JP2009080744A - ワイヤハーネスのコスト算出システム - Google Patents

ワイヤハーネスのコスト算出システム Download PDF

Info

Publication number
JP2009080744A
JP2009080744A JP2007250958A JP2007250958A JP2009080744A JP 2009080744 A JP2009080744 A JP 2009080744A JP 2007250958 A JP2007250958 A JP 2007250958A JP 2007250958 A JP2007250958 A JP 2007250958A JP 2009080744 A JP2009080744 A JP 2009080744A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
cost
cad
cost calculation
cad model
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007250958A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiyasu Oku
章泰 奥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Furukawa Automotive Systems Inc
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Furukawa Automotive Systems Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd, Furukawa Automotive Systems Inc filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP2007250958A priority Critical patent/JP2009080744A/ja
Publication of JP2009080744A publication Critical patent/JP2009080744A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】ワイヤハーネスのコストを算出する際の工数を削減し、算出結果の精度を高める。
【解決手段】コスト算出システム10は、CAD装置11及びコスト算出装置12を備える。CAD装置11は、ワイヤハーネスの電線又は部品を表す構成要素図形を図面上に配置したときは、対応するレコードをCADモデルデータ21に記述する。また、CAD装置11は、構成要素図形が互いに関連するように配置されたときは、レコード同士のリンク情報をCADモデルデータ21に記述する。コスト算出装置12は、CADモデルデータ21が、当該CADモデルデータ21に含まれるレコード及びリンク情報に基づいて、電線長、部品の種類及び個数、並びに加工作業を算出する。そしてコスト算出装置12は、電線及び部品の単価、及び加工作業の単位工数をそれぞれデータベース32,33に問い合わせ、ワイヤハーネスのコストを算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、設計されたワイヤハーネスのコストを算出するためのシステムに関する。
自動車や種々の電子機器等に部品として用いられるワイヤハーネスは、ワイヤハーネスメーカで用途に応じて設計され、工場で製造した後出荷される。そして、ワイヤハーネスの設計時、商談時、製造にあたっての工程計画及び人員配置計画の立案時等の様々な場面において、当該ワイヤハーネスのコストがどの程度であるかの情報が必要になることがある。
特許文献1は、ワイヤハーネスを製造した場合に生ずる部品単価の見積り額を出力する見積りシステムを開示する。このハーネス加工の見積りシステムは、指定されたハーネス加工の加工条件から対象ハーネスに関する見積りを求める見積り関数を記憶する記憶手段と、外部の端末から加工条件を入力するための入力手段と、前記見積り関数と前記加工条件とから前記対象ハーネスに関する見積りを求める制御回路と、を備えている。また、前記見積り関数は、ハーネスの加工条件から対象ハーネスの部品単価を計算する関数とされている。
特許文献1は、この見積りシステムにより、部品単価の見積り額を迅速に出力できるとする。
特開2004−133928号公報
しかし、特許文献1の見積りシステムは、見積り希望者が加工条件をシステムに入力する必要があり、その入力に時間と工数が掛かっていた。また、見積り希望者が加工条件を誤って入力することも考えられ、見積りの精度及び信頼性の向上の観点から改善の余地が残されていた。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、ワイヤハーネスのコストを算出する際の工数を削減できるとともに、出力結果の精度が高いコスト算出システムを提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成のワイヤハーネスのコスト算出システムが提供される。即ち、このコスト算出システムは、ワイヤハーネスの設計図に相当するCADモデルデータを作成可能なCAD部と、前記CADモデルデータを入力して当該ワイヤハーネスのコストを算出するコスト算出部と、を備える。前記CAD部は、オペレータがワイヤハーネスの電線又は部品を表す構成要素図形を図面上に配置したときは、それに対応する構成要素データをCADモデルデータに記述する。また、前記CAD部は、既に配置されている他の構成要素図形と関連させるようにして構成要素図形を配置したときは、互いの前記構成要素データを関連付けるリンク情報を前記CADモデルデータに記述するように構成される。前記コスト算出部は、ワイヤハーネスの電線及び部品と、その単価とを関連付けて記憶する単価データベースと、ワイヤハーネスの電線及び部品に関する加工作業と、その単位加工工数とを関連付けて記憶する単位工数データベースと、を備える。そして、前記コスト算出部は、以下の第1〜第3ステップを行うように構成されている。即ち、第1ステップでは、前記CAD部で作成されたCADモデルデータを入力する。第2ステップでは、前記CADモデルデータに記述されている構成要素データを前記リンク情報に基づいて辿ることで、ワイヤハーネスの電線長並びに当該ワイヤハーネスを構成する部品の種類及び個数を求めるとともに、当該ワイヤハーネスを完成させるために必要な加工作業を求める。第3ステップでは、前記第2ステップで求めた結果に基づいて、前記単価データベース及び前記単位工数データベースに問合せを行い、得られた結果を集計することにより前記CADモデルデータに係るワイヤハーネスのコストを求める。
この構成により、CAD部でワイヤハーネスを設計する感覚でCADモデルデータを作成し、それをコスト算出部で処理することで、ワイヤハーネスのコストを算出することができる。従って、オペレータが部品や加工条件等を特別に入力する必要がなくなり、コストの見積り作業を顕著に省力化できる。また、CAD部で作成されたデータに構成要素やそれ同士の関係等についての情報が含まれ、それに基づいて見積りが計算されるので、入力ミスを防止して精度良くコストを算出でき、信頼性の高いコスト計算が可能になる。更に、構成要素同士の関係がリンク情報で記述されるので、複雑な構造のワイヤハーネスであっても構成要素間の関係を単純かつ柔軟に表現でき、コスト計算を正確に行うことができる。
前記のワイヤハーネスのコスト算出システムにおいては、前記コスト算出部は、同一の構成要素データであっても、前記リンク情報によって関連付けられた相手先の構成要素データが異なる場合には、異なる加工作業が発生するものとして取り扱うことが可能に構成されていることが好ましい。
この構成により、ワイヤハーネスの構成要素がどのようにリンクするかによって、算出されるコストを変化させることができる。これにより、加工作業の実情に即したキメ細かいコストの計算が可能になるとともに、コストの算出精度が一層良好になる。
前記のワイヤハーネスのコスト算出システムにおいては、前記リンク情報は、両方向のリンク情報であることが好ましい。
この構成により、構成要素データ間でリンクを自由に辿って行き来することが可能になるので、前記第2ステップにおいてリンクを辿る順番を考慮する必要がなくなる。従って、簡単な処理で構成要素データを漏れなく調べることができ、電線長や部品個数等を正確に求めることができる。
前記のワイヤハーネスのコスト算出システムにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記CAD装置で作成されたCADモデルデータを記憶可能なCADモデルデータベースを備える。このCADモデルデータベースに前記CADモデルデータが蓄積されると、前記コスト算出部によって前記第1ステップから前記第3ステップまでが自動的に行われ、コストが算出される。
この構成により、簡単な操作でコストを算出することができる。また、CADモデルデータベースに元のCADモデルデータを蓄積できるので、例えば部品単価や単位工数が変動したときに、CADモデルデータをCADモデルデータベースから再び読み込んでコストを容易に再計算することができる。
前記のワイヤハーネスのコスト算出システムにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記第3ステップで算出されたワイヤハーネスのコストを記憶可能なハーネスコストデータベースを備える。そして、コスト算出システムは、外部端末の問合せに応じて前記ハーネスコストデータベースの内容を参照し、得られたワイヤハーネスのコストを出力可能に構成されている。
この構成により、ワイヤハーネスのコストを一元管理して統一的な取扱いが可能になるとともに、外部端末を用いてワイヤハーネスのコストの情報を簡単に取り出し、有効に利用することができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に係るワイヤハーネスのコスト算出システムの電気的構成を示すブロック図である。また、図2、図4、図6、図8、図9、図11、図12、図14及び図16には、CAD装置においてワイヤハーネスを設計する様子が順に示されている。
図1に示すように、コスト算出システム10は複数のコンピュータで構成され、ワイヤハーネスの設計を行うためのCAD装置(CAD部)11と、ワイヤハーネスのコストを算出するためのコスト算出装置(コスト算出部)12と、を備えている。本実施形態において、CAD装置11及びコスト算出装置12は汎用のパーソナルコンピュータにより構成されている。
CAD装置11は、コンピュータの支援を得て設計を行う作図装置である(Computer−Aided Design)。図示しないが、このCAD装置11は、演算部としてのCPUと、記憶部としてのROM、RAM、及びHDDと、を備えている。更に、CAD装置11は、キーボード、マウス等の入力手段と、ディスプレイ等の出力手段を備えている。
このCAD装置11には、CADプログラムが予めインストールされている。オペレータはこのCAD装置11を操作してCADプログラムを実行し、ディスプレイ上でワイヤハーネスを設計して、設計データを記述したCADモデルデータ21を作成する。本実施形態では、このCADプログラムはいわゆる2次元CADとして構成されている。
コスト算出装置12は、演算部としてのCPUと、記憶部としてのROM、RAM、及びHDDと、を備えている。このコスト算出装置12は、例えばLAN等のネットワークを介して前記CAD装置11と接続されている。
このコスト算出装置12には、適宜のデータベースプログラムがインストールされている。このソフトウェアと上記ハードウェアとにより、コスト算出装置12において、CADモデルデータベース31と、電線・部品単価データベース32と、加工項目単位工数データベース33と、ワイヤハーネスコストデータベース34と、が構築されている。
また、このコスト算出装置12にはワイヤハーネスコスト算出プログラムがインストールされている。この結果、コスト算出装置12においてコスト集計部41が構築されている。なお、ここでいうコストとは、電線費、部品費、加工費、管理費、利益等のうち何れか又は複数の費用である。
CADモデルデータベース31は、前記CAD装置11から入力されたCADモデルデータ21を蓄積するデータベースである。
電線・部品単価データベース32は、ワイヤハーネスの電線及び部品と、その単価とを関連付けて記憶するデータベースである。
加工項目単位工数データベース33は、ワイヤハーネスの電線及び部品に関する加工作業と、その単位加工工数とを関連付けて記憶するデータベースである。
ワイヤハーネスコストデータベース34は、設計されたワイヤハーネスについてコスト集計部41で計算されたコストを記憶するデータベースである。
本実施形態では、このコスト算出装置12に外部端末15,16がネットワークを介して接続されている。オペレータは外部端末15,16の何れかを操作して、サーバとしてのコスト算出装置12にアクセスし、設計されたワイヤハーネスのコストを問い合わせる。この問い合わせに対し、コスト算出装置12はワイヤハーネスコストデータベース34を参照してコストを取得し、外部端末15,16に送信する。これにより、外部端末15,16においてワイヤハーネスのコストを取得し、商談や工程計画等の参考にすることができる。
次に、CAD装置11におけるCADモデルデータ21の作成について説明する。ワイヤハーネスの設計を行う場合、オペレータはCAD装置11のCADプログラムを実行し、新規図面の作成メニューを選択する。すると、CADモデルデータ21を格納するための領域がCAD装置11のメモリに確保され、空の図面が画面に表示される。このCADモデルデータ21はテーブル形式とされ、種々のフィールドを有するレコード(構成要素データ)を記述可能である。このCAD装置11を操作して図面上に直線や曲線、シンボル等の図形を配置すると、それに対応するレコードがCADモデルデータ21に追加される。
CAD装置11でワイヤハーネスを設計する場合、オペレータは最初にワイヤハーネスの品番を入力する。具体的には、オペレータはCAD装置11を適宜操作し、画面上のメニューから品番入力を指定する。すると図2(a)に示すように、CAD装置11の画面に品番入力ウインドウ61が表示される。オペレータは、このダイアログで、品番を例えば「AAA」、「BBB」等とキーボードから入力し、入力が完了するとOKボタンをマウスでクリックする。
品番の指定が完了すると、CAD装置11は、図面における品番の描画位置の指示を待機する。この様子が図2(b)に示されている。オペレータはマウスを操作してカーソル22を移動させ、画面の所望の位置をクリックする。すると、前記品番入力ウインドウで入力されたAAA、BBBの品番が描画される。
描画位置の指定後、CAD装置11は図2(c)に示すように回路入力ウインドウ62を画面に表示し、その品番を構成する回路の種々の情報(属性)をオペレータに問い合わせる。オペレータは、このダイアログで、線種、線径、線色、回路記号等の情報を入力する。図2(c)では、線種として自動車用極薄肉型低圧電線を意味する略称「AVSS」を指定し、線径(電線サイズ)として「0.5」を指定し、線色として黒を表す「B」を指定し、回路記号として「A1」、「B1」を指定した様子が示されている。入力が完了するとオペレータが「OK」をクリックし、以上により品番及び回路に関する操作が完了する。
この図2の一連の操作によって、CAD装置11のCADモデルデータ21には、図3のように品番レコード及び回路レコードが追加される。品番レコードは、構成品番1、構成品番2等のフィールドを有しており、これらのフィールドには、前記品番入力ウインドウ61で入力された内容が記述される。回路レコードは、線種、線径、線色、回路記号等のフィールドを有しており、これらのフィールドには、回路入力ウインドウ62で入力された内容が記述される。
追加された品番レコードには「H1」のIDが付与され、回路レコードには「K1」のIDが付与される。これらのIDは、CADモデルデータ21において各レコードを一意に識別するためのものである。なお、今後の説明においても同様に、CADモデルデータ21にレコードが新規に追加されると、その都度、当該レコードに一意のIDが付与されることになる。
なお、回路レコードは、上記のフィールドのほか、親要素数フィールド及び子要素数フィールドを有している。この親要素数及び子要素数はリンク情報に関連するものであり、詳細は後述する。
次に、オペレータは、ワイヤハーネスのセグメントを図面上に配置する。なお、セグメントとは、ワイヤハーネスの電線配置区間を適宜分割した各区間を意味する設計上の概念である。
具体的には、オペレータはCAD装置11を適宜操作し、画面上のメニューからセグメント配置を指定する。そして、図4(a)のように表示されるセグメント情報入力ウインドウ63においてセグメント長及び角度をキーボードから入力する。図4(a)では、セグメント長として「50」、角度として「0」を指定した様子を示している。
そして、当該セグメントの始点を図4(b)のようにマウスで指定する。すると、指定長及び指定角度のセグメントを表すシンボル図形(構成要素図形)が指定位置に描画される。前記セグメント情報入力ウインドウ63で角度として「0」(0°)を指定しているので、セグメントは図4(b)に示すように、カーソル22で指定された点からX軸方向に延びるように描画される。また、図面には、セグメント長である「50」の数字が描画される。
この図4の操作によって、CAD装置11のCADモデルデータ21には、図5のようにセグメントレコード及びノードレコードが追加される。なお、ノードとはセグメントの両端に位置する点を意味し、CAD装置11においてノードは部品配置の基準点としたり、複数のセグメントの連結点として使用したりできる。図5では2つのノードレコードが追加されているが、IDが「N1」のものはセグメントの始点のノードを表し、「N2」のものはセグメントの終点のノードを表す。
それぞれのノードレコードは、その位置を表すX座標及びY座標のフィールドを有しており、このフィールドには、前記セグメントの配置位置に基づく座標値が記述される。なお、図ではX座標及びY座標のフィールドの内容を(X)(Y)と簡略的に示しているが、実際には、オペレータにより指定されたセグメント位置に基づく具体的な数値が記述される。
また、セグメントレコードはセグメント長のフィールドを有しており、このフィールドには、セグメント情報入力ウインドウ63で入力したセグメント長の内容が記述される。
そして、CADモデルデータ21においては、ノードがセグメントの端点に位置するという関係を、各レコードのリンク情報で表している。即ち、あるノードが特定のセグメントの一端に位置している場合、当該ノードが親、セグメントが子となるような親子関係を設定し、これをリンク情報で表すのである。本実施形態では、このリンク情報は、親要素IDフィールド又は子要素IDフィールドにリンク先のレコードのIDを記述することで実現される。
例えば、ノードレコード「N1」の子要素IDフィールドにセグメントレコードのID「S1」を記述することで、ノードレコード「N1」に対しセグメントレコード「S1」を子としてリンクさせることができる。このリンクにより、当該ノードが親、セグメントが子となる親子関係を表現できる。また、セグメントレコード「S1」の親要素IDフィールドにノードレコードのID「N1」を記述することでも、セグメントレコード「S1」に対しノードレコード「N1」を親としてリンクさせることができ、上記と同一の親子関係を表現できる。そして、この親子関係により、ノード「N1」がセグメント「S1」の端点に位置することを表すことができる。
CAD装置11は、オペレータが図面上にセグメントを配置すると、当該セグメントに対応するセグメントレコード「S1」と、そのセグメントの両端に対応するノードレコード「N1」「N2」と、をCADモデルデータ21に追加する。そして、セグメントレコード「S1」においては親要素IDフィールドを2つ挿入し、各ノードレコードのID「N1」「N2」を記述する。一方、ノードレコード「N1」「N2」のそれぞれでは子要素IDフィールドを1つ挿入し、セグメントレコードのID「S1」を記述する。CAD装置11は、以上のようにして、セグメントと2つのノードの間に親子関係のリンク情報を自動的に記述する。
なお、各レコードにおける親要素数フィールド及び子要素数フィールドは、親要素IDフィールドの個数及び子要素IDフィールドの個数を示すフィールドである。例えばセグメントレコード「S1」においては、親要素IDフィールドは2個、子要素IDフィールドは0個であるので、親要素数フィールドの内容は「2」、子要素数フィールドの内容は「0」である。親要素数フィールド又は子要素数フィールドの内容は、当該レコードに親要素ID又は子要素IDのフィールドが挿入される毎に、CAD装置11によって自動的に更新される。
図6は、図面に更にセグメントを1つ追加する操作を示している。即ち、CAD装置11にセグメント配置を指示し、図6(a)に示すセグメント情報入力ウインドウ63において、セグメント長を「50」、角度を「180」と指定し、当該セグメントの始点を図6(b)のようにマウスで指定する。ここでは、図4でセグメントを配置したときの始点と同一の位置をカーソルで指定する。
以上により、CAD装置11の画面にセグメントが描画される。なお、今回はセグメントの角度として「180」(180°)を指定しているので、セグメントは、カーソル22で指定された点からX軸と反対方向に延びるように描画される。従って、図4で配置したセグメントに接続する形で新しいセグメントが配置される。また、図面には、セグメント長である「50」の数字が描画される。
以上の操作に対応して、CAD装置11は図7に示すように、当該セグメントに対応するセグメントレコード「S2」をCADモデルデータ21に追加するとともに、そのセグメントの一端に対応するノードレコード「N3」を追加する。そして、セグメントレコード「S2」においては親要素IDフィールドを2つ挿入し、当該セグメントの両端のノードに相当するノードレコードのID「N1」「N3」を記述する。一方、ノードレコード「N1」「N3」では子要素IDフィールドを1つずつ挿入し、セグメントレコードのID「S2」を記述する。
次に、図面において、セグメントにおける電線の一端に相当する位置にコネクタを追加する。具体的な操作としては、CAD装置11にコネクタの配置を指示し、図8(a)のようにコネクタ名称入力ウインドウ64を表示させ、コネクタの名称及び番号を指定する。ここでは、名称には「CONN−X」を指定し、番号に「1」を指定したとする。そして、図8(b)のように、カーソル22でコネクタの配置位置を指定する。ここでは、一直線状に配置されているセグメントの一端を指定する。すると、当該指定位置から引出線が描画されるとともに、コネクタの図形(構成要素図形)、コネクタの名称「CONN−X」、及びコネクタの番号が描画される。
なお、図9(a)及び図9(b)は、電線の他端に名称「CONN−Y」、コネクタ番号「2」のコネクタを配置する操作を示している。この操作は図8の場合と同様であるので、説明を省略する。
以上の操作に対応して、CAD装置11は図10に示すように、2つのコネクタに対応するコネクタレコード「C1」「C2」をCADモデルデータ21に追加する。コネクタレコード「C1」は図8で配置されたコネクタ図形に対応し、コネクタレコード「C2」は図9で配置されたコネクタ図形に対応する。各コネクタレコードはコネクタ名称及びコネクタ番号のフィールドを有しており、ここには、図8(a)及び図9(a)のコネクタ名称入力ウインドウ64でそれぞれ指定した内容が記述される。
そして、コネクタレコード「C1」においては親要素IDフィールドを挿入し、コネクタの配置位置に対応するノードレコードのID「N2」を記述する。コネクタレコード「C2」においても親要素IDフィールドを挿入し、コネクタの配置位置に対応するノードレコードのID「N3」を記述する。一方、ノードレコード「N2」では子要素IDフィールドを1つ挿入し、対応するコネクタレコードのID「C1」を記述する。同様に、ノードレコード「N3」では子要素IDフィールドを1つ挿入し、対応するコネクタレコードのID「C2」を記述する。
以上のようにコネクタレコード及びノードレコードにリンク情報を記述することで、親子関係を表すことができる。この親子関係は、そのコネクタが当該ノードに配置されるという関係を意味している。CAD装置11は、セグメントの端部にコネクタ図形を配置する操作に応じて、上記リンク情報の記述を自動的に行う。
次に、コネクタ部分に回路を配置する。具体的な操作としては、CAD装置11に回路の配置を指示し、図11(a)のように、回路を配置する対象のコネクタをカーソル22で指定する。図11(a)は、図9で配置したコネクタを指定する場合を示している。次に、図11(b)のように画面に表示される回路配置ウインドウ65において、キーボードから回路記号を指定する。ここでは回路記号として「A1」を指定した場合を示している。回路記号の指定が完了すると、図11(c)に示すように、当該回路記号「A1」がコネクタの部分に描画される。
なお、図12(a)〜図12(c)は、もう一方のコネクタに回路記号「B1」の回路を配置する場合を示しており、操作は図11の場合と同様であるので説明を省略する。
以上の操作で指定した回路記号「A1」「B1」は、いずれも図2(c)の回路入力ウインドウ62で指定した回路記号である。従って、CAD装置11は図13に示すように、図2での回路入力操作で追加された回路レコード「K1」において親要素IDフィールドを2つ挿入し、2つのコネクタレコードのID「C2」「C1」を記述する。また、コネクタレコード「C1」及び「C2」のそれぞれにおいて子要素IDフィールドを挿入し、当該回路レコードのID「K1」を記述する。
以上のようにコネクタレコード及び回路レコードにリンク情報を記述することで、親子関係を表すことができる。この親子関係は、そのコネクタに当該回路が配置されるという関係を意味している。CAD装置11は、コネクタに回路を配置する操作に応じて、上記リンク情報の記述を自動的に行う。
次に、ワイヤハーネスに外装部品(クランプ)を配置する操作を行う。具体的な操作としては、CAD装置11にクランプの配置を指示し、図14(a)のように画面に表示されるクランプ配置ウインドウ66において、キーボードから部品名称及び距離を指定する。ここでは、部品名称として「CL−123」を指定し、距離は「0」を指定した場合を示している。そして、図14(b)のように、カーソル22でクランプの配置位置を指定する。ここでは、連結されている2つのセグメントのうち1つを指定する。すると、当該指定位置にクランプの図形(構成要素図形)が描かれるとともに、クランプの名称「CL−123」が引出線とともに描画される。
以上の操作に対応して、CAD装置11は図15に示すように、CADモデルデータ21に外装部品レコード「B1」を追加する。外装部品レコードは部品名称及び距離のフィールドを有しており、ここには、図14(a)のクランプ配置ウインドウ66で指定した内容がそれぞれ記述される。そして、CAD装置11は、当該外装部品レコード「B1」の親要素IDフィールドに、クランプが配置されたセグメントに相当するセグメントレコードのID「S2」を記述する。また、セグメントレコード「S2」において子要素IDフィールドを挿入し、前記外装部品レコードのID「B1」を記述する。
このようにセグメントレコード及び外装部品レコードにリンク情報を記述することで、親子関係を表すことができる。この親子関係は、そのセグメントに当該クランプが配置されるという関係を意味している。CAD装置11は、セグメントを指定してクランプ図形を配置する操作に応じて、上記リンク情報の記述を自動的に行う。
次に、クランプにテープを配置する操作を行う。具体的な操作としては、CAD装置11にテープの配置を指示し、図16(a)のように表示されるテープ配置ウインドウ67において、キーボードから縦寸法、横寸法、距離、テープ名称を指定する。ここでは、縦寸法として「20」、横寸法として「20」、距離として「22」、テープ名称として「VT−ABC」をそれぞれ指定した場合を示している。次に、図16(b)のように表示される外装部品指示ウインドウ68において、テープを巻く対象である外装部品を指定する。図16(b)では、図14で配置したクランプの名称「CL−123」を指定した例を示している。更に、図16(c)のように、テープの配置位置をカーソル22で指定する。すると、当該位置にテープの図形(構成要素図形)が描かれる。
以上の操作に対応して、CAD装置11は図17に示すように、CADモデルデータ21にテープレコード「T1」を追加する。テープレコードは、テープ名称、縦寸法、横寸法及び距離のフィールドを有しており、ここには、図16(a)のテープ配置ウインドウ67で指定した内容がそれぞれ記述される。そして、CAD装置11は、当該テープレコードの親要素IDフィールドに、図16(b)の外装部品指示ウインドウ68で指示された外装部品に相当する外装部品レコードのID「B1」を記述する。また、外装部品レコード「B1」において子要素IDフィールドを挿入し、前記テープレコードのID「T1」を記述する。
このように外装部品レコード及びテープレコードにリンク情報を記述することで、親子関係を表すことができる。この親子関係は、そのクランプに当該テープが配置される(巻かれる)という関係を意味している。CAD装置11は、クランプが配置されているセグメントにテープ図形を配置する操作に応じて、上記リンク情報の記述を自動的に行う。
オペレータは以上のようにCAD装置11を操作してワイヤハーネスの構成要素図形を図面上に配置し、必要に応じて様々な属性を設定することで、ワイヤハーネスの設計図面を最終的に完成させる。その後、オペレータはCAD装置のメニューからファイル保存を選択する。すると、図17に示すCADモデルデータ21の内容がファイルに保存される。このファイル形式としては、例えばバイナリ形式、XML形式等、様々な形式が考えられる。
オペレータはCAD装置11を適宜操作して、CADモデルデータ21のファイルを、コスト算出装置12にネットワークを介してアップロードする。すると、コスト算出装置12側では図18に示すフローが実行される。
図18のフローに示すように、CADモデルデータ21がコスト算出装置12に入力されると、当該CADモデルデータ21がCADモデルデータベース31に蓄積される(S101)。次に、CADモデルデータ21の任意のレコードを1つ選び、そのレコードの記述内容を調べて、セグメントレコードの場合は電線長を計算し、その他のレコードの場合は各部品の個数、各種加工項目数を計算する(S102)。
S102の計算において、電線長は、それぞれのセグメントレコードのセグメント長の合計として得ることができる。また、各部品の個数は、例えばコネクタレコードやクランプレコードの数として得ることができる。
一方、各種加工項目数を計算する際は、当該レコードにリンクされる他のレコードの内容も併せて考慮される。例えば、テープレコードにセグメントレコードに対するリンク情報が記述されているだけの場合、電線にテープを巻く加工作業が発生することを意味する。一方、図17に示すようにテープレコードに外装部品レコードへのリンク情報が記述され、当該外装部品レコードにセグメントレコードへのリンク情報が記述されていた場合は、電線に外装部品をテープ巻きで固定することを意味し、単に電線にテープを巻くのと工数が異なってくる。コスト算出装置12は、各レコードがどのレコードにリンクしているかに基づいて、必要になる加工作業の種類を判定し、それぞれの加工作業を集計する。
1つのレコードについてS102の処理が終わると、全レコードの処理が完了したか否かが調べられる(S103)。未処理のレコードがあった場合は、当該レコードにリンクしているレコードを次のレコードとして設定する(S104)。即ち、現在のレコードの親要素IDフィールド又は子要素IDフィールドに記述されているIDのレコードを次回処理のレコードとする。その後、S102の処理に戻り、すべてのレコードの処理が完了するまでS102〜S104の処理を繰り返す。以上により、CADモデルデータ21において互いにリンクされている構成要素の全レコードを調べ、ワイヤハーネスの電線長、部品個数、加工作業を把握して集計することができる。
次にコスト算出装置12では、電線・部品単価データベース32に電線及び部品の種類等を問い合わせて、ワイヤハーネスを構成する電線及び部品の単価を取得する(S105)。また、加工項目単位工数データベース33に加工作業の種類等を問い合わせて、発生した各種加工作業の単位工数を取得する(S106)。
次に、得られた単価、単位工数に基づいて、ワイヤハーネスのコストを計算する(S107)。そして、その計算結果を、ワイヤハーネスコストデータベース34に記憶し、蓄積する(S108)。
以上のフローによりコスト算出処理が実現され、算出されたコストは、前述のとおり、外部端末15,16がコスト算出装置12にアクセスすることで取得し、様々な場面で利用することができる。
以上に示すように、本実施形態のコスト算出システム10は、CAD装置11と、コスト算出装置12と、を備える。CAD装置11は、ワイヤハーネスの設計図に相当するCADモデルデータ21を作成可能に構成されている。コスト算出装置12は、前記CADモデルデータ21を入力して当該ワイヤハーネスのコストを算出するよう構成する。前記CAD装置11は、オペレータがワイヤハーネスの電線又は部品を表すセグメント、コネクタ、クランプ等の図形を図面上に配置したときは、それに対応するレコードをCADモデルデータに記述するように構成される。また、CAD装置11は、オペレータが、既に配置されている他の図形と関連させるようにして前記図形を配置したときは、互いの前記レコードを関連付けるリンク情報を前記CADモデルデータに記述するように構成される。
そして、前記コスト算出装置12は、電線・部品単価データベース32と、加工項目単位工数データベース33と、を備える。電線・部品単価データベース32は、ワイヤハーネスの電線及び部品と、その単価とを関連付けて記憶する。加工項目単位工数データベース33は、ワイヤハーネスの電線及び部品に関する加工作業と、その単位加工工数とを関連付けて記憶する。
更に、コスト算出装置12においては、以下のステップを順に実行するように構成されている。即ち、S101の処理で、CAD装置11で作成されたCADモデルデータ21を入力する。次に、S102〜S104の処理で、CADモデルデータ21に記述されているレコードをリンク情報に基づいて辿りつつ、ワイヤハーネスの電線長並びに当該ワイヤハーネスを構成する部品の種類及び個数を求めるとともに、当該ワイヤハーネスを完成させるために必要な加工作業を求める。更に、S105〜S107の処理では、前記S102〜S104の処理で得られた結果に基づいて電線・部品単価データベース32及び加工項目単位工数データベース33に問合せを行い、得られた結果を集計することにより、前記CADモデルデータ21に係るワイヤハーネスのコストを求める。
これにより、CAD装置11を使用してワイヤハーネスを設計する感覚でCADモデルデータ21を作成し、それをコスト算出装置12で処理することで、ワイヤハーネスの部品費、加工費等のコストを算出することができる。従って、オペレータが部品や加工条件を入力する手間を省くことができ、コストの見積り作業を顕著に省力化できる。また、CAD装置11で作成されたデータに電線、部品の種類や相互の関係等についての情報が含められ、それに基づいて見積りが計算されるので、入力ミスを防止して精度良くコストを算出でき、信頼性の高い見積りが可能になる。更に、レコードの相互の関係がリンク情報で記述されるので、複雑な構造のワイヤハーネスであっても電線や部品等の間の相互関係を単純かつ柔軟に表現でき、コスト計算を正確に行うことができる。
また、前記コスト算出装置12は、同一のレコードであっても、前記リンク情報によって関連付けられた相手先のレコードの内容が異なるときは、異なる加工作業が発生するものとして取り扱うことが可能に構成されている。例えばテープレコードの場合、そのリンク先が外装部品レコードかセグメントレコードかで、テープを巻く加工作業が異なるものとして取扱い可能に構成されている。
これにより、ワイヤハーネスの構成要素がどのようにリンクするかによって、算出される加工費を変化させることができる。これにより、加工作業の実情に即したキメ細かい見積りが可能になるとともに、コストの算出精度が一層良好になる。
また、本実施形態においてCADモデルデータ21に記述されるリンク情報は、両方向のリンク情報とされている。例えば、図17のテープレコード「T1」において親要素IDフィールドに外装部品レコードのID「B1」が記述されたときは、当該外装部品レコード「B1」において子要素IDフィールドにテープレコードのID「T1」が記述され、両方向からリンクを辿ることが可能になっている。
これにより、レコード間でリンクを自由に辿って行き来することが可能になるので、図18のS102〜S104の処理においてリンクを辿る順番を考慮する必要がなくなる。従って、簡単な処理で全てのレコードを漏れなく調べ、電線長や部品個数等を正確に求めることができる。
また、コスト算出装置12は、CAD装置11で作成されたCADモデルデータ21を記憶可能なCADモデルデータベース31を備える。そして、このCADモデルデータベース31に前記CADモデルデータベース31が蓄積されると、前記コスト算出装置12によって図18のS102〜S107の処理が自動的に行われ、コストが算出される。
これにより、簡単な操作でコストを算出することができる。また、CADモデルデータベース31に元のCADモデルデータ21を蓄積しておくことで、例えば部品単価や単位工数が変動したときに、CADモデルデータ21をCADモデルデータベース31から再び読み込んで、コストを容易に再計算できる。
また、コスト算出装置12は、算出されたワイヤハーネスのコストを記憶可能なワイヤハーネスコストデータベース34を備える。また、コスト算出装置12は、外部端末15,16の問合せに応じてワイヤハーネスコストデータベース34の内容を参照し、得られたワイヤハーネスのコストを外部端末15,16へ出力可能に構成されている。
これにより、ワイヤハーネスコストを一元管理して統一的な取扱いが可能になるとともに、外部端末15,16を用いてワイヤハーネスのコストの情報を簡単に取り出し、有効に活用することができる。
以上に本発明の好適な実施形態を示したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
CAD装置11とコスト算出装置12との間をネットワークで接続しない構成に変更することができる。この場合、例えば、CAD装置11でCADモデルデータ21を適宜の外部記憶媒体に保存し、コスト算出装置12に当該外部記憶媒体を接続してCADモデルデータ21を読み込むようにすれば良い。
CAD装置11及びコスト算出装置12を統合し、両装置の機能を1つのコンピュータで実現するように変更することができる。また、コスト算出装置12の各データベース31〜34を、コスト算出装置12とは別のコンピュータで実現するように変更することができる。
CADモデルデータ21の各レコードに記述される情報は、種々変更することができる。また、親/子の関係を設定しない対等なリンク情報を各レコードに記述するように変更することができる。また、CADモデルデータ21の各レコードに記述するリンク情報を、一方向のリンクに変更することができる。
本発明の一実施形態に係るワイヤハーネスのコスト算出システムの電気的構成を示すブロック図。 CAD装置を使用したワイヤハーネスの設計において、品番及び回路を入力する操作を示す図。 図2の操作がされた後でのCADモデルデータの内容を示す図。 CAD装置でセグメントを配置する操作を示す図。 図4の操作がされた後でのCADモデルデータの内容を示す図。 CAD装置で更にセグメントを配置する操作を示す図。 図6の操作がされた後でのCADモデルデータの内容を示す図。 CAD装置でコネクタを配置する操作を示す図。 CAD装置で更にコネクタを配置する操作を示す図。 図8及び図9の操作がされた後でのCADモデルデータの内容を示す図。 CAD装置で、一方のコネクタに回路を配置する操作を示す図。 CAD装置で、他方のコネクタに回路を配置する操作を示す図。 図11及び図12の操作がされた後でのCADモデルデータの内容を示す図。 CAD装置でクランプを配置する操作を示す図。 図14の操作がされた後でのCADモデルデータの内容を示す図。 CAD装置でテープを配置する操作を示す図。 図16の操作がされた後でのCADモデルデータの内容を示す図。 コスト算出装置で実行される処理を示すフローチャート。
符号の説明
10 コスト算出システム
11 CAD装置(CAD部)
12 コスト算出装置(コスト算出部)
15,16 外部端末
31 CADモデルデータベース
32 電線・部品単価データベース(単価データベース)
33 加工項目単位工数データベース(単位工数データベース)
34 ワイヤハーネスコストデータベース

Claims (5)

  1. ワイヤハーネスの設計図に相当するCADモデルデータを作成可能なCAD部と、
    前記CADモデルデータを入力して当該ワイヤハーネスのコストを算出するコスト算出部と、
    を備え、
    前記CAD部は、オペレータがワイヤハーネスの電線又は部品を表す構成要素図形を図面上に配置したときは、それに対応する構成要素データを前記CADモデルデータに記述するとともに、既に配置されている他の構成要素図形と関連させるようにして構成要素図形を配置したときは、互いの前記構成要素データを関連付けるリンク情報を前記CADモデルデータに記述するように構成され、
    前記コスト算出部は、
    ワイヤハーネスの電線及び部品と、その単価とを関連付けて記憶する単価データベースと、
    ワイヤハーネスの電線及び部品に関する加工作業と、その単位加工工数とを関連付けて記憶する単位工数データベースと、
    を備え、
    前記コスト算出部は、
    前記CAD部で作成されたCADモデルデータを入力する第1ステップと、
    前記CADモデルデータに記述されている構成要素データを前記リンク情報に基づいて辿ることで、ワイヤハーネスの電線長並びに当該ワイヤハーネスを構成する部品の種類及び個数を求めるとともに、当該ワイヤハーネスを完成させるために必要な加工作業を求める第2ステップと、
    前記第2ステップで求めた結果に基づいて、前記単価データベース及び前記単位工数データベースに問合せを行い、得られた結果を集計することにより前記CADモデルデータに係るワイヤハーネスのコストを求める第3ステップと、
    を行うことを特徴とするワイヤハーネスのコスト算出システム。
  2. 請求項1に記載のワイヤハーネスのコスト算出システムであって、
    前記コスト算出部は、同一の構成要素データであっても、前記リンク情報によって関連付けられた相手先の構成要素データが異なる場合には、異なる加工作業が発生するものとして取り扱うことが可能に構成されていることを特徴とするワイヤハーネスのコスト算出システム。
  3. 請求項1又は2に記載のワイヤハーネスのコスト算出システムであって、
    前記リンク情報は、両方向のリンク情報であることを特徴とするワイヤハーネスのコスト算出システム。
  4. 請求項1から3までの何れか一項に記載のワイヤハーネスのコスト算出システムであって、
    前記CAD装置で作成されたCADモデルデータを記憶可能なCADモデルデータベースを備え、
    このCADモデルデータベースに前記CADモデルデータが蓄積されると、前記コスト算出部によって前記第1ステップから前記第3ステップまでが自動的に行われ、コストが算出されることを特徴とするワイヤハーネスのコスト算出システム。
  5. 請求項1から4までの何れか一項に記載のワイヤハーネスのコスト算出システムであって、
    前記第3ステップで算出されたワイヤハーネスのコストを記憶可能なハーネスコストデータベースを備え、
    外部端末の問合せに応じて前記ハーネスコストデータベースの内容を参照し、得られたワイヤハーネスのコストを出力可能に構成されていることを特徴とするワイヤハーネスのコスト算出システム。
JP2007250958A 2007-09-27 2007-09-27 ワイヤハーネスのコスト算出システム Pending JP2009080744A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007250958A JP2009080744A (ja) 2007-09-27 2007-09-27 ワイヤハーネスのコスト算出システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007250958A JP2009080744A (ja) 2007-09-27 2007-09-27 ワイヤハーネスのコスト算出システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009080744A true JP2009080744A (ja) 2009-04-16

Family

ID=40655431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007250958A Pending JP2009080744A (ja) 2007-09-27 2007-09-27 ワイヤハーネスのコスト算出システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009080744A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015201146A (ja) * 2014-04-10 2015-11-12 古河電気工業株式会社 ジョイントの位置最適化システムおよびジョイントの位置最適化プログラム
CN112381586A (zh) * 2020-11-30 2021-02-19 上杭建润电子科技有限公司 一种线束核价***
JP2021135615A (ja) * 2020-02-25 2021-09-13 日立金属株式会社 ワイヤハーネスの設計装置及び設計方法
JP2021149254A (ja) * 2020-03-17 2021-09-27 日立金属株式会社 ワイヤハーネスの設計装置及び設計方法
JP2021149255A (ja) * 2020-03-17 2021-09-27 日立金属株式会社 ワイヤハーネスの評価装置及び評価方法
JP7392992B2 (ja) 2020-05-12 2023-12-06 株式会社小寺製作所 見積り装置、見積り方法、及び、コンピュータープログラム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015201146A (ja) * 2014-04-10 2015-11-12 古河電気工業株式会社 ジョイントの位置最適化システムおよびジョイントの位置最適化プログラム
JP2021135615A (ja) * 2020-02-25 2021-09-13 日立金属株式会社 ワイヤハーネスの設計装置及び設計方法
JP7314833B2 (ja) 2020-02-25 2023-07-26 株式会社プロテリアル ワイヤハーネスの設計装置及び設計方法
JP2021149254A (ja) * 2020-03-17 2021-09-27 日立金属株式会社 ワイヤハーネスの設計装置及び設計方法
JP2021149255A (ja) * 2020-03-17 2021-09-27 日立金属株式会社 ワイヤハーネスの評価装置及び評価方法
JP7318573B2 (ja) 2020-03-17 2023-08-01 株式会社プロテリアル ワイヤハーネスの設計装置及び設計方法
JP7318574B2 (ja) 2020-03-17 2023-08-01 株式会社プロテリアル ワイヤハーネスの評価装置及び評価方法
JP7392992B2 (ja) 2020-05-12 2023-12-06 株式会社小寺製作所 見積り装置、見積り方法、及び、コンピュータープログラム
CN112381586A (zh) * 2020-11-30 2021-02-19 上杭建润电子科技有限公司 一种线束核价***

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4891817B2 (ja) 設計ルール管理方法、設計ルール管理プログラム、ルール構築装置およびルールチェック装置
JP2009080744A (ja) ワイヤハーネスのコスト算出システム
US7430729B2 (en) Design rule report utility
US8407262B2 (en) Systems and methods for generating an entity diagram
US20130317786A1 (en) Feature-based rapid structure modeling system
JP2007048261A (ja) 図式化されたビジネスネットワークの関連付けと視覚化
JP2008165809A (ja) 1組の制約付きオブジェクトを備える製品のコンピュータ支援設計の方法およびコンピュータプログラム製品
JP2018081693A (ja) スキーマで表される必要条件を用いた自動プロセス制御ハードウェア工学
US8719758B1 (en) Methods and apparatus for automated wiring diagram generation
CN110941937B (zh) 电子设备、封装绘制图生成方法和计算机可读存储介质
JP2015060553A (ja) 設計情報提供装置
US8230319B2 (en) Web-based visualization, refresh, and consumption of data-linked diagrams
JP5489535B2 (ja) システム構成設計装置、システム構成設計プログラム及び記録媒体
JP2018067431A (ja) 製造支援方法及び製造支援プログラム
WO2016207991A1 (ja) 三次元cadシステム装置、並びに三次元cadに用いられる知識管理方法
JP4902567B2 (ja) 作業手順書作成システム、及び、作業手順書作成プログラム
KR20130042547A (ko) 설비 관리 장치, 화면 표시 방법, 및 기록 매체
JP2007233566A (ja) 制御盤製造支援装置
JP4084168B2 (ja) 設計製造データ管理システム及びプログラム
CN108463824B (zh) 用于搜索计算机辅助设计数据的方法、***和计算机可读介质
EP3155568B1 (en) Navigating and authoring configured product lifecycle data
CN111077859B (zh) 生产工艺控制方法、装置及***
JP2008152379A (ja) 配管作図装置、配管作図方法、コンピュータプログラム及び記録媒体
JP2008299526A (ja) ワイヤハーネス設計システム、方法およびプログラム
CN111950162B (zh) 建模方法、装置及电子设备