JP2009065956A - 気泡水噴射水流の解凍機。 - Google Patents

気泡水噴射水流の解凍機。 Download PDF

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Abstract

【課題】気中温度差自然解凍、貯留水浸潤温度差解凍、水道水放流温度差解凍等の解凍技術は解凍所要時間が長いので、短時間で解凍できる解凍機を提供する。
【解決手段】2℃乃至−5℃の導伝性の解凍処理水3中で、気液混合の気泡水流による、気泡破裂超音波キャビテ−ション8による水中波動エネルギ−で、冷温水中で、積層ブロック冷凍加工食材も、マイクロバブル或は他の気泡7の処理水循環噴射水流11で解凍促進し、従来の鮮度維持解凍不能な被解凍物4も、分単位の短時分解凍を実現した、気泡水噴射水流の解凍機。
【選択図】図1

Description

本発明は、国際的或は国内でも、冷凍加工商品増大流通時代の、食品から医学臨床生態組織に至る迄、あらゆる分野の冷凍加工物を、マイクロバブル散気の水中でバブル水中破壊時発生の超音波波動をも手伝って、冷温或は常温の解凍処理水の水中で、外郭部及び芯部を可能な限り速やかに解凍するものであるが、従来の、前日からの自然解凍では解凍不能とされていた、小魚、烏賊、海老、その他の積層ブロック冷凍食品の解凍も可能とし、2℃前後の冷温水中で分単位で、瞬間的とも言える15分前後で、水中散気破裂超音波水流噴射解凍で、加工凍結完了時点の鮮度をそのまま再現可能な解凍処理をする技術機構の分野である。
現在の冷凍加工技術は、熱媒体が液体又は気体で、単に周囲環境を低温化して凍結すれば商品化が可能な業界であり、新鮮素材を−196℃の液化窒素ガス超低温瞬間冷凍加工技術もあれば、劣悪冷凍加工技術商品、一例では、赤道直下で水揚げされた新鮮漁獲物を、40℃前後の気温の中で何時間もさらして陸揚した鮮度劣化素材を、陸揚後再度選別整理に時間を費やして函詰め梱包、その後にやっと、これも気中長時間自然冷凍で低温倉庫に積み上げ、倉庫内雰囲気温度で時間をかけた鮮度劣化冷凍加工魚も、冷凍加工後の商品鮮度差の目視判別は、流通業者プロでも不可能に近く、冷凍商品の凍結冷凍のままで消費者が食するものはアイスキャンディ−しかなく、必然的絶対的な解凍処理が宿命であるにもかかわらず、本来の冷凍加工時点の鮮度再現解凍技術を放置して、従来の冷凍加工技術社は、解凍消費が条件にもかかわらず、単に取扱に便利な冷凍形態に終始したものが、前述の積層ブロック冷凍加工品で、国際的に、流通過程の全企業が、ブロック冷凍の解凍で煮え湯を飲まされているのが現状であり、わが国大手食品加工企業においても、否、全世界の加工企業が鮮度を無視して、食品加工ラインのディスタ−ブ回避の為に温水解凍に、走っている現状は、通常の冷凍品の解凍でも気中長時間自然解凍技術しか無い現状の盲点である。
この解凍技術発展阻害の要因は、従来からの長い年月の間、レトルトパック調理済み商品の解凍は鮮度再現とは異なる為に、一端調理済みの食品の電子レンジによる瞬時高温発熱調理で食する事は周知の事実であるが、冷凍加工生鮮魚や食肉の部類では、自然解凍では前日からという長時間を要する事から、鮮度無視の、水道水の流水による温度差解凍は常識で、烏賊、蛸、魚類、肉類等々で当然のように行われており、冷凍機器メ−カ−のパンフレットにも公然と水流解凍状態写真まであり、又、気中解凍では、−20℃から−60℃の冷凍保管低温庫から、5℃前後の冷温庫又は冷蔵庫に移管して、12時間から24時間前後の解凍時間をかけ、マグロ等の大型魚では、時には日単位の長時間をかけた気中温度差解凍もが常識的の解凍技術業界で、この冷凍加工も解凍処理藻共に、長時間経過に基づく低温気中相対湿度による表面水分蒸散で組織破壊による生体水ドリップもが常識であり、いかにドリップを減少させるかの一点集中解凍技術が、現状解凍の技術レベルであり、冷凍加工物移管の氷温庫や冷蔵庫内空気に、高圧電極によるプラズマ電荷放散や、気中超音波放散でも、急速解凍と称する物は、鮮度においては電子レンジ投入解凍と大差は無い。
過去現在共に、真の新鮮食材冷凍商品業界であれば、自己冷凍商品の末端での鮮度再現技術提示での消費が本来の企業の社会的責務だが、解凍とは、冷蔵保管で自然解凍と言う身にしみついた旧来からの先入観的感覚で、購入者である末端消費企業でも、古からの長時間解凍の先入観に翻弄され、鮮度維持解凍における長時間所要解凍が諸悪の根源である事すら想像もしていない現状で、冷凍加工商品と言う名称が、鮮度劣化の代名詞的感覚を蔓延させたのも、この業界の劣悪技術的背景である。
現状の解凍技術における解凍所要時間の長さは、解凍時間がいかに鮮度劣化に影響するかは承知しながらも、品質劣化以上に、それに基づく多大な有形無形の損失を躍起している事は承知している筈であるが、従来技術は全くと言っても良い位に進展していない。
如何なる劣悪冷凍加工プロセスでも冷凍加工完了後では、そのプロセス及び冷凍完了後の保管温度や保管期間は当事者以外は関知不能で、冷凍食品流通業界及び購入消費者においてですら知ろうとせず、冷凍時の鮮度自体も、長時間鮮度劣化解凍処理では、解凍後でも真実鮮度は判明せず、解凍後の粗悪鮮度を冷凍加工業者に注進すれば、必ず帰る言葉は解凍時の鮮度劣化と言う返事、その上に、長時間自然解凍の為に販売前日からの必要予定量解凍の必要性で、解凍後判明品質に至っては劣悪でも交換不能で店舗の信用失墜と、その上に必要想定量の事前解凍で、販売残量処分での採算的ロス、又は廃棄処分のロスは、現状でも、世界的解凍技術の未熟さが要因で、やむを得ない無意識的な有形無形の大きな損失が継続している。
冷凍加工物の従来解凍技術に関する課題は、真っ先に言える事は、諸悪の根源とも言えるものは、長時間温度差自然解凍が大きな課題であり、通常の冷凍加工物ですら前日からの気中長時間自然解凍で、ましてや、国産及び輸入の冷凍魚の多くは、流通梱包の関係のみを注視して、積層ブトック冷凍加工で大半がロット流通しており、この積層ブロック冷凍品に関しては、前日からの自然温度差解凍も効果なく積層ブロックの周囲50mm前後の僅かな厚みのみ解凍され、幅450mm,長さ500mm,厚み300mm前後の積層ブロックの殆どが解凍不能で、大手といえども、鮮度劣化は承知の上で、温水解凍に励んでいる現状、これらの課題を、鮮度劣化させずに解消すれば、解凍処理工程の全ての課題は解消すると言っても過言ではない。
従来解凍技術の遮断性空気を媒体として利用する気中自然解凍は、非常に効率が悪い中での温度差自然解凍であり、気中にマグネトロン発熱周波帯以外の、種々波動を放散しても、空気波動伝達力も弱く、解凍時間には顕著に現れずに、12時間から24時間、物によっては日単位での長時間自然解凍となり、この長時間自然解凍が諸悪の根源となっているので、分単位解凍処理が望まれる。
気中解凍は、外郭から芯に向かって温度伝播率が低い媒体空気温度と被解凍物の温度差で、除除に自然解凍する為に長時間解凍になっている為に、熱伝播媒体の空気温度が高ければ解凍時間を或る程度短縮できても鮮度劣化が起こり、逆に冷温付近環境の媒体空気での解凍は温度差巾が小さく、より以上の長時間解凍と同時に、低温になればなる程に、相対湿度低下の関係で表面水分蒸散品質劣化が起こり、生体水ドリップ現象が起こり、長時間解凍は鮮度劣化と品質低下の最大要因となっている。
長時間気中放置同様の空気媒体温度差解凍では、解凍温度に関係なく、特に4℃前後の冷蔵温度では、絶対的とも言える付着雑菌及び時には病原菌の増殖もあり、魚肉類の殆どが裸同様で冷凍されているが、菌類増殖抑止を含めても真空包装冷凍がベタ−であるが、その両者、詰り裸都真空包装の冷凍姿の解凍処理も、解凍時間差無く同じ時間を可能として、特に長時間気中自然解凍では、刺し身や寿司ネタの等の生食商品では危険発生度が高く、裸姿の被解凍物は解凍中での洗浄滅菌処理が望ましい。
流通企業及び末端解凍販売企業では、解凍済み商品の1日の販売出荷必要量を、事前予定数量を想定して、長時間所要解凍の為に、前もって解凍せざるを得ないが、予定と現実の差で、事前解凍ストックの過剰残量の処分費用、及び不足の場合の味無関係での緊急解凍も水道水の放水解凍を行わざるを得ず、現状日常茶飯事の有形無形の企業損失回避の為にも、長時間解凍の回避を、出来れば分単位解凍が望まれている。
現状の食品業界で、新規冷凍食品の開発を行って、グロ−バルな販売促進を企画しても、新鮮冷凍食材を、温度伝播率が低い媒体空気で解凍処理に長時間を費やし、その間の鮮度劣化も重なっている為に、解凍後の流通可能日数が短縮され、残品処分ロスや鮮度を考慮すれば、取扱不能と言う冷凍和菓子の北米販売店の実話も有り、長時間温度差自然解凍が、冷凍食材新規商品開発の足かせにもなっている、
問題を解決するための手段
本発明は、従来の熱遮断性の空気媒体解凍を、全ての物質に対し導伝性ある水媒体による水中解凍とする。
鮮度保持解凍に必要な周囲環境温度条件としての解凍処理水の温度は、容易に低温化が可能な温度で、鮮度維持にも有効な、冷温2℃前後で解凍し、必要あればエチルアルコ−ル添加によって氷点を下げれば、−5℃の解凍処理水の中で解凍も可能であるが、その場合には、処理水冷却装置にで、被解凍物が持つ氷結点である0℃から5℃前後を維持して解凍する事も可能で、同時に不凍水温度を下げれば、冷凍化工機にも使えるメリットが生まれる。
解凍処理水を、2℃前後に保つ為に、又、衛生管理上で付着菌類滅菌の一助にもなることから、エチルアルコ−ルを解凍処理水量に対して一定割合で添加する事もある。
被解凍物を、組織の変成が起こらない解氷可能な低温の超音波波動エネルギ−熱変換を利用して、導伝率が良い解凍処理水で、しかも2℃の冷温から−5℃の水中波動で、直接被解凍物の芯部迄、解氷に必要な組成瑕疵は回避する波長帯で解凍する事によって、従来の解凍所要時間から比較すれば瞬間的共言える分単位で解凍処理が可能である。
これに加えて更に重要な事は、解凍処理水が停滞している時と、流動しているときの解凍処理時間は大きく差があり、特に、流通業界のネックポイントである積層ブロック冷凍加工の被解凍物においては、解凍処理水の流動が絶対的必須要件ともなり、同時に、この解凍処理水の循環で、処理水循環噴射水流を起こし、この噴射水流にマイクロバブル、或は空気気泡を加えることで、気泡水流となり、世界的に解凍処理困難と言われている積層ブロック冷凍食材に向けて直接噴射で水流衝突することが望ましいことも実験結果から判明し、この意味から、積層ブロック解凍促進ポンプ水流を、解凍処理槽内壁に固着配管によって水流吹きつけを行う事で、前日からの温度差自然長時間解凍でも解凍不能が、15分前後で解凍可能となった。
被解凍物が、静止状態の場合で、処理水循環噴射水流(11)が被解凍物(4)の特定個所のみ当たって、全般への噴射水流当たりがない場合は、解凍処理槽内壁から一定間隙をとって金網壁を設置、又は解凍処理水中で回転稼働可能な円筒金網の設置をして、解凍処理槽内の被解凍物を噴射管(12)から一定距離を保たせて解凍する事もある。
業務用の連続解凍処理機の場合には、解凍処理水内を潜水移動解凍するSUSコンゲア−チェ−ンで水中走行解凍をするが、浮上性の被解凍物の場合、及びSUSコンベア−チェ−ンからの脱落防止で、側壁付き落し蓋で押さえ、コンベア−からの落下を防止する。
被解凍物の付着滅菌は、解凍処理水にエチルアルコ−ルが添加されていても、−5℃前後に氷点を落すエチルアルコール添加量は10%前後であるかぎり完全な滅菌力は無いが必要ある場合には、水中紫外線殺菌灯を設置すれば良いが、小型機では解凍処理水は適当な回数毎に交換すれば清潔な解凍処理水となる。
マイクロバブル或は他の気泡(7)は、処理水循環ポンプ(9)の吐出管に、加圧空気供給管(17)を貫通装着して流量制御し、気泡水流(18)の処理水循環噴射水流(11)を被解凍物(4)に直射する事によって、気泡破裂超音波キャビテーション(8)を
又、マイクロバブル或は他の気泡(7)に代わって、解凍処理水(3)水中に、電気回路による超音波振動素子(17)を装填し、超音波波動処理水(18)による、処理水循環噴射水流(11)を被解凍物(4)に直射する事によって、解凍を幇助する事もある。
解凍処理槽(1)を耐圧密閉処理槽(19)にすることによって、水圧又は空圧で、解凍処理槽内を加圧することで、水の分性状から固形水である氷を、固形維持不能として解氷解凍する事もあり。
発明の効果
本発明により、実験結果により、下記の効果が判明した。
解凍処理槽内の解凍処理水の温度2℃前後から−5℃前後の処理水中で、氷解温度限界波動エネルギ−での解凍処理水噴射は、冷凍完了時点の鮮度が即時に再現できる為、食材等の冷凍完了所要時間劣化に加えて長時間解凍での水分蒸散鮮度劣化商品と異なり、冷凍時点の鮮度瞬間再現での鮮度の良否によっては、解凍後の鮮度品質維持の日数が長くも短くもなり、店頭販売可能日数は冷凍加工時完了の鮮度で決まるので、冷凍加工業者及び冷凍加工商品の選択決定可能な機器としても重要なポイントとなる。
特に重要な事は、積層ブロック冷凍の被解凍物においては、処理水循環噴射水流(11)によって、大きな形状の積層ブロックの中央内部迄、単体の魚類解凍と同様な時間で解凍が可能となり、食品加工工場の輸入食材の殆どが積層ブロック冷凍である現状からも、大きなメリットとなった。
実験的現実の、解凍所要時間の標準を示せば、−35℃冷凍加工された頭尾30cmの冷凍アジ、サバの裸姿の解凍では、解凍処理水温度が2℃で、冷凍サバ、アジの芯温が−1℃での解凍時間は、マイクロバブル或は他の気泡を水中に気液混合し、処理水噴射解凍で20分、マイクロバブル放散しない解凍処理水循環噴射水流だけでも水流衝突波動で25分の水中解凍であった。
従来の気中低温自然解凍による相対湿度低下の表面水分蒸散による組織変成劣化や生体水ドリップ現象も本発明では全く無く、裸姿で連続解凍した解凍処理水は汚れも無く、同時に気中酸化劣化も水中解凍により、全てが回避される。
レストラン厨房等では、来客メニューオーダーを受けてから解凍開始で十分な料理時間が保て、従来方式の前日からの予定量解凍の過不足による経営的有形無形のロスが解消される。
生鮮野菜類の目視確認不能の付着農薬類は、鮮度維持可能名2℃前後の解凍処理水で、水流洗浄もでき、生野菜サラダの調理前洗浄で、レストラン店舗の信頼性向上にもつなが水流洗浄もでき、生野菜サラダの調理前洗浄で、レストラン店舗の信頼性向上にもつながる。
殻付き冷凍蟹の従来解凍では必要以上に解凍時間を費やすが為に鮮度劣化を気にして、冷凍の間まで沸騰処理するか、必要時に温水解凍迄行う事があるが、本発明では蟹甲羅等の固体伝播受振共振で、北海道の毛蟹が15分前後で解凍され、美味しい蟹刺し身となった。
冷凍アワビの解凍では、従来の解凍方法では肉質硬化の為に寿司ネタには使用不能と言う寿司職人の言葉にあるように冷凍不能であるが、魚類同様の死んだアワビの冷凍は従来解凍方式では肉質が硬化すると言うのではないかと想定するが、新鮮な生きたあわびの冷凍物の解凍では、全く歯応えある生きたあわびの刺し身そのものであった様に、冷凍時点の状態迄、解凍で判別が可能であり、ちなみに、冷温水中で被解凍物の芯温−2℃の解凍時間は、あわびの貝殻側から水中超音波を当てた時が5分前後で、貝の身側からの噴射では3分解凍であった。
水中にマイクロバブル或は他の気泡(7)では、ポンプの吐出管に流量制御の空気を送り、マイクロバブルの微細気泡よりも、遥かに大きな気泡の気泡水流(18)の処理水循環噴射水流(11)を被解凍物(4)に直射する事によって、マイクロバブルと異なる波長の気泡破裂超音波キャビテ−ション(8)を発生させて解凍するもので、水流圧力も加わって、解凍には有効であった。
又、マイクロバブル或はたの気泡(7)の水中混合は、自己破裂による気泡破裂超音波キャビレ−ション(8)が水面での破裂に集中する為、マイクロバブル或は他の気泡(7)に代わって、解凍処理水(3)水中に、電気回路による超音波振動素子(17)を装填し、超音波波動処理水(18)による、処理水循環噴射水流(11)を被解凍物(4)に直射する事によって、解凍を幇助する事も有効である。
水の物理的性状は、加圧することによって固形かが遅れ、逆に加圧によって固形維持不能となって水になる事から、解凍処理槽(1)を耐圧密閉処理槽(19)にすることによって、水圧又は空圧で、解凍処理槽内を加圧することで、水の分子性状から氷の溶解現象があり、固形維持不能として解氷解凍する事も行ったが、圧縮率が大きい空気よりも、内圧耐圧の耐圧密閉処理槽(19)内のエア−抜きをして水圧を掛ければより効果がある。
解凍処理槽(1)の素材は、多くが食品である事から、家庭用小型機から業務様大型機迄、SUS304又はSUS316のステンレス鋼材とするのが望ましいが、強化プラスチックでも差し支えない。
解凍処理槽(1)の、家庭用では、冷蔵庫内装タイプ、流し台内装タイプ、卓上小型機々形状大きさは変わるが、いずれも断熱構造処理槽(2)とする。
断熱構造処理槽(2)の形態は、解凍処理槽(1)外壁に、各種断熱材を装着する製作工程では外部化粧鋼板によって美化せざるを得ないが、その工程で、解凍処理槽の底部位及び側壁を二重槽にして真空ポンプで間隙空気吸引すれば、外部化粧鋼板工事が不要で、溶接工賃と板厚材料費が同一近くなり、断熱効率の向上が図られた。
解凍処理槽(1)の断熱目的は、生鮮食料、特に魚や肉類の水中解凍では、解凍処理水(3)の温度によって僅かの生体組成変化、つまり、僅かな鮮度劣化が、解凍後の鮮度持続に影響する為に、解凍後即食する以外では、被解凍物(4)の鮮度劣化を防止する目的で、分解処理水(3)を2℃に、必要に応じて−5℃前後の処理水冷却装置(5)で維持する事もある。
家庭用、或は業務用の少量処理小型器では、連続使用することなく、しかも解凍即料理が殆どである事から、解凍処理水(3)の水温は、常温又は氷塊投入冷却水(6)で1℃乃至2℃に降下する為、必要以外は処理水冷却装置(5)の設置はしない。
解凍処理槽(1)の槽底面、槽側面壁面の水中には、解凍処理水(3)の処理水循環ポンプ(9)により、加圧供給する処理水循環噴射水流(11)の噴射管(12)が固定配管されるが、処理槽の形状や大きさによって、前後左右の各壁面に、或は一部面に、単数又は複数の噴射管(12)が装着される。
解凍処理槽(1)内の解凍処理水(3)の温度分布を均等にすると同時に、最も重要なな事は、特に積層ブロック冷凍の被解凍物(4)の内部中央解凍には、処理水循環噴射水流(11)を当てる事で、積層ブロック冷凍の被解凍物(4)が、処理水循環噴射水流(1)とマイクロバブル或は他の気泡(7)の両者によって、或はどちらか一方で、速やかに解凍が促進され、同時に解凍処理槽(1)の均等水温維持でも内部攪拌効果となる。
被解凍物(4)が、解凍処理槽内に装填で停滞静止した状態では、処理水循環噴射水流(11)からの直進性の噴射水を一点集中で噴射波動を受波すれば、受波部位の局部解凍促進現象を避ける為に、解凍処理槽(1)内に装着の、水中回転網籠(13)内に被解凍物(4)を装填して回転稼働による均等解凍を行い、或はSUS網コンベアーチェーン(14)による解凍処理水(3)の水中を一定時間で潜水移動して解凍を行うが、時には、凍処理槽(1)内壁装着の噴射管(12)20mm前後の間隙をとって、水中噴射水流分散網(15)を装着して、被解凍物(4)が静止状態でも均等解凍を可能とした。
同時に、SUS網コンベアーチェーン(14)及び噴射水流の一点集中を避ける被解凍物(4)の場合は水中噴射水流分散網(15)装着の解凍処理槽(1)で、浮上性、又は沈下性の被解凍物(4)で、解凍処理槽蓋付属の水中落し蓋の水中面は、SUS網コンベアーチェーン(14)のスライド方向に向かった、側壁付き落し蓋(16)が装着され、被解凍物(4)の槽底への落下防止と槽内自己遊泳残存を阻止し、解凍処理効率向上を図った。
マイクロバブル或は矢の気泡(7)の気泡による処理水循環噴射水流(11)を起こすには、加圧空気供給管(17)を処理水循環ポンプ(9)の吐出口に貫通装着し、噴射管(12)から気泡水流を、被解凍物方向に向けて、解凍処理槽(1)の内部側壁に装着する。
マイクロバブル或は他の気泡(7)に代わって、超音波振動素子(19)を、直接に解凍処理槽(1)に装填して超音波水中波動処理槽(20)とし、尚且、噴射管(12)から処理水循環噴射水流(11)を、超音波波動水中で、被解凍物(4)に直接噴射する事により、積層ブロック冷凍加工物のような、解凍難度の高い被解凍物(4)の解凍に大きな効果がある。
解凍処理槽(1)を耐圧密閉処理槽(21)の構造で、解凍処理槽(1)上部にエア−抜きを設置して、解凍処理水(3)を外部から加圧注入し、水圧による耐圧密閉処理槽(21)とする方法と、耐圧密閉処理槽(21)内の解凍処理水(3)水面上の空間空気を外部加圧空気によって加圧する二つの種類があり、穂解凍物の大きさと種類によって、高圧が必要な場合には、簡易なハンド加圧ポンプでも十分に使用でき、この場合、万が一耐圧密閉処理槽(21)が圧力で破壊しても内部の解凍処理水(3)が流れ出るだけで、圧力爆発の危険性はない。
しかし、空気圧力方式では、特に溶接部位金属加熱劣化で、或はSUS304クラスの鋼板でも魚類保持塩分を含めての錆び劣化が置き得ることと同時に、内圧による瞬間さく裂の危険性がなきにしもあらずで注意が必要となり、圧力によっては耐圧検査と定期健勝が必要であることを認識すべきであるが、6kg/cm未満ではさほどの事はないが、それでも要注意である。
マイクロバブル或は他の気泡の噴射水流解凍機のバケットタイプの全体装置断面図、一部斜視透視図である。 マイクロバブル或は他の気泡の噴射水流解凍機の回転網籠タイプの全体装置断面図、一部斜視透視図である。 マイクロバブル或は他の気泡の噴射水流解凍機のコンベア−タイプの全体装置断面図、一部斜視透視図である。 マイクロバブル或は他の気泡の噴射水流解凍機の氷塊投入冷却水タイプの全体装置断面図、一部斜視透視図である。 解凍処理槽内に、マイクロバブル或は他の気泡の噴射水流と共に超音波振動素子を装着した、全体装置断面図、一部斜視透視図である。 解凍処理槽が耐圧密閉処理槽で、氷塊投入冷却水の、全体装置断面図、一部斜視透視図である。 解凍処理水が単なる水道水温度でマイクロバブル或は他の気泡の噴射水流解凍機の謝意透視図一部断面図である。
符号の説明
1 解凍処理槽
2 断熱構造処理槽
3 解凍処理水
4 被解凍物
5 氷塊
6 氷塊投入冷却水
7 マイクロバブル或は他の気泡
8 気泡破裂超音波キャビテーション
9 処理水循環ポンプ
10 空気供給弁
11 処理水循環噴射水流
12 噴射管
13 水中波動分散網
14 SUS網コンベアーチェーン
15 水中噴射水流分散網
16 壁付き落とし蓋
17 加圧空気供給管
18 気泡水流
19 超音波振動素子
20 超音波水中波動処理水
21 耐圧密閉処理槽

Claims (4)

  1. 解凍処理槽(1)は、断熱材或は、多重層槽壁断熱、時には多重層槽壁真空断熱の外気と熱遮断の断熱構造処理槽(2)となる。
    解凍処理槽(1)内には、気体よりも遥かに伝導性が高い清水が、解凍処理水(3)として一定量装填される。
    解凍処理槽(1)内に充填の解凍処理水(3)は、真空包装又は包装処理無しの儘の被解凍物(4)の水中解凍処理で、解凍処理水(3)温度は、解凍後すぐに調理加工する場合は常温水でも良く、冷温での解凍を要する場合には氷塊(5)で氷塊投入冷却水(6)で温度を2℃前後に下げる。
    被解凍物(4)の物性が、現状各社で解凍困難でお困りの、小魚、烏賊、海老等の積層ブロック冷凍魚等の解凍でも、2℃前後の解凍処理水(3)で十分に瞬間的な解凍が可能であると同時に、言う迄もなく一般の、単体魚類等の冷凍加工食材の解凍も同様である。
    解凍促進に有効な超音波波動エネルギ−が、被解凍物(4)の解凍時間短縮につながる為、マイクロバブル或は他の気泡(7)の水中散気によって、気泡破裂超音波キャビテ−ション(8)が効率が良いことから微細気泡のマイクロバブル或は他の気泡(7)を水中で発生する。微細気泡のマイクロバブル或他の気泡は(7)の水中散気で解凍をする時は、処理水循環ポンプ(9)の吐出管に空気供給弁(10)で供給空気量を調整して供給するが、解凍処理槽(1)内を加圧解凍する時は空気供給弁(10)を閉じて空気を遮断し、解凍処理水(3)の逆流を防止し、処理水循環噴射水流(11)のみを稼動する。
    解凍処理槽(1)内の槽内全域での水温むら防御の為にも、処理水循環噴射水流(11)は重要で、水温平均化の目的とともに、最も重要な、積層ブロック冷凍物のような難解凍物等の為に、解凍処理水(3)を処理水循環ポンプ(9)によって水中噴射する解凍促進ポンプ噴射水流(11)を被解凍物(4)に放水する噴射管(12)が装着される。
    被解凍物(4)の凍処理水(3)の微細気泡のマイクロバブル或は他の気泡(7)を処理水循環ポンプ(9)による処理水循環噴射水流(11)によって被解凍物(4)に噴射して、解凍促進を図る。
    微細気泡のマイクロバブル或は他の気泡(7)の処理水循環ポンプ(9)吸引によるポンプエア−ロック現象でのポンプ機能停止は、超微細気泡で牛乳同様のエマルジョン色で、空気溜まりは全くない。
    解凍処理槽(1)内の固定配管による処理水循環噴射水流(11)を被解凍物(4)に万遍なく当てるには、回転稼働する水中回転網籠(13)内に被解凍物(4)を装填して天地変動水中回転遊泳、或は、食品加工ライン内での解凍は、解凍処理水(3)の水中を一定時間でスライド潜行移動するSUS網コンベアーチェーン(14)によって、解凍処理水(3)中を駆動しながら被解凍物(4)の均等急速解凍を図る。
    浮遊性の被解凍物(4)を水中回転網籠(13)で解凍する場合は、水中回転網籠(13)内部仕切りと同時に水中回転網籠(13)全体を解凍処理水(3)の水中で回転稼働させるが、流れ作業の場合にはSUS網コンベアーチェーン(14)上に乗せた被解凍物が浮遊落下する事から、解凍処理槽蓋に、コンベア−巾の側壁付きで接触しても傷が付かない壁付き落とし蓋(16)を装着稼動させる。気泡水噴射水流の解凍機。
    当然ながら、難解凍の積層ブロック冷凍と共に、厚みがある大型の被解凍物(4)にも有効な、気泡水噴射水流の解凍機。
  2. マイクロバブル或は他の気泡(7)は、加圧空気供給管(17)から処理水循環ポンプ(9)の吐出口に空気を圧送供給して気液混合するが、気泡と共に処理水循環噴射水流(11)を被解凍物に向けて直接噴射する、請求項1記載の、気泡水噴射水流の解凍機。
  3. マイクロバブル或は他の気泡(7)に代わって、解凍処理槽(1)内に超音波振動素子(17)を装着して、一定の周波数の超音波を水中発振する、請求項1記載の、気泡水噴射水流の解凍機。
  4. 解凍処理槽(1)が耐圧密閉処理槽(19)で、任意の圧力に加圧し、加圧による水の性状から加圧による固体維維持不能の水素元素の特性を利用して氷塊解凍する、請求項1乃至2記載の、気泡水噴射水流の解凍機。
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