JP2008514541A - 過酸化水素の合成方法 - Google Patents
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Abstract
必要性に応じて過酸化水素を生成する装置が開示される。この装置は、電気分解装置(10)、加水分解装置(20)、及び分離装置(30)によって構成される。酸化剤を生成し、水と反応させることによって過酸化水素を生成する。
【選択図】 図2
【選択図】 図2
Description
本発明は、過酸化水素を生成するための方法に関するものである。より具体的には、本発明は、酸性溶液中での過酸化水素の生成、そしてそれに続く過酸化水素からの酸の分離及びリサイクルに関するものである。
現在最も幅広く行われている工業的規模での過酸化水素の製造法は、アルキルアントラキノンを作用物質として利用しつつ水素と酸素を間接的に反応させる方法である。最初の接触水素化ステップにおいて、有機溶媒(例えばジイソブチルカルビノール及びメチルナフタレン)で構成される作用溶液に溶解させたアルキルアントラキノンをアルキルアントラヒドロキノンに転化する。分離自動酸化ステップにおいて、この還元化合物を酸化させてアルキルアントラキノンを再生し、そして過酸化水素を生成する。続いて、水抽出、精製、及び濃縮操作による分離処理を行い製品レベルの生成物を生成する。経済性のため、アルキルアントラキノンプロセスは過酸化水素の大規模な生産体系を必要とし、このことがそれに続く過酸化水素の抽出及び精製ステップのコスト合理化につながる。
水素及び酸素からの過酸化水素の直接生成は、アルキルアントラキノンプロセスに伴う、コストのかかる分離及び精製処理を経ることなく過酸化水素を生成するための1つの方法である。しかしこの方法には、気相中の水素及び酸素の可燃混合物の作用や、比較的低い圧力下での水への水素及び酸素の溶解度の低さなどの問題が伴う。
大規模な生産に伴う複雑なプロセスを必要とせず、そしてまた備蓄や慎重な取り扱いが必要となる化学物質の継続的な追加を必要とするようなプロセスを利用することなく、過酸化水素を生成することができれば、便利であり且つコスト削減の観点からも有利である。加えて、過酸化水素の小さな規模での経済的生産、及び必要性に応じての断続的生産を可能にする、より簡略なプロセスによって、前述したように過酸化水素を購入し備蓄することが必要となるような家庭での利用など、もしそうでなければ不都合が生じるような場所での過酸化水素の利用に対処することも可能となる。
本発明は過酸化水素の生成のための方法及び装置を提供する。生成は少量又または大量のいずれも可能であるが、本発明は不連続的な利用のための過酸化水素の断続的生産を目的としている。本発明には、酸化性化合物から強酸化剤を生成するための電気分解装置が含まれる。この酸化剤は加水分解装置へと通過し、ここでこの酸化剤は水を酸化させ、過酸化水素から成る中間ストリームを生成する。この中間ストリームは分離され、過酸化水素から成る生成物ストリーム、及び酸化性化合物から成るリサイクルストリームを生成する。好ましい実施の形態において、この酸化性化合物は強酸である。
本発明のもう1つの態様には、硫酸化合物を酸化させて電気分解装置内で過硫酸塩を生成し、過硫酸ストリームを生成するプロセスが含まれる。この過硫酸ストリームを、加水分解装置内で水で加水分解し、過酸化水素及び硫酸化合物から成る中間ストリームを生成する。この中間ストリームを分離し、過酸化水素から成る生成物ストリーム及び硫酸化合物から成るリサイクルストリームを生成する。
具体的な実施の形態において、本発明には、硫酸を酸化させ、過硫酸から成る電気分解装置出口溶液を生成するための電気分解装置が含まれる。この出口溶液は水と共に加水分解装置へと通過し、水を過酸化水素へと酸化させ、過硫酸を硫酸へと還元する条件下で処理される。過酸化水素及び硫酸から成る中間ストリームが、吸着分離ユニットへと通過する。この吸着分離ユニットは、硫酸から過酸化水素を分離させ、過酸化水素から成る生成物ストリームを生成する。このストリームは生成物貯留ユニットへと通過する。またこの吸着分離ユニットは硫酸から成るリサイクルストリームを生成し、硫酸を電気分解装置へと再循環させる。このプロセスによって、電気分解装置内に酸化剤を形成するための断続的な化学物質の追加の必要性が最小限化される。
もう1つの実施の形態において、本発明は、分離ユニットを除けば上に述べた実施の形態と同様である。加水分解装置は、過酸化水素及び硫酸から成る中間溶液を空気ストリッピングユニットへと通過させる。この空気ストリッピングユニットは、中間溶液に空気を通過させ、過酸化水素、蒸気及び空気から成る気体を作り出すことによって、中間溶液から過酸化水素を分離する。この気体は凝縮され、過酸化水素から成る生成物ストリームは生成物貯留ユニットへと通過する。またこの空気ストリッピングユニットは、硫酸から成るリサイクルストリームも生成する。このストリームは電気分解装置へと再循環される。
本発明のその他の目的、利点及び応用法については、以下の図面及び詳細な説明を参照することによって、当技術分野の技術者には明らかに理解されることであろう。
他の化学反応物が相対的に少ない水溶液中での過酸化水素の合成は、多くの用途にとって重要な意味をもつ。例えば、その処理のために特別な取り扱いが必要とされるような薬剤が過酸化水素溶液に加えられていない場合は、この過酸化水素を利用した漂白及び消毒は極めて有用である。従って、過酸化水素の生成に用いられた薬剤の簡便な回収、または無添加過酸化水素水溶液の合成を可能にする方法によって過酸化水素を形成することができれば、極めて有用である。過酸化水素の利用例は、洗濯機での漂白、温泉での消毒、食器洗い機、プール、温水浴槽、蛇口、生ごみ処理機、空調機器、冷蔵庫、冷凍庫、加湿機、除湿機、トイレ(大便器、小便器)、ビデ、農業機器、及び食品処理機器などである。また気相の過酸化水素を乾燥機器において利用すること、また空気衛生のために利用することも可能である。装置内の過酸化水素発生ユニット、及びこの過酸化水素を装置内に導入するための出口の配置は、過酸化水素の最適な効率を考慮した上で設定される。
過酸化水素の生成には強酸化剤が必要とされ、また強酸化剤は電気化学的に生成することができる。無機過硫酸化合物は非常に強い酸化剤であり、本発明において好ましい酸化剤である。その他の強酸化剤には、過塩素酸化合物及び過塩素酸がある。その他の酸化剤の使用も考えられるが、典型例としては過硫酸が用いられる。しかしこれは酸化剤の選択を制限することを意図するものではない。現在、過酸化二硫酸(又は過硫酸)などの過硫酸化合物を工業的に製造する方法は、電気化学プロセスを経由して行われる。過硫酸生成のための電気化学反応器の稼動条件は、酸を利用して水を酸化させ、過酸化水素を生成するための条件とは異なる。従って、過硫酸溶液は、酸と反応させて過酸化水素を生成するための第2のユニットへと移送される。第2のユニットは、所望の生成物である過酸化水素の溶液を生成する。しかしこの溶液には好ましくない成分である硫酸も含まれる。生成された溶液は、好ましくない成分を含まない、所望の生成物である過酸化水素のみを生成するため、そしてまた硫酸を回収して再利用し、それによって過酸化水素生成のためのさらなる添加剤の必要を省くために分離される必要がある。
本発明は、その好ましい実施の形態として、過酸化水素生成のプロセスを有しているが、このプロセスには、他の酸化性化合物も含まれることが意図される。また過酸化水素溶液には、過酸化水素生成に関連する中間化合物が含まれていてもよい。この中間化合物は、過酸化水素溶液中に存在する酸化性化合物でもある。これらの中間化合物は、過ヒドロキシルイオン、過ヒドロキシルラジカル、ヒドロキシルラジカル、及び過酸化物イオンなどである。過酸化水素から成る溶液について言及される場合、その溶液には過酸化水素生成の工程中に形成され得る1つ又は複数の任意の中間化合物から成る溶液も含まれる。
過酸化水素は、多くの場合複雑な化学プロセスによって大規模に製造されるが、一方で個人的な、小規模な利用のためには効率よく備蓄することができない。そのために、過酸化水素を小規模に生成するための代替的手段は、電気化学的反応装置内で直接過酸化物を生成するという方法である。この反応装置には、硫酸を過硫酸へと酸化させるための電気分解装置が含まれる。電解槽中で過硫酸を生成する方法について、米国特許第4,144,144号明細書に述べられている。この際の反応は次の式に基づいて進行する。
この反応は、この電気分解装置を流れる電流によって推進され、4.5ボルトの電位で操作される。電気分解装置内で形成された過硫酸は、加水分解装置内で水によって加水分解される。この加水分解装置内での反応は次の式によって表される。
続いて水中の硫酸及び過酸化水素から成る生成物ストリームは分離され、硫酸が電気分解装置へと再循環される。この電気分解装置は、好ましくは20℃〜40℃の範囲内の温度で運転される。
このプロセスは図1に示され、ここで電力が電気分解装置10へと供給される。電気分解装置に水が加えられる。よってこの電気分解装置10は水及び硫酸の溶液を含んでおり、ここで硫酸が酸化されて過硫酸から成る溶液が生成される。この過硫酸から成る溶液は電気分解装置10から回収され、加水分解装置20へと通過する。加水分解装置20には、この過硫酸溶液と共に水が加えられ、ここで水は過硫酸化合物によって酸化されて、過酸化水素及び硫酸から成る溶液が形成される。過酸化水素から成る溶液は分離装置30へと通過し、ここで過酸化水素と硫酸とが分離される。そしてこの硫酸は電気分解装置10へと再循環される。
電気分解装置の1つの実施の形態においては硫酸を使用しているが、他の実施の形態においては、例えば塩素酸化合物、無機硫酸塩、又は硫酸塩及び硫酸の混合物などの他の酸化性化合物を利用することも可能である。好ましい無機硫酸塩の例は、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、及び硫酸アンモニウムなどである。その他の有用な無機化学薬剤とは、電気分解装置の内部などの電気的環境下で酸化されると強酸化剤を形成する薬剤である。
プロセスにおける水の消費を補うために、電気分解装置には継続的に水を供給する必要がある。電気分解装置の稼動中に、気体状の水素が生成される。この水素は、電気分解装置の稼動中に利用されるエネルギーを幾分回復させるために利用することもできる。生成された水素を利用するための1つの実施の形態において、この水素を燃焼させて蒸気を形成する。この蒸気を、過酸化水素から硫酸化合物を分離させるプロセスにおいて利用される熱として、利用することも可能である。この実施の形態は図2に示され、ここで電気分解装置10は硫酸を酸化させて過硫酸を生成する。この過硫酸は回収され、そして加水分解反応装置20へと通過し、ここで過硫酸が水と反応して過酸化水素及び硫酸を有する溶液が形成される。この過酸化水素及び硫酸を有する溶液は分離ユニット30へと通過し、ここで過酸化水素から成る生成物ストリームが生成され、また硫酸から成るリサイクルストリームが生成される。このリサイクルストリームは電気分解装置10へと通過し、加水分解反応装置20へと運び出された硫酸化合物を補給する。この電気分解装置は、5℃〜50℃の温度下、好ましくは10℃〜40℃の温度下で稼動される。
硫酸の酸化の生成物は、気体状の水素の生成である。この水素は、熱及び蒸気を生成する燃焼ユニット40へと通過する。この燃焼ユニット40によって生成されたエネルギーは、他のユニットでの利用のため、加水分解反応装置20を加熱するために利用することもできる。1つの実施の形態において、加水分解装置は、20℃〜90℃、好ましくは40℃〜85℃、より好ましくは60℃〜70℃の範囲の温度下で稼動する。もう1つの実施の形態において、熱又は蒸気、あるいはその両方が分離ユニット30へと通過し、過酸化水素と硫酸との分離の推進に必要とされるエネルギーの一部を提供する、ということも可能である。
分離ユニット内で、過酸化水素と硫酸化合物とは分離され、過酸化水素から成る第1の生成物ストリーム、及び硫酸化合物から成る第2の生成物ストリームが生成される。またこの第2の生成物ストリームはリサイクルストリームであり、ここで、回収された硫酸化合物、この発明では硫酸がプロセス継続のために電気分解装置へと再循環される。
1つの実施の形態において、この分離ユニットは蒸留ユニットである。この蒸留ユニットは、通常の蒸留ユニット、真空蒸留ユニット、又は蒸気蒸留ユニットである。蒸留ユニットの選択は、必要に応じた構成及び経済性を考慮した上で決定される。蒸気蒸留ユニットの実施の形態において、水素燃焼ユニットは、この蒸気蒸留分離において利用される蒸気の少なくとも一部を提供することができる。蒸留法及びその稼動条件については当該技術において周知の事柄であり、本明細書では省略する。
本発明は、酸性添加剤を利用して反応を推進させ、過酸化水素を形成する工程を含んでいる。解決すべき問題の1つは、再循環のためのこの添加剤の分離である。酸は、製薬産業、また工業用及び洗浄用配合物において酸味料として利用される。現在、有機酸の分離のための技術としては、カルシウム塩を形成することによる塩析沈殿がある。この沈殿されたカルシウム塩はろ過処理、洗浄され、次に硫酸などの強酸によって再び酸性化され、有機酸が再生される。有機酸分離の実施例は、欧州特許第135,728号明細書、英国特許第868,926号明細書、及び米国特許第4,323,702号明細書に述べられている。これらの特許においては、有機酸の分離について述べられてはいるが、水以外の添加剤の添加を必要としており、本分離プロセスに特に適している訳ではないアニオン交換樹脂を利用している。
もう1つの実施の形態においては、この分離ユニットが吸着装置を含んでいる。この吸着装置は、ポリマー系吸着カラム、逆相カラム、イオン交換カラム、又は酸交換アニオン交換カラムであってよい。本発明は、固定又は移動床吸着方式として実施され、そしてバッチ又は連続的プロセスのいずれかで稼動させることができる。本プロセスは、連続的プロセスとして稼動されるのが好ましく、また連続向流擬似移動床方式として稼動されることも可能である。このような方式の実施例は米国特許第2,985,589号明細書に述べられている。
酸交換アニオン交換カラムは、酸を優先的に吸着する吸着方式を提供する。その結果、酸化合物及び過酸化水素から成る溶液が吸着剤上を通過し、その際この吸着剤は酸化合物を優先的に吸着する。1つの特定の実施の形態において、酸化合物は硫酸であり、アニオン交換樹脂は硫酸形態(sulfate form)の重合体吸着剤であって、ここでこの吸着剤は第3アミン又はピリジン官能基を有する弱塩基性のアニオン交換樹脂から構成され、あるいは第4アミン官能基を有する強塩基性のアニオン交換樹脂から構成され、またあるいはそれらの混合物から構成される。イオン交換カラムは、20℃〜100℃の範囲内の温度下、100 kPa(14 psia)〜800 kPa(116 psia)の範囲内の圧力下で稼動される。この溶液のpHは、強酸の第1イオン化定数pKai未満であることが好ましい。これによって、この吸着剤の、吸着される酸化合物に対しての選択率が向上する。イオン交換カラムの計算上の分離能力は、樹脂1リットル当たり過酸化水素85g、そして樹脂1リットル当たり硫酸17gである。
特定の理論への限定を意図するものではないが、硫酸化合物は水素結合によってアニオン交換膜上に吸着され、これによって硫酸化合物が吸着装置を通過する速度が減速され、一方で過酸化水素のより迅速な通過が促され、そして硫酸を含まない過酸化水素溶液が生成されると考えられている。この溶液の担体に水を使用することによって、この吸着装置のバックフラッシュ時の、又は擬似移動床などによる連続的プロセスにおいて利用するための、吸着剤からの硫酸化合物の脱着が容易になる。
この硫酸を含まない過酸化水素溶液は、吸着ユニットから出口を通じて出現した後、捕集容器、または保留タンクへと通過する。この溶液は、硫酸化合物がこの吸着ユニットの出口に出現し始めるまで、捕集容器へと通過し続ける。硫酸化合物が吸着ユニットから出現し始めると、この溶液はもはや捕集容器へと通過しない。それに続く硫酸化合物を含有する溶液が電気分解装置へと再循環され、あるいはこの方法によって脱離剤の吸着ユニットを通じての流れの逆流を開始することもできる。好ましい稼動においては、過酸化水素溶液が硫酸化合物を実質的に含んでいないことが望ましく、一方電気分解装置へと再循環される硫酸溶液に過酸化水素が含まれていないということを必要としない。従って、捕集容器への流れの遮断は、リサイクルストリームによって電気分解装置へと搬送される過酸化水素の量によってではなく、硫酸化合物の損失防止に基づいて決定される。
吸着された硫酸化合物は、例えば水などの脱離剤を用いて、吸着カラムを連続的に稼動させることで回収することができ、あるいはこのカラムを、過酸化水素が除去された後、脱離剤によって逆洗することもできる。以下の分離においては、硫酸化合物が電気分解装置へと再循環される。
1つの実施の形態において、この装置には、過酸化水素の断続的な、必要に応じた供給のために電気分解装置のオン/オフを切り替える制御システムが含まれる。このシステムは、酸化性化合物を利用した装置の全体的な制御システムに組み込まれる。
もう1つの実施の形態において、分離ユニットは沈殿ユニットであり、ここで硫酸化合物を反応させ、沈殿物を形成し、次にこの硫酸化合物が溶液から除去される。酸化性化合物の具体例の1つは硫酸化合物であり、具体的な硫酸化合物とは硫酸であり、これが塩基によって中和され、ここでこの中和された酸が固体塩沈殿物を形成する。この沈殿物は液相から分離され、そして過酸化水素が回収される。この沈殿物を再構成し、それによって酸を再生して電気分解装置へと再循環させることも可能である。
もう1つの実施の形態において、分離ユニットは空気ストリッピング装置である。この空気ストリッピング装置は1つの容器を含んでおり、ここを加水分解装置からの溶液が通過する。過酸化水素及び硫酸から成る溶液には、噴霧器又はその他の手段に空気を通過させ、小泡状の空気を溶液内に拡散させることによって、空気が含ませられる。過酸化水素は、空気中を、気相中の水蒸気によって優先的に搬送される。続いてこの気相を凝縮し、過酸化水素から成る水溶液を回収する。
その他の実施の形態には膜分離ユニットの使用が含まれ、ここでこの膜はプロセス中の化合物の内の1つの化合物を優先的に通過させる。膜分離装置については当該技術において周知であり、米国特許第6,288,178号明細書にその実施例が述べられている。
過硫酸の加水分解のための実験を行った。この実験は、過酸化水素を生成するための加水分解反応装置の使用を試験するために行われた。ガラス製反応器を熱水によって60℃まで加熱し、温度が安定したところで、過硫酸溶液100gを容量100mlの前記反応器に加え、撹拌した。このシステムを休止させ、反応を進行させた。このシステムには、反応の際に生じる任意の気体を捕集するための逆グラス型シリンダが含まれる。この溶液のサンプルを最初に採取して、その後30分間隔で最大で2時間にわたって採取した。続いてこのサンプルの過酸化水素の濃度及び過硫酸の濃度について分析した。
図3及び4は、過酸化水素の生成において、反応器を60℃及び70℃で運転した際の過硫酸の加水分解のそれぞれの結果を示す。過硫酸によって水を酸化させ、過酸化水素を形成した。この結果は、過硫酸が水と素早く反応し、約2時間の工程にわたってほぼ100%の過硫酸が硫酸に転化されたことを示している。過酸化水素の収率(%)は、反応させられる過硫酸の量に対する生成された過酸化水素の量である。この結果は、この反応が完了ぎりぎりのところまで進行していること、そしてこの反応から想定される過酸化水素量の80%より大きい量を期待することができることを示している。実験結果から、加水分解反応装置のための運転温度は、40℃〜85℃の範囲内であることが好ましい。
過酸化水素の生成の後、過酸化水素及び硫酸から成る溶液が生成される。この溶液は分離する必要があり、過酸化水素から成る生成物ストリーム、及び酸から成るリサイクルストリームが必要とされる。この硫酸及び過酸化水素の分離のために、アニオン交換樹脂を用いた。市販されていて利用可能なアニオン交換樹脂(AMBERLITETM IRA-400 Rohm & Haas社, Philadelphia, PA)を用いた。この樹脂を硫酸で酸飽和させ、イオン交換カラムへ充填し、20ccの総容積を形成した。このカラムをpH中性条件に至るまで洗浄し、次に硫酸及び過酸化水素の溶液を注入した。このカラムは、室温及び大気圧下で運転された。この溶液は5%のH2O2及び1%のH2SO4を含んでおり、およそ34cc注入された。1回の稼動において、図5に示すように、過酸化水素濃度がピークに達し、そして下降し、続いてpHが下降し始める。これは硫酸がカラムから流出し始めるより前に、過酸化水素がカラムを通過していることを示している。計算の結果、過酸化水素及び硫酸両方の回収率はほぼ100%であった。
第2のテスト例を図6及び7に示す。これらは過酸化水素及び硫酸の分離について示しており、またAMBERLITE IRA-400等のアニオン交換樹脂によって過酸化水素及び硫酸の分離に良好な結果が得られたことを示している。このデータは、殆どの過酸化水素を、硫酸を殆ど全く含まない状態で回収することが可能であること、そして実質的に全ての硫酸を再循環させることが可能であることを示している。
過酸化水素と硫酸とを分離することによって、無酸性の過酸化水素溶液が生成されなければならない。この実施例においては、化合物を分離するための代替的方法をテストした。5重量%の過酸化水素及び20重量%の硫酸から成る溶液を得た。500ccの容量を有する容器に100gの溶液を充填した。この容器を加熱し、またこの溶液に空気を通過させ、そして水及び過酸化水素から成る蒸気ストリームを生成した。この蒸気ストリームを、0℃〜20℃の範囲の温度まで冷却した凝縮装置内で凝縮した。続いてこの冷却された蒸気ストリームを、0℃〜20℃の範囲の温度下の容器内の水に通過させ、この冷却された蒸気中の残留過酸化水素を分解させた。
全ての稼動は気相中のグラスウールを通過して行われた。空気分離法によって過酸化水素の比較的高い回収率が得られ、硫酸の99%を超える量がこの過酸化水素から除去されるということが分かった。
本発明は、現下、好ましい実施の形態であると考えられる実施の形態で説明されているが、本発明はこの開示された実施の形態に限定されるものではなく、添付特許請求の範囲内に含まれる同等の構成、種々の変形をもその対象としていることが理解されなければならない。
10 電気分解装置
20 加水分解装置(加水分解反応装置)
30 分離装置(分離ユニット)
40 燃焼ユニット
20 加水分解装置(加水分解反応装置)
30 分離装置(分離ユニット)
40 燃焼ユニット
Claims (10)
- 過酸化水素生成装置であって、この過酸化水素生成装置は、
酸化剤ストリームを生成するための、また入口及び前記生成された酸化剤ストリームのための出口を有する電気分解装置(10)、
水で酸化剤を加水分解して過酸化水素及び酸性化合物から成る加水分解装置ストリームを生成するための、また前記電気分解装置(10)の出口と流体連通する入口、及び加水分解装置ストリームのための出口を有する加水分解装置(20)、及び
過酸化水素及び酸化性化合物を分離するための、また前記加水分解装置(20)の出口と流体連通する入口、及び過酸化水素から成るストリームのための出口と酸化性化合物から成るストリームのための出口とを有する分離装置(30)
から構成されていることを特徴とする過酸化水素生成装置。 - 前記酸化剤が、過硫酸、無機過硫酸塩、無機過塩素酸化合物、及びそれらの混合物から成る群より選択されることを特徴とする請求項1記載の過酸化水素生成装置。
- 前記酸化性化合物が、硫酸、無機硫酸塩、無機塩素酸化合物、及びそれらの混合物から成る群より選択されることを特徴とする請求項1又は2記載の過酸化水素生成装置。
- 前記分離装置が、酸化性化合物を優先的に吸着する吸着装置であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の過酸化水素生成装置。
- 前記吸着装置が、硫酸形態の重合体吸着剤を含んでいることを特徴とする請求項4記載の過酸化水素生成装置。
- さらに水素燃焼ユニットによって構成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の過酸化水素生成装置。
- 前記分離装置が、空気ストリッピングユニットによって構成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の過酸化水素生成装置。
- さらに過酸化水素を水に溶解させ、また前記空気ストリッピングユニットの出口と流体連通する入口を有するユニットによって構成される請求項7記載の過酸化水素生成装置。
- 前記分離装置が、蒸留ユニットによって構成されることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の過酸化水素生成装置。
- 前記分離装置が、膜分離ユニットであることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の過酸化水素生成装置。
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