JP2007326189A - 回転式断裁装置、折機および輪転印刷機 - Google Patents

回転式断裁装置、折機および輪転印刷機 Download PDF

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Abstract

【課題】 変位し易い板状材であっても容易に、かつ、精度よく切断できる回転式断裁装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 走行するウェブ19を挟んで配置され、相互に反対方向に回転駆動される第一シリンダ47および第二シリンダ49と、第一シリンダ47および第二シリンダ49にその軸線方向に延在するように設けられた直刃の少なくとも第一断裁刃51および第二断裁刃53と、を備え、第一シリンダ47および第二シリンダ49を回転することで第一断裁刃51および第二断裁刃53によってウェブ19を切断する断裁機35であって、第一断裁刃51および第二断裁刃53の近傍に、第一断裁刃51および第二断裁刃53による切断時に、ウェブ19を保持する第一下流押え部材79および第二下流押え部材81が備えられていることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、回転式断裁装置およびこれを装備した折機並びに輪転印刷機に関するものである。
輪転印刷機の折機において、ウェブを幅方向に断裁するのに、例えば、特許文献1に示されるように鋸胴が用いられている。この鋸胴では鋸刃を用いているので、断裁部がぎざぎざとなり、製品として見栄えが必ずしも良好とは言えない。
きれいな断裁部が得られるものとして、例えば、特許文献2に示されるようなロータリーシャーがある。
これは、相互に反対方向に回転駆動される一対のシリンダに、それぞれ軸線方向に延在するように設けられた直刃の切断刃を取り付け、切断刃間に板状材をかみ込む、すなわち、鋏のようにようにして切断するものである。
良好な切断をおこなうためには、刃物間に板状材を確実にかみ込むことが必要である。
特開平11−278746号公報 特公昭58−37094号公報
しかしながら、特許文献2に示されるロータリーシャーを、例えば、輪転印刷機のウェブ断裁に用いた場合、印刷に用いるウェブは切断刃に当るとそれに押されて容易に変位するので、切断刃に対して傾斜したり、あるいは、ばたついたりして断裁し難くなる。また、これによって、断裁精度が悪化するという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、変位し易い板状材であっても容易に、かつ、精度よく切断できる回転式断裁装置、これを用いた折機および輪転印刷機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる回転式断裁装置は、走行する板状材を挟んで配置され、相互に反対方向に回転駆動される一対の回転軸と、該各回転軸にその軸線方向に延在するように設けられた直刃の少なくとも一対の切断刃と、を備え、前記一対の回転軸を回転することで前記一対の切断刃によって板状材を切断する回転式断裁装置であって、前記切断刃の近傍に、前記切断刃による切断時に、前記板状材を保持する押え部材が備えられていることを特徴とする。
本発明によれば、切断刃の近傍に備えられた押え部材によって、切断刃による切断時に板状材が保持されるので、板状材に十分な張力を付与することができる。
板状材に十分な張力が付与されると、撓み易い板状材であったとしても切断刃の押圧力に抵抗できるので、板状材の変位を制限することができる。
これにより、板状材は切断刃に対して傾斜したり、あるいは、ばたついたりしないので、容易に、かつ、精度よく切断されることができる。
また、直刃の切断刃であるので、直線状にきれいに切断することができる。
また、本発明にかかる回転式断裁装置は、前記押え部材は、前記切断刃の回転方向における下流側に備えられていることを特徴とする。
このように、押え部材は、切断刃の回転方向における下流側に備えられているので、板状体は連続している上流側と押え部材とによって切断刃を挟んで保持されることになる。
このため、切断刃による切断時に板状材に十分な張力を付与することができるので、板状材の変位を制限することができる。
これにより、板状材は切断刃に対して傾斜したり、あるいは、ばたついたりしないので、容易に、かつ、精度よく切断されることができる。
また、本発明にかかる回転式断裁装置は、前記押え部材は、前記切断刃の回転方向における上流側に備えられていることを特徴とする。
このように、押え部材は、切断刃の回転方向における上流側に備えられているので、切断によって自由になる上流側の切断部近傍を保持することができる。
上流側の切断部近傍を保持すると、上流側の自由端がばたつくのを防止できるし、切断線が切断刃による切断とは無関係に予想外の方向に進展するのを防止することができる。
本発明にかかる折機は、請求項1から請求項3のいずれかに記載された回転式断裁装置をウェブの断裁手段として用いていることを特徴とする。
このように、請求項1から請求項3のいずれかに記載された回転式断裁装置をウェブの断裁手段として用いているので、ウェブを容易に、かつ、精度よく切断でき、しかも直線状にきれいに切断でき、きれいで高級感のある印刷物を得ることができる。
本発明にかかる輪転印刷機は、請求項4に記載された折機を備えていることを特徴とする。
このように、請求項4に記載された折機を備えているので、きれいで高級感のある印刷物を得ることができる。
本発明によれば、切断刃の近傍に、前記切断刃による切断時に、前記板状材を保持する押え部材が備えられているので、板状材を容易に、かつ、精度よく切断されることができる。
また、直線状にきれいに切断することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図9を用いて説明する。
本実施形態は、本発明をウェブの両面に多色印刷を行うブランケット対向型の輪転印刷機に適用したものである。
図1は、輪転印刷機1の全体概略構成を示す模式図である。
輪転印刷機1には、ウェブ進行方向20に沿って、給紙装置3と、インフィード装置5と、印刷部7と、乾燥装置9と、冷却装置11と、ウェブパス部13と、折機15と、排紙装置17と、が備えられている。
給紙装置3はウェブ(板状材)19を供給するものであり、ウェブ19がロール状に巻かれた紙ロール21が2個保持できるように構成されている。
一方の紙ロール21から給紙されている場合に、他方の紙ロール21が装着され、紙継ぎ準備がなされる。一方の紙ロール21のウェブ19が残り少なくなると、他方の紙ロール21のウェブ19に紙継ぎされる。そして、他方の紙ロール21からウェブ19が供給されている間に一方の紙ロール21が装着され紙継ぎ準備がなされる。
このようにして、ウェブ19は給紙装置3から下流側へ向けて連続的に繰り出されることになる。
インフィード装置5は、給紙装置3からのウェブ19の張力を調整して印刷部7へ供給する機能を奏する。
印刷部7には、印刷色数に相当する個数だけ印刷ユニット23が設けられている。
本実施形態では、印刷ユニット23は4ユニット設けられており、それぞれシアン、イエロー、マゼンダおよびスミを印刷し、これらの混色を利用してカラー印刷を行うものである。
印刷ユニット23には、版胴25とブランケット胴27との組が2組設けられている。それぞれの組のブランケット胴27はウェブ19を挟んで対向して配置されており、相互に印圧を付与し合う機能を果たしている。
それぞれの版胴25の周面には、図示を省略した湿し装置およびインキ装置が設けられている。湿し装置は、版胴25の周囲に取り付けられた印版に湿し水を供給し、インキ装置は印版にインキを供給するものである。
乾燥装置9は、印刷部7によって両面に印刷されたウェブ19を加熱し乾燥する機能を有している。
冷却装置11には、複数の冷却ドラム29が設けられており、乾燥装置9で加熱されたウェブ19が各冷却ドラム29の周面に接するように通過させることによってウェブ19を冷却している。
ウェブパス部13は、ウェブ19の張力を調節して折機15に供給する機能を有し、必要によってウェブ19を縦断する切断機能を有している。
折機15には、三角板31と、ニップローラ33と、断裁機(回転式断裁装置)35と、搬送ベルト装置37と、折胴39と、咥え胴41と、搬送ベルト43とが設けられている。
三角板31は、ウェブ19を縦折りし、あるいは、幅の狭いウェブ19、例えば、ウェブパス部13で縦断されたウェブ19はそのままで、ウェブ19の面の進行方向を90度回転させるものである。
ニッピングローラ33は、ウェブ19を挟む一対のローラで構成されている。
ニッピングローラ33はウェブ19よりも若干早い周速度で回転され、上流側のウェブ19に張力をかけるとともに下流側に送り出すものである。
断裁機35は、ウェブ19を幅方向にカットオフ(切断)してシート45とするものである。
図2は、断裁機35を模式的に示す斜視図、図3は図2のX−X端面図である。
断裁機35には、第一シリンダ47と、第二シリンダ49とが備えられている。第一シリンダ47および第二シリンダ49は、ウェブ19を挟んで配置され、本発明の一対の回転軸を構成している。
第一シリンダ47および第二シリンダ49は、図示しない駆動源によって相互に反対方向に回転駆動されている。すなわち、第一シリンダ47の回転方向30は図3で時計回り方向で、第二シリンダ49の回転方向は図3で反時計回り方向であり、対向する部分ではそれぞれウェブ19の進行方向20と同一方向に移動するように構成されている。
第一シリンダ47には、軸線方向に延在するように設けられた第一断裁刃51が、第二シリンダ49には、軸線方向に延在するように設けられた第二断裁刃53が備えられている。
第一断裁刃51および第二断裁刃53は、先端の刃が直刃とされており、本発明の一対の切断刃を構成している。
第一断裁刃51の刃部52は、回転方向30の上流側に設けられ、一方、第二断裁刃53の刃部54は回転方向40の下流側に設けられている。
このため、第一断裁刃51が第二断裁刃53に比べて先行するように回転することになる。
第一断裁刃51および第二断裁刃53は、一端側から他端側に向けてねじった形で取り付けられており、刃部52および刃部54は一端側から他端側に順次かみ込まれるように構成されている。
第一シリンダ47には、第一シリンダ本体55と、第一取付台57と、が備えられている。
第一シリンダ本体55は、略円筒形状で中間部分は略半円筒形状に切り欠かれた形状をしている。第一シリンダ本体55の両端部には軸部が設けられ、この軸部で図示しないフレームに回転可能に支持されている。
第一シリンダ本体55の切欠部には、幅方向に延在する一対の突起部59,59が間隔を空けて設けられている。
第一取付台57は、一対の突起部59,59の間に嵌合し、取付ボルト61,61によって固定して取り付けられている。
取付ボルト61,61の位置によって取付位置が調整でき、第一断裁刃51および第二断裁刃53の接触状態を調整できるように構成されている。
第一取付台57の回転方向30上流側に、第一断裁刃51を取付ける刃物取付台63が突出して設けられている。
第一断裁刃51は、刃物取付台63の回転方向30下流側の面にボルト65によって取り付けられている。
第二シリンダ49には、第二シリンダ本体67と、第二取付台69と、が備えられている。
第二シリンダ本体67は、略円筒形状で中間部分は略半円筒形状に切り欠かれた形状をしている。第二シリンダ本体67の両端部には軸部が設けられ、この軸部で図示しないフレームに回転可能に支持されている。
第二シリンダ本体67の切欠部には、幅方向に延在する一対の突起部71,71が間隔を空けて設けられている。
第二取付台69は、一対の突起部71,71の間に嵌合し、取付ボルト73によって固定して取り付けられている。
第二取付台69の回転方向40下流側に、第二断裁刃53を取付ける刃物取付台75が突出して設けられている。
第二断裁刃53は、刃物取付台75の回転方向40上流側の面にボルト77によって取り付けられている。
第一断裁刃51の回転方向30下流側には、第一下流押え部材(押え部材)79が取り付けられている。
第二断裁刃53の回転方向40下流側には、第二下流押え部材(押え部材)81が取り付けられている。
第一下流押え部材79は、断面が長方形をし、第一断裁刃51の全長に亘る長さを有する板状体である。
第一下流押え部材79の外側端は、第一断裁刃51の先端と略同等の位置に位置している。
第二下流押え部材81は、断面が略長方形をし、第二断裁刃53の全長に亘る長さを有する板状体である。
第二下流押え部材81は、第一下流押え部材79に比べて厚さが第一断裁刃51の厚さ程度厚くされている。第二下流押え部材81の下流側先端部には、第二断裁刃53の先端よりも外側に突出した突出部83が設けられている。
突出部83は、切断時、すなわち、第一断裁刃51と第二断裁刃53とが係合する時の前後に第一下流押え部材79と協同してウェブ19を保持するように構成されている。
第一下流押え部材79および第二下流押え部材81は、弾性材料、例えば、スポンジ、ゴム等で形成されており、両者が係合し弾性変形することによってウェブ19の保持力を維持するものである。
必要な弾性変形量によって材料は選択されることになるが、保持力の面から見るとゴムが好ましい。
第一断裁刃51の回転方向30上流側には、第一上流押え部材(押え部材)85が取り付けられている。
第二断裁刃53の回転方向40上流側には、第二上流押え部材(押え部材)87が取り付けられている。
第一上流押え部材85は、断面が略長方形をし、第一断裁刃51の全長に亘る長さを有している。
第一上流押え部材85の上流側先端部には、外側に突出した突出部89が設けられている。突出部89の外側端は、第一断裁刃51の先端と略同等の位置に位置している。
第二上流押え部材87は、断面が略長方形をし、第二断裁刃53の全長に亘る長さを有する板状体である。
第二上流押え部材87の外側端は、第二断裁刃53の先端部よりも内側に位置されている。
第一上流押え部材85は、第二上流押え部材87に比べて厚さが第二断裁刃53の厚さ程度厚くされている。
突出部89は、切断終了後に第一上流押え部材85と協同してウェブ19を保持するように構成されている。
第一上流押え部材85および第二上流押え部材87は、弾性材料、例えば、スポンジ、ゴム等で形成されており、両者が係合し弾性変形することによってウェブ19の保持力を維持するものである。
必要な弾性変形量によって材料は選択されることになるが、保持力の面から見るとゴムが好ましい。
搬送ベルト装置37は、一対のエンドレスベルトで構成され、断裁機35によって切断されたシート45を挟持して、折胴39へ搬送するものである。なお、各エンドレスベルトは、いずれも幅方向に分離して略平行に配置された複数のベルトからなっている。
折胴39および咥え胴41はシート45を天地方向に直交する方向に折る咥え折りを行なうものである。
折胴39の周面には、二組の爪部材と二組の折ブレードとがそれぞれ略180度間隔で設けられている。
咥え胴41の周面には、二組の咥え部材が略180度間隔で設けられている。この咥え部材は折胴39の折ブレードと対応する位置に位置するように設定されている。
折胴39は、爪部材によって搬送ベルト37で搬送されるシート45の先端部を把持して搬送する。この時、折ブレードはシート45の天地方向における略中央位置に当接する位置関係とされている。
搬送ベルト43は、咥え胴41の下方に位置し、咥え胴41から咥え折りされたシート45を受け渡されて排紙部17に搬送するものである。搬送ベルト43は、幅方向に分離して略平行に配置された複数のベルトからなっている。
排紙部17には、チョッパ折り装置91と、直角折り用羽根車93と、平行折り用羽根車95と、排紙コンベア97とが備えられている。
チョッパ折り装置91は、搬送ベルト43の移動方向における中間位置に設けられ、シート45をウェブ搬送方向(天地方向)20に沿う折線にて2つ折りし、直角折り用羽根車93に供給するものである。
平行折り用羽根車95は、搬送ベルト43の下流端下方に、軸線が天地方向20に直交する方向となるように設置されている。
平行折り用羽根車95は、チョッパ折り装置91でチョッパ折り(直角折り)されないで搬送ベルト43で搬送される折帳を排紙コンベア97に受け渡すものである。
排紙コンベア97は、直角折り用羽根車93および平行折り用羽根車95の下方に、両者を結ぶ方向に延在するように設置されている。
以上、説明した本実施形態にかかる輪転印刷機1の動作について説明する。
給紙装置3から繰り出されるウェブ19は、インフィード装置5によって張力が調整され印刷部7へ供給される。
印刷部7では、各印刷ユニット23において、湿し水とインキとが供給されることによって版胴25の周面に取り付けられた印版に形成された画像が、ブランケット胴27に転写される。これがブランケット胴27,27の間を通過するウェブ19の両面に転写され、印刷される。
ウェブ19は4個の印刷ユニット23を通過することによって、シアン、イエロー、マゼンダおよびスミを印刷され、カラー印刷される。
印刷部7で印刷されたウェブ19は乾燥装置9で加熱されインキが乾燥される。
次いで、ウェブ19は、冷却装置11の各冷却ドラム29の周面に接するように通過し、各冷却ドラム29によって冷却され、ウェブパス部13で張力を調節されて折機15に供給される。
折機15に入ったウェブ19は三角板31によって縦折りされ、あるいは縦断され、ニップローラ33に導入される。ウェブ19はニップローラ33によって張力を付与されて断裁機35に向けて搬送される。
次に、断裁機35による断裁動作について図3〜図9によって説明する。
図4〜図9は、断裁機35での切断状況の時系列変化を示し、(a)は一端部での第一断裁刃51、第二断裁刃53、第一下流押え部材79、第二下流押え部材81、第一上流押え部材85および第二上流押え部材87の関係位置の変化を、(b)は、同時点での切断およびウェブ保持状況を示している。
(a)における一点鎖線の線CCは、第一シリンダ47の軸線中心と第二シリンダ49の軸線中心とを結ぶ線である。
(b)における破線Sは、ウェブ19の切断位置を示している。
第一シリンダ47および第二シリンダ49が回転し図3の位置に至ると、一端側で、第一下流押え部材79と第二下流押え部材81の突出部83とが接触し始める。
ここから第一シリンダ47および第二シリンダ49が回転し図4の位置に至ると、一端部で第一断裁刃51および第二断裁刃53が係合を開始し、切断開始となる。
この時、一端側での第一下流押え部材79と第二下流押え部材81の突出部83との接触が深まり、相互に圧縮され、ウェブ19を強く保持するようになる。これと同時に、第一下流押え部材79と第二下流押え部材81の突出部83との接触部PKは他端部に向かい増加する。
ここから第一シリンダ47および第二シリンダ49が回転し図5の位置に至ると、一端部で第一上流押え部材85の突出部89と第二上流押え部材87とが係合を開始する。
この時、一端部での第一下流押え部材79と第二下流押え部材81の突出部83との接触が一層深まり、相互に圧縮され、ウェブ19を一層強く保持するようになる。
これと同時に、第一下流押え部材79と第二下流押え部材81の突出部83との接触部PKは他端部に向かい増加する。
また、切断開始点SKも他端部に向かい移動し、切断部SCが長くなる。
ここから第一シリンダ47および第二シリンダ49が回転し図6の位置に至ると、一端部で第一上流押え部材85の突出部89と第二上流押え部材87との接触が深まり、相互に圧縮され、ウェブ19を強く保持するようになる。また、第一上流押え部材85の突出部89と第二上流押え部材87との接触部PJは他端部に向かい増加する。
この時、一端側での第一下流押え部材79と第二下流押え部材81の突出部83との接触が浅くなり、ウェブ19を保持する力が弱くなる。
これと同時に、第一下流押え部材79と第二下流押え部材81の突出部83との接触部PKは他端部に向かい増加する。
また、切断開始点SKも他端部に向かい移動し、切断部SCが長くなる。
ここから第一シリンダ47および第二シリンダ49が回転し図7の位置に至ると、一端部で第一下流押え部材79と第二下流押え部材81の突出部83とが離れ始め、接触部PKは最大の長さl1となる。
この時、一端部での第一上流押え部材85の突出部89と第二上流押え部材87との接触が深まり、相互に圧縮され、ウェブ19を強く保持するようになる。
これと同時に第一上流押え部材85の突出部89と第二上流押え部材87との接触部PJは他端部に向かい増加する。
また、切断開始SK点も他端部に向かい移動し、切断部SCが長くなる。
ここから第一シリンダ47および第二シリンダ49が回転し図8の位置に至ると、一端部で第一上流押え部材85の突出部89と第二上流押え部材87とが離れ始め、接触部PJは最大の長さl2となる。
また、切断開始点SKも他端部に向かい移動し、切断部SCが長くなる。
ここから第一シリンダ47および第二シリンダ49が回転し図9の位置に至ると、一端側で第一上流押え部材85の突出部89と第二上流押え部材87とが完全に離れる。
接触部PKも短くなり、ウェブ19は全幅に亘り切断されることとなる。
このように、第一断裁刃51および第二断裁刃53による切断に先立ってウェブ19は第一下流押え部材79と第二下流押え部材81の突出部83とによって強く保持されるので、この保持部とニッピングローラ33とによって切断部のウェブ19は張力を付与されることになる。
しかも、第一下流押え部材79および第二下流押え部材81は第一断裁刃51および第二断裁刃53に取り付けられているので、第一下流押え部材79と第二下流押え部材81の突出部83との接触部PKは、第一断裁刃51および第二断裁刃53による切断開始点SKの移動に応じて移動し、切断開始時にはウェブ19を確実に保持することができる。
したがって、ウェブ19は、第一断裁刃51および第二断裁刃53に押されても傾斜したり、あるいは、ばたついたりしないので、容易に、かつ、精度よく切断されることができる。
また、第一断裁刃51および第二断裁刃53は直刃であるので、直線状にきれいに切断することができる。
このように、ウェブ19を容易に、かつ、精度よく切断でき、しかも直線状にきれいに切断できるので、きれいで高級感のある印刷物を得ることができる。
また、第一上流押え部材85の突出部89と第二上流押え部材87とが切断されたウェブ19の略先端を追いかけるようにして保持するので、切断されたウェブ19の先端部がばたつくことを防止することができる。
また、これによって、切断線が第一断裁刃51および第二断裁刃53による切断とは無関係に予想外の方向に進展するのを防止することができる。
なお、本実施形態では、第一上流押え部材85の突出部89と第二上流押え部材87とは切断された後で、切断されたウェブ19の略先端を保持するようにされているが、例えば、第一上流押え部材85の突出部89と第二上流押え部材87との突出量を多くして切断時により近いあるいは切断時にウェブ19を保持するようにしてもよい。
このようにして、切断されたシート45は、搬送ベルト37よって搬送され、折胴39に送られる。
シート45はその先端部を折胴39の爪部材に保持され、折胴39の回転により搬送される。
シート45を保持した折胴45の爪部材が、咥え胴41との接点を越えて回転し、折位置が咥え胴41に接近した時に折ブレードが突出し、シート45の折位置を咥え胴41の咥え部材の方に押し込む。
咥え胴41の咥え部材が折位置を咥えると爪部材がシート45の先端部を開放する。
咥え胴41に咥え替えされたシート45は、搬送ベルト43に受け渡され、排紙部17に搬送される。
排紙部17では、シート45はチョッパ折り装置91で2つ折りされ、直角折り用羽根車93から排紙コンベヤ97に排出される。
あるいは、平行折り用羽根車95から排紙コンベヤ97に排出される。
なお、本実施形態では、断裁機35を輪転印刷機1の折機15に用いているが、これに限定されるものではなく、断裁機35を単体として用いるようにしてもよいし、また、他の装置に組み込むようにしてもよい。
本発明の一実施形態にかかる輪転印刷機の全体概略構成を模式的に示す正面図である。 本発明の一実施形態にかかる断裁機を示す斜視図である。 図2のX−X視図である。 本発明の一実施形態にかかる断裁機の作用を示し、(a)はある時点での関係位置を断面図、(b)は、同時点での切断およびウェブ保持状況を示す側面図である。 本発明の一実施形態にかかる断裁機の作用を示し、(a)は別のある時点での関係位置を断面図、(b)は、同時点での切断およびウェブ保持状況を示す側面図である。 本発明の一実施形態にかかる断裁機の作用を示し、(a)は別のある時点での関係位置を断面図、(b)は、同時点での切断およびウェブ保持状況を示す側面図である。 本発明の一実施形態にかかる断裁機の作用を示し、(a)は別のある時点での関係位置を断面図、(b)は、同時点での切断およびウェブ保持状況を示す側面図である。 本発明の一実施形態にかかる断裁機の作用を示し、(a)は別のある時点での関係位置を断面図、(b)は、同時点での切断およびウェブ保持状況を示す側面図である。 本発明の一実施形態にかかる断裁機の作用を示し、(a)は別のある時点での関係位置を断面図、(b)は、同時点での切断およびウェブ保持状況を示す側面図である。
符号の説明
1 輪転印刷機
15 折機
19 ウェブ
35 断裁機
47 第一シリンダ
49 第二シリンダ
51 第一断裁刃
53 第二断裁刃
79 第一下流押え部材
81 第二下流押え部材
85 第一上流押え部材
87 第二上流押え部材

Claims (5)

  1. 走行する板状材を挟んで配置され、相互に反対方向に回転駆動される一対の回転軸と、
    該各回転軸にその軸線方向に延在するように設けられた直刃の少なくとも一対の切断刃と、を備え、前記一対の回転軸を回転することで前記一対の切断刃によって板状材を切断する回転式断裁装置であって、
    前記切断刃の近傍に、前記切断刃による切断時に前記板状材を保持する押え部材が備えられていることを特徴とする回転式断裁装置。
  2. 前記押え部材は、前記切断刃の回転方向における下流側に備えられていることを特徴とする請求項1に記載された回転式断裁装置。
  3. 前記押え部材は、前記切断刃の回転方向における上流側に備えられていることを特徴とする請求項2に記載された回転式断裁装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載された回転式断裁装置をウェブの断裁手段として用いていることを特徴とする折機。
  5. 請求項4に記載された折機を備えていることを特徴とする輪転印刷機。
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