JP2008052773A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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Taizo Yokota
泰造 横田
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Abstract

【課題】トラッキングエラー信号を検出する光学系と別体に、チルトセンサー光学系を備える必要がなく、安価で信頼性の高い光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】トラッキングエラー用グレーティング62と、チルトエラー用グレーティング61と、ディスク1のトラッキングエラー信号およびディスク1のラジアル方向のチルトエラー信号を検出するためにトラッキングエラー用サブビームおよびチルトエラー用サブビームを受光する受光素子7とを有する。
【選択図】図8A

Description

この発明は、例えば、ディスク状の記録媒体に情報を光学的に記録または再生する光ピックアップ装置に関する。特に、規格の異なる記録媒体に対応するため3種類の波長の光源を有する光ピックアップ装置に関する。
レーザービーム等の光ビームを用いて光学的に信号の読み取りが行われる光ディスクとしては、CD(コンパクトディスク)が普及しているが、更なる大容量のニーズに応えてCDと同一ディスク径として機構的な互換性を確保した上でCDより高密度記録とすることにより大容量化を図らんとして規格化された高密ディスク(DVD)や、さらに波長の短い青紫色レーザーを採用する超高密度記録ディスクが提案されている。
ところで、高密ディスク(DVD)や、超高密度記録ディスクにおいては、記録密度を上げるため対物レンズの開口数NAを0.6以上に大きくしており、ディスクのそりや面だれに代表されるラジアル方向の傾きに対してピックアップ全体の姿勢やアクチュエータを傾けるチルト制御が不可欠になっている。
従来、図22に示すように、RF信号やTES信号やFES信号検出の光学系とは別体に、ディスク1の傾き量を検出するチルトセンサー光学系を有し、このチルトセンサー光学系は、一つの発光素子101と、その両側に配置された二つの受光素子102,103とを有していた(特開平10−261234号公報:特許文献1参照)。
しかし、上記発光素子101を制御する回路や、上記発光素子101や上記受光素子102,103の接続にかかる配線によって、コストアップや信頼性低下を招いていた。
また、他の装置としては、直接ディスクチルトを検出せずRF信号の状態やTES信号のレベルをモニタしながら両側にチルト機構を振りながら信号の良化する傾き方向と傾き角度を検出しディスク傾きを補正するシステムが存在していた(特開2006−31749号公報:特許文献2参照)。しかし、最適設定に時間がかかりユーザーの不満を招いていた。
特開平10−261234号公報 特開2006−31749号公報
そこで、この発明の課題は、トラッキングエラー信号を検出する光学系と別体に、チルトセンサー光学系を備える必要がなく、安価で信頼性の高い光ピックアップ装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の光ピックアップ装置は、
光ビームを出射する少なくとも一つの光源を有し記録媒体への信号の書き込みや読み取りを行う光ピックアップ装置であって、
上記光源の光ビームから上記記録媒体のピット列方向にトラッキングエラー用サブビームを生成するトラッキングエラー用グレーティングと、
上記光源の光ビームから上記トラッキングエラー用サブビームと直交するラジアル方向にチルトエラー用サブビームを生成するチルトエラー用グレーティングと、
上記記録媒体のトラッキングエラー信号を検出するために、上記トラッキングエラー用サブビームの上記記録媒体からの反射光を受光する受光素子と
を有し、
この受光素子は、上記チルトエラー用サブビームの合焦ズレ量を、上記記録媒体のラジアル方向のチルトエラー信号として検出するために、上記チルトエラー用サブビームの上記記録媒体からの反射光を受光することを特徴としている。
この発明の光ピックアップ装置によれば、上記トラッキングエラー用グレーティングと、上記チルトエラー用グレーティングと、上記記録媒体のトラッキングエラー信号および上記記録媒体のラジアル方向のチルトエラー信号を検出するために上記トラッキングエラー用サブビームおよび上記チルトエラー用サブビームを受光する上記受光素子とを有するので、トラッキングエラー信号を検出する光学系と別体に、チルトセンサー光学系を備える必要がなく、安価で信頼性の高い光ピックアップ装置を提供できる。
また、一実施形態の光ピックアップ装置では、波長の互いに異なる光ビームを出射する第1、第2および第3の光源を有し、上記第1、上記第2および上記第3の光源のうち使用する上記光源を切り替えて、記録密度の異なる上記記録媒体への信号の書き込みや読み取りを行う。
この実施形態の光ピックアップ装置によれば、波長の互いに異なる光ビームを出射する第1、第2および第3の光源を有し、上記第1、上記第2および上記第3の光源のうち使用する上記光源を切り替えて、記録密度の異なる上記記録媒体への信号の書き込みや読み取りを行うので、3つの波長に対応できる光ピックアップ装置を提供できる。
また、一実施形態の光ピックアップ装置では、上記トラッキングエラー用グレーティングと上記チルトエラー用グレーティングとは、それぞれ、一枚の透明基板の互いに対向する両面に形成されている。
この実施形態の光ピックアップ装置によれば、上記トラッキングエラー用グレーティングと上記チルトエラー用グレーティングとは、それぞれ、一枚の透明基板の互いに対向する両面に形成されているので、部品点数を増やすことなく上記チルトエラー用サブビームを形成することが可能で安価で信頼性の高い光ピックアップ装置を提供できる。
また、一実施形態の光ピックアップ装置では、上記トラッキングエラー用グレーティングと上記チルトエラー用グレーティングとは、一体に、一枚の透明基板の同一面に形成されたチェック状のグレーティング溝によって、形成されている。
この実施形態の光ピックアップ装置によれば、上記トラッキングエラー用グレーティングと上記チルトエラー用グレーティングとは、一体に、一枚の透明基板の同一面に形成されたチェック状のグレーティング溝によって、形成されているので、グレーティングの製造過程のマスクが一枚で生成可能となるため、安価なグレーティングとすることができる。
また、一実施形態の光ピックアップ装置では、上記透明基板の上記記録媒体側に信号検出用ホログラムを有し、上記透明基板の上記光源側に上記チェック状のグレーティング溝を有する。
この実施形態の光ピックアップ装置によれば、上記透明基板の上記記録媒体側に信号検出用ホログラムを有し、上記透明基板の上記光源側に上記チェック状のグレーティング溝を有するので、一枚の上記透明基板の両側に回折素子を形成して、安価で信頼性の高い光ピックアップ装置を提供できる。
また、一実施形態の光ピックアップ装置では、
上記トラッキングエラー用グレーティングおよび上記チルトエラー用グレーティングよりも上記記録媒体側に信号検出用ホログラムを有し、
上記ホログラムは、互いに分割された3つの領域を有し、
上記3つの領域のうちの一つの半円領域によって、上記光源の光ビームのうちのメインビームの上記記録媒体からの反射光から、ホログラムフーコー法によるフォーカスエラー信号を得ると共に、
上記ホログラムの上記半円領域によって上記メインビームのラジアル方向両側に形成される上記チルトエラー用サブビームを、上記受光素子の2分割検出領域の分割腺上に落射させて、上記2分割検出領域の差動信号として検出して、チルトエラー信号とする。
この実施形態の光ピックアップ装置によれば、上記ホログラムの上記半円領域によって、上記光源の光ビームのうちのメインビームの上記記録媒体からの反射光から、ホログラムフーコー法によるフォーカスエラー信号を得ると共に、上記ホログラムの上記半円領域によって上記メインビームのラジアル方向両側に形成される上記チルトエラー用サブビームを、上記受光素子の2分割検出領域の分割腺上に落射させて、上記2分割検出領域の差動信号として検出して、チルトエラー信号とするので、センターの上記メインビームでフォーカスサーボを掛け、ラジアル方向の上記記録媒体の傾きを上記メインビームのラジアル方向両側に形成される上記チルトエラー用サブビームの合焦ズレとして検出することで、信頼性の高いチルト信号を得ることができる。
また、一実施形態の光ピックアップ装置では、上記メインビームのラジアル方向両側に形成される上記チルトエラー用サブビームを、上記メインビームの両側に配置された2組の上記2分割検出領域の分割腺上に落射させて、上記2つのチルトエラー用サブビームのチルトエラー信号の差動によって、チルト量検出感度を倍としたチルトエラー信号を得る。
この実施形態の光ピックアップ装置によれば、上記2つのチルトエラー用サブビームを、上記2組の2分割検出領域の分割腺上に落射させて、上記2つのチルトエラー用サブビームのチルトエラー信号の差動によって、チルト量検出感度を倍としたチルトエラー信号を得るので、片側のみのチルトエラー信号に対して倍の出力を得ることができて、信頼性の高いチルト信号を得ることができる。
また、一実施形態の光ピックアップ装置では、上記第1、上記第2および上記第3の光源は、同一のパッケージに収納され、上記第1、上記第2および上記第3の光源は、短波長の光源ほど上記受光素子に近くなるように、配置されている。
この実施形態の光ピックアップ装置によれば、上記第1、上記第2および上記第3の光源は、同一のパッケージに収納され、上記第1、上記第2および上記第3の光源は、短波長の光源ほど上記受光素子に近くなるように、配置されているので、安価で信頼性の高い光ピックアップ装置を提供できる。
また、一実施形態の光ピックアップ装置では、
上記トラッキングエラー用グレーティングおよび上記チルトエラー用グレーティングよりも上記記録媒体側に信号検出用ホログラムを有し、
上記ホログラムは、互いに分割された3つの領域を有し、
上記3つの領域のうちの一つの半円領域によって、上記光源の光ビームのうちのメインビームの上記記録媒体からの反射光から、ホログラムフーコー法によるフォーカスエラー信号を得ると共に、
残りの2つの領域は、プッシュプルのトラッキングエラー信号を生成できるようラジアル方向に分割されており、
この残りの2つの領域によって上記ラジアル方向に2分割された受光信号を得る受光領域を、上記光源側に配置されたチルトエラー用受光領域のトラック列方向に、トラッキングエラー信号を得るサブビーム用受光領域と上記チルトエラー用受光領域との間のピッチの略倍のピッチで配置している。
この実施形態の光ピックアップ装置によれば、残りの2つの領域によって上記ラジアル方向に2分割された受光信号を得る受光領域を、上記光源側に配置されたチルトエラー用受光領域のトラック列方向に、上記サブビーム用受光領域と上記チルトエラー用受光領域との間のピッチの略倍のピッチで配置したので、必要な信号をすべて受光し上記受光素子全体の面積を最小としながら、不要な迷光を避けることができて、小型で信頼性の高い光ピックアップ装置を提供できる。
また、一実施形態の光ピックアップ装置では、上記記録媒体上における、上記光源の光ビームのうちのメインビームと上記チルトエラー用サブビームとの間のピッチを、10μmから100μm程度に設定している。
この実施形態の光ピックアップ装置によれば、上記記録媒体上における上記メインビームと上記チルトエラー用サブビームとの間のピッチを、10μmから100μm程度に設定したので、不要に受光素子を大型にすることもなくシステムに必要なチルトエラー感度を確保することが可能となる。
また、一実施形態の光ピックアップ装置では、上記トラッキングエラー用グレーティングおよび上記チルトエラー用グレーティングよりも上記記録媒体側に信号検出用ホログラムを有し、上記信号検出用ホログラムの±1次回折光を両方利用し、チルトエラー検出感度を4倍とした。
この実施形態の光ピックアップ装置によれば、上記信号検出用ホログラムの±1次回折光を両方利用し、チルトエラー検出感度を4倍としたので、超高精度のチルト制御が可能となる。
また、一実施形態の光ピックアップ装置では、3種の光ビームの波長は、それぞれ、約405nm、約650nmおよび約780nmである。
この実施形態の光ピックアップ装置によれば、3種の光ビームの波長は、それぞれ、約405nm、約650nmおよび約780nmであるので、3種の記録媒体に対して規格に則した最適な記録や再生を行うことができる。
この発明の光ピックアップ装置によれば、上記トラッキングエラー用グレーティングと、上記チルトエラー用グレーティングと、上記記録媒体のトラッキングエラー信号および上記記録媒体のラジアル方向のチルトエラー信号を検出するために上記トラッキングエラー用サブビームおよび上記チルトエラー用サブビームを受光する上記受光素子とを有するので、トラッキングエラー信号を検出する光学系と別体に、チルトセンサー光学系を備える必要がなく、安価で信頼性の高い光ピックアップ装置を提供できる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
まず、図6A、図6Bおよび図6Cを参照して、光ピックアップ装置の全体の光路を説明する。図6Aに示すように、レーザー光源10から出射した光束は、トラッキングエラー用サブビームおよびチルトエラー用サブビームを生成するグレーティング63によって、メインビームと前後のサブビームと左右のサブビームに分岐される。
上記5本の光束は、信号検出用ホログラム65を透過し、コリメートレンズ4によって略平行光とされ、対物レンズ2によって、記録媒体としてのディスク1に集光される。このディスク1からの反射信号光は、逆の経路を通って、信号検出用ホログラム65によって、受光素子7に導かれる。
ピックアップ装置の全体の光学系を、図6Bおよび図6Cに示す。レーザー光源10から出射した光束は、コリメートレンズ4によって平行光とされ、立ち上げミラー3によって折り曲げられて、対物レンズ2に入射して、ディスク1に集光される。
ここで、ディスク1におけるスポットの位置関係を、図1を用いて説明する。図1は、ディスク1のランドおよびグルーブを模式的に描いた図であり、MSは、メインビームスポットであり、S1とS2は、一般的に3ビーム法またはDPP法によるトラッキングエラー信号生成に係る先行と後方のトラッキングエラー用サブビームであり、メインビームMSのラジアル方向に形成されたT1とT2は、ディスク1のラジアル方向のチルト(傾き)量を検出するためのチルトエラー用サブビームである。
図2Aは、トラック列方向から見た対物レンズ2とメインビームMSのラジアル方向に形成されたチルトエラー用サブビームT1,T2の集光状態を説明するもので、ディスク1のラジアル方向のチルトは、ゼロ、すなわちディスク1の傾きがない状態を示しており、メインビームスポットMSによってフォーカスサーボされており、ラジアル方向両隣のチルトエラー用サブビームT1,T2にもデフォーカスは、発生していない。
図2Bおよび図2Cは、ディスク1がラジアル方向にチルトしている説明図であって、メインビームMSにデフォーカスは発生しないが、チルトエラー用サブビームT1,T2には、ディスク1の傾きによって、デフォーカスが発生する。さらに詳細に説明すれば、図2Dに示したように、メインビームスポットMSの合焦状態に比較して、ディスク1の内周側のチルトエラー用サブビームT1は、ディスク1より近くでデフォーカス状態となっており、ディスク1の外周側のチルトエラー用サブビームT2は、ディスク1より遠くでデフォーカス状態となる。
すなわち、図3にて、さらに模式的に説明すれば、メインビームスポットMSの合焦点に対して、チルトエラー用サブビームT2のラジアル方向距離TSPとディスク1の傾きθとによって、ディスク1の傾きによるT2スポットのデフォーカス量DFは、
DF=TSP×TANθ
によって検出することが可能である。
この第1の実施形態の光ピックアップ装置は、図6Aのグレーティング63の代わりに、図4Aに示すように、チルトエラー用グレーティング61とトラッキングエラー用グレーティング62とを有する。上記トラッキングエラー用グレーティング62と上記チルトエラー用グレーティング61とは、それぞれ、一枚の透明基板6の互いに対向する両面に形成されている。
上記トラッキングエラー用グレーティング62は、上記光源10の光ビームから上記ディスク1のピット列方向にトラッキングエラー用サブビームを生成する。つまり、上記透明基板6の一面にラジアル方向(半径方向)の溝を形成して上記トラッキングエラー用グレーティング62として、上記ディスク1上のトラック方向にトラッキングエラー用サブビームを生成する。
上記チルトエラー用グレーティング61は、上記光源10の光ビームから上記トラッキングエラー用サブビームと直交するラジアル方向にチルトエラー用サブビームを生成する。つまり、上記透明基板6の他面にトラック方向の溝を形成して上記チルトエラー用グレーティング61として、上記ディスク1上のラジアル方向(半径方向)にチルトエラー用サブビームを生成する。
この第1の実施形態の光ピックアップ装置は、光ビームを出射する一つの光源10を有し、上記ディスク1への信号の書き込みや読み取りを行う。
この光ピックアップ装置は、上記トラッキングエラー用グレーティング62と、上記チルトエラー用グレーティング61と、上記ディスク1のトラッキングエラー信号を検出するために上記トラッキングエラー用サブビームの上記ディスク1からの反射光を受光する上記受光素子7(図6A参照)とを有する。
上記受光素子7は、上記チルトエラー用サブビームの合焦ズレ量を、上記ディスク1のラジアル方向のチルトエラー信号として検出するために、上記チルトエラー用サブビームの上記ディスク1からの反射光を受光する。つまり、上記デフォーカス量DFを、チルトエラー信号として利用する。
なお、上記トラッキングエラー用サブビームおよび上記チルトエラー用サブビームを受光した上記受光素子7からの出力に基づいて、(図示しない)算出部が、上記ディスク1のトラッキングエラー信号および上記ディスク1のラジアル方向のチルトエラー信号を検出する。
つまり、高密ディスク(DVD)や、さらに波長の短い青紫色レーザーを採用する超高密度記録ディスクにおいては、対物レンズ2の開口数が、0.6以上と高く、ディスク1ごとのソリやだれによるラジアル方向のディスク1傾きをキャンセルするようピックアップ全体やアクチュエータの傾きを変えて信号劣化を防ぐことが必須となっている。
上記構成の光ピックアップ装置によれば、上記トラッキングエラー用グレーティング62と、上記チルトエラー用グレーティング61と、上記ディスク1のトラッキングエラー信号および上記ディスク1のラジアル方向のチルトエラー信号を検出するために上記トラッキングエラー用サブビームおよび上記チルトエラー用サブビームを受光する上記受光素子7とを有するので、トラッキングエラー信号を検出する光学系と別体に、チルトセンサー光学系を備える必要がなく、安価で信頼性の高い光ピックアップ装置を提供できる。
また、上記トラッキングエラー用グレーティング62と上記チルトエラー用グレーティング61とは、それぞれ、一枚の透明基板6の互いに対向する両面に形成されているので、部品点数を増やすことなく上記チルトエラー用サブビームを形成することが可能で安価で信頼性の高い光ピックアップ装置を提供できる。
(第2の実施形態)
図5は、この発明の光ピックアップ装置の第2の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第2の実施形態では、上記トラッキングエラー用グレーティング62と上記チルトエラー用グレーティング61とは、一体に、一枚の透明基板6の同一面に形成されたチェック状のグレーティング溝によって、形成されている。
つまり、上記透明基板6の一面に、トラッキングエラー用グレーティングとチルチエラー用グレーティングとを同時に、チェック状に形成して、チルトエラーおよびトラッキングエラー用の兼用グレーティング63としている。
したがって、グレーティングの製造過程のマスクが一枚で生成可能となるため、安価なグレーティングとすることができる。
(第3の実施形態)
図6A〜図6Dは、この発明の光ピックアップ装置の第3の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第3の実施形態では、上記透明基板6の上記ディスク1側に信号検出用ホログラム65を有し、上記透明基板6の上記光源10側に(第2実施形態の)上記兼用グレーティング63を有する。したがって、一枚の上記透明基板6の両側に回折素子63,65を形成しているので、安価で信頼性の高い光ピックアップ装置を提供できる。
上記光源10から出射した光束は、上記兼用グレーティング63によって、メインビームと前後のサブビームと左右のサブビームとに分岐される。上記5本の光束は、上記信号検出用ホログラム65を透過し、コリメートレンズ4によって略平行光とされ、対物レンズ2によってディスク1に集光される。そして、ディスク1からの反射信号光は逆の経路を通って、上記信号検出用ホログラム65によって上記受光素子7に導かれる。
図7は、光軸方向のディスク1側から、上記信号検出用ホログラム65と上記受光素子7とを見た図であって、上記ホログラム65は、互いに分割された3つの領域65a,65b,65cを有する。
上記ディスク1上のスポットMSの戻り光のうちの第1領域65aの光束は、スポットJMS1として2分割受光領域に落射し、差動によってフォーカスエラー信号をえられる。
スポットMSの戻り光のうちの第2領域65bと第3領域65cとの光束は、スポットJMS2とスポットJMS3として受光領域に落射し、差動によってプッシュプル信号とされる。
スポットMSの戻り光のうちの第2領域65bと第3領域65cとの光束は、スポットJMS1とスポットJMS2とスポットJMS3として、加算によってRF信号とされる。
また、トラック列方向のトラッキングエラー用サブビームS1,S2の戻り光束は、スポットJS1とスポットJS2として、3ビーム法に係るトラッキングエラー信号を得る。さらに、チルトエラー用サブビームT1,T2の戻り光束は、第1領域65aによって回折され、それぞれ2分割受光領域へ、スポットJT1,JT2として検出される。
スポットJT1,JT2は、それぞれ、2分割受光領域へ落射するため、各々の受光領域の差動を検出することで、メインビームの合焦検出と同じ原理によってディスク1のチルトエラー信号を検出できる。すなわち、レーザーパワーモニタ用の信号以外のすべての信号検出が、一つの受光素子チップによって検出可能である。
図8Aおよび図8Bでは、(第1実施形態の)上記チルトエラー用グレーティング61および上記トラッキングエラー用グレーティング62が、一の透明基板6の両面に形成され、上記信号検出用ホログラム65が、他の透明基板6の一面に形成され、上記一の透明基板6と上記他の透明基板6とが、重ねられて、パッケージ5に搭載されている。
(第4の実施形態)
図9A,9B〜図11A,11Bは、この発明の光ピックアップ装置の第4の実施形態を示している。図9A,9Bは、ディスク1のチルトがない状態を示し、図10A,10Bは、ディスク1の内周側が下がったチルト状態を示し、図11A,11Bは、ディスク1の外周側が下がったチルト状態を示している。
この第4の実施形態では、上記第3の実施形態の上記ホログラム65の上記第1領域65aによって、上記光源10の光ビームのうちのメインビームMSの上記ディスク1からの反射光から、ホログラムフーコー法によるフォーカスエラー信号を得る。また、上記ホログラム65の上記第1領域65aによって、上記メインビームMSのラジアル方向両側に形成される上記チルトエラー用サブビームT1,T2を、上記受光素子7の2分割検出領域の分割腺上に落射させて、上記2分割検出領域の差動信号として検出して、チルトエラー信号とする。
図9A,9Bにおいて、上記ホログラム65の領域と上記受光素子7の領域とを説明すると、メインビームMSは、領域A,B,C,Dへ落射され、
FES=A−B
RF=A+B+C+D
プッシュプル信号成分=C−D
を、検出する。
トラック列方向のサブビームS1,S2は、上記ホログラム65の第1領域65aによって、領域E,Fへ落射され、3ビーム法によって、
TES=E−F
でトラッキングエラーが検出される。ディスク1の種類によって、トラッキングエラー信号として、3ビームを用いる場合とプッシュプル成分を用いる場合とが両方有りえる。
さらに、図3に示すように、チルトエラー用サブビームT2の光束が、メインビームMSと同様に、上記ホログラム65の第1領域65aで回折され領域G,Hの中間に落射し、
チルトエラー=G−H
で、検出される。
図9A,9Bに示すディスクチルトがない状態では、
チルトエラー=G−H=0
となり、
図10A,10Bに示すディスク内周側が下がったチルト状態では、
チルトエラー=G−H<0
となり、
図11A,11Bに示すディスク外周側が下がったチルト状態では、
チルトエラー=G−H>0
となって、
正確にディスク1の傾きを検出できる。
なお、上記状態では、いずれもA−BのFESによってフォーカスサーボが掛けられた状態であって、JMS1のスポットにデフォーカスは発生していない。
したがって、センターの上記メインビームMSでフォーカスサーボを掛け、ラジアル方向の上記ディスク1の傾きを上記メインビームMSのラジアル方向両側に形成される上記チルトエラー用サブビームT1,T2の合焦ズレとして検出することで、信頼性の高いチルト信号を得ることができる。
(第5の実施形態)
図12A,12B〜図14A,14Bは、この発明の光ピックアップ装置の第5の実施形態を示している。上記第4の実施形態と相違する点を説明すると、この第5の実施形態では、上記メインビームMSのラジアル方向両側に形成される上記チルトエラー用サブビームT1,T2を、上記メインビームMSの両側に配置された2組の上記2分割検出領域の分割腺上に落射させて、上記2つのチルトエラー用サブビームT1,T2のチルトエラー信号の差動によって、チルト量検出感度を倍としたチルトエラー信号を得る。
ディスク1のチルト状態の説明は、図9A,9B〜図11A,11Bと同様であるが、ディスク1上のチルトサブビームT1,T2の両方を受光可能となるよう受光素子7に受光領域I,Jを付加したものであって、メインビームMSのラジアル方向両側に形成されるチルトエラー用サブビームT1,T2をメインビームMSの両側に配置された2組の2分割検出器の分割腺上に落射させ、2つのチルトエラー用サブビームT1,T2のチルトエラー信号の差動によってチルト量検出感度を倍としたチルトエラー信号得ることができる。すなわち、
チルトエラー=(G−H)−(I−J)
で生成することでチルト量検出感度を倍にすることが可能となる。
したがって、片側のみのチルトエラー信号に対して倍の出力を得ることができて、信頼性の高いチルト信号を得ることができる。
(第6の実施形態)
図15A,15B,15C,15D〜図17は、この発明の光ピックアップ装置の第6の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第6の実施形態では、波長の互いに異なる光ビームを出射する第1光源11、第2光源12および第3光源13を有する。上記第1光源11、上記第2光源12および上記第3光源13は、順に、波長が長くなる。
上記第1光源11、上記第2光源12および上記第3光源13のうち使用する上記光源11,12,13を切り替えて、記録密度の異なるディスク1への信号の書き込みや読み取りを行う。したがって、3つの波長に対応できる光ピックアップ装置を提供できる。
また、上記第1光源11、上記第2光源12および上記第3光源13は、同一のパッケージ5に収納され、上記第1光源11、上記第2光源12および上記第3光源13は、短波長の光源ほど受光素子7に近くなるように、配置されている。したがって、安価で信頼性の高い光ピックアップ装置を提供できる。
具体的に述べると、上記第1光源11、上記第2光源12および上記第3光源13の配置が、短波長の光源ほど、上記受光素子7に近い側に配置されることで、同一の回折素子によって波長が長いほど回折角度が大きくなる原理によって、上記受光素子7の略同一場所へ、3波長のスポットを落射させることが可能であって、かつ、上記パッケージ5内の同一の上記受光素子7にてチルトエラー信号を含む3波長の信号を得ることができて、装置を小型化と低コストに構成することが可能となる。
図15Aに示すように、この光ピックアップ装置では、光束を立ち上げミラー3によって90度折り曲げる。透明基板6には、ディスク1側に信号検出用ホログラム65が形成され、光源11,12,13側にチルトエラーおよびトラッキングエラー用の兼用グレーティング63が形成されている。
図15B〜図15Dは、3つの波長それぞれについてディスク1側から見た光源11,12,13とその光束の説明図である。
図15Bに示すように、上記第3光源13は、波長が最も長く、例えば、波長が約780nmでありCD(コンパクトディスク)に対応する。上記第3光源13は、上記3つの光源11,12,13中、上記受光素子7との間のY方向距離L3において一番遠い位置に配置され、かつ、上記ホログラム65との間のX方向距離H3において一番近い位置に配置される。
これは回折の原理式で、回折角をθ、波長をλ、回折素子の代表ピッチをPとすれば、
SINθ=λ/P
で示される。
つまり、同一の回折素子で信号を受光する場合、波長が長いほど回折角度が大きくなるため、3つの波長の信号を同一の受光素子7で受光するためには、長波長の上記第3光源13は、上記受光素子7から一番遠い位置に配置され、かつ、3つの波長の合焦を略同一とするために、上記ホログラム65までの距離H3は、一番近い位置に配置される必要があるためである。
同様に、図15Cに示すように、上記第1光源11は、波長が最も短く、例えば波長が約405nmであり超高密度記録ディスクに対応する。上記第1光源11は、上記3つの光源11,12,13中、上記受光素子7との間のY方向距離L1において一番近い位置に配置され、かつ、上記ホログラム65との間のX方向距離H1において一番遠い位置に配置される。
同様に、図15Dに示すように、上記第2光源12は、波長が中間の長さであり、例えば波長が約650nmであり高密ディスク(DVD)に対応する。上記第2光源12は、上記3つの光源11,12,13中、上記受光素子7との間のY方向距離L2において中間の位置に配置され、かつ、上記ホログラム65との間のX方向距離H2において中間の位置に配置される。
図16および図17は、上記第1光源11、上記第2光源12および上記第3光源13の3波長の信号を検出する受光素子7の説明図である。
図16は、上記ホログラム65および上記受光素子7を、X軸方向から見たものであり、上記光源11,12,13の配置について模式的に示している。三角形は、上記第3光源13を示し、円形は、上記第2光源12を示し、四角形は、上記第1光源11を示している。
図17は、落射スポットの拡大図であり、上記第1光源11からのスポット11a、上記第2光源12からのスポット12aおよび上記第3光源13からのスポット13aを、上記受光素子7の略同一場所に落射させることが可能である。
(第7の実施形態)
図18〜図20は、この発明の光ピックアップ装置の第7の実施形態を示している。この第7の実施形態では、上記第3の実施形態の上記ホログラム65の上記第1領域65aによって、上記光源10の光ビームのうちのメインビームMSの上記ディスク1からの反射光から、ホログラムフーコー法によるフォーカスエラー信号を得る。
また、上記ホログラム65の残りの2つの第2領域65b,第3領域65cは、プッシュプルのトラッキングエラー信号を生成できるようラジアル方向に分割されている。この残りの2つの領域65b,65cによって上記ラジアル方向に2分割された受光信号を得る受光領域C,Dを、上記光源10側に配置されたチルトエラー用受光領域I,Jのトラック列方向に、トラッキングエラー信号を得るサブビーム用受光領域E,Fと上記チルトエラー用受光領域I,Jとの間のピッチLの略倍のピッチ2Lで配置している。
したがって、必要な信号をすべて受光し上記受光素子7全体の面積を最小としながら、不要な迷光を避けることができて、小型で信頼性の高い光ピックアップ装置を提供できる。
具体的に述べると、上記ディスク1上において、トラッキングエラー用サブビームS1,S2とチルトエラー用サブビームT1,T2が形成され、メインスポットMSに対して十字形状の5ビームとなる。上記5ビームのディスクからの戻り光が、上記ホログラム65の第1領域65aによって回折されて、領域A,B,E,F,G,H,I,Jに落射し、5ビームすべてが信号として検出される。
ここで、上記第2領域65bおよび上記第3領域65cの回折信号は、メインビームMSのみ領域C,Dに落射して、領域A,Bと加算されてRF信号となるほか、領域C,Dの差動でプッシュプル信号を得るが、上記第2領域65bおよび上記第3領域65cの回折信号は、特に、利用する必要もなく、逆に本発明においては迷光分となり、上記受光素子7への入射を避ける必要がある。
この実施形態では、レーザー(光源)側に配置されたチルトエラー用受光領域I,Jのトラック列方向にトラッキングエラー信号を得るサブビーム用受光領域E,FのピッチLの略倍のピッチ2Lで配置しているので、上記2つの領域65b,65cのサブビームの不要な回折信号を最小の受光素子7面積によって避けることが可能となる。
つまり、図19に示すように、上記第2領域65bおよび上記第3領域65cのサブビームの不要な回折信号を受光していない。なお、図20に示すように、図19の領域C,Dの代わりに、領域G,Hからピッチ2Lの位置に領域K,Lを設けてもよく、同様の利点を得ることが可能である。
(第8の実施形態)
図3を参照して、この発明の光ピックアップ装置の第8の実施形態を説明すると、上記記ディスク1上における、上記光源10の光ビームのうちのメインビームMSと上記チルトエラー用サブビームT2との間のピッチを、10μmから100μm程度に設定している。したがって、不要に受光素子7を大型にすることもなくシステムに必要なチルトエラー感度を確保することが可能となる。
そして、表1には、チルトエラー用サブビームT2の1受光スポットでのデフォーカス量DF(μm)を、ディスク1の傾き角θ(度)とディスク1上のチルトビームピッチTSP(μm)にて計算したものを示す。つまり、DF=TSP×TANθによって検出している。
Figure 2008052773
なお、上記第5の実施形態では、2つの受光スポットをチルト信号として利用するため表1の出力の倍の信号を得る事が可能となり、必要十分なチルト検出をすることが可能である。
さらに説明すれば、ディスク1上のメインビームMSとのピッチを大きくするほどチルトエラー出力は大きくすることができるが、信号検出用の受光素子7のピッチも拡大する必要も発生するため、必要以上にピッチを拡大しても意味はない。
(第9の実施形態)
図21は、この発明の光ピックアップ装置の第9の実施形態を示している。この第9の実施形態では、上記信号検出用ホログラム65の±1次回折光を両方利用し、チルトエラー検出感度を4倍とした。つまり、一の上記受光素子7に加えて、他の受光素子8を設けて、チルトエラー用サブビームスポットJ11,J12を検出している。
したがって、上記信号検出用ホログラム65の±1次回折光を両方利用し、チルトエラー検出感度を4倍としたので、超高精度のチルト制御が可能となる。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、上記第1〜上記第9の実施形態の互いの組み合わせは、自由である。
本発明の光ピックアップ装置の第1実施形態を示すと共に、ディスク上スポット配置の説明図である。 チルトエラー用サブビーム光束の説明図である。 チルトエラー用サブビーム光束とディスクチルト状態の説明図である。 チルトエラー用サブビーム光束とディスクチルト状態の説明図である。 チルトエラー用サブビーム光束とディスクチルト状態の拡大した説明図である。 チルトエラー用サブビームの光束とディスクチルト状態とを示すと共にチルト量の検出の原理を説明する説明図である。 トラッキンング用グレーティングとチルトエラー用グレーティングとの配置を説明する説明図である。 本発明の光ピックアップ装置の第2実施形態を示すと共に、トラッキンングエラーおよびチルトエラー用の兼用グレーティングの配置を説明する説明図である。 本発明の光ピックアップ装置の第3実施形態を示すと共に、チルトエラー用サブビーム光束と光ピックアップ装置全体を説明する説明図である。 光ピックアップ装置全体の簡略側面図である。 光ピックアップ装置全体の簡略平面図である。 兼用グレーティングとホログラムとの配置を説明する説明図である。 ホログラムと受光素子との配置を説明する説明図である。 トラッキンング用グレーティング、チルトエラー用グレーティングおよびホログラムの回折素子を使用した光ピックアップ装置の全体を説明する説明図である。 トラッキンング用グレーティング、チルトエラー用グレーティングおよびホログラムの配置を説明する説明図である。 本発明の光ピックアップ装置の第4実施形態を示すと共に、信号検出用ホログラムと受光素子との配置を説明する説明図である。 ディスクとチルトエラー用サブビームとを説明する説明図である。 信号検出用ホログラムと受光素子との配置を説明する説明図である。 ディスクとチルトエラー用サブビームとを説明する説明図である。 信号検出用ホログラムと受光素子との配置を説明する説明図である。 ディスクとチルトエラー用サブビームとを説明する説明図である。 本発明の光ピックアップ装置の第5実施形態を示すと共に、信号検出用ホログラムと受光素子との配置を説明する説明図である。 ディスクとチルトエラー用サブビームとを説明する説明図である。 信号検出用ホログラムと受光素子との配置を説明する説明図である。 ディスクとチルトエラー用サブビームとを説明する説明図である。 信号検出用ホログラムと受光素子との配置を説明する説明図である。 ディスクとチルトエラー用サブビームとを説明する説明図である。 本発明の光ピックアップ装置の第6実施形態を示すと共に、光ピックアップ装置の簡略側面図である。 光ピックアップ装置の簡略平面図を示すと共に、第3光源の光束を説明する説明図である。 光ピックアップ装置の簡略平面図を示すと共に、第1光源の光束を説明する説明図である。 光ピックアップ装置の簡略平面図を示すと共に、第2光源の光束を説明する説明図である。 信号検出用ホログラム、3つの光源および受光素子の配置を説明する説明図である。 受光スポットを説明する説明図である。 本発明の光ピックアップ装置の第7実施形態を示すと共に、信号検出用ホログラムと受光素子との配置を説明する説明図である。 信号検出用ホログラムと受光素子との配置を説明する説明図である。 信号検出用ホログラムと受光素子との配置を説明する説明図である。 本発明の光ピックアップ装置の第9実施形態を示す簡略構成図である。 従来のチルトエラー検出装置の説明図である。
符号の説明
1 ディスク
2 対物レンズ
3 立ち上げミラー
4 コリメートレンズ
5 パッケージ
6 透明基板
61 チルトエラー用グレーティング
62 トラッキングエラー用グレーティング
63 チルトエラーおよびトラッキングエラー用の兼用グレーティング
65 信号検出用ホログラム
65a 第1領域(フォーカスエラー生成領域)
65b 第2領域(プッシュプルエラー生成領域)
65c 第3領域(プッシュプルエラー生成領域)
7 受光素子
8 受光素子
10 光源
11 第1光源
12 第2光源
13 第3光源
MS ディスク上メインビーム
S1,S2 ディスク上トラッキングエラー用サブビーム
T1,T2 ディスク上チルトエラー用サブビーム
JMS1 受光素子上のフォーカスエラー用メインスポット
JS1 受光素子上のトラッキングエラー用サブビームスポット
JS2 受光素子上のトラッキングエラー用サブビームスポット
JT1 受光素子上のチルトエラー用サブビームスポット
JT2 受光素子上のチルトエラー用サブビームスポット
JMS2 受光素子上のプッシュプルエラー用メインビームスポット
JMS3 受光素子上のプッシュプルエラー用メインビームスポット

Claims (12)

  1. 光ビームを出射する少なくとも一つの光源を有し記録媒体への信号の書き込みや読み取りを行う光ピックアップ装置であって、
    上記光源の光ビームから上記記録媒体のピット列方向にトラッキングエラー用サブビームを生成するトラッキングエラー用グレーティングと、
    上記光源の光ビームから上記トラッキングエラー用サブビームと直交するラジアル方向にチルトエラー用サブビームを生成するチルトエラー用グレーティングと、
    上記記録媒体のトラッキングエラー信号を検出するために、上記トラッキングエラー用サブビームの上記記録媒体からの反射光を受光する受光素子と
    を有し、
    この受光素子は、上記チルトエラー用サブビームの合焦ズレ量を、上記記録媒体のラジアル方向のチルトエラー信号として検出するために、上記チルトエラー用サブビームの上記記録媒体からの反射光を受光することを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 請求項1に記載の光ピックアップ装置において、
    波長の互いに異なる光ビームを出射する第1、第2および第3の光源を有し、
    上記第1、上記第2および上記第3の光源のうち使用する上記光源を切り替えて、記録密度の異なる上記記録媒体への信号の書き込みや読み取りを行うことを特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 請求項1に記載の光ピックアップ装置において、
    上記トラッキングエラー用グレーティングと上記チルトエラー用グレーティングとは、それぞれ、一枚の透明基板の互いに対向する両面に形成されていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  4. 請求項1に記載の光ピックアップ装置において、
    上記トラッキングエラー用グレーティングと上記チルトエラー用グレーティングとは、一体に、一枚の透明基板の同一面に形成されたチェック状のグレーティング溝によって、形成されていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  5. 請求項4に記載の光ピックアップ装置において、
    上記透明基板の上記記録媒体側に信号検出用ホログラムを有し、
    上記透明基板の上記光源側に上記チェック状のグレーティング溝を有することを特徴とする光ピックアップ装置。
  6. 請求項1に記載の光ピックアップ装置において、
    上記トラッキングエラー用グレーティングおよび上記チルトエラー用グレーティングよりも上記記録媒体側に信号検出用ホログラムを有し、
    上記ホログラムは、互いに分割された3つの領域を有し、
    上記3つの領域のうちの一つの半円領域によって、上記光源の光ビームのうちのメインビームの上記記録媒体からの反射光から、ホログラムフーコー法によるフォーカスエラー信号を得ると共に、
    上記ホログラムの上記半円領域によって上記メインビームのラジアル方向両側に形成される上記チルトエラー用サブビームを、上記受光素子の2分割検出領域の分割腺上に落射させて、上記2分割検出領域の差動信号として検出して、チルトエラー信号とすることを特徴とする光ピックアップ装置。
  7. 請求項6に記載の光ピックアップ装置において、
    上記メインビームのラジアル方向両側に形成される上記チルトエラー用サブビームを、上記メインビームの両側に配置された2組の上記2分割検出領域の分割腺上に落射させて、上記2つのチルトエラー用サブビームのチルトエラー信号の差動によって、チルト量検出感度を倍としたチルトエラー信号を得ることを特徴とする光ピックアップ装置。
  8. 請求項2に記載の光ピックアップ装置において、
    上記第1、上記第2および上記第3の光源は、同一のパッケージに収納され、
    上記第1、上記第2および上記第3の光源は、短波長の光源ほど上記受光素子に近くなるように、配置されていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  9. 請求項1に記載の光ピックアップ装置において、
    上記トラッキングエラー用グレーティングおよび上記チルトエラー用グレーティングよりも上記記録媒体側に信号検出用ホログラムを有し、
    上記ホログラムは、互いに分割された3つの領域を有し、
    上記3つの領域のうちの一つの半円領域によって、上記光源の光ビームのうちのメインビームの上記記録媒体からの反射光から、ホログラムフーコー法によるフォーカスエラー信号を得ると共に、
    残りの2つの領域は、プッシュプルのトラッキングエラー信号を生成できるようラジアル方向に分割されており、
    この残りの2つの領域によって上記ラジアル方向に2分割された受光信号を得る受光領域を、上記光源側に配置されたチルトエラー用受光領域のトラック列方向に、トラッキングエラー信号を得るサブビーム用受光領域と上記チルトエラー用受光領域との間のピッチの略倍のピッチで配置していることを特徴とする光ピックアップ装置。
  10. 請求項1に記載の光ピックアップ装置において、
    上記記録媒体上における、上記光源の光ビームのうちのメインビームと上記チルトエラー用サブビームとの間のピッチを、10μmから100μm程度に設定していることを特徴とする光ピックアップ装置。
  11. 請求項1に記載の光ピックアップ装置において、
    上記トラッキングエラー用グレーティングおよび上記チルトエラー用グレーティングよりも上記記録媒体側に信号検出用ホログラムを有し、
    上記信号検出用ホログラムの±1次回折光を両方利用し、チルトエラー検出感度を4倍としたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  12. 請求項2に記載の光ピックアップ装置において、
    3種の光ビームの波長は、それぞれ、約405nm、約650nmおよび約780nmであることを特徴とする光ピックアップ装置。
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