JP2007323119A - 自律移動体および自律移動体制御方法 - Google Patents

自律移動体および自律移動体制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007323119A
JP2007323119A JP2006149401A JP2006149401A JP2007323119A JP 2007323119 A JP2007323119 A JP 2007323119A JP 2006149401 A JP2006149401 A JP 2006149401A JP 2006149401 A JP2006149401 A JP 2006149401A JP 2007323119 A JP2007323119 A JP 2007323119A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
autonomous mobile
mobile body
slip
movement
self
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006149401A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4432935B2 (ja
Inventor
Yoshiaki Asahara
佳昭 朝原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2006149401A priority Critical patent/JP4432935B2/ja
Publication of JP2007323119A publication Critical patent/JP2007323119A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4432935B2 publication Critical patent/JP4432935B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

【課題】移動する平面内に滑りやすい位置が含まれている場合であっても、移動に制約を生じ難い自律移動体および自律移動体制御方法を提供すること。
【解決手段】平面内において特定される移動マップ上を自律的に移動する自律移動体において、移動マップを記憶する記憶部と、移動時においてスリップが発生したか否かを判定する判定部と、前記判定部が、スリップが発生したと判定した時の自己位置を取得する位置取得部とを設け、スリップが発生したと判定した時の自己位置を含む所定の範囲を、スリップ位置として前記移動マップ上に記憶可能にした。
【選択図】図4

Description

本発明は、平面上を移動する自律移動体および自律移動体制御方法に関するものであり、より詳細には、平面内において特定される移動マップ上を自律的に移動する自律移動体および自律移動体制御方法に関するものである。
近年、建物内部や屋外の広場などといった平面内に、所定領域を有するマップを特定し、このマップ上において、人間の操作を要することなく、車輪や脚式歩行などの手段によって自律的に移動を行う自律移動体が開発されつつある。
このような自律移動体が平面上で正確に移動するためには、移動する平面上をスリップすることなく移動しつづけることが好ましい。そこで、このような自律移動体において、平面上に係る摩擦係数のみが異なる複数種類の移動マップを自律移動体に記憶させ、これらの移動マップに基づいて移動を行うような自律移動体が知られている。このような自律移動体は、移動中にスリップすると、現在用いている移動マップを、記憶した複数種類の移動マップ中に含まれる摩擦係数の低いマップに切り換え、そのマップで定められた摩擦係数に応じた移動制御を行っている。このような移動制御によって、自律移動体は、スリップ発生以後は、再度スリップを生じることなく移動することができる。(例えば特許文献1)
特公平7−61781号公報
しかしながら、上述のような自律移動体においては、同じ平面上を繰り返し移動する場合、移動マップに滑りやすい位置が含まれていると、その滑りやすい位置を通過した後においては、摩擦係数の低いマップに切り換えた状態で移動を継続する。そのため、自律移動体は、スリップが発生した後は摩擦係数が大きい(すなわちスリップする可能性の低い)範囲を移動する際であっても、摩擦係数の小さい範囲を移動するための条件で移動を行うことになる。すなわち、一度スリップした後は、自律移動体は平面上のどの位置を移動するかにかかわりなく、スリップをしない速度や経路を選択するため、移動を行うための制約が生じることとなる。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、移動する平面内に滑りやすい位置が含まれている場合であっても、移動に制約を生じ難い自律移動体および自律移動体制御方法を提供することを目的とするものである。
本発明にかかる自律移動体は、平面内において特定される移動マップ上を自律的に移動する自律移動体であって、前記移動マップを記憶する記憶部と、移動時においてスリップが発生したか否かを判定する判定部と、前記判定部が、スリップが発生したと判定した時の自己位置を取得する位置取得部と、を備えており、スリップが発生したと判定した時の自己位置を含む所定の範囲を、スリップ位置として前記移動マップ上に記憶することを特徴とするものである。
上述のような自律移動体によれば、スリップが発生した移動マップ上の自己位置を把握し、その位置を移動マップ上に記憶するため、このスリップが発生した位置を避けるように移動経路を作成することができる。そのため、移動する平面内に滑りやすい位置が含まれている場合であっても、できるだけ移動に制約を生じさせずに自律的に移動を行うことができる。
また、前記位置取得部とは、移動マップ上における自己の絶対位置を取得する絶対位置取得部を備えるものであってもよい。このような自律移動体であれば、例えば車輪の回転数が急激に変化した時などの自己の絶対位置をスリップが発生した位置とすることができる。
また、前記位置取得部が、移動マップ上において移動した方向および距離から、自己位置を算出する自己位置算出部を備えるものであってもよい。このような自律移動体であれば、移動時にスリップが発生し、スリップした位置とスリップ直後の自己位置とが異なる場合であっても、スリップ直後の絶対位置に関わり無く、スリップが発生した位置を求めることができる。
また、スリップが発生したか否かの判定は、絶対位置取得部で取得した自己の絶対位置と、この絶対位置を取得した時点において前記自己位置算出部で算出された自己位置とに基づいて行うものであってもよい。例えば、絶対位置の変化量と、算出する自己位置の変化量とを比較することで、スリップが発生したか否かを判定するものであってもよい。このような場合、絶対位置の変化量は自律移動体の絶対移動速度により、算出する自己位置の変化量は車輪の回転数等の情報により容易に求めることができるため、スリップが発生したか否かを簡単に判定することができる。
また、スリップが発生したか否かの判定は、絶対位置取得部で取得した自己の絶対位置と、この絶対位置を取得した時点において前記自己位置算出部で算出された自己位置との位置ずれ量を求め、該位置ずれ量に基づいて行うものであってもよい。
その場合、位置ずれ量が所定の閾値以下の場合に、前記自己位置算出部で算出した自己位置を前記絶対位置取得部で取得した絶対位置に置き換え、位置ずれ量が所定の閾値を超えた場合に、前記判定部が、前記算出された自己位置でスリップが発生したと判定するものであってもよい。このような移動体の場合、スリップが発生していない僅かな位置ずれが生じた場合に、常に自己の位置を絶対位置に置き換えることで位置認識の補正を行うことができるとともに、スリップが発生した場合はスリップ発生位置を正確に求めることが可能になる。
また、前記自律移動体において、スリップ位置として記憶された所定の範囲を、スリップが発生したと判定された前記算出された自己位置を中心とした、一定距離の範囲で特定される領域とすることもできる。このように、スリップ位置を所定の面積を有する範囲で表すことによって、実際の平面上に存在する、滑りやすい範囲の分布に近い分布を作成することができる。
また、前記自律移動体において、前記移動マップは、前記平面内において略一定間隔に配置された格子点を結ぶグリッド線を仮想的に描写することで作成されるグリッドマップであり、移動マップ上のグリッド線で囲まれる単位グリッドを自律移動体が存在する位置とし、前記スリップ位置を、前記単位グリッドを一または複数選択して特定するものであることが好ましい。このような自律移動体は、移動する経路やスリップ位置を特定する範囲を容易に作成することができる。
また、前記自律移動体は、判定部においてスリップが発生したと判定された後に、前記スリップが発生したと判定された所定の範囲を通過しない移動経路を作成し、移動を継続するものであってもよい。このような自律移動体においては、移動マップ上のスリップしやすい位置を避けた移動経路に沿って移動を行うことができるため、スリップした後の移動を安定して行うことができる。
また、前記自律移動体は、移動時において、平面内の移動マップ上と、自律移動体との間に生じる摩擦情報を取得する摩擦情報取得部をさらに備え、前記記憶部が、摩擦情報取得部が取得した摩擦情報に基づいて得られた前記スリップ位置における摩擦情報の分布を、前記移動マップ上に記憶するものであってもよい。
このような自律移動体によると、スリップが発生した位置の摩擦情報を得て、その位置を通過する際にはスリップが生じないような移動制御を行うことができるため、スリップが発生した位置を必ずしも避ける必要がなく、さらに移動時の制約が少なくなる。
また、前記移動マップ上に暫定的に摩擦情報の分布が定められており、自律移動体が移動マップ上を移動した結果に基づいて摩擦情報取得部が得た摩擦情報を用いて、前記暫定的に定められた摩擦情報の分布を更新するものであってもよい。このように、新たに得られた摩擦情報を加えて摩擦情報の分布を更新することで、移動マップ上の条件が変化した場合であっても、常に適切な摩擦情報の分布を作成することができる。
また、前記自律移動体は、前記記憶部が、移動マップ上に配置された物体の占める領域を物体毎に記憶しており、スリップが発生したと判定された前記自己位置が該物体の占める領域に含まれる場合に、前記自己位置の摩擦情報を、該物体の占める領域全体に適用して摩擦情報の分布を記憶するものであってもよい。このような自律移動体においては、移動マップ上に配置されたフローリングや絨毯などの略均一な摩擦情報を有する物体については、一箇所の摩擦情報をその物体全体の領域に適用するため、スリップ位置における摩擦分布を効率よく作成することが可能になる。
なお、前記摩擦情報は、移動する平面上における静止摩擦係数であってもよい。このように、静止摩擦係数に基づく摩擦情報の分布を作成することによって、スリップを生じさせないための移動制御をより容易に行うことが可能になる。
以上、説明したように、本発明によると、移動する平面内に滑りやすい位置が含まれている場合であっても、移動に制約を生じ難い自律移動体および自律移動体制御方法を提供することができる。
発明の実施形態1.
以下に、図1から図7を参照しつつ本発明の実施の形態1にかかる自律移動体について説明する。この実施の形態においては、自律移動体は1対の車輪を駆動することで平面上を自律的に移動する車両型の移動体である例を示すものとする。
以下に、図を参照しつつ本発明の実施の形態1にかかる自律移動体について説明する。
図1は、移動する平面としての床部1上の限られた移動マップP(破線に囲まれた領域)内を、自律移動体としての自律移動体としての車両10が移動する一実施形態を概略的に示すものである。この実施の形態においては、平面1上の移動マップP内には特に物体が載置されておらず、車両10が移動マップP内を任意に移動することができるものとする。
図2に示すように、車両10は、箱型の車両本体10aと、1対の対向する車輪11、11と、キャスタ12を備える対向2輪型の車両であり、これらの車輪11、11、キャスタ12とで車両本体10aを水平に支持するものである。さらに、車両本体10aの内部には、車輪11、11をそれぞれ駆動する駆動部(モータ)13、13と、車輪の回転数を検出するためのカウンタ14と、車輪を駆動するための制御信号を作成し、駆動部13、13にその制御信号を送信する演算部15が備えられている。そして、演算部15内部に備えられた記憶部としてのメモリなどの記憶領域15aには、制御信号に基づいて車両10の移動速度や移動方向、移動距離などを制御するためのプログラムとともに、移動マップPの形状および大きさが記憶されている。
また、車両10が備える位置取得部を構成する、自己位置を算出する自己位置算出部と、自己の絶対位置を取得する絶対位置取得部とは、以下のように構成される。
すなわち、自己位置を算出するための移動速度や移動距離などは、カウンタ14で検知された車輪11、11の回転数を演算部15において積算することで求められ、これによって、移動マップ内における車両10の自己位置(オドメトリ位置)が算出される。
さらに、車両本体10aの上面には、自己の絶対位置を取得するためのアンテナ(図示せず)が備えられ、カルマンフィルタやパーティクルフィルタ等の位置推定方法を用いた車両の絶対位置検出手段(図示せず)から、車両10の絶対位置を表す位置情報を受け取る。そして、演算部15においてその位置情報を解析することで、自己の絶対位置を認識する。なお、前述のような絶対位置検出手段は、車両10に対して一体的に設けられていてもよいし、車両10の外部に設けられていてもよい。なお、絶対位置を取得する手段としては、上記アンテナに代えて、周囲の環境から自己の位置を認識するような環境認識用のセンサを用いることもできる。
また、演算部15は、受け取った位置情報から得られた自己の絶対位置と、算出した自己位置との距離の差が所定の閾値以内であれば、自己の認識した位置を算出した自己位置から絶対位置に置き換える。逆に、演算により求めた自己位置と絶対位置との差が閾値を超えた場合は、スリップをしたと判定して、演算により求めた自己位置をスリップ位置として記憶領域15aに記憶する。このように、演算部15は、車両10がスリップしたか否かを判定するための判定部としても作用する。
そして、車両10は、スリップが発生したと判定した後に、取得した絶対位置を自己の位置として、新たな移動経路を作成し、移動を継続する。このような車両10の移動制御に関する詳細については後述する。
さらに、車両本体10aの前面には、移動する方向に現れた障害物等を認識するためのカメラ16が固定されており、このカメラ16で認識した画像や映像等の情報が演算部15に入力された結果、前記プログラムに従って車両の移動する方向や速度等が決定される。このように構成された車両10は、1対の車輪11、11の駆動量をそれぞれ独立に制御することで、直進や曲線移動(旋回)、後退、その場回転(両車輪の中点を中心とした旋回)などの移動動作を行うことができる。そして、車両10は、外部からの移動場所を指定する制御部40からの指令にしたがって、移動マップP内の指定された目的地までの移動経路を自律的に作成し、その移動経路に追従するように移動することで、目的地に到達する。
次に、車両10の内部に記憶された、移動マップPの形状に基づいて作成されるグリッドマップについて説明する。
演算部15内部に備えられた記憶領域15aには、床部1上の移動マップP全体の形状に、略一定間隔d(例えば10cm)に配置された格子点を結ぶグリッド線を仮想的に描写することで得られるグリッドマップが記憶されている。
図3に、前述のグリッドマップの一例を図示する。グリッドマップ20は、移動マップPの形状を模した外枠21の内部を、略一定間隔dに配置された格子点を結ぶグリッド線22を描写したものである。そして、このグリッド線22で囲まれたグリッド単位23を用いて、車両10の自己位置に相当する場所、および目的地である移動終了点、および移動終了点における車両10の移動方向が特定される。なお間隔dは、車両10の移動可能な曲率や絶対位置を認識する精度などの条件に応じて、適宜変更可能であり、スリップしたと判定される際の閾値としても用いることができる。
演算部15は、グリッドマップ20上において特定された自己位置を移動始点とし、この移動始点から目的地である移動終点までの移動経路を作成する。そして、車両10は、移動速度や移動距離からリアルタイムに自己位置を算出し、作成された移動経路に沿って移動を行う。
次に、移動マップP内においてスリップしやすい位置が存在し、車両10が移動マップP内を移動する際に、このスリップしやすい位置でスリップした場合に、このスリップしやすい位置を記憶して移動を行う手順について説明する。
図4は、車両10が移動経路に沿って移動する際に自己の位置を認識する手順を示すフローチャートを表している。この実施形態においては、車両10は移動始点Q0から移動を開始するとともに、定められた移動経路に沿うように、位置Q1、位置Q2、...Qn-1を通過した後、移動終点Qnに到達する。なお車両10は、所定のタイミング(例えば10[msec]毎)で自己の絶対位置を表す位置情報を取得するものとする。
図4に示すように、車両10は移動始点Q0より移動を開始する(ステップ101)。このとき、演算部15はグリッドマップ20上に移動始点Q0を登録している。次に、車両10は移動経路に沿って移動を行うが、リアルタイムに自己の絶対位置を表す位置情報を受けて自己の絶対位置Rを認識する(ステップ102)。そして、車両10の演算部は、位置Rを認識した際の自己位置(オドメトリ位置)Qiを、車輪の回転数や移動した方向等の情報を用いて算出する(ステップ103)。そして、認識した自己の絶対位置Riと、位置Qiとの位置ずれ度を所定の閾値と比較し(ステップ104)、スリップしたか否かを判定する。
このとき、絶対位置Riと自己位置Qiとの位置ずれ量が閾値(本実施形態の場合はグリッドマップの間隔d)以下の場合、演算部15は車両10がスリップしていないと判断し、単に自己の位置を位置Riに置き換え、移動を継続する(ステップ105)。逆に、絶対位置Riと自己位置Qiとの位置ずれ量が閾値(間隔d)を超えた場合、演算部15は車両10がスリップしたと判断し、算出した自己位置Qiを移動マップP内におけるスリップ位置として記憶する(ステップ115)。そして、自己の位置を位置Riに置き換えた後(ステップ116)、位置Riから移動終点までの新たな移動経路を作成するように、移動経路30を修正する(ステップ117)。そして、移動中にスリップが発生したか否かの判断が終了すると、移動を終了するか否かを判断し(ステップ106)、移動終点Qnに到達して移動が終了するまでステップ102から107を繰り返す。
このようなフローを示す一例として、図5において、車両10が移動始点Q0より移動を開始し、移動経路30に沿って位置Q1、位置Q2、位置Q3を通過した後、移動終点Q4に到達する様子を示す。この例において、車両10は位置Q3においてスリップし、位置Q3を通過する際に取得した絶対位置との位置ずれ量が閾値(例えばグリッド線の間隔d)を超えているものとする。この場合、車両10は、図6に示すように、グリッドマップ20上において位置Q3をスリップ位置23として記憶する。この記憶したスリップ位置は、図6に示すように位置Q3を含む単一グリッド(グリッド線で囲まれた最小の領域)で特定されている。このように、スリップした位置をグリッドマップ上に記憶するため、スリップした後の移動制御において、この位置を避けるような移動経路を作成したり、この位置を通過する時のみに速度を低下したりするといった経路計画を行うことができる。
なお、スリップ位置として特定する領域としては、前述のような単一グリッドに限らず、より広い領域をスリップ位置として特定してもよい。例えば、図7に示すように、位置Q3を含む単一グリッドを囲む全ての単位グリッドをスリップ位置23としてもよい。すなわち、移動する平面の状態に応じて、スリップ位置として特定する領域の広さや形状などは、任意に定めることができる。
以上、説明したように、この実施の形態においては、スリップしたと判断された場合にその位置をスリップ位置として移動マップ上に記憶することで、その後の移動経路を、前記スリップ位置を避けるように作成することができる。したがって、移動を行うための経路計画に対して生じる制約を少なくすることができるという効果がある。
発明の実施の形態2.
次に、図8および図9を参照しつつ本発明の実施の形態2にかかる自律移動体について説明する。本実施の形態においては、前述した実施の形態1において説明した構成と同一の構成はその説明を省略するものとする。
本実施の形態においては、前述の実施の形態1と同様に、移動始点から移動終点までの移動中において絶対位置と算出した自己位置(オドメトリ位置)との位置ずれ量が閾値を上回る場合に、その自己位置でスリップしたと判断する。そして、そのスリップしたと判断した位置を、対応するグリッドマップ上の位置においてスリップ位置として記憶する際に、スリップ位置における摩擦情報として、スリップ位置における静止摩擦係数を取得する。以下、摩擦情報としての静止摩擦係数を取得するための構成および手順について詳細に説明する。
図8は、車両10の車輪11,11が移動マップ上の位置Qiにおいてスリップした様子を拡大して示すものである。この図において、車両10の対をなす車輪11の間隔を2a、車輪径を2r、車両10の質量をmで表している。また、車両10は、位置Qiにおいて円弧を描くように移動するものとし、車両10の位置Qiにおける接線方向(直進方向)の移動速度をv、車両10の回転角速度をω、車両10が円弧を描いて移動する際の回転半径をρとしている。このとき、車両10に作用する遠心力F1は以下の式1ように表される。
・・・・式1
さらに、車両10の推進力をF2とすると、この遠心力と推進力とによる合力が、移動する平面上の摩擦力を超えた時に車輪11がスリップすると考えられるため、スリップした位置の静止摩擦係数をμとすると、スリップした直後には以下の式2の関係が成立する。
・・・・式2
ここで、車両10の推進力F2は、駆動部13からのトルクと、減速比および車輪径を考慮すると求めることができるため、式2からスリップした位置の静止摩擦係数μを算出することができる。このようにして得られたスリップ位置における静止摩擦係数を、グリッドマップ上に、スリップ位置と対応させて記憶することで、このスリップ位置を通過する際にスリップが生じないような速度などの条件をより正確に定めることが可能になる。
なお、スリップ位置と対応させて記憶する摩擦情報は、前述のように求めた静止摩擦係数に基づいて、スリップ位置における摩擦情報の分布としてもよい。すなわち、スリップ位置が単一グリッドよりも広い領域で特定された場合に、この領域の一部または全体についての摩擦情報(例えば静止摩擦係数)の分布を作成してもよい。例えば、位置Qiにおいてスリップしたと判定され、位置Qiおよびこの位置を囲む単一グリッドの集合をスリップ位置23として記憶される場合において、このスリップ位置23における摩擦情報の分布を作成してもよい。図9は本実施の形態における摩擦情報の分布を作成した様子を示す一例であり、位置Qiを含む単一グリッド23aにおける静止摩擦係数を、前述のように求めたμ1としている。そして、この単一グリッド23aを囲む単一グリッド集合23bにおける静止摩擦係数を、前記μ1よりも大きく、その他の領域(スリップせず、スリップ位置として特定されていない領域)よりも小さな摩擦係数μ2として、摩擦情報の分布を作成している。
なお、車輪の駆動により移動する移動体が、スリップした場合における静止摩擦係数を求めるための算出手法として、上述した算出手法は一例であり、その他の算出手法を用いて静止摩擦係数を求めてもよいことは言うまでもない。
発明の実施の形態3.
次に、図10から図12を参照しつつ本発明の実施の形態3にかかる自律移動体について説明する。本実施の形態においても、前述した実施の形態1および2において説明した構成と同一の構成はその説明を省略する。
図10に示すように、本実施の形態においては、床部1上の移動マップP内において、所定の広さを有し、異なる材質からなる面P1、P2がそれぞれ設けられている。面P2は同一材質の複数の面P2(a)〜(c)からなり、これらの面P2(a)〜(c)は異なる形状および異なる面積を有するものとする。このような同一材質の面の具体例としては、例えばフローリング、畳などといった材質が異なる床材の面や、カーペットなどの床部1の面上に敷いて用いられる部材などが該当する。
車両10は、前述のような移動マップP内を移動するが、車両10に予め記憶されるグリッドマップ上には、図11に示すように、図10に示す面P1、P2に対応する領域P10、P20(P20(a)、P20(b)、P20(c))が予め特定されているものとする。該領域P10およびP20は、移動マップPを記憶させる際に手入力等で記憶させてもよいし、面P1、P2を形成する床材や部材等にRFID等の信号発信部を設けておき、これらの信号発信部から発せられる信号を読み取り、移動マップPと併せて記憶するようにしてもよい。
このように構成された自律移動体としての車両10は、図12に示すように、面P1内において、算出した自己位置Qiと、自己の絶対位置Riとの差が大きく、スリップしたと判定されると、位置Qiのみならず領域P10全体を同一の摩擦情報として記憶する。すなわち、位置Qiにおける静止摩擦係数μiが求められると、面P1に対応する領域P10全体の静止摩擦係数をμiとして移動マップP上に記憶する。
同様に、面P2内に含まれる位置Qjにおいてスリップしたと判定された場合は、位置Qjにおいて求められた静止摩擦係数等の摩擦情報を、領域P20全体(すなわちP20(a)、P20(b)、P20(c))について拡張して記憶する。このように、位置Qjにおける静止摩擦係数等の摩擦情報を、同一材質の面に対応する領域P20全体(すなわちP20(a)、P20(b)、P20(c))に拡張することで、車両10が通過していない位置の摩擦情報を記憶し、その情報をスリップした後の移動制御に用いることができる。したがって、本実施の形態によると、移動する領域内に含まれる面ついての情報が既知である場合に、移動中に得られる摩擦情報に基づいて、より効率よく移動マップ上の摩擦情報の分布を求めることができる。
なお、前述したような移動マップ中の特定の面については、移動マップ中の一部分に限定されるものではなく、例えば部屋全体を占めるフローリングのように、移動マップの面全体を構成するものであってもよい。
以上に説明した、本発明に係る自律移動体および自律移動体制御方法の実施の形態については、あくまでも一例であり、本発明はこれに限られるものではない。
例えば、上記実施の形態においては、自立移動体として、車輪を駆動する車両を例に挙げたが、例えば2足歩行型等の脚式移動タイプのロボットなど、平面上を移動するものであればどのような形態であってもよい。車輪による駆動や脚式移動、その他の方法により平面上を移動するような移動体であれば、移動する平面内に滑りやすい位置が含まれている場合であっても、移動経路を作成する際などに生じる制約を少なくすることができる。
また、自立移動体が記憶する移動マップとして、グリッドマップを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えばマップ上の物体を特徴点(ノード)で表したトポロジーマップを用いることもできる。このようなマップを用いた場合、各特徴点(ノード)を結ぶリンクによって移動経路を作成するが、このノードに摩擦情報を持たせることによって、本発明の効果を奏することが可能になる。
また、前述の実施の形態においては、取得する摩擦情報が固定される例を説明しているが、本発明はそれに限られるものではない。すなわち、移動する平面が濡れて滑りやすくなっている場合に、自律移動体がその路面でスリップを行った後に、移動する平面が乾いて滑りにくくなった場合であっても、本発明を適用することは可能である。すなわち、一度スリップが発生した場所を何度か通過する際に、スリップを生じない場合には、スリップ位置に対応して記憶した摩擦係数を大きくするように変更するといった、摩擦情報の更新を行うこともできる。このようにすると、スリップした時のみに摩擦情報を更新することにより、一方的に摩擦係数が下がっていくことを防ぐことができる。
また、本発明においては、自律移動体が記憶する摩擦情報としての静止摩擦係数は、前述のように算出により求めるものに限られるものではない。すなわち、移動する平面上の材質などを知ることにより、予め記憶した情報から、摩擦情報を取得してもよい。例えば、自律移動体に赤外線分析部などを搭載することで、移動する平面の材質を簡易的に分析し、その材質に応じた静止摩擦係数などの情報を読み出してもよい。
第1の実施の形態に係る自律移動体が、移動する平面上に位置する様子を示す概略図である。 図1に示す自律移動体の内部構成を簡易的に表す概略図である。 図1に示す自律移動体に記憶されたグリッドマップの一例表す図である。 図1に示す自律移動体が移動を行う際に、移動する平面上においてスリップしたか否かを判定する手順を示すフローチャートである。 図1に示す自律移動体が、平面上を移動し、スリップをした様子を示す概略図である。 図5に示す自律移動体のスリップした様子が、グリッドマップ上において表された様子を示す概略図である。 前述のグリッドマップ上において、スリップ位置として特定する領域を複数の単位グリッドで表す例を示す概略図である。 第2の実施の形態に係る自律移動体が、自律移動体と、移動する平面との間に生じる摩擦情報を算出する様子を概略的に表した概略図である。 図8に示す自律移動体が、グリッドマップ上において摩擦情報としての静止摩擦係数を記憶する様子を示す概略図である。 第3の実施の形態に係る自律移動体が、平面上に位置する様子を概略的に表した概略図であり、該平面上に所定の広さを有し、異なる材質の面が存在する様子を示す図である。 図10に示す自律移動体において記憶されるグリッドマップの一例を示す図である。 図10に示す自律移動体に記憶されたグリッドマップに、スリップ位置を記憶する様子を示す概略図である。
符号の説明
1・・・床部(平面)
10・・・車両(自律移動体)
10a・・・車両本体
11・・・車輪
13・・・駆動部
15・・・演算部(判定部)
15a・・・記憶領域(記憶部)
20・・・グリッドマップ
23・・・スリップ位置
P・・・移動マップ

Claims (16)

  1. 平面内において特定される移動マップ上を自律的に移動する自律移動体であって、
    前記移動マップを記憶する記憶部と、
    移動時においてスリップが発生したか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が、スリップが発生したと判定した時の自己位置を取得する位置取得部と、を備えており、
    スリップが発生したと判定した時の自己位置を含む所定の範囲を、スリップ位置として前記移動マップ上に記憶することを特徴とする自律移動体。
  2. 前記位置取得部が、移動マップ上における自己の絶対位置を取得する絶対位置取得部を備えることを特徴とする請求項1に記載の自律移動体。
  3. 前記位置取得部が、移動マップ上において移動した方向および距離から、自己位置を算出する自己位置算出部をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の自律移動体。
  4. 前記判定部が、絶対位置取得部で取得した自己の絶対位置と、この絶対位置を取得した時点において前記自己位置算出部で算出された自己位置とに基づいて、スリップが発生したか否かを判定することを特徴とする請求項3に記載の自律移動体。
  5. 前記判定部が、絶対位置取得部で取得した自己の絶対位置と、この絶対位置を取得した時点において前記自己位置算出部で算出された自己位置との位置ずれ量を求め、該位置ずれ量に基づいて、スリップが発生したか否かを判定することを特徴とする請求項3または4に記載の自律移動体。
  6. 前記位置ずれ量が所定の閾値以下の場合に、前記自己位置算出部で算出した自己位置を前記絶対位置取得部で取得した絶対位置に置き換え、
    前記位置ずれ量が所定の閾値を超えた場合に、前記判定部が、前記算出された自己位置でスリップが発生したと判定することを特徴とする請求項5に記載の自律移動体。
  7. 前記スリップ位置として記憶された所定の範囲が、スリップが発生したと判定された自己位置を中心とした、一定距離の範囲で特定される領域であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の自律移動体。
  8. 前記移動マップが、前記平面内において略一定間隔に配置された格子点を結ぶグリッド線を仮想的に描写することで作成されるグリッドマップであり、移動マップ上のグリッド線で囲まれる単位グリッドを自律移動体が存在する位置とし、前記スリップ位置を、前記単位グリッドを一または複数選択して特定することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の自律移動体。
  9. 判定部においてスリップが発生したと判定された後に、前記スリップ位置を通過しない移動経路を作成し、移動を継続することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の自律移動体。
  10. 移動時において、平面内の移動マップ上と、自律移動体との間に生じる摩擦情報を取得する摩擦情報取得部をさらに備え、
    前記記憶部が、摩擦情報取得部が取得した摩擦情報に基づいて得られた前記スリップ位置における摩擦情報の分布を、前記移動マップ上に記憶することを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の自律移動体。
  11. 前記移動マップ上に暫定的に摩擦情報の分布が定められており、自律移動体が移動マップ上を移動した結果に基づいて摩擦情報取得部が得た摩擦情報を用いて、前記暫定的に定められた摩擦情報の分布を更新することを特徴とする請求項10に記載の自律移動体。
  12. 前記記憶部が、移動マップ上に配置された物体の占める領域を物体毎に記憶しており、スリップが発生したと判定された前記自己位置が該物体の占める領域に含まれる場合に、前記自己位置の摩擦情報を、該物体の占める領域全体に適用して摩擦情報の分布を記憶することを特徴とする請求項10または11に記載の自律移動体。
  13. 前記摩擦情報が、移動する平面上における静止摩擦係数であることを特徴とする請求項10から12のいずれかに記載の自律移動体。
  14. 平面内において特定される移動マップ上を自律的に移動する自律移動体を制御するための自律移動体制御方法であって、
    前記移動マップ上において、前記自律移動体の絶対位置情報を取得する絶対位置情報取得ステップと、
    自律移動体が移動マップ上において移動した方向および距離から、自律移動体の自己位置情報を算出して取得する自己位置情報算出ステップと、
    取得された自律移動体の絶対位置と、算出により取得された自律移動体の自己位置との位置ずれ量を算出する位置ずれ量算出ステップと、
    算出された位置ずれ量に基づいて、スリップが発生したか否かを判定する判定ステップと、
    スリップが発生したと判定された場合に、前記自己位置を含む所定の範囲を、スリップ位置として前記移動マップ上に記憶する記憶ステップと、を備えることを特徴とする自律移動体制御方法。
  15. 前記判定ステップにおいてスリップが発生したと判定された後に、前記スリップ位置を通過しない移動経路を作成し、移動を継続することを特徴とする請求項14に記載の自律移動体制御方法。
  16. 前記移動マップ上において移動した際に、移動マップ上と、自律移動体との間に生じる摩擦情報を取得する摩擦情報取得ステップをさらに備え、
    前記摩擦情報取得ステップで取得した摩擦情報に基づいて得られた前記スリップ位置における摩擦情報の分布を、前記移動マップ上に記憶することを特徴とする請求項14または15に記載の自律移動体制御方法。
JP2006149401A 2006-05-30 2006-05-30 自律移動体および自律移動体制御方法 Expired - Fee Related JP4432935B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006149401A JP4432935B2 (ja) 2006-05-30 2006-05-30 自律移動体および自律移動体制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006149401A JP4432935B2 (ja) 2006-05-30 2006-05-30 自律移動体および自律移動体制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007323119A true JP2007323119A (ja) 2007-12-13
JP4432935B2 JP4432935B2 (ja) 2010-03-17

Family

ID=38855907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006149401A Expired - Fee Related JP4432935B2 (ja) 2006-05-30 2006-05-30 自律移動体および自律移動体制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4432935B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8938319B2 (en) 2009-01-07 2015-01-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Robot slip detection apparatus and method
WO2019187122A1 (ja) * 2018-03-30 2019-10-03 本田技研工業株式会社 自律走行作業機、及び制御システム
US10496093B2 (en) 2017-03-17 2019-12-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Movement control system, movement control device, and computer-implemented program for movement control
WO2020262060A1 (ja) * 2019-06-27 2020-12-30 ソニー株式会社 移動体、制御方法、およびプログラム
JP2021144305A (ja) * 2020-03-10 2021-09-24 日本電気株式会社 マーカ管理システム、マーカ管理方法、及びコンピュータプログラム
CN113465940A (zh) * 2021-06-22 2021-10-01 深圳拓邦股份有限公司 一种机器人打滑检测方法、装置以及机器人
WO2024057487A1 (ja) * 2022-09-15 2024-03-21 株式会社Fuji 移動体および移動体システム

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8938319B2 (en) 2009-01-07 2015-01-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Robot slip detection apparatus and method
KR101553653B1 (ko) * 2009-01-07 2015-09-16 삼성전자 주식회사 로봇의 슬립 감지 장치 및 방법
US10496093B2 (en) 2017-03-17 2019-12-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Movement control system, movement control device, and computer-implemented program for movement control
WO2019187122A1 (ja) * 2018-03-30 2019-10-03 本田技研工業株式会社 自律走行作業機、及び制御システム
JPWO2019187122A1 (ja) * 2018-03-30 2021-01-14 本田技研工業株式会社 自律走行作業機、及び制御システム
US20210112708A1 (en) * 2018-03-30 2021-04-22 Honda Motor Co., Ltd. Autonomous running working machine and control system
JP6997293B2 (ja) 2018-03-30 2022-01-17 本田技研工業株式会社 自律走行作業機、及び制御システム
WO2020262060A1 (ja) * 2019-06-27 2020-12-30 ソニー株式会社 移動体、制御方法、およびプログラム
JP2021144305A (ja) * 2020-03-10 2021-09-24 日本電気株式会社 マーカ管理システム、マーカ管理方法、及びコンピュータプログラム
JP7327220B2 (ja) 2020-03-10 2023-08-16 日本電気株式会社 マーカ管理システム、マーカ管理方法、及びコンピュータプログラム
CN113465940A (zh) * 2021-06-22 2021-10-01 深圳拓邦股份有限公司 一种机器人打滑检测方法、装置以及机器人
WO2024057487A1 (ja) * 2022-09-15 2024-03-21 株式会社Fuji 移動体および移動体システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4432935B2 (ja) 2010-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102192530B1 (ko) 무인 운반차, 컴퓨터와 무인 운반차를 가진 시스템, 가상 궤도를 계획하기 위한 방법 및 무인 운반차를 작동하기 위한 방법
JP4432935B2 (ja) 自律移動体および自律移動体制御方法
JP6599543B2 (ja) 自動搬送車
JP4467534B2 (ja) 障害物のある環境下で自律移動する移動ロボットおよび移動ロボットの制御方法。
JP5402057B2 (ja) 移動ロボット制御システム、経路探索方法、経路探索プログラム
JP5148619B2 (ja) 移動ロボットによる地図作成方法
KR102504729B1 (ko) 웨이포인트 매칭을 이용한 자율적 맵 주행
JP5157803B2 (ja) 自律移動装置
KR20210066791A (ko) 로봇식 장치의 타이트 턴을 위한 경로 계획을 최적화하는 시스템 및 방법
US20070271003A1 (en) Robot using absolute azimuth and mapping method thereof
US11175664B1 (en) Navigation directly from perception data without pre-mapping
JP5498178B2 (ja) 無人移動体の制御方法及び無人移動体
JP6771588B2 (ja) 移動体および移動体の制御方法
JP2009093308A (ja) ロボットシステム
JP2017211825A (ja) 自己位置推定装置、及び、自己位置推定方法
US9931753B1 (en) Methods and devices for automatic gait transition
KR101146942B1 (ko) 이동로봇의 경로생성 장치, 이를 구비하는 이동로봇 및 이동로봇의 경로생성 방법
JP2008142841A (ja) 移動ロボット
JP2007257276A (ja) 移動経路作成方法、自律移動体および自律移動体制御システム
JP4467533B2 (ja) 折線追従移動ロボットおよび折線追従移動ロボットの制御方法
KR102129258B1 (ko) 지도 제작 장치 및 방법
JP5439552B2 (ja) ロボットシステム
WO2016009585A1 (ja) 自律移動体とその制御方法
JP4462212B2 (ja) センサの回転制御方法及び障害物回避方法
JP5321214B2 (ja) 移動体及びその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080617

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090805

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091201

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091214

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees