JP2008298987A - シート移送装置および画像形成装置 - Google Patents
シート移送装置および画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008298987A JP2008298987A JP2007143818A JP2007143818A JP2008298987A JP 2008298987 A JP2008298987 A JP 2008298987A JP 2007143818 A JP2007143818 A JP 2007143818A JP 2007143818 A JP2007143818 A JP 2007143818A JP 2008298987 A JP2008298987 A JP 2008298987A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- mode
- state
- low power
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Facsimiles In General (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
【課題】 動作モードで状態異常を検出し低電力モードに切換っても状態異常報知を継続。
【解決手段】 動作モードで動作電圧+5Vを出力し低電力モードで動作電圧の出力を停止する電源装置200;低電力モード/動作モードの切換えをするモード制御手段91;動作電圧+5Vによって動作し、シートを移送する移送手段45〜47;異常状態を検出する状態検出手段111a,111b,91;状態報知手段114a,114b;動作電圧+5Vによって動作し、移送手段を制御し、状態検出手段が異常状態を検出すると状態報知手段に報知指示を与える移送制御手段90;および、動作モードであるときは前記報知指示を状態報知手段に与え、低電力モードであるときは状態検出信号を状態報知手段に与える切替手段106〜108;を備え、状態報知手段は、電源装置が低電力モードで出力している休止活動電圧+5VEを用いて、状態検出信号に応じて状態報知を行う。
【選択図】 図5
【解決手段】 動作モードで動作電圧+5Vを出力し低電力モードで動作電圧の出力を停止する電源装置200;低電力モード/動作モードの切換えをするモード制御手段91;動作電圧+5Vによって動作し、シートを移送する移送手段45〜47;異常状態を検出する状態検出手段111a,111b,91;状態報知手段114a,114b;動作電圧+5Vによって動作し、移送手段を制御し、状態検出手段が異常状態を検出すると状態報知手段に報知指示を与える移送制御手段90;および、動作モードであるときは前記報知指示を状態報知手段に与え、低電力モードであるときは状態検出信号を状態報知手段に与える切替手段106〜108;を備え、状態報知手段は、電源装置が低電力モードで出力している休止活動電圧+5VEを用いて、状態検出信号に応じて状態報知を行う。
【選択図】 図5
Description
本発明は、記録紙,用紙,転写紙,OHPシートなどのシート状記録媒体(本明細書では単に用紙又はシートと称する)を供給するシート給紙装置、及び、このシート給紙装置を備えた画像形成装置に係り、更に詳しくは、低電力モード(省エネモード)の機能を備えたシート給紙装置及び画像形成装置に関する。本発明は例えば、複写機,プリンタ,ファクシミリ,デジタル複合機などに用いることが出来る。
従来より、複写機,プリンタ,ファクシミリなどの画像形成装置において装置の稼動状況をユーザに知らせるために、LEDなどの発光素子を点灯させる構成があることはよく知られている。たとえば、正常動作中は緑を、紙詰まりなどの異常時は赤を発光表示する。
シート給紙装置内の、状態検出手段で状態検出を行い、正常又は異常状態を報知するために発光素子を点灯又は点滅させる状態検出および報知、の代表的なものの1つに、シート検出回路でシートの有無を検出して、用紙トラブル(ペーパジャム或いは不送りもしくは機内滞留)を判定してこれらを表す表示を行う用紙搬送監視がある。その一例では、まずシート検出回路からのシート検出信号が装置本体内のCPUへ送信される。CPUではその信号に基づいて用紙トラブルの有無を判定し、用紙トラブルがあると表示回路に発光指示を与えて表示回路の発光素子を点灯する。この構成だとCPUで複数の発光素子を制御することが出来るので、各発光素子の点灯制御をそれぞれ行うことができ,更に点滅や点滅間隔なども自在に制御することができる。
こうした構成において用紙搬送状況に紙詰まりなどの異常が発生した場合には、通常、その異常が解消されるまでは動作モードを継続して発光素子は異常発生を意味する点灯(点滅も含む)を続け、ユーザに異常状態であることを知らせ続けると、電力を無駄に消費する。そこで、例えば特許文献1及び2には、画像形成を行わない低電力モードのときは画像形成に必要なセンサの電源を遮断することが提案されている。しかし、異常状態のまま、低電力モードになるようにすると、シート給紙制御を行うCPUと表示回路への電源供給が停止されるので、発光素子に通電することができず、ユーザに異常状態であることを知らせることが出来ないという欠点がある。
異常状態になると低電力モードへの切換えを行わないで動作モードを継続して異常表示を継続する場合は、夜中などユーザが装置の周囲にいない場合に、例えばファクシミリ受信などで装置が給紙動作を行ない、紙詰まりが起こった場合には、低電力消費モードに移行せず、翌朝にユーザが紙詰まりを解消させるまでは、低電力消費モードに移行することができず、電力を無駄に消費してしまう。
本発明は、低電力消費で状態異常の報知を継続することを目的とする。換言すれば、低電力モードに切換っても、状態異常の報知を行うことを目的とする。
(1)低電力モードと動作モードを持ち、動作モードにおいて動作電圧(+5V)を出力し低電力モードにおいては該動作電圧の出力を停止する電源装置(200);
該電源装置を低電力モードから動作モードに、また、その逆に切り換えるモード制御手段(91);
前記動作電圧の電力によって動作し、移送路に沿ってシートを移送する移送手段(47,45,46);
シート移送動作を阻害する又は保留すべき状態を検出する状態検出手段(111a,111b,91);
状態報知手段(114a,114b);
前記動作電圧の電力によって動作し、前記移送手段の動作を制御し、前記状態検出手段が前記状態を検出すると前記状態報知手段に報知指示を与える移送制御手段(90);および、
前記動作モードであるときは前記報知指示を前記状態報知手段に与え、前記低電力モードであるときは前記状態検出手段の前記状態を検出した信号を前記状態報知手段に与える切替手段(106〜108);を備え、
前記状態報知手段は、前記電源装置が低電力モードで出力している電圧(休止活動電圧+5VE)の電力を用いて、前記状態を検出した前記信号に応じて状態報知を行う;シート移送装置。
該電源装置を低電力モードから動作モードに、また、その逆に切り換えるモード制御手段(91);
前記動作電圧の電力によって動作し、移送路に沿ってシートを移送する移送手段(47,45,46);
シート移送動作を阻害する又は保留すべき状態を検出する状態検出手段(111a,111b,91);
状態報知手段(114a,114b);
前記動作電圧の電力によって動作し、前記移送手段の動作を制御し、前記状態検出手段が前記状態を検出すると前記状態報知手段に報知指示を与える移送制御手段(90);および、
前記動作モードであるときは前記報知指示を前記状態報知手段に与え、前記低電力モードであるときは前記状態検出手段の前記状態を検出した信号を前記状態報知手段に与える切替手段(106〜108);を備え、
前記状態報知手段は、前記電源装置が低電力モードで出力している電圧(休止活動電圧+5VE)の電力を用いて、前記状態を検出した前記信号に応じて状態報知を行う;シート移送装置。
なお、理解を容易にするために括弧内には、図面に示し後述する実施例の対応要素の符号又は対応事項を、例示として参考までに付記した。以下も同様である。
これによれば、低電力モードに移行し、動作電圧(+5V)が消えた後も、状態検出手段の前記状態を検出した信号に基づいて状態報知手段が報知をおこなうので、装置使用者は装置が低電力モードになっていたとしても装置の状況(正常/異常)を知ることができる。
(2)前記切替手段は、前記動作電圧があるときは前記報知指示を前記状態報知手段に与え、前記動作電圧がないときは前記状態検出手段の前記状態を検出した信号を前記状態報知手段に与える;上記(1)に記載のシート移送装置。
(3)前記切替手段は、前記低電力モードであるときは前記状態検出手段の前記状態を検出した信号の出力ラインを、前記状態報知手段の報知指示入力ラインに接続する;上記(1)又は(2)に記載のシート移送装置。
上記(1)乃至(3)によれば、比較的に簡易な構成(106〜108)の付加によって、低電力モードでも、シート移送動作を阻害する又は保留すべき状態があることを示す報知を継続することが出来る。
(4)前記モード制御手段は、前記移送手段によるシート移送が終了又は中断すると計時を開始し、設定時間(Td1)を計時すると前記電源装置を動作モードから低電力モードに切換える;上記(1)乃至(3)のいずれか1つに記載のシート移送装置。
(5)シート移送装置は更に、シート移送を必要とする作業の条件および開始を指示する入力手段を含む操作ボード(10)を備え;前記モード制御手段は、前記操作ボードの入力手段の指示に応答して前記電源装置を低電力モードから動作モードに切換える;上記(1)乃至(4)のいずれか1つに記載のシート移送装置。
(6)前記操作ボードは、前記設定時間(Td1)を変更するための入力手段(16,11,13)を更に含む;上記(5)に記載のシート移送装置。これによれば、低電力モードまでの移行時間をユーザが自由に設定することができる。
(7)状態検出手段は、前記移送路の所定位置にあってシートの有無を検出するシート検出回路である;上記(1)乃至(6)のいずれか1つに記載のシート移送装置。
(8)報知手段は、LEDを含む表示回路である;上記(1)乃至(8)に記載のシート移送装置。
(9)上記(1)乃至(8)のいずれか1つに記載のシート移送装置;および、
該シート移送装置の前記移送手段が移送するシートに画像を形成する作像手段(41〜44,91);を備える画像形成装置(40)。
該シート移送装置の前記移送手段が移送するシートに画像を形成する作像手段(41〜44,91);を備える画像形成装置(40)。
(10)更に、原稿上の画像を読み取って画像データを生成する原稿スキャナ(20);および、該画像データを前記作像手段が画像形成に用いる記録用画像データに補正して前記作像手段に出力する画像データ処理手段(94);を備える上記(9)に記載の画像形成装置(MF1)。
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
図1に、本発明の一実施例の複合機能フルカラーデジタル複写機MF1の外観を示す。このフルカラー複写機は、大略で、操作ボード10と、カラースキャナ20と、自動原稿送り装置(ADF)30と、カラープリンタ40と、給紙バンク50の各ユニットで構成されている。機内の画像データ処理装置には、パソコンPCが接続したLAN(Local Area Network)が接続されている。また、機内のファクシミリコントローラFCU60(図2)は、交換機PBXおよび公衆通信網PNを介して、ファクシミリ通信をすることが出来る。
プリンタ40には、転写ユニットがあり、該転写ユニットには、無端ベルトである転写ベルト41がある。転写ベルト41は、3つの支持ローラと1つのテンションローラに掛け廻されており、時計廻りに回動駆動される。テンションローラの近くに、画像転写後に転写ベルト41上に残留する残留トナーを除去する転写体クリーニングユニットがある。
1つの支持ローラともう1つの支持ローラとの間の転写ベルト41には、その移動方向に沿って、C,M,Y,Bk各色作像用の作像ユニットが装備され、これらの中にある各感光体ドラムに、転写ベルト41を挟んで対向して、転写ローラ42がある。前記作像装置の上方には、各色感光体ユニットの各感光体ドラムに画像形成のためのレーザ光を照射するレーザ露光ユニット43がある。感光体ドラムを、帯電ローラ44が均一に帯電し、帯電面をレーザ露光ユニット43が画像信号で変調したレーザを投射する。これによって生じた静電潜像を、現像器が現像してトナー像とする。このトナー像が転写ベルト41に転写される。
転写ベルト41の下方には、搬送ベルト45がある。搬送ベルト45は、転写ベルト41上のトナー像を、用紙上に転写する。トナー像を転写した用紙(転写紙)は、搬送ベルト45で定着ユニット46に送り出される。搬送ベルト45および定着ユニット46の下方に、表面に画像を形成した直後の用紙を、裏面にも画像を記録するために表裏を反転して送り出すシート反転ユニットである両面ドライブユニットがある。
スタートスイッチが押されると、原稿自動搬送装置(ADF)30に原稿があるときは、それをスキャナ20のコンタクトガラス上に搬送してから、ADF30に原稿が無いときにはコンタクトガラス上に手置きの原稿を読むために直ちに、スキャナ20を駆動し、スキャナ20内の第1キャリッジおよび第2キャリッジを、読み取り走査駆動する。そして、第1キャリッジ上の光源からコンタクトガラスに光を発射するとともに原稿面からの反射光を第1キャリッジ上の第1ミラーで反射して第2キャリッジに向け、第2キャリッジ上のミラーで反射して結像レンズを通して読取りセンサであるCCD21(図2)に結像する。読取りセンサで得た画像信号に基づいてC,M,Y,Bk各色記録データが生成される。
また、スタートスイッチが押されたときに、転写ベルト41の回動駆動が開始されるとともに、前記作像装置の各ユニットの作像準備が開始され、そして各色作像の作像シーケンスが開始されて、各色用の感光体ドラムに各色記録データに基づいて変調された露光レーザが投射され、各色作像プロセスにより、各色トナー像が転写ベルト41上に一枚の画像として、重ね転写される。このトナー画像の先端が搬送ベルト45に進入するときに同時に先端が搬送ベルト45に進入するようにタイミングをはかって用紙がレジストローラ対47から転写ベルト45に送り込まれ、これにより転写ベルト41上のトナー像が用紙に転写する。転写ベルト41には、転写ローラ42によって、トナーを転写する電圧が印加される。トナー像が移った用紙は定着ユニット46に送り込まれ、そこでトナー像が用紙に定着する。
なお、上述の用紙は、給紙バンク50の給紙トレイ(給紙段又はカセットとも言う)51〜53の直近上方の給紙ローラの1つを選択回転駆動し、給紙バンク50に多段に備える給紙トレイ51〜53の1つからシートを繰り出し、分離ローラで1枚だけ分離して、縦配列の搬送コロユニットに入れ、上方に搬送してプリンタ40内の搬送コロユニットに導き、搬送コロユニットのレジストローラ対47に突き当てて止めてから、前述のタイミングで搬送ベルト45に送り出されるものである。シート検出回路111aが、レジストローラ対47の直前に到来した用紙を検出する。右側端の手差しトレイ上に用紙を差し込んで給紙することもできる。ユーザが手差しトレイ上に用紙を差し込んでいるときには、プリンタ40が手差しトレイ部の給紙ローラを回転駆動して手差しトレイ上のシートの一枚を分離して手差し給紙路に引き込み、同じくレジストローラ対47に突き当てて止める。
定着ユニット46で定着処理を受けて排出される用紙は、切換爪で排出ローラに案内して図示を省略した排紙トレイ上にスタックする。または、切換爪で両面ドライブユニットに案内して、そこで反転して再び転写位置へと導き、裏面にも画像を記録して後、排出ローラで排紙トレイ上に排出する。シート検出回路111bが、定着ユニット46から出る定着済用紙を検出する。一方、画像転写後の転写ベルト41上に残留する残留トナーは、図示を省略した転写体クリーニングユニットで除去し、再度の画像形成に備える。
図2に、図1に示す複合機能複写機MF1の電装系統のシステム構成を示す。電装システムは、画像形成装置の全体制御を行うコントローラ70,コントローラ70に接続された、画像形成装置の操作ボード10,画像データを記憶するHDD78,アナログ回線を使用して外部との通信を行う通信コントロール装置インターフェースボード79,LANインターフェースボード80,汎用PICバスに接続された、FAXのコントロールユニット60,IEEE1394ボード,無線LANボード,USBボード等81と、PCIバスでコントローラに接続されたエンジン制御90,エンジン制御90に接続された、画像形成装置のI/Oを制御するI/Oボード100、及び、コピー原稿(画像)を読み込むスキャナーボード(SBU:Sensor Board Unit)22、ならびに画像データをドラム上に書き込むLDB(レーザダイオードボード)43等で構成される。
原稿を光学的に読み取る読取ユニット20は、原稿に対する原稿照明光源の走査を行い、CCD21に原稿像を結像する。原稿像すなわち原稿に対する光照射の反射光をCCD21で光電変換してR,G,B画像信号を生成する。
通信コントロール装置インターフェースボード79は、装置に不具合が発生した場合に外部の遠隔地診断装置に即時に通報し、故障個所の内容,状況等をサービスマンが認識し早急に修理することを可能としている。また、それ以外に装置の使用状況等の発信にも使用されている。
図2に示すCCD21は、3ラインカラーCCDで、EVENch(偶数画素チャンネル)/ODDch(奇数画素チャンネル)のR、G、B画像信号を生成し、SBUボードのアナログASIC(Application Specific IC)に入力する。SBUボードにはアナログASIC及び,CCD、アナログASICの駆動タイミングを発生する回路を備えている。CCD21の出力は、アナログASIC内部のサンプルホールド回路により、サンプルホールドされその後、A/D変換され、R、G、Bの画像データに変換し、且つシェーディング補正し、そして出力I/F(インターフェース)23で画像データバスを介して画像データ処理器IPP(Image Processing Processor;以下では単にIPPと記述)94に送出する。
IPP94は、画像処理をおこなうプログラマブルな演算処理手段であり、分離生成(画像が文字領域か写真領域かの判定:像域分離),地肌除去,スキャナガンマ変換,フィルタ,色補正,変倍,画像加工,プリンタガンマ変換および階調処理を行う。SBU22からIPP94に転送されたR,G,B画像データは、IPP94にて光学系およびデジタル信号への量子化に伴う信号劣化(スキャナ系の信号劣化)を補正され(分離生成,地肌除去,スキャナガンマ変換,フィルタ)、フレームメモリ77に書き込まれる。コピーの場合には、この画像データはフレームメモリ77から読み出されて、IPP94でプリンタ出力用の画像データC,M,Y,Bに補正され(色補正,変倍,画像加工,プリンタガンマ変換,階調処理)、プリンタ40のLDB43に出力される。
システムコントローラ70には、CPU71及びシステムコントローラボードの制御を行うROM72,CPU1が使用する作業用メモリであるRAM73,リチウム電池を内臓し、SRAMのバックアップと時計を内臓したNV−RAM74,システムコントローラボード70のシステバス制御,フレームメモリ制御,FIFO等のCPU周辺を制御するASIC75,そのインターフェース回路および状態変化検知回路ACD等が搭載されている。
状態変化検知回路ACDには、スキャナ20の圧板スイッチおよびADF30のフィラーセンサ(原稿有無センサ)の各検出信号線,操作ボード10の電源キー19のキー操作検出信号線、ならびに、FCU60の受信検出信号線が接続されている。状態変化検知回路ACDには、主電源スイッチ201(図4)がオンの間、電源回路200が休止モードであっても継続して出力する休止活動電圧+5VEが印加される。この+5VEが加わっている限り、検知回路ACDに接続された上記信号線の何れかに信号変化があると、これを表す変化検出信号をCPU71に与える。CPU71はこの信号に応答して電源回路200を、休止モードから、複写機各部に動作電圧+5Vおよび+24Vを出力するスタンバイモード(動作モード)に切換える。
システムコントローラ70は、スキャナアプリケーション,ファクシミリアプリケーション,プリンタアプリケーションおよびコピーアプリケーション等の複数アプリケーションの機能を有し、システム全体の制御を行う。操作ボード10の入力を解読して本システムの設定とその状態内容を操作ボードの表示部に表示する。
PCIバス82には多くのユニットが接続されており、画像データバス/制御コマンドバスで、画像データと制御コマンドが時分割で転送される。
通信コントロール装置インターフェースボード79は、通信コントロール装置83と、コントローラ70との通信インターフェースボードである。コントローラ70との通信は、全二重非同期シリアル通信で接続されている。通信コントロール装置83とは、RS−485インターフェース規格により、マルチドロップ接続されている。遠隔の管理システムとの通信は、この通信コントローラ装置インターフェースボード79を経由して実施される。
LANインターフェースボード80は、社内LANに接続されている。社内LANとコントローラ70との通信インターフェースボードであり、PHYチップを搭載している。LANインターフェースボード80とコントローラ70とは、PHYチップI/F及びI2CバスI/Fの標準的な通信インターフェースで接続されている。外部機器との通信はこのLANインターフェースボード80を経由して実施される。
HDD78は、システムのアプリケーションプログラムならびにプリンタ、作像プロセス機器の機器付勢情報を格納するアプリケーションデータベース、ならびに、読取り画像や書込み画像のイメージデータ、すなわち画像データ、ならびにドキュメントデータを蓄える画像データベースとして用いられる。物理インターフェース、電気的インターフェース共に、ATA/ATAPI-4に準拠したインターフェースでコントローラに接続されている。
操作ボード10には、CPU及びROM,RAM、LCD及びキー入力を制御するASIC(LCDC)が搭載されている。ROMには操作ボード10の入力読込み、及び表示出力を制御する、操作ボード10の制御プログラムが書き込まれている。RAMは、CPUで使用する作業用メモリである。システムコントローラ70との通信により、パネルを操作して使用者がシステム設定の入力を行う入力と、使用者にシステムの設定内容,状態を表示する、表示および入力の制御を行っている。
システムコントローラ70のワークメモリ76から出力されたブラック(B)、イエロー(Y)、シアン(C)、マデンタ(M)の各色の書き込み信号は、LDB (Laser Diode control Board)のC,M,Y,BのLD(Laser Diode)書き込み回路に入力される。LD書き込み回路でLD電流制御(変調制御)が行われ、各LDに出力される。
エンジン制御90は、画像形成の作像作成制御を主として行い、CPU91及び、画像処理を行うIPP94、複写およびプリントアウトを制御するため必要なプログラムを内蔵したROM92、その制御に必要なRAM93、及びNV―RAM95を搭載している。NV−RAM95には、SRAMと、電源OFFを検知して、EEPROMにストアするメモリを搭載している。また、他の制御を行なうCPU71,101などとの信号の送受信を行なう、シリアルインターフェースも備えているI/O ASIC96は、エンジン制御ボード90が実装された、近くのI/Oに接続されたデバイス(カウンター、ファン、ソレノイド、モーター等)を制御するASICである。I/O制御ボード100とエンジン制御ボード90とは同期シリアルインターフェース接続されている。
I/O制御ボード100には、サブCPU101を搭載しており、Pセンサ、Tセンサ等のアナログ制御も含む画像形成装置のI/O制御を行っている。ドアーが開閉された時に、新しいプロセスカートリッジの装着を検知する。図2のI/O制御ボード100に接続されたドアーSWがオープンになると、プロセスカートリッジを入れ替えた可能性があるので、確認を行い、結果をエンジン制御90に送信する。
インターフェース回路104は、プロセスカートリッジに搭載されたICタグとのインターフェース回路である。非接触通信手段105と、本体制御部との通信は非同期のシリアルインターフェースで行われる。本体側から出力された信号を、非接触通信手段516は伝送用の所定の信号に変調して、送受信兼用アンテナに送る。プロセスカートリッジ側の非接触通信手段は、プロセスカートリッジの送受信兼用アンテナで受けた受信信号を伝送用の所定信号から復調した後パラレル信号に変化して、プロセスカートリッジのCPUに送る。プロセスカートリッジ側のICタグのCPUから非接触通信手段により、本体側に送信する場合も同じ動作を行なう。
図3に示す様に、操作ボード10には、液晶タッチパネル11のほかにキー群12がある。キー群12には、テンキー13,クリア/ストップキー14,スタートキー15,初期設定キー16,モード切換えキー17,テスト印刷キー18および電源キー19がある。URL,ファイル名,フォルダ名等の入力,設定用ならびに短縮登録用の、平仮名を付記したアルファベットは、それらの入力ステージで液晶タッチパネル11にキーボタンで表示される。電源キー19は、休止モード(低電力モード)から画像印刷が可能なスタンバイモード(動作モード)に、またその逆への切換えを指示するための操作キーである。休止モードが設定されている時に電源キー19が一回押されると、休止モードからスタンバイモードに切換る。スタンバイモードであるときに電源キー19が一回押されると、スタンバイモードから休止モードに切換る。テスト印刷キー18は、設定されている印刷部数に関わらず1部だけを印刷し、印刷結果を確認するためのキーである。
初期設定キー16を押す事で、機械の初期状態を任意にカスタマイズする事が可能である。休止モードへの移行時間Td1を設定したり、機械が収納している用紙サイズを設定したり、コピー機能のリセットキーを押したときに設定される状態を任意に設定可能である。初期設定キー18が操作されると、各種初期値を設定するための「初期値設定」機能を指定するための選択ボタンが表示される。「移行時間Td1設定」機能を選択して、移行時間Td1を変更することが出来る。すなわち、コピー又は印刷を終了又は中断してから、休止モードに切り換えるまでの移行時間Td1をユーザが自由に設定することができる。
液晶タッチパネル11には、各種機能キーならびに選択した機能の実行条件を入力する入力キーおよびメッセージなどが表示される。液晶タッチパネル11には、「コピー」機能,「配信スキャナ」機能,「登録」機能,「メディア書込み」機能,「印刷」機能,「メディア出力」機能および「ファクシミリ」機能の選択用および実行中を表わす機能選択キーが表示される。機能選択キーにユーザがタッチすると、その機能に定まった入出力画面が液晶タッチパネル11に表示される。
例えば「複写」機能が指定されているときには、図3に示すように、機能キー群ならびに部数及び画像形成装置の状態を示すメッセージが表示される。機能キー群の中には、印刷色指定キー「黒(BK)」,「フルカラー」,「自動色選択」,「青(C)」,「赤(M)」および「黄(Y)」指定キーがある。オペレータが液晶タッチパネル11に表示されたキーにタッチすると、操作ボード10はオペレータ入力として読み込み、選択された機能を示すキーを、指定中を表す灰色に反転表示する。スキャナ1に原稿をセットしてスタートキーを押すことにより、コピーをすることが出来る。
「配信スキャナ」選択キーにユーザがタッチすると、原稿をスキャナ20で読み取って、画像データをネットワークI/F10を介して直接接続のPC又はネットワークを介して通信できるPC等に送信することが出来る。「登録」機能は、スキャナ20が読み取った画像データ又は外部(ネットワークI/F10,メディアI/F11等)から入力された書画情報をHDD78に登録するものである。「メディア書込み」機能は、スキャナ20で原稿を読み取って、メディアI/F11を介してリムーバブル メディア(例えばメモリカード)に格納するものである。「印刷」機能は、HDD78に登録した書画情報をプリンタ40でプリントアウトするものである。「メディア出力」機能は、メディアI/F11を介して、リムーバブル メディアの画像ファイルの画像データを読み出して、プリンタ40で印刷するものである。「ファクシミリ」機能は、スキャナ20で原稿を読み取ってファクシミリ送信するものである。
図4に、図1および図2に示す複写機MF1の各部に動作電圧を与える電源回路200の概要を示す。主電源スイッチである元電源スイッチ(メインスイッチ)201が閉じられると、商用交流100Vが、定着ユニット46の定着ヒータに給電するAC制御回路210に印加されると共に、電源回路200の第1電源202に加わり、第1電源202が、休止活動電圧である5V電圧(+5VE)を出力する。これによってコントローラ70に休止活動電圧+5VEが加わり、コントローラ70がスイッチ(SW)203および204を閉じる。これにより、スイッチ203が各部に、動作電圧+5Vを出力すると共に、スイッチ204がリレー205のリレーコイルに通電し、リレー205が駆動されてONし、第2電源206に商用交流100Vが加わり、第2電源206が24V電圧+24Vを出力する。
第1電源202および第2電源206ともに、商用交流100Vを直流に整流し平滑化する整流平滑回路および該直流を設定電圧(5V,24V)の直流に変換するDC/DCコンバータを内蔵している。そしてDC/DCコンバータは、1次側チョッピング回路(スイッチングレギュレータ)のスイッチング素子のON/OFFのPWM(Pulse Width Modulation)制御によって、設定電圧(5V,24V)に安定化しかつ過電流を抑制した安定化直流電力を出力するものである。
電源回路200には、省エネモードである休止モードと、動作モードであるスタンバイモードとの切り換えを行うための、省エネ制御用のスイッチ203,204が付加されている。スイッチ203は第1電源202が出力する休止活動電圧+5VE(+5Vの電圧)の出力ラインに介挿されているが、この実施例では、スイッチ204は、第2電源206への給電/遮断を行うスイッチング手段であるリレー205をON/OFFする制御ラインに介挿されている。省エネ制御用のスイッチ203,204のオン/オフを行うための制御信号がコントローラボード70からスイッチ203,204に与えられる。コピースタートあるいはプリントコマンドに応答して実質上遅れ時間無く画像形成を開始することが出来る「スタンバイモード」(待機モード;通常モード;動作モード)では、コントローラボード70は上記制御信号でスイッチ203および204を共にオンにしている。「休止モード」ではコントローラボード70は、+24Vを給電するスイッチ204および+5Vを給電するスイッチ203を、ともにオフにする。しかし休止モードでは、スイッチ203,204がオフではあるが、原稿スキャナ100の圧板スイッチ,ADF120のフィラーセンサおよび操作ボード10の電源キー19スイッチ21の各検出信号線には、コントローラボード70の状態変化検知回路ACDにおいて検出電圧として休止活動電圧+5VEが印加される。また、パソコンPCのプリントコマンドを検知する電気回路、および、ファクシミリコントロールユニットFCUのファクシミリ受信検知回路に、休止活動電圧+5VEが継続して印加される。
複写機MF1の内部には、多くの状態検出手段が備わっている。状態検出手段の代表的なものの1つは、給紙トレイ51〜53から繰り出した用紙の搬送異常(ペーパジャム,残留)を検出するシート検出回路である。異常を検出した場合の数種の報知手段も備わっており、報知手段の代表的なものの1つは表示回路であり、表示回路に用いられている表示素子の代表的なものは発光ダイオード(LED)である。
図5に、複写機MF1備わった、状態検出手段であるシート検出回路の代表例2つ(111a,111b)と、報知手段である表示回路の代表例2つ(114a,114b)の、エンジン制御90のCPU91による、シート検出信号読み込みルートおよび異常表示指示信号出力ルートの概要を示す。
シート検出回路111aは、反射型光センサであって、発光ダイオード112aおよびフォトトランジスタ113aを備える。発光ダイオード112aは前方に光を照射し、フォトトランジスタ113aは前方に用紙があった場合の用紙で反射された照射光を受光する。すなわち、シート検出回路111aの前方に用紙があると低レベルLの、用紙がないと高レベルHのシート検出信号を発生し、このシート検出信号を、インターフェース回路104がI/O制御100に出力する。
シート検出回路111bの構成および機能は、シート検出回路111aと同じであるが、用紙の搬送路の、シート検出回路111aよりも下流に設置されている。この実施例では、シート移送方向に関して、シート検出回路111aはレジストローラ対47の直前に位置し、シート検出回路111bは、定着ユニット46の直後に位置する(図1)。
エンジン制御90のCPU91は、給紙トレイ51〜53のいずれかから用紙を繰り出すと、該繰り出しから、給紙トレイ対応のタイミングを計ってシート検出回路111aのシート検出信号の読み込みを開始して、設定時間内にシート検出回路111aが用紙を検出しないと、用紙の繰り出し駆動および移送駆動を停止し定着ユニット46への給電を停止して、I/O制御100およびインターフェース回路104を介して表示回路114aに、表示(点灯)指示信号(L)を出力する。シート検出回路111aが適正タイミングで用紙を検知したときには、CPU91は、用紙がレジストローラ対47に到達する直前の設定時間の間、I/O制御100を介してシート検出回路111aが出力しているシート検出信号を読み込む。また、用紙が定着ユニット46から出始める直後の設定時間の間、I/O制御100を介してシート検出回路111bが出力しているシート検出信号を読み込んで、回路111aから111bまでの移送路における用紙の移送異常を監視する。移送異常と判定すると、用紙の移送駆動を停止し定着ユニット46への給電を停止して、表示回路114aおよび114bに、表示指示信号(L)を出力する。更にCPU91は、シート検出回路111aが用紙先端を検出したときに用紙サイズ対応の時限値のタイマをスタートして、それがタイムオーバしたときにシート検出回路111aがまだ用紙を検出しているとペーパジャムと判断して用紙の移送駆動を停止し定着ユニット46への給電を停止して、表示回路114aに表示指示信号(L)を出力する。また、シート検出回路111bが用紙先端を検出したときに用紙サイズ対応の時限値のタイマをスタートして、それがタイムオーバしたときにシート検出回路111bがまだ用紙を検出しているとペーパジャムと判断して用紙の移送駆動を停止し定着ユニット46への給電を停止して、表示回路114bに表示指示信号(L)を出力する。各タイマの各時限値は、給紙トレイ51〜53とシート検出回路111aの間の用紙繰り出し移送の距離,シート検出回路111a,111b間のシート移送距離,搬送される用紙の大きさ、に依存するものであり、距離が長いと、或いは用紙サイズが大きいと、それに比例して時限値も長くなる。各時限値は、ROM92に保存されている。搬送される用紙の大きさ対応の時限値は、用紙サイズに基づいてROM92から読み出される。
インターフェース回路104には、信号ラインをON(導通)/OFF(遮断)するスイッチング回路であるゲート107,108およびインバータ106があり、スタンバイモードでは、制御動作電圧+5Vが、インバータ106およびゲート108に印加される。インバータ106によって、制御動作電圧+5Vがあるとき(スタンバイモードのとき)には、ゲート107にON指示電位が与えられ、これによりゲート107はONであり、CPU91がI/O制御100から出力する表示指示信号(L)が、ゲート107を通して表示回路114a,114bの表示指示入力ラインに与えられる。る。一方、制御動作電圧+5Vによって、ゲート108はOFFであるので、シート検出回路111a,111bのシート検出信号出力ラインは、表示回路114a,114bの表示指示入力ラインから遮断されている。したがって、表示回路114a,114bには、CPU91が発生する表示指示信号(L)が与えられる。
しかし休止モードでは、休止モードでも+5Vの電圧である休止活動電圧+5VEが、シート検出回路11a,111bおよび表示回路114a,114bに印加されており、休止モードでは、制御動作電圧+5Vはインターフェース回路104に与えられないので、ゲート107がOFF、ゲート108がONであり、ゲート108を介して、シート検出回路111aのシート検出信号(シートあり:L/シートなし:H)が表示回路114aに、また、シート検出回路111bのシート検出信号(シートあり:L/シートなし:H)が表示回路114bに与えられる。したがって、休止モードのときにシート検出回路111aがシートを検出していると、すなわちシート検出回路111aの場所でペーパジャム又は用紙滞留があると、シート検出回路111aのシート検出信号がLでこれがゲート108を通して表示回路114aのトランジスタ115aに印加され、トランジスタ115aが導通してLED116aに通電し、LED116aが点灯(発光)する。休止モードのときにシート検出回路111bがシートを検出していると、シート検出回路111bのシート検出信号がLでこれがゲート108を通して表示回路114bのトランジスタ115aに印加され、トランジスタ115bが導通してLED116bに通電し、LED116bが点灯(発光)する。
すなわち、動作モードのときに用紙トラブルが発生し、シート検出回路111aおよび又は111bのシート検出信号に基づいてCPU91が用紙トラブルを認識してコピー又は印刷を中断するとともに表示回路114aおよび又は114bを点灯にして、それから設定時間Td1が過ぎて、CPU71が電源回路200をスタンバイモードから休止モードに切換えると、動作電圧+5Vが消えるので、CPU91の表示制御出力が消えるとともにゲート107がOFFに、ゲート108がONに切換わり、ゲート108を通して、シート検出回路111aのシート検出信号ラインが表示回路114aの表示入力ラインに接続されかつ、シート検出回路111bのシート検出信号ラインが表示回路114bの表示入力ラインに接続される。これにより、シート検出回路111aがシートを検出していると表示回路114aのLED116aが点灯し、シート検出回路111bがシートを検出していると表示回路114bのLED116bが点灯する。すなわち、表示回路114aおよび又は114bが、休止モードに切換っても、LEDの点灯を継続する。
このように、休止モードに移行してもペーパトラブルを表す表示が継続する。装置使用者は装置が休止モード(低電力モード)になっていたとしても装置の状況(正常/異常)を知ることができる。また、比較的に簡易な構成(106〜108)の付加によって、休止モードでのペーパトラブルを表す表示を継続することが出来る。
なお、シート検出回路111aは、発光ダイオード112aとフォトトランジスタ113aを対向配置してそれらの間に用紙が通る空間を形成した透過型光センサに変更することも出来る。この場合、用紙があるときにシート検出信号がHとなるので、シート検出回路111aの信号出力段にインバータを介挿する。あるいは、表示回路114aの指示信号入力段にインバータを介挿する。この場合は、CPU91の、シート検出信号のレベル(L/H)に対する用紙有無判定のロジックを変更する必要がある。シート検出回路111bも、同様に透過型光センサに変更することが出来る。また、シート検出回路111a,111bともに直接に用紙を検出するが、これらを、先端が用紙によって上又は下に駆動され後端には反射板又は遮光板が備わって、回転可能に支持したレバー機構を付設して、用紙の存否により反射板又は遮光板が光センサの視野に進入又は離脱する、シート検出回路、に変更することも出来る。また、該レバー機構の運動によってマイクロスイッチのON/OFFを切り換えるシート検出回路、に変更することも出来る。
図6に、コントローラ70(のCPU71)が実行する、スタンバイモード/休止モード間の切換え制御を示す。電源回路200(図4)と商用交流電源AC(コンセント)との間のメインスイッチ201が閉じて電源回路200が動作電圧を与えると、コントローラ70のCPU71は、電源オン応答の初期化処理(S1)をして、そこでスタンバイモードを設定する(S2)。すなわちスイッチ203,204をオンする。そして省エネモードレジスタFMのデータを、スタンバイモードを表わす「0」とし、スタンバイモードから休止モードへの切換え待ち時間Td1を時限値とするタイマTd1をスタートする。
スタンバイモードが設定されたことにより、複写機MF1の各部に動作電圧が投入される。操作ボード10のCPUは、スタンバイモードの設定(S2)による動作電圧の印加に応答して電源オン初期化を実行して、操作ボード10内のNVRAMにある標準処理モードのコピー条件を読み出して操作ボード10の液晶タッチパネルに表示する。
図6の入力読取(S3)では、操作ボード10のCPUが操作ボード10に対するユーザの操作を読み込んでコントローラ70のCPU71に報知し、また、コントローラ70のCPU71が、パソコンPCおよびFCU60からのコマンドを解読する。操作ボード10のCPUは、画像処理モードキー入力の読取りと液晶タッチパネルの表示の切換え、操作ボード10に対するユーザの操作に対応して、置数キーの押下の読込みと入力数字データの生成,スタートキーの押下の読込みと、スタート指示のコントローラ70への転送,用紙サイズの切換え入力の読取りなど、通常の複写機の操作読取りおよび表示出力の制御を行う。
スタンバイモードから休止モードへの切換えの待ち時間Td1は、操作ボード10から入力できるものであり、入力値が操作ボード10のNVRAMに格納(登録)されているものである。
図6の「入力読取」(3)で、パソコンPCから印刷指示を受けると、あるいはFCU60がファクシミリ受信を報知してくると(S5)、CPU71は電源回路200を、休止モードであると、スタンバイモードに切換える(S6)。「入力読取」(S3)で、指示入力、例えば、操作ボード10に対するユーザの操作(画像処理モード指定キーのタッチ,置数キーの押下,スタートキーの押下,用紙サイズの切換え,その他)を受けるとコントローラ70のCPU71は、指示入力に対応した処理に進む(S5−S7−S8)。ここでスタートキーの押下,印刷指示又はファクシミリ受信があった場合には、給紙トレイ51〜53のいずれかから用紙を繰り出しレジストローラ対47に送り込み、レジストローラ対47から搬送ベルト45に用紙を送り出すシート移送を開始する。すなわちコピー又は印刷の作業を開始する。そして正常に終了すると、あるいは中断すると、タイマTd1をスタートして(S9)「入力読み取り」(S3)に進む。「入力読み取り」(S3)でコピー又は印刷指示入力がなく、しかもPCから印刷指示がなく、また、ファクシミリ受信がなく、Td1が経過してタイマTd1がタイムオーバすると、休止モードを設定する(S3−S4−S13−S14−S11)。
「入力読取」(S3)で、スタンバイモードを設定しているときに操作ボード6にある電源キー19がオンすると操作ボード10のCPUおよびコントローラ70のCPU71は、ユーザが休止モードへの切換えを指示したとみなして(S7,S10)、液晶タッチパネル表示中の画像処理モードを、操作ボード10内のNVRAMに前回モードとして書込み、休止モードに移行する(S11)。休止モードに移行するとCPU71は、状態変化検知回路ACDが変化検出信号を発生するのを待ち(S12)、変化検出信号が発生すると、電源回路200をスタンバイモードに設定する(S6)。なお、変化検出信号を発生するのを待っている間、PCから印刷コマンドが到来すると、或いはファクシミリ受信があると、電源回路200をスタンバイモードに設定する(S6)。
休止モードを設定しているときに操作ボード10の電源キー19がオンするとCPU71は、ユーザがスタンバイモードへの切換えを指示したとみなして、スタンバイモードを設定し、操作ボード10内のNVRAMに書き込んでいる前回画像処理モードを読出して操作ボード10の液晶タッチパネルに表示する(S7−S10−S6)。
図6の「入力読取」(S3)で指示入力がないと、指示入力を待っている間、タイマTd1がタイムオーバしたかをチェックする(S4−S13,S14)。そして指示入力が無くタイマTd1がタイムオーバすると、コントローラ70のCPU71は、休止モードに移行する(S14−S11)。
なお、上記実施例では、状態検出手段の代表例であるシート検出回路111a,111bを示したが、その他の、放置が好ましくない異常状態を検出する状態検出手段に対しても、本願発明を同様に実施できる。
10:操作ボード
20:カラー原稿スキャナ
30:自動原稿供給装置
40:カラープリンタ
41:転写ベルト
42:転写ローラ
43:光書込みユニット
44:帯電ローラ
45:搬送ベルト
46:定着ユニット
47:レジストローラ対
51〜53:給紙トレイ
PC:パソコン
PBX:交換器
PN:通信回線
200:電源回路
20:カラー原稿スキャナ
30:自動原稿供給装置
40:カラープリンタ
41:転写ベルト
42:転写ローラ
43:光書込みユニット
44:帯電ローラ
45:搬送ベルト
46:定着ユニット
47:レジストローラ対
51〜53:給紙トレイ
PC:パソコン
PBX:交換器
PN:通信回線
200:電源回路
Claims (10)
- 低電力モードと動作モードを持ち、動作モードにおいて動作電圧を出力し低電力モードにおいては該動作電圧の出力を停止する電源装置;
該電源装置を低電力モードから動作モードに、また、その逆に切り換えるモード制御手段;
前記動作電圧の電力によって動作し、移送路に沿ってシートを移送する移送手段;
シート移送動作を阻害する又は保留すべき状態を検出する状態検出手段;
状態報知手段;
前記動作電圧の電力によって動作し、前記移送手段の動作を制御し、前記状態検出手段が前記状態を検出すると前記状態報知手段に報知指示を与える移送制御手段;および、
前記動作モードであるときは前記報知指示を前記状態報知手段に与え、前記低電力モードであるときは前記状態検出手段の前記状態を検出した信号を前記状態報知手段に与える切替手段;を備え、
前記状態報知手段は、前記電源装置が低電力モードで出力している電圧の電力を用いて、前記状態を検出した前記信号に応じて状態報知を行う;シート移送装置。 - 前記切替手段は、前記動作電圧があるときは前記報知指示を前記状態報知手段に与え、前記動作電圧がないときは前記状態検出手段の前記状態を検出した信号を前記状態報知手段に与える;請求項1に記載のシート移送装置。
- 前記切替手段は、前記低電力モードであるときは前記状態検出手段の前記状態を検出した信号の出力ラインを、前記状態報知手段の報知指示入力ラインに接続する;請求項1又は2に記載のシート移送装置。
- 前記モード制御手段は、前記移送手段によるシート移送が終了又は中断すると計時を開始し、設定時間を計時すると前記電源装置を動作モードから低電力モードに切換える;請求項1乃至3のいずれか1つに記載のシート移送装置。
- シート移送装置は更に、シート移送を必要とする作業の条件および開始を指示する入力手段を含む操作ボードを備え;前記モード制御手段は、前記操作ボードの入力手段の指示に応答して前記電源装置を低電力モードから動作モードに切換える;請求項1乃至4のいずれか1つに記載のシート移送装置。
- 前記操作ボードは、前記設定時間を変更するための入力手段を更に含む;請求項5に記載のシート移送装置。
- 状態検出手段は、前記移送路の所定位置にあってシートの有無を検出するシート検出回路である;請求項1乃至6のいずれか1つに記載のシート移送装置。
- 報知手段は、LEDを含む表示回路である;請求項1乃至8に記載のシート移送装置。
- 請求項1乃至8のいずれか1つに記載のシート移送装置;および、
該シート移送装置の前記移送手段が移送するシートに画像を形成する作像手段;を備える画像形成装置。 - 更に、原稿上の画像を読み取って画像データを生成する原稿スキャナ;および、該画像データを前記作像手段が画像形成に用いる記録用画像データに補正して前記作像手段に出力する画像データ処理手段;を備える請求項9に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007143818A JP2008298987A (ja) | 2007-05-30 | 2007-05-30 | シート移送装置および画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007143818A JP2008298987A (ja) | 2007-05-30 | 2007-05-30 | シート移送装置および画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008298987A true JP2008298987A (ja) | 2008-12-11 |
Family
ID=40172577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007143818A Pending JP2008298987A (ja) | 2007-05-30 | 2007-05-30 | シート移送装置および画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008298987A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102164221A (zh) * | 2010-02-18 | 2011-08-24 | 夏普株式会社 | 操作设备、电子设备以及图像处理装置 |
US9036167B2 (en) | 2010-02-18 | 2015-05-19 | Sharp Kabushiki Kaisha | Operation console with enhanced configuration of operation buttons for command inputs, and electronic device and image processing apparatus provided with the operation console |
JP2020029098A (ja) * | 2015-05-22 | 2020-02-27 | セイコーエプソン株式会社 | 画像形成装置 |
-
2007
- 2007-05-30 JP JP2007143818A patent/JP2008298987A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102164221A (zh) * | 2010-02-18 | 2011-08-24 | 夏普株式会社 | 操作设备、电子设备以及图像处理装置 |
JP2011171960A (ja) * | 2010-02-18 | 2011-09-01 | Sharp Corp | 操作機器、その操作機器を備えた電子機器および画像処理装置 |
US9030679B2 (en) | 2010-02-18 | 2015-05-12 | Sharp Kabushiki Kaisha | Operation console with enhanced configuration of operation buttons for command inputs, and electronic device and image processing apparatus provided with the operation console |
US9036167B2 (en) | 2010-02-18 | 2015-05-19 | Sharp Kabushiki Kaisha | Operation console with enhanced configuration of operation buttons for command inputs, and electronic device and image processing apparatus provided with the operation console |
US9503593B2 (en) | 2010-02-18 | 2016-11-22 | Sharp Kabushiki Kaisha | Operation console with enhanced configuration of operation buttons for command inputs, and electronic device and image processing apparatus provided with the operation console |
CN107071203A (zh) * | 2010-02-18 | 2017-08-18 | 夏普株式会社 | 操作设备、电子设备以及图像处理装置 |
CN107105114A (zh) * | 2010-02-18 | 2017-08-29 | 夏普株式会社 | 操作设备、电子设备以及图像处理装置 |
US9769338B2 (en) | 2010-02-18 | 2017-09-19 | Sharp Kabushiki Kaisha | Operation console with enhanced configuration of operation buttons for command inputs, and electronic device and image processing apparatus provided with the operation console |
US9866712B2 (en) | 2010-02-18 | 2018-01-09 | Sharp Kabushiki Kaisha | Operation console, and electronic device and image processing apparatus provided with the operation console |
US10015330B2 (en) | 2010-02-18 | 2018-07-03 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus with enhanced configuration of operation buttons for command inputs |
US10264147B2 (en) | 2010-02-18 | 2019-04-16 | Sharp Kabushiki Kaisha | Operation console, and electronic device and image processing apparatus provided with the operation console |
US10284735B2 (en) | 2010-02-18 | 2019-05-07 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus with enhanced configuration of operation buttons for command inputs |
US10542164B2 (en) | 2010-02-18 | 2020-01-21 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus with enhanced configuration of operation buttons for command inputs |
JP2020029098A (ja) * | 2015-05-22 | 2020-02-27 | セイコーエプソン株式会社 | 画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4576439B2 (ja) | 電気機器 | |
JP4562574B2 (ja) | タンデム画像形成装置 | |
JP4547436B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US20090225348A1 (en) | Image forming apparatus giving notification of error in apparatus to develop user and service person's awareness | |
JP4493093B2 (ja) | シート搬送装置および画像形成装置 | |
US20160112593A1 (en) | Image forming apparatus and controlling method for the same | |
US9223274B2 (en) | Printing apparatus, method for controlling printing apparatus, and storage medium | |
JP4863257B2 (ja) | 画像処理モード操作装置および画像形成装置 | |
US10759619B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP5377426B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2012103580A (ja) | 画像形成装置 | |
CN103856664B (zh) | 图像形成设备及其控制方法 | |
JP2008298987A (ja) | シート移送装置および画像形成装置 | |
JP4707102B2 (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP5124229B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2005269081A (ja) | 画像形成装置、異常検出方法および異常検出プログラム | |
JP2004170457A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5242198B2 (ja) | 電気機器 | |
US9438758B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP6418171B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007336776A (ja) | 電源制御装置及び電気機器 | |
JP2015138249A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5740333B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2010128334A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2008304526A (ja) | コロナ帯電装置および画像形成装置 |