JP2007292295A - 真空用バルブ - Google Patents

真空用バルブ Download PDF

Info

Publication number
JP2007292295A
JP2007292295A JP2007064012A JP2007064012A JP2007292295A JP 2007292295 A JP2007292295 A JP 2007292295A JP 2007064012 A JP2007064012 A JP 2007064012A JP 2007064012 A JP2007064012 A JP 2007064012A JP 2007292295 A JP2007292295 A JP 2007292295A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
valve
support seat
vacuum
port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007064012A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5035771B2 (ja
Inventor
Tsuneo Ishigaki
恒雄 石垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SMC Corp
Original Assignee
SMC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SMC Corp filed Critical SMC Corp
Priority to JP2007064012A priority Critical patent/JP5035771B2/ja
Publication of JP2007292295A publication Critical patent/JP2007292295A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5035771B2 publication Critical patent/JP5035771B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Valve Housings (AREA)
  • Fluid-Driven Valves (AREA)
  • Details Of Valves (AREA)

Abstract


【課題】金属素材を絞り加工して形成したハウジングを有するバルブにおいて、該ハウジングに対する操作部の取り付けを、強度低下を来すことなく簡単かつコンパクトに行うことができるようにする。
【解決手段】2つのポートP1,P2を結ぶ流路中の弁座4を弁部材5で開閉する主弁部1と、この弁部材5を開閉操作する操作部2とからなる真空用バルブにおいて、上記主弁部1のハウジング3を、金属材を絞り加工して形成した円筒形のハウジング本体6に、2つのポート部材7,8を接合することにより構成し、該ハウジング3の端部には、内向きに折曲したフランジ状の取付部10を形成し、該取付部10上に円環状の支持座体21を介して上記操作部2を取り付けると共に、円環状の支持プレート25と上記取付部10との間にシール部材33を挟持させ、該支持プレート25と上記弁部材5とにベローズ23の両端を連結する。
【選択図】図5

Description

本発明は、半導体製造等のための真空室内の気体を真空ポンプで排気する配管系に用いる真空用バルブに関するものであり、更に具体的には、プレス絞りないしはヘラ絞りにより形成したハウジングを備える真空用バルブに関するものである。
従来、真空用バルブのハウジングとして、弁体を内包する円筒部と、該弁体が当接する弁座を構成する平面部とを、1本の金属管材の絞り加工によってほぼ均一の肉厚を有するように形成したものは、例えば特許文献1によって公知である。この真空用バルブは、円筒状をした上記ハウジングの内部に、絞り加工で平面状に形成された上記弁座と、この弁座を開閉する上記弁部材とを備えていて、該ハウジングの上端部に、上記弁部材を開閉操作するための操作部(シリンダ部)が取り付けられている。
このように、バルブのハウジングを金属管材の絞り加工で形成すると、高価で複雑な機械加工を行う必要がないため、簡単かつ安価にハウジングを製造することができ、また、該ハウジングを薄肉に形成することができるため、バルブの軽量化にも有効である。
ところがその反面、薄肉化されたハウジングは、上記操作部の取り付けを難しくする。上記従来の真空用バルブにおいては、ハウジングの上端部に、該ハウジングの肉厚をそのまま利用して環状の支持部材を取り付け、この支持部材上に上記操作部を取り付けるか、あるいは、該操作部に結合されたアダプタを円筒の上端部に直接取り付けるようにしているが、肉厚の小さいハウジングの端部に操作部を直接取り付けるこのような方法は、その取り付けが難しいだけでなく、取付強度も小さくなりがちである。しかも、上記支持部材がハウジングの外周に大きく張り出すため、バルブの大形化にもつながり易い。また、上記支持部材を腐食性の制御流体から隔離する必要がある場合に、そのための構成も複雑化する。
特許第3032708号公報
そこで本発明の目的は、金属素材を絞り加工して形成したハウジングを有する真空用バルブにおいて、上記ハウジングに対する操作部の取り付けを、強度低下を来すことなく簡単かつコンパクトに行うことができるようにすると共に、腐食性の制御流体からの部品の保護も容易であるように構成することにある。
上記目的を達成するため、本発明の真空用バルブは、真空チャンバと真空源とに接続される2つのポート、これらのポートを結ぶ流路の途中に形成された弁座、及び該弁座を開閉するポペット形の弁部材を備えた主弁部と、上記弁部材を開閉操作する操作部とによって構成されている。
上記主弁部のハウジングは、金属材をプレス絞り又はヘラ絞りすることにより形成された均一厚さを有する円筒形のハウジング本体と、上記ポートを形成する円筒形の2つのポート部材とからなっていて、上記ハウジング本体の軸線方向の第1端と側面とに形成されたポート用開口部に上記ポート部材を接合することにより組み立てられており、上記ハウジング本体の軸線方向の第2端には、該ハウジング本体の端部を内向きに折曲することにより均一厚さを有するフランジ状の取付部が形成され、該取付部上に該取付部の内径より大径の円形の内孔を備えた支持座体が取り付けられると共に、該支持座体に上記操作部が取り付けられ、更に、該支持座体の内孔内において上記取付部と操作部との間に円環状のシール部材と円環状の支持プレートとが挟持され、該支持プレートと上記弁部材とにベローズの両端が連結されている。
本発明において、上記支持座体は、上記取付部の上面に載置される本体部と、該本体部の外周端からハウジング側に延出して該ハウジングの外周を取り囲むスカート部とで構成されていても良く、あるいは、溝形の断面形状を有するように形成されて、溝の開口縁を上記取付部に当接させた状態で該取付部に取り付けられていても良い。
また、本発明においては、上記主弁部のハウジングの外面に伝熱用のジャケットが被設されていても良い。この場合、上記ジャケットと上記支持座体とを一体に形成することもできる。
また、本発明によれば、上記真空バルブにおける主弁部用ハウジングが提供される。このハウジングは、金属材をプレス絞り又はヘラ絞りすることにより形成された均一厚さを有する円筒形のハウジング本体と、上記ポートを形成する円筒形の2つのポート部材とからなっていて、上記ハウジング本体の軸線方向の第1端と側面とに形成されたポート用開口部に上記ポート部材を接合することにより組み立てられており、上記ハウジング本体の軸線方向の第2端には、該ハウジング本体の端部を内向きに折曲することにより、上記操作部を取り付けるための均一厚さを有するフランジ状の取付部が形成されている。
上記取付部上には、該取付部の内径より大径の円形の内孔を備えた支持座体が取り付けられていることが望ましい。
上記構成を有する本発明によれば、金属素材を絞り加工して形成したハウジングを有する真空用バルブにおいて、上記ハウジングに対する操作部の取り付けを、該ハウジングの端部に形成された内向きフランジ状の取付部と、この取付部上に載置される環状の支持座体とを介して行うことにより、上記取付部がない従来品に比べ、強度低下を来すことなく簡単かつコンパクトにその取り付けを行うことができる。
また、上記フランジ状の取付部の存在により、上記支持座体が腐食性の制御流体と接触しないように構成することができるため、この支持座体を耐腐食性を持つ特殊で高価な素材で形成する必要がない。
図1には、真空用バルブにおける主弁部用ハウジングの第1構成例が示されている。このハウジング3は、図5又は図8に示すような真空用バルブVA,VBの主弁部1に用いられるものである。これらの真空用バルブVA,VBは、真空チャンバと真空源とに接続される第1及び第2の2つのポートP1,P2と、これらのポートP1,P2を結ぶ流路の途中に形成された弁座4と、該弁座4を開閉するポペット形の弁部材5とを備えた上記主弁部1に、上記弁部材5を開閉操作するための流体圧シリンダからなる操作部2を結合することにより構成されたもので、これらのバルブVA,VBの構成の詳細については後述するものとする。
上記ハウジング3は、図2からも分かるように、ステンレス等の金属板材又は金属管材にプレス絞り又はヘラ絞り加工を施すによって形成された均一厚さを有する円筒形のハウジング本体6と、上記ポートP1,P2を形成する円筒形をした第1及び第2の2つのポート部材7,8とからなるもので、これらのポート部材7,8を、上記ハウジング本体6に形成されたポート形成用の第1及び第2の開口部11,12にそれぞれ溶接やロー付け等の方法で接合することにより、図1のように組み立てられている。
上記ハウジング本体6は、上記弁部材5を移動可能に収容するための筒状胴部9の軸線L方向の第1端に、該ハウジング本体6の端部をプレス加工等で内向きに折曲することにより形成された円環状で軸線Lと直交する方向に平坦な弁座形成面4aを有し、この弁座形成面4aの内側に第1ポートP1を形成する第1開口部11が形成されると共に、該弁座形成面4aの内周端寄りの位置に、この第1開口部11を取り囲む円環状の上記弁座4が形成されている。上記弁座形成面4aの内周端即ち上記第1開口部11の口縁には、該口縁を軸線Lに沿って外向きに折り曲げることにより、円筒状をしたポート用接続筒部11aが形成されている。
また、上記ハウジング本体6における筒状胴部9の側面には、上記第2ポートP2を形成するための第2開口部12が形成され、この第2開口部12の口縁を外向きに折曲することにより、円筒状のポート用接続筒部12aが形成されている。
更に、上記ハウジング本体6における軸線L方向の第2端には、該ハウジング本体6の端部を内向きに折曲することにより、均一厚さを有するフランジ状の取付部10が形成されている。この取付部10は、上記操作部2を取り付けるためのものであり、図示した例では、内周側が斜め上向きとなるように傾斜しているが、水平であっても構わない。
この取付部10の形成は、例えば図10に示すように、上記ハウジング本体6の内部に、径を大小に変更可能で折曲用の受け面13aを先端部外周に備えた受け型13を挿入した状態で、該ハウジング本体6の上端部を、折曲用の傾斜面14aを備えた押さえ型14で加圧することにより内側に向けて折曲し、そのあと上記受け型を縮径させて取り出すという方法により行うことができる。もちろんそれ以外の方法で形成しても良い。
上述したようなハウジング3は、高価な機械加工なしで、プレス絞り等により簡単、安価に製作できるものである。
上記ハウジング本体6における筒状胴部9と弁座形成面4aとが連なる折曲部16の内側の曲率半径、及び、該弁座形成面4aと接続筒部11aとが連なる折曲部17の内側の曲率半径は、プレス加工によって得られる最小寸法に近づけることが望ましく、例えば、ハウジング3をステンレス製の板材で形成する場合、この板材の厚さが1.5mmとあるとすると、その曲率半径は、好ましくは3mm以下であり、より好ましくは2mm程度である。
このように、上記折曲部17の曲率半径を小さくすると、弁座4を弁座形成面4aの内周端寄りの位置、即ち、上記第1開口部11に近い位置に形成することができるため、それだけ上記弁部材5を小径にすることが可能となり、その結果、ハウジング3の内径と弁部材5の外径との差を大きくすることができ、開弁時における流路面積が増加するので、同一バルブストロークでもコンダクタンスを大きくすることができる。あるいは、上記第1開口部11の径を大きくしながらハウジング3の胴部9の径を小さくして、該ハウジング3内の有効断面積に比して該ハウジング3の外形状を小さくすることが可能になる。
上記ポート部材7,8は、図1及び図2から分かるように、平坦な接合面18aを先端に有する筒状部18と、該筒状部18の基端部に形成されたフランジ部19とを備えている。そして、上記接合面18aを、上記ハウジング本体6に形成された接続筒部11a,12aの先端の平坦な接合面11b,12bと突き合わせ、それらの当接部を溶接することにより該ハウジング本体6に一体に接合されている。上記ポート部材7,8は、プレスと鍛造などを組合わせて成形されるものである。
なお、上記2つのポート部材7,8が互いに同一形状及び同一寸法を有しているが、それらの形状及び寸法は互いに異なっていても良い。2つのポート部材7,8の寸法が異なる時は、それに応じて上記接続筒部11a,12aの寸法も異なることになる。
図3は、上記ハウジング3の第2構成例を示すものである。この第2構成例では、ハウジング本体6の第1開口部11の回りに、図1及び図2の第1構成例にあるような円筒状の接続筒部11aが形成されておらず、上記第1開口部11の口縁に、ポート部材7の筒状部18の先端部を直接当接させて溶接することにより接合している。即ち、円で囲んだ拡大図から分かるように、上記筒状部18の先端に凹段部18bを形成し、この凹段部18bに弁座形成面4aの先端を当接させてそれらの当接部を溶接により接合している。従って、この場合には、図1の第1構成例の場合よりも、弁座形成面4aとポート部材7との間の角度が鋭角的になる。
なお、この第2構成例のハウジング3の上記以外の構成は、第1構成例のハウジング3と変わるところがないので、同一部分に同一符号を付してそれらの説明を省略する。
このように、上記ハウジング3は、ハウジング本体6と2つのポート部材7,8とからなっていて、これらの部材が二箇所で接合、一体化されている。この場合、上記ポート部材7,8の筒状部18とハウジング本体6の接続筒部11a,12aとの肉厚をほぼ同じにすれば、各種接合方法による接合が可能になるが、内側の溶接面が接合する板材の表面と略同一になる裏波溶接を行うのが有利である。この場合、接合部の微細隙間に腐食性物質が侵入することがなく、ハウジング3の耐食性を向上させることができる。
上記ポート部材7,8のフランジ部19は、図4の(a)〜(c)に例示するような各種形態に構成することができる。
同図(a)に示すポート部材7,8のフランジ部19は、筒状部18の基端部を外側に向けて折曲して形成した折曲部19aと、該折曲部19aの内側に当接したクランプ用補助金具19bとにより形成されている。
また、同図(b)に示すポート部材7,8のフランジ部19は、筒状部18の基端部をプレス加工などによって外側に向けて折曲したあと、その先端を上記筒状部18の先端側に向けて折返し、更にその先端を筒状部の外面に向けて折曲することにより、中空状に形成されている。
更に、同図(c)に示すポート部材7,8のフランジ部19は、筒状部18の基端部をプレス加工などにより斜め外側に向けて折曲したあと、その先端をフランジ部の軸線に沿って筒状に折曲し、更にその先端を中心側に向けて折曲することにより、溝形に形成されている。
上記図4(b)及び(c)のポート部材7,8のフランジ部19は、内部が中空状になるため、軽量である。
なお、上記ポート部材7,8は、削り加工材によって形成することもできる。
次に、図5及び図6を参照して、上記ハウジング3を用いた真空用バルブVAについて説明する。
この真空用バルブVAは、主弁部1用のハウジング3として、図2におけるハウジング本体6の各接続筒部11a,12aに、図4(a)に示すポート部材7,8を接合したものが用いられている。そして、このハウジング3の内部に弁機構20が組み込まれると共に、該ハウジング3の胴部9の上端に形成された上記取付部10の上部に、支持座体21を介して流体圧シリンダからなる上記操作部2が取り付けられている。
上記弁機構20は、ディスク型をした上記弁部材5を備え、該弁部材5の下面に上記弁座4に接離するリング状のシール部材5aが取り付けられている。また、上記弁部材5の上面中央位置には、ハウジング3の中心軸線Lに沿って延びる弁ロッド22の下端が取り付けられ、該弁ロッド22の上端部は、上記操作部2におけるシリンダハウジング31の底壁部31aを貫通して該シリンダハウジング31の内部に延出している。
また、上記底壁部31aの下面と上記弁部材5との間には、該弁部材5を弁座4側に向けて付勢するスプリング23が介設され、上記底壁部31aと取付部10との間にシール部材33と共に挟持固定された円環状の支持プレート25と、上記弁部材5の上面とに、ベローズ24の両端が連結されている。該ベローズ24は、上記弁ロッド22とスプリング23とシリンダハウジング31の底壁部31aの下面とを内包することにより、これらの部材及び部分を、上記第1ポートP1と第2ポートP2との間を流れる腐食性の制御流体から隔離し、それらの腐蝕を防止するものである。
一方、上記操作部2は、図6からも分かるように、矩形の外形形状を有する上記シリンダハウジング31を有し、このシリンダハウジング31の内部に形成された円形のシリンダ孔31bの内部に、ピストン35が摺動自在に収容され、このピストン35に上記弁ロッド22の上端が取り付けられている。このピストン35の下面と上記シリンダハウジング31の底壁部31aとの間には、圧力室36が形成され、この圧力室36が図示しない操作ポートに連通しており、この操作ポートを通じて該圧力室36に圧縮空気等の圧力流体を給排することにより、上記ピストン35が駆動されて弁部材5が弁座4を開閉するように構成されている。
上記操作部2は、上記支持座体21によって主弁部用ハウジング3の取付部10に取り付けられている。この支持座体21は、図7からも分かるように、矩形の平面形状を有するもので、上記取付部10の上面に載置される矩形断面の本体部21aと、該本体部21aの外周端からハウジング3側に延出して該ハウジングン3の上端部外周を取り囲むスカート部21bとからなっていて、上記本体部21aの内側に形成された円形の内孔21cを有している。この内孔21cの孔径は、上記取付部10の内径よりは大きいが外径よりは小さく形成され、また、上記本体部21aの下面の上記取付部10の上面に当接あるいは載置する部分21dの内外径方向の幅W1が、上記取付部10の内外径方向の幅W2より小さく形成されている。従って、この支持座体21を取付部10上に取り付けたとき、該取付部10の内周寄りの部分がこの支持座体21の内孔21cの内周側に延出することになる。
また、上記支持座体21の四隅の位置には、上記操作部2を固定する螺子棒37を螺着するための複数の雌螺子38が形成されている。この支持座体21は、低耐食性ステンレスや鉄系あるいは非鉄系の金属材料によって形成され、図1に鎖線で示すように、上記取付部10に溶接やロー付け等の方法によって接合、固定されている。この接合は、通常は上記ハウジング3を形成する段階で行われる。
一方、上記シリンダハウジング31の底壁部31aの下面外周には、上記支持座体21が嵌合する環状の凹段部31cが形成されると共に、該凹段部31cの内周部分に上記支持プレート25に当接する押圧部31dが形成されている。
そして、上記支持座体21の内周側の位置即ち内孔21c内において、上記取付部10上に上記シール部材33を配設すると共に、このシール部材33を取付部10との間に挟み込むように上記支持プレート25を配設し、その上から上記操作部2を配設して螺子棒37を支持座体21の雌螺子38に螺着することにより、該操作部2が主弁部1に結合されている。このとき、上記支持プレート25が上記シリンダハウジング31の押圧部31dに当接して下向きに押圧されることにより、該支持プレート25と上記取付部10との間に上記シール部材33が挟持されている。また、上記支持プレート25の内周端寄りの位置に上記ベローズ24の上端部が連結されている。
この構成により、上記弁ロッド22とスプリング23とシリンダハウジング31の底壁部31aの下面とが上記ベローズ24内に内包され、両ポートP1,P2間を流れる腐食性の制御流体に接触するのは、該ベローズ24自身と、該ベローズ24の外側に位置する上記ハウジング3、シール部材33、及び支持プレート25ということになる。このため、上記ベローズ24と支持プレート25とは、ハウジング3と同様にステンレスなどの耐腐食性のある素材で形成されている。これに対して上記支持座体21及びシリンダハウジング31は、特に耐腐食性を持たない安価な素材で形成することが可能となる。
また、ハウジング3の上端に形成された内向きのフランジ状をした取付部10に、環状の支持座体21を介して操作部2を取り付けるという上述した構成は、上記取付部のない薄肉のハウジングの上端に支持部材を直接取り付けて操作部を載置する従来品に比べ、操作部の取り付け強度が非常に大きく、しかも、ハウジング3とほぼ同形あるいは小径のシリンダハウジング31を備えた操作部2の結合を可能とし、真空用バルブの小型化を図る上でも非常に有効である。
図8及び図9に示す第2実施形態の真空用バルブVBは、主弁部1におけるハウジング3の外面に、該ハウジング3よりも熱伝導性に勝れた素材(例えばアルミニウム)からなる伝熱用ジャッケット40を、該ハウジング3と密接させて被着したものである。このジャッケット40は、図示しないヒーターからの熱をハウジング3に伝えて該ハウジング3を加熱することにより、制御流体中の成分が析出して該ハウジング3に付着するのを防止するためのものである。
上記ジャケット40は、図9に示すように、複数(例えば2つ)のジャケット部材40a,40aに分割し、これらのジャケット部材40aをハウジング3に着脱自在に取り付けることが望ましい。このように、ジャケット40を着脱自在とすることにより、フッ化水素水によりハウジング3の洗浄を行う際には該ジャケット40を取り外すことにより、アルミニウム製のジャケット40が溶けるという問題が解消される。
上記ジャケットは、上記支持座体21と一体に形成されている。しかし、これらのジャケットと支持座体21とは、別々に形成されていても構わない。
なお、この第2実施形態における上記以外の構成及び作用は、図5及び図6で説明した第1実施形態の真空用バルブVAと同じであるから、それらの主要な対応部分に同一の符号を付してこれ以上の説明は省略する。
図11及び図12には支持座体の別構成例を示されている。この支持座体21は、例えば板材をプレス絞りして形成したもので、溝形の断面形状を有していて、内壁41aが円形をなし、外壁41bが矩形をなしている。そして、溝の開口部を下向き即ちハウジング3の上端の取付部10側に向け、溝の開口縁(内壁41aの先端)を該取付部10に当接させた状態で、該内壁41aを取付部10に電子ビーム溶接やレーザー溶接等の方法で接合することにより、上記ハウジング3に固定されている。
上記支持座体41の四隅の内壁41aと外壁41bとの間隔が広がった部分には、該支持座体41の裏面にナット部材42が固定され、このナット部材42によって操作部取付用の雌螺子38が形成されている。
図13には、ハウジングの第3構成例が示されている。この第3構成例のハウジング3が図3に示す第2構成例のハウジング3と異なる点は、第2ポートP2の構造である。即ち、上記第2構成例においては、第2開口部12の回りに円筒状の接続筒部12aを形成し、この接続筒部12aの先端にポート部材8の筒状部18の先端部を突き合わせ、それらを相互に溶接して接合しているのに対し、この第3構成例のハウジング3においては、ハウジング本体6の側面の第2開口部12を単純な孔に形成すると共に、ポート部材8の筒状部18の先端の接合面18aを、円筒面に開口する上記第2開口部12の口縁に密に当接可能な湾曲した曲面に形成し、それらの当接部を溶接により相互に接合(双管体接合)している。
また、該ハウジング3の上端の取付部10には、図11及び図12に示すものと同じ溝形の支持座体21が取り付けられているが、この支持座体21は、図5に示すような形状のものであっても良い。
この第3構成例のハウジングの上記以外の構成は上記第2実施形態と同じであるから、それらの主要な同一構成部分に同一の符号を付してその説明は省略する。
本発明に係る真空用バルブのハウジングの第1構成例を示す組立状態の断面図である。 図1のハウジングの組立前の状態を示す断面図である。 ハウジングの第2構成例を示す断面図である。 (a)〜(c)は、ポート部材の異なる構成例を示す断面図である。 本発明に係る真空用バルブの第1実施形態を示す断面図である。 図5の平面図である。 支持座体の平面図である。 本発明に係る真空用バルブの第2実施形態を示す断面図である。 図8の右側面図である。 取付部を形成する方法の一例を示す要部断面図である。 支持座体の別構成例を示す要部断面図である。 図11の平面図である。 ハウジングの第3構成例を示す断面図である。
符号の説明
1 主弁部
2 操作部
3 ハウジング
4 弁座
5 弁部材
6 ハウジング本体
7,8 ポート部材
10 取付部
11,12 開口部
21 支持座体
21c 内孔
24 ベローズ
25 支持プレート
33 シール部材
40 ジャケット
P1,P2 ポート

Claims (9)

  1. 真空チャンバと真空源とに接続される2つのポート、これらのポートを結ぶ流路の途中に形成された弁座、及び該弁座を開閉するポペット形の弁部材を備えた主弁部と、上記弁部材を開閉操作する操作部とからなる真空用バルブにおいて、
    上記主弁部のハウジングが、金属材をプレス絞り又はヘラ絞りすることにより形成された均一厚さを有する円筒形のハウジング本体と、上記ポートを形成する円筒形の2つのポート部材とからなっていて、上記ハウジング本体の軸線方向の第1端と側面とに形成されたポート用開口部に上記ポート部材を接合することにより組み立てられており、
    上記ハウジング本体の軸線方向の第2端には、該ハウジング本体の端部を内向きに折曲することにより均一厚さを有するフランジ状の取付部が形成され、該取付部上に該取付部の内径より大径の円形の内孔を備えた支持座体が取り付けられると共に、該支持座体に上記操作部が取り付けられ、更に、該支持座体の内孔内において上記取付部と操作部との間に円環状のシール部材と円環状の支持プレートとが挟持され、該支持プレートと上記弁部材とにベローズの両端が連結されていることを特徴とする真空用バルブ。
  2. 上記支持座体が、上記取付部の上面に載置される本体部と、該本体部の外周端からハウジング側に延出して該ハウジングの外周を取り囲むスカート部とからなることを特徴とする請求項1に記載の真空用バルブ。
  3. 上記支持座体が、溝形の断面形状を有していて、溝の開口縁を上記取付部に当接させた状態で該取付部に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の真空用バルブ。
  4. 上記主弁部のハウジングの外面に伝熱用のジャケットが被設されていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の真空用バルブ。
  5. 上記ジャケットと上記支持座体とが一体に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の真空用バルブ。
  6. 真空チャンバと真空源とに接続される2つのポート、これらのポートを結ぶ流路の途中に形成された弁座、及び該弁座を開閉するポペット形の弁部材を備えた主弁部と、上記弁部材を開閉操作する操作部とからなる真空用バルブにおける、上記主弁部のハウジングであって、
    該ハウジングが、金属材をプレス絞り又はヘラ絞りすることにより形成された均一厚さを有する円筒形のハウジング本体と、上記ポートを形成する円筒形の2つのポート部材とからなっていて、上記ハウジング本体の軸線方向の第1端と側面とに形成されたポート用開口部に上記ポート部材を接合することにより組み立てられており、
    上記ハウジング本体の軸線方向の第2端には、該ハウジング本体の端部を内向きに折曲することにより、上記操作部を取り付けるための均一厚さを有するフランジ状の取付部が形成されていることを特徴とする真空用バルブにおける主弁部用ハウジング。
  7. 上記取付部上に、該取付部の内径より大径の円形の内孔を備えた支持座体が取り付けられていることを特徴とする請求項6に記載のハウジング。
  8. 上記支持座体が、上記取付部の上面に載置される本体部と、該本体部の外周端からハウジング側に延出して該ハウジングの外周を取り囲むスカート部とからなることを特徴とする請求項7に記載の真空用バルブ。
  9. 上記支持座体が、溝形の断面形状を有していて、溝の開口縁を上記取付部に当接させた状態で該取付部に固定されていることを特徴とする請求項7に記載のハウジング。
JP2007064012A 2006-03-31 2007-03-13 真空用バルブ Active JP5035771B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007064012A JP5035771B2 (ja) 2006-03-31 2007-03-13 真空用バルブ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006099765 2006-03-31
JP2006099765 2006-03-31
JP2007064012A JP5035771B2 (ja) 2006-03-31 2007-03-13 真空用バルブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007292295A true JP2007292295A (ja) 2007-11-08
JP5035771B2 JP5035771B2 (ja) 2012-09-26

Family

ID=38763084

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007064012A Active JP5035771B2 (ja) 2006-03-31 2007-03-13 真空用バルブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5035771B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011030563A1 (ja) * 2009-09-14 2011-03-17 株式会社アルバック 真空用バルブ筐体及び真空用バルブ
WO2014174954A1 (ja) * 2013-04-22 2014-10-30 株式会社鷺宮製作所 弁装置
EP3088127A1 (en) * 2015-04-29 2016-11-02 King Lai Hygienic Materials Co., Ltd. Welding structure of vacuum valve with an internal weld seam and method and apparatus thereof
JP2017096422A (ja) * 2015-11-25 2017-06-01 株式会社キッツエスシーティー 高真空弁
KR101912395B1 (ko) * 2018-03-08 2018-10-26 태광후지킨 주식회사 반도체 제조 공정용 릴리프 밸브

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102360950B1 (ko) * 2021-09-28 2022-02-09 주식회사 에어프로텍 터보 송풍기용 방풍밸브

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS3731039Y1 (ja) * 1960-08-17 1962-11-21
JPS5091032A (ja) * 1973-12-17 1975-07-21
US5174335A (en) * 1992-04-30 1992-12-29 Kabushiki Kaisha Com. Bidirectional vacuum valve
JP2002139169A (ja) * 2000-11-06 2002-05-17 Saginomiya Seisakusho Inc 電磁弁
JP2003042332A (ja) * 2001-07-26 2003-02-13 Ckd Corp 手動式開閉弁
JP2003065458A (ja) * 2001-08-29 2003-03-05 Fuji Koki Corp 電磁弁
JP2005321100A (ja) * 2005-06-14 2005-11-17 Smc Corp 開閉バルブ

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS3731039Y1 (ja) * 1960-08-17 1962-11-21
JPS5091032A (ja) * 1973-12-17 1975-07-21
US5174335A (en) * 1992-04-30 1992-12-29 Kabushiki Kaisha Com. Bidirectional vacuum valve
JP2002139169A (ja) * 2000-11-06 2002-05-17 Saginomiya Seisakusho Inc 電磁弁
JP2003042332A (ja) * 2001-07-26 2003-02-13 Ckd Corp 手動式開閉弁
JP2003065458A (ja) * 2001-08-29 2003-03-05 Fuji Koki Corp 電磁弁
JP2005321100A (ja) * 2005-06-14 2005-11-17 Smc Corp 開閉バルブ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011030563A1 (ja) * 2009-09-14 2011-03-17 株式会社アルバック 真空用バルブ筐体及び真空用バルブ
JP2011058610A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Ulvac Japan Ltd 真空用バルブ筐体及び真空用バルブ
WO2014174954A1 (ja) * 2013-04-22 2014-10-30 株式会社鷺宮製作所 弁装置
JPWO2014174954A1 (ja) * 2013-04-22 2017-02-23 株式会社鷺宮製作所 弁装置および弁装置の製造方法
EP3088127A1 (en) * 2015-04-29 2016-11-02 King Lai Hygienic Materials Co., Ltd. Welding structure of vacuum valve with an internal weld seam and method and apparatus thereof
JP2017096422A (ja) * 2015-11-25 2017-06-01 株式会社キッツエスシーティー 高真空弁
KR101912395B1 (ko) * 2018-03-08 2018-10-26 태광후지킨 주식회사 반도체 제조 공정용 릴리프 밸브

Also Published As

Publication number Publication date
JP5035771B2 (ja) 2012-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5035771B2 (ja) 真空用バルブ
JP5905456B2 (ja) 溶接されたダイヤフラムのための締付リング
JP5052649B2 (ja) タービンハウジング
KR0173532B1 (ko) 다이어프램 밸브
US7726340B2 (en) Flexible, hermetic pivot seal for torque motor
US7841578B2 (en) Vacuum valve
US6685164B1 (en) Control valve and diaphragm for use in the control valve
JP2008298179A (ja) 流体制御装置およびその組立方法
KR20160072270A (ko) 축방향 스웨이지 공구
JP4640551B2 (ja) 流体圧機器の製造方法
JPH063331B2 (ja) 密封容器
JP5350221B2 (ja) 複合排気マニホルド
JP2016044813A (ja) 開放力を補助するための溶接されたダイヤフラムを有するバルブ
JP5339031B2 (ja) 2部材の結合方法および2部材の結合体
JP5129169B2 (ja) 真空二重構造体およびその製造方法
WO2021106932A1 (ja) パワーエレメント及びこれを用いた膨張弁
JP7182283B2 (ja) パワーエレメント及びこれを用いた膨張弁
JP4597027B2 (ja) 電磁弁
JP2000257730A (ja) 操作弁及び操作弁用ダイヤフラム
JP6418769B2 (ja) 膨張弁
JP2014521883A (ja) 流れのある媒体を調量供給する弁
JP4586516B2 (ja) 金属製フレキシブルチューブと接続用継手の接合構造
JP2007162873A (ja) エアオペレートバルブ
JP4366159B2 (ja) 真空引き用弁装置とこれを備えたメタルライニング容器
JP2005220782A (ja) デリバリパイプ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120529

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120625

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5035771

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R255 Notification that request for automated payment was rejected

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R2525

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250