JP2007110119A - 半導体ウエハ上に設けられた配線ラインに付随する電気的分離の形成方法 - Google Patents

半導体ウエハ上に設けられた配線ラインに付随する電気的分離の形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体基板上の配線ラインの形成及び配線ラインに付随する電気的分離の形成方法を提供する。
【解決手段】複数の配線ライン16を基板表面の上に形成すること、および前記配線ライン16の上に、第1層48の下であって隣りあう配線間には、空気が満たされ空隙を設けるように、非晶質炭素である第1層48をプラズマ助長化学気相(PECVD)により形成すること、を含む。また、空間内に空気で満たされた空隙23を生じさせるために、OSG(有機シリコンガラス)やFSG(フッ素ドープシリコンガラス)を形成することができる。炭素、OSG,FSG層は、IMD層(ライン間の分離)として使用される。ILD層(レベル間の分離)を形成するために、さらなる絶縁物質層を加えてもよい。
【選択図】 図10

Description

発明の詳細な説明
[技術分野]
本発明は、集積回路の形成、および半導体ウエハの形成に関する。詳細な実施形態においては、特に、本発明は、半導体基板上の配線ラインの形成および配線ラインに付随する電気的分離の形成に関する。
[背景技術]
集積回路を形成する分野では、導電性の配線レベルの形成工程、特に、半導体基板の上に形成される金属レベルは、それより以前の工程で形成される電気的構成要素とは異なる。これらの上層の形成を目的とした工程は、また、バックエンド工程(BEOL)と呼ばれることもある。この工程は、あるレベルの配線ライン、これらの分離層、そして異なるレベルの配線との間に所望の接続を確立するためのコンタクトを形成することを含む。
多層構造は、活性領域上に設けられる電気的構成物の増加だけでなく、上層の配線レベルの増加に従い、集積回路の正確な動作を保障するために、配線ライン間の電磁気的相互作用をできるだけ小さくする必要がある。このことは、特に、半導体メモリ装置においては重要である。ここで、半導体メモリ装置とは、例えば、基板の上に密集して形成され第1配線レベルを構成するビットラインなどが上げられる(DRAMメモリ、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)。そのため、配線ライン間の分離は、2つの配線ライン間の容量結合および誘導結合を最小とするように形成される必要がある。容量結合および誘導結合の減少は、隣り合う配線間の空間に低い誘電定数kを有する絶縁物質を埋め込むことで実現される。
低誘電率材料は、いくつか知られているが、集積化プロセスに適用するには、多大な労力と費用を要する。また他の方法としては、層間絶縁層に空隙を形成する方法がある。この方法では、通常の誘電率、例えば、3.5〜4.5の範囲の定数を有する層を堆積すればよい。典型的な層間絶縁層物質は、誘電定数kが4.0の酸化シリコンである。しかしながら、空気に満たされ1に近い誘電率を持つ空隙により、層の平均の誘電定数kは低下することとなる。
配線ライン間の空間を埋め込み、かつ上層または下層の配線との間を分離するため、層間絶縁層(ILD)は、配線レベルの配線ラインの上に堆積されている。層間絶縁層のための絶縁物質を形成するための通常のプロセスは、高密度プラズマ(HDP)堆積により行われる。HDP堆積は、プラズマ反応装置により行われる。この装置は、さらに、第1プラズマ発生高周波源、第2プラズマ発生高周波源を有し、これらは、プラズマ発生装置とは別に制御される。このように別々の制御は、スパッタ種である加速された高エネルギーのイオンをターゲット表面へ導き制御する役割を果たす。同じように、ターゲット表面に堆積される反応種はプラズマから供給される。この工程により、帽子のように突出した側面が形成される。空隙が形成されないというHDP反応の利点は、埋め込まなくてはならない構造のアスペクト比によって発揮される。
HDP堆積による利点は、水平な平面と比して堆積側面に対してはスパッタの影響がないという点にある。PECVD法による層の堆積側面では、半導体ウエハ上の構造の垂直な表面(半導体ウエハの上面に対して垂直)と比べて、水平な平面に堆積物質が強く成長することにより、突出部が顕著に成長する。このことが、HDP堆積が従来のプラズマ助長CVD(PECVD:プラズマ助長化学気相堆積)法と比して好適に用いられる理由である。このような突出部の直下では、さらなる堆積による埋め込み性の低下に影響を与える。さらに、突出部は表面の粗さを増加させる。HDP堆積によれば突出部は成長することはない。
[特許文献1] 米国特許第6,573,030号(2003年6月23日公開)
[発明の概要]
様々な実施形態の中で、本発明は、集積回路の配線または金属ライン間の容量結合または誘導結合の影響を低下することができる。特に詳細な実施形態では、異なる配線レベル間を埋め込むの誘電定数kを減少することができる。さらに、実施形態によれば、製造工程が改良され、またバックエンドライン工程の質を向上することができる。
例えば、一の実施形態では、半導体ウエハの上に、配線ラインと配線ラインに付随する電気的分離を形成している。少なくとも、2つの配線ラインの間には、空間が設けられるよう、電気的に導電性の配線ラインを半導体ウエハの表面の上に形成する。第1絶縁物質からなる第1層は、配線ラインの上および空間にPECVD法により、空気で満たされた空隙が第1層中の隣接する配線ライン間の空間に生じるように形成されている。
他の実施形態では、配線ラインおよび配線ラインに付随して形成される電気的分離を半導体ウエハの上に形成する。少なくとも2つの電気的に導電性を有するな配線ラインを表面の上に、2つの配線ラインの間に空間が含まれるように形成する。非晶質炭素の第1層を配線ラインの上にPECVD法により形成し、隣接する配線ライン間の空間内に空気で満たされた空隙を形成する。
本発明の実施形態によれば、PECVDは、配線ラインの上または配線ライン間の絶縁層を形成する際に好適に用いられる。堆積は、配線ライン間の空間内に配線ライン間に空隙が形成されるように行われる。空隙は、適切な条件を制御することにより形成でき、また条件は堆積に使用する装置に依存する。
HDP堆積はプラズマ助長CVD法に参照される。しかしながら、本実施形態によれば、ここで開示されるPECVD工程ではスパッタが行われない。この意味は、本実施形態では、第1層の成膜に関しては、HDP堆積が行われないという意味である。空気で満たされた空隙の形成は、第1層の平均の誘電定数を低下させる。より詳細には、空気の1に近い誘電定数が、平均の誘電定数を3.2以下に引き下げる。
さらに、形状およびサイズによって、堆積条件を調整することにより、空間に空隙を形成できる場合には、所望の形状、大きさそして位置が目的の状態となるよう、PECVD法工程を調製することができる。
一方、HDP堆積は、空隙を形成するのに適用することができる。しかし、このように形成された空隙の制御は困難である。例えば、これらの空隙の大きさは、隣接する配線間の空間の幅や深さに関わらず、各空間毎によって異なる。同様のことが空隙の位置および形状についてもいうことができる。特に、HDP堆積により形成される空隙は、空間の上の所望でない場所に形成されてしまうことがある。この位置は、CMP(化学機械研磨)工程により空隙を開口してしまう位置である。例えば、金属を形成するなどの、さらなる堆積工程では、この開口の位置に形成された回路は機能不良を起こす。しかしながら、本発明によれば、反応条件を調整することにより、空隙を制御して形成することができ、その再現性も高い。
好ましい実施形態は、非晶質炭素を第1層として形成することによる空隙の形成に関する。膜厚が不均一な炭素の堆積により2つの配線ライン間の空間を完全に埋め込むように空隙が生じる。このことは、第1層としての非晶質炭素の堆積において、空間は、非晶質炭素に埋め込まれておらず、これらの空間が特に誘電定数kの値を低くしているということを意味する。その理由は、プラズマ反応装置が最適なパラメーターにセッテイングされている条件下では、水平な表面から上に向かって成長するものの、垂直な表面は、いかなる堆積も行われないという特徴を非晶質炭素が有するためである。PECVDの炭素の堆積工程においては、正常軸から測定したとき、もっとも傾いた成長方向は、ウエハの理想的な水平表面に対して上限が40°に達し、下限は、50°に達する。
空隙によるリーク電流およびブレークダウン電圧は、ここで考察されているように、BEOL工程には影響がないことがわかった。
他の実施形態は、第1層のための絶縁物質として炭素またはフッ素がドープされたシリコンガラスを用いる態様に関する。再現性が高く均一な大きさの空隙を得るために、PECVD法とのコンビネーションにより双方の物質を好適に用いることができることがわかった。特に、空隙が空間から上層へ広がる場合には、上述したように上層の配線レベルに影響を与えるが、このように形成された空隙は、空間から上層へと広がることがない。
本発明の他の態様は、第1層に加えて第2絶縁物質を含む第2層を形成することに関する。従って、配線レベルの電気的分離は、2つの異なる絶縁層により行われる。ここでは、第1層は、PECVDプロセスにより形成される。この工程は、空隙の形成または空隙の形成を引き起こすことを含む工程である。主に、いわゆるIMD層と呼ばれる層に見られる、この層は、同一の配線レベルの配線ライン間の容量結合および/または誘導結合を低下させる役割を果たす。第2層はILD層として形成される。第2層は、他方の配線レベルの配線ラインと一方の配線レベルの配線ラインとの容量結合およびまたは誘導結合を低下させる役割を果たす。
他の実施形態では、第2絶縁物質を含む第2層は、半導体ウエハ上の積層構造の上面に形成されるパッシベーション層を得るために、第1絶縁層の上に形成される。パッシベーション層は、機械的熱的ストレスからチップを保護する役割を果たす。基板の最上層にこの層が形成された後、チップを格納またはチップに接合されるプラスティックの筐体中に形成される配線は除いて、さらなる金属配線がパッシベーション層の上に形成されることはない。
本発明の実施形態によるパッシベーション層は、2層の積層を含む。好ましくは、下層は、フッ素がドープまたはカーボンがドープされたシリコンガラスまたは非晶質炭素からなる。これらは、PECVD法により直接に配線層の上に形成される。ここでは、配線間の空間に空気で満たされた空隙が形成される。非晶質炭素の場合は、PECVD法によるカーボンの成長方法では、上述したように傾斜して成長するために、空間は完全に空隙に覆われている。このように、窒化シリコンの第2層は、最上層に形成される。窒化シリコンは、例えば、酸化シリコンと比べて7―8という高い誘電定数を有する。しかしながら、上層には金属層はないため、容量結合に対する効果は小さい。
さらなる実施形態は、単層の非晶質炭素からなるパッシベーション層に関する。ここでは、非晶質炭素は、空気で満たされた層と、機械的熱的影響からチップを保護するための層である。
ILD層に関しては、好ましい実施形態では、異なる配線レベルの配線ライン間のコンタクトを形成するときに、第2層(ILD層)がIMD層をエッチングするときのハードマスクとして役割を果たすように、絶縁物質が適宜選択される。
ある実施形態では、第2層は、酸化シリコン、またはフッ素がドープまたはカーボンがドープされたシリコンガラスであることができ、第1層は、非晶質炭素である。シリコンガラスまたは酸化物層は、炭素をエッチングするときのハードマスクとなる。この態様によれば、炭素を形成するときに正確な断面を形成することができる。そして、さらには、非晶質炭素に対する保護層(シリコンガラスまたは酸化シリコン)となる。非晶質炭素は、さらなる金属、例えば、タングステンが、炭素層の上に直接形成された場合に、悪影響を及ぼす。その理由はこれらの堆積が高温で行われるためである。
配線レベルの配線ラインの形成に関して、本発明は、この実施形態のような工程に制限されることはない。配線レベルの形成は、好ましい平坦な表面を有するウエハの準備から始まる。この表面は、例えば、化学機械研磨(CMP)により平坦化される。表面は、基板表面または下層の配線レベルの分離層の上面である。
例えば、配線ラインの形成は、後に除去される犠牲物質の堆積から始まる。その後、犠牲物質の層は、レジスト技術を用いてパターニングされる。この層中で、除去された部分には、電気的な導電物質が埋め込まれる。導電物質は、例えば、タングステン、アルミニウム、銅またはこれらの物質の混合物、またはタングステンシリケートを例示することができる。導電層を犠牲層の表面まで平坦化することで、犠牲層中の除去部分に導電物質を埋め込むことができる。基板表面の上に、***構造の構成物として配線ラインが残存するよう、その他の残留物が除去される。
他には、導電物質は、分離層の平坦化された面の上に形成され、その後、配線ラインを得るために例えば、リソグラフィ技術でパターンをする。
[実施形態の詳細な説明]
本発明の実施形態の他の態様または多くの付加的作用効果については、容易に理解がなされるよう、添付の図面を参照しつつ好ましい実施形態による詳細な説明を行う。また、実質的または機能的に類似の機構は、同一の符号で示す。
図1は、半導体ウエハの上に形成された配線ラインの断面を示す。
図2〜図3は、従来例に従い、図1に示した構造の上にFSGやPSG堆積を用いて工程を進めた状態を示す。
図4〜図7は、本発明の第1の実施形態に従って空隙を含むIMD層を形成するために、PECVD法を使用してOSGまたはFSG層を形成する図を示す。
図8〜図11は、本発明の第2の実施形態に従って、図1に示した構造の上に、空隙を含むIMD層からなる第2層を形成する図を示す。
図12〜図15は、本発明の第3の実施形態に従って、配線レベルを形成する工程と、それに付随した分離をPECVDによる非晶質炭素の堆積により形成する工程と、ダマシン技術を示す図である。
図16は、PECVDによる非晶質炭素と窒化シリコン層を含むパッシベーション層が積層されるときの実施形態を示す図である。
図1は、半導体基板10の表面との上に設けられた***した構造の素子の側面を示す。***した構造の素子は、配線16であり、これは、配線レベル14に相当する。2つの配線ライン16のそれぞれは、空間30を形成する。配線ライン16の最も外側には、外縁32を有し、外縁32は、配線ライン16に覆われていない表面13の方向を向いている。
表面13は、分離層12の上面を平坦化することにより得られる。分離層12は現在の配線レベル14の下方にさらなる配線レベルに付随して形成されている。分離層12は、酸化シリコン、窒化シリコン、ドープドシリコンガラスなどからなることができる。その他には、分離層12は、シリコン基板(図示せず)を覆う分離層として表すこともできる。
配線ライン16は、例えばドープトシリコン、金属、金属シリケートなどのいずれの電気的な導電性物質を含んでいてもよい。さらに、配線ライン16は、DRAMメモリのワード線の場合のように電気的な導電性を有する層の積層を含んでいてもよい。また、配線ライン16は、このようなメモリのビットラインを意味してもよい。
図2、3は、図1に示す構造に対して引き続き行われる後の工程を示す図である。ここでは、分離層18を形成するためのHDP堆積が行われる。この堆積では、後述のCMPプロセスにおいて高さ位置34まで除去できるよう、十分な膜厚を有する分離層18を形成する。図2に示されるように、HDP堆積による典型的な帽子のような形状(突出形状)20を含む表面が形成される。
さらに、空気が充填された空隙210〜213が形成される。空隙は、空間30に埋め込まれている物質の平均の誘電率を低下させることができる。しかしながら、空隙は、不規則に配置され、かつ様々な大きさを有する。隣り合う配線層16の間の電磁相互作用の量は、このように配線間で異なってしまう。このことは、集積回路の信頼性を低下させる。
図3は、CMP工程を適用することによるさらなる影響を示す。空隙の一つ、例えば、空隙210が除去により開口してしまう。この場合、さらなる物質、例えば、上層の配線層の金属など、を堆積することにより、現在の配線レベルとの相互作用を引き起こすことがある。
図4から7には、本実施形態に従って引き続き行われる工程を示す。PECVD堆積を適用し、有機シリコンガラス(OSG)の形成、または、フッ素をドープしたシリコンガラス(FSG)を図1に示した構造の上に堆積する。これにより、図4に示すように、絶縁物質の層36が形成される。このとき、PECVDプラズマ反応装置は、空隙22が形成されるように、堆積条件が調整される。空隙22の大きさと位置とは、規則的に制御される。空隙22は、隣り合う配線ライン16間の空間30の中に納まるように配置されている。
さらに、配線ライン16領域の外縁32においては、顕著に粗い面をなす突出部38が成長している。層36の第1の後退40が行われ、この工程で、図5に示すように、突出部38が除去される。このエッチバックは、高密度プラズマエッチング(堆積ではない)により行うことができる。
図6は、第2層39を形成した後を示す図である。第2層39は、CMPのターゲット面34の上に設けられている。本実施形態では、第2層は、OSGまたはFSGからなる層36にコンタクトホールを形成する際にハードマスクとしても使用することができる。他の実施形態では、この第2の層39を非晶質炭素で形成することもできる。この場合、非晶質炭素は、ハードマスクとして使用した後に除去される。
図7には、ハードマスクのエッチング46を示す。ハードマスクである第2層39の開口44は、すでに形成され、エッチング46はこれらの図7において陰影により示した領域にのみ有効である。
図8から図11に本発明の他の実施形態を示す。図8から図11は、図1に示す配線ライン16の構造に対して引き続いて後の工程を行った場合を示す。この実施形態では、非晶質炭素のPECVD堆積を、図8に示すように第1層48が形成されるまで行う。前述の例に示すように、堆積工程において、スパッタ作用は行われていない。例えば、プラズマを生成するために、高周波電圧ソースを有するプラズマ反応器を用いて行われる。
本実施形態において、堆積された非晶質炭素の層48の膜厚は、190nmまでに達する。非晶質炭素の成長挙動は、水平な表面から始まりほぼ上方向を向いている。ここでは、水平な表面とは配線ライン16の上部をいう。本実施形態では、水平な表面の端において垂直軸から40°から70°ずれる。配線ライン間に大きなアスペクト比を有する空間30が存在している配線ラインの垂直の側壁では成長は見られない。ここでは、図示した空隙が成長するか否かに関して、アスペクト比はあまり重要ではなく、配線ライン間の空間が大きな影響を及ぼすことを付記する。近年の技術では、配線ライン間の空間は、150nmに満たない。これは、本実施形態によって形成される空隙と一致する。
上方向を向いて成長することにより、空間30内に空隙23の形成が引き起こされる。空隙23は、前述の実施形態で形成される空隙とは異なる。具体的には、アスペクト比が十分に大きく、空間の幅が170〜200nmである場合には、空間30内には、堆積されることはない。
PECVD堆積による非晶質炭素の堆積は、本願で、参照として例示しているが、米国特許第6,573,030号(特許文献1:アプライドマテリアル社、サンタクララ、カリフォルニア)に知られている。この先行技術では、反射防止膜および暫定的なハードマスクの形成を目的としている。この中で述べているように、非晶質炭素層は、炭化水素化合物との混合ガスに、不活性ガス(ヘリウムやアルゴンなど)が添加されたガスから形成される。炭化水素化合物は、Cで示される化合物である。ここで、Xは、2〜4であり、Yは2〜10である。ここで考えられる化合物としては、例えば、プロピレンCが挙げられ、アルゴン、ヘリウムまたはNが非晶質炭素層の密度および堆積速度を制御するために添加されている。
前述の記載においては、PECVD工程での非晶質炭素の形成には、なかでも、下記の反応条件が提案されている。
基板温度:100−500℃
容器圧:1−20Torr
ガス流量:50−500sccm
RFパワー:3−20W/in
ここで述べた反応条件の範囲は、本実施例の目的を果たすためであり、本発明は、上記の数値範囲に限定されない。さらに、数値範囲は、使用されるプラズマ反応器の仕様に依存することもある。
次の工程では、図9に示すように、非晶質炭素の第1層48の除去が、Hを使用したエッチバック法により行われる。エッチバック41と、PECVD堆積と同じプラズマ反応器を使用することができる。このエッチバック工程では、PECVD法による堆積で、配線ライン領域の外縁に形成された突出部50が、効率良く除去される。
図10は、誘電率物質の第2層52を堆積した後を示す。第2層52としては、例えば、FSGまたはOSGを用いることができる。第2層52の膜厚は、後の工程で行われるCMPのターゲット表面が第2層52の表面を低下させることができる膜厚である。配線レベルに付随する分離は、実質的には、IMD層としての第1層48と、ILD層としての第2層52からなる2層により形成される。積層構造の増加は、レベル間距離よりも配線間距離に大きな影響を与える。金属間の絶縁物に関しても同様の要請が大きくなっている。このように、非晶質炭素の第1層48の形成に尽力することは、IMD層を減少させることとなる。
図11は、さらに、第2層52をハードマスクとして用いる場合を示す。非晶質炭素の第1層48の除去54は、第2層52に設けられた開口56中の非晶質炭素に対して行われる。このようにして、コンタクトホール58を形成するための第1層48の一部が除去される。このように、次の上層の配線レベルは、ダマシン法により形成されることができる。
第3の実施形態を、図12〜図15に示す。図12は、配線ライン16aを含む第1配線レベル14aを有し、第1配線レベル14aには、付随する素子分離102までが既に形成されている。その上に、薄膜のストッパ層104が形成され、犠牲層もしくは一時的な層である非晶質炭素の層106を形成する。層106は、次に形成される配線レベル14bの位置を規定する部分が除去されるようにリソグラフィ法によりパターニングされている。
図13には、配線レベル14a、14b間のコンタクト160を形成するために、素子分離層102を除去し、導電性物質を堆積した後を示す図である。導電性物質としては、例えば、アルミニウム、タングステンまたは銅または、これらの物質を含む構成物を用いることができる。例えば、CMPなどの平坦化工程を経た後に行われる堆積は、ダマシン法による。さらに、堆積により形成される配線ライン16b間の領域を規定するために、ブロック状のマスク108を形成する。マスク108の開口は、幅が十分に大きいため、空隙で満たされることはない。
図14は、非晶質炭素の犠牲層106のうち、マスク108に覆われていない領域がエッチング工程により除去された後を示す。
図15は、PECVD法により非晶質炭素の層49の堆積が再度行われることにより、空隙が形成される様子を示す図である。配線ライン16cを含む次の配線レベル14cが形成される。
図16は、パッシベーション層の形成に関する実施形態を示す。金属層の下に形成されている分離層12は、(好ましくは)平坦化された表面を有する。この表面の上に、集積回路の最上層の金属層である多層配線16がリソグラフィ法によりパターニングされる。配線ライン16は、表面の上に、***した構造として形成される。そして空間30は、2つの配線ライン16の相互間に囲まれる。
図8に示したプロセスと類似のプロセスでは、非晶質炭素の層481は、空間30に空気で満たされた空隙23を形成するために、PECVD工程により形成される。この工程では、傾斜して成長するという特性により、空間30は、非晶質炭素層481によって過剰成長する。そして、空間30は、このように実質的に空気以外の他の物質(たとえば、堆積工程中のPECVD反応室に残留した低圧のガス)と隔離される。つまり、配線ラインの側壁では、炭素物質の堆積が行われない。
非晶質炭素の層481は、例えば、研磨やエッチングによる除去により平坦化される。その後、さらに、窒化シリコンからなる絶縁層482が炭素層481の上に形成される。従って、本実施形態においてパッシベーション層は、非晶質炭素と、窒化シリコンとの2層の積層で表されることとなる。非晶質炭素は、配線ライン16間の容量結合を低下させるために空気で満たされた空隙を形成し、窒化シリコンは機械的、熱的保護を果たす。DRAMや他のメモリ製品においては、チップは、パッシベーションに覆われ、パッケージを得るため、プラスティクの筐体に包含される。また、他の例では、パッシベーション層がチップを保護のための最外層になることもある。
図示しない他の実施形態では、パッシベーション層は、非晶質炭素の層481のみであってもよい。つまり、炭素層にはさらなる層が形成されない。このとき、非晶質炭素の層481は、チップの最外層となる。
これらの実施形態によれば、空気に満たされた空隙によって、容量結合を可能な限り低くすることができる。先行技術では、パッシベーション層は、IMDとしての役割を果たす酸化シリコンと、パッシベーションとして働く窒化シリコンとが積層された構造であることがある。この構造では、窒化シリコンが配線ライン間の区間に到達することとなり、最上層の配線ラインの容量結合を助長し得る。
本発明およびその効果を詳細に説明したが、本発明の請求項の範囲に規定した要旨の範囲内であれば、様々な変形、置換、付加が可能である。
半導体ウエハの上に形成された配線ラインの側面を示す。 従来例に従い、図1に示した構造の上にFSGやPSG堆積を使って工程を進めた状態を示す。 従来例に従い、図1に示した構造の上にFSGやPSG堆積を使用して工程を進めた状態を示す。 本発明の第1の実施形態に従って空隙を含むIMD層を形成するために、PECVD法を使用してOSGまたはFSG層を形成する図を示す。 本発明の第1の実施形態に従って空隙を含むIMD層を形成するために、PECVD法を使用してOSGまたはFSG層を形成する図を示す。 本発明の第1の実施形態に従って空隙を含むIMD層を形成するために、PECVD法を使用してOSGまたはFSG層を形成する図を示す。 本発明の第1の実施形態に従って空隙を含むIMD層を形成するために、PECVD法を使用してOSGまたはFSG層を形成する図を示す。 本発明の第2の実施形態に従って、空隙を含むIMD層からなる第2層を形成する図1に示す側面をさらに発展した構造を示す。 本発明の第2の実施形態に従って、空隙を含むIMD層からなる第2層を形成する図1に示す側面をさらに発展した構造を示す。 本発明の第2の実施形態に従って、空隙を含むIMD層からなる第2層を形成する図1に示す側面をさらに発展した構造を示す。 本発明の第2の実施形態に従って、空隙を含むIMD層からなる第2層を形成する図1に示す側面をさらに発展した構造を示す。 本発明の第3の実施形態に従って、配線レベルを形成する工程と、それに付随した分離をPECVD法による非晶質炭素の堆積により形成する工程と、ダマシン技術を示す図である。 本発明の第3の実施形態に従って、配線レベルを形成する工程と、それに付随した分離をPECVD法による非晶質炭素の堆積により形成する工程と、ダマシン技術を示す図である。 本発明の第3の実施形態に従って、配線レベルを形成する工程と、それに付随した分離をPECVD法による非晶質炭素の堆積により形成する工程と、ダマシン技術を示す図である。 本発明の第3の実施形態に従って、配線レベルを形成する工程と、それに付随した分離をPECVD法による非晶質炭素の堆積により形成する工程と、ダマシン技術を示す図である。 PECVD法による非晶質炭素と窒化シリコン層の含むパッシベーション層を積層の実施形態を示す図である。
符号の説明
10 半導体ウエハ
12 分離層
13 表面
14、14a、14b、14c 配線レベル
16、16a、16b、16c 電気的導電性を有する配線ライン
18 HDP堆積層
20 帽子のような突出部
22、23、210〜230 空気に満たされた空隙
30 配線ライン間の空間
32 配線領域の外縁
34 CMPが施される表面
36 PECVD堆積層(IMDまたはILDのためのOSGまたはFSG)
38 突出部
39 第2層(一時的にハードマスクとしての働く非晶質炭素層)
40 バックエッチ(OSGまたはFSG)
41 バックエッチ(非晶質炭素)
46 ハードマスクの開口
48、49、481 PECVD堆積層(炭素ハードマスクとしてのOSGまたはFSG)
482 パッシベーション層としての第2層(窒化シリコン)
50 突出部
52 ILDとしての第2層(OSG、FSGまたは酸化シリコン)
54 ハードマスクの除去
56 ハードマスクの開口
58 コンタクトビアのエッチング
102 より低層の配線レベルの分離
104 エッチストッパ層
106 非晶質炭素からなる犠牲層
108 レジストマスク
160 ダマシン工程により埋め込まれたコンタクトビア

Claims (38)

  1. 半導体ウエハの表面上に設けられた配線ラインおよび該配線ラインに付随する電気的分離の形成方法であって、
    表面を有する半導体ウエハを準備すること、
    隣り合う配線ライン間に空間を有し、電気的な導電性を有する複数の配線ラインを前記表面の上に形成すること、および、
    前記配線ラインの上および前記空間に第1の絶縁物質である第1層をプラズマ助長化学気相堆積(PECVD)法により堆積することであって、該堆積が、隣り合う配線ライン間の前記空間に空気が満たされた空隙を設けるように不均一に行なわれること、を含む形成方法。
  2. 前記第1絶縁物質は、フッ素がドープされたシリコン酸化膜(FSG)、有機シリコン酸化膜(OSG)またはこれらの混合物を含む、請求項1に記載の形成方法。
  3. 前記配線ラインは、アルミニウム、タングステンまたは銅から形成される、請求項1に記載の形成方法。
  4. 前記プラズマ助長化学気相堆積法は、スパッタが行われない工程である、請求項1に記載の形成方法。
  5. さらに、配線ラインの外縁において、前記第1層の突出した側面を除去するために、前記第1層を後退させる工程を含む、請求項1に記載の形成方法。
  6. 前記第1層を後退させる工程は、該第1層の化学機械研磨(CMP)を含む、請求項5に記載の形成方法。
  7. 前記第1層を後退させる工程は、該第1層のエッチバックを含む、請求項5に記載の形成方法。
  8. さらに、前記第1層の上に、層間絶縁層を形成するために第2絶縁物質である第2層を堆積することを含む、請求項5に記載の形成方法。
  9. 前記第2絶縁物質は、フッ素がドープされたシリコン酸化膜(FSG)、有機シリコン酸化膜(OSG)、酸化シリコン、スピン工程による絶縁物(SOD)、シリコンカーバイドおよび窒化シリコンの少なくとも1種である、請求項8に記載の形成方法。
  10. さらに、前記第2層を形成した後に、該第2層を化学機械研磨(CMP)を行うことを含む、請求項9に記載の形成方法。
  11. 半導体ウエハの表面上に設けられた、配線ラインおよび該配線ラインに付随する電気的分離の形成方法であって、
    表面を有する半導体ウエハを準備すること、
    隣り合う配線ライン間には空間を有するように、前記表面の上に複数の電気的な導電性を有する配線ラインを形成すること、および、
    前記配線ラインの上に、非晶質炭素である第1層を形成することであって、該第1層の下層の隣りあう配線ライン間には、空気が満たされた空隙を設けるように該第1層をプラズマ助長化学気相(PECVD)により形成すること、を含む形成方法。
  12. 前記第1層は、スパッタが行われることなく形成される、請求項11に記載の形成方法。
  13. 前記配線ラインは、アルミニウム、タングステンまたは銅で形成される、請求項11に記載の形成方法。
  14. さらに、配線ラインの外縁において、前記第1層の突出した側面を除去するために、前記第1層を後退させる工程を含む、請求項11に記載の形成方法。
  15. 前記第1層を後退させる工程は、該第1層のエッチバックを含む、請求項14に記載の形成方法。
  16. 前記第1層のエッチバック工程は、H、NH、BまたはOを反応物質として用いたエッチバックを含む、請求項15に記載の形成方法。
  17. を反応物質として用いたエッチバックは連続して行われる、請求項16に記載の形成方法。
  18. さらに、前記第1層の上に、層間絶縁膜を形成するために第2層としての第2絶縁物質を堆積することを含む、請求項11に記載の形成方法。
  19. 前記第2絶縁物質は、フッ素がドープされたシリコン酸化膜(FSG)、有機シリコン酸化膜(OSG)、酸化シリコン、スピン工程による絶縁物(SOD)、シリコンカーバイドおよび窒化シリコンの少なくとも1種である、請求項18に記載の形成方法。
  20. さらに、前記第2層を形成した後に、化学機械研磨(CMP)を行うことを含む、請求項18に記載の形成方法。
  21. さらに、半導体ウエハにパッシベーション層を形成するために、前記第1層の上に第2絶縁物質である第2層を形成する工程を含む、請求項11に記載の形成方法。
  22. 前記第2絶縁物質の堆積は、窒化シリコンを堆積することを含む、請求項20に記載の形成方法。
  23. 非晶質炭素である前記第1層を半導体ウエハのパッシベーション層として堆積することを含む、請求項11に記載の形成方法。
  24. 前記配線ラインは銅で形成され、
    前記銅の第1配線ラインと、前記非晶質炭素の前記第1層との間に、拡散バリアが形成されている、請求項11に記載の形成方法。
  25. 半導体ウエハの表面の上方に隣り合う配線ライン間に空間を有するように配置された、電気的な導電性を有する複数の配線ラインと、
    隣り合う配線ライン間の前記空間内に空気でみたされた空隙が形成されるように前記配線ラインの上方に設けられた非晶質炭素である第1層と、を含む半導体装置。
  26. 前記配線ラインは、アルミニウム、タングステンおよび銅の少なくとも1種である、請求項25に記載の半導体装置。
  27. さらに、前記第1層の上に層間絶縁層として形成される第2絶縁物質からなる第2層を含む、請求項25に記載の半導体装置。
  28. さらに、前記第1層の上にパッシベーション層として形成される絶縁物質からなる第2層を含む、請求項25に記載の半導体装置。
  29. 絶縁物質である前記第2層は、窒化シリコンを含む、請求項28に記載の半導体装置。
  30. 非晶質炭素である前記第1層は、パッシベーション層である、請求項25に記載の半導体装置。
  31. 絶縁物質である前記第2層は、フッ素がドープされたシリコン酸化膜(FSG)または有機シリコン酸化膜(OSG)を含む、請求項27に記載の半導体装置。
  32. 半導体ウエハの表面の上方に隣り合う配線ライン間に空間を有するように配置された、電気的な導電性を有する複数の配線ラインと、
    前記配線ラインの上および前記空間内に形成され、隣り合う前記配線ラインの間の前記空間内に空気で満たされた空隙が形成されるように、不均一に形成された第1絶縁物質からなる第1層と、を含む半導体装置。
  33. 前記配線ラインは、前記アルミニウム、タングステンおよび銅の少なくとも1種である、請求項32に記載の半導体装置。
  34. 前記第1層は、フッ素がドープされたシリコン酸化膜(FSG)または有機シリコン酸化膜(OSG)またはこれらの混合物である、請求項32に記載の半導体装置。
  35. 前記有機シリコン酸化膜(OSG)は、炭素がドープされた酸化シリコンである、請求項34に記載の半導体装置。
  36. さらに、層間絶縁層(ILD)として、前記第1層の上に形成された絶縁物質である第2層を含む、請求項32に記載の半導体装置。
  37. 前記第2層は、フッ素がドープされたシリコン酸化膜(FSG)、有機シリコン酸化膜(OSG)、酸化シリコン、スピン工程による絶縁物(SOD)、シリコンカーバイドおよび窒化シリコンの少なくとも1種である、請求項36に記載の半導体装置。
  38. さらに多層の配線ラインを含み、該配線ラインは、前記第2層の上に設けられている、請求項37に記載の半導体装置。
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