JP2009180245A - オートテンショナ - Google Patents

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Abstract

【課題】張力変動幅の大きな伝動ベルトにも適用可能な大きな減衰力(ダンピング力)を発生させることができるオートテンショナを提供する。
【解決手段】オートテンショナ1は、固定部材2と、固定部材2に回動自在に支持されるとともに、プーリが設けられる可動部材3と、固定部材2の外筒部22と可動部材3のボス部30との間に設けられるとともに、その一端が固定部材2に連結され、可動部材3を固定部材2に対して所定方向に回動付勢する捩りコイルスプリング5と、捩りコイルスプリング5の他端と可動部材3との間に介在するとともに、外筒部22に摺動可能なダンピング部材6とを備えている。ダンピング部材6は、外筒部22の周方向に関して並んだ2つの摩擦部材からなり、2つの摩擦部材の対向面は、外筒部22の径方向に交差する傾斜面である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ベルトの張力を自動的に適度に保つためのオートテンショナに関する。
例えば自動車エンジンの補機駆動のためのベルトにおいては、エンジン燃焼に起因する回転変動によりベルト張力が変動する。このようなベルト張力の変動に起因してベルトスリップが発生し、そのスリップ音や摩耗などの問題が生じている。これを解決するために、従来から、ベルト張力が変動してもベルトスリップの発生を抑える機構として、オートテンショナが採用されている。
このようなオートテンショナは、エンジンブロック等に固定される固定部材と、ベルトが巻き掛けられるプーリが取り付けられた可動部材と、可動部材を固定部材に対して回動付勢するための捩りコイルスプリングと、固定部材又は可動部材の何れか一方に係合し、他方に摺動可能なダンピング部材とを備えている。可動部材が回動したとき、ダンピング部材と固定部材又は可動部材とが摺動することにより、摩擦力を生じさせて、可動部材(プーリ)の揺動を減衰させている(ダンピング機能)。
また、ベルトの張力が大幅に増加し、可動部材が大きく揺動する場合には、大きな摩擦力を発生させて可動部材の揺動を減衰させることが望ましい。しかし、摩擦力が大きいと、ベルトの張力が減少して可動部材が揺動するとき、捩りコイルスプリングの付勢力が摩擦力によって大幅に減少されるため、可動部材の揺動をベルトの張力変動に追従させることができなくなる。
このような問題に対しては、可動部材の回動方向に応じて、ダンピング性能を不均衡(非対称)とするようなオートテンショナも提案されてきている。例えば、特許文献1には、固定部材に対して摺動可能な2つの弧状部材からなるダンピング機構を備えたオートテンショナが開示されている。2つの弧状部材の一方は、捩りコイルスプリングに連結されており、他方は、可動部材の回転力が伝達されるように構成されている。また、2つの弧状部材同士は、周方向に関してピボット状に接触している。この構成により、2つの弧状部材と固定部材との間で生じる摩擦力と捩りコイルスプリングの付勢力とからなるダンピング力の大きさが、可動部材の回動方向に応じて異なるようになっている。さらに、2つの弧状部材の接触端の位置を、径方向に関して移動させることにより、2つのダンピングトルクの比(非対称ダンピング係数)を調整することができる。
特表2005−520104号公報
しかしながら、摩擦力は、摺動面の摩擦係数と摺動面に作用する垂直荷重との積で決まるため、特許文献1のオートテンショナの場合、たとえ非対称ダンピング係数が最大となる位置に2つの弧状部材の接触端の位置を設定したとしても、2つの弧状部材が固定部材に対して摺動する際、2つの弧状部材の摺動面に作用する垂直荷重はそれぞれ一定であるため、一定の摩擦力しか生じさせることができない。そのため、ベルトの張力が大幅に急激に増加した場合に、可動部材の揺動を速やかに減衰させるような大きな減衰力(ダンピング力)を発生させることができない。
そこで、本発明は、張力変動幅の大きな伝動ベルトにも適用可能な大きな減衰力(ダンピング力)を発生させることができるオートテンショナを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
請求項1のオートテンショナは、筒部を有する固定部材と、前記筒部の内側に配置されるボス部を有するとともに、前記ボス部において固定部材に回動自在に支持される可動部材と、前記可動部材における前記ボス部とは反対側の端部に回転自在に設けられ、前記ボス部の軸心を揺動中心として揺動可能であり、且つ、ベルトが巻き掛けられるプーリと、前記筒部と前記ボス部との間に設けられるとともに、その一端が前記固定部材に連結され、前記可動部材を前記固定部材に対して所定方向に回動付勢するための捩りコイルスプリングと、前記捩りコイルスプリングの他端と前記可動部材との間に介在するとともに、前記筒部の内周面に摺動可能なダンピング部材と、を備え、前記ダンピング部材が、前記筒部の周方向に関して並んだ複数の構成部材からなり、前記構成部材の隣接する別の前記構成部材との対向面が、前記筒部の径方向に交差する傾斜面であることを特徴とする。
この構成によると、ベルト張力が増加することにより、可動部材が回動すると、コイルスプリングと可動部材との間に介在するダンピング部材が筒部の内周面に対して摺動し、ダンピング部材と筒部の内周面との間で摩擦力が発生する。隣接する2つの構成部材の対向する面が傾斜面であるため、ダンピング部材に筒部の周方向の力が作用したとき、筒部の内周面は隣接する2つの構成部材のうちの一方から径方向の力を受ける。これにより、構成部材と筒部との間に生じる摩擦力が増大する。従って、本発明のオートテンショナは、たとえベルトの張力が急激に大幅に増加した場合であっても、この張力の増加を十分に減衰させるような大きな減衰力を発生させることができる。
請求項2のオートテンショナは、請求項1において、前記傾斜面が、前記可動部材の回動軸方向から見て円弧状に形成されていることを特徴とする。この構成によると、ダンピング部材に筒部の周方向の力が作用したとき、隣接する2つの構成部材のうちの一方から筒部の内周面に作用する径方向の力をより確実に発生させることができる。従って、ダンピング部材と筒部との間で生じる摩擦力を確実に増加させることができる。
請求項3のオートテンショナは、請求項1又は2において、前記ダンピング部材が、前記筒部の内周面と前記ボス部の外周面との間に配置されており、前記ダンピング部材に力が作用していない状態において、前記筒部の径方向に関して、前記筒部の内周面及び前記ボス部の外周面の何れかと、前記ダンピング部材との間に隙間が形成されることを特徴とする。この構成によると、構成部材は、隣接する別の構成部材に対して、筒部の径方向に関して相対移動することができる。そのため、ダンピング部材に筒部の周方向の力が作用したとき、隣接する2つの構成部材のうちの一方から筒部の内周面に作用する径方向の力をより確実に発生させることができる。従って、ダンピング部材と筒部との間で生じる摩擦力を確実に増加させることができる。
請求項4のオートテンショナは、請求項1〜3の何れかにおいて、隣接する前記構成部材が、前記周方向に関して、直接接触していることを特徴とする。この構成によると、ダンピング部材を比較的簡易な構成により実現できる。
請求項5のオートテンショナは、請求項1〜3の何れかにおいて、対向する2つの前記傾斜面の間に、摩擦抵抗を低減するための低摩擦部材が介在していることを特徴とする。この構成によると、隣接する2つの構成部材の傾斜面における摩擦抵抗が低いため、ダンピング部材に筒部の周方向の力が作用したとき、隣接する2つの構成部材のうちの一方から筒部の内周面に作用する径方向の力をより確実に発生させることができる。従って、ダンピング部材と筒部との間で生じる摩擦力を確実に増加させることができる。
請求項6のオートテンショナは、請求項1〜3の何れかにおいて、対向する2つの前記傾斜面が、弾性部材で連結されていることを特徴とする。この構成によると、ダンピング部材に筒部の周方向の力が作用したとき、弾性部材が弾性変形することにより、隣接する2つの構成部材のうちの一方から筒部の内周面に作用する径方向の力をより確実に発生させることができる。従って、ダンピング部材と筒部との間で生じる摩擦力を確実に増加させることができる。
請求項7のオートテンショナは、請求項1〜6の何れかにおいて、前記複数の構成部材のうち、前記捩りコイルスプリング側の構成部材には、前記周方向に延びた溝部が形成され、前記捩りコイルスプリングの前記他端が、前記溝部に圧入固定されていることを特徴とする。この構成によると、捩りコイルスプリングの付勢力をダンピング部材に確実に伝達することができる。従って、捩りコイルスプリングの付勢力を、可動部材に確実に伝達することができる。
次に、本発明の実施の形態について説明する。本実施形態は、特に、自動車用エンジンの補機を駆動する伝動ベルトの弛み側張力を一定に保つオートテンショナに本発明を適用した一例である。
本実施形態のオートテンショナ1は、自動車用エンジンのクランクシャフトに連結された駆動プーリ(図示省略)と、オルタネータ等の補機を駆動する従動プーリ(図示省略)とにわたって伝動ベルトが巻き掛けられている補機駆動システムに用いられている。詳細には、オートテンショナ1の後述するプーリは、伝動ベルトの弛み側に接触するように配置されている。この補機駆動システムは、クランクシャフトの回転が伝動ベルトを介して従動プーリに伝達されて、補機が駆動されるようになっている。
図1に示すように、本実施形態のオートテンショナ1は、図1中二点鎖線で示すエンジンブロック100に固定されるハウジング(固定部材)2と、このハウジング2に回動自在に支持された可動部材3と、この可動部材3に回転自在に設けられたプーリ4と、可動部材3をハウジング2に対して所定方向に回動付勢する捩りコイルスプリング5と、ダンピング部材6とを備えている。
尚、図1中の上下方向を上下方向、図1中の左右方向を前後方向と定義する。また、図1に示す軸Rを中心とした径方向を単に径方向、軸Rを中心とした周方向を単に周方向と定義する。
ハウジング2は、例えば、アルミニウム合金鋳物等からなる金属部品であり、エンジンブロック100に固着される環状の固着部20と、固着部の中央部近傍から前方に延びる短円筒状の軸取付部21と、固着部20の外縁部から前方に延びる外筒部(筒部)22とを備えている。また、固着部20の前面には、収容溝20aが形成されている。
軸取付部21には、前後方向に延びた筒状の軸部材7が固定的に取り付けられている。軸部材7には、軸受け8を介して、可動部材3の後述するボス部30が回動自在に外挿されている。軸部材7の前端部には、鍔部7aが形成されている。鍔部7aによって、可動部材3の後述するボス部30が前方に抜け出すのを防止する。
可動部材3は、前後方向に延びたボス部30と、ボス部30の前端に連結された円板状の前壁部31と、前壁部31の外縁の一部から張り出して形成されたプーリ支持部32とを備えている。この可動部材3も、前述のハウジング2と同様に、アルミニウム合金鋳物等からなる金属部品である。
ボス部30は、外筒部22の内側に配置されており、軸受け8を介して軸部材7に回動自在に外挿されている。即ち、可動部材3は、ボス部30において、ハウジング2に回動自在に支持されている。可動部材3の回動の中心は、図2に示す軸Rである。また、ボス部30は、小径部30aと、小径部30aの前端に設けられ、小径部30aよりも外径の大きい大径部30bとからなる。また、図2に示すように、大径部30bの外周面の一部には、径方向に沿って外周側に突出する凸部30cが形成されている。凸部30cと外筒部22の内周面との間には、隙間が形成されている。また、図1に示すように、凸部30cの前面は、前壁部31の後面に連結されている。
プーリ支持部32は、可動部材3におけるボス部30とは反対側の端部に設けられている。プーリ支持部32には、プーリ4が回転自在に取り付けられている。プーリ4には、伝動ベルト101が巻き掛けられている。伝動ベルト101の張力の増減に伴って、プーリ4は、軸R(ボス部30の軸心)を揺動中心として揺動する。尚、図1中、プーリ4の内部構造は省略して表示している。
図1に示すように、外筒部22とボス部30との間には、スプリング収容室9が形成されている。スプリング収容室9には、捩りコイルスプリング5が配置されている。捩りコイルスプリング5の一端部(後端)は固着部20の収容溝20aに収容された状態で固定されており、他端部(前端)はダンピング部材6に固定されている。また、詳細については後述するが、ダンピング部材6は、捩りコイルスプリング5と可動部材3の凸部30cとの間に介在している。そのため、捩りコイルスプリング5は、ダンピング部材6を介して、可動部材3をハウジング2に対して所定の方向(図2中矢印Bの方向)、即ち、プーリ4を伝動ベルト101に押し付けて伝動ベルト101の張力を増加させる方向に、回動付勢している。従って、伝動ベルト101の張力が一時的に低下すると、捩りコイルスプリング5の付勢力によって、可動部材3が矢印B方向に回動し、プーリ4が伝動ベルト101の張力を増加させるように揺動する。
図2に示すように、ダンピング部材6は、軸Rを中心とした半ドーナツ形状に形成されている。ダンピング部材6は、捩りコイルスプリング5の前端部5aと凸部30cとの間に介在しており、且つ、大径部30bの外周面と外筒部22の内周面との間に配置されている。ダンピング部材6の外周面は、外筒部22の内周面と摺動可能となっている。また、ダンピング部材6の前後方向長さは、全てほぼ同じである。
また、ダンピング部材6は、軸Rを中心とする周方向に並んだ第1摩擦部材61と第2摩擦部材62とから構成されている。第1摩擦部材61及び第2摩擦部材62は、剛性の低い材料で形成されている。具体的には、例えば、主成分としてナイロン樹脂を用いた合成樹脂により形成されるが、主成分として、ポリテトラフルオロエチレン樹脂、超高分子量ポリエチレン樹脂、ポリアセタール樹脂及びポリアリレート樹脂等を用いた合成樹脂により形成されてもよい。尚、ダンピング部材6の前面と前壁部31との間には、樹脂フィルム等の低摩擦部材(図示省略)を介在させてもよく、また介在させなくてもよい。
第1摩擦部材61には、周方向に延びた溝部61aが形成されており、この溝部61aに捩りコイルスプリング5の前端部5aが圧入固定されている。また、第2摩擦部材62の周方向に関して第1摩擦部材61側と反対側の端面62aは、可動部材3の凸部30cに当接もしくは接着剤等によって固定されている。
第1摩擦部材61の第2摩擦部材62に対向する面は、径方向に交差する傾斜面61bである。また、第2摩擦部材62の第1摩擦部材61に対向する面は、径方向に交差する傾斜面62bである。第1摩擦部材61と第2摩擦部材62は、この傾斜面61b、62bにおいて直接接触している。つまり、第1摩擦部材61と第2摩擦部材62は、周方向に関して直接接触している。傾斜面61b、62bは、軸R方向から見て径方向に交差するように傾斜しており、さらに、その傾斜方向は、外筒部22の内周面側に向かうにつれて捩りコイルスプリング5に近づく方向である。また、傾斜面61b、62bは、軸R方向から見て、外周側に膨らんだ円弧状曲面に形成されている。傾斜面61b、62bの円弧の中心は、軸Rに対して偏心している。
また、図示は省略するが、ダンピング部材6に力が作用していない状態において、ダンピング部材6の径方向長さは、外筒部22の内周面と大径部30bの外周面との間隔よりも僅かに小さい。つまり、ダンピング部材6に力が作用していない状態において、径方向に関して、外筒部22の内周面及び大径部30bの外周面の何れかと、ダンピング部材6との間には、隙間が形成されている。そのため、第1摩擦部材61及び第2摩擦部材62は、傾斜面61b、62bにおいて、互いにスライド移動可能となっている。
また、第1摩擦部材61及び第2摩擦部材62の周方向長さは長い方が好ましい。具体的には、第1摩擦部材61の内周面、及び、第2摩擦部材62の外周面の軸Rを中心とした角度範囲は、例えば60〜150°であることが好ましい。
次に、傾斜面61b、62bの形状について詳細に説明する。
図3に示すように、軸R(図2参照)から放射状に延びた任意の3つの直線をR1、R2、R3とする。直線R1上に任意の点A1を設定し、この点A1を通り、直線R1に直交する直線をLとする。そして、直線Lに対して角度α傾いた直線を傾斜線M1とする。また、直線R2、R3についても同様に、任意の点A2、A3をそれぞれ設定し、この点A2、A3から傾斜線M2、M3を設定する。これら傾斜線M1、M2、M3に略接する円弧が、傾斜面61b、62bの円弧である。角度αは、例えば、15〜35°の範囲内に設定される。
次に、オートテンショナ1の動作について説明する。
伝動ベルト101の張力が増加した場合、可動部材3は、図2に示す矢印A方向に回動する。そのため、図4(a)に示すように、ダンピング部材6は凸部30cから力Fa0を受け、ダンピング部材6は矢印A方向に回動し、ダンピング部材6の外周面と外筒部22の内周面との間には摩擦力が生じる。このとき、第2摩擦部材62が矢印A方向の力を受けることにより、第2摩擦部材62の傾斜面62bは、傾斜面61bに沿って外筒部22側へスライド移動し、第2摩擦部材62の外周面は、外筒部22の内周面に押し付けられる。つまり、外筒部22の内周面は、第2摩擦部材62から径方向の力Fa2を受ける。この力Fa2により、第2摩擦部材62と外筒部22との間に作用する摩擦力が増大する。このように、可動部材3が矢印A方向に回動すると、ダンピング部材6とハウジング2との間に大きな摩擦力が発生し、可動部材3の回動にブレーキが掛かる。従って、たとえ伝動ベルト101の張力が急激に大幅に増加した場合であっても、この張力の増加を十分に減衰させるような大きな減衰力を発生させることができる。
逆に、伝動ベルト101の張力が減少した場合、捩りコイルスプリング5の付勢力により、可動部材3が図2に示す矢印Bの方向に回動する。この場合、図4(b)に示すように、ダンピング部材6は捩りコイルスプリング5から力Fb0を受け、ダンピング部材6は矢印B方向に回動し、ダンピング部材6の外周面と外筒部22の内周面との間には摩擦力が生じる。このとき、第1摩擦部材61が矢印B方向の力を受けることにより、第1摩擦部材61の傾斜面61bは、傾斜面62bに沿って大径部30b側へスライド移動し、大径部30bの外周面は、第1摩擦部材61から径方向の力Fb1を受ける。一方、第1摩擦部材61の外筒部22の内周面への押し付け力は弱められ、第1摩擦部材61と外筒部22との間に作用する摩擦力が低減する。このように、可動部材3が矢印B方向に回動すると、ダンピング部材6とハウジング2との間には、可動部材3が矢印A方向に回動した場合に比べて小さい摩擦力が発生する。そのため、可動部材3は捩りコイルスプリング5の付勢力を十分に受けることができ、たとえ伝動ベルト101の張力が急激に大幅に減少した場合であっても、可動部材3の揺動をこの張力の減少に対して十分に追従させることができる。
また、上述したように、捩りコイルスプリング5の前端部5aは、第1構成部材に形成された溝部61aに圧入固定されている。この構成により、捩りコイルスプリング5の付勢力をダンピング部材6に確実に伝達することができる。従って、捩りコイルスプリング5の付勢力を可動部材3に確実に伝達することができる。
また、上述したように第1摩擦部材61及び第2摩擦部材62は曲げ剛性の低い合成樹脂材料で形成されているが、仮に、曲げ剛性の高い材料で形成された場合、ダンピング部材6の回動方向(周方向)と、スライド移動方向(傾斜面61b、62bの方向)とは互いに異なるため、第1摩擦部材61及び第2摩擦部材62は、異なる2方向に同時に動くことが困難となる。本実施形態では、第1摩擦部材61及び第2摩擦部材62は曲げ剛性の低い合成樹脂材料で形成されているため、第1摩擦部材61及び第2摩擦部材62は異なる2方向(回動方向とスライド移動方向)に同時に動くことが可能である。
また、上述したように、傾斜面61b、62bは外周側に膨らんだ円弧状曲面に形成されている。そのため、傾斜面が平面に形成されている場合に比べて、スライド移動方向が回動方向に近くなるため、第1摩擦部材61及び第2摩擦部材62が、回動方向とスライド移動方向に同時に移動しやすくなる。
また、傾斜面61b、62bの図3に示す角度αが15°未満の場合、第1摩擦部材61又は第2摩擦部材62が傾斜面61b、62bにおいてスライドしやすいため、傾斜面61b、62bが摩耗し過ぎる。逆に、角度αが35°を超える場合、傾斜が小さいため、スライドしにくくなる。そのため、角度αは、15〜35°の範囲内の値に設定することが好ましい。
次に、第2摩擦部材62の周方向長さが長い方が好ましい理由について説明する。図4(a)に示すように、第2摩擦部材62が凸部30cから直接受ける力Fa0は、端面62bにおける接線方向の力(直線方向の力)である。力Fa0の一部の力Fa1が、外筒部22の内周面に作用することにより、第2摩擦部材62に作用する力の方向が力Fa0の方向から周方向に変えられて、第2摩擦部材62は周方向に回動する。このとき、力Fa1によって、第2摩擦部材62と外筒部22との間に作用する摩擦力が増大する。第2摩擦部材62の長さが短い場合、第2摩擦部材62を回動させるための力Fa1は不要となる、もしくは、その大きさが小さくなる。従って、第2摩擦部材62の周方向長さが長いほど、第2摩擦部材62と外筒部22との間で生じる摩擦力を増加させることができる。従って、第2摩擦部材62の周方向長さは長い方が好ましい。具体的には、第2摩擦部材62の外周面の軸Rを中心とした角度が、60〜150°の範囲内であるような周方向長さであることが好ましい。
次に、第1摩擦部材61の周方向長さが長い方が好ましい理由について説明する。図4(b)に示すように、第1摩擦部材61が捩りコイルスプリング5から力Fb0を受けたとき、第1摩擦部材61から大径部30bに向けて径方向の力Fb1が生じる。第1摩擦部材61の周方向長さが長いほど、周方向に関して、捩りコイルスプリング5の前端部5aと力Fb1との位置が離れることとなる。捩りコイルスプリング5の前端部5aと力Fb1との位置がある程度離れている場合、力Fb1の一部を、捩りコイルスプリング5を矢印Bの方向に変形(回転)させるために利用することができ、結果的に、捩りコイルスプリング5の変形をスムーズに行うことができる。従って、第1摩擦部材61の周方向長さは、長い方が好ましい。具体的には、第1摩擦部材61の内周面の軸Rを中心とした角度が、60〜150°の範囲内であるような周方向長さであることが好ましい。
また、ダンピング部材6の前面と前壁部31との間に、樹脂フィルム等の低摩擦部材(図示省略)を介在させた場合、第1摩擦部材61及び第2摩擦部材62と前壁部31との間の摩擦抵抗がそれぞれ低減する。そのため、このような低摩擦部材を介在させていない場合に比べて、第1摩擦部材61及び第2摩擦部材62が、それぞれ傾斜面62b、61bに沿ってスライド移動しやすくなる。
次に、前記実施形態に種々の変更を加えた変更形態について説明する。但し、前記実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を用いて適宜その説明を省略する。
1]ダンピング部材としては、第1摩擦部材61と第2摩擦部材62とが、傾斜面61b、62bにおいて、直接接触するように構成されていなくてもよい。例えば、図5(a)に示すように、傾斜面61b、62bの間に、摩擦抵抗を低減するための低摩擦部材63が介在しているダンピング部材106であってもよい(第1変更形態)。低摩擦部材63としては、図5(b)に示すように、複数の直方体形状の袋体63aが連結されたものを用いることができる。袋体63aは、樹脂フィルムで形成され、空気を内包している。樹脂フィルムの樹脂材料としては、例えば、ポリアミド、ポリテロラフルオロエチレン、ポリエ
チレンテレフタレート等を用いることができる。また、低摩擦部材63が介在した状態での傾斜面61b、62b間の摩擦係数は、0.01〜0.06の範囲内に設定することが好ましい。尚、低摩擦部材としては、1枚又は複数枚を積層した樹脂フィルムを用いてもよい。
傾斜面61b、62b間に低摩擦部材63を介在させることにより、第2摩擦部材62が図2に示す矢印A方向の力を受けたとき、第2摩擦部材62は、傾斜面61bに沿って外筒部22側へより確実にスライド移動することができ、第2摩擦部材62から外筒部22の内周面に作用する径方向の力を確実に生じさせることができる。従って、第2摩擦部材62と外筒部22との間に作用する摩擦力を確実に増加させることができる。但し、前記実施形態のように、傾斜面61b、62b同士が直接接触している場合、ダンピング部材6の構成を比較的簡易に実現することができる。この点においては、本変更形態よりも前記実施形態の方が好ましい。
2]また、例えば、傾斜面61b、62bとが、複数の板バネ(弾性部材)64で連結されているダンピング部材206であってもよい(第2変更形態)。板バネ64は、周方向における両端部が、傾斜面61b、62bにそれぞれ圧入固定されている。第2摩擦部材62が図2に示す矢印A方向の力を受けたとき、板バネ64が弾性変形することにより、第2摩擦部材62は、第1摩擦部材61に対して外筒部22側へ相対移動しやすい。従って、第2摩擦部材62から外筒部22の内周面に作用する径方向の力を確実に生じさせることができる。これにより、第2摩擦部材62と外筒部22との間に作用する摩擦力を確実に増加させることができる。そして、第1摩擦部材61と外筒部22との間に作用する摩擦力を確実に減少させることができる。尚、本変更形態では、弾性部材として複数の板バネを用いたが、例えば、ゴム材料で形成された弾性部材を用いてもよい。
3]ダンピング部材は、2つの摩擦部材(第1摩擦部材61と第2摩擦部材)からなるものに限定されず、3つ以上の摩擦部材からなるものであってもよい。例えば、図7に示すように、周方向に並んだ第1摩擦部材65と第2摩擦部材66と第3摩擦部材67からなるダンピング部材306であってもよい(第3変更形態)。第1摩擦部材65には、溝部65aが形成されており、この溝部65aに捩りコイルスプリング5の前端部5aが圧入固定されている。また、第3摩擦部材67の周方向における端面67aは、凸部30cに当接又は接着されている。また、第1摩擦部材65と第2摩擦部材66とは、対向する傾斜面65b、66aをそれぞれ有しており、この傾斜面65b、66aにおいて直接接触している。また、第2摩擦部材66と第3摩擦部材67とは、対向する傾斜面66b、67bをそれぞれ有しており、傾斜面66b、67bにおいて直接接触している。
この構成によると、伝動ベルト101の張力が増加し、凸部30cによって、第3摩擦部材67が図7に示す矢印A方向の力を受けたとき、第3摩擦部材67の傾斜面67bは、傾斜面66bに沿って外筒部22側へスライド移動し、第3摩擦部材67と外筒部22との間に作用する摩擦力が増大する。さらに、第2摩擦部材66は、第3摩擦部材から矢印A方向の力を受けるため、第2摩擦部材66の傾斜面66aは、傾斜面65bに沿って外筒部22側へスライド移動し、第2摩擦部材66と外筒部22との間に作用する摩擦力が増大する。このように、伝動ベルト101の張力が増加したとき、ダンピング部材6とハウジング2との間に大きな摩擦力を発生させ、ベルト張力の変動を減衰させることができる。
また、逆に、伝動ベルト101の張力が減少し、捩りコイルスプリング5によって、第1摩擦部材65が矢印B方向の力を受けたとき、第1摩擦部材65の傾斜面65bは、傾斜面66aに沿って大径部30b側へスライド移動し、第1摩擦部材65と外筒部22との間に作用する摩擦力が低減する。さらに、第2摩擦部材66は、第1摩擦部材65から矢印B方向の力を受けるため、第2摩擦部材66の傾斜面66bは、傾斜面67bに沿って大径部30b側へスライド移動し、第2摩擦部材66と外筒部22との間には作用する摩擦力が低減する。このように、伝動ベルト101の張力が減少したときは、ダンピング部材6とハウジング2との間に、張力が増加した場合に比べて小さい摩擦力を発生させ、捩りコイルスプリング5の付勢力を可動部材3に確実に伝達することができる。
本発明の実施形態のオートテンショナの断面図である。 図1のII-II線断面図である。 図2の傾斜面近傍の拡大断面図である。 (a)はベルト張力が増加したときにダンピング部材に作用する力を示した図であり、(b)はベルト張力が減少したときにダンピング部材に作用する力を示した図である。 本発明の第1変更形態における、(a)はダンピング部材の一部拡大断面図であり、(b)は低摩擦部材の斜視図である。 本発明の第2変更形態におけるダンピング部材の一部拡大断面図である。 本発明の第3変更形態におけるオートテンショナの断面図であり、図2に相当する図である。
符号の説明
1 オートテンショナ
2 ハウジング(固定部材)
3 可動部材
4 プーリ
5 捩りコイルスプリング
6、106、206、306 ダンピング部材
22 外筒部(筒部)
30 ボス部
30b 大径部
61 第1摩擦部材
61a 溝部
61b 傾斜面
62 第2摩擦部材
62b 傾斜面
63 低摩擦部材
64 板バネ(弾性部材)
65 第1摩擦部材
65a 溝部
65b 傾斜面
66 第2摩擦部材
66a 傾斜面
66b 傾斜面
67 第3摩擦部材
67b 傾斜面

Claims (7)

  1. 筒部を有する固定部材と、
    前記筒部の内側に配置されるボス部を有するとともに、前記ボス部において固定部材に回動自在に支持される可動部材と、
    前記可動部材における前記ボス部とは反対側の端部に回転自在に設けられ、前記ボス部の軸心を揺動中心として揺動可能であり、且つ、ベルトが巻き掛けられるプーリと、
    前記筒部と前記ボス部との間に設けられるとともに、その一端が前記固定部材に連結され、前記可動部材を前記固定部材に対して所定方向に回動付勢するための捩りコイルスプリングと、
    前記捩りコイルスプリングの他端と前記可動部材との間に介在するとともに、前記筒部の内周面に摺動可能なダンピング部材と、を備え、
    前記ダンピング部材が、前記筒部の周方向に関して並んだ複数の構成部材からなり、
    前記構成部材の隣接する別の前記構成部材との対向面が、前記筒部の径方向に交差する傾斜面であることを特徴とするオートテンショナ。
  2. 前記傾斜面が、前記可動部材の回動軸方向から見て円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のオートテンショナ。
  3. 前記ダンピング部材が、前記筒部の内周面と前記ボス部の外周面との間に配置されており、
    前記ダンピング部材に力が作用していない状態において、前記筒部の径方向に関して、前記筒部の内周面及び前記ボス部の外周面の何れかと、前記ダンピング部材との間に隙間が形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のオートテンショナ。
  4. 隣接する前記構成部材が、前記周方向に関して、直接接触していることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のオートテンショナ。
  5. 対向する2つの前記傾斜面の間に、摩擦抵抗を低減するための低摩擦部材が介在していることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のオートテンショナ。
  6. 対向する2つの前記傾斜面が、弾性部材で連結されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のオートテンショナ。
  7. 前記複数の構成部材のうち、前記捩りコイルスプリング側の構成部材には、前記周方向に延びた溝部が形成され、
    前記捩りコイルスプリングの前記他端が、前記溝部に圧入固定されていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のオートテンショナ。
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