JP2008194880A - 記録方法および記録装置 - Google Patents

記録方法および記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008194880A
JP2008194880A JP2007030371A JP2007030371A JP2008194880A JP 2008194880 A JP2008194880 A JP 2008194880A JP 2007030371 A JP2007030371 A JP 2007030371A JP 2007030371 A JP2007030371 A JP 2007030371A JP 2008194880 A JP2008194880 A JP 2008194880A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
area
recording medium
size
high priority
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007030371A
Other languages
English (en)
Inventor
Kohei Ishikawa
公平 石川
Tadashi Saito
忠司 斉藤
Takaki Nakajima
臣貴 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Canon Finetech Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Finetech Inc filed Critical Canon Finetech Inc
Priority to JP2007030371A priority Critical patent/JP2008194880A/ja
Priority to US12/024,591 priority patent/US20080291226A1/en
Publication of JP2008194880A publication Critical patent/JP2008194880A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/21Intermediate information storage
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/21Intermediate information storage
    • H04N1/2104Intermediate information storage for one or a few pictures
    • H04N1/2112Intermediate information storage for one or a few pictures using still video cameras
    • H04N1/2129Recording in, or reproducing from, a specific memory area or areas, or recording or reproducing at a specific moment
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/0025Handling copy materials differing in width
    • B41J11/003Paper-size detection, i.e. automatic detection of the length and/or width of copy material
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/21Intermediate information storage
    • H04N2201/214Checking or indicating the storage space

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

【課題】記録データより記録媒体の記録可能領域が小さい場合、分割した領域の優先度を判別して優先度の高い領域を優先的に記録することが可能な記録装置を提供する。
【解決手段】1ページ内の画像全体の記録領域毎に優先度を設定し、画像全体が記録媒体内に収まらないと判断された場合、記録領域の優先度に基づき、優先度の高い領域の画像が欠けることのないように、優先度の高い領域の記録位置の変更、または、優先度の低い領域の記録サイズの変更、の少なくとも一方を行う。
【選択図】図13

Description

本発明は、記録データをプリントバッファに展開して記録を行う記録方法および記録装置に関する。
従来、1ページ内の画像全体を複数の領域に分割し、分割した領域毎に優先度を設定することにより、1ページ内の記録データの優先度を判別してエラーや警告等の処理方法を変更する記録装置が提案されている(特許文献1参照)。この記録装置では、記録データより記録媒体の記録可能領域が小さい場合であっても、優先度の高い領域を正常に記録できれば(優先度が低い記録領域を記録できなくても)エラーとして扱わない機能が備えられている。
また、印字データが記録媒体の記録範囲に収まるかを判断し、収まらない場合は印字データを自動変換により拡大/縮小して出力する印字データ処理装置も提案されている(特許文献2参照)。
特開2006−43897号公報 特開平5−127849号公報
しかし、上記従来の記録装置では記録データより記録媒体の記録可能領域が小さい場合、分割した領域の中で優先度の高い領域が記録できない場合であっても、記録データを変更することなく記録してしまうという問題があった。
また、上記従来の印字データ処理装置では、記録データより記録媒体の記録可能領域が小さい場合、記録データ全体が自動で縮小される為、重要な情報や、縮小したくない情報や、バーコードのように縮小すると読取り時に問題が発生する可能性がある情報等に関しても無条件に縮小されてしまうという問題があった。
本発明はこのような背景においてなされたものであり、その目的は記録データより記録媒体の記録可能領域が小さい場合、分割した領域の優先度を判別して優先度の高い領域を縮小することなくその全体を優先的に記録することが可能な記録方法および記録装置を提供することである。
本発明による記録方法は、記録媒体に画像を記録する記録方法であって、1ページ内の画像全体の記録領域のサイズをページサイズとして取得するステップと、記録媒体のサイズを記録媒体サイズとして検出するステップと、前記1ページの画像全体を複数の異なる優先度を持った領域に分割するステップと、前記ページサイズと前記記録媒体サイズとに基づいて画像全体が記録媒体内に収まるか否かを判断するステップと、画像全体が記録媒体内に収まらないと判断された場合、優先度の高い領域の画像が欠けることのないように、優先度の高い領域の記録位置の変更、または、優先度の低い領域の記録サイズの変更、の少なくとも一方を行うステップとを備えたことを特徴とする。ここに、優先度の低い領域の「記録サイズの変更」とは、当該領域の画像の一部を欠落させて記録サイズを変更する場合と、当該領域の画像を縮小して記録サイズを変更する場合とを含みうる。
本発明による記録方法は、他の見地によれば、1ページ内の画像全体を複数の領域に分割するとともに、特定の領域に高い優先度を設定し、1ページの記録に先立って、優先度の高い領域の記録データの一部が欠けて記録されてしまうと確認された場合、優先度の高い領域の記録データが欠けることのないように、優先度の低い領域の記録データの一部を欠落させて記録することを特徴とする。
本発明の記録方法は、さらに他の見地によれば、1ページ内の画像全体を複数の領域に分割するとともに、特定の領域に高い優先度を設定し、1ページの記録に先立って、優先度の高い領域の記録データの一部が欠けて記録されてしまうと確認された場合、優先度の高い領域の記録データが欠けることのないように、優先度の高い領域を優先度の低い領域と入れ替えて記録することを特徴とする。
本発明の記録方法は、別の見地によれば、1ページ内の画像全体を複数の領域に分割するとともに、特定の領域に高い優先度を設定し、1ページの記録に先立って、優先度の高い領域の記録データの一部が欠けて記録されてしまうと確認された場合、優先度の高い領域の記録データが欠けることのないように、優先度の低い領域の記録データを縮小して記録することを特徴とする。
いずれの記録方法においても、優先度の高い領域の記録データの一部が欠けて記録されてしまうと確認された場合、優先度の低い領域の記録を犠牲にすることにより、優先度の高い領域は欠落も縮小もすることなくその全体が記録される。
本発明による記録装置は、記録媒体に画像を記録する記録装置であって、1ページ内の画像全体の記録領域のサイズをページサイズとして取得するページサイズ取得手段と、記録媒体のサイズを記録媒体サイズとして検出する記録媒体サイズ検出手段と、前記1ページの画像全体を複数の異なる優先度を持った領域に分割する領域分割手段と、前記ページサイズと前記記録媒体サイズとに基づいて画像全体が記録媒体内に収まるか否かを判断し、画像全体が記録媒体内に収まらないと判断された場合、優先度の高い領域の画像が欠けることのないように、優先度の高い領域の記録位置の変更、または、優先度の低い領域の記録サイズの変更、の少なくとも一方を行う記録手段とを備えたことを特徴とする。
記録媒体に対して余白が設定されている場合には、画像全体が記録媒体内に収まるか否かの判断には当該余白を考慮する。
本発明は、その他、後述するように、上記各記録方法に対応する記録装置として把握することができる。
これらの記録装置の作用は上記の対応する記録方法の作用と同様である。
本発明により、記録データより記録媒体の記録可能領域が小さい場合、1ページ内の優先度を判別して優先度の高い領域を縮小することなくその全体を優先的に記録することができるので、エラーとなるケースが減り、生産性の高い記録方法および記録装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施する最良の形態について詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
図1に、本実施の形態でにおける、インクジェット方式のライン記録ヘッド(以下「記録ヘッド」という)によるカード記録装置(以下「記録装置」)と、パーソナルコンピュータ(以下「PC」という)とを接続した記録システムの概略構成図を示す。
記録装置106の正面には、その操作および表示を行う操作パネル113と、電源ON/OFFをコントロールする電源スイッチ112と、インク交換や記録媒体の詰まりを解除する等のメンテナンスを行う場合に開閉する本体ドア111とが装着されている。また、給紙部107には記録媒体を所定サイズにカットした記録媒体109がセットされ、排紙部108には記録済みの記録媒体110が積載されている。
PC101と記録装置106とはプリンタケーブル105で接続され、記録装置106はPC101よりプリンタケーブル105を介して制御コマンドを受信し処理を行う。
図2に、本実施の形態で使用するPC101の概略構成を表したブロック図を示す。
PC101は、入力手段であるキーボード103およびマウス104とは、バスにより、それぞれキーボードインタフェース204およびマウスインタフェース205を介して接続され、記録装置106とはプリンタインタフェース206を介して接続され、表示装置であるCRT、LCD等の表示部102とはビデオコントローラ203を介して接続されている。
PC101は、MPU200がハードディスク装置(HDD)202上の記録データ作成アプリケーションソフトを実行することにより、記録データを作成する処理や、RAM201に記憶されている記録情報を制御コマンドに変換し、プリンタインタフェース206を介してプリンタケーブル105に出力する処理、等の種々の処理を実行する。
図3に、本実施の形態で使用する記録装置の操作パネル113を外観構成を示す。
操作パネル113上には、エラー発生を通知する発光部であるエラーLED302、警告発生を通知する警告LED303、電源投入状態等を通知するレディLED301、エラー解除等を行う為のリセットキー304、記録装置の状態を表示する液晶表示部(LCD)300が存在する。
図4に、本実施の形態で使用する記録装置106の概略構成を示す断面図を示す。
記録装置106は、大別して、給紙部107と、記録部114と、排紙部108とを備えている。
給紙部107は、給紙モータ(不図示)の駆動で回転する給紙ローラ403により記録媒体109を記録部114に給紙すると共に、記録媒体サイズと記録媒***置の検出をする為のTOF(Top Of Form)センサ405を有する。
記録部114は、記録媒体109を搬送する為の搬送ベルト400と、インクを吐出させる記録ヘッド401と、インクを記録ヘッド401に供給するインクタンクユニット402と、本体ドアの開閉を検出するドアセンサ404とを備えている。
インクタンクユニット402は、記録ヘッド401とチューブ(不図示)で接続されており、後述する回復モータ608を制御することにより記録ヘッド401へインクを供給する。
記録時には、搬送する記録媒体109の先端位置をTOFセンサ405で検出し、検出した位置情報を基に、記録ヘッド401から画像形成信号に応じてインクを吐出させ、記録媒体表面にインクを吹き付けて画像を形成する。
図5に、本実施の形態で使用する制御コマンドの構造を示す。
制御コマンドとしては、フォーマットコマンド510、イメージデータコマンド520、ジョブ開始コマンド530が用意されており、PC101はこれらのコマンドをプリンタインタフェース206を介してプリンタケーブル105に出力する。
図5(a)に示したフォーマットコマンド510は、コマンドを識別するための識別コード500に加えて、記録領域のX方向サイズである記録領域サイズX503、記録領域のY方向サイズである記録領域サイズY504、高い優先度の優先領域と優先度の低い領域の区切り位置である優先領域区切り位置505、および高優先領域がいずれの領域であるかを指定する高優先領域指定506を指定する。ここに、X方向は記録媒体搬送方向と直交する方向、Y方向は記録媒体搬送方向である。本実施の形態では、記録データを上側と下側の2つの領域に区切り、それぞれに高優先領域/低優先領域の2段階の優先度が指定できる。高優先領域指定506が「0」の場合は、優先領域区切り位置505で区切られた位置より先端側(記録媒体搬送方向の下流側)が高優先領域であることを示し、「1」の場合は、優先領域区切り位置505で区切られた位置より後端側が高優先領域であることを示す。
図5(b)に示したイメージデータコマンド520は、印刷対象のイメージを定義するコマンドであり、識別コード501に加えて、プリントバッファに展開するイメージデータ509と、そのデータ長508とを含む。
図5(c)に示したジョブ開始コマンド530は、記録装置106に対して記録データの終了を示し、ジョブを開始するためのコマンドである。
図6に、本実施の形態における記録装置106の電気的な制御に関連した簡易ブロック図を示す。
マイクロプロセッサ(MPU)600は、プログラムROM601に格納された制御プログラムを実行することにより以下の制御を実現する。
(1)通信制御ドライバ604の制御によりPC101から出力された制御コマンドを受信する。
(2)受信した制御コマンドのうち、フォーマットコマンド510の各種パラメータはRAM602に記憶、イメージデータコマンド520はプリントバッファであるVRAM603に展開し、ジョブ開始コマンド530を受信すると記録動作を開始する。
(3)モータドライバ605を制御し、給紙モータ606、搬送モータ607、回復モータ608を駆動する。
(4)記録装置の状態に応じて、入出力ポート610を介して、エラーLED302、レディLED301、警告LED303のON/OFF(点灯/消灯)の制御を行ない、LCDドライバ611を制御してLCD300にメッセージを表示する。
(5)入出力ポート610を介して、周期的にリセットキー304、電源スイッチ112、本体ドア111の入力を監視する。
(6)入出力ポート610を制御してTOFセンサ405で記録媒体サイズを検出すると共に、検出した記録媒体の先端位置を基準とする記録媒***置情報に同期して、ヘッド駆動回路609を制御することにより、記録ヘッド401を駆動しインクを吐出することにより、VRAM603に展開されているイメージデータに従って記録媒体に記録する。
図7に、本実施の形態における記録装置による記録媒体700の記録例を示す。
本実施の形態では図の上方向に記録媒体700を搬送して記録を行なう。この記録例では、記録面を上下の領域に二分し、下側の領域を金券情報を記録する高優先領域702として用い、上側の領域を広告情報を記録する低優先領域701としている。
フォーマットコマンド510で指定した記録領域サイズX503は横方向の記録領域ドット数703であり、記録領域サイズY504は縦方向の記録領域ドット数704である。
フォーマットコマンド510で指定した優先区切り位置505は、記録媒体700の先端から区切り位置までの距離を表し、この例の高優先領域指定(D)506が「1(下側)」の場合、低優先領域701の後端のドット位置(=低優先領域のドット数=701)に一致する。この記録装置では、記録媒体に対して強制的に先端余白705と後端余白706を設けており、これらの余白領域には記録は行わないようにしている。
図8に、本実施の形態の記録装置におけるRAM602のメモリマップを示す。
RAM602上には、PC101から受信したコマンドを一時的に格納する受信バッファ81と、作業ワークエリア82とが設けられる。作業ワークエリア82内には、領域A(記録領域サイズX)、領域B(記録領域サイズY)、領域C(優先領域区切り位置)、領域D(高優先領域指定)、領域E(記録媒体サイズカウント)、領域F(記録可能サイズ)、領域G(記録媒***置情報)、領域H(第1記録ライン番号)、領域I(第1記録ライン数)、領域J(第2記録ライン番号)、領域K(第2記録ライン数)が設けられる。第1記録ライン番号は、区切り位置を境界にした記録媒体先端側の領域に記録する記録データの先頭のラインを指定するパラメータであり、第1記録ライン数はその領域で記憶するライン数を指定するパラメータである。第2記録ライン番号は記録媒体後端側の領域に記録する記録データの先頭のラインを指定するパラメータであり、第2記録ライン数はその領域で記憶するライン数を指定するパラメータである。
図9に、 本実施の形態のPC101上の記録データ作成アプリケーションソフトウェアにより実現する処理の流れを表したフローチャートを示す。この処理は、ハードディスク装置202内に格納されたアプリケーションプログラムをRAM201上に読み出してMPU200が実行することにより実現される。
ユーザの指示により本処理が起動すると、キーボード103およびマウス104より、各種処理を選択して実行可能となる。「アプリケーション終了」が選択されると(S101,Yes)、本アプリケーションを終了する。また、「記録データ保存」が選択されると(S102,Yes)、現在編集中の記録データをハードディスク装置202にセーブ(保存)する処理を実行する(S103)。また「記録データ新規作成」が選択されると(S104,Yes)、現在編集中の記録データを破棄し、記録データを新規に作成する処理を実行する(S105)。「記録データ読み出し」が選択されると(S106,Yes)、ハードディスク装置202上の別の記録データを読み出す処理を実行する(S107)。「フォーマット情報変更」が選択されると(S108,Yes)、フォーマット情報を変更する処理が起動され(S109)、フォーマットコマンド510内のパラメータを変更することが可能となる。例えば、記録データ内の優先度の区切り位置を設定する優先領域区切り位置パラメータ505や、高優先領域が上側/下側の何れなのかを設定する高優先領域指定パラメータ506等を設定可能である。また「イメージデータ変更」が選択されると(S110,Yes)、イメージデータ編集または別のイメージデータを読み出す等のイメージデータ変更処理を実行する(S111)。「記録開始」が選択されると(S112,Yes)、現在作成中の記録データをフォーマットコマンド/イメージデータコマンド/ジョブ開始コマンドのコマンドに変換し、プリンタインタフェース206を介して、記録装置に送出する(S113,S114,S115)。
図10に、本実施の形態の記録装置106における「記録ジョブの制御処理」の流れを表したフローチャートを示す。この処理は、記録装置106のプログラムROM601に格納された制御プログラムに基づいてMPU600が実行する。
記録装置の電源が投入され、各種初期化処理が正常に行われ、データ受信可能状態になると本処理が起動される。まず、PC101からのフォーマットコマンドの受信をチェックする(S201)。フォーマットコマンドを受信すると(S201,Yes)、記録領域サイズX503と記録領域サイズY504と優先領域区切り位置505と高優先領域指定506の各種パラメータをRAM602の領域A〜領域Dに保存する(S202)。以下ではこれらの各領域A〜Dの値を表すパラメータとして、それぞれ同じアルファベットの変数A〜Dを用いる。他のパラメータについても同様である。
次に、継続的に受信するイメージデータコマンド520のイメージデータ509を記録データとして、ジョブ開始コマンド530の受信までVRAM603に展開する(S203)。記録データ展開が終了すると、警告が発生しているかをチェックする(S204)。警告が発生している場合(S204,Yes)、警告消去処理(S205)にて警告LED303を消灯させ、LCD300に表示されている警告表示を消去する。次に給紙ローラ403により、給紙部から記録媒体を1枚記録部に給紙し(S206)、本体部へ搬送する。さらに記録媒体は搬送ベルト400により、記録位置に到達するまで(S208,Yes)、搬送される。尚、TOFセンサからの搬送距離を示すG(記録媒***置情報)は、TOFセンサで用紙先端検出以降に1ドット搬送を駆動する度にインクリメントされる(S207)。記録媒体が記録開始位置に到達すると記録処理を実行する(S209)。
ステップS208の記録開始位置に到達したか否かの判定は次の判定条件に基づいて判定される。
記録開始位置到達 :(記録ヘッドからTOFまでの距離]+先端余白 ≦ G
記録開始位置未到達 :(記録ヘッドからTOFまでの距離]+先端余白 > G
記録終了後は、排紙処理(S210)を実行する。その後、エラーが発生していれば(S211,Yes)、リセットキー304の押下を待つ。リセットキー304が押下されれば(S212,Yes)、エラー消去処理(S213)にてエラーLED302を消灯させ、LCD300に表示されているエラー表示を消去する。エラーが発生していなければ(S211,No)、再度フォーマットコマンド待ちとなる(S201)。
図11に、本実施の形態の記録装置106における「給紙処理」の流れを表したフローチャートを示す。この処理は、プログラムROM601に格納された制御プログラムに基づきMPU600が実行する。
給紙処理では、最初にTOFセンサがONになるまで搬送モータと給紙モータを1ドットずつ駆動する(S301)。TOFセンサがONに変化すると(S302,Yes)、E(記録媒体サイズカウント)とG(記録媒***置情報)に0を代入して初期化する(S303)。次にTOFセンサがOFFになるまで搬送モータをと給紙モータを1ドットずつ駆動させ(S304)、E(記録媒体サイズカウント)をインクリメントする(S305)。同時に、TOFセンサからの搬送距離を示すG(記録媒***置情報)も、1ドット搬送を駆動する度に、インクリメントされる。TOFセンサがOFF(S306,Yes)に変化すると、RAM602)上のF(記録可能サイズ)に「E−(先端余白+後端余白)」で算出した記録可能サイズの値を格納する(S307)。
以下の処理はD(高優先領域指定)が0か否かによって分かれる。
D(高優先領域指定)が上側すなわち0の場合(S308,Yes)、ステップS309へ進み、下側すなわち1の場合(S308,No)、ステップS316へ進む。
ステップS309では、C(優先領域区切り位置)とF(記録可能サイズ)とを比較する。C(優先領域区切り位置)がF(記録可能サイズ)以下の場合(S309,No)であれば、ステップS310で、
H(第1記録ライン番号) =1
I(第1記録ライン数) =C
とする。
ついで、ステップS311でB(記録領域サイズY)とF(記録可能サイズ)とを比較する。B(記録領域サイズY)がF(記録可能サイズ)以下の場合(S311,No)は、記録領域全てを記録することが可能であり、記録データを変更する必要がないので、ステップS312で、
J(第2記録ライン番号) =C+1
K(第2記録ライン数) =B−C
と設定して本処理を終了する。
また、ステップS311でB(記録領域サイズY)がF(記録可能サイズ)より大きい場合(S311,Yes)は、全高優先領域を記録可能であるが、低優先領域の一部を記録出来ないので、
J(第2記録ライン番号) =C+1
K(第2記録ライン数) =F−C
と設定し(S313)、記録媒体サイズ警告表示処理(S314)で、警告メッセージをLCD300に表示し、警告LED303を点灯させる。その後、本処理を終了する。
また、ステップS309で、C(優先領域区切り位置)がF(記録可能サイズ)より大きい場合(S309,Yes)は、全高優先領域を記録することが出来ないので、記録媒体サイズエラー表示処理(S315)でエラーメッセージをLCD300に表示し、エラーLED302を点灯させ、本処理を終了する。
ステップS308で、D(高優先領域指定)が1すなわち下側(S308,No)で、かつB(記録領域サイズY)がF(記録可能サイズ)より大きい場合(S316,Yes)、“B―C”(高優先領域サイズ)とF(記録可能サイズ)とを比較する(S317)。“B―C”(高優先領域サイズ)がF(記録可能サイズ)より大きい場合(S317,Yes)は、高優先領域を上側に移動しても、全高優先領域を記録することが出来ないので、記録媒体サイズエラー表示処理(S315)でエラーメッセージをLCD300に表示し、エラーLED302を点灯させ、本処理を終了する。
また、ステップS317で“B−C”(高優先領域サイズ)がF(記録可能サイズ)以下の場合(S317,No)、高優先領域を上側に移動すれば高優先領域を記録することができるので、高優先領域と低優先領域の記録位置の入れ替えを行う。但し、低優先領域の一部を記録出来ないので、ステップS318,S319で、
H(第1記録ライン番号) =C+1
I(第1記録ライン数) =B―C
J(第2記録ライン番号) =1
K(第2記録ライン数) =F−I
と設定する。ついで、記録媒体サイズ警告表示処理(S320)で警告メッセージをLCD300に表示し、警告LED303を点灯させて、本処理を終了する。
ステップS316でB(記録領域サイズY)がF(記録可能サイズ)以下の場合(S316,No)、記録領域全てを記録することが可能であり、記録データを変更する必要がないので、ステップS321で、
H(第1記録ライン番号) =1
I(第1記録ライン数) =C
とし、ステップS322で、
J(第2記録ライン番号) =C+1
K(第2記録ライン数) =B−C
と設定して、本処理を終了する。
図12に、本実施の形態の記録装置における「記録処理」の流れを表したフローチャートを示す。この処理は、プログラムROM601に格納された制御プログラムをMPU600が実行することにより実現される。
最初にエラーが発生しているかチェックする(S401)。エラーが発生している場合(S401,Yes)、記録処理を行わずに本処理を終了する。エラーが発生していなければ(S401,No)、I(第1記録ラインカウント)をチェックする(S402)。Iが0でない場合(S402,No)、1ドット搬送を駆動し(S403)、H(第1記録ライン番号)に設定されている番号の1ラインに対応するVRAM603内の記録データを記録ヘッド401よりインクを吐出させて記録し(S404)、Hをインクリメントし、Iをデクリメントして(S405)、ステップS402へ戻る。
そこで、Iが0の場合(S402,Yes)、上側領域の記録が終了したことを意味する。K(第2記録ラインカウント)をチェックし、Kが0でない場合(S406,No)は、1ドット搬送を駆動し(S407)、J(第2記録ライン番号)に設定されている番号の1ラインに対応するVRAM603内の記録データを記録ヘッド401よりインクを吐出させて記録する(S408)。ついで、Jをインクリメントし、Kをデクリメントして(S409)、ステップS406へ戻る。
Kが0の場合(S406,Yes)、下側領域の記録が終了したことを意味し、本処理を終了する。尚、TOFセンサからの搬送距離を示すG(記録媒***置情報)は、1ドット搬送を駆動する度にインクリメントされる(S403,S407)。
図13に、本実施の形態における記録装置において高優先領域と低優先領域の位置を入れ替えた記録媒体1300の記録例を示す。この例では、記録媒体サイズ1301から先端余白1304と後端余白1306を除いた記録可能なサイズ1305がB(記録領域サイズY)よりも小さい為に、金券情報を記録する高優先領域1302と広告情報を記録する低優先領域1303の記録位置とを入れ替えている。この場合、低優先領域1303の一部領域が記録できていないので、記録装置の操作パネル113には警告メッセージが表示される。
このように、記録データサイズ(ページサイズ)に対して記録媒体の記録可能サイズが小さい場合であって、金券情報のような優先度の高い領域を記録することが出来ない場合は、広告情報のような優先度の低い領域と記録位置を変更(交換)することにより優先度の高いデータが記録可能かをチェックし、もし記録可能であれば、記録位置を変更して優先度の高いデータを優先的に記録するようにする。
以上説明したように、記録データサイズに対して記録媒体の記録可能サイズが小さい場合に、領域毎の優先度により記録データを所定の記録データに変更して記録を実行することができる。
また、以上説明した実施の形態では、記録データは記録媒体搬送路のTOFセンサにて記録媒体を搬送させながら記録媒体サイズを検出する例として挙げたが、本発明はこれに限らず給紙部に搬送方向と水平な方向にラインセンサ等を装備して給紙部にセットされた記録媒体のサイズを検出する等、記録媒体のサイズ検出手段に関係なく有効である。
<第2の実施の形態>
図14に、本発明の第2の実施の形態において、インクジェット方式のライン記録ヘッド(記録ヘッド)によるカード記録装置1400にパーソナルコンピュータ(PC)101を接続した記録システムの概略構成図を示す。PC101については第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態の記録装置1400には、操作パネル113と、電源ON/OFFをコントロールする電源スイッチ112と、インク交換や記録媒体の詰まりを解除する時等に開閉する本体ドア1402と、記録媒体109が挿入される給紙口1404と、記録媒体109を図中の矢印方向に搬送する搬送ローラ1406とを装備する。この記録装置1400は、ユーザが記録媒体を手差しで給紙口1404から挿入することにより記録を行う記録装置である。
PC101と記録装置1400はプリンタケーブル105で接続されている。記録装置1400は、PC101からプリンタケーブル105を介して、制御コマンドを受信し、記録データを不揮発性メモリに保存する処理等を行う。図14では、記録装置1400にPC101を接続した構成を示したが、この記録装置1400はオフラインで使用され、記録データを不揮発性メモリに保存する際にのみPC101を接続すれば足りる。
本実施の形態で使用するPC101の構成は第1の実施の形態において図2に示したものと同じである。また、本実施の形態で使用する記録装置1400の操作パネルは第1の実施の形態において図3に示したものと同じである。
図15は、本実施の形態で使用する記録装置1400の内部の概略の機械的構成を示す断面図である。
記録装置1400は、記録媒体109が給紙口1404に挿入されたのを検出する記録媒体検知センサ1503と、搬送ローラ1406を回転させる搬送モータ607と、搬送ローラ1406の駆動を受けて記録媒体109を搬送する搬送ベルト400、記録媒体の位置やサイズを検出する為のTOFセンサ405、インクを吐出させる記録ヘッド401、インクを記録ヘッド401に供給するインクタンクユニット402と、本体ドアの開閉を検出するドアセンサ404を備えている。
インクタンクユニット402は、記録ヘッド401とチューブ(不図示)で接続されており、回復モータを制御することにより記録ヘッドへインクを供給する。
記録媒体109が記録装置1400の給紙口1404に挿入され記録媒体検知センサ1503により検出されると、搬送モータ607の回転により駆動されて回転する搬送ベルト400により、記録媒体109が図中矢印で示される方向に給紙される。
記録媒体109がTOFセンサ405により検出されると、記録媒体の搬送を停止し、予め保存されている記録データを後述するVRAM603(図17)に展開する。記録データの展開が終了すると、再び記録媒体109を搬送させ、記録位置に到達すると、画像形成信号に応じて記録ヘッド401からインクを吐出させ、記録媒体表面にインクを吹き付けて画像を形成する。
図16に、本実施の形態で使用する制御コマンドの構造を示す。制御コマンドとしては、フォーマットコマンド510、イメージデータコマンド520、テキストデータコマンド540、およびジョブ開始コマンド530が用意されている。本実施の形態ではテキストデータを扱える点で第1の実施の形態と異なる。
図16(a)に示すフォーマットコマンド510は、図5(a)に示したフォーマットコマンド510と同様、記録領域サイズX503、記録領域サイズY504、優先領域区切り位置505および高優先領域指定506を有する。
図16(b)に示すイメージデータコマンド520は、図5(b)に示したイメージデータコマンド520と同様、識別コード501に加えて、プリントバッファに展開するイメージデータ509と、そのデータ長508を含む。
図16(c)に示すテキストデータコマンド540は、識別コード541に加えて、プリントバッファにテキストを展開する展開座標542と、文字サイズ543と、ボールド/イタリック等の文字修飾544、テキストデータの文字数545、およびテキストデータ546を含む。
図16(d)に示すジョブ開始コマンド530は、図5(c)に示したジョブ開始コマンド530と同様、識別コード502のみからなり、登録データの終了を示しジョブを開始するためのコマンドである。
これらのコマンドをPC101はプリンタインタフェースを介してプリンタケーブル105に出力する。
本実施の形態では、第1の実施の形態の場合と同様、記録データは記録媒体搬送方向に並ぶ複数の領域に分割する上側と下側の2つの領域に分割可能であり、高優先領域および低優先領域の2段階の優先度が指定できる。前述と同様、高優先領域指定506が「0」の場合は、優先領域区切り位置505で区切られた位置より上側が高優先領域であることを示し、「1」の場合は、優先領域区切り位置505で区切られた位置より下側が高優先領域であることを示す。
図17に、本実施の形態における記録装置1400の電気的な簡易ブロック図を示す。第1の実施の形態の図6に示した記録装置106と同様の構成要素には同じ参照符号を付してある。
マイクロプロセッサ(MPU)600は、電気的にブロック単位で書き換え可能な不揮発性メモリのフラッシュROM1701に格納された制御プログラムを実行することにより以下の制御を実現する。
(1)入出力ポート610を制御して、記録媒体検知センサ1503により記録媒体109を検出すると、モータドライバ605を制御し、搬送モータ607を駆動する。
(2)TOFセンサ405で、搬送された記録媒体109を検出すると、搬送モータ607の駆動を止め、CG(Character Generator)ROM1707に格納されたビットマップ形式のフォントデータや、フラッシュROM1701に格納されたイメージデータから記録画像をVRAM603に展開し、再び搬送モータ607を駆動する。
(3)記録装置の状態に応じて、入出力ポート610を介して、エラーLED302、警告LED303、レディLED301のON点灯/OFF消灯の制御を行ない、LCDドライバ1710を制御してLCD300にメッセージを表示する。
(4)入出力ポート610を介して、周期的にリセットキー304、電源スイッチ112の入力を監視する。
(5)入出力ポート610を制御してTOFセンサ405で検出した記録媒体の先端位置を基準とした記録媒***置情報に応じて、ヘッド駆動回路609を制御することにより、記録ヘッド401を駆動しインクを吐出することにより、VRAM603に展開されているイメージデータを記録媒体に記録する。
図18に、本実施の形態の記録装置1400における記録媒体の記録例を示す。本実施の形態の記録装置1400は、矢印で示す図の上方向に記録媒体1800を搬送して記録を行うが、強制的に先端余白1805と後端余白1806を設け、これらの領域には記録は行わない。
また、記録データには、上側(先に記録が行なわれる領域)の広告情報を記録する低優先領域1802と、下側(次に記録が行なわれる領域)の金券情報を記録する高優先領域1801の2つの領域が存在する。記録データはテキストデータ1804とイメージデータ1803から構成されている。フォーマットコマンド510で指定した記録領域サイズX503は横方向の記録領域ドット数1807に対応し、記録領域サイズY504は、縦方向の記録可能サイズ1808に対応している。
図19に、本実施の形態の記録装置におけるフラッシュROM1701(図17)の内部構成を示す。
フラッシュROM1701は、制御プログラムが格納されるプログラムエリア1900と、記録データ保存エリア1901とを有する。記録データ保存エリアには、フォーマットコマンドのパラメータを保存する領域A(記録領域サイズX)、領域B(記録領域サイズY)、領域C(優先領域区切り位置)、領域D(高優先領域指定)、テキストコマンドを保存する領域L(テキストコマンド保存エリア)、イメージデータコマンドを保存する領域M(イメージデータコマンド保存エリア)を設けている。
図20に、本実施の形態の記録装置におけるRAM602(図17)のメモリマップを示す。
RAM602上には、PC101から受信したコマンドを一時的に格納する受信バッファ2000と、作業ワークエリア2001とを有する。作業ワークエリア2001内には、領域F(記録終了位置カウンタ)、領域G(記録開始位置カウンタ) 、領域H(第1記録ライン番号)、領域I(第1記ライン数)、領域J(第1記録ライン番号)、領域K(第2記録ライン数)を設けている。ここで、領域F,Gは第1の実施の形態と異なっていることに留意されたい。
図21に、本実施の形態のPC上の記録データ作成アプリケーションソフトウェアの流れを表したフローチャートを示す。この処理は、ハードディスク装置202上のアプリケーションプログラムをMPU200が実行することにより実現される。
ユーザの指示により本処理が起動すると、キーボード103およびマウス104より、各種処理を選択して実行可能となる。「アプリケーション終了」が選択されると(S501,Yes)、本アプリケーションを終了する。また、「記録データ保存」が選択されると(S502,Yes)、現在編集中の記録データをハードディスク装置202にセーブする記録データセーブ処理を実行する(S503)。「記録データ新規作成」が選択されると(S504,Yes)、現在編集中の記録データを破棄し、記録データを新規に作成する記録データ新規作成処理を実行する(S505)。「記録データ読み出し」が選択されると(S506,Yes)、ハードディスク装置(HDD)202上の別の記録データを読み出す記録データリード処理を実行する(S507)。「フォーマット情報変更」が選択されると(S508,Yes)、フォーマット情報を変更するフォーマット情報変更処理が起動され(S509)、フォーマットコマンド510内のパラメータを変更することが可能となる。例えば、記録データ内の優先度の区切り位置を設定する優先領域区切り位置パラメータ505や、高優先領域が上側/下側の何れなのかを設定する高優先領域指定パラメータ506等を設定可能である。また「イメージデータ変更」が選択されると(S510,Yes)、イメージデータ編集または、別のイメージデータを読み出す等のイメージデータ変更処理を実行する(S511)。「テキストデータ変更」が選択されると(S512,Yes)、テキストデータ編集または、テキストデータを新規作成/削除等のテキストデータ変更処理を実行する(S513)。「記録データ登録」が選択されると(S514,Yes)、現在作成中の記録データをフォーマットコマンド/イメージデータコマンド/テキストデータコマンド/ジョブ開始コマンド等のコマンドに変換し、プリンタインタフェース206を介して、記録装置に送出する(S515,S516,S517)。
図22に、本実施の形態における記録装置1400による記録ジョブの制御処理の流れを表したフローチャートを示す。この処理は、フラッシュROM1701に格納された制御プログラムをMPU600が実行することにより実現される。
記録装置の電源が投入され、各種初期化処理が正常に行われと本処理が起動される。まず、フォーマットコマンドを受信したら(S601,Yes)、コマンド解析処理により、各種コマンドの受信および解析を行ない(S602)、最後にジョブ開始コマンド530を受信するとフラッシュROM1701に各種データを保存する。
また、記録媒体109が給紙口1404に挿入され記録媒体検知センサで記録媒体を検出する(S603,YES)と、警告が発生しているかをチェック(S604)し、発生している場合(S604,Yes)は警告消去処理(S605)にて警告LED303を消灯させ、LCD300に表示されている警告表示を消去する。そして、記録媒体109をTOFセンサまで給紙し、G(記録開始位置カウンタ)とF(記録終了位置カウンタ)に0を代入して初期化する(S606)。
次に記録データ展開処理(S607)でフラッシュROM1701に保存しているイメージデータをVRAM603に展開し、テキストデータに対応するビットマップデータをCGROM1707から読み出しVRAM603に展開し、フォーマットコマンドのパラメータを基に記録に必要な情報を以下のように算出してセットする。
記録に必要なパラメータの設定は次のとおりである。
上側に記録する領域の先頭ライン番号:H(第1記録ライン番号) = 1
上側に記録する領域のライン数 :I(第1記録ライン数) = C
下側に記録する領域の先頭ライン番号:J(第2記録ライン番号) = C+1
下側に記録する領域のライン数 :K(第2記録ライン数) = B−C
記録データの展開処理(S607)が終了すると、記録媒体109が記録開始位置に到達するまで(S609,Yes)、1ドットずつ搬送させる(S608)。尚、G(記録開始位置カウンタ)は記録位置を検出する搬送量カウンタであり、本処理後から記録開始までの間、1ドット搬送する度にインクリメントされる。また、F(記録終了位置カウンタ)は記録終了位置を検出する搬送量カウンタであり、TOFセンサで記録媒体の後端検出後から記録終了までの間、1ドット搬送する度にインクリメントされる。
ステップS609における記録開始位置到達の判定条件は次のとおりである
記録開始位置到達 :(記録ヘッドからTOFまでの距離)+先端余白 ≦ G
記録開始位置未到達 :(記録ヘッドからTOFまでの距離)+先端余白 > G
記録媒体が記録開始位置に到達すると(S609,Yes)、D(高優先領域指定)をチェックし、D(高優先領域指定)が0なら(S610,Yes)、高優先度が上側にある場合の記録処理(1)を実行し(S611)、D(高優先領域指定)が1なら(S610,No)、高優先度が下側にある場合の記録処理(2)を実行する(S612)。記録終了後は、排紙処理を実行し(S613)、記録結果確認処理で高優先度/低優先度領域の記録状態を確認し(S614)、必要に応じてエラー/警告処理を行ない、再度フォーマットコマンド受信待ちとなる(S600)。
図23に、本実施の形態における「記録処理(1)」の流れを表したフローチャートを示す。この処理は、上側に高優先領域が存在する場合(S610,Yes)に、フラッシュROM1701に格納された制御プログラムをMPU600が実行することにより実現される。
まず、I(第1記録ラインカウント)をチェックし、Iが0でない場合(S701,No)は、1ドット搬送を駆動(S702)し、H(第1記録ライン番号)に設定されている番号の1ラインに対応するVRAM603内の記録データを記録ヘッド401よりインクを吐出させて記録し(S703)、H(第1記録ライン番号)をインクリメントし、I(第1記録ラインカウント)をデクリメントする(S704)。記録不可を検出したら(S705,Yes)、本処理を終了する。
Iが0の場合(S701,Yes)は上側の高優先領域記録が正常終了を意味する。そこで、K(第2記録ラインカウント)をチェックし、Kが0でない場合(S706,No)、1ドット搬送を駆動し(S707)、J(第2記録ライン番号)に設定されている番号の1ラインに対応するVRAM603内の記録データを記録ヘッド401よりインクを吐出させて記録し(S708)、Jをインクリメントし、Kをデクリメントする(S709)。記録不可を検出した場合(S710,Yes)は、本処理を終了する。また、Kが0の場合(S706,Yes)は、下側の低優先領域記録が正常に終了したことを意味し、本処理を終了する。
ステップS705,S710における記録不可の判定条件は次のとおりである。
記録不可 :(記録ヘッドからTOFまでの距離)−後端余白 ≦ F
記録可能 :(記録ヘッドからTOFまでの距離)−後端余白 > F
図24に、本実施の形態における「記録処理(2)」の流れを表したフローチャートを示す。この処理は、下側に高優先領域が存在する場合(S610,No)に、フラッシュROM1701に格納された制御プログラムをMPU600が実行することにより実現される。
まずTOFセンサで記録媒体を検出しているかチェックし(S801)、TOFセンサで記録媒体を検出していない場合(S801,No)、S803へ移行する。TOFセンサで記録媒体を検出している場合、TOFセンサで後端を検出チェックする(S802)。S813で全領域(低優先領域+高優先領域)記録可能と判断されたら、ステップS803へ移行する。全領域を記録不可であれば(S813,No)、S814へ進む。高優先領域の記録が不可である場合は(S814,No)、本処理を終了する。高優先領域の記録が可能である場合は(S814,Yes)、高優先領域の記録を開始する。
ステップS803における全領域の記録可能か否かの判定条件は次のとおりである。
残記録可能サイズ =(記録ヘッドからTOFまでの距離)−後端余白−F
記録可能 :(残記録可能サイズ) ≧ (I+K)
記録不可 :(残記録可能サイズ) < (I+K)
ステップS804における高優先領域の記録可能か否かの判定条件は次のとおりである。
記録可能 :(残記録可能サイズ) ≧ (K)
記録不可 :(残記録可能サイズ) < (K)
また、TOFセンサで後端を検出してない場合(S802,No)は、I(第1記録ラインカウント)をチェックし、Iが0でない場合は(S803,No)、1ドット搬送を駆動し(S804)、H(第1記録ライン番号)に設定されている番号の1ラインに対応するVRAM603内の記録データを記録ヘッド401よりインクを吐出させて記録し(S805)、H(第1記録ライン番号)をインクリメントし、I(第1記録ラインカウント)をデクリメントする(S806)。記録媒体サイズによる記録不可を検出したら(S807,Yes)、本処理を終了する。
また、Iが0の場合(S803,Yes)、上側の低優先領域記録の正常終了を意味する。そこで、K(第2記録ラインカウント)をチェックし、Kが0でない場合(S808,No)、1ドット搬送を駆動し(S809)、J(第2記録ライン番号)に設定されている番号の1ラインに対応するVRAM603内の記録データを記録ヘッド401よりインクを吐出させて記録し(S810)、Jをインクリメントし、Kをデクリメントする(S811)。記録終了を検出した場合(S812,Yes)、本処理を終了する。また、Kが0の場合も(S808,Yes)、下側の高優先領域記録の正常終了を意味し、本処理を終了する。
ステップS807,S812における記録不可の判定条件は次のとおりである。
記録不可 :(記録ヘッドからTOFまでの距離)−後端余白 ≦ F
記録可能 :(記録ヘッドからTOFまでの距離)−後端余白 > F
図25に、本実施の形態における「記録結果確認処理」の流れを表したフローチャートを示す。この処理は、排紙処理(S613)後に、フラッシュROM1701に格納された制御プログラムをMPU600が実行することにより実現される。
まず、高優先領域の記録位置をDに基づいてチェックし、高優先領域の記録位置が上側の場合(S901,Yes)、高優先領域の記録が終了していなければ(S902,No)、記録媒体サイズエラーの表示処理(S903)でエラーメッセージをLCD300に表示し、エラーLED302を点灯させる。また、高優先領域の記録が終了している(S902,Yes)が、低優先領域の記録が終了していない場合(S904,No)は、記録媒体サイズ警告表示処理(S905)で警告メッセージをLCD300に表示し、警告LED303を点灯させる。
高優先領域の記録位置が下側の場合(S901,No)も同じく、高優先領域の記録が終了していなければ(S906,No)、記録媒体サイズエラー表示処理(S907)でエラーメッセージをLCD300に表示し、エラーLED302を点灯させる。また、高優先領域の記録が終了している(S906,Yes)が、低優先領域の記録が終了していない場合(S908,No)は、記録媒体サイズ警告処理(S909)で警告メッセージをLCD300に表示し、警告LED303を点灯させる。エラーが発生している場合(S910,Yes)は、リセットキーが押下されるのを待ち、リセットキーが押下されると(S911,Yes)とエラーを消去処理(S912)にてエラーLED303を消灯させ、LCD300に表示されているエラー表示を消去して本処理を終了する。
図26に、本実施の形態における記録装置において低優先領域の記録を中断して(すなわち記録データの一部の記録を欠落させて)高優先領域を記録した記録媒体の例を示す。この記録媒体2600の記録例では、記録媒体サイズ2604から先端余白2605と後端余白2606を除いた記録可能なサイズ2603がB(記録領域サイズY)よりも小さい為に、広告情報を記録する低優先領域2601の記録を中断して、金券情報を記録する高優先領域2602を記録しており、低優先領域2601の一部領域が記録できていないので記録装置の操作パネル113には警告メッセージが表示される。
このように記録データサイズに対して記録媒体の記録可能サイズが小さい場合であって、金券情報のような優先度の高い領域が記録することが出来ない場合は、広告情報のような優先度の低い領域の記録を中断しても優先度の高いデータを優先的に記録することにより、記録領域の優先度に応じた最適な記録処理を実現する。
以上説明したように、上記の構成において記録データサイズに対して記録媒体の記録領域サイズが小さい場合、優先度の高い情報を優先的に記録することができる。
<第3の実施の形態>
第1および第2の実施の形態では、記録データは記録媒体搬送方向に並ぶ「2つの領域」(上側と下側)に分割可能であり、「2段階の優先度」(高優先領域および低優先領域)が設定可能である場合を例として挙げたが、本発明はこれに限定されるのもではなく「3つ以上の領域」に分割可能である場合や、「3段階以上の優先度」を設定可能である場合でも有効である。
第1の実施の形態において「3つの領域,3段階の優先度高優先領域,中優先領域,低優先領域」に分割する場合は、記録データサイズに対して記録媒体の記録領域サイズが小さい場合、無条件に高優先領域、中優先領域、低優先領域の順に記録位置を変更することにより実施可能である。
図27(a)(b)に、それぞれ、本実施の形態における記録装置において全記録領域が正常に記録された場合の記録媒体2700と、そのサイズが小さいことにより全記録領域が記録できない場合に高優先領域、中優先領域、低優先領域の順に記録位置を変更して記録した記録媒体2708の記録例を示す。
本実施の形態では、図の上方向に記録媒体2700,2708を搬送して記録を行なう。記録媒体上には、金券情報を記録する高優先領域2704,2710と、電話番号情報である中優先領域2703,2711と、広告情報を記録する低優先領域2702,2712のそれぞれ3つ領域が存在する。
記録媒体搬送方向のサイズ2707,2715より先端余白2701,2709と後端余白2705,2713を引いたサイズが実際に記録可能な記録領域サイズY2706,2714である。本記録装置では、強制的に先端余白2701,2709と後端余白2705,2713を設け、これらの領域には記録は行わない。図27(a)の記録媒体2700は記録可能サイズ2706よりも記録データサイズ2702+2703+2704の方が小さいので、領域の記録位置を変更することなく全記録データを記録している。
図27(b)に示した記録媒体2708は、記録可能サイズ2714よりも記録データサイズ2710+2711+2712の方が大きいので、高優先領域2710、中優先領域2711、低優先領域2712の順に記録位置を変更して記録することにより、優先度の高い領域を優先的に記録している。
記録位置を変更した結果、最後に記録された低優先領域2712の一部が記録できていないので記録装置の操作パネルには警告メッセージが表示される。
<第4の実施の形態>
第1〜3の実施の形態では、記録データは記録媒体搬送方向に並ぶ複数の(例えば「上側」と「下側」)に領域を分割した場合を例として挙げたが、本発明はこれに限定されるのもではなく搬送方向と直交する記録媒体の幅方向に並ぶ領域(例えば「左部」と「右部」)に分割した場合や、搬送方向と幅方向にそれぞれ領域を分割した場合でも有効である。
本実施の形態では、搬送方向と直交する記録媒体の幅方向に並ぶ複数の領域「2つの領域,2段階の優先度(高優先領域低優先領域)」に分割する場合で、記録データ横サイズに対して記録媒体の記録可能領域横サイズが小さい場合、高優先領域、低優先領域の記録位置を変更することにより実施可能である。
本実施の形態における構成は、第1の実施の形態に対して、記録媒体幅サイズの検出手段として、給紙部に記録媒体と直交する方向にラインセンサを追加したものであり、記録媒体は搬送基準2814を基準として搬送される。ここに、搬送基準とは、異なる幅の記録媒体の搬送時にその一端が位置合わせされる基準である。前記ラインセンサの出力信号により、記録媒体の横サイズを検出する。
図28(a)(b)にそれぞれ、本実施の形態における記録装置において全記録データが正常に記録した場合の記録媒体2800と、そのサイズが小さいことにより全記録データが記録できない場合に、搬送基準2814側から高優先領域、低優先領域の順に記録位置を変更して記録した記録媒体2807の記録例を示す。
本実施の形態では、図の上方向に記録媒体2800,2807を搬送して記録を行ない、金券情報を記録する高優先領域と、広告情報を記録する低優先領域の、それぞれ2つの領域が存在する。記録媒体幅のサイズ2806,2813より左余白2801,2808と右余白2804,2811を引いたサイズが実際の記録可能横サイズ2805,2812である。本記録装置では、強制的に左余白2801,2808と右余白2804,2811を設け、これらの領域には記録は行わない。
図28(a)に示した記録媒体2800の記録例では、記録可能横サイズ2805よりも記録データ横サイズ2802+2803の方が小さいので、領域の記録位置を変更することなく全記録データを記録している。
図28(b)に示した記録媒体2807の記録例では、記録可能横サイズ2812よりも記録データ横サイズ2802+2803の方が大きいので、搬送基準2814側から高優先領域2810、低優先領域2809の順に記録位置を変更して記録することにより、優先度の高い領域を優先的に記録している。記録位置を変更した結果、最後に記録された低優先領域2809の一部が記録できていないので記録装置の操作パネルには警告メッセージが表示される。
<第5の実施の形態>
第1の実施の形態では、記録装置において記録媒体が小さいことにより全記録データが記録できない場合に高優先領域を優先的に記録可能な位置に記録するよう記録位置を変更する場合を例として挙げたが、本発明はさらに、指定した高優先領域以外の低優先領域を自動変換により縮小して記録可能領域内の収める場合でも有効である。
本実施の形態では、第1の実施の形態において「記録サイズ媒体警告表示」処理部において、警告を発生させるのではなく、低優先領域を記録媒体の記録可能領域内に収まるように自動縮小することにより高優先領域の全体の記録を優先するものである。
図29に、本実施の形態における記録装置において高優先領域と低優先領域の位置を入れ替えて、さらに低優先領域を自動縮小して記録した記録媒体2900の例を示す。
記録媒体2900の記録例では、記録媒体サイズ2901から先端余白2904と後端余白2906を除いた記録可能なサイズ2905がB(記録領域サイズY)よりも小さい為に金券情報を記録する高優先領域2902と広告情報を記録する低優先領域2903の記録位置を入れ替え、さらに低優先領域2903についてはその一部領域が記録できないので記録可能領域内に収まるように記録データを自動縮小して記録している。
<その他の実施の形態>
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、上記で言及した以外にも種々の変形、変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態に応じて示した図13,図26〜図29に示したような記録の形態は、記録装置106,1400のいずれにおいても適用可能である。但し、図28の記録の形態については記録装置106,1400に「用紙幅サイズ検出手段」を設ける。
第1〜第3の実施の形態では、記録データの上側方向に搬送する為、記録データサイズに対して記録媒体の記録領域サイズが小さい場合、優先度の高い領域を記録データの上側に配置するよう領域の配置位置を変更する場合を例として挙げた。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、記録データの下側方向に搬送する場合でも、有効である。例えば、第1の実施の形態において記録データの下側方向に搬送する場合は、優先度の高い領域は記録データの下側に配置を変更することにより本発明を実施可能である。
また、実施の形態では、ライン記録ヘッドによるインクジェット方式のカード記録装置を例として挙げたが、本発明はこれに限らず記録ヘッドを記録媒体搬送方向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)にシリアルスキャンさせるインクジェット記録装置や、インクリボン等を使用する熱転写方式の記録装置や、連続紙(タグ紙,ラベル紙)を記録するラベル記録装置等、その記録方式や記録媒体の種類に関係なく有効である。
本発明は、高速で生産性の高い記録装置、或いはプリペイド型の記録媒体への記録装置等に適用して好適であるが、これら以外にも幅広い分野の記録装置に利用可能である。
本発明の実施の形態における記録システムの概略構成図を示す図である。 本発明の実施の形態で使用するPCの概略構成を表したブロック図である。 本発明の実施の形態で使用する記録装置の操作パネルを外観構成を示す図である。 本発明の実施の形態で使用する記録装置の概略構成を示す断面図を示す図である。 本発明の実施の形態で使用する制御コマンドの構造を示す図である。 本発明の実施の形態の記録装置における電気的な制御に関連した簡易ブロック図である。 本発明の実施の形態における記録装置による記録媒体の記録例を示す図である。 本発明の実施の形態の記録装置のRAMのメモリマップである。 本発明の実施の形態のPC上の記録データ作成アプリケーションソフトウェアにより実現する処理の流れを表したフローチャートである。 本発明の実施の形態の記録装置における「記録ジョブの制御処理」の流れを表したフローチャートである。 本発明の実施の形態の記録装置における「給紙処理」の流れを表したフローチャートである。 本発明の実施の形態の記録装置における「記録処理」の流れを表したフローチャートである。 本発明の実施の形態における記録装置において高優先領域と低優先領域の位置を入れ替えた記録媒体の記録例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における記録システムの概略構成図を示す図である。 本発明の第2の実施の形態で使用する記録装置の内部の概略の機械的構成を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態で使用する制御コマンドの構造を示す図である。 本発明の第2の実施の形態の記録装置における電気的な簡易ブロック図を示す図である。 本発明の第2の実施の形態の記録装置における記録媒体の記録例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態の記録装置におけるフラッシュROM(図17)の内部構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態の記録装置におけるRAM(図17)のメモリマップを示す。 本発明の第2の実施の形態のPC上の記録データ作成アプリケーションソフトウェアの流れを表したフローチャートである。 実施の形態における記録装置による記録ジョブの制御処理の流れを表したフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における「記録処理(1)」の流れを表したフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における「記録処理(2)」の流れを表したフローチャートである。 本発明の第2の本実施の形態における「記録結果確認処理」の流れを表したフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における記録装置において低優先領域の記録を中断して、高優先領域を記録した記録媒体の例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態の記録装置において全記録領域が正常に記録された場合の記録媒体と、記録媒体が小さいことにより全記録領域が記録できない場合の記録媒体の例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態における記録装置において全記録データが正常に記録した場合の記録媒体と、記録媒体が小さいことにより全記録データが記録できない場合の記録媒体の例を示す図である。 本発明の第5の実施の形態における記録装置において高優先領域と低優先領域の位置を入れ替えて、さらに低優先領域を自動縮小して記録した記録媒体の例を示した図である。
符号の説明
81…受信バッファ
82…作業ワークエリア
102…表示部
103…キーボード
104…マウス
105…プリンタケーブル
106…記録装置
107…給紙部
108…排紙部
109…記録媒体
110…記録媒体
111…本体ドア
112…電源スイッチ
113…操作パネル
114…記録部
202…ハードディスク装置
203…ビデオコントローラ
204…キーボードインタフェース
205…マウスインタフェース
206…プリンタインタフェース
301…レディLED
302…エラーLED
303…エラーLED
303…警告LED
304…リセットキー
400…搬送ベルト
401…記録ヘッド
402…インクタンクユニット
403…給紙ローラ
404…ドアセンサ
405…センサ
1300…記録媒体
1301…記録媒体サイズ
1302…高優先領域
1303…低優先領域
1304…先端余白
1305…サイズ
1306…後端余白

Claims (14)

  1. 記録媒体に画像を記録する記録方法であって、
    1ページ内の画像全体の記録領域のサイズをページサイズとして取得するステップと、
    記録媒体のサイズを記録媒体サイズとして検出するステップと、
    前記1ページの画像全体を複数の異なる優先度を持った領域に分割するステップと、
    前記ページサイズと前記記録媒体サイズとに基づいて画像全体が記録媒体内に収まるか否かを判断するステップと、
    画像全体が記録媒体内に収まらないと判断された場合、優先度の高い領域の画像が欠けることのないように、優先度の高い領域の記録位置の変更、または、優先度の低い領域の記録サイズの変更、の少なくとも一方を行うステップと
    を備えたことを特徴とする記録方法。
  2. 1ページ内の画像全体を複数の領域に分割するとともに、特定の領域に高い優先度を設定し、1ページの記録に先立って、優先度の高い領域の記録データの一部が欠けて記録されてしまうと確認された場合、優先度の高い領域の記録データが欠けることのないように、優先度の低い領域の記録データの一部を欠落させて記録することを特徴とする記録方法。
  3. 1ページ内の画像全体を複数の領域に分割するとともに、特定の領域に高い優先度を設定し、1ページの記録に先立って、優先度の高い領域の記録データの一部が欠けて記録されてしまうと確認された場合、優先度の高い領域の記録データが欠けることのないように、優先度の高い領域を優先度の低い領域と入れ替えて記録することを特徴とする記録方法。
  4. 1ページ内の画像全体を複数の領域に分割するとともに、特定の領域に高い優先度を設定し、1ページの記録に先立って、優先度の高い領域の記録データの一部が欠けて記録されてしまうと確認された場合、優先度の高い領域の記録データが欠けることのないように、優先度の低い領域の記録データを縮小して記録することを特徴とする記録方法。
  5. 記録媒体に画像を記録する記録装置であって、
    1ページ内の画像全体の記録領域のサイズをページサイズとして取得するページサイズ取得手段と、
    記録媒体のサイズを記録媒体サイズとして検出する記録媒体サイズ検出手段と、
    前記1ページの画像全体を複数の異なる優先度を持った領域に分割する領域分割手段と、
    前記ページサイズと前記記録媒体サイズとに基づいて画像全体が記録媒体内に収まるか否かを判断し、画像全体が記録媒体内に収まらないと判断された場合、優先度の高い領域の画像が欠けることのないように、優先度の高い領域の記録位置の変更、または、優先度の低い領域の記録サイズの変更、の少なくとも一方を行う記録手段と
    を備えたことを特徴とする記録装置。
  6. 1ページ内の画像全体を複数の領域に分割する領域分割手段と、
    前記領域分割手段により分割した領域毎に優先度を設定する優先度設定手段と、
    記録媒体のサイズを検出する記録媒体サイズ検出手段と、
    前記記録媒体サイズ検出手段で検出した記録媒体サイズ情報を基に、1ページの記録データの全てが欠けることなく記録可能であるか否かを確認する確認手段と、
    前記確認手段により記録データの一部が欠けて記録されてしまうと確認された場合、前記優先度設定手段により設定されている領域毎の優先度を基に、優先度の高い領域の記録データが欠けることのないように、優先度の低い領域の記録データの一部を欠落させて記録する記録手段と
    を備えたことを特徴とする記録装置。
  7. 1ページ内の画像全体を複数の領域に分割する領域分割手段と、
    前記領域分割手段により分割した領域毎に優先度を設定する優先度設定手段と、
    記録媒体のサイズを検出する記録媒体サイズ検出手段と、
    前記記録媒体サイズ検出手段で検出した記録媒体サイズ情報を基に、1ページの記録データの全てが欠けることなく記録可能であるか否かを確認する確認手段と、
    前記確認手段により記録データの一部が欠けて記録されてしまうと確認された場合、前記優先度設定手段により設定されている領域毎の優先度を基に、優先度の高い領域の記録データが欠けることのないように、優先度の高い領域を優先度の低い領域と入れ替えて記録する記録手段と
    を備えたことを特徴とする記録装置。
  8. 1ページ内の画像全体を複数の領域に分割する領域分割手段と、
    前記領域分割手段により分割した領域毎に優先度を設定する優先度設定手段と、
    記録媒体のサイズを検出する記録媒体サイズ検出手段と、
    前記記録媒体サイズ検出手段で検出した記録媒体サイズ情報を基に、1ページの記録データの全てが欠けることなく記録可能であるか否かを確認する確認手段と、
    前記確認手段により記録データの一部が欠けて記録されてしまうと確認された場合、前記優先度設定手段により設定されている領域毎の優先度を基に、優先度の高い領域の記録データが欠けることのないように、優先度の低い領域の記録データを縮小して記録する優先記録手段と
    を備えたことを特徴とする記録装置。
  9. 前記記録媒体サイズ検出手段は、記録装置に装着しているセンサからの出力信号を基に記録媒体サイズを検出することを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の記録装置。
  10. 前記確認手段は、前記記録媒体サイズ検出手段で検出した記録媒体サイズ情報より余白サイズを減算することにより「記録可能サイズ」を算出し、「記録可能サイズ」と「記録データサイズ」とを比較することにより確認を行うことを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の記録装置。
  11. 前記領域分割手段は記録データを記録媒体搬送方向に並ぶ複数の領域に分割することを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の記録装置。
  12. 前記記録手段は、優先度の高い領域の記録位置を、所定の記録位置より記録媒体搬送方向の先頭側に変更して記録することを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
  13. 前記領域分割手段は、記録データを、記録媒体搬送方向に対して直交する方向に並ぶ複数の領域に分割することを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の記録装置。
  14. 前記記録手段は、優先度の高い領域の記録位置を、記録媒体搬送方向に対して直交する方向において、所定の記録位置より搬送基準側に変更して記録することを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の記録装置。
JP2007030371A 2007-02-09 2007-02-09 記録方法および記録装置 Withdrawn JP2008194880A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007030371A JP2008194880A (ja) 2007-02-09 2007-02-09 記録方法および記録装置
US12/024,591 US20080291226A1 (en) 2007-02-09 2008-02-01 Recording method and recording device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007030371A JP2008194880A (ja) 2007-02-09 2007-02-09 記録方法および記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008194880A true JP2008194880A (ja) 2008-08-28

Family

ID=39754281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007030371A Withdrawn JP2008194880A (ja) 2007-02-09 2007-02-09 記録方法および記録装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20080291226A1 (ja)
JP (1) JP2008194880A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009083350A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置
JP5448517B2 (ja) * 2009-03-26 2014-03-19 キヤノン株式会社 情報処理方法、情報処理装置、およびプログラム
US20110119389A1 (en) * 2009-11-19 2011-05-19 Microsoft Corporation Transferring multiple communication modalities during a conversation
CN112783393B (zh) * 2019-11-06 2024-02-13 腾讯科技(深圳)有限公司 即时通信应用中的会话显示方法、装置及存储介质

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5089990A (en) * 1984-08-14 1992-02-18 Sharp Kabushiki Kaisha Word processor with column layout function
US5452105A (en) * 1992-11-19 1995-09-19 Sharp Kabushiki Kaisha Joint-portion processing device for image data for use in an image processing apparatus
US6222947B1 (en) * 1997-02-19 2001-04-24 Canon Kabushiki Kaisha Image editing apparatus and method and medium on which programs are recorded
JP4053115B2 (ja) * 1997-09-22 2008-02-27 富士通株式会社 文書画像データの記憶制御方式
EP0933221B1 (en) * 1998-02-02 2006-06-28 Canon Kabushiki Kaisha Recording apparatus, recording method, and storage medium
US7184167B1 (en) * 1999-09-30 2007-02-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Data processing for arranging text and image data on a substrate
US7349120B2 (en) * 2003-05-16 2008-03-25 Primax Electronics Ltd. Method for multiple-page scaling and composing printing
JP4591745B2 (ja) * 2003-12-02 2010-12-01 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置、パターン形成方法及びそのプログラム
JP4059504B2 (ja) * 2004-01-30 2008-03-12 キヤノン株式会社 文書処理装置及び文書処理方法及び文書処理プログラム
JP4110105B2 (ja) * 2004-01-30 2008-07-02 キヤノン株式会社 文書処理装置及び文書処理方法及び文書処理プログラム
JP2006121371A (ja) * 2004-10-21 2006-05-11 Noritsu Koki Co Ltd 画像処理装置
JP4315923B2 (ja) * 2005-03-14 2009-08-19 株式会社沖データ 画像処理装置、画像印刷装置、および画像処理装置の画像処理方法
JP4386447B2 (ja) * 2005-09-26 2009-12-16 富士フイルム株式会社 画像分割装置および方法並びにプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20080291226A1 (en) 2008-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5932377B2 (ja) 記録システム、情報処理装置、記録制御方法、及び記録装置
JP6478658B2 (ja) 記録装置
JP2011101994A (ja) 記録制御装置、記録装置、記録装置の制御方法、及び、プログラム
JP6101038B2 (ja) 記録装置及び記録データの作成方法
EP3360685B1 (en) Printer and printer control method
EP1818800B1 (en) Print data-editing apparatus and print data-editing program stored in computer readable medium
US8913255B2 (en) Recording medium
JP2008194880A (ja) 記録方法および記録装置
EP2110257A2 (en) Image forming system, printing apparatus for the system, and image forming method
JP2006127500A (ja) 印刷装置、印刷システム及び印刷装置のドライバプログラム
TWI505943B (zh) Printing apparatus and printing apparatus
JPH10147028A (ja) 印刷装置における印字制御方法及び印刷装置
JP3948408B2 (ja) 印刷制御装置及びプログラム
JP4581492B2 (ja) 無線タグラベル作成装置および無線タグラベル作成装置用制御プログラム
JP2009295070A (ja) プリンタドライバおよび印刷データの印刷方法
JP2017071186A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、およびプログラム
US8944544B2 (en) Printing apparatus and printing method
US20230229880A1 (en) Printing apparatus
EP1607226A1 (en) Printing controller and printing control program
JP5917073B2 (ja) 印刷装置および印刷制御方法
KR20080021439A (ko) 여백 없는 프린팅이 가능한 화상형성장치 및 화상형성방법
JP2007048109A (ja) 画像連続印刷システムおよび画像連続印刷プログラム、並びに画像連続印刷方法
JP5744825B2 (ja) 記録システム、記録装置、画像処理装置、及び記録制御方法
JP2019022945A (ja) 画像記録装置、情報処理装置、画像記録システム、および画像作成方法
JP2006043897A (ja) 記録装置、記録方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100209

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20111118