JP2009167441A - 成形用金型とそれを用いた製造月表示マークの付与方法と焼結部品 - Google Patents

成形用金型とそれを用いた製造月表示マークの付与方法と焼結部品 Download PDF

Info

Publication number
JP2009167441A
JP2009167441A JP2008004296A JP2008004296A JP2009167441A JP 2009167441 A JP2009167441 A JP 2009167441A JP 2008004296 A JP2008004296 A JP 2008004296A JP 2008004296 A JP2008004296 A JP 2008004296A JP 2009167441 A JP2009167441 A JP 2009167441A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
month
marking
molded product
manufacture
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008004296A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisato Oka
久人 岡
Kazuhiko Suganaga
和彦 菅長
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Sintered Alloy Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Sintered Alloy Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Sintered Alloy Ltd filed Critical Sumitomo Electric Sintered Alloy Ltd
Priority to JP2008004296A priority Critical patent/JP2009167441A/ja
Publication of JP2009167441A publication Critical patent/JP2009167441A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】成形と同時に成形品に一体の刻印用マークで製造月を刻印する機能を備えた成形用金型を、製造月の変化に簡単に対応できるものにすることを課題としている。
【解決手段】金型の端面2に、製造月の刻印用突起5を有し、刻印用突起5が少なくとも11個設けられており、しかも削り取り可能であり、その刻印用突起5の設置総数をN、成形品の製造月を示す数字をXとしたとき、(N−X+1)の式で求まる数の刻印用突起を残存させて上式で求まる数の凹部をその突起で成形品の端面に刻印するようにした。
【選択図】図3

Description

この発明は、成形と同時に成形品に対して製造月を刻印する機能を備えた成形用金型と、その金型で製造する成形品に製造月を刻印して付与する製造月表示マークの付与方法と、この発明の成形用金型を用いてこの発明の方法で製造される端面に製造月が刻印された焼結部品に関する。
金型成形して製造される成形品に、品質や製造ロットを管理するための製造年月や製造日などを表示することは従来からなされている。
その製造年月などの表示は、消失しないものが求められるときには、表示マーク(数字が一般的)を成形品の表面に刻印して付ける方法が採られる。表示マークの刻印は、下記特許文献1が開示しているような専用の刻印装置を用いて行う場合もあるが、専用の刻印装置を設けると成形設備が複雑化して成形品のコストを上昇させる。そこで、製造日の表示は不要で、製造年月や製造月のみを表示すればよい成形品の製造では、成形用金型に一体の刻印用マークを形成しておいて金型での成形時にその刻印用マークを成形品の端面に転写する方法が採られることがある。
特開2000−280259号公報
金型での成形時に、金型に一体に形成した刻印用マークを成形品の端面に転写する方法は、専用の刻印装置を用いずに製造年月を刻印できる利点がある。ところが、この方法においては、製造年、製造月のどちらも刻印用マークとして数字が採用されているので、製造年月が変わったときに刻印用マークを新しい製造年月を表示するものに作り替えることが必要になる。
その作り替えは、古い刻印用マークを削り落として新しい刻印用マークを金型の端面に放電加工して設ける方法でなされる。製造年の刻印用マークは、金型の寿命が仮に1年を超えても、1年に1回作り替えればよいのでたいして問題にはならないが、製造月の刻印用マークは毎月の作り替えが必要であり、その手間とコストが無視できるものではなかった。
この発明は、製造月の変化に簡単に対応できるようにして、製造年月刻印用のマークを一体に設ける金型の利点を生かしながらその金型で問題となっていた製造月刻印用マークを作り替えるための手間とコストを抑えること課題としている。
上記の課題を解決するために、この発明においては、成形用金型を以下のように構成した。具体的には、その金型が成形面となる端面に、製造月の刻印用突起を有し、前記刻印用突起が少なくとも11個設けられ、その刻印用突起が削り取り可能であり、その刻印用突起の設置総数をN、成形品の製造月を示す数字をXとしたとき、(N−X+1)の式で求まる数の刻印用突起を残存させてその刻印用突起によって上式で求まる数の凹部を成形品の端面に刻印するものにした。刻印用突起の設置総数Nは、11又は12が無駄が無くて好ましい。その設置総数Nが例えば11の金型は、12月に使用するときには刻印用突起の数が0になり、その設置総数Nが12の金型は、12月に使用するときには刻印用突起の数が1になる。
この成形用金型は、端面の一部に凸部を形成し、その凸部の先端(前面)に前記刻印用突起を設けると好ましい。
また、前記凸部を点在させて複数形成し、前記刻印用突起を各凸部の先端に数個ずつ分散して設けるのも好ましい。
この発明においては、上述した成形用金型を使用して成形と同時に成形品の端面に製造月を刻印する製造月表示マークの付与方法と、この発明の成形用金型を用いて圧粉体を成形し、その圧粉体を焼結して製造される焼結部品も併せて提供する。
製造月表示マークの付与方法では、金型の端面に設けた刻印用突起で1月製造の成形品には少なくとも11個の凹部を刻印し、以後、1ヶ月経過する毎に前記刻印用突起を1個ずつ削り取り、前記刻印用突起の設置総数をN、成形品の製造月を示す数字をXとしたとき、(N−X+1)の式で求まる数の凹部を残された刻印用突起でX月に製造される成形品に刻印する。
後者の焼結部品は、端面に製造月を表示する凹部が刻印され、前記製造月を表示する凹部がN〜0個設けられ、その凹部の数が製造月を表しているものになる。ここで言う製造月を表わす凹部の数は、製造月の数字が大きくなるほど減少する。
なお、製造年も刻印用マークを設けて製造月と同時に刻印することができ、そのマークは、数字、記号を問わない。
この発明の成形用金型及び製造月表示マークの付与方法では、製造月の刻印マークを刻印用突起で構成してその刻印用突起を少なくとも11個設けるので、例えば、N=11の金型の場合、1月製造の成形品には11個の刻印用突起で11個の凹部を成形品の端面に刻印し、以後、1ヶ月経過する毎に刻印用突起を1個ずつ減らしてその刻印用突起でX月に製造される成形品に、(N−X+1)の式で求まる数の凹部を刻印することができる。1月〜12月までの製造月の変化に対する対応は、刻印用突起を1月毎に1個削り取る方法で行え、製造月刻印用マークを作り変える手間とコストが省かれる。
なお、この発明の金型は、12月まで使用したものを越年してさらに継続して使用するときには、製造年の刻印用マークを新たな製造年を刻印するものに作り変え、さらに、製造月の刻印用突起を再度N個端面に形成する。この作業は1年に1回行えばよく、また、1年未満の使用で寿命になる量産品用の金型ではその作業自体が不要であるので、手間とコストの削減効果が大きく損なわれることはない。
この発明の金型は、それを用いて製造される成形品が端面を他部品に摺り合わせるなどして使用されるものであるときには、製造年月の表示を成形品の端面から外れた位置に設けられるようにしたものが好ましい。成形面となる端面の一部に凸部を形成してその凸部の先端に刻印用突起を設けた金型は、その要求に応えて成形品に付与される製造月の表示を成形品の端面から落ち込んだ部分に形成することができる。
また、端面に形成した複数個所の凸部に刻印用突起を数個ずつ分散して設ける金型は、刻印用突起の設置規制が緩和され、設置スペースを1箇所に広く確保することができないときに有利になる。
このほか、この発明の焼結部品は、製造月の切り替えを簡単に行えるこの発明の金型を使用してこの発明の方法で製造することができ、コストが下がる。
以下、この発明の成形用金型の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。図示の金型1は、焼結部品用の圧粉体を製造する粉末成形装置に利用されるものである。粉末成形装置の金型セットは、図示していないが、ダイと下パンチと上パンチを最小限の要素として備え、必要に応じてコアなども採用される。図示の金型1は、その金型セットの上パンチである。
この金型1には、成形面となる先端側端面2の外周部に複数(図は4個)の凸部3が設けられており、その中のひとつの凸部3の先端に成形品の製造年を刻印する刻印用マーク4が設けられている。図示の刻印用マーク4は、西暦2007年を表す数字の「7」になっているが、製造年がわかればよく、数字に代えて記号を採用しても構わない。また、この刻印用マーク4は、浮き彫りのマーク、掘り下げたマークのどちらであってもよい。
残りの凸部3の先端には、製造月を刻印する刻印用突起5が設けられている。その刻印用突起5は残りの3個の凸部3の先端に分散して設けられており、ここではその突起5の設置総数Nを11にし、1月製造の圧粉体には、11個の突起5で圧粉体の端面に11個の凹部を形成するようにしている。この金型1は、製造月が1月進む毎に刻印用突起5を1個ずつ削り取り、残された突起で圧粉体の端面に凹部を形成する。
この金型1で成形された圧粉体の端面形状を図5に示す。この圧粉体(成形品)6は、金型1によって成形された端面7の外周部に金型1の凸部3によって成形された4個の凹部8を有し、その中のひとつの凹部8の底に製造年を示す表示マーク9が、他の3つの凹部の底に製造月を示す凹部10が設けられたものになる。この発明の焼結部品は、その圧粉体6を焼結して製造される。
金型1に設ける刻印用突起5の設置総数Nは12にしてもよく、設置総数Nが11の金型で成形された圧粉体は、凹部10の数をYとすると(12−Y)の式で求まる数が製造月を表わし、また、設置総数Nが12の金型で成形された圧粉体は、(13−Y)の式で求まる数が製造月を表すものになる。
なお、刻印用突起5は、スペース的な設置制限がなければ1箇所に集合させて設けてもよい。また、図4に示す凸部3の初期高さHは、刻印用突起5の突出量hよりも大きくすると好ましく、その要求を満たすものは、製造年が変わったときに凸部3を加工してその凸部3の先端に製造月の刻印用突起5を新たに作り直すことができる。
この発明の成形用金型の実施形態を示す断面図 図1の金型の端面図 図1の金型の端面の拡大図 図3のX−X線に沿った部分の拡大断面図 図1の金型で成形した圧粉体の端面図
符号の説明
1 金型
2 端面
3 凸部
4 刻印用マーク
5 刻印用突起
6 圧粉体
7 端面
8 凹部
9 製造年の表示マーク
10 製造月を表示する凹部

Claims (6)

  1. 成形面となる端面(2)に、製造月の刻印用突起(5)を有し、前記刻印用突起(5)が少なくとも11個設けられ、その刻印用突起(5)が削り取り可能であり、その刻印用突起(5)の設置総数をN、成形品の製造月を示す数字をXとしたとき、(N−X+1)の式で求まる数の刻印用突起(5)を残存させてその刻印用突起(5)によって上式で求まる数の凹部を成形品の端面に刻印するように構成された成形用金型。
  2. 前記Nが11に設定された請求項1に記載の成形用金型。
  3. 前記端面(2)の一部に凸部(3)を形成し、その凸部(3)の先端に前記刻印用突起(5)を設けた請求項1又は2に記載の成形用金型。
  4. 前記凸部(3)を点在させて複数形成し、前記刻印用突起(5)を各凸部(3)の先端に数個ずつ分散して設けた請求項1〜3のいずれかに記載の成形用金型。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の成形用金型を使用して成形品を成形し、その成形と同時に前記金型で成形品の端面に製造月を刻印する製造月表示マークの付与方法であって、
    金型(1)の端面(2)に設けた刻印用突起(5)で1月製造の成形品には少なくとも11個の凹部を刻印し、以後、1ヶ月経過する毎に前記刻印用突起(5)を1個ずつ削り取り、前記刻印用突起(5)の設置総数をN、成形品の製造月を示す数字をXとしたとき、(N−X+1)の式で求まる数の凹部(10)を残された刻印用突起(5)でX月に製造される成形品に刻印することを特徴とする成形品の製造月表示マークの付与方法。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載の成形用金型で成形して得られた圧粉体を焼結して製造
    される焼結部品であって、端面に製造月を表示する凹部(10)が刻印され、前記製造月を表示する凹部(10)がN〜0個設けられ、その凹部の数が製造月を表している焼結部品。
JP2008004296A 2008-01-11 2008-01-11 成形用金型とそれを用いた製造月表示マークの付与方法と焼結部品 Pending JP2009167441A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008004296A JP2009167441A (ja) 2008-01-11 2008-01-11 成形用金型とそれを用いた製造月表示マークの付与方法と焼結部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008004296A JP2009167441A (ja) 2008-01-11 2008-01-11 成形用金型とそれを用いた製造月表示マークの付与方法と焼結部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009167441A true JP2009167441A (ja) 2009-07-30

Family

ID=40968963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008004296A Pending JP2009167441A (ja) 2008-01-11 2008-01-11 成形用金型とそれを用いた製造月表示マークの付与方法と焼結部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009167441A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60183422U (ja) * 1984-05-16 1985-12-05 関西日本電気株式会社 電子部品
JP2001205644A (ja) * 2000-01-31 2001-07-31 Ricoh Co Ltd 樹脂成形用金型および樹脂成形用金型に対する情報付設方法ならびに樹脂成形品

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60183422U (ja) * 1984-05-16 1985-12-05 関西日本電気株式会社 電子部品
JP2001205644A (ja) * 2000-01-31 2001-07-31 Ricoh Co Ltd 樹脂成形用金型および樹脂成形用金型に対する情報付設方法ならびに樹脂成形品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1947218B1 (en) Metal hand tool and method for manufacturing the same
CN102752982A (zh) 装饰性外壳及其制作方法
ITVE970023A1 (it) Dispositivo di marcatura amovibile per stampi
CN109759780B (zh) 制备中框的方法、中框及移动终端
CN105322736B (zh) 制造层积铁芯的方法
KR100643522B1 (ko) 점자 일체형 금속판 및 점자 표시 방법
JP2009167441A (ja) 成形用金型とそれを用いた製造月表示マークの付与方法と焼結部品
CN103456238B (zh) 立体标识贴合片的制造方法
CN102699192A (zh) 一种接触弹片模具
JP3184549U (ja) 印鑑
CN216501612U (zh) 一种分体式镶嵌反冲刻印结构冲头
CN206845837U (zh) 一种新型拼接式的齿条结构
JP2009066614A (ja) 打抜き金型及び打抜き加工方法
CN105710292B (zh) 一种铸件的随形铸字方法
KR100592989B1 (ko) 사이드월의 타이어 정보 표시 방법
KR101354955B1 (ko) 엠보싱 형성과 제거를 통한 점자 각인 판 제조방법
CN205165569U (zh) 一种钮扣标识牌模具及该模具冲压形成的钮扣标识牌
JP2005297353A (ja) タイヤ加硫成形用金型
CN202411191U (zh) 一种冲压模具
CN202764446U (zh) 可调换字形的铸字模
CN212949907U (zh) 一种字印快换装置
CN103504733A (zh) 一种硬币、纪念章边部凹槽滚异形的制造方法
CN216300635U (zh) 一种冲压刻印标记快速拆装结构
CN109840886B (zh) 确定基于人眼视觉特性的微型信息最佳放大效果的方法
JP6654030B2 (ja) 中子の造型方法

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20101025

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120508

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120911