JP2007155168A - 仮留め用突起およびそれを用いた熱交換器 - Google Patents

仮留め用突起およびそれを用いた熱交換器 Download PDF

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Abstract

【課題】嵌め易く、外れ難く、位置決め精度の良い仮留め用突起41とする。
【解決手段】最大径部41b部分の外径を規制しながら予備成形突起411を外径方向に押し拡げて形成する。これにより、仮留め用孔部2aの孔径ΦHに対し、その仮留め用孔部2aの内面と接触して位置を決める仮留め用突起41の最大径部41bの外径ΦPやピッチを、突起成形治具G3で規制しながら形成することで精度良く出せるようになる。そして、最大径部41bの外径ΦPを、仮留め用孔部2aの孔径ΦHと略同径とし、仮留め用突起41を仮留め用孔部2aと隙間なく嵌合させて高い位置決め精度を出すことができる。
これより、部材2・4を位置合せして仮留めするうえでの位置精度を良くすることができうえ、仮留め部40を嵌合させるときに要する力は、人の指先で押し込むことができるレベルとすることができる。また嵌合後は、容易に外れ難くすることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、二つの部材を位置合せした状態で仮留めするための仮留め用突起およびそれを用いた熱交換器に関するものである。
二つの部材の仮留め方法して、一方の部材に孔を設け、他方の部材には突起を設けて、それらを嵌合させることで仮留めする方法が知られている。図5は、従来の仮留め用突起41を示す断面図であり、(a)は成形状態、(b)は仮留め状態を示している。また、下記特許文献1には、一方の部材にダルマ孔を設け、他方の部材にはフランジ突起を一体成形し、フランジ突起をダルマ孔の大径孔側から挿入して小径孔側へ平行移動(スライド)させることによって両部材を仮留めする方法が示される。
特開2002−267387号公報
しかしながら、図5に示す従来形状の場合には、相手部材2の仮留め用孔部2aの孔径ΦHに対し、仮留め用突起41を容易に嵌合できるよう突起41の外径ΦPを小さくしているため、外れ易く、位置決め精度も悪いという問題点がある。これを外れないようにするには、嵌合の後で突起先端部に大きな力を加えて変形させることを要した。
図6は、図5の仮留め用突起41を潰し加工した状態を示す断面図である。例えば、図5の仮留め用突起41を図6に示すように、受け治具G1にセットして加工治具G2で先端側から潰してフランジ部41aを形成する方法や、図示しない仮留め用突起41の先端側に割りを入れて拡げる方法やスピンかしめでフランジ部を形成する方法などがある。
しかしながら、これらの方法では、図5の形態での不具合は解消するが、先端部分を変形させるための加工力が必要となり、そのための治具や装置が必要となる。また、先端部分を変形させるための加工力を支えるため、突起を形成した部材4が変形してしまう場合もあり、加工力を支えられることが適用上の制約条件ともなる。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的は、嵌め易く、外れ難く、位置決め精度の良い仮留め用突起およびそれを用いた熱交換器を提供することにある。なお、図5・図6で説明しなかった符号は後述する本発明の実施形態での符号と対応するものである。
本発明は上記目的を達成するために、請求項1ないし請求項6に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、一方の部材(2)に形成された仮留め用孔部(2a)に、他方の部材(4)に形成された仮留め用突起(41)を嵌合させる仮留め構造に用いられる仮留め用突起において、
最大径部(41b)となる部分の外径を規制しながら予備成形突起(411)を外径方向に押し拡げて形成したことを特徴としている。
この請求項1に記載の発明によれば、一方の部材(2)の仮留め用孔部(2a)の孔径(ΦH)に対し、実際にその仮留め用孔部(2a)の内面と接触して位置を決める部分となる仮留め用突起(41)の最大径部(41b)の外径(ΦP)やピッチを、突起成形治具(G3)で規制しながら形成することで精度良く出せるようになる。
そして、最大径部(41b)の外径(ΦP)を、嵌合させる仮留め用孔部(2a)の孔径(ΦH)と略同径とし、仮留め用突起(41)を仮留め用孔部(2a)と隙間なく嵌合させて高い位置決め精度を出すことができる。
このことより、二つの部材(2、4)を位置合せして仮留めするうえでの位置精度を良くすることができうえ、仮留め部(40)を嵌合させるときに要する力は、人の指先で押し込むことができるレベルであり、大きな加工力を発生させるための道具立てを必要としない。また嵌合後は、搬送などで容易に外れ難くすることができる。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の仮留め用突起において、仮留め用突起(41)の突出高さ方向において、最大径部(41b)の幅を狭く、略線状に形成したことを特徴としている。この請求項2に記載の発明によれば、最大径部(41b)の幅を狭くすることで、嵌合に要する力を小さく抑えることができる。
また、請求項3に記載の発明では、請求項1に記載の仮留め用突起において、予備成形突起(411)の中央部に窪み部(H1)を設けるとともに、窪み部(H1)を外径方向に押し拡げて形成したことを特徴としている。窪み部(H1)は、突起の外径を予備成形時の径(ΦP1)よりも大きくするため、先端側外縁部(41a)の材料を外径方向に移動させ易くするために設けたものである。
仮留め用突起(41)は、このように予め小さな径(ΦH1)の窪み部(H1)を有する予備成形突起(411)を形成し、この窪み部(H1)を(ΦH2まで)押し広げながら軸方向にも若干押し潰すことにより形成している。ちなみに、窪み部(H1)の深さは窪み部(H1)の半径程度としている。この請求項2に記載の発明によれば、予備成形突起(411)を外径方向に押し拡げ易くすることができる。
また、請求項4に記載の発明では、請求項1に記載の仮留め用突起において、予備成形突起(411)は、先端側外縁部(411a)を先端側中央部よりも高く突出させて形成したことを特徴としている。予め形成する予備成形突起(411)は、先端側外縁部(411a)を先端側中央部よりも高く突出させて形成しておき、その突出させた先端側外縁部(411a)を軸方向に押し潰すことで、外径方向への拡大を容易にすることができる。この請求項3に記載の発明によれば、予備成形突起(411)を外径方向に押し拡げ易くすることができる。
また、請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の仮留め用突起において、先端側に、根元側へ向かって拡がって最大径部(41b)と滑らかに繋がる先端テーパー部(41c)を形成したことを特徴としている。この請求項4に記載の発明によれば、最大径部(41b)の先端側に先端テーパー部(41c)を形成することにより、この先端テーパー部(41c)が仮留め用突起(41)と仮留め用孔部(2a)とを嵌合させる際のガイドとなり、二つの部材(2、4)を嵌合させ易くすることができる。
また、請求項6に記載の発明では、熱交換器(1)を構成する第1部材(2)に仮留め用孔部(2a)を形成し、熱交換器(1)を構成する第2部材(4)に、仮留め用孔部(2a)に対応する請求項1ないし請求項5のうちいずれか1項に記載の仮留め用突起(41)を形成し、第1部材(2)と第2部材(4)とをロウ付けする際の両者の仮留めに仮留め用孔部(2a)と仮留め用突起(41)とを用いたことを特徴としている。
この請求項5に記載の発明によれば、熱交換器(1)をロウ付けで形成する際、部材(2、4)同士の仮留めの位置合せ精度が良くなることより、精度の良い熱交換器(1)とすることができる。ちなみに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施の形態について添付した図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る丸型オイルクーラ(熱交換器)1をエンジンのクランクケース20に組み付けた状態を示す断面図である。本実施形態のオイルクーラ1は、自動二輪車のエンジンオイルを冷却するオイルクーラであり、エンジンのクランクケース20など、オイルクーラ用の取り付け座部に組み付けた状態である。
なお、自動二輪車では、クランクケースとトランスミッションケースとは共用化されているため、エンジンオイルがトランスミッションオイルを兼ねている。以下、図1を用いて本実施形態に係るオイルクーラ1について述べる。コア部2は、本発明で言う一方の部材、もしくは第1部材に相当し、エンジンオイルとエンジン冷却水とを熱交換する熱交換部である。
このコア部2は、所定形状の凹凸を有するようにプレス成形された複数枚のプレートを、プレートの厚み方向に積層することにより形成されたものである。ハウジング3は、コア部2を収納する略円筒コップ状の容器である。このハウジング3のクランクケース20側の軸方向端部は、略円盤状の取り付けプレート4によって閉塞されており、ハウジング3と取り付けプレート4によって密閉されたコア部2周囲の空間が、エンジン冷却水が流れる冷却水通路となる。
なお、取り付けプレート4は、本発明で言う他方の部材、もしくは第2部材に相当する。そして、ハウジング3の外周面には、ラジエータなどの放熱器から流出して冷えたエンジン冷却水が流入する冷却水流入口3a、およびエンジンオイルとの熱交換を終えたエンジン冷却水をエンジン側に流出させる図示しない冷却水流出口が設けられている。ちなみに、本実施形態で冷却水流出口は紙面奥側、または手前側に設けられている。
また、取り付けボルト5は、オイルクーラ1をクランクケース20に組み付け固定するものである。本実施形態に係る取り付けボルト5は、ハウジング3および取り付けプレート4の略中心を、ハウジング3の軸方向と平行な方向に貫通してクランクケース20まで延びており、その雄ねじ部5aがクランクケース20に形成された雌ねじ部に螺合している。
ところで、本実施形態に係る取り付けボルト5は、その首下部分、つまり呼び長さ部分が筒状となって内部がエンジンオイルの通路となっている。一方、略コップ状に形成されたハウジング3の底部、つまりハウジング3の軸方向端部のうちコア部2を挟んで取り付けプレート4と反対側には、コア部2のうち取り付けボルト5周りの部分を流れるエンジンオイルを集合または分配させる環状の空間を成すタンク3bが設けられている。このタンク3bは、取り付けボルト5内に設けられたエンジンオイルの通路と連通している。
また、クランクケース20に設けられた凹部21は、コア部2のうち取り付けボルト5周りの部分を流れるエンジンオイルを集合または分配させる環状の空間であり、本実施形態では、エンジンから流出したエンジンオイルは、凹部21から取り付けボルト5周り部分のコア部2に流れ込んでエンジン冷却水にて冷却された後、タンク3bで集合回収されて取り付けボルト5内に設けられたエンジンオイルの通路を経由してクランクケース20、つまりエンジンに戻る。
なお、Oリング6は、取り付けプレート4とクランクケース20の取り付け面との隙間を液密に密閉するシール手段であり、本実施形態では、ニトリルゴムなどの弾性材料にてOリング6を形成している。ちなみに、本実施形態に係るオイルクーラ1のコア部2およびハウジング3などの本体部はステンレス製であり、取り付けプレート4は鋼などの鉄系材料製であり、両者はろう付けにて一体化されている。
図2は、図1のオイルクーラ1の仮留め状態を示す模式図である。取り付けプレート4の上面には、本発明の仮留め用突起41が形成されており(図2では2箇所)、その仮留め用突起41にコア部2(図2ではプレート1枚に略す)を仮留めし、このコア部2の上にハウジング3を被せてロウ付け接合するための仮留め状態としている。その後、これらを炉中にて一体ロウ付けすることによってオイルクーラ1を形成している。
これらコア部2・ハウジング3・取り付けプレート4は、例えばアルミニウム合金製である。また、図1の構造とは若干異なるが、図2の例では、コア部2としているプレートの下面側には低融点合金のろう材がクラッドされており、炉内で加熱することにより、仮留め部40で位置決めされたままコア部2とハウジング3、およびコア部2と取り付けプレート4の部材相互が接合されるようになっている。
次に、図3・図4を用いて、仮留め部40の詳細について説明する。図3は、図2の仮留め部40の詳細であり、本発明の一実施形態における仮留め用突起41を示す断面図である。また図4は、図3の仮留め用突起41の形成方法を示す断面図であり、(a)は予備成形突起411、(b)は本成形を示す。仮留め用突起41は取り付けプレート4に形成し、これと嵌り合う仮留め用孔部2aはコア部2側に設けている。
まず、仮留め用突起41の形状について説明する。本仮留め用突起41においては、コア部2側に形成した仮留め用孔部2aの孔径ΦHと、仮留め用突起41の突出高さ方向途中に形成した最大径部41bの外径ΦPとが、略同径(製造上のばらつきを含めてΦPがΦHより極僅かに小さい程度)であることにより、従来(図5)の形態での不具合である外れ易さと位置決め精度の低さを解消している。
また、最大径部41bは、線状または僅かな幅の帯状でしか存在せず、根元側はこれより小さい径ΦP1(ΦP>ΦP1)とすることで、仮留め用孔部2aに本仮留め用突起41を嵌合させる際、外れ難さと位置決め精度の高さとを実現しつつ、嵌合力を小さくすることができる。
これは、人の手の指先による小さな力でも押し込むことを可能にしており、従来(図6)の形態での不具合である外れ難くするために大きな力を要することを解消している。また、仮留め用突起41の先端側に、根元側へ向かって拡がって最大径部41bと滑らかに繋がる先端テーパー部41cを形成している。これは、仮留め用突起41と仮留め用孔部2aとを嵌合させ易くするためのものである。
次に、その仮留め用突起41の形成方法について説明する。本仮留め用突起41を形成するには、予め図4(a)に示す外径ΦP1の予備成形突起411を成形している。本実施形態では金型を用いて、取り付けプレート4の裏面側42部の素材を塑性流動させて形成している。
なおこのとき、予備成形突起411の中央部に穴径ΦH1の窪み部H1を設けるとともに、先端側外縁部411aを先端側中央部よりも高く突出させて形成している。また、予備成形突起411を形成する際に、予備成形突起411の周囲が強圧されて僅かに***し、仮留め用孔部2aと嵌合させた際、この***部分に仮留め用孔部2a側部材が乗り上げて浮きが発生することを避けるため、予備成形突起411の周囲には浅い窪み43部を形成している。
そして、この予備成形突起411を、図示しない受け治具G1(図6参照)にセットし、突起成形治具G3で最大径部41bとなる部分の外径を治具側内径部33で規制しながら、外径方向に押し拡げるようにして形成している。ちなみに、治具側内径部33の内径は、仮留め用孔部2aと同じΦHとなっている。
その他、突起成形治具G3には、予備成形突起411中央部の穴径ΦH1の窪み部H1を、穴径ΦH2の窪み部H2にまで押し拡げる凸部31と、予備成形突起411の先端側外縁部411aを上方から押し潰して先端テーパー部41cを形成するテーパー部32が形成されている。
このような突起成形治具G3にて予備成形突起411を押し拡げつつ押し潰すことにより、図4(b)に2点鎖線で示す予備成形突起411が実線にて示す仮留め用突起41に変形させる。この際、予め形成されている窪み部H1をH2にまで押し拡げることで外周部の径の増加を容易としている。
また、すり鉢状に形成された先端側外縁部411aを、突起成形治具G3のテーパー部32で押し潰すことにより、外周部の径の増加を容易とするとともにも、先端テーパー部41cを形成している。そして、径が増加した突起側外周面は、治具側内径部33に当接し、治具の内径寸法ΦHが正確に突起側の最大径部41bの外径ΦPとして転写されようになっている。
次に、本実施形態での特徴と、その効果について述べる。まず、最大径部41bとなる部分の外径を規制しながら予備成形突起411を外径方向に押し拡げて形成するようにしている。これによれば、一方の部材2の仮留め用孔部2aの孔径ΦHに対し、実際にその仮留め用孔部2aの内面と接触して位置を決める部分となる仮留め用突起41の最大径部41bの外径ΦPやピッチを、突起成形治具G3で規制しながら形成することで精度良く出せるようになる。
そして、最大径部41bの外径ΦPを、嵌合させる仮留め用孔部2aの孔径ΦHと略同径とし、仮留め用突起41を仮留め用孔部2aと隙間なく嵌合させて高い位置決め精度を出すことができる。このことより、二つの部材2・4を位置合せして仮留めするうえでの位置精度を良くすることができうえ、仮留め部40を嵌合させるときに要する力は、人の指先で押し込むことができるレベルであり、大きな加工力を発生させるための道具立てを必要としない。また嵌合後は、搬送などで容易に外れ難くすることができる。
また、仮留め用突起41の突出高さ方向において、最大径部41bの幅を狭く、略線状に形成している。これによれば、最大径部41bの幅を狭くすることで、嵌合に要する力を小さく抑えることができる。また、予備成形突起411の中央部に窪み部H1を設けるとともに、窪み部H1を外径方向に押し拡げて形成している。窪み部H1は、突起の外径を予備成形時の径ΦP1よりも大きくするため、先端側外縁部41aの材料を外径方向に移動させ易くするために設けたものである。
仮留め用突起41は、このように予め小さな径ΦH1の窪み部H1を有する予備成形突起411を形成し、この窪み部H1をΦH2まで押し広げながら軸方向にも若干押し潰すことにより形成している。ちなみに、窪み部H1の深さは窪み部H1の半径程度としている。これによれば、予備成形突起411を外径方向に押し拡げ易くすることができる。
また、予備成形突起411は、先端側外縁部411aを先端側中央部よりも高く突出させて形成している。予め形成する予備成形突起411は、先端側外縁部411aを先端側中央部よりも高く突出させて形成しておき、その突出させた先端側外縁部411aを軸方向に押し潰すことで、外径方向への拡大を容易にすることができる。これによれば、予備成形突起411を外径方向に押し拡げ易くすることができる。
また、先端側に、根元側へ向かって拡がって最大径部41bと滑らかに繋がる先端テーパー部41cを形成している。これによれば、最大径部41bの先端側に先端テーパー部41cを形成することにより、この先端テーパー部41cが仮留め用突起41と仮留め用孔部2aとを嵌合させる際のガイドとなり、二つの部材2・4を嵌合させ易くすることができる。
また、熱交換器1を構成する第1部材2に仮留め用孔部2aを形成し、熱交換器1を構成する第2部材4に、仮留め用孔部2aに対応する上記に記載の仮留め用突起41を形成し、第1部材2と第2部材4とをロウ付けする際の両者の仮留めに仮留め用孔部2aと仮留め用突起41とを用いている。これによれば、熱交換器1をロウ付けで形成する際、部材2・4同士の仮留めの位置合せ精度が良くなることより、精度の良い熱交換器1とすることができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、本発明の仮留め用突起41をオイルクーラ1の取り付けプレート4とコア部2との仮留めに用いが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、その他の熱交換器において二つの部材を位置合せした状態で仮留めする部分に適用することができる。また、上述の実施形態では、予備成形突起411をプレス加工による塑性流動によって形成しているが、切削加工やキャストにて形成したものであっても良い。
本発明の一実施形態に係る丸型オイルクーラ(熱交換器)1をエンジンのクランクケース20に組み付けた状態を示す断面図である。 図1のオイルクーラ1の仮留め状態を示す模式図である。 図2の仮留め部40の詳細であり、本発明の一実施形態における仮留め用突起41を示す断面図である。 図3の仮留め用突起41の形成方法を示す断面図であり、(a)は予備成形突起411、(b)は本成形を示す。 従来の仮留め用突起41を示す断面図であり、(a)は成形状態、(b)は仮留め状態を示す。 図5の仮留め用突起41を潰し加工した状態を示す断面図である。
符号の説明
1…熱交換器
2…コア部(一方の部材、第1部材)
2a…仮留め用孔部
4…取り付けプレート(他方の部材、第2部材)
41…仮留め用突起
41a…先端側外縁部
41b…最大径部
41c…先端テーパー部
411…予備成形突起
H1…窪み部

Claims (6)

  1. 一方の部材(2)に形成された仮留め用孔部(2a)に、他方の部材(4)に形成された仮留め用突起(41)を嵌合させる仮留め構造に用いられる仮留め用突起において、
    最大径部(41b)となる部分の外径を規制しながら予備成形突起(411)を外径方向に押し拡げて形成したことを特徴とする仮留め用突起。
  2. 前記仮留め用突起(41)の突出高さ方向において、前記最大径部(41b)の幅を狭く、略線状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の仮留め用突起。
  3. 前記予備成形突起(411)の中央部に窪み部(H1)を設けるとともに、前記窪み部(H1)を外径方向に押し拡げて形成したことを特徴とする請求項1に記載の仮留め用突起。
  4. 前記予備成形突起(411)は、先端側外縁部(411a)を先端側中央部よりも高く突出させて形成したことを特徴とする請求項1に記載の仮留め用突起。
  5. 先端側に、根元側へ向かって拡がって前記最大径部(41b)と滑らかに繋がる先端テーパー部(41c)を形成したことを特徴とする請求項4に記載の仮留め用突起。
  6. 熱交換器(1)を構成する第1部材(2)に仮留め用孔部(2a)を形成し、熱交換器(1)を構成する第2部材(4)に前記仮留め用孔部(2a)に対応する請求項1ないし請求項5のうちいずれか1項に記載の仮留め用突起(41)を形成し、前記第1部材(2)と前記第2部材(4)とをロウ付けする際の両者の仮留めに前記仮留め用孔部(2a)と前記仮留め用突起(41)とを用いたことを特徴とする熱交換器。
JP2005348487A 2005-12-01 2005-12-01 仮留め用突起の製造方法およびその製造方法により製造された仮留め用突起を用いた熱交換器 Active JP4657901B2 (ja)

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