JP2008049732A - エアクリーナ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】エアクリーナ容量を確保した上で、部品点数の増加を抑え、かつエンジン出力性能への影響を抑えることができるエアクリーナ構造を提供する。
【解決手段】ヘッドパイプ7から左右一対のフレーム部材10を後方に延ばした車体フレーム6に対するエアクリーナ構造において、前記左右フレーム部材10間にフレーム内側吸気空間28aを形成するフレーム内側ケース体27aと、前記左右フレーム部材10の少なくとも一方の外側にフレーム外側吸気空間28bを形成するフレーム外側ケース体27bとを有し、前記各ケース体27a,27bが互いに一体に形成される。
【選択図】図4

Description

この発明は、自動二輪車等の車両のエアクリーナ構造に関する。
従来、上記エアクリーナ構造において、エアクリーナ容量を確保するために、ヘッドパイプから左右一対のフレーム部材を後方に延ばした車体フレームに対して、左右フレーム部材間とその外側とにそれぞれ吸気空間を形成したものがある(例えば、特許文献1参照。)。前記各吸気空間は互いに別体のケース体により形成され、これら各ケース体がフレーム部材の空間内を通過するジョイントチューブ等を介して連結される。
特開2003−335281号公報
しかしながら、上記従来の構成においては、前記各ケース体を連結するための部品が必要となり、エアクリーナ装置全体の部品点数を増加させることがある。また、フレーム部材の構成部材間の比較的狭い空間内に吸気通路が形成されるため、該吸気通路が絞られてエンジン出力性能に影響を与えることがある。
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、エアクリーナ容量を確保した上で、部品点数の増加を抑え、かつエンジン出力性能への影響を抑えることができるエアクリーナ構造を提供する。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、ヘッドパイプ(例えば実施例のヘッドパイプ7)から左右一対のフレーム部材(例えば実施例の左右フレーム部材10)を後方に延ばした車体フレーム(例えば実施例の車体フレーム6)に対するエアクリーナ構造において、前記左右フレーム部材間にフレーム内側吸気空間(例えば実施例のフレーム内側吸気空間28a)を形成するフレーム内側ケース体(例えば実施例のフレーム内側ケース体27a)と、前記左右フレーム部材の少なくとも一方の外側にフレーム外側吸気空間(例えば実施例のフレーム外側吸気空間28b)を形成するフレーム外側ケース体(例えば実施例のフレーム外側ケース体27b)とを有し、前記各ケース体が互いに一体に形成されることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記各ケース体は、前記フレーム部材の上方を跨いで一体形成されることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記フレーム外側ケース体は、前記車体フレームにおける前記左右フレーム部材を後方かつ車体左右外側に延ばした拡開部(例えば実施例の拡開部6a)の外側に配置され、該フレーム外側ケース体内に略円筒状のエアクリーナエレメント(例えば実施例のエアクリーナエレメント49)が収容されることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記フレーム外側ケース体は、左右に分割可能な内側ケース体(例えば実施例の右ケース体147a)と外側ケース体(例えば実施例の左ケース体147b)とから形成され、これら内側ケース体と外側ケース体との間に、エアクリーナエレメント(例えば実施例のエアクリーナエレメント149)が挟持されることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、左右一対のフレーム部材の間とこれらの外側とにそれぞれ吸気空間を設けてエアクリーナ容量を確保し、かつ左右フレーム部材間とその外側とでそれぞれ前記各吸気空間を形成する各ケース体を互いに一体形成することで、エアクリーナ装置全体の部品点数を抑えることができる。
請求項2に記載した発明によれば、フレーム部材の構成部材間の比較的狭い空間内に吸気通路を形成しなくてもよく、該吸気通路が絞られることを防止して吸気の圧損を抑え、かつ吸気通路のレイアウト自由度を高めてエンジン出力の向上を図ることができる。
請求項3に記載した発明によれば、車体フレームにおける前記拡開部の外側がデッドスペースとなっても、該デッドスペースをエアクリーナエレメントの配置スペースとして有効利用できる。
請求項4に記載した発明によれば、エアクリーナエレメントの着脱作業を車体外側から行うことができ、メンテナンス性を向上させることができる。
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
図1,2に示すように、自動二輪車(鞍乗り型車両)1の前輪2は、左右一対のフロントフォーク3の下端部に軸支される。各フロントフォーク3の上部は、ステアリングステム4を介して車体フレーム6前端部のヘッドパイプ7に操舵可能に枢支される。ステアリングステム4の上部には、前輪転舵用のハンドル5がハンドルバー5aを介して取り付けられる。ヘッドパイプ7の上部からは、左右一対のメインチューブ8が斜め下後方に延びる。ヘッドパイプ7の下部近傍からは、左右一対のダウンチューブ9がメインチューブ8よりも急傾斜をなして斜め下後方に延びる。
車体フレーム6の前後中間部には、左右非対称のピボットプレート11が設けられる。左ピボットプレート11は上下に長く、その上部が斜め上前方に湾曲して左メインチューブ8の後端部に接続される。一方、右ピボットプレート11は上下に短く、その上部がこれに向かって延びる右メインチューブ8の後端部に接続される。また、左右ピボットプレート11の下部には、左右ダウンチューブ9の後端部が接続される。これにより、ダブルクレードル型のメインフレーム部12が構成される。このようなメインフレーム部12と、該メインフレーム部12の後部から後方に延びるシートフレーム部13とを主に、自動二輪車1の車体フレーム6が構成される。
ピボットプレート11は、スイングアーム15の前端部を揺動可能に枢支する。スイングアーム15は、その前端部(基端部)から車体左側にオフセットした一本のアーム16を後方に延出し、該アーム16の後端部(先端部)で後輪17を軸支する片持ち式のものとされる。アーム16は中空とされ、その内部には不図示のドライブシャフトが挿通される。アーム16の後端部はファイナルギヤケース18とされ、該ファイナルギヤケース18内にて前記ドライブシャフトと後輪17とがベベルギヤを介して連係する。アーム16の前後中間部と左ピボットプレート11上部のクッション支持部11aとの間には、リアクッションユニット19が配設される。
メインフレーム部12の内側には、車幅方向(車体左右方向)と平行なクランク軸を有するエンジン21が搭載される。エンジン21は、クランクケース22上に前傾シリンダ23及び後傾シリンダ24を立設させた狭角V型二気筒エンジンとされる。クランクケース22の後部には変速機ケース25が連設され、該変速機ケース25左側の出力部にて前記ドライブシャフトとエンジン21とがベベルギヤを介して連係する。これにより、ドライブシャフトを介してエンジン21と後輪17との間の動力伝達が可能となる。
両シリンダ23,24のバンク間には、各シリンダ23,24に対応するスロットルボディ26が配設される。各スロットルボディ26の下流側は、前傾シリンダヘッド23aの後部あるいは後傾シリンダヘッド24aの前部の吸気ポートに接続され、各スロットルボディ26の上流側は、前傾シリンダ23の上方に位置するエアクリーナケース27に接続される。
前傾シリンダヘッド23aの前部及び後傾シリンダヘッド24aの後部における排気ポートからは、それぞれ排気管29が導出される。各排気管29はエンジン21右側に取り回されて一本に集合し、後方に延びた後に車体後部右側のサイレンサ29aに接続される。サイレンサ29aは概ね前後方向に沿って延在し、かつ車体側面視で前記スイングアーム15と概ね重なるように設けられる。
シートフレーム部13は、メインフレーム部12の後部上側から後方に延びる左右のアッパシートレール31と、メインフレーム部12の後部下側から斜め上後方に延びる左右のロアシートレール32とを主としてなる。各シートレール31,32の後端部は、車体後端部にて互いに合流して結合される。各シートレール31,32の長手方向中間部は、これらに渡るリアガセットパイプ33を介して結合される。
シートフレーム部13の前部及び後部には、運転者用の前部シート34及び後部搭乗者用の後部シート35がそれぞれ支持される。前部シート34の着座位置は比較的低く設定され、該前部シート34における後部シート35との段差部分にはバックレスト34aが配置される。前部シート34の前端部両側は、メインチューブ8の上縁に沿うように前方に延出している。車体前部両側には、車体側面視でクランクケース22及びダウンチューブ9を横断するように運転者用のステップボード36が設けられる。
自動二輪車1の燃料タンクは、前部シート34の前方に位置する上段燃料タンク37aと、前部シート34の下方かつ右側に偏倚した部位に位置する下段燃料タンク37bとに分割構成される。上段燃料タンク37aは、前部シート34に着座した運転者の両膝間に配置され、下段燃料タンク37bは、アッパシートレール31の前部とロアシートレール32の前部との間に配置される。なお、図中符号38は左右ダウンチューブ9の前縁間に渡るラジエータを、符号39は車体を左側に傾けた状態で支持する可倒式のサイドスタンドを示す。
自動二輪車1の車体には、樹脂製部品を主とする車体カバーが取り付けられる。車体カバーは、ヘッドパイプ7の前方から両側方に渡る範囲を覆うフロントカウル41と、フロントカウル41の後方に連なりエアクリーナケース27及び上段燃料タンク37aを覆うタンクカバー42と、フロントカウル41の下部両側から下方に延びてダウンチューブ9及びラジエータ38等を覆うフロントサイドカバー43と、エンジン21の下部、排気管29、及びサイレンサ29a等を覆うアンダーカバー44と、車体後部両側を覆うリアサイドカバー45とを主としてなる。
図3を併せて参照し、ヘッドパイプ7の下部と左右メインチューブ8の中間部との間には、略水平をなす左右一対のガセットパイプ14が渡設される。左右ガセットパイプ14の前部(ヘッドパイプ7の下部近傍)からは、前記左右ダウンチューブ9が斜め下後方に延びる。また、ヘッドパイプ7後方の左右両側において、メインチューブ8の前部、ヘッドパイプ7、及びガセットパイプ14の前部で囲まれる部位には、これらに跨るように左右一対のガセットプレート14aがそれぞれ設けられる。
また、ヘッドパイプ7後方の左右両側において、ガセットパイプ14の中間部とダウンチューブ9の前部との間には、左右一対のサポートパイプ14bが渡設される。以下、左右メインチューブ8の前部、左右ダウンチューブ9の前部、左右ガセットパイプ14、左右ガセットプレート14a、及び左右サポートパイプ14bからなる部位を、左右一対のフレーム部材10ということがある。なお、図中符号14cは、左右ダウンチューブ9の前部、ガセットパイプ14の前部、及びヘッドパイプ7の下部に跨るガセットを示す。
図4を併せて参照し、左右フレーム部材10の前部は、車体上面視でヘッドパイプ7から後方かつ車幅方向外側に向けて傾斜して延びる。以下、左右フレーム部材10の前部で構成する部位を車体フレーム6の拡開部6aという。また、図4,5における線CLは車体左右中心を示す。
図3,4に示すように、エアクリーナケース27は、車体上面視で左右フレーム部材10の前部間(拡開部6a内側)に位置するフレーム内側ケース体27aと、左フレーム部材10前部の車幅方向外側(拡開部6a外側)に位置するフレーム外側ケース体27bとを有してなる。フレーム内側ケース体27aは、各スロットルボディ26の上方に位置してこれらが接続される。フレーム内側ケース体27aの左側からは、フレーム外側ケース体27bが斜め左前方に緩やかに湾曲して延びる。フレーム内側ケース体27aの上方であってタンクカバー42内には、物品等を収納可能なユーティリティボックス42aが設けられる。なお、図3中符号42bは、ユーティリティボックス42aの上部開口を開閉するリッドを示す。
フレーム内側ケース体27a内にはフレーム内側吸気空間28aが形成され、フレーム外側ケース体27b内にはフレーム外側吸気空間28bが形成される。各ケース体27a,27bは互いに一体に形成されて単一のエアクリーナケース27を形成し、かつ前記各吸気空間28a,28bを互いに連通させて一体の吸気空間28を形成する。エアクリーナケース27及び吸気空間28は、左右フレーム部材10の前部間とその左外側とに跨って延在し、全体的に車体左側にオフセットして設けられる。
エアクリーナケース27は、略水平な(詳細にはやや後下がりに傾斜する)分割平面Sを境に上下ケース体47a,47bに分割構成される。上ケース体47aは比較的上下に浅く、側面視でメインチューブ8よりも上方に位置する。上ケース体47aは、下ケース体47bの上部開口に複数のビス等により着脱可能に取り付けられる。なお、下ケース体47bはボルト等の固定手段により車体フレーム6に固定される。
エアクリーナケース27のフレーム外側ケース体27bの下壁部は、車体側面視でメインチューブ8と略平行となるように後下がりに傾斜し、かつメインチューブ8よりも下方に位置する。フレーム外側ケース体27bの下壁部からは、その下方において前方に屈曲する吸気ダクト48が延出し、該吸気ダクト48の前端開口が車体カバーの左側部内において車両前方に向けて開口する吸気口48aを形成する。なお、図中符号41aは、フロントカウル41内の空気を外部に導出する吹き出しダクトを示す。
図5を併せて参照し、エアクリーナケース27のフレーム外側ケース体27b内には、例えば円筒状のエアクリーナエレメント49が収容される。エアクリーナエレメント49は、その軸線をフレーム外側ケース体27bの下壁部と略直交させ、かつ吸気ダクト48の基端部と略同軸となるように配置される。このエアクリーナエレメント49により、吸気ダクト48からの吸気がろ過されて吸気空間28内に導入される。フレーム内側ケース体27a内には各スロットルボディ26に連なる一対のファンネル51が突出し、該各ファンネル51を介してろ過後の吸気が各スロットルボディ26に供給される。
エアクリーナケース27の右端部(フレーム内側ケース体27aの右端部)は、上面視で右フレーム部材10(右メインチューブ8)と重なるように張り出してその上方に位置する。一方、エアクリーナの左側部(フレーム外側ケース体27b)は、左フレーム部材10(左メインチューブ8)の前部上方を跨いだ後にその左側(車体左右外側)に延出する。なお、フレーム外側ケース体27bの基端部分(各ケース体27a,27b間の境界部分)の下壁部(下ケース体47bの底壁部)は、その下方に位置する左メインチューブ8を避けるべく上方に突出するトンネル状に形成される。
車体フレーム6の拡開部6aの左右外側は、充分な間隙を空けてフロントカウル41(車体カバー)で覆われる。フロントカウル41の左側部内であって拡開部6aの左外側(左フレーム部材10前部の左外側)には、フレーム外側ケース体27b及びその内側のエアクリーナエレメント49が配置される。一方、フロントカウル41の右側部内であって拡開部6aの右外側(右フレーム部材10前部の右外側)には、自動二輪車1のブレーキ装置におけるABS(アンチロックブレーキシステム)モジュール53が配置される。また、フロントカウル41の左側部内であってフレーム外側ケース体27bの後部かつ上ケース体47aの上部には、エアクリーナケース27内の吸気温度を検出する吸気温センサ54が配置される(図3参照)。
以上説明したように、上記実施例におけるエアクリーナ構造は、ヘッドパイプ7から左右一対のフレーム部材10を後方に延ばした車体フレーム6に対するものであって、前記左右フレーム部材10間にフレーム内側吸気空間28aを形成するフレーム内側ケース体27aと、前記左右フレーム部材10の少なくとも一方の外側にフレーム外側吸気空間28bを形成するフレーム外側ケース体27bとを有し、前記各ケース体27a,27bが互いに一体に形成されるものである。
この構成によれば、左右一対のフレーム部材10の間とこれらの外側とにそれぞれ吸気空間28a,28bを設けてエアクリーナ容量を確保し、かつ左右フレーム部材10間とその外側とでそれぞれ前記各吸気空間28a,28bを形成する各ケース体27a,27bを互いに一体形成することで、エアクリーナ装置全体の部品点数を抑えることができる。
また、上記エアクリーナ構造においては、前記各ケース体27a,27bは、前記フレーム部材10の上方を跨いで一体形成されることで、フレーム部材10の構成部材間の比較的狭い空間内に吸気通路を形成しなくてもよく、該吸気通路が絞られることを防止して吸気の圧損を抑え、かつ吸気通路のレイアウト自由度を高めてエンジン出力の向上を図ることができる。
さらに、上記エアクリーナ構造においては、前記フレーム外側ケース体27bは、前記車体フレーム6における前記左右フレーム部材10を後方かつ車体左右外側に延ばした拡開部6aの外側に配置され、該フレーム外側ケース体27b内に略円筒状のエアクリーナエレメント49が収容されることで、車体フレーム6における前記拡開部6aの外側がデッドスペースとなっても、該デッドスペースをエアクリーナエレメント49の配置スペースとして有効利用できる。
次に、この発明の第二実施例について図6,7を参照して説明する。
この実施例におけるエアクリーナ構造は、前記第一実施例のものに対して、上下ではなく左右に分割されるエアクリーナケース127を有し、その左右ケース体間にエアクリーナエレメント149が挟持される点を主に異なるもので、第一実施例と同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
エアクリーナケース127のフレーム外側ケース体27bは、左右方向と略直交する分割平面S’を境に、車体左右内側(右側)に位置する右ケース体147aと車体左右外側(左側)に位置する147bとに分割構成される。左ケース体147bは右ケース体147aの左側(外側)開口に複数のビス等により着脱可能に取り付けられる。右ケース体147aはフレーム内側ケース体27aと一体に設けられる。
フレーム外側ケース体27b内には、左右方向と略直交する(すなわち、分割平面S’と略平行な)板状のエアクリーナエレメント149が収容される。エアクリーナエレメント149は、左右ケース体147a,147b間に位置してこれらに挟持される。
左ケース体147bの前壁部からは、その前方において下方に屈曲する吸気ダクト148が延出し、該吸気ダクト148先端の吸気口148aから吸気空間28内に進入した吸気が、エアクリーナエレメント149によりろ過されて各スロットルボディ26に供給される。
以上説明したように、上記第二実施例におけるエアクリーナ構造は、前記フレーム外側ケース体27bが、左右に分割可能な左右ケース体147a,147bから形成され、該左右ケース体147a,147b間に、エアクリーナエレメント149が挟持されることで、エアクリーナエレメント149の着脱作業を車体外側から行うことができ、メンテナンス性を向上させることができる。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、例えば、前記車体フレームの拡開部の右外側にフレーム外側ケース体を有する構成としてもよく、あるいは拡開部の左右両外側にフレーム外側ケース体を有する構成としてもよい。
そして、上記実施例における構成はこの発明の一例であり、三輪又は四輪の車両あるいはスクータ型車両にも適用できる等、該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
この発明の実施例における自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車の右側面図である。 上記自動二輪車の車体前部における主要部品を示す左側面図である。 図3の上面図である。 図4におけるエアクリーナケースの上ケース体を取り外した上面図である。 この発明の第二実施例における図3に相当する左側面図である。 上記第二実施例における図4に相当する上面図である。
符号の説明
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
6 車体フレーム
6a 拡開部
7 ヘッドパイプ
10 フレーム部材
27a フレーム内側ケース体
27b フレーム外側ケース体
28a フレーム内側吸気空間
28b フレーム外側吸気空間
49,149 エアクリーナエレメント
147a 右ケース体(内側ケース体)
147b 左ケース体(外側ケース体)

Claims (4)

  1. ヘッドパイプから左右一対のフレーム部材を後方に延ばした車体フレームに対するエアクリーナ構造において、
    前記左右フレーム部材間にフレーム内側吸気空間を形成するフレーム内側ケース体と、前記左右フレーム部材の少なくとも一方の外側にフレーム外側吸気空間を形成するフレーム外側ケース体とを有し、前記各ケース体が互いに一体に形成されることを特徴とするエアクリーナ構造。
  2. 前記各ケース体は、前記フレーム部材の上方を跨いで一体形成されることを特徴とする請求項1に記載のエアクリーナ構造。
  3. 前記フレーム外側ケース体は、前記車体フレームにおける前記左右フレーム部材を後方かつ車体左右外側に延ばした拡開部の外側に配置され、該フレーム外側ケース体内に略円筒状のエアクリーナエレメントが収容されることを特徴とする請求項1又は2に記載のエアクリーナ構造。
  4. 前記フレーム外側ケース体は、左右に分割可能な内側ケース体と外側ケース体とから形成され、これら内側ケース体と外側ケース体との間に、エアクリーナエレメントが挟持されることを特徴とする請求項1又は2に記載のエアクリーナ構造。

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