JP2009065575A - 光ネットワーク終端装置および光加入者線終端装置ならびに通信制御方法 - Google Patents

光ネットワーク終端装置および光加入者線終端装置ならびに通信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ONUの通信中にはONUの再起動が実行されず、したがってONUの通信が中断することのない光ネットワーク終端装置および通信制御方法を提供する。
【解決手段】OLTは、OLTとの接続を一度遮断して再起動させるための再起動コマンドをONUへ送信する。再起動コマンドを受信したONUは、再起動コマンドに対する受信確認応答をOLTへ送信すると同時に、OLTに送信するデータを一時的に格納するキュー、および/または、OLTから受信したデータを一時的に格納するキューの監視を開始する。設定時間2の期間、キューにデータが無い場合または無くなったときには、ONUは再起動可能な状態と判断し、再起動を行う。設定時間2の期間、キューにデータが存在していた場合、ONUは再起動不可能な状態と判断し、再起動を回避する。
【選択図】図9

Description

本発明は、光アクセスネットワークに適用される光ネットワーク終端装置(ONU)、および光加入者線終端装置(OLT)、および光加入者線終端装置(OLT)と光ネットワーク終端装置(ONU)との間で実施される通信制御方法に関する。
図1は、1つの光加入者線終端装置(OLT:Optical Line Terminal)が1つの光ネットワーク終端装置(ONU:Optical Network Unit)と光ファイバ伝送路を介してポイントツーポイントの通信を行う光ネットワークシステムを示している。また、図2は、1つのOLTが複数のONUと光ファイバ伝送路および1対nの光スプリッタ(nは自然数)を介してポイントツーマルチポイントの通信を行うPON(Passive Optical Network:受動光ネットワーク)システムを示している。PONシステムの1つの方式に、ONUからOLTへの上りデータがTDMA(Time Division Multiple Access:時分割多重アクセス)によって多重されるTDMA−PONがある。TDMA−PONでは、複数のONUは互いに異なるタイムスロットを利用してOLTに信号を送信する。
TDMA−PONの代表的な規格であるEPONでは、まず、通信端末から送信されたデータは、ONU内のキューに格納され、ONUは、キューに格納されたデータ量をOLTへ報告する。次に、ONUは、OLTから指示された送信時刻に、送信許可の得られた分のデータをOLTへ送信する。ONUからOLTへの報告メッセージとOLTからONUへの送信許可メッセージは、それぞれREPORTメッセージ、GATEメッセージとしてIEEE802.3において標準化されている。なお、このようなOLTとONUとの間のポイントツーマルチポイント通信に関する規約は、MPCP(Multipoint Control Protocol)と呼ばれている。
また、IEEE802.3においては、OLTとONUとの間の保守監視インタフェースがOAM(Operations, Administration, and Maintenance)機能として規定されている。このOAM機能の1つとして、OLTがONUに対して再起動を行わせるコマンドを用意することが可能である。例えば、ONUに搭載されているファームウエアをアップグレードする場合や、OLTとONUとの間の回線を切り替える場合には、ONUはOLTとの接続を一度遮断して、再起動する必要があるが、前述のOAM機能を利用して、OLTが再起動コマンドをONUに送信することで、ONUの再起動を実現することができる。図3に、従来のシステムにおけるONUの再起動のシーケンスを示す。まず、OLTは、再起動コマンドをONUへ送信する。再起動コマンドを受信したONUは、再起動コマンドに対する受信確認応答をOLTへ送信すると同時に、ONUの再起動を行う。
図4に、従来のOLTの機能ブロック図を示す。下り主信号は、SNI(Service Node Interface)ポート31、ブリッジ手段32、PON信号処理手段33を介してPON−IF(PON Interface)ポート34へと流れる。一方、上り主信号はPON−IFポート34、PON信号処理手段33、ブリッジ手段32を介してSNIポート31へと流れる。MACコントロール(MPCP)手段35は、ONUに対してONUに備えられたキュー内のデータ量を報告させ、メッセージ監視手段38は、ONUから受信した報告メッセージをもとにONU内のキューのデータ量を監視する。DBA(Dynamic Bandwidth Assignment:動的帯域割り当て)手段37は、各ONUへ使用帯域を割り当てる。また、OAM信号処理手段36は、ONUと制御フレームをやり取りする。例えば、再起動を指示するコマンドをONUに対して送信する。
図5に、従来のONUの機能ブロック図を示す。上り主信号は、UNI(User Network Interface)ポート41、ブリッジ手段42、PON信号処理手段43を介してPON−IFポート44へと流れる。一方、下り主信号はPON−IFポート44、PON信号処理手段43、ブリッジ手段42を介してUNIポート41へと流れる。ONUは上り方向、下り方向に対してそれぞれ複数のキューを備え、キュー(フレーム)監視手段47は、各キュー内のデータ量を監視する。また、MACコントロール(MPCP)手段45は、OLTに対してキュー内のデータ量を報告する。さらに、OAM信号処理手段46および端末制御手段48は、OLTと制御フレームをやり取りし、OLTからの指示を実行する。例えば、OLTからの再起動の指示に応じてONUの再起動を実施する。
技術基礎講座「GE−PON技術 第4回 GE−PONのシステム化機能」,NTT技術ジャーナル,2005年11月,p.59−61) Tsutomu Tatsuta,Noriyuki Oota,Noriki Miki,and Kiyomi Kumozaki,"Design philosophy and performance of a GE−PON system for mass deployment",JOURNAL OF OPTICAL NETWORKING,Vol.6,No.6,June 2007
しかしながら、従来のONUでは、ONUの通信中に、OLTから再起動を行わせるコマンドを受信すると、ONUの通信中にもかかわらずONUの再起動を実施するので、通信が中断してしまうという問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ONUの通信中にはONUの再起動が実施されず、したがってONUの通信が中断することのない光ネットワーク終端装置および光加入者線終端装置ならびに通信制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の光ネットワーク終端装置(ONU)は、送信するデータを一時的に格納するキューおよび/または受信したデータを一時的に格納するキューを監視する手段と、前記キューにデータが有る場合には、通信中であると判断し、前記キューにデータが無い場合または無くなったときには、通信中でないと判断する手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の光ネットワーク終端装置(ONU)は、送信するデータフレームの優先度および/または受信したデータフレームの優先度を監視する手段と、特定の優先度のデータフレームが有る場合には、通信中であると判断し、前記特定の優先度のデータフレームが無い場合または無くなったときには、通信中でないと判断する手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の光ネットワーク終端装置(ONU)は、通信中と判断した場合には再起動を回避し、通信中でないと判断した場合に再起動を実施する手段を更に備えることが好ましい。
また、本発明の光加入者線終端装置(OLT)は、送信するデータを一時的に格納するキューおよび/または受信したデータを一時的に格納するキューを監視する手段と、前記キューにデータが有る場合には、光ネットワーク終端装置(ONU)が通信中であると判断し、前記キューにデータが無い場合または無くなったときには、前記ONUが通信中でないと判断する手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の光加入者線終端装置(OLT)は、送信するデータフレームの優先度および/または受信したデータフレームの優先度を監視する手段と、特定の優先度のデータフレームが有る場合には、光ネットワーク終端装置(ONU)が通信中であると判断し、前記特定の優先度のデータフレームが無い場合または無くなったときには、前記ONUが通信中でないと判断する手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の光加入者線終端装置(OLT)は、光ネットワーク終端装置(ONU)のキューに格納されているデータ量を監視する手段と、前記キューにデータが有る場合には、前記ONUが通信中であると判断し、前記キューにデータが無い場合または無くなったときには、前記ONUが通信中でないと判断する手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の光加入者線終端装置(OLT)は、前記ONUが通信中であると判断した場合には前記ONUの再起動を回避し、前記ONUが通信中でないと判断した場合に前記ONUの再起動を実施する手段を更に備えることが好ましい。
また、本発明の通信制御方法は、ポイントツーポイントまたはポイントツーマルチポイントの通信を行う光ネットワークシステムにおいて、光加入者線終端装置(OLT)が再起動コマンドにより光ネットワーク終端装置(ONU)に対して再起動させる通信制御方法であって、前記OLTが、再起動コマンドを前記ONUへ送信し、前記ONUが、前記再起動コマンドを受信すると、前記OLTに送信するデータを一時的に格納するキュー、および/または、前記OLTから受信したデータを一時的に格納するキューを監視し、前記キューにデータが有る場合には、再起動を回避し、前記キューにデータが無い場合または無くなったときに再起動を実施することを特徴とする。
また、本発明の通信制御方法は、ポイントツーポイントまたはポイントツーマルチポイントの通信を行う光ネットワークシステムにおいて、光加入者線終端装置(OLT)が再起動コマンドにより光ネットワーク終端装置(ONU)に対して再起動させる通信制御方法であって、前記OLTが、再起動コマンドを前記ONUへ送信し、前記ONUが、前記再起動コマンドを受信すると、前記OLTに送信するデータフレームの優先度、および/または、前記OLTから受信したデータフレームの優先度を監視し、特定の優先度のデータフレームが有る場合には、再起動を回避し、特定の優先度のデータフレームが無い場合または無くなったときに再起動を実施することを特徴とする。
また、本発明の通信制御方法は、ポイントツーポイントまたはポイントツーマルチポイントの通信を行う光ネットワークシステムにおいて、光加入者線終端装置(OLT)が再起動コマンドにより光ネットワーク終端装置(ONU)に対して再起動させる通信制御方法であって、前記OLTが、再起動する準備を行わせる再起動準備コマンドを前記ONUへ送信し、前記ONUが、前記再起動準備コマンドを受信すると、前記OLTに送信するデータを一時的に格納するキュー、および/または、前記OLTから受信したデータを一時的に格納するキューを監視し、前記キューにデータが有る場合には、再起動準備未完了応答を前記OLTへ送信して、再起動を回避し、前記キューにデータが無い場合または無くなったときには、再起動準備完了応答を前記OLTへ送信し、前記OLTが、前記ONUから再起動準備完了応答を受信した場合には、再起動コマンドをONUへ送信し、前記ONUが、前記再起動コマンドを受信すると、再起動を実施することを特徴とする。
また、本発明の通信制御方法は、ポイントツーポイントまたはポイントツーマルチポイントの通信を行う光ネットワークシステムにおいて、光加入者線終端装置(OLT)が再起動コマンドにより光ネットワーク終端装置(ONU)に対して再起動させる通信制御方法であって、前記OLTが、再起動する準備を行わせる再起動準備コマンドを前記ONUへ送信し、前記ONUが、前記再起動準備コマンドを受信すると、前記OLTに送信するデータフレームの優先度、および/または、前記OLTから受信したデータフレームの優先度を監視し、特定の優先度のデータフレームが有る場合には、再起動準備未完了応答を前記OLTへ送信して、再起動を回避し、特定の優先度のデータフレームが無い場合または無くなったときには、再起動準備完了応答を前記OLTへ送信し、前記OLTが、前記ONUから再起動準備完了応答を受信した場合には、再起動コマンドをONUへ送信し、前記ONUが、前記再起動コマンドを受信すると、再起動を実施することを特徴とする。
また、本発明の通信制御方法は、ポイントツーポイントまたはポイントツーマルチポイントの通信を行う光ネットワークシステムにおいて、光加入者線終端装置(OLT)が再起動コマンドにより光ネットワーク終端装置(ONU)に対して再起動させる通信制御方法であって、前記ONUが、前記OLTに送信するデータを一時的に格納するキュー、および/または、前記OLTから受信したデータを一時的に格納するキューを監視して、キューに格納されているデータ量を報告メッセージによって前記OLTへ報告し、前記OLTが、前記報告メッセージを監視し、前記キューにデータが有る場合には、ONUへの再起動コマンドの送信を回避し、前記キューにデータが無い場合または無くなったときには、再起動コマンドを前記ONUへ送信し、前記ONUが、前記再起動コマンドを受信すると、再起動を実施することを特徴とする。
また、本発明の通信制御方法は、ポイントツーポイントまたはポイントツーマルチポイントの通信を行う光ネットワークシステムにおいて、光加入者線終端装置(OLT)が再起動コマンドにより光ネットワーク終端装置(ONU)に対して再起動させる通信制御方法であって、前記OLTが、再起動する準備を行わせる再起動準備コマンドを前記ONUへ送信し、前記ONUが、前記再起動準備コマンドを受信すると、前記OLTに送信するデータを一時的に格納するキュー、および/または、前記OLTから受信したデータを一時的に格納するキューを監視して、キューに格納されているデータ量を報告メッセージによって前記OLTへ報告し、前記OLTが、前記報告メッセージを監視し、前記キューにデータが有る場合には、ONUへの再起動コマンドの送信を回避し、前記キューにデータが無い場合または無くなったときには、再起動コマンドを前記ONUへ送信し、前記ONUが、前記再起動コマンドを受信すると、再起動を実施することを特徴とする。
また、本発明の通信制御方法は、ポイントツーポイントまたはポイントツーマルチポイントの通信を行う光ネットワークシステムにおいて、光加入者線終端装置(OLT)が再起動コマンドにより光ネットワーク終端装置(ONU)に対して再起動させる通信制御方法であって、前記OLTが、再起動する準備を行わせる再起動準備コマンドを前記ONUへ送信し、前記ONUが、前記再起動準備コマンドを受信すると、前記OLTに送信するデータフレームの優先度、および/または、前記OLTから受信したデータフレームの優先度を監視して、データフレームの優先度を報告メッセージによって前記OLTへ報告し、前記OLTが、前記報告メッセージを監視し、特定の優先度のデータフレームが有る場合には、ONUへの再起動コマンドの送信を回避し、特定の優先度のデータフレームが無い場合または無くなったときには、再起動コマンドを前記ONUへ送信し、前記ONUが、前記再起動コマンドを受信すると、再起動を実施することを特徴とする。
また、本発明の通信制御方法は、ポイントツーポイントまたはポイントツーマルチポイントの通信を行う光ネットワークシステムにおいて、光加入者線終端装置(OLT)が再起動コマンドにより光ネットワーク終端装置(ONU)に対して再起動させる通信制御方法であって、前記OLTが、前記ONUに送信するデータを一時的に格納するキュー、および/または、前記ONUから受信したデータを一時的に格納するキューを監視し、前記キューにデータが有る場合には、ONUへの再起動コマンドの送信を回避し、前記キューにデータが無い場合または無くなったときに再起動コマンドを前記ONUへ送信し、前記ONUが、前記再起動コマンドを受信すると、再起動を実施することを特徴とする。
また、本発明の通信制御方法は、ポイントツーポイントまたはポイントツーマルチポイントの通信を行う光ネットワークシステムにおいて、光加入者線終端装置(OLT)が再起動コマンドにより光ネットワーク終端装置(ONU)に対して再起動させる通信制御方法であって、前記OLTが、前記ONUに送信するデータフレームの優先度、および/または、前記ONUから受信したデータフレームの優先度を監視し、特定の優先度のデータフレームが有る場合には、ONUへの再起動コマンドの送信を回避し、特定の優先度のデータフレームが無い場合または無くなったときに再起動コマンドを前記ONUへ送信し、前記ONUが、前記再起動コマンドを受信すると、再起動を実施することを特徴とする。
また、前記キューは、優先度が異なる複数のキューのうちの高優先キューであることが好ましい。
本発明は、ONUの通信状態を監視し、ONUの再起動の時刻を適切に制御することにより、ONUの通信中(特に優先度の高いサービスを通信中)にONUが再起動して通信が中断することを未然に防止することができる。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図6は、本発明のキューを具備しないOLTの機能ブロック図である。本発明のOLTは、EPONシステムに適用され、SNIポート11、ブリッジ手段12、PON信号処理手段13、PON−IFポート14、MACコントロール(MPCP)手段15、OAM信号処理手段16、DBA手段17、メッセージ監視手段18、再起動判定手段19を備える。本発明のOLTは、従来のOLTが備えていた機能に再起動判定手段19を追加することで、ONUの再起動の時刻を制御するものである。ここで、再起動判定手段19には、1つあるいは複数のタイマが具備されているものとする。
下り主信号は、SNIポート11、ブリッジ手段12、PON信号処理手段13を介してPON−IFポート14へと流れる。一方、上り主信号はPON−IFポート14、PON信号処理手段13、ブリッジ手段12を介してSNIポート11へと流れる。MACコントロール(MPCP)手段15は、ONUに対してONUに備えられたキュー内のデータ量あるいはデータフレームの優先度を報告させ、メッセージ監視手段18は、ONUから受信した報告メッセージをもとにONU内のキューのデータ量あるいはデータフレームの優先度を監視する。DBA手段17は、各ONUへ使用帯域を割り当てる。また、OAM信号処理手段16は、ONUと制御フレームをやり取りする。例えば、再起動を指示するコマンドをONUに対して送信する。さらに、再起動判定手段19は、メッセージ監視手段16から、報告メッセージを読み出し、ONUキュー内のデータ量あるいはデータフレームの優先度を取得して、ONUの再起動を実施するか否かの再起動判定を行う。
OLTは、OAM信号処理手段16を介してONUに再起動コマンドを送信してONUを再起動させることができる。
図7は、本発明のキューを具備するOLTの機能ブロック図である。本発明のOLTは、EPONシステムに適用され、SNIポート51、ブリッジ手段52、PON信号処理手段53、PON−IFポート54、MACコントロール(MPCP)手段55、OAM信号処理手段56、DBA手段57、メッセージ監視手段58、キュー(フレーム)監視手段59、再起動判定手段60を備える。本発明のOLTでは、従来のOLTが備えていた機能にキュー(フレーム)監視手段59と再起動判定手段60を追加することでONUの再起動の時刻を制御するものである。ここで、再起動判定手段60には、1つあるいは複数のタイマが具備されているものとする。
下り主信号は、SNIポート51、ブリッジ手段52、PON信号処理手段53を介してPON−IFポート54へと流れる。一方、上り主信号はPON−IFポート54、PON信号処理手段53、ブリッジ手段52を介してSNIポート51へと流れる。ブリッジ手段52は、ONUに送信するデータを優先度毎に一時的に格納するキューと、ONUから受信したデータを優先度毎に一時的に格納するキューとをそれぞれ複数備え、キュー(フレーム)監視手段59は、ONUに送信するデータを格納するキューと、ONUから受信したデータを格納するキューのいずれか、または両方の各キューのデータ量あるいはデータフレームの優先度を監視する。再起動判定手段60は、キュー(フレーム)監視手段59からOLTキュー内のデータ量あるいはデータフレームの優先度を取得して、ONUの再起動を実施するか否かの再起動判定を行う。また、DBA手段57は、各ONUへ使用帯域を割り当てる。さらに、OAM信号処理手段56は、ONUと制御フレームをやり取りする。例えば、再起動を指示するコマンドをONUに対して送信する。
OLTは、OAM信号処理手段56を介してONUに再起動コマンドを送信してONUを再起動させることができる。
図8は、本発明のONUの機能ブロック図である。本発明のONUは、EPONシステムに適用され、UNIポート21、ブリッジ手段22、PON信号処理手段23、PON−IFポート24、MACコントロール(MPCP)手段25、OAM信号処理手段26、キュー(フレーム)監視手段27、端末制御手段28、再起動判定手段29を備える。本発明のONUは、従来のONUが備えていた機能に再起動判定手段29を追加することで、ONUの再起動の時刻を制御するものである。ここで、再起動判定手段29には、1つあるいは複数のタイマが具備されているものとする。
上り主信号は、UNIポート21、ブリッジ手段22、PON信号処理手段23を介してPON−IFポート24へと流れる。一方、下り主信号はPON−IFポート24、PON信号処理手段23、ブリッジ手段22を介してUNIポート21へと流れる。ブリッジ手段22は、OLTに送信するデータを優先度毎に一時的に格納するキューと、OLTから受信したデータを優先度毎に一時的に格納するキューとをそれぞれ複数備え、キュー(フレーム)監視手段27は、OLTに送信するデータを格納するキューと、OLTから受信したデータを格納するキューのいずれか、または両方の各キュー内のデータ量あるいはデータフレームの優先度を監視する。また、MACコントロール(MPCP)手段25は、OLTに対してキュー内のデータ量あるいはデータフレームの優先度を報告する。さらに、OAM信号処理手段26および端末制御手段28は、OLTと制御フレームをやり取りし、OLTからの指示を実行する。例えば、OLTからの再起動の指示に応じてONUの再起動を実施する。再起動判定手段29は、キュー内のデータ量あるいはデータフレームの優先度を監視するキュー(フレーム)監視手段27から、ONUキュー内のデータ量あるいはデータフレームの優先度を取得して、ONUの再起動を実施するか否かの再起動判定を行う。
ONUは、ONUが再起動可能な状態である場合、あるいは、OLTから再起動を指示された場合にはONUの再起動を行うことができる。
<第1の実施形態>
図9は、本発明による第1の実施形態を表すシーケンス図である。第1の実施形態は、OLTから再起動の指示を受けたONUがキューの監視を行い、ONUが自律的にONUの再起動の時刻を制御するものである。第1の実施形態のOLTは、図4に示した従来のOLTにさらにタイマを具備することで実現できる。また、第1の実施形態のONUは、図8に示した構成で実現できる。なお、ポイントツーポイントの光ネットワークの場合には、OLTからMACコントロール手段、DBA手段およびメッセージ監視手段を取り除くことができ、ONUからMACコントロール手段を取り除くことができる。また、OLTおよびONUにおいて、PON信号処理手段は、光ネットワーク信号処理手段に置き換えられる。
まず、OLTは、OLTとの接続を一度遮断して再起動させるための再起動コマンドをONUへ送信する。再起動コマンドを受信したONUは、再起動コマンドに対する受信確認応答をOLTへ送信する。ONUは、受信確認応答の送信と同時に、OLTに送信するデータを一時的に格納するキュー、および/または、OLTから受信したデータを一時的に格納するキューの監視を開始する。設定時間2の期間、キューにデータが無い場合または無くなったときには、ONUは再起動可能な状態(通信中でない状態)と判断し、ONUの再起動を行う。
OLTが再起動コマンドを送信してから設定時間1以内に受信確認応答を受信できなかった場合、OLTは再起動コマンドがONUに到着していないと判断し、再起動コマンドをONUへ再送信する。また、ONUがキューの監視を開始してから設定時間2の期間、キューにデータが存在していた場合、ONUは再起動不可能な状態(通信中である状態)と判断し、ONUの再起動を回避する。さらに、ONUは、OLTがONUの状態を把握できるようにするために、ONUの再起動を行うか、あるいは、ONUの再起動を回避するかという判断結果をOLTに対して通知してもよい。
設定時間1には、OLTとONUとの間の往復時間よりも大きな値を指定する。設定時間2には、キューに格納されるデータフレームの送受信間隔よりも大きな値を指定する。SIP(Session Initiation Protocol)を利用した電話アプリケーション実行中のONUの再起動を回避するために、ONUが、OLTへ送信するデータを優先度毎に一時的に格納するキューを監視する場合について以下に説明する。IETF標準RFC3550の規定では、音声パケット(RTPパケット)の送信間隔を20ミリ秒にすることが推奨されており、設定時間2を少なくとも20ミリ秒以上に設定する。例えば、設定時間2を送信間隔の50倍、つまり1秒以下に設定しておけば、複数のフレームを監視できる。SIPを利用した電話アプリケーション実行中のONUの再起動を回避するために、ONUが、OLTから受信したデータを優先度毎に一時的に格納するキューを監視する場合について以下に説明する。音声パケットが正確に20ミリ秒の間隔で送信されたとしても、受信側ではパケット損失や遅延ゆらぎの影響を受け、等間隔に音声パケットを受信できない。ITU−T勧告Y.1541に規定されているClass0の通信品質で音声パケットを送受信することを仮定すると、パケット損失率は10−3以下、パケット遅延ゆらぎは50ミリ秒以下である。例えば、最大50ミリ秒の遅延ゆらぎを考慮したとしても、設定時間2を70ミリ秒以上に設定しておけば、少なくとも1フレームを監視することができる。また、設定時間2を送信間隔の50倍、つまり1秒以下に設定しておけば、最大で47フレームを監視することができる。設定時間2を1秒に設定した場合、監視中に音声パケットが観測されない確率は(10−347=10−141である。また、設定時間2を、SIPセッション確立のためのINVITEメッセージを送信してから200 OKを受信するまでのタイムアウト時間よりも大きな値とすることで、電話アプリケーション実行中のONUの再起動の回避に加えて、SIPセッションの確立フェーズにおいてのONUの再起動も回避できる。
ONUは、キューに格納されたデータの監視を行う代わりに、送受信されるデータフレームの優先度の監視を行ってもよい。つまり、OLTへ送信するデータフレームの優先度の監視、OLTから受信したデータフレームの優先度の監視、あるいは、その両方の監視を行うことで、特定の優先度を有するアプリケーションの通信状態を把握できる。例えば、ONUが監視を開始してから設定時間2の期間、特定の優先度のデータフレームが送受信されていない場合または送受信されなくなったときには、ONUは再起動可能な状態(通信中でない状態)と判断し、ONUの再起動を行う。また、ONUが監視を開始してから設定時間2の期間、特定の優先度のデータフレームが送受信されている場合、ONUは再起動不可能な状態(通信中である状態)と判断し、ONUの再起動を回避する。なお、データフレームの優先度は、データフレームのVLANタグヘッダ内に格納されているCoS(Class of Service)値、あるいは、IPヘッダ内に格納されているToS(Type of Service)値によって識別される。
<第2の実施形態>
図10は、本発明による第2の実施形態を表すシーケンス図である。第2の実施形態は、OLTから再起動準備の指示を受けたONUがキューの監視を行い、OLTがONUの再起動の時刻を制御するものである。第2の実施形態のOLTおよびONUは、それぞれ図6および図8に示した構成で実現できる。なお、ポイントツーポイントの光ネットワークの場合には、OLTからMACコントロール手段、DBA手段およびメッセージ監視手段を取り除くことができ、ONUからMACコントロール手段を取り除くことができる。また、OLTおよびONUにおいて、PON信号処理手段は、光ネットワーク信号処理手段に置き換えられる。
まず、OLTは、OLTとの接続を一度遮断して再起動する準備を行わせる再起動準備コマンドをONUへ送信する。再起動準備コマンドを受信したONUは、OLTに送信するデータを一時的に格納するキュー、および/または、OLTから受信したデータを一時的に格納するキューの監視を開始する。設定時間5の期間、キューにデータが無い場合または無くなったときには、ONUは再起動可能な状態(通信中でない状態)と判断し、再起動準備完了応答をOLTへ送信する。同時に、ONUを通して新たなセッションが確立しないように、設定時間6の期間、ONUは、OLTへ送信するデータおよびOLTから受信したデータをすべて廃棄する。再起動準備完了応答を受信したOLTは、OLTとの接続を一度遮断して再起動させるための再起動コマンドをONUへ送信する。再起動コマンドを受信したONUは、再起動コマンドに対する受信確認応答をOLTへ送信し、ONUの再起動を行う。
一方、ONUがキューの監視を開始してから設定時間5の期間、キューにデータが存在していた場合、ONUは再起動不可能な状態(通信中である状態)と判断し、再起動準備未完了応答をOLTへ送信する。再起動準備未完了応答を受信したOLTは、ONUの再起動を回避する。すなわち、ONUへの再起動コマンドの送信を回避する。
OLTが再起動準備コマンドを送信してから設定時間3以内に再起動準備完了応答、あるいは、再起動準備未完了応答を受信できなかった場合、OLTは再起動準備コマンドがONUに到着していないと判断し、再起動準備コマンドをONUへ再送信する。また、OLTが再起動コマンドを送信してから設定時間4以内に受信確認応答を受信できなかった場合、OLTは再起動コマンドがONUに到着していないと判断し、再起動コマンドをONUへ再送信する。また、ONUが再起動準備コマンドを受信してから設定時間7以内に再起動コマンドを受信できなかった場合、あるいは、再起動準備完了応答を送信してから設定時間6以内に再起動コマンドを受信できなかった場合、ONUはONUの再起動を回避する。
設定時間3および設定時間7には、(OLTとONUとの間の往復時間)+(設定時間5)よりも大きな値を指定する。設定時間4および設定時間6には、OLTとONUとの間の往復時間よりも大きな値を指定する。設定時間5には、キューに格納されるデータフレームの送受信間隔よりも大きな値を指定する。SIPを利用した電話アプリケーション実行中のONUの再起動を回避するために、ONUが、OLTへ送信するデータを優先度毎に一時的に格納するキューを監視する場合について以下に説明する。IETF標準RFC3550の規定では、音声パケット(RTPパケット)の送信間隔を20ミリ秒にすることが推奨されており、設定時間5を少なくとも20ミリ秒以上に設定する。例えば、設定時間5を送信間隔の50倍、つまり1秒以下に設定しておけば、複数のフレームを監視できる。SIPを利用した電話アプリケーション実行中のONUの再起動を回避するために、ONUが、OLTから受信したデータを優先度毎に一時的に格納するキューを監視する場合について以下に説明する。音声パケットが正確に20ミリ秒の間隔で送信されたとしても、受信側ではパケット損失や遅延ゆらぎの影響を受け、等間隔に音声パケットを受信できない。ITU−T勧告Y.1541に規定されているClass0の通信品質で音声パケットを送受信することを仮定すると、パケット損失率は10−3以下、パケット遅延ゆらぎは50ミリ秒以下である。例えば、最大50ミリ秒の遅延ゆらぎを考慮したとしても、設定時間5を70ミリ秒以上に設定しておけば、少なくとも1フレームを監視することができる。また、設定時間5を送信間隔の50倍、つまり1秒以下に設定しておけば、最大で47フレームを監視することができる。設定時間5を1秒に設定した場合、監視中に音声パケットが観測されない確率は(10−347=10−141である。また、設定時間5を、SIPセッション確立のためのINVITEメッセージを送信してから200 OKを受信するまでのタイムアウト時間よりも大きな値とすることで、電話アプリケーション実行中のONUの再起動の回避に加えて、SIPセッションの確立フェーズにおいてのONUの再起動も回避できる。
ONUは、キューに格納されたデータの監視を行う代わりに、送受信されるデータフレームの優先度の監視を行ってもよい。つまり、OLTへ送信するデータフレームの優先度の監視、OLTから受信したデータフレームの優先度の監視、あるいは、その両方の監視を行うことで、特定の優先度を有するアプリケーションの通信状態を把握できる。例えば、ONUが監視を開始してから設定時間5の期間、特定の優先度のデータフレームが送受信されていない場合または送受信されなくなったときには、ONUは再起動可能な状態(通信中でない状態)と判断し、再起動準備完了応答をOLTへ送信する。また、ONUが監視を開始してから設定時間5の期間、特定の優先度のデータフレームが送受信されている場合、ONUは再起動不可能な状態(通信中である状態)と判断し、ONUの再起動を回避すると同時に、再起動準備未完了応答をOLTへ送信する。なお、データフレームの優先度は、データフレームのVLANタグヘッダ内に格納されているCoS(Class of Service)値、あるいは、IPヘッダ内に格納されているToS(Type of Service)値によって識別される。
<第3の実施形態>
図11は、本発明による第3の実施形態を表すシーケンス図である。第3の実施形態は、OLTがONUから受信する報告メッセージをもとにONUのキュー監視を行い、OLTがONUの再起動の時刻を制御するものである。第3の実施形態のOLTおよびONUはそれぞれ図6および図5に示した構成で実現できる。
まず、ONUは、OLTに送信するデータを一時的に格納するキュー、および/または、OLTから受信したデータを一時的に格納するキューを監視して、キューに格納されているデータ量を報告メッセージによってOLTへ報告する。OLTは、ONUから受信した報告メッセージを監視し、ONUのキューに優先度毎に格納されているデータ量を把握する。設定時間8の期間、キューにデータが無い場合または無くなったときには、ONUが再起動可能な状態(通信中でない状態)と判断し、OLTはOLTとの接続を一度遮断して再起動させるための再起動コマンドをONUへ送信する。同時に、ONUを通して新たなセッションが確立しないように、設定時間9の期間、OLTは、再起動を行う予定のONUへ送信するデータおよび再起動を行う予定のONUから受信したデータをすべて廃棄する。再起動コマンドを受信したONUは、再起動コマンドに対する受信確認応答をOLTへ送信し、ONUの再起動を行う。
OLTが報告メッセージの監視を開始してから設定時間8の期間、キューにデータが存在していた場合、ONUは再起動不可能な状態(通信中である状態)と判断し、ONUの再起動を回避する。すなわち、ONUへの再起動コマンドの送信を回避する。また、OLTが再起動コマンドを送信してから設定時間9以内に受信確認応答を受信できなかった場合、OLTは再起動コマンドがONUに到着していないと判断し、再起動コマンドをONUへ再送信する。
設定時間8には、キューに格納されるデータフレームの送受信間隔よりも大きな値を指定する。SIPを利用した電話アプリケーション実行中のONUの再起動を回避するために、ONUが、OLTへ送信するデータを優先度毎に一時的に格納するキューを監視する場合について以下に説明する。IETF標準RFC3550の規定では、音声パケット(RTPパケット)の送信間隔を20ミリ秒にすることが推奨されており、設定時間8を少なくとも20ミリ秒以上に設定する。例えば、設定時間8を送信間隔の50倍、つまり1秒以下に設定しておけば、複数のフレームを監視できる。SIPを利用した電話アプリケーション実行中のONUの再起動を回避するために、ONUが、OLTから受信したデータを優先度毎に一時的に格納するキューを監視する場合について以下に説明する。音声パケットが正確に20ミリ秒の間隔で送信されたとしても、受信側ではパケット損失や遅延ゆらぎの影響を受け、等間隔に音声パケットを受信できない。ITU−T勧告Y.1541に規定されているClass0の通信品質で音声パケットを送受信することを仮定すると、パケット損失率は10−3以下、パケット遅延ゆらぎは50ミリ秒以下である。例えば、最大50ミリ秒の遅延ゆらぎを考慮したとしても、設定時間8を70ミリ秒以上に設定しておけば、少なくとも1フレームを監視することができる。また、設定時間8を送信間隔の50倍、つまり1秒以下に設定しておけば、最大で47フレームを監視することができる。設定時間8を1秒に設定した場合、監視中に音声パケットが観測されない確率は(10−347=10−141である。また、設定時間8を、SIPセッション確立のためのINVITEメッセージを送信してから200 OKを受信するまでのタイムアウト時間よりも大きな値とすることで、電話アプリケーション実行中のONUの再起動の回避に加えて、SIPセッションの確立フェーズにおいてのONUの再起動も回避できる。設定時間9には、OLTとONUとの間の往復時間よりも大きな値を指定する。
<第4の実施形態>
図12は本発明による第4の実施形態を表すシーケンス図である。第4の実施形態は、OLTから再起動準備の指示を受けたONUがキューの監視を行い、また、OLTがONUから受信する報告メッセージをもとにONUのキュー監視を行い、OLTがONUの再起動の時刻を制御するものである。第4の実施形態のOLTおよびONUはそれぞれ図6および図8に示した構成で実現できる。
まず、OLTは、OLTとの接続を一度遮断して再起動する準備を行わせる再起動準備コマンドをONUへ送信する。再起動準備コマンドを受信したONUは、OLTに送信するデータを一時的に格納するキュー、および/または、OLTから受信したデータを一時的に格納するキューの監視を開始すると同時に、再起動準備完了応答をOLTへ送信する。設定時間13の期間、キューにデータが無い場合または無くなったときには、ONUは再起動可能な状態(通信中でない状態)と判断し、ONUを通して新たなセッションが確立しないように、設定時間14の期間、ONUは、OLTへ送信するデータおよびOLTから受信したデータをすべて廃棄する。一方、ONUがキューの監視を開始してから設定時間13の期間、キューにデータが存在していた場合、ONUは再起動不可能な状態(通信中である状態)と判断し、ONUの再起動を回避する。
次に、再起動準備完了応答を受信したOLTは、ONUから受信した報告メッセージを監視し、ONUのキューに優先度毎に格納されているデータ量を把握する。設定時間11の期間、キューにデータが無い場合または無くなったときには、ONUが再起動可能な状態(通信中でない状態)と判断し、OLTは、OLTとの接続を一度遮断して再起動させるための再起動コマンドをONUへ送信する。再起動コマンドを受信したONUは、再起動コマンドに対する受信確認応答をOLTへ送信し、ONUの再起動を行う。OLTが報告メッセージの監視を開始してから設定時間11の期間、キューにデータが存在していた場合、ONUは再起動不可能な状態(通信中である状態)と判断し、ONUの再起動を回避する。すなわち、ONUへの再起動コマンドの送信を回避する。
OLTが再起動準備コマンドを送信してから設定時間10以内に再起動準備完了応答を受信できなかった場合、OLTは再起動準備コマンドがONUに到着していないと判断し、再起動準備コマンドをONUへ再送信する。また、OLTが再起動コマンドを送信してから設定時間12以内に受信確認応答を受信できなかった場合、OLTは再起動コマンドがONUに到着していないと判断し、再起動コマンドをONUへ再送信する。また、ONUが再起動準備コマンドを受信してから設定時間15以内に再起動コマンドを受信できなかった場合、あるいは、OLTへ送信するデータおよびOLTから受信するデータをすべて廃棄し始めてから設定時間14以内に再起動コマンドを受信できなかった場合、ONUはONUの再起動を回避する。
設定時間10、設定時間12および設定時間14には、OLTとONUとの間の往復時間よりも大きな値を指定する。設定時間11および設定時間13には、キューに格納されるデータフレームの送受信間隔よりも大きな値を指定する。SIPを利用した電話アプリケーション実行中のONUの再起動を回避するために、ONUが、OLTへ送信するデータを優先度毎に一時的に格納するキューを監視する場合について以下に説明する。IETF標準RFC3550の規定では、音声パケット(RTPパケット)の送信間隔を20ミリ秒にすることが推奨されており、設定時間11および設定時間13を少なくとも20ミリ秒以上に設定する。例えば、設定時間11および設定時間13を送信間隔の50倍、つまり1秒以下に設定しておけば、複数のフレームを監視できる。SIPを利用した電話アプリケーション実行中のONUの再起動を回避するために、ONUが、OLTから受信したデータを優先度毎に一時的に格納するキューを監視する場合について以下に説明する。音声パケットが正確に20ミリ秒の間隔で送信されたとしても、受信側ではパケット損失や遅延ゆらぎの影響を受け、等間隔に音声パケットを受信できない。ITU−T勧告Y.1541に規定されているClass0の通信品質で音声パケットを送受信することを仮定すると、パケット損失率は10−3以下、パケット遅延ゆらぎは50ミリ秒以下である。例えば、最大50ミリ秒の遅延ゆらぎを考慮したとしても、設定時間11および設定時間13を70ミリ秒以上に設定しておけば、少なくとも1フレームを監視することができる。また、設定時間11および設定時間13を送信間隔の50倍、つまり1秒以下に設定しておけば、最大で47フレームを監視することができる。設定時間11および設定時間13を1秒に設定した場合、監視中に音声パケットが観測されない確率は(10−347=10−141である。また、設定時間11および設定時間13を、SIPセッション確立のためのINVITEメッセージを送信してから200 OKを受信するまでのタイムアウト時間よりも大きな値とすることで、電話アプリケーション実行中のONUの再起動の回避に加えて、SIPセッションの確立フェーズにおいてのONUの再起動も回避できる。設定時間15には、(OLTとONUとの間の往復時間)+(設定時間11)より
も大きな値を指定する。
ONUは、キューに格納されたデータの監視を行う代わりに、送受信されるデータフレームの優先度の監視を行ってもよい。つまり、OLTへ送信するデータフレームの優先度の監視、OLTから受信したデータフレームの優先度の監視、あるいは、その両方の監視を行うことで、特定の優先度を有するアプリケーションの通信状態を把握できる。例えば、ONUが監視を開始してから設定時間13の期間、特定の優先度のデータフレームが送受信されていない場合または送受信されなくなったときには、ONUは再起動可能な状態(通信中でない状態)と判断し、ONUを通して新たなセッションが確立しないように、設定時間14の期間、ONUは、OLTへ送信するデータおよびOLTから受信したデータをすべて廃棄する。また、ONUが監視を開始してから設定時間13の期間、特定の優先度のデータフレームが送受信されている場合、ONUは再起動不可能な状態(通信中である状態)と判断し、ONUの再起動を回避する。なお、データフレームの優先度は、データフレームのVLANタグヘッダ内に格納されているCoS(Class of Service)値、あるいは、IPヘッダ内に格納されているToS(Type of Service)値によって識別される。
<第5の実施形態>
図13は本発明による第5の実施形態を表すシーケンス図である。第5の実施形態は、OLTがOLTのキュー監視を行い、OLTがONUの再起動の時刻を制御するものである。第5の実施形態のOLTおよびONUは、それぞれ図7および図5に示した構成で実現できる。なお、ポイントツーポイントの光ネットワークの場合には、OLTからMACコントロール手段、メッセージ監視手段およびDBA手段を取り除くことができ、ONUからMACコントロール手段を取り除くことができる。また、OLTおよびONUにおいて、PON信号処理手段は光ネットワーク信号処理手段に置き換えられる。
まず、OLTはONUに送信するデータを一時的に格納するキュー、および/または、ONUから受信したデータを一時的に格納するキューの監視を開始する。設定時間17の期間、キューにデータが無い場合または無くなったときには、ONUが再起動可能な状態(通信中でない状態)と判断し、OLTはOLTとの接続を一度遮断して再起動させるための再起動コマンドをONUへ送信する。同時に、ONUを通して新たなセッションが確立しないように、設定時間18の期間、OLTは再起動を行う予定のONUへ送信するデータおよび再起動を行う予定のONUから受信したデータをすべて廃棄する。再起動コマンドを受信したONUは、再起動コマンドに対する受信確認応答をOLTへ送信し、ONUの再起動を行う。
OLTがキューの監視を開始してから設定時間17の期間、キューにデータが存在していた場合、ONUは再起動不可能な状態(通信中である状態)と判断し、ONUの再起動を回避する。また、OLTが再起動コマンドを送信してから設定時間18以内に受信確認応答を受信できなかった場合、OLTは再起動コマンドがONUに到着していないと判断し、再起動コマンドをONUへ再送信する。
設定時間17には、キューに格納されるデータフレームの送受信間隔よりも大きな値を指定する。SIPを利用した電話アプリケーション実行中のONUの再起動を回避するために、OLTが、ONUから受信したデータを優先度毎に一時的に格納するキューを監視する場合について以下に説明する。IETF標準RFC3550の規定では、音声パケット(RTPパケット)の送信間隔を20ミリ秒にすることが推奨されており、設定時間17を少なくとも20ミリ秒以上に設定する。例えば、設定時間17を送信間隔の50倍、つまり1秒以下に設定しておけば、複数のフレームを監視できる。SIPを利用した電話アプリケーション実行中のONUの再起動を回避するために、OLTが、ONUへ送信するデータを優先度毎に一時的に格納するキューを監視する場合について以下に説明する。音声パケットが正確に20ミリ秒の間隔で送信されたとしても、受信側ではパケット損失や遅延ゆらぎの影響を受け、等間隔に音声パケットを受信できない。ITU−T勧告Y.1541に規定されているClass0の通信品質で音声パケットを送受信することを仮定すると、パケット損失率は10−3以下、パケット遅延ゆらぎは50ミリ秒以下である。例えば、最大50ミリ秒の遅延ゆらぎを考慮したとしても、設定時間17を70ミリ秒以上に設定しておけば、少なくとも1フレームを監視することができる。また、設定時間17を送信間隔の50倍、つまり1秒以下に設定しておけば、最大で47フレームを監視することができる。設定時間17を1秒に設定した場合、監視中に音声パケットが観測されない確率は(10−347=10−141である。また、設定時間17を、SIPセッション確立のためのINVITEメッセージを送信してから200 OKを受信するまでのタイムアウト時間よりも大きな値とすることで、電話アプリケーション実行中のONUの再起動の回避に加えて、SIPセッションの確立フェーズにおいてのONUの再起動も回避できる。設定時間18には、OLTとONUとの間の往復時間よりも大きな値を指定する。
OLTは、キューに格納されたデータの監視を行う代わりに、送受信されるデータフレームの優先度の監視を行ってもよい。つまり、ONUへ送信するデータフレームの優先度の監視、ONUから受信したデータフレームの優先度の監視、あるいは、その両方の監視を行うことで、特定の優先度を有するアプリケーションの通信状態を把握できる。例えば、OLTが監視を開始してから設定時間17の期間、特定の優先度のデータフレームが送受信されていない場合または送受信されなくなったときには、ONUは再起動可能な状態(通信中でない状態)と判断し、ONUの再起動を行う。また、OLTが監視を開始してから設定時間17の期間、特定の優先度のデータフレームが送受信されている場合、ONUは再起動不可能な状態(通信中である状態)と判断し、ONUの再起動を回避する。なお、データフレームの優先度は、データフレームのVLANタグヘッダ内に格納されているCoS(Class of Service)値、あるいは、IPヘッダ内に格納されているToS(Type of Service)値によって識別される。
OLTは、キューに格納されたデータの監視あるいは送受信されるデータフレームの監視を行う際に、OLTに接続されている特定のONUへ送信するデータフレームおよび/または特定のONUから受信したデータフレームを監視し、ONU毎に再起動の時刻を制御してもよいし、すべてのONUへ送信するデータフレームおよび/またはすべてのONUから受信したデータフレームを、個々のONUを区別せずに一括して監視し、特定のONUの再起動の時刻の制御を行ってもよい。例えば、後者の方法を用いた場合、個々のONUへ送信するデータフレームおよび/または個々のONUから受信したデータフレームを区別して監視する必要がないため、リソースを削減できる。
上述した第1から第5の実施形態において、ONUおよび/またはOLTに複数のキューが具備されている場合、ONUおよび/またはOLTのキュー監視は、全てのキューに対して行っても、ある特定のキューに対してのみ行ってもよい。例えば、アプリケーションによって高優先キューと低優先キューに振り分けられてデータが格納されることがある。高優先キューに格納されるデータが実時間アプリケーションのデータであると仮定すると、ONUおよび/またはOLTは高優先キューのみを監視して、高優先キューにデータが存在しない場合のみONUの再起動を行えば、実時間アプリケーション実行中の再起動を回避することができる。一方、低優先キューに格納される実時間性を有しないアプリケーションであれば、実行中にONUの再起動が行われたとしても、実時間アプリケーションと比較してユーザへの影響は少ない。したがって、低優先キューの監視機能を取り除くことも可能である。
また、ONUのキュー監視はOLTへ送信するデータを格納するキューに対して行っても、OLTから受信したデータを格納するキューに対して行っても、あるいは、送受信両方のキューに対して行ってもよい。OLTのキュー監視はONUへ送信するデータを格納するキューに対して行っても、ONUから受信したデータを格納するキューに対して行っても、あるいは、送受信両方のキューに対して行ってもよい。例えば、電話のような双方向アプリケーションが実行されている際の再起動を回避する場合には、送受信両方のキューを監視する必要がある。一方、映像配信などの一方向アプリケーションの場合には、受信側のキューを監視する必要がある。
再起動準備完了応答、再起動準備未完了応答および再起動コマンドに対する受信確認応答がOLTとONUとの間で欠落することに起因する再起動準備コマンドおよび再起動コマンドの再送信を防止するため、ONUは、再起動準備完了応答、再起動準備未完了応答および再起動コマンドに対する受信確認応答をOLTへ複数送信してもよい。
ONUの再起動を回避した後、再びONUの再起動を行うまでの時間を設定時間16として定義し、OLTあるいはONUに具備してもよい。例えば、ONUの再起動を行う時間帯があらかじめ決められていて、その時間帯にONUの再起動を行えなかった場合、次の時間帯まで待機してONUの再起動を行うことが考えられる。
OLTにおいて、ONUへ送信するデータ、および、ONUから受信するデータを廃棄する代わりに、MPCPにおけるGATEメッセージ中の送信を許可するデータ量をゼロとしてもよい。また、ONUにおいて、OLTへ送信するデータ、および、OLTから受信するデータを廃棄する代わりに、MPCPにおけるREPORTメッセージ中の送信許可を要求するデータ量をゼロとしてもよい。
本実施例ではEPONの場合について記述したが、他のPON、例えばITU−T勧告準拠のB−PONおよびG−PON、さらにはWDM−PONやCDM−PONにも本発明を適用できることは明らかである。また、図1に示したポイントツーポイントの通信を行う光ネットワークシステムにも本発明を適用できることは明らかである。
光ネットワークシステムの構成を示す図である。 PONシステムの構成を示す図である。 従来のシステムにおけるONUの再起動のシーケンスを示す図である。 従来のOLTの機能ブロック図である。 従来のONUの機能ブロック図である。 本発明のキューを具備しないOLTの機能ブロック図である。 本発明のキューを具備するOLTの機能ブロック図である。 本発明のONUの機能ブロック図である。 本発明による第1の実施形態を表すシーケンス図である。 本発明による第2の実施形態を表すシーケンス図である。 本発明による第3の実施形態を表すシーケンス図である。 本発明による第4の実施形態を表すシーケンス図である。 本発明による第5の実施形態を表すシーケンス図である。
符号の説明
11,31,51 SNIポート
12,22,32,42,52 ブリッジ手段
13,23,33,43,53 PON信号処理手段
14,24,34,44,54 PON−IFポート
15,25,35,45,55 MACコントロール手段
16,26,36,46,56 OAM信号処理手段
17,37,57 DBA手段
18,38,58 メッセージ監視手段
19,29,60 再起動判定手段
21,41 UNIポート
27,47,59 キュー(フレーム)監視手段
28,48 端末制御手段

Claims (19)

  1. 送信するデータを一時的に格納するキューおよび/または受信したデータを一時的に格納するキューを監視する手段と、
    前記キューにデータが有る場合には、通信中であると判断し、前記キューにデータが無い場合または無くなったときには、通信中でないと判断する手段と、
    を備えることを特徴とする光ネットワーク終端装置(ONU)。
  2. 送信するデータフレームの優先度および/または受信したデータフレームの優先度を監視する手段と、
    特定の優先度のデータフレームが有る場合には、通信中であると判断し、前記特定の優先度のデータフレームが無い場合または無くなったときには、通信中でないと判断する手段と、
    を備えることを特徴とする光ネットワーク終端装置(ONU)。
  3. 前記キューは、優先度が異なる複数のキューのうちの高優先キューであることを特徴とする請求項1に記載の光ネットワーク終端装置(ONU)。
  4. 通信中と判断した場合には再起動を回避し、通信中でないと判断した場合に再起動を実施する手段を更に備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の光ネットワーク終端装置(ONU)。
  5. 送信するデータを一時的に格納するキューおよび/または受信したデータを一時的に格納するキューを監視する手段と、
    前記キューにデータが有る場合には、光ネットワーク終端装置(ONU)が通信中であると判断し、前記キューにデータが無い場合または無くなったときには、前記ONUが通信中でないと判断する手段と、
    を備えることを特徴とする光加入者線終端装置(OLT)。
  6. 送信するデータフレームの優先度および/または受信したデータフレームの優先度を監視する手段と、
    特定の優先度のデータフレームが有る場合には、光ネットワーク終端装置(ONU)が通信中であると判断し、前記特定の優先度のデータフレームが無い場合または無くなったときには、前記ONUが通信中でないと判断する手段と、
    を備えることを特徴とする光加入者線終端装置(OLT)。
  7. 光ネットワーク終端装置(ONU)のキューに格納されているデータ量を監視する手段と、
    前記キューにデータが有る場合には、前記ONUが通信中であると判断し、前記キューにデータが無い場合または無くなったときには、前記ONUが通信中でないと判断する手段と、
    を備えることを特徴とする光加入者線終端装置(OLT)。
  8. 前記キューは、優先度が異なる複数のキューのうちの高優先キューであることを特徴とする請求項5または7に記載の光加入者線終端装置(OLT)。
  9. 前記ONUが通信中であると判断した場合には前記ONUの再起動を回避し、前記ONUが通信中でないと判断した場合に前記ONUの再起動を実施する手段を更に備えることを特徴とする請求項5から8のいずれか1項に記載の光加入者線終端装置(OLT)。
  10. ポイントツーポイントまたはポイントツーマルチポイントの通信を行う光ネットワークシステムにおいて、光加入者線終端装置(OLT)が再起動コマンドにより光ネットワーク終端装置(ONU)に対して再起動させる通信制御方法であって、
    前記OLTは、再起動コマンドを前記ONUへ送信し、
    前記ONUは、前記再起動コマンドを受信すると、前記OLTに送信するデータを一時的に格納するキュー、および/または、前記OLTから受信したデータを一時的に格納するキューを監視し、前記キューにデータが有る場合には、再起動を回避し、前記キューにデータが無い場合または無くなったときに再起動を実施することを特徴とする通信制御方法。
  11. ポイントツーポイントまたはポイントツーマルチポイントの通信を行う光ネットワークシステムにおいて、光加入者線終端装置(OLT)が再起動コマンドにより光ネットワーク終端装置(ONU)に対して再起動させる通信制御方法であって、
    前記OLTは、再起動コマンドを前記ONUへ送信し、
    前記ONUは、前記再起動コマンドを受信すると、前記OLTに送信するデータフレームの優先度、および/または、前記OLTから受信したデータフレームの優先度を監視し、特定の優先度のデータフレームが有る場合には、再起動を回避し、特定の優先度のデータフレームが無い場合または無くなったときに再起動を実施することを特徴とする通信制御方法。
  12. ポイントツーポイントまたはポイントツーマルチポイントの通信を行う光ネットワークシステムにおいて、光加入者線終端装置(OLT)が再起動コマンドにより光ネットワーク終端装置(ONU)に対して再起動させる通信制御方法であって、
    前記OLTは、再起動する準備を行わせる再起動準備コマンドを前記ONUへ送信し、
    前記ONUは、前記再起動準備コマンドを受信すると、前記OLTに送信するデータを一時的に格納するキュー、および/または、前記OLTから受信したデータを一時的に格納するキューを監視し、前記キューにデータが有る場合には、再起動準備未完了応答を前記OLTへ送信して、再起動を回避し、前記キューにデータが無い場合または無くなったときには、再起動準備完了応答を前記OLTへ送信し、
    前記OLTは、前記ONUから再起動準備完了応答を受信した場合には、再起動コマンドをONUへ送信し、
    前記ONUは、前記再起動コマンドを受信すると、再起動を実施することを特徴とする通信制御方法。
  13. ポイントツーポイントまたはポイントツーマルチポイントの通信を行う光ネットワークシステムにおいて、光加入者線終端装置(OLT)が再起動コマンドにより光ネットワーク終端装置(ONU)に対して再起動させる通信制御方法であって、
    前記OLTは、再起動する準備を行わせる再起動準備コマンドを前記ONUへ送信し、
    前記ONUは、前記再起動準備コマンドを受信すると、前記OLTに送信するデータフレームの優先度、および/または、前記OLTから受信したデータフレームの優先度を監視し、特定の優先度のデータフレームが有る場合には、再起動準備未完了応答を前記OLTへ送信して、再起動を回避し、特定の優先度のデータフレームが無い場合または無くなったときには、再起動準備完了応答を前記OLTへ送信し、
    前記OLTは、前記ONUから再起動準備完了応答を受信した場合には、再起動コマンドをONUへ送信し、
    前記ONUは、前記再起動コマンドを受信すると、再起動を実施することを特徴とする通信制御方法。
  14. ポイントツーポイントまたはポイントツーマルチポイントの通信を行う光ネットワークシステムにおいて、光加入者線終端装置(OLT)が再起動コマンドにより光ネットワーク終端装置(ONU)に対して再起動させる通信制御方法であって、
    前記ONUは、前記OLTに送信するデータを一時的に格納するキュー、および/または、前記OLTから受信したデータを一時的に格納するキューを監視して、キューに格納されているデータ量を報告メッセージによって前記OLTへ報告し、
    前記OLTは、前記報告メッセージを監視し、前記キューにデータが有る場合には、ONUへの再起動コマンドの送信を回避し、前記キューにデータが無い場合または無くなったときには、再起動コマンドを前記ONUへ送信し、
    前記ONUは、前記再起動コマンドを受信すると、再起動を実施することを特徴とする通信制御方法。
  15. ポイントツーポイントまたはポイントツーマルチポイントの通信を行う光ネットワークシステムにおいて、光加入者線終端装置(OLT)が再起動コマンドにより光ネットワーク終端装置(ONU)に対して再起動させる通信制御方法であって、
    前記OLTは、再起動する準備を行わせる再起動準備コマンドを前記ONUへ送信し、
    前記ONUは、前記再起動準備コマンドを受信すると、前記OLTに送信するデータを一時的に格納するキュー、および/または、前記OLTから受信したデータを一時的に格納するキューを監視して、キューに格納されているデータ量を報告メッセージによって前記OLTへ報告し、
    前記OLTは、前記報告メッセージを監視し、前記キューにデータが有る場合には、ONUへの再起動コマンドの送信を回避し、前記キューにデータが無い場合または無くなったときには、再起動コマンドを前記ONUへ送信し、
    前記ONUは、前記再起動コマンドを受信すると、再起動を実施することを特徴とする通信制御方法。
  16. ポイントツーポイントまたはポイントツーマルチポイントの通信を行う光ネットワークシステムにおいて、光加入者線終端装置(OLT)が再起動コマンドにより光ネットワーク終端装置(ONU)に対して再起動させる通信制御方法であって、
    前記OLTは、再起動する準備を行わせる再起動準備コマンドを前記ONUへ送信し、
    前記ONUは、前記再起動準備コマンドを受信すると、前記OLTに送信するデータフレームの優先度、および/または、前記OLTから受信したデータフレームの優先度を監視して、データフレームの優先度を報告メッセージによって前記OLTへ報告し、
    前記OLTは、前記報告メッセージを監視し、特定の優先度のデータフレームが有る場合には、ONUへの再起動コマンドの送信を回避し、特定の優先度のデータフレームが無い場合または無くなったときには、再起動コマンドを前記ONUへ送信し、
    前記ONUは、前記再起動コマンドを受信すると、再起動を実施することを特徴とする通信制御方法。
  17. ポイントツーポイントまたはポイントツーマルチポイントの通信を行う光ネットワークシステムにおいて、光加入者線終端装置(OLT)が再起動コマンドにより光ネットワーク終端装置(ONU)に対して再起動させる通信制御方法であって、
    前記OLTは、前記ONUに送信するデータを一時的に格納するキュー、および/または、前記ONUから受信したデータを一時的に格納するキューを監視し、前記キューにデータが有る場合には、ONUへの再起動コマンドの送信を回避し、前記キューにデータが無い場合または無くなったときに再起動コマンドを前記ONUへ送信し、
    前記ONUは、前記再起動コマンドを受信すると、再起動を実施することを特徴とする通信制御方法。
  18. ポイントツーポイントまたはポイントツーマルチポイントの通信を行う光ネットワークシステムにおいて、光加入者線終端装置(OLT)が再起動コマンドにより光ネットワーク終端装置(ONU)に対して再起動させる通信制御方法であって、
    前記OLTは、前記ONUに送信するデータフレームの優先度、および/または、前記ONUから受信したデータフレームの優先度を監視し、特定の優先度のデータフレームが有る場合には、ONUへの再起動コマンドの送信を回避し、特定の優先度のデータフレームが無い場合または無くなったときに再起動コマンドを前記ONUへ送信し、
    前記ONUは、前記再起動コマンドを受信すると、再起動を実施することを特徴とする通信制御方法。
  19. 前記キューは、優先度が異なる複数のキューのうちの高優先キューであることを特徴とする請求項10、12、14、15、17のいずれか1項に記載の通信制御方法。
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