JP2009152560A - パルス光源およびパルス圧縮方法 - Google Patents

パルス光源およびパルス圧縮方法 Download PDF

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Abstract

【課題】直接変調された半導体レーザを種光源として使用したMOPA構造のパルス光源であって、サブナノ秒のパルス幅を有するパルス光を容易に出力することができるパルス光源を提供することを目的とする。
【解決手段】パルス光源1は、種光源10、YbDF(Yb-Doped Fiber)20、バンドパスフィルタ30、YbDF40およびYbDF50等を備えていて、MOPA構造を有している。バンドパスフィルタ30は、種光源10から出力され第1段のYbDF20により増幅されたパルス光を入力して、その入力したパルス光の波長帯域のうちの短波長側および長波長側の一方を他方より減衰させて出力する。YbDF40およびYbDF50は、バンドパスフィルタ30から出力されたパルス光を増幅して出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、パルス光源およびパルス圧縮方法に関するものである。
パルス光源は、加工等に代表される産業用途に用いられ、高出力や短パルス化が望まれる傾向がある。特に微細加工を行うためのレーザ加工機において用いられるパルス光源には、極力、ピーク値が高く、且つ、加工対象への熱影響を軽減する目的でパルス幅が狭いことが望まれる。
パルス光発生の為の機構としてQスイッチやモードロックなどが気体レーザ光源や固体レーザ光源で提案されている(非特許文献1を参照)。また、半導体レーザを用いた利得スイッチング法も、より軽便な方法として注目される。利得スイッチングは、要するに半導体レーザの直接変調により実現されるので、モードロックのようにパルス間周期がレーザのハード的構造で制約されることが無く、また、Qスイッチのように音響光学スイッチのような大電力を消費する高価な部品を必要としない。
但し、半導体レーザは、総じて気体レーザ光源や固体レーザ光源などの従来のレーザ光源と比較して、出力光パワーが低いので、通信や計測に使われるのが一般的で、従ってパルスピークパワーが要求されることはなかった(非特許文献1,2を参照)。
超高速光技術、第二章、丸善、平成2年3月15日発行 M. Kakui, et al., Optical Fiber Technology, vol.1, pp.312-317, 1995. F.D.Teodoro, et al, PhotonicWest2005. J. Limpert, et al., Optics Express, vol.11, p.3332, 2003.
昨今、直接変調した半導体レーザと光増幅器(特に光ファイバ増幅器)とを組み合わせたMOPA(Master Oscillator Power Amplifier)構造を有するパルス光源が、レーザ加工など1kW以上のハイパワーを要する用途に使用されるケースも散見される(非特許文献3を参照)。こうしたケースでは、光ファイバ増幅部分の所要利得を少しでも軽減するために半導体レーザの出力光のパルスピークが高いことが望ましい。すなわち、変調電流の振幅が大きいことが望まれる。
しかし、数百mAの電流を変調することは容易ではなく、その立上り時間及び立下り時間は精々数ns程度が限界である(非特許文献3を参照)。その一方で、用途によっては1nsを下回るパルス幅の要求も存在し、例えばパルス幅がフェムト秒オーダーであることが必要とされる場合もある(非特許文献4を参照)。しかし、フェムト秒パルス光の発生のためにはCPA等の特殊な光増幅技術を使わねばならない上に、パルスエネルギーとしては小さいのでレーザ加工の際のスループットの低さなどが問題となる。
以上のことから、発明者らは、現在のファイバレーザ技術では、簡易な方法で、パルス幅を、周波数軸上の幅を広くしない状態で、時間軸上の幅を小さくすることは、難しかったと考えている。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、変調振幅が200mAを超えるような直接変調された半導体レーザを種光源として使用したMOPA構造のパルス光源であって、サブナノ秒のパルス幅を有するパルス光を容易に出力することができるパルス光源およびパルス圧縮方法を提供することを目的とする。
本発明に係るパルス光源は、(1) 直接変調されてパルス光を出力する半導体レーザと、(2)半導体レーザから出力されるパルス光を入力して、その入力したパルス光の波長帯域のうちのパルス光のピーク波長より短波長側および長波長側の一方を他方より減衰させて出力する第1光フィルタと、(3) 第1光フィルタから出力されたパルス光を増幅して出力する光増幅器と、を備えることを特徴とする。このパルス光源では、MOPA構造とされていて、直接変調された半導体レーザから出力されたパルス光は、第1光フィルタにより当該波長帯域のうちの短波長側および長波長側の一方が他方より減衰された後、光増幅器により増幅されて出力される。
本発明に係るパルス光源では、第1光フィルタが入力パルス光の波長帯域のうちのパルス光のピーク波長より短波長側を長波長側より減衰させて出力するのが好適である。第1光フィルタの透過特性が可変であるのが好適である。第1光フィルタとともに光増幅器に含まれる光増幅媒質を挟むように配置された第2光フィルタを備えるのが好適である。第1光フィルタがバンドパスフィルタであるのが好適である。第1光フィルタおよび第2光フィルタのうち少なくとも一方がバンドパスフィルタであるのが好適である。第1光フィルタおよび第2光フィルタの双方がバンドパスフィルタであり、第2光フィルタの透過スペクトルの半値全幅が第1光フィルタの透過スペクトルの半値全幅よりも広いのが好適である。第1光フィルタおよび第2光フィルタの双方がバンドパスフィルタであり、第2フィルタの中心波長がパルス光のピーク波長と第1光フィルタの透過スペクトルの中心波長の間に設定されているのが好適である。半導体レーザがファブリーペロ型のものであるのが好適である。半導体レーザの温度を調整する温度調整手段を備えるのが好適である。光増幅器から出力されるパルス光のパルス幅が1ns未満であるのが好適である。光増幅器から出力されるパルス光のピークパワーが1kW超であるのが好適である。繰り返し周波数が1MHzのときにパルス光のピークパワーが10kW超であるのが好適である。
本発明に係るパルス圧縮方法は、(1) 直接変調されてパルス光を出力する半導体レーザと、(2)半導体レーザから出力されるパルス光を入力して、その入力したパルス光の一部の波長域を透過する第1光フィルタと、(3) 第1光フィルタから出力されたパルス光を増幅して出力する光増幅器とを用いる。そして、本発明に係るパルス圧縮方法は、第1光フィルタの透過波長域と半導体レーザの出力スペクトルとの相対的な位置関係を調整することにより、半導体レーザ出力スペクトルのパルス光のピーク波長より短波長側および長波長側の何れか一方を他方より減衰させることを特徴とする。
本発明に係るパルス圧縮方法では、第1光フィルタが入力パルス光の波長帯域のうちのパルス光のピーク波長より短波長側を長波長側より減衰させて出力するのが好適である。第1光フィルタの透過特性が可変であるのが好適である。第1光フィルタとともに光増幅器に含まれる光増幅媒質を挟むように第2光フィルタを配置するのが好適である。第1光フィルタがバンドパスフィルタであるのが好適である。第1光フィルタおよび第2光フィルタのうち少なくとも一方がバンドパスフィルタであるのが好適である。第1光フィルタおよび第2光フィルタの双方がバンドパスフィルタであり、第2光フィルタの透過スペクトルの半値全幅が第1光フィルタの透過スペクトルの半値全幅よりも広いのが好適である。半導体レーザがファブリーペロ型のものであるのが好適である。第1光フィルタおよび第2光フィルタの双方がバンドパスフィルタであり、第2フィルタの中心波長がパルス光のピーク波長と第1光フィルタの透過スペクトルの中心波長の間に設定されているのが好適である。また、半導体レーザの温度を調整する温度調整手段を備えるのが好適である。
本発明に係るパルス光源は、変調振幅が200mAを超えるような直接変調された半導体レーザを種光源として使用したMOPA構造のパルス光源であって、サブナノ秒のパルス幅を有するパルス光を容易に出力することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係るパルス光源1の構成図である。この図に示されるパルス光源1は、種光源10、YbDF(Yb-Doped Fiber)20、バンドパスフィルタ30、YbDF40およびYbDF50等を備えていて、MOPA構造を有している。このパルス光源1は、レーザ加工に好適である波長1060nm付近のパルス光を出力する。
種光源10は、直接変調されてパルス光を出力する半導体レーザを含む。この半導体レーザは、ハイパワー化の観点から、また、誘導ブリユアン散乱(SBS)などの非線形効果を避ける観点から、ファブリーペロ型のものであるのが好適である。また、この半導体レーザは、増幅用光ファイバであるYbDF20,40,50が利得を有する波長1060nm付近のパルス光を出力する。YbDF20,40,50は、石英ガラスを主成分とする光ファイバのコアに活性物質としてYb元素が添加されたものであり、励起光波長と被増幅光波長とが互いに近くパワー変換効率的の点で有利であり、また、波長1060nm付近において高い利得を有する点で有利である。これらYbDF20,40,50は、3段の光ファイバ増幅器を構成している。
第1段のYbDF20は、励起光源22から出力されて光カプラ21を経た励起光が順方向に供給される。そして、YbDF20は、種光源10から出力されて光アイソレータ23および光カプラ21を経たパルス光を入力し、このパルス光を増幅し、光アイソレータ24を経て該パルス光を出力させる。
バンドパスフィルタ30は、種光源10から出力され第1段のYbDF20により増幅されたパルス光を入力して、その入力したパルス光の波長帯域のうちのパルス光のピーク波長より短波長側および長波長側の一方を他方より減衰させて出力する。なお、バンドパスフィルタに替えてハイパスフィルタまたはローパスフィルタが用いられてもよいが、ハイパスフィルタは種光源スペクトルの長波長側しか切り出すことができず、ローパスフィルタは種光源スペクトルの短波長側しか切り出すことができない。バンドパスフィルタは両者の機能を併せ持つので好適である。
第2段のYbDF40は、励起光源42から出力されて光カプラ41を経た励起光が順方向に供給される。そして、YbDF40は、バンドパスフィルタ30から出力されて光アイソレータ43および光カプラ41を経たパルス光を入力し、このパルス光を増幅し、光アイソレータ44を経て該パルス光を出力させる。第3段のYbDF50は、励起光源52〜55それぞれから出力されコンバイナ51を経た励起光が順方向に供給される。そして、YbDF50は、第2段のYbDF40により増幅されたパルス光を入力して更に増幅し、エンドキャップ60を経て該パルス光を外部へ出力させる。
より好適な構成例は以下のとおりである。第1段のYbDF20は、コア励起方式で、励起波長975nmでパワー200mW一定の励起光が順方向に注入される。YbDF20として、波長975nmの非飽和吸収係数が240dB/mであるものが長さ5m使用される。YbDF20のコア径は6μmであり、NAは0.12程度である。第2段のYbDF40は、コア励起方式で、励起波長975nmでパワー200mW一定の励起光が順方向に注入される。YbDF40として、波長975nmの非飽和吸収係数が240dB/mであるものが長さ7m使用される。YbDF40のコア径は6μmであり、NAは0.12程度である。第3段のYbDF50は、クラッド励起方式で、励起波長975nmでパワー20W(5W級の励起LDを4個)が順方向に注入される。YbDF50として、コア部分の非飽和吸収係数が1200dB/mであるものが長さ5m使用される。YbDF50のコアは、直径が10μmであり、NAが0.06程度である。YbDF50の内クラッドは、直径が125μmであり、NAが0.46程度である。
図2は、半導体レーザに対する直接変調の際の変調電圧波形を示す図である。また、図3は、半導体レーザから出力されるパルス光の時間波形を示す図である。図2では、繰り返し周波数は100kHzに設定されている。図2に示される変調電圧波形の立上り時間及び立下り時間で変調できる最大の電流振幅は240mAである。この変調信号が与えられる半導体レーザから出力されるパルス光の時間波形では、図3に示されるように、オーバーシュートの半値幅は1ns未満であるが、その後に10nsを超えるパルス成分が存在するので、これがレーザ加工時には熱影響の原因となる。その一方で、変調信号の幅を1ns以下として240mAの電流振幅を維持することは困難である。
仮に半導体レーザがDFB等の単一波長発振のものである場合、その光出力Pと光周波数変化Δν(所謂チャーピング)との間の関係は次式で与えられる。ここで、αは線幅増大係数であり、Γは活性層の閉じ込め係数であり、εは非線形利得係数であり、Vは活性層体積であり、hはプランク定数であり、νは種光源出力の光周波数である。
Figure 2009152560
図4は、半導体レーザから出力されるパルス光の時間波形およびチャーピングの時間変化を示す図である。上記(1)式から判るように、チャーピングΔνは光出力パワーPの時間微分に依存する。したがって、この図に示されるように、光出力パワーPの変化分が最も急峻なところで略最大のチャーピングが発生する。そして、光出力の最も顕著な変化は、立上りのオーバーシュートのときであるので、総じてチャーピングは、高周波数(すなわち短波長側)に生じて、ファブリーペロ型の半導体レーザであっても短波長側への裾引きの大きいスペクトル形状となる。
ここで、図1に示されるパルス光源1に含まれるバンドパスフィルタ30の中心波長を、敢えて種光源10の出力光スペクトルの最大強度波長から短波長側または長波長側にシフトさせると、図4に示されるチャーピング成分だけを切り出すことができ、図3に示されるオーバーシュート後の10nsを超えるパルスを除去することができる。ただし、この方法は、当然、種光源10のパルス出力の殆どの成分をバンドパスフィルタ30により遮断することにもなるので、これを補うため光増幅部としてYbDF20,40,50が設けられている。これらYbDF20,40,50を含む光ファイバ増幅部は利得が潤沢で数10dBの利得をも発揮することができる。
図5は、本実施形態に係るパルス光源1から出力されるパルス光の時間波形を示す図である。ここでは、バンドパスフィルタ20として透過波長帯域が可変であるのものを用いて、その透過波長帯域を調整した。同図で、時間波形A1は、バンドパスフィルタ20の透過波長帯域をできるだけ長波長側にして且つパルスピークの最大化を図ったときのものである。時間波形A2は、バンドパスフィルタ20の透過波長帯域をできるだけ短波長側にして且つパルスピークの最大化を図ったときのものである。また、時間波形A3は、バンドパスフィルタ20の透過波長帯域をできるだけ種光源10の出力スペクトルに重畳させたときのものである。
この図に示されるように、光ファイバ増幅部であるYbDF20,40,50の効果により、パルスピークは寧ろ増大する。但し、あまりにバンドパスフィルタ30の中心波長を種光源スペクトルに対して大きくずらし過ぎると、バンドパスフィルタ30を光が透過しなくなるのは勿論である。図5中の時間波形A1,A2は、パルスピークが最大となるように、長波長側または短波長側にバンドパスフィルタ30の透過波長帯域の中心波長を調整したときの結果である。そして、バンドパスフィルタ30の透過波長帯域の中心波長を、種光源スペクトルの長波長側に一致させたときの方が、短波長側に一致させたときと比較して、パルスピークが1割程高く、且つ、パルスの立下りが急峻で、レーザ加工の際の熱影響が抑圧できることが期待される。
尚、半導体レーザの過渡応答特性はサンプル毎にバラツキが大きいが、オーバーシュートを全く生じない半導体レーザを種光源10に用いた場合でも、図6に示すような結果が得られ、やはり、バンドパルフィルタ30の中心波長を種光源スペクトルの長波長側に一致させた方が好適な結果が得られた。図6は、オーバーシュートを全く生じない半導体レーザを種光源10に用いた場合にパルス光源1から出力されるパルス光の時間波形を示す図である。同図で、時間波形B1は、バンドパスフィルタ20の透過波長帯域をできるだけ長波長側にして且つパルスピークの最大化を図ったときのものである。時間波形B2〜B6は、時間波形B1の場合に対してバンドパスフィルタ20の透過波長帯域を次第に短波長側にシフトさせたときのものである。この図から判るように、バンドパルフィルタ30の中心波長を種光源スペクトルの長波長側に一致させた方が好適な結果が得られた。
上記では、種光源スペクトルとバンドパスフィルタ30の透過スペクトルとの相対的位置関係の調整に、バンドパスフィルタ30の透過スペクトルを可変とする方式を述べたが、種光源10の温度を調整しても、ほぼ同等の効果が期待できる。バンドパルフィルタ30の調整が誘電体多層膜の角度調整など機構的調整を必要とするのに対し、種光源10の温度調整は、電子制御のみで行えるので再現性や制御性の点で優れている。
以上のように、本実施形態に係るパルス光源1は、変調振幅が200mAを超えるような直接変調された半導体レーザを種光源として使用したMOPA構造のパルス光源であって、サブナノ秒のパルス幅を有するパルス光を容易に出力することができる。特に、本実施形態に係るパルス光源1は、ピークパワーが1kW超であるパルス光を出力することができ、また、パルス幅が1ns未満であるパルス光を出力することができるので、レーザ加工用途に好適である。また、本実施形態に係るパルス光源1は、種光源10に含まれる半導体レーザを直接変調するので、モードロックと比較し変調の自由度が高い。
ところで、図1に示された構成のパルス光源1では、種光源10としてファブリーペロ型の半導体レーザが用いられた。短パルス化の為には、図7(a),(b)に示されるように、種光源10の後段に設けられるバンドパスフィルタ30の中心波長は、図中のプロットC2またはC3の状態になるように調整されて、パルスの半値全幅が約5nsから0.5nsまで圧縮され得る。
同図(a)は、種光源10の後段に設けられるバンドパスフィルタ30の中心波長を調整することで種光源10の出力パルスを変形した場合のパルス波形を示す。同図(b)は、その場合のスペクトルを示す。また、同図(c)は、同図(a)の一部を拡大して示す。図中のプロットC1は、バンドパスフィルタがない場合を示す。プロットC2〜C7は、バンドパスフィルタの中心波長を長波長側から徐々に短波長側にした場合を示す。
なお、プロットC2,C3のようにバンドパスフィルタ30の中心波長を種光源10のスペクトルの中心波長から大幅にデチューニングさせると、その下流のYbDFで発生するASEが増大する。このようなASE成分を抑圧する為には、図8に示されるように、種光源の下流に接続される光増幅器の内部に複数のバンドパスフィルタが挿入されることが望ましい。
図8は、他の実施形態に係るパルス光源2の構成図である。この図に示されるパルス光源2は、種光源10、YbDF110、バンドパスフィルタ120、YbDF130、バンドパスフィルタ140、YbDF150およびYbDF160等を備えていて、MOPA構造を有している。このパルス光源2は、レーザ加工に好適である波長1060nm付近のパルス光を出力する。
YbDF110,130,150,160は、種光源10から出力される波長1060nm付近のパルス光を増幅するもので、ガラスからなる光ファイバのコアに活性物質としてYb元素が添加されたものである。YbDF110,130,150,160は、励起光波長と被増幅光波長とが互いに近くパワー変換効率的の点で有利であり、また、波長1060nm付近において高い利得を有する点で有利である。これらYbDF110,130,150,160は、4段の光ファイバ増幅器を構成している。
第1段のYbDF110は、励起光源112から出力されて光カプラ113および光カプラ111を経た励起光が順方向に供給される。そして、YbDF110は、種光源10から出力されて光アイソレータ114および光カプラ111を経たパルス光を入力し、このパルス光を増幅し、光アイソレータ115を経て該パルス光を出力する。
バンドパスフィルタ120は、第1段のYbDF110により増幅されて光アイソレータ115を経たパルス光を入力して、その入力したパルス光の波長帯域のうちの短波長側および長波長側の一方を他方より減衰させて出力する。
第2段のYbDF130は、励起光源112から出力されて光カプラ113および光カプラ131を経た励起光が順方向に供給される。そして、YbDF130は、バンドパスフィルタ120から出力されて光アイソレータ131を経たパルス光を入力し、このパルス光を増幅し、該パルス光を出力する。
バンドパスフィルタ140は、第2段のYbDF130により増幅されたパルス光を入力して、その入力したパルス光の波長帯域のうちの短波長側および長波長側の一方を他方より減衰させて出力する。
第3段のYbDF150は、励起光源152から出力されて光カプラ151を経た励起光が順方向に供給される。そして、YbDF150は、バンドパスフィルタ140から出力されて光アイソレータ153を経たパルス光を入力し、このパルス光を増幅し、該パルス光を出力する。
第4段のYbDF160は、励起光源162〜166それぞれから出力されコンバイナ161を経た励起光が順方向に供給される。そして、YbDF160は、第3段のYbDF150により増幅されて光アイソレータ167およびコンバイナ161を経たパルス光を入力して更に増幅し、エンドキャップ60を経て該パルス光を外部へ出力させる。
より好適な構成例は以下のとおりである。第1段のYbDF110は、単一クラッドAl共添加石英系YbDFであり、Al濃度が5wt%であり、コア径が10μmであり、クラッド径が125μmであり、915nm帯励起光非飽和吸収が70dB/mであり、975nm帯励起光非飽和吸収ピークが240dB/mであり、長さが7mである。第2段のYbDF130は、単一クラッドAl共添加石英系YbDFであり、Al濃度が5wt%であり、コア径が10μmであり、クラッド径が125μmであり、915nm帯励起光非飽和吸収が70dB/mであり、975nm帯励起光非飽和吸収ピークが240dB/mであり、長さが7mである。
第3段のYbDF150は、二重クラッドリン酸塩ガラス系YbDFであり、P濃度が26.4wt%であり、Al濃度が0.8wt%であり、コア径が10μmであり、第一クラッド径が125μm程度であり、第一クラッドの断面が8角形であり、915nm帯励起光非飽和吸収が1.8dB/mであり、長さが3mである。第4段のYbDF160は、二重クラッドAl共添加石英系YbDFであり、Al濃度が5wt%であり、コア径が10μmであり、クラッド径が125μmであり、915nm帯励起光非飽和吸収が80dB/mであり、長さが3.5mである。
YbDF110,130,150,160に供給される励起光の波長は何れも0.975μm帯である。YbDF110に供給される励起光は、パワーが200mWであって、単一モードである。YbDF130に供給される励起光は、パワーが200mWであって、単一モードである。YbDF150に供給される励起光は、パワーが2Wであって、マルチモードである。また、YbDF160に供給される励起光は、パワーが14Wであって、マルチモードである。
バンドパスフィルタ120,140それぞれの透過スペクトルの半値全幅は3nmである。図9および図10は、本実施形態に係るパルス光源2におけるバンドパスフィルタ120,140によるASE除去の様子を模式的に示す図である。
図9に示されるように、バンドパスフィルタ120の透過スペクトル(図中のD1)の中心波長が種光源10の出力光のスペクトル(図中のD2)のピーク波長に略一致している場合には、バンドパスフィルタ120から出力される光(図中のD3)のパワーを高く保つことができ、これの後段にあるYbDF130から出力される光(図中のD4)に含まれるASE成分と比較したS/N比を高く保つことができる。
これに対して、図10に示されるように、バンドパスフィルタ120の透過スペクトル(図中のE1)の中心波長が種光源10の出力光のスペクトル(図中のE2)のピーク波長から大きくずれている場合には、バンドパスフィルタ120から出力される光(図中のE3)のパワーが入力時に対して大きく減衰することになり、これの後段にあるYbDF130から出力される光(図中のE4)に含まれるASE成分と比較したS/N比が大幅に劣化する。これを回避する為に、その下流に更にバンドパスフィルタ140を挿入することで、バンドパスフィルタ120から出力される光(図中のE5)のS/N比を改善することができる。なお、このとき、バンドパスフィルタ140の中心波長は、バンドパスフィルタ120の中心波長より、種光源10出力スペクトルのピーク波長に近く設定することが望ましい。
図8に示されるパルス光源2において、上記のような具体的な構成として、種光源10を出力パワー20dBmで連続発振させた場合、エンドキャップ60から出力されるパルス光のパワーは10.7Wである。図7中のプロットC2のように、バンドパスフィルタ120の中心波長を種光源10の出力スペクトルのピーク波長から長波長側にシフトしている場合、2段目YbDF130への入力光の時間平均入力パワーは低下し、2段目YbDF130の内部から出力されるASEは上昇する。その結果、2段目YbDF130の直後において、被増幅光出力パワーに対するASEパワーの比率(以下、便宜的にS/N比と呼ぶ)が低下する。
2段目YbDF130の後段にバンドパスフィルタ140が設けられていることにより、また、3段目のYbDF150としてASE帯域が狭いリン酸塩ガラス系YbDFが用いられていることにより、図11および図12に示されるようにS/N比が改善され得る。
図11は、YdDF150またはYbDF160を用いたASE光源3の構成を示す図である。このASE光源3は、6個の励起光源213〜218それぞれから7Wの励起光を出力させ、コンバイナ211を経てこれらの励起光をYbDF210へ供給するものである。YbDF210として、YdDF150(8m)またはYbDF160(10)が用いられる。コンバイナ211は、6本のマルチモードファイバよりなる励起光入力ポートと、1本の単一モードファイバよりなる被増幅光入力ポートと、1本の二重クラッドファイバよりなる出力ポートとを有する。アイソレータ219は、波長1060nmにおける光の逆流を低減する。
図12は、YdDF150またはYbDF160を用いたASE光源3の出力光のスペクトルを示す図である。この図には、ASE光源3への入力光パワーをゼロとして、YbDF150をYbDF210として用いた場合のスペクトルがプロットF1で示され、また、YbDF160をYbDF210として用いた場合のスペクトルがプロットF2で示されている。この図に示されるように、3段目のYbDF150としてリン酸塩ガラス系YbDFが用いられていることにより、S/N比が改善され得る。
図13は、本実施形態に係るパルス光源2の出力パルス光のパルス波形を示す図である。同図では、繰り返し周波数は、100kHz、166.7kHz、200kHz、312.5kHz、500kHz、1MHzおよび2.5MHzの各値とされている。図14は、本実施形態に係るパルス光源2の出力パルス光の繰り返し周波数とパルスピークとの関係を示す図である。なお、パルス波形の測定に際しては、パルス光源2の出力端にあるエンドキャップ60の後に減衰量65dB程度の空間アッテネータを挿入し、エンドキャップ60からの出力光をソーラボ製光電変換モジュール(SIR5−FC型)で受光し、その光電変換モジュールからの電気出力波形を横河電機製オシロスコープ(DL9240)で観測した。
これらの図に示されるとおり、出力パルス光の繰り返し周波数が1MHzでもパルスピークは10kW以上を実現することができ、また、出力パルス光の繰り返し周波数が100kHzでは56kWのパルスピークを実現することができた。なお、第3段YbDF150としてのリン酸塩ガラス系YbDFは、第4段YbDF160と比べて、励起効率(特定の励起パワーで得られる被増幅光出力の比率)が劣る。そこで、図8に示される構成において最終段のYbDF160としてAl共添加石英系YbDFが用いられている。
バンドパスフィルタ140の中心波長は、バンドパスフィルタ120の中心波長より種光源10の出力スペクトルのピーク波長に近く設定することが望ましい。また、バンドパスフィルタ120,140それぞれの透過スペクトル半値全幅を等しく3nmとしたが、総じてバンドパスフィルタ120透過後の被増幅光のスペクトルは、種光源10の出力のピーク波長とバンドパスフィルタ120の中心波長とが互いにずれている結果、バンドパスフィルタ120本来の透過スペクトルより広帯域になるので、バンドパスフィルタ140の透過スペクトルの半値全幅はバンドパスフィルタ120の透過スペクトルの半値全幅より広いことが望ましい。
但し、その広がり方は、図7(b)のプロットC2に見られるとおり、精々元々のバンドパスフィルタの透過スペクトルの半値全幅が3nmのものが、透過後のスペクトルの半値全幅では4nmになるという程度のものである。したがって、バンドパスフィルタ140の透過スペクトルの半値全幅は、バンドパスフィルタ120の透過スペクトルの精々1.5倍程度が望ましい。
また、バンドパスフィルタは必ずしも2段である必要はなく、3段以上であってもよい。また、バンドパスフィルタである必要は必ずしもなく、短波長側透過フィルタ(SWPF)や長波長側透過フィルタ(LWPF)を組み合わせて使用してもよい。
本実施形態に係るパルス光源1の構成図である。 半導体レーザに対する直接変調の際の変調電圧波形を示す図である。 半導体レーザから出力されるパルス光の時間波形を示す図である。 半導体レーザから出力されるパルス光の時間波形およびチャーピングの時間変化を示す図である。 本実施形態に係るパルス光源1から出力されるパルス光の時間波形を示す図である。 本実施形態に係るパルス光源1から出力されるパルス光の時間波形を示す図である。 種光源10の後段に設けられるバンドパスフィルタ30の中心波長を調整することで種光源10の出力パルスを変形した場合のパルス波形およびスペクトルを示す図である。 本実施形態に係るパルス光源2の構成図である。 本実施形態に係るパルス光源2におけるバンドパスフィルタ120,140によるASE除去の様子を模式的に示す図である。 本実施形態に係るパルス光源2におけるバンドパスフィルタ120,140によるASE除去の様子を模式的に示す図である。 YdDF150またはYbDF160を用いたASE光源3の構成を示す図である。 YdDF150またはYbDF160を用いたASE光源3の出力光のスペクトルを示す図である。 本実施形態に係るパルス光源2の出力パルス光のパルス波形を示す図である。 本実施形態に係るパルス光源2の出力パルス光の繰り返し周波数とパルスピークとの関係を示す図である。
符号の説明
1,2…パルス光源、10…種光源、20…YbDF、21…光カプラ、22…励起光源、23,24…光アイソレータ、30…バンドパスフィルタ、40…YbDF、41…光カプラ、42…励起光源、43,44…光アイソレータ、50…YbDF、51…コンバイナ、52〜55…励起光源、60…エンドキャップ、110…YbDF、111…光カプラ、112…励起光源、113…光カプラ、114,115…光アイソレータ、120…バンドパスフィルタ、130…YbDF、131…光カプラ、140…バンドパスフィルタ、150…YbDF、151…光カプラ、152…励起光源、153…光カプラ、160…YbDF、161…コンバイナ、162〜166…励起光源、167…光アイソレータ。

Claims (23)

  1. 直接変調されてパルス光を出力する半導体レーザと、
    前記半導体レーザから出力されるパルス光を入力して、その入力したパルス光の波長帯域のうちの前記パルス光のピーク波長より短波長側および長波長側の一方を他方より減衰させて出力する第1光フィルタと、
    前記第1光フィルタから出力されたパルス光を増幅して出力する光増幅器と
    を備えることを特徴とするパルス光源。
  2. 前記第1光フィルタが入力パルス光の波長帯域のうちの前記パルス光のピーク波長より短波長側を長波長側より減衰させて出力することを特徴とする請求項1記載のパルス光源。
  3. 前記第1光フィルタの透過特性が可変であることを特徴とする請求項1記載のパルス光源。
  4. 前記第1光フィルタとともに前記光増幅器に含まれる光増幅媒質を挟むように配置された第2光フィルタを備えた
    ことを特徴とする請求項1のパルス光源。
  5. 前記第1光フィルタがバンドパスフィルタであることを特徴とする請求項1記載のパルス光源。
  6. 前記第1光フィルタおよび前記第2光フィルタのうち少なくとも一方がバンドパスフィルタであることを特徴とする請求項4のパルス光源。
  7. 前記第1光フィルタおよび前記第2光フィルタの双方がバンドパスフィルタであり、
    前記第2光フィルタの透過スペクトルの半値全幅が前記第1光フィルタの透過スペクトルの半値全幅よりも広い
    ことを特徴とする請求項4のパルス光源。
  8. 前記第1光フィルタおよび前記第2光フィルタの双方がバンドパスフィルタであり、
    前記第2フィルタの中心波長が前記パルス光のピーク波長と前記第1光フィルタの透過スペクトルの中心波長の間に設定されていることを特徴とする請求項1記載のパルス光源。
  9. 前記半導体レーザがファブリーペロ型のものであることを特徴とする請求項1記載のパルス光源。
  10. 前記半導体レーザの温度を調整する温度調整手段を備えることを特徴とする請求項1記載のパルス光源。
  11. 前記光増幅器から出力されるパルス光のパルス幅が1ns未満であることを特徴とする請求項1記載のパルス光源。
  12. 前記光増幅器から出力されるパルス光のピークパワーが1kW超であることを特徴とする請求項1記載のパルス光源。
  13. 繰り返し周波数が1MHzのときに前記パルス光のピークパワーが10kW超であることを特徴とする請求項12のパルス光源
  14. 直接変調されてパルス光を出力する半導体レーザと、
    前記半導体レーザから出力されるパルス光を入力して、その入力したパルス光の一部の波長域を透過する第1光フィルタと、
    前記第1光フィルタから出力されたパルス光を増幅して出力する光増幅器と
    を用い、
    前記第1光フィルタの透過波長域と前記半導体レーザの出力スペクトルとの相対的な位置関係を調整することにより、前記半導体レーザ出力スペクトルの前記パルス光のピーク波長より短波長側および長波長側の何れか一方を他方より減衰させることを特徴とするパルス圧縮方法。
  15. 前記第1光フィルタが入力パルス光の波長帯域のうちの前記パルス光のピーク波長より短波長側を長波長側より減衰させて出力することを特徴とする請求項14記載のパルス圧縮方法。
  16. 前記第1光フィルタの透過特性が可変であることを特徴とする請求項14記載のパルス圧縮方法。
  17. 前記第1光フィルタとともに前記光増幅器に含まれる光増幅媒質を挟むように第2光フィルタを配置する
    ことを特徴とする請求項14のパルス圧縮方法。
  18. 前記第1光フィルタがバンドパスフィルタであることを特徴とする請求項14記載のパルス圧縮方法。
  19. 前記第1光フィルタおよび前記第2光フィルタのうち少なくとも一方がバンドパスフィルタであることを特徴とする請求項17のパルス圧縮方法。
  20. 前記第1光フィルタおよび前記第2光フィルタの双方がバンドパスフィルタであり、
    前記第2光フィルタの透過スペクトルの半値全幅が前記第1光フィルタの透過スペクトルの半値全幅よりも広い
    ことを特徴とする請求項17のパルス圧縮方法。
  21. 前記第1光フィルタおよび前記第2光フィルタの双方がバンドパスフィルタであり、
    前記第2フィルタの中心波長が前記パルス光のピーク波長と前記第1光フィルタの透過スペクトルの中心波長の間に設定されていることを特徴とする請求項17記載のパルス圧縮方法。
  22. 前記半導体レーザがファブリーペロ型のものであることを特徴とする請求項14記載のパルス圧縮方法。
  23. 前記半導体レーザの温度を調整する温度調整手段を備えることを特徴とする請求項14記載のパルス圧縮方法。
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