JP2007276524A - 車体傾斜の検出方法 - Google Patents

車体傾斜の検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007276524A
JP2007276524A JP2006101849A JP2006101849A JP2007276524A JP 2007276524 A JP2007276524 A JP 2007276524A JP 2006101849 A JP2006101849 A JP 2006101849A JP 2006101849 A JP2006101849 A JP 2006101849A JP 2007276524 A JP2007276524 A JP 2007276524A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
inclination
vehicle body
tilt
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006101849A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunji Mase
俊次 間瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2006101849A priority Critical patent/JP2007276524A/ja
Publication of JP2007276524A publication Critical patent/JP2007276524A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

【課題】車両盗難の誤検出を抑制し得る車体傾斜の検出方法を提供する。
【解決手段】ECU20のマイコン21によって、車両100のボディ110の傾きにより生じるボディ110の振動成分に、車両100のバネ上部材による共振振動成分で所定振幅以上のものが含まれていると判断した場合、車両100の一部が持ち上げられてボディ110の傾きが発生していることを検出する。これにより、車両100のバネ下部材を介しての振動では顕著に現れないバネ上部材による共振振動成分で所定振幅以上のものに基づいてボディ110の傾きを検出するので、バネ下部材を介してボディ110を揺らす振動や傾きと、バネ下部材を介することなくボディ110を直接を揺らす振動や傾きと、を区別してボディ110の傾きを検出可能となる。したがって、車両100の傾きがジャッキアップ等によるものであることを容易に区別でき、車両盗難の誤検出を抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の一部を持ち上げることにより発生する車体の傾きを検出する車体傾斜の検出方法に関するものである。
車両の一部をジャッキで持ち上げること(以下「ジャッキアップ」という。)により発生する車体の傾きを検出する従来技術として、例えば、下記特許文献1に開示される「車両盗難防止用傾斜センサ」がある。
この傾斜センサでは、振り子動作可能に車両に取り付けられた振り子部、この振り子部から振り子動作に応答して出力される出力パルスに基づいて所定演算を行う演算部や所定推論を行う推論部等を備える。これにより、振り子部から出力される出力パルスに基づいて所定の演算を行うことで、振り子動作による振り子の角度、振動、傾き速度の各評価データを出力し、これらからファジィ推論で車両の盗難の可能性を推論するとしている。
特開平4−278866号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示される従来技術によると、振り子部から出力される出力パルスに基づいて所定の演算や推論を行うことを前提としている。このため、振り子動作に基づくデータを根拠に当該車両の傾きが車両盗難の可能性につながるものであるか否かを判断することになるが、車両が傾く外的な要因には、乗員の乗車・降車時やジャッキアップ時に限られることはなく、立体駐車場におけるリフトアップ時や船舶または航空機による輸送時、さらには強風や地震といった自然現象等、様々なものが存在する。
したがって、車両の傾きに起因する振り子動作から、このような種々の外的要因を区別して車両盗難の可能性を判断することは、ファジィ推論をしても容易ではなく、誤検出の可能性は少なくないという技術的な課題が残されている。また、車両自体が盗難に遭う場合には、レッカー車のクレーンやウインチで、駐車中の車両の一部を持ち上げて(以下「クレーンアップ」という。)、牽引されることが多いため、ジャッキアップだけではなく、このようなクレーンアップ時にも車両盗難の可能性を判断する必要がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、車両盗難の誤検出を抑制し得る車体傾斜の検出方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載の請求項1の車体傾斜の検出方法では、車両の一部が持ち上げられることにより発生する車体の傾きを検出する車体傾斜の検出方法であって、車体の傾きにより生じる当該車体の振動成分に、車両のバネ上部材による共振振動成分で所定振幅以上のものが含まれている場合、前記車両の一部が持ち上げられることにより前記車体の傾きが発生していることを検出することを技術的特徴とする。なお、「バネ下部材」とは、当該車両の、車輪と懸架装置とを含む緩衝構造体のことをいい、この緩衝構造体(バネ下部材)を当該車両の車体構造体から除いたものを「バネ上部材」という(以下同じ)。
また、特許請求の範囲に記載の請求項2の車体傾斜の検出方法では、車両の一部が持ち上げられることにより発生する車体の傾きを検出する車体傾斜の検出方法であって、車体の傾きにより生じる当該車体の振動成分に、車両のバネ上部材による共振振動成分でほぼ同様の振動特性で繰り返し現れるものが含まれている場合、前記車両の一部が持ち上げられることにより前記車体の傾きが発生していることを検出することを技術的特徴とする。
さらに、特許請求の範囲に記載の請求項3の車体傾斜の検出方法では、車両の一部が持ち上げられることにより発生する車体の傾きを検出する車体傾斜の検出方法であって、車体の傾きにより生じる当該車体の振動成分に、車両のバネ下部材による共振振動成分で所定振幅以上のものが含まれてないか、または当該バネ下部材による共振振動成分が略ゼロである場合、前記車両の一部が持ち上げられることにより前記車体の傾きが発生していることを検出することを技術的特徴とする。
請求項1の発明では、車体の傾きにより生じる当該車体の振動成分に、車両のバネ上部材による共振振動成分で所定振幅以上のものが含まれている場合、車両の一部が持ち上げられることにより車体の傾きが発生していることを検出する。これにより、車両のバネ下部材を介しての振動では顕著に現れることのないバネ上部材による共振振動成分で所定振幅以上のものに基づいて車体の傾きを検出するので、車輪等のバネ下部材を介して車体を揺らす振動や傾きと、車輪等のバネ下部材を介することなく車体を直接を揺らす振動や傾きと、を区別して当該車体の傾きを検出することが可能となる。
また、請求項3の発明では、車体の傾きにより生じる当該車体の振動成分に、車両のバネ下部材による共振振動成分で所定振幅以上のものが含まれてないか、または当該バネ下部材による共振振動成分が略ゼロである場合、車両の一部が持ち上げられることにより車体の傾きが発生していることを検出する。これにより、車両のバネ下部材による共振振動成分で所定振幅以上のものが含まれてないか、または当該バネ下部材による共振振動成分が略ゼロである場合、車両の一部が持ち上げられることにより車体の傾きが発生していることを検出するので、車輪等のバネ下部材を介して車体を揺らす振動や傾きと、車輪等のバネ下部材を介することなく車体を直接を揺らす振動や傾きと、を区別して当該車体の傾きを検出することが可能となる。
即ち、乗員の乗車・降車時、立体駐車場におけるリフトアップ時、船舶または航空機による輸送時、強風時、地震時等によるものは、バネ下部材を介して車体を振動させたり車体に傾きを与えるのに対し、ジャッキアップ時やクレーンアップ時によるものは、ジャッキのトップやクレーンのフックを車体に接触させて車体を押し上げたり引き上げるので、バネ下部材を介することなく、直接車体を振動させたり車体に傾きを与える。このため、バネ下部材を介して車体を持ち上げる場合には、バネ下部材およびバネ上部材の双方に振動が生じ得るのに対し、バネ下部材を介することなく、車体を直接持ち上げる場合には、バネ下部材よりもバネ上部材に振動が生じその振動は、バネ上部材に固有の共振振動で所定振幅以上に顕著に現れる(請求項1)。また、バネ下部材による振動は、所定振幅以上の共振振動成分は含まれてないかまたは共振振動成分が略ゼロとなる(請求項3)。
したがって、バネ上部材による共振振動で所定振幅以上のものを検出することで、当該車両の傾きがジャッキアップ等によるものであることを容易に区別することが可能となり、車両盗難の誤検出を抑制することができる(請求項1)。また、バネ下部材による共振振動成分で所定振幅以上のものが含まれてないか、または当該バネ下部材による共振振動成分が略ゼロであることを検出することで、当該車両の傾きがジャッキアップ等によるものであることを容易に区別することが可能となり、車両盗難の誤検出を抑制することができる(請求項3)。
請求項2の発明では、車体の傾きにより生じる当該車体の振動成分に、車両のバネ上部材による共振振動成分でほぼ同様の振動特性で繰り返し現れるものが含まれている場合、車両の一部が持ち上げられることにより車体の傾きが発生していることを検出する。これにより、ジャッキアップ等により車体の傾斜が進み車輪が地面から離れて宙づり状態になった場合に生じ得る周期的な振動を、ほぼ同様の振動特性で繰り返し現れるバネ上部材による共振振動成分として検出するので、当該車両の傾きがジャッキアップ等によるものであることを容易に区別することが可能となる。したがって、車両盗難の誤検出を抑制することができる。
以下、本発明の車体傾斜の検出方法を車両の盗難発生防止システム(以下「当該システム」という。)に適用した一実施形態を各図に基づいて説明する。まず、当該システムの構成例を図1(A) および図1(B) を参照して説明する。なお、図1(A) には、当該システムの構成を示すブロック例、図1(B) には、当該システムを搭載した車両100がジャッキアップされている状態がそれぞれ示されている。
図1(A) に示すように、当該システムは、主に、センサ10、ECU20、警報装置30等から構成されており、図1(B) に示すように、車両100に搭載されることによって後述の如く当該車両100の盗難の発生を防止し得るものである。
センサ10は、当該車両100の前後方向および左右方向のほぼ中心(例えばボディ110のセンターコンソールの下方)に取り付けられることにより、当該車両100のボディ110の傾斜角度を検出してセンサ信号Sgを出力し得る傾斜センサ(傾斜角度検出器)で、例えば、直交する2軸(例えば、当該車両100の前後方向と当該車両100の左右方向)の加速度を検出可能な加速度センサ(加速度検出素子)がこれに相当する。
ここで、センサ10によるボディ110の傾斜を検出する方法を図6に基づいて説明すると、次のようになる。図6(A) に示すように、センサ10の一方の検出軸による検出方向GFが当該車両100の前後(F,B)方向、他方の検出軸による検出方向GWが当該車両100の幅(L,R)方向となるようにセンサ10を配置する。なお、図6(A) 中の矢印F,B,L,Rの向きは、それぞれ当該車両100の前(F),後(B),左(L),右(R)の各方向にそれぞれ相当し、図6(B) に示す各軸に対応している。
このようにセンサ10を配置することにより、例えば、図6(B) に示すように、当該車両100(ボディ110)の静止状態における一定期間中に前後(F,B)方向の加速度の平均値を基準値GFiとして記録し、また当該期間中に、車両幅(L,R)方向の加速度の平均値を基準値GWiとして記録する。そして、適宜、前後(F,B)方向の加速度GF1および幅(L,R)方向の加速度GW1を測定し、基準値GFi,GWiに対する差を求める。これにより、加速度GF1,GW1と基準値GFi,GWiとの差は、ボディ110が傾斜した場合における重力加速度の水平成分に相当するため、この加速度の差に基づいてボディ110の傾斜角度を算出することが可能となる。
ECU20は、マイクロコンピュータ(以下「マイコン」という。)21、ADコンバータ23、HPF25、BPF27、アンプ29等により構成される車両搭載型の電子制御ユニットで、センサ10から出力されるセンサ信号に基づいて、前述したような傾斜角度を求める演算処理や後述する車体傾斜検出処理を行い得るように構成されている。
マイコン21は、図略の、CPU(中央演算処理装置)、メインメモリ(主記憶装置)やI/Oインタフェース(入出力装置)といった情報処理装置の主要機能を構成するもので、例えば、ワンチップマイコンがこれに相当する。このマイコン21には、ADコンバータ23の出力端子や警報装置30の入力端子が電気的に接続されている。このため、センサ10から出力された後、アンプ29、HPF25(またはBPF27)やADコンバータ23を介して入力されるセンサデータを情報処理したり、その情報処理に基づいた警報情報ALMを警報装置30に出力可能にしている。なお、メインメモリは、RAMやROMにより構成されており、ROMには、前述した傾斜角度を求める演算処理や後述する車体傾斜検出処理を可能にするコンピュータプログラムが予め記憶されている。
ADコンバータ23は、アナログ信号をディジタル信号に変換する機能を有するもので、A/D変換器とも称される。このADコンバータ23は、別個に入力される2系統のアナログ信号を非同期にディジタル信号に変換し得る2チャネルタイプもので、図1(A) では、それぞれを「CH1」,「CH2」と表記している。本実施形態では、チャネル1(CH1)のCH1ユニット23aにHPF25から出力されるアナログ信号(Au)を入力し、またチャネル2(CH2)のCH2ユニット23bにBPF27から出力されるアナログ信号(Au’)を入力し得るように構成している。これにより、HPF25を介して入力されるセンサ10の信号成分Auや、BPF27を介して入力されるセンサ10の信号成分Au’をそれぞれ所定ビット長のディジタルデータ(センサデータ)Du,Du’に変換可能にしている。
HPF25は、いわゆるハイパスフィルタ(高域通過濾波器)で、所定のカットオフ周波数(遮断周波数)よりも高い周波数の信号成分の通過を許容し、当該カットオフ周波数よりも低い周波数の信号成分の通過を阻止する機能を有するものである。本実施形態では、センサ10とADコンバータ23のCH1ユニット23aとの間にHPF25を介在させ、このHPF25のカットオフ周波数を例えば10Hz程度に設定する。これにより、センサ10から入力されるセンサ信号Sgのうち、ほぼ10Hz以下の信号成分を遮断し、ほぼ10Hzを超える信号成分AuをADコンバータ23のCH1ユニット23aに出力可能にしている。
BPF27は、いわゆるバンドパスフィルタ(帯域通過濾波器)で、所定のセンター周波数を中心にバンド幅内の信号成分の通過を許容し、当該バンド幅外の信号成分の通過を阻止する機能を有するものである。本実施形態では、センサ10とADコンバータ23のCH2ユニット23bとの間にBPF27を介在させ、このBPF27のセンター周波数を、例えば、当該車両100のボディ構造体(バネ上部材)に固有の共振周波数fu(例えば数百Hz)程度に設定する。これにより、センサ10から入力されるセンサ信号Sgのうち、ほぼ共振周波数fu前後の信号成分の通過を許容するので、共振周波数fuおよびこれに隣接した信号成分Au’をADコンバータ23のCH2ユニット23bに出力可能にしている。
なお、HPF25およびBPF27は、抵抗、コンデンサ、コイル、トランジスタやオペアンプ等の電子部品により構成されるアナログフィルタでも良いし、またDSP(Digital Signal Processor)等のディジタル信号処理により実現されるディジタルフィルタでも良い。
アンプ29は、入力信号を所定ゲインで電圧(または電流)増幅する機能を有するもので、一般に増幅器と称されるものである。本実施形態の場合、HPF25やBPF27の前段に位置してセンサ10から入力されるセンサ信号Sgを所定ゲインで増幅することで、センサ10から出力されたセンサ信号SgがHPF25等を通過することによってある程度の損失が生じてもADコンバータ23が要求する入力信号レベルを下回らない程度に電圧レベルを維持可能にしている。
警報装置30は、ホーンHn、ホーンリレーHr、スイッチSw等から構成されており、ホーンリレーHrの連続したオンオフ動作によってホーンHnを振動させて音を発することで、当該車両100が盗難行為に遭遇している可能性を周囲に告知する機能を有するものである。この警報装置30は、交通保安上、相手に合図や警告を伝える機能として、本来、車両100が備える警笛装置を流用したもので、警報装置30のスイッチSwをECU20からの駆動信号によってオンオフ可能に構成することで、後述するように、車体傾斜検出処理において警報情報を当該車両100の外部に出力可能にしている。
このように構成される当該システムは、図1(B) に示すように、車両100に搭載される。即ち、センサ10をセンターコンソールの下方に、またECU20を計器パネルの裏側またはエンジンルーム内に、それぞれ取り付け、両者間を車載LANや専用の信号ハーネスで接続する。またECU20と警報装置30(ホーンHn)との間も車載LANや専用の信号ハーネスで接続する。これにより、例えば、当該車両100の前方がジャッキアップされて後方に傾斜し、この傾斜がジャッキアップ等によるものであると後述する車体傾斜検出処理によりECU20が判断すると、警報装置30をオンしてホーンHnから警報音を発する。
なお、図1(B) において、符号110は、当該車両100のボディを示し、また符号120は、コイルスプリング122やショックアブソーバ124により構成されるサスペンションユニットを示す。さらに、符号Jkは、ジャッキ装置Jkを示し、また符号SPは、ジャッキ装置Jkによりジャッキアップされたことにより生じる地面GとタイヤTfとの隙間を示す。
次に、ECU20のマイコン21により実行される車体傾斜検出処理を図2〜図6を参照して説明する。なお、図2には、当該車体傾斜検出処理の流れが示されており、また図3には、駐車中の車両がジャッキアップにより持ち上げられる前後にセンサにより検出されたセンサ信号の信号波形および当該車両の傾斜角度の変化例が示されている。さらに、図4には、ジャッキアップにより車両が傾斜した場合における傾斜角度と傾斜速度との関係を示す説明図が示され、また図5には、図2に示す傾斜角度の積算値判定処理(S117)の説明を補足する説明図(図5(A) )や、図2に示すタイヤの宙づり判定処理(S119)の説明を補足する説明図(図5(B) )が示されている。
図2に示すように、車体傾斜検出処理では、RAMの作業領域のクリア等、所定の初期化処理の後、まずステップS101によりセンサデータ取得処理が行われる。この処理は、マイコン21内のRAM等に確保される入力バッファに、ADコンバータ23から入力されて保持されている最も新しいセンサデータDu,Du’を、マイコン21のCPUが取得する処理である。なお、これらのセンサデータDu,Du’は、前述したようにセンサ10から出力されるアナログのセンサ信号SgをHPF25やBPF27により所定のフィルタリング処理を施した後、ADコンバータ23によってディジタル信号に変換したもので、入力バッファには、ADコンバータ23からの割り込み信号により起動される割り込み処理によって取得される。
続くステップS103では、バネ上共振成分除去処理が行われる。この処理は、ステップS101により取得したセンサデータDu,Du’のうち、HPF25により遮断周波数(ほぼ10Hz)以下の信号成分をカットした遮断周波数(ほぼ10Hz)を超える信号成分Auに相当するセンサデータDuから、BPF27により共振周波数fuおよびこれに隣接した信号成分Au’に相当するセンサデータDu’を取り除く(Du−Du’)ものである。これにより、傾斜センサ(加速度センサ)として本来検出すべき加速度や傾斜角以外に含まれるバネ上部材による振動成分がバネ上部材に固有の共振振動成分(Du’相当)を中心にセンサデータDuから除去されるため、次のステップS105の現在角度検出処理による検出精度を高めることが可能となる。なお、「バネ上部材」とは、当該車両100のボディ110等によるボディ構造体(車体構造体)からバネ下部材を除いたもので、「バネ下部材」とは、タイヤTf(車輪)とサスペンションユニット120(懸架装置)とを含むダンパ構造体(緩衝構造体)のことである。
次のステップS105では、現在角度検出処理が行われる。この処理は、図6(A) および図6(B) を参照して説明したように、前後(F,B)方向の加速度GF1および幅(L,R)方向の加速度GW1と基準値GFiとの加速度差、および、幅(L,R)方向の加速度GW1と基準値GWiとの加速度差、に基づいて、現在の角度θcを算出するものである。なお、基準値GFi,GWiは、当該車両100(ボディ110)の静止状態(例えばイグニッションスイッチIGSWのオフ直後)において、別途取得される前後(F,B)方向、車両幅(L,R)方向の加速度をそれぞれ平均して得たものである。
続くステップS107では、傾斜角度算出処理が行われる。この処理は、ステップS105により検出された現在の角度θcから、当該車両100の静止状態(例えばイグニッションスイッチIGSWのオフ直後)において別途取得された基準角度θrを減算(θc−θr)することにより、ボディ110の現在の傾斜角度θsを算出するものである。なお、基準角度θrは、図3に示すように、イグニッションスイッチIGSWのオフから所定期間twの経過後に求めるようにしても良い。例えば、この所定期間twを、イグニッションスイッチIGSWのオフ直後から当該車両100の乗員等が降車するまでに通常要する時間(例えば30秒)に設定することで、降車の際に生じ得る振動や傾きに影響を受けることなく、基準角度θrを設定することが可能となる。
ステップS109では、傾斜角度θsが所定の傾斜角度Sd以上であるか否かを判断する処理が行われる。この処理は、ステップS107により算出された現在の傾斜角度θsが予め設定されている所定の傾斜角度Sd(例えば1度)以上である場合に(S109;Yes)、当該車両100の一部(前方または後方)がジャッキアップされている可能性があるため、この可能性の有無を判断するものである。
このため、現在の傾斜角度θsが所定の傾斜角度Sd以上でない(所定の傾斜角度Sd未満である)場合には(S109;No)、このようなボディ110の傾きは、ジャッキアップによるものではなく、他の外的な要因、例えば、乗員の乗車・降車時、立体駐車場におけるリフトアップ時、船舶・航空機による輸送時や強風・地震等の自然現象によるものである可能性が高いため、ステップS101に処理を戻して、新たなセンサデータDu,Du’の取得を行う。これに対し、現在の傾斜角度θsが所定の傾斜角度Sd以上である場合には(S109;Yes)、このようなボディ110の傾きは、ジャッキアップによるものである可能性があるため、続くステップS111に処理を移行する。
続くステップS111では、傾斜速度算出処理が行われる。この処理は、ステップS107により算出された現在の傾斜角度θsを時間微分することによって傾斜速度Vsを求めるもので、例えば、過去(例えば現在から1分前)に算出された過去の傾斜角度θsbから現在の傾斜角度θsを減算しその減算結果Δθ(=θsb−θs)を単位時間Δt(例えば1分)で割る演算処理(Δθ/Δt)を行う。これにより、図3に示すように、それまで静止していた車両100が、例えば図1(B) に示すようにジャッキ装置Jk等により反重力方向に持ち上げられると、このジャッキアップ等によってボディ110の傾きが増加するため、静止状態ではゼロ(0=Δθ/Δt)であった傾斜速度Vsが一転して正の値(0<Δθ/Δt)になる。
次のステップS113では、傾斜速度Vsが所定の傾斜速度Sv以上であるか否かを判断する処理が行われる。この処理は、ステップS111により算出された傾斜速度Vsが予め設定されている所定の傾斜速度Sv(例えば2度/分)以上である場合に(S113;Yes)、当該車両100の一部(前方または後方)がジャッキアップされている可能性が高いため、この可能性の有無を判断するものである。
このため、傾斜速度Vsが所定の傾斜速度Sv以上でない(所定の傾斜速度Sv未満である)場合には(S113;No)、このようなボディ110の傾きは、ジャッキアップによるものではなく、前述したような他の外的な要因によるものである可能性が高いため、ステップS101に処理を戻して、新たなセンサデータDu,Du’の取得を行う。これに対し、傾斜速度Vsが所定の傾斜速度Sv以上である場合には(S113;Yes)、このようなボディ110の傾きは、ジャッキアップによるものである可能性が高いので、続くステップS115に処理を移行する。
なお、このような所定の傾斜速度Svや前述した所定の傾斜角度Sdは、例えば、図4に示すような根拠に基づいて設定される。即ち、図4に示すように、ジャッキアップによる傾斜角度と傾斜速度との関係を示すグラフにおいて、当該車両100のタイヤTfが地面Gから浮いたタイミングで当該グラフにプロットすると、検出傾斜角度が2.2度以上で検出傾斜速度が5度/分以上の場合に集中する(α、β)。そのため、本実施形態では、所定の傾斜角度Sdとして、2.2度のほぼ1/2に相当する1度、所定の傾斜速度Svとして5度/分の2/5に相当する2度/分に、それぞれ設定している。
続くステップS115では、傾斜角度積算処理が行われる。この処理は、ステップS107により算出された現在の傾斜角度θsを、それまでに算出された過去の傾斜角度θsbの合計値に加算することによって、基準角度θrに対するボディ110の傾きを積算角度θiとして算出する。これにより、ボディ110がトータルでどれだけ傾いているかを把握できる。
ステップS117では、傾斜角度の積算値がゼロでないか否かを判断する処理、即ち、ボディ110の傾きが一時的なボディ110の揺れによるものであるか否かを判断する処理が行われる。例えば、図5(A) に示すように、ボディ110の傾きが、静止→揺れ(傾斜)→静止→傾斜→静止→…というように間欠的に生じる場合、静止と静止との間の期間内にセンサデータDu’を積分する。なお、前述した所定期間tw(イグニッションスイッチIGSWのオフ直後から当該車両100の乗員等が降車するまでに通常要する時間)においては、当該処理を行わない。
そして、これにより算出された積分値θiがゼロまたはほぼゼロである場合には、当該期間経過後の傾斜角度は増加していないことになるので、当該期間内に生じたボディ110の揺れの原因は、ジャッキアップ等によるものではなく、例えば、乗員の降車や強風・地震等の自然現象によるものである可能性が高い。したがって、このような場合には、ボディ110の傾きは、一時的なボディ110の揺れによるものであると判断して(S117;Yes、図5(A) に示す「傾斜非判定」)、ステップS101に処理を戻す。
これに対し、算出された積分値θiがゼロやほぼゼロではない場合には、当該期間経過後の傾斜角度は増加していることになるので、当該期間内に生じたボディ110の揺れの原因は、ジャッキアップ等による可能性が相当に高い。したがって、このような場合には、ボディ110の傾きは一時的なボディ110の揺れによるものではない、つまり傾斜していると判断して(S117;No、図5(A) に示す「傾斜判定」)、続くステップS119に処理を移行する。
続くステップS119では、当該車両100のタイヤTfが宙に浮いているか否かを判断する処理が行われる。この処理は、図1(B) に示すように、ジャッキアップにより当該車両100のタイヤTfが地面Gから浮いて宙づりになった場合には、タイヤTfやサスペンションユニット120等のバネ下部材が直接地面Gに接触することがないので、ボディ110等のバネ上部材に伝わる振動は、専ら当該車両100をジャッキアップするジャッキ装置Jkによるものに限られる。
即ち、ボディ110等のバネ上部材は、車両後方のタイヤTrやそのサスペンションユニット120を除くと、ジャッキ装置Jkを介してのみ地面Gに接触する。このため、バネ上部材による共振振動は、バネ下部材が直接地面Gに接触している場合に比べて、その振幅が大きくなることから、バネ上部材による共振振動成分で所定振幅以上のものが含まれているか否かを判断することにより、当該車両100のタイヤTfが宙に浮いているか否かを判断することが可能となる。
また、ジャッキ装置Jkがモータ等による動力源によることなく、人手によって駆動されるものである場合には、ジャッキ装置の構成等により不連続(間欠的)にジャッキアップされることが多い。このため、バネ上部材による共振振動は、図5(B) に示すように、その振幅の大小(強弱)が周期的あるいは間欠的に現れることから、バネ上部材による共振振動成分でほぼ同様の振幅特性で繰り返し現れるものが含まれているか否かを判断することにより、当該車両100のタイヤTfが宙に浮いているか否かを判断することが可能となる。例えば3回以上繰り返し現れる場合にはタイヤTfが浮いていると判断する。
なお、タイヤTfが宙に浮いている場合には、タイヤTfやサスペンションユニット120等のバネ下部材が直接地面Gに接触することがないので、図3に示すように、バネ下部材が直接地面Gに接触している場合に比べてセンサデータDu’に含まれるノイズ成分が減少する。
このようにステップS119では、タイヤTfが宙に浮いていると判断する場合には(S119;Yes)、ボディ110の傾きは、ジャッキアップによるものである可能性が極めて高いので、続くステップS121に処理を移行し、警報情報出力処理を行う。一方、タイヤTfが宙に浮いていると判断しない(タイヤTfが地面Gに接していると判断する)場合には(S119;No)、ボディ110の傾きは、前述したような他の外的な要因によるものである可能性が高いため、ステップS101に処理を戻して、新たなセンサデータDu,Du’の取得を行う。
ステップS121では、警報情報出力処理が行われる。このステップS121が処理される場合には、当該車両100のタイヤTfは地面Gから離れて浮いていると判断されているので(S119;Yes)、当該車両100は盗難行為に遭遇している可能性が高い。そのため、このような盗難行為に遭遇している事実を当該車両100の周囲に告知するため、警報情報ALMを警報装置30に出力し警報装置30のスイッチSwをオンにする。これにより、警報装置30のホーンHnは、ほぼ連続的に大音響で鳴動し当該車両100の周囲に注意を促すため、盗難行為の阻止を可能にする。
ステップS121による警報情報出力処理は、警報情報ALMを警報装置30に所定時間連続して出力すると処理を終了するか、または外部からのスイッチ操作によりハードウェア割り込みにより強制終了する。これにより、一連の本車体傾斜検出処理は終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る車両の盗難発生警報システムでは、ECU20のマイコン21による車体傾斜検出処理によって、車両100のボディ110の傾きにより生じるボディ110の振動成分に、車両100のバネ上部材(ボディ110等)による共振振動成分で所定振幅以上のものが含まれていると判断した場合(S119;Yes)、車両100の一部が持ち上げられることによりボディ110の傾きが発生していることを検出する。これにより、車両100のバネ下部材(タイヤTf、サスペンションユニット120等)を介しての振動では顕著に現れることのないバネ上部材による共振振動成分で所定振幅以上のものに基づいてボディ110の傾きを検出するので、タイヤTf等のバネ下部材を介してボディ110を揺らす振動や傾きと、タイヤTf等のバネ下部材を介することなくボディ110を直接を揺らす振動や傾きと、を区別してボディ110の傾きを検出することが可能となる。したがって、バネ上部材による共振振動で所定振幅以上のものを検出することで、当該車両100の傾きがジャッキアップ等によるものであることを容易に区別することが可能となり、車両盗難の誤検出を抑制することができる。
また、本実施形態に係る車両の盗難発生警報システムでは、ECU20のマイコン21による車体傾斜検出処理によって、車両100のボディ110の傾きにより生じるボディ110の振動成分に、車両100のバネ上部材による共振振動成分でほぼ同様の振動特性で繰り返し現れるものが含まれていると判断した場合(S119;Yes)、車両100の一部が持ち上げられることによりボディ110の傾きが発生していることを検出する。これにより、ジャッキアップ等によりボディ110の傾斜が進みタイヤTfが地面Gから離れて宙づり状態になった場合に生じ得る周期的な振動を、ほぼ同様の振動特性で繰り返し現れるバネ上部材による共振振動成分として検出するので、当該車両100の傾きがジャッキアップ等によるものであることを容易に区別することが可能となる。したがって、車両盗難の誤検出を抑制することができる。
なお、上述した本実施形態では、センサ10から出力されるセンサ信号のうち、車両100のバネ上部材(ボディ110等)による共振振動成分をHPF25やBPF27により主に抽出したデータに基づいて情報処理したが(図2)、例えば、センサ10から出力されるセンサ信号のうち、車両100のバネ下部材(タイヤTfやサスペンションユニット120等)による共振振動成分を所定のフィルタ(例えば遮断周波数を10Hz程度に設定した低域通過フィルタ)により主に抽出したデータに基づいて情報処理しても良い。
即ち、当該車両100のボディ110の傾きにより生じるボディ110の振動成分に、車両100のバネ下部材による共振振動成分で所定振幅以上のものが含まれてないか、または当該バネ下部材による共振振動成分が略ゼロであると判断した場合、車両100の一部が持ち上げられることによりボディ110の傾きが発生していることを検出する。これにより、車両100のバネ下部材による共振振動成分で所定振幅以上のものが含まれてないか、または当該バネ下部材による共振振動成分が略ゼロである場合、車両100の一部が持ち上げられることによりボディ110の傾きが発生していることを検出するので、タイヤTfやサスペンションユニット120等のバネ下部材を介してボディ110を揺らす振動や傾きと、タイヤTf等のバネ下部材を介することなくボディ110を直接を揺らす振動や傾きと、を区別してボディ110の傾きを検出することが可能となる。したがって、このような場合にも、当該車両100の傾きがジャッキアップ等によるものであることを容易に区別することが可能となり、車両盗難の誤検出を抑制することができる。
なお、上述した実施形態では、車両100の前方がジャッキアップされる場合を図1等を参照して説明したが、例えば、クレーン装置やウインチ装置によって車両100の前方が引き上げられる場合についても、前述と同様の作用および効果を奏する。
また、上述した実施形態では、車両100の前方がジャッキアップされる場合を図1等を参照して説明したが、車両100の後方がジャッキアップされる場合についても、前述とほぼ同様に説明できる。この場合、後方のタイヤTrが地面Gから浮くので、傾斜角度θsが、基準角度θrに対して負(マイナス)の角度となる以外は、前述と同様である。
図1(A) は、本発明の一実施形態に係る車両の盗難発生警報システムの構成を示すブロック図で、図1(B) は、当該システムを搭載した車両がジャッキアップされている状態を示す説明図である。 当該システムを構成するマイコンにより実行される車体傾斜検出処理の流れを示すフローチャートである。 駐車中の車両がジャッキアップにより持ち上げられる前後にセンサにより検出されたセンサ信号の信号波形および車両の傾斜角度の変化例を示す説明図である。 ジャッキアップにより車両が傾斜した場合における傾斜角度と傾斜速度との関係を示す説明図で、ジャッキアップにより地面からタイヤが浮いている角度例をプロット(α、β)したものである。 図5(A) は、図2に示す傾斜角度の積算値判定処理(S117)の説明を補足する説明図で、図5(B) は、図2に示すタイヤの宙づり判定処理(S119)の説明を補足する説明図である。 センサによる車両の傾斜を検出する方法を説明する説明図で、図6(A) はセンサの配置例を示すもの、図6(B) は、当該車両に作用する加速度の一例を前後(F,B)方向および車両幅(L,R)方向に分解してベクトル表示したものである。
符号の説明
10…センサ
20…ECU
21…マイコン
23…ADコンバータ
25…HPF
27…BPF
30…警報装置
100…車両
110…ボディ(車体)
120…サスペンションユニット(バネ下部材)
122…コイルスプリング(バネ下部材)
124…ショックアブソーバ(バネ下部材)
Au、Au’…信号成分
ALM…警報情報
Du、Du’…センサデータ
G…地面
Hn…ホーン
Jk…ジャッキ装置
Sd…所定の傾斜角度
Sg…センサ信号
Sv…所定の傾斜速度
Tf…タイヤ(バネ下部材)
Tr…タイヤ(バネ下部材)
θs…傾斜角度
θi…積算値

Claims (3)

  1. 車両の一部が持ち上げられることにより発生する車体の傾きを検出する車体傾斜の検出方法であって、
    車体の傾きにより生じる当該車体の振動成分に、車両のバネ上部材による共振振動成分で所定振幅以上のものが含まれている場合、前記車両の一部が持ち上げられることにより前記車体の傾きが発生していることを検出することを特徴とする車体傾斜の検出方法。
  2. 車両の一部が持ち上げられることにより発生する車体の傾きを検出する車体傾斜の検出方法であって、
    車体の傾きにより生じる当該車体の振動成分に、車両のバネ上部材による共振振動成分でほぼ同様の振動特性で繰り返し現れるものが含まれている場合、前記車両の一部が持ち上げられることにより前記車体の傾きが発生していることを検出することを特徴とする車体傾斜の検出方法。
  3. 車両の一部が持ち上げられることにより発生する車体の傾きを検出する車体傾斜の検出方法であって、
    車体の傾きにより生じる当該車体の振動成分に、車両のバネ下部材による共振振動成分で所定振幅以上のものが含まれてないか、または当該バネ下部材による共振振動成分が略ゼロである場合、前記車両の一部が持ち上げられることにより前記車体の傾きが発生していることを検出することを特徴とする車体傾斜の検出方法。
JP2006101849A 2006-04-03 2006-04-03 車体傾斜の検出方法 Pending JP2007276524A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006101849A JP2007276524A (ja) 2006-04-03 2006-04-03 車体傾斜の検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006101849A JP2007276524A (ja) 2006-04-03 2006-04-03 車体傾斜の検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007276524A true JP2007276524A (ja) 2007-10-25

Family

ID=38678458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006101849A Pending JP2007276524A (ja) 2006-04-03 2006-04-03 車体傾斜の検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007276524A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02283548A (ja) * 1989-04-25 1990-11-21 Fujitsu Ten Ltd 車両用盗難警報装置
JPH05139249A (ja) * 1991-11-25 1993-06-08 Alpine Electron Inc 車両盗難検出方法及び車両盗難検出装置
JPH0546623U (ja) * 1991-11-28 1993-06-22 株式会社岩田エレクトリック 自動車の盗難等感知器
JPH0844957A (ja) * 1994-08-02 1996-02-16 Fuji Denki Kogyo Kk 自動車の盗難等の警報装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02283548A (ja) * 1989-04-25 1990-11-21 Fujitsu Ten Ltd 車両用盗難警報装置
JPH05139249A (ja) * 1991-11-25 1993-06-08 Alpine Electron Inc 車両盗難検出方法及び車両盗難検出装置
JPH0546623U (ja) * 1991-11-28 1993-06-22 株式会社岩田エレクトリック 自動車の盗難等感知器
JPH0844957A (ja) * 1994-08-02 1996-02-16 Fuji Denki Kogyo Kk 自動車の盗難等の警報装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002200951A (ja) ロールオーバ判定装置
JP2002286745A (ja) 車両のロールオーバ状態を検出する装置
US9481335B2 (en) Method and apparatus for detecting pedestrian vehicle impact
JP2002283949A (ja) 乗員保護装置の制御装置
EP1690748B1 (en) Vehicle rollover detection method based on differential Z-axis acceleration
CN105636859B (zh) 连接车辆的倾覆预兆判定装置以及连接车辆
JP5550544B2 (ja) 横転警報装置、車両、および横転警報方法、並びにプログラム
CN108327626A (zh) 用于机动车辆的声音警告信号检测
US7278657B1 (en) Method and apparatus for controlling an actuatable occupant protection device using an ultrasonic sensor
JP2006273083A (ja) 盗難検知装置
JP2002537159A (ja) エアバッグの作動を要する事象を判別するシステム
JP3956911B2 (ja) ロールオーバー判定装置及び方法
JP2002331904A (ja) 乗員保護装置の起動装置
JP2006151280A (ja) 二輪車の傾斜角度検出装置、エアバッグ装置、転倒防止装置及び方向指示器自動解除装置
JP2004323009A (ja) 走行状態を検出する方法と装置
JP2007276524A (ja) 車体傾斜の検出方法
JP5184207B2 (ja) 歩行者衝突検知装置及び歩行者保護システム
JP6744760B2 (ja) 転倒警報装置、転倒事故通報システム、及び転倒警報プログラム
EP2020338A1 (en) A method and system for detecting a vehicle rollover, in particular a soil trip rollover
JP2012203551A (ja) 居眠り抑制システム及びダンプトラック
JPH11321497A (ja) 安全運転支援装置
JP2005225251A (ja) 車両用盗難防止装置
JP4569114B2 (ja) 乗員保護システムおよび判定装置
JP2006007963A (ja) ロールオーバー判定方法及びロールオーバー判定装置
US20060074536A1 (en) Supplemental restraint deployment method with displacement-based deployment immunity

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100715

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101221