JP2009103006A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】多量の液体が圧縮室内へと流入することを防止することで、高効率で高い信頼性を備えた密閉型圧縮機を提供する。
【解決手段】サクションマフラー125は、バルブプレート123に設けた吸入孔と消音空間とを連通する連通管と、吸入管113より上方の密閉容器101内の空間と消音空間とを連通する尾管とを備え、尾管は消音空間に開口する排出口と、密閉容器101内の空間に開口する吸入口とを備え、排出口は吸入口よりも断面積が大きいものであり、吸入管113から流入した液冷媒や多量の潤滑油103を圧縮室115内へと流入することを抑制することができるうえ、尾管での吸入抵抗を低減できるので高効率で信頼性が向上する。
【選択図】図1

Description

本発明は冷凍冷蔵装置等に用いられる密閉型圧縮機に関するものである。
従来、この種の密閉型圧縮機は、サクションマフラーで騒音低減を図るとともに、サクションマフラーの吸入口と吸入管とを対向させることにより高効率を図ったもの(例えば、特許文献1参照)がある。
以下、図面を参照しながら上記従来の密閉型圧縮機を説明する。
図5は、特許文献1に記載された従来の密閉型圧縮機の縦断面図、図6は、従来の密閉型圧縮機の上視図、図7は従来の密閉型圧縮機の要部拡大断面図である。
図5から図7において、密閉容器1内には、固定子3と回転子5からなる電動要素7と、電動要素7によって駆動される圧縮要素9と、潤滑油11を収納している。
また、密閉容器1には一端を密閉容器1内に開口する吸入管13が固定されている。
圧縮要素9は、圧縮室15を形成するシリンダ17と、圧縮室15内に往復摺動自在に挿入されたピストン19と、シリンダ17の端部を封止するように配設され吸入孔21を形成したバルブプレート23と、サクションマフラー25とを備えている。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作を説明する。
電動要素7に外部電源より通電がされると回転子5が回転し、これに伴ってピストン19は圧縮室15内で往復運動を行い、圧縮要素9が所定の圧縮動作を行う。
それにより、冷却システム(図示せず)から流れてきた冷媒34は、吸入管13を介して一旦密閉容器1内に開放されてから吸入口31を通ってサクションマフラー25内に吸入され、消音空間27に開放された後、連通管29、吸入孔21を通って圧縮室15内に吸入される。
そして、圧縮室15に導かれた冷媒34は、ピストン19の往復運動により圧縮室15内で圧縮された後、再び冷却システム(図示せず)へと吐出される。
冷媒34がサクションマフラー25に吸入される際には、吸入管13と吸入口31とが近接対向するように配置されるため、冷媒34の温度が比較的低いままサクションマフラー25内に吸入され、その結果、冷媒34の単位時間当たりの吸入質量(冷媒循環量)は大きくなり、効率が向上して密閉型圧縮機の効率が向上する。
特公平7−62474号公報
しかしながら、上記従来の構成では、吸入管13と吸入口31が近接対向しているため、冷却システム(図示せず)から多量の液冷媒や多量の潤滑油11を含んだ冷媒34が流入した際、これらをサクションマフラー25内に吸い込みやすく、圧縮室15内において液圧縮が生ずることで圧縮要素9が故障することがあるという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、液圧縮による故障を起こしにくく、効率の高い密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために本発明の密閉型圧縮機は、サクションマフラーに、吸入管より上方の密閉容器内の空間と消音空間とを連通する尾管を備え、尾管は、消音空間に開口する排出口と、密閉容器内の空間に開口する吸入口を備え、排出口は吸入口よりも断面積を大きくしたもので、吸入管より流入した多量の液冷媒や潤滑油をサクションマフラー内に吸い込みにくくかつ、冷媒の尾管での吸入抵抗を低減することができるので、液圧縮を起こしにくく高い効率を得るという作用を有する。
本発明の密閉型圧縮機は、液圧縮による故障を起こしにくく、効率の高い密閉型圧縮機を提供することができる。
請求項1に記載の発明は、密閉容器内に、固定子と回転子からなる電動要素と、前記電動要素によって駆動される圧縮要素を収容するとともに潤滑油を貯留し、前記密閉容器は一端を前記密閉容器内に開口する開口部を備える吸入管を有し、前記圧縮要素は、圧縮室を形成するシリンダと、前記シリンダの端部を封止するとともに吸入孔を形成したバルブプレートと、前記シリンダに連通する消音空間を形成するサクションマフラーを備え、前記サクションマフラーは、前記バルブプレートに設けた前記吸入孔と前記消音空間とを連通する連通管と、前記吸入管より上方の前記密閉容器内の空間と前記消音空間とを連通する尾管とを備え、前記尾管は、前記消音空間に開口する排出口と、前記密閉容器内の空間に開口する吸入口を備え、前記排出口は前記吸入口よりも断面積が大きいものであり、吸入管より上方にサクションマフラーの吸入口を配置しているため、吸入管より多量の液冷媒や潤滑油が流入しても比重の重い液冷媒や潤滑油は上方へは流れず、水平方向よりも下方へと流れるため、直接吸入口から吸い込まれることを抑制することができ、そのうえ尾管において冷媒が吸込される方向に尾管の断面積が大きくなるため、冷媒が尾管を通過する際の尾管での吸入抵抗を低減することができるので、冷媒の単位時間当たりの吸入質量(冷媒循環量)を大きくすることができ、効率が向上し、信頼性が高く高効率の密閉型圧縮機を提供することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、尾管の内周が、排出口が吸入口よりも断面積が大きいテーパ形状を形成するものであり、冷媒が尾管内を通過する際の通路断面積が緩やかに拡大変化するため、尾管内での吸入抵抗をより低減することができるとともに、流れの渦の発生などを防止することができ、請求項1に記載の効果に加えて、吸入質量(冷媒循環量)は大きくなり、さらに効率が向上するとともに、流れの渦などによる騒音の発生を防止することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、尾管が、サクションマフラーの上部から上方に延出するものであり、圧縮機の起動時等で密閉容器内の圧力が減圧されることによって密閉容器内の潤滑油に溶解していた冷媒が発泡する現象(以後、フォーミングという)が発生しても、尾管がサクションマフラーの上部から上方に延出することで、上方の吸入口にまで泡が到達しにくくなるので、請求項1または2に記載の効果に加えて、フォーミングによる液圧縮を抑制し、さらに信頼性が高い密閉型圧縮機を提供することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、サクションマフラーの内壁に一体に形成され、前記サクションマフラーの底部で密閉容器内の空間に開口する補助吸入口を有し、消音空間内の上方に延出して前記消音空間内に開口する補助尾管を備え、前記補助尾管の前記消音空間内の開口部と連通管の前記消音空間内の開口部との間に、尾管の排出口を配置したものであり、圧縮室内へ消音空間から吸入される冷媒が不足しても、補助尾管を介して速やかに消音空間に冷媒を供給でき圧縮室に供給することができ、また、補助尾管はサクションマフラーの底部にあるため、補助尾管を介して密閉容器内に開放された低温の冷媒を吸入することができ、尾管の排出口から消音空間内に開放された冷媒が、尾管の排出口から連通管の消音空間内の開口部に流れる冷媒の流れにスムーズに合流させることができるので、請求項1から3のいずれか一項に記載の効果に加えて、圧縮室への冷媒供給不足を抑制し、消音空間内での吸入抵抗が軽減することで、効率が向上するとともに、消音空間内での騒音の増大を抑制し、さらに高効率で低騒音の密閉型圧縮機を提供することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、補助尾管の補助吸入口は尾管よりも断面積が小さく、密閉容器内の空間から消音空間内に冷媒を吸入するとともに、前記消音空間内に滞留する潤滑油を密閉容器内の空間に排出するものであり、サクションマフラーの底部にある補助尾管の密閉容器内の開口部は尾管の吸入口に比べフォーミングが発生した際、泡が到達しやすいが、尾管よりも断面積を小さくしているので泡は補助尾管の密閉容器内の開口部を通過しにくく、そのうえ、消音空間内に潤滑油が入ってしまった場合、潤滑油はサクションマフラー内壁を流れ落ち底部に到達するが、補助尾管の密閉容器内の開口部はサクションマフラーの底部にあるので潤滑油を排出することができ、圧縮室へと流れるのを抑制することができるので、請求項4に記載の効果に加えて、液圧縮を抑制し、さらに信頼性が高い密閉型圧縮機を提供することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項4または5に記載の発明において、補助尾管の消音空間内の上方への延長線上に、下方に開口した補助共鳴器を設けたものであり、吸入バルブの振動音や冷媒の脈動音として発生する騒音を補助共鳴器によって消音し、補助尾管から密閉容器内に騒音が漏れないようにすることができ、さらに、補助尾管から液冷媒や潤滑油が消音空間内に流入することを抑制することができるので、請求項4または5に記載の効果に加えて、さらに信頼性が高く低騒音の密閉型圧縮機を提供することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項4から6のいずれか一項に記載の発明において、サクションマフラーは、補助尾管の補助吸入口を囲うとともに吸入管の開口端と対向する側に開口面を設けた冷媒受け部を備え、前記冷媒受け部の開口面下端を前記吸入管の開口端下端よりも下方に配置したものであり、吸入管から密閉容器内へ開放される低温の冷媒は密閉容器内で水平方向または下方に向かって流れていくが、冷媒受け部の開口面下端が吸入管の開口端下端より下方に配置しているため、低温のガス冷媒をより多く冷媒受け部から補助尾管へと導くことができるとともに、さらに、吸入管より、ガス冷媒より比重が重い液冷媒や潤滑油が戻ってきた際には、冷媒受け部に衝突した後に冷媒受け部から下方へと落下するため、尾管の吸入口から消音空間内に吸い込まれることを抑制することができ、請求項4から6のいずれか一項に記載の効果に加えて、さらに信頼性が高く高効率の密閉型圧縮機を提供することができる。
以下、本発明による密閉型圧縮機の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の側面の縦断面図、図2は、同実施の形態における密閉型圧縮機の正面の縦断面図、図3は、同実施の形態における要部拡大図である。図4は、同実施の形態における密閉型圧縮機の特性比較図であり、尾管のテーパ形状と冷凍能力の特性を比較したものである。
図1から図3において、密閉容器101は、底部に潤滑油103を貯溜すると共に、固定子105および回転子107とからなる電動要素109と、電動要素109によって駆動される圧縮要素111とを収納しており、密閉容器101の内外を連通する吸入管113を備えている。
圧縮要素111は円筒状の圧縮室115が形成されたシリンダ117と、圧縮室115内を往復摺動自在に挿入されたピストン119と、シリンダ117の端部を封止するとともに吸入孔121を形成したバルブプレート123と、密閉容器101内の空間と圧縮室115とを連通するサクションマフラー125とを備えている。
サクションマフラー125は、消音空間127と、バルブプレート123に設けた吸入孔121と消音空間127とを連通する連通管129と、サクションマフラー125の上部から上方に延出し吸入管113より上方の密閉容器101内の空間と消音空間127とを連通する尾管131と、サクションマフラー125の底部で密閉容器101内の空間に開口する補助吸入口132がある補助尾管133と、冷媒受け部135とを備えている。
消音空間127内には連通管129をはさんで反尾管131側に設けた共鳴器137と、補助尾管133の消音空間127内の上方への延長線上に下方に開口した補助共鳴器139とを備えている。
尾管131は、密閉容器101内に開口した吸入口141と、消音空間127内に開口した排出口143とを備えており、吸入口141から排出口143に向けて内径の断面積が大きくなるテーパ形状を形成している。
補助尾管133はサクションマフラー125の内壁と一体に形成され、消音空間127内の上方に延出して開口しており、補助尾管133と連通管129との間に尾管131の排出口143を配置している。
補助尾管133の密閉容器101内に開口する補助吸入口132は、尾管131よりも断面積が小さく、冷媒受け部135に囲われている。
冷媒受け部135は吸入管113の開口端と近接対向するように開口面145を有しており、開口面145下端を吸入管113の開口端下端よりも下方に配置している。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
電動要素109に外部電源より通電がされると回転子107が回転し、これに伴ってピストン119は圧縮室115内で往復運動を行い、圧縮要素111が所定の圧縮動作を行う。
吸入行程時に圧縮室115の圧力が低下することで密閉容器101内の圧力が低下し、冷却システム(図示せず)から吸入管113を通って冷媒134が密閉容器101内に導かれて開放され、尾管131の吸入口141と補助尾管133の補助吸入口132からサクションマフラー125内に吸入される。
サクションマフラー125内に吸入された冷媒134は、尾管131の排出口143と補助尾管133の消音空間127内の開口部から消音空間127に開放された後、連通管129、吸入孔121を通って圧縮室115内に吸入される。圧縮室115内に吸入された冷媒134は、ピストン119で圧縮され、再び冷却システム(図示せず)へと吐出される。
この際、圧縮によって生ずる冷媒134の脈動は、サクションマフラー125の消音空間127と、共鳴器137と、補助共鳴器139にて減衰されることで騒音が低減される。
ここで、図4を参照しながら、尾管131の形状について検討した結果を説明する。なお、図4は、テーパ形状のない尾管を用いた時の冷凍能力を基準として、テーパ形状の尾管を用いたときの冷凍能力変化を示している。
本実施の形態では、尾管131の内周は、排出口143が吸入口141よりも断面積が大きいテーパ形状としている。
図4に示すように、吸入口141と排出口143が同一の通路断面積の場合より、排出口143が吸入口141よりも断面積が大きいテーパ形状とすることで冷凍能力が向上し、排出口143が吸入口141よりも断面積が小さいテーパ形状とした場合は、冷凍能力が低下していることがわかる。
これは、冷媒134が吸入口141から尾管131内を通過する際の通路断面積が緩やかに拡大変化し排出口143へと流れることで、尾管131の内壁などによって生じる流れの渦の発生などを防止することができ、尾管131内での吸入抵抗をより低減することができるためであると推察する。
すなわち、冷却システム(図示せず)から密閉容器101に導かれた冷媒134は、冷媒134の流路である尾管131における吸入抵抗が軽減され、冷媒134の単位時間当たりの吸入質量(冷媒循環量)を大きくすることができ、効率が向上すると推察する。
一般的に、密閉容器101内に開放された冷媒134は尾管131や補助尾管133や連通管129などの流路を通過する際、その流路から吸入抵抗を受けながら通過し、最終的に圧縮室115内に吸入される。
吸入抵抗が大きいと圧縮室115内に十分な冷媒134を供給することができず、密閉型圧縮機の冷凍能力が低下してしまう。このように、吸入抵抗は冷媒循環量を大きく左右し、密閉型圧縮機の冷凍能力に影響を与える。
特に尾管131や補助尾管133などは、吸入口141や補助吸入口132が密閉容器101内に開口しているため、圧縮によって生ずる冷媒134の脈動などを密閉容器101内に漏らさないよう、全長を長くする手段が用いられることもあり、低騒音を優先した尾管131においては、全長が長くなることで吸入抵抗が増大し、密閉型圧縮機の性能については妨げになることが多い。
しかし、本実施の形態のように、尾管131の吸入口141から排出口143に向けて断面積が大きくなるようにすることで、吸入口141から排出口143へと流れる冷媒134が尾管131により受ける吸入抵抗を軽減することができ、サクションマフラー125の上部から上方に延出し全長を長くした尾管131や、騒音低減のため吸入口141を小さくした尾管131においても、冷媒134の流れる流路として吸入抵抗を低減し、冷凍能力を向上させることができる有効な手段であると考えられる。
しかし、尾管131での吸入抵抗を完全になくすことは難しく、特に冷却システム(図示せず)によって高冷媒循環量で運転することが多くなることもあり、高冷媒循環量の状態では消音空間127内の冷媒134が不足し、圧縮室115内へ十分な冷媒134を供給できないことがある。
その際には、本実施の形態においては補助尾管133を備えているため、尾管131から吸い込む冷媒134の不足分を補助尾管133から速やかに消音空間127内に冷媒134を吸い込むことができるので、十分な冷媒134を圧縮室115内に供給することができる。
そのため、冷却システム(図示せず)に関わらず、圧縮室115内へ十分な冷媒134を供給することができるので、効率が向上する。
また、消音空間127内の冷媒134の流れは、消音空間127の形状や尾管131の排出口143と連通管129の消音空間127内の開口部の配置などで決定される。
補助尾管133がある場合、補助尾管133の消音空間127内の開口部からの冷媒134が消音空間127内に吸入されるため、消音空間127内の冷媒134の流れは複雑になり、補助尾管133の配置により尾管131から吸入された冷媒134と補助尾管133から吸入された冷媒134との流れが干渉し、互いに阻害してしまうことで、消音空間127内の冷媒134が連通管129へとスムーズに流れないことがある。
しかし、本実施の形態では補助尾管133の消音空間127内の開口部と連通管129の消音空間127内の開口部との間に、尾管131の排出口143を配置しているため、尾管131の排出口143から連通管129の消音空間127内の開口部へと流れる冷媒134の流れは補助尾管133と連通管129の間の空間で形成され、補助尾管133の消音空間127内の開口部から開放された冷媒134は尾管131の排出口143から開放された冷媒134の流れとスムーズに合流し連通管129へと導くことができる。
従って、尾管131から吸入された冷媒134と補助尾管133から吸入された冷媒134との流れが互いに阻害することなく、連通管129へと導くことができるので、消音空間127内での吸入抵抗が軽減され、冷媒134の単位時間当たりの吸入質量(冷媒循環量)を大きくすることができ、効率が向上する。
さらに、消音空間内で冷媒134の流れに渦や乱れが発生することを抑制することができ、渦や乱れに伴う騒音の増大を抑制することができる。
また、冷却システム(図示せず)から密閉容器101内に開放された冷媒134は電動要素109や圧縮要素111により加熱された密閉容器101内に滞留する冷媒134に比べ低温で、密度が大きいため下方に向かって流れていく。
本実施の形態では冷媒受け部135の開口面145を吸入管113の開口端に対向するように設け、冷媒受け部135の開口面145下端を吸入管113の開口端下端よりも下方に配置しているので、低温の冷媒134を冷媒受け部135に効率よく受け止め、冷媒受け部135内の空間に多くの低温の冷媒134を滞留させることができる。
そのため、補助尾管133の補助吸入口132の周りは低温の冷媒134が滞留し、補助尾管133より消音空間127内へと吸入される。
従って、吸入管113を介して密閉容器101内に流れてきた低温の冷媒134が、密閉容器101内に拡散したり、密閉容器101内に滞留している冷媒134と混合されたりして加熱されることを抑制し、速やかに低温の冷媒134をサクションマフラー125内に吸入することができるので、冷媒134の単位時間当たりの吸入質量(冷媒循環量)を大きくすることができ、効率が向上する。
つまり、冷媒受け部135は、吸入管113を通って密閉容器101内に開放された液冷媒や多量の潤滑油103のほとんどは、冷媒受け部135に衝突し、冷媒受け部135の壁面を下方へと流れ落ちてしまい、冷媒受け部135の開口面145下端から密閉容器101底部へ流れ落ちていく。
そのため、尾管131の吸入口141や補助尾管133の補助吸入口132から液冷媒や潤滑油103を直接吸入することをより抑制することができる効果に加え、吸入管113を通って密閉容器101内に開放された低温の冷媒134を受け止め、補助尾管133の補助吸入口132より効率よく消音空間127内へと吸入する効果を併せ持っている。
また、起動初期等に冷却システム(図示せず)から吸入管113を通って密閉容器101内に開放された冷媒134が、液冷媒や多量の潤滑油103を含む場合があり、液冷媒や多量の潤滑油103を尾管131や補助尾管133から吸い込んでしまうと、連通管129を介して圧縮室115内に吸入され、液圧縮をしてしまう。
液圧縮が生じた場合、圧縮室115内の圧力が急激に上昇するため、バルブプレート123などの圧縮要素111に過大な負荷がかかり、故障するおそれがあるため、本実施の形態では吸入管113より上方に吸入口141と補助吸入口132を開口するよう配置している。
具体的には、液冷媒や潤滑油103は冷媒134と比べ非常に密度が大きいために下方に向かって流れるため、吸入管113より上方に吸入口141と補助吸入口132を配置することで、吸入口141や補助吸入口132から液冷媒や多量の潤滑油103を吸入することを抑制することができる。
また、圧縮要素111の起動時に密閉容器101内の圧力が減圧されることによって密閉容器101の底部に貯留している潤滑油103に溶解していた冷媒134が発泡する現象(以後、フォーミングという)が発生することがある。フォーミングが発生した場合、密閉容器101の底部から発泡した泡が上方へと密閉容器101内に充満していく。
フォーミングにより発生した泡を尾管131の吸入口141や補助尾管133の補助吸入口132から吸い込んでしまうと、連通管129を介して圧縮室115内に吸入され、液圧縮をしてしまう。上方へと充満する泡の高さは潤滑油103に溶解している冷媒134の量や、密閉容器101内の圧力が大きな影響を与えるが、本実施の形態では尾管131をサクションマフラー125の上部から上方に延出しているため、フォーミングにより発泡した泡は尾管131の吸入口141に到達しにくくなり、ほとんど吸入口141より吸入されることはない。
一方、補助尾管133の補助吸入口132はサクションマフラー125の底部にあるため、サクションマフラー125の上方に延出した尾管131の吸入口141に比べフォーミングにより発生した泡が補助尾管133の補助吸入口132に到達しやすい。そこで、本実施の形態では補助尾管133の補助吸入口132は尾管131よりも断面積を小さくすることで、尾管131に比べ吸入抵抗が大きくし、特に気体に対して粘度の高い液体は補助尾管133の補助吸入口132を通過しにくくしている。
ここでの液体はフォーミングにより発生した泡だけでなく、液冷媒や潤滑油103も同様であり、吸入管113を通って密閉容器101内に開放された液冷媒や多量の潤滑油103も補助尾管133の補助吸入口132を通過しにくくすることができる。
さらに、補助尾管133の消音空間127内の上方への延長線上に、下方に開口した補助共鳴器139を設けているため、補助尾管133の消音空間127内の開口部と補助共鳴器139の開口部の距離を近接させることで、冷媒134の脈動音などの騒音を補助共鳴器139によって消音するだけでなく、補助尾管133の消音空間127内の開口部から消音空間127内への流路を狭め、フォーミングにより発生した泡や液冷媒や潤滑油103をより通過しにくくすることができる。
従って、フォーミングにより発生した泡や潤滑油103は尾管131や補助尾管133から消音空間127内にほとんど吸入されることなく、圧縮室115内に流入するのを抑制することができるので、高い信頼性が得られるうえ、補助共鳴器139により、冷媒134の脈動音などを消音し、補助尾管133から密閉容器101内に騒音が漏れないようにすることができるので、騒音の低減が実現できる。
また、密閉容器101内には冷媒134とともに微細な潤滑油103が飛散しており、尾管131や補助尾管133から消音空間127内に冷媒134とともに吸入され、微細な潤滑油103が消音空間127内の壁面や底面に付着する。壁面に付着した潤滑油103は圧縮機の運転中は壁面に留まることがあるが、圧縮機が停止するとほとんどが壁面を流れ落ち底部に溜まってしまう。
サクションマフラー125の底部に潤滑油103が溜まってしまうと、消音空間127の消音効果が低下してしまううえ、連通管129から圧縮室115内に多量の潤滑油103を吸入してしまう可能性がある。
本実施の形態では補助尾管133の密閉容器101側の開口部がサクションマフラー125の底部にあるため、補助尾管133や補助共鳴器139の内壁面に付着した潤滑油103を補助尾管133の密閉容器101側の開口部から密閉容器101内に排出することができ、潤滑油103を圧縮室115内へと流れるのを抑制することができる。
従って、圧縮機の停止時に補助尾管133内に潤滑油103を溜めてしまうことがなく、圧縮室115内に流入するのを抑制することができるので、高い信頼性が得られる。
なお、補助尾管133の補助吸入口132は尾管131よりも断面積を小さくしていることについては上述した通りであるが、潤滑油を排出することができる程度の断面積を確保する必用があることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる密閉型圧縮機は、高い効率および信頼性を備えることが可能となるので、エアーコンディショナー、冷凍冷蔵装置等に用いられる密閉型圧縮機にも適用できる。
本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の側面の縦断面図 同実施の形態における密閉型圧縮機の正面の縦断面図 同実施の形態における要部拡大図 同実施の形態における密閉型圧縮機の特性比較図 従来の密閉型圧縮機の縦断面図 従来の密閉型圧縮機の上視図 従来の密閉型圧縮機の要部拡大断面図
符号の説明
101 密閉容器
103 潤滑油
105 固定子
107 回転子
109 電動要素
111 圧縮要素
113 吸入管
115 圧縮室
117 シリンダ
121 吸入孔
123 バルブプレート
125 サクションマフラー
127 消音空間
129 連通管
131 尾管
132 補助吸入口
133 補助尾管
134 冷媒
135 冷媒受け部
139 補助共鳴器
141 吸入口
143 排出口
145 開口面

Claims (7)

  1. 密閉容器内に、固定子と回転子からなる電動要素と、前記電動要素によって駆動される圧縮要素を収容するとともに潤滑油を貯留し、前記密閉容器は一端を前記密閉容器内に開口する開口部を備える吸入管を有し、前記圧縮要素は、圧縮室を形成するシリンダと、前記シリンダの端部を封止するとともに吸入孔を形成したバルブプレートと、前記シリンダに連通する消音空間を形成するサクションマフラーを備え、前記サクションマフラーは、前記バルブプレートに設けた前記吸入孔と前記消音空間とを連通する連通管と、前記吸入管より上方の前記密閉容器内の空間と前記消音空間とを連通する尾管とを備え、前記尾管は、前記消音空間に開口する排出口と、前記密閉容器内の空間に開口する吸入口を備え、前記排出口は前記吸入口よりも断面積が大きいことを特徴とした密閉型圧縮機。
  2. 尾管の内周は、排出口が吸入口よりも断面積が大きいテーパ形状を形成する請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  3. 尾管は、サクションマフラーの上部から上方に延出する請求項1または2に記載の密閉型圧縮機。
  4. サクションマフラーの内壁に一体に形成され、前記サクションマフラーの底部で密閉容器内の空間に開口する補助吸入口を有し、消音空間内の上方に延出して前記消音空間内に開口する補助尾管を備え、前記補助尾管の前記消音空間内の開口部と連通管の前記消音空間内の開口部との間に、尾管の排出口を配置した請求項1から3のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  5. 補助尾管の補助吸入口は尾管よりも断面積が小さく、密閉容器内の空間から消音空間内に冷媒を吸入するとともに、前記消音空間内に滞留する潤滑油を密閉容器内の空間に排出する請求項4に記載の密閉型圧縮機。
  6. 補助尾管の消音空間内の上方への延長線上に、下方に開口した補助共鳴器を設けた請求項4または5に記載の密閉型圧縮機。
  7. サクションマフラーは、補助尾管の補助吸入口を囲うとともに吸入管の開口端と対向する側に開口面を設けた冷媒受け部を備え、前記冷媒受け部の開口面下端を前記吸入管の開口端下端よりも下方に配置した請求項4から6のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
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