことを前記最大値抽出部へ通知するステップ、
    を更に前記コンピュータに実行させ、
    前記バッファ蓄積量の最大値を抽出するステップは、
    前記バッファから受信する前記バッファ蓄積量において、前記時間間隔毎に前記バッファ蓄積量の最大値を抽出し、
    前記パケットシーケンス検知部からの通知を受け取る場合、前記時間間隔毎に抽出される前記バッファ蓄積量の最大値に前記ロスパケットのサイズ又は予め決められた固定サイズを足す処理を行う、
    請求項13に記載のコンピュータプログラム。
  15. 前記スレーブノードの内部温度を測定して、前記内部温度の変化量を前記最大値抽出部に通知するステップ、
    を更に前記コンピュータに実行させ、
    前記バッファ蓄積量の最大値を抽出するステップは、
    前記バッファから受信する前記バッファ蓄積量において、前記時間間隔毎に前記バッファ蓄積量の最大値を抽出し、
    前記パケットシーケンス検知部からの通知を受け取る場合、前記時間間隔毎に抽出される前記バッファ蓄積量の最大値に前記ロスパケットのサイズ又は予め決められた固定サイズを足し、
    前記温度監視部から前記内部温度の変化量を受け取る場合、前記PSNのキューイング遅延のみを考慮するのではなく、温度ドリフトによるクロック精度劣化も考慮して、前記VCOの特性に基づいて、自走クロックの前記時間間隔を調整する、
    請求項14に記載のコンピュータプログラム。
  16. 前記バッファが実バッファである場合、前記受信パケットを一時的に保存する共に前記バッファ蓄積量を観測して出力し、前記スレーブノードの前記再生クロック周波数を用いてデータを読み出すステップと、
    前記バッファがバッファカウンターである場合、前記受信パケットのパケットサイズ又は予め決められた固定サイズを前記バッファ蓄積量にカウントアップして前記最大値抽出部に出力し、前記スレーブノードの前記再生クロック周波数でデータを出力することを模擬して前記バッファ蓄積量をカウントダウンするステップと、
    の各ステップを更に前記コンピュータに実行させる請求項13〜15のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
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