JP2006329150A - 冷却装置用清掃装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クーリングパッケージの目詰まりを確実に除去できる冷却装置用清掃装置を提供する。
【解決手段】所定条件時にクーリングファン22の回転を停止させるとともに、切換弁55により空圧源13からの圧縮空気の供給先をクーリングパッケージ21に対してクーリングファン22と同側に位置した目詰まり防止手段14側へと切換える。目詰まり防止手段14の各吹付部35,36の各吹付孔42,46によるクーリングパッケージ21への圧縮空気の吹付け方向が、クーリングファン22による冷却風の吸引方向と逆方向成分を有するため、圧縮空気の圧力によりクーリングパッケージ21を効果的に逆洗でき、クーリングパッケージ21の目詰まりを確実に除去できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷却用のクーリングパッケージと、正転によりクーリングパッケージに冷却風を吸引するファンとを備えた冷却装置を清掃する冷却装置用清掃装置に関する。
従来、例えば油圧ショベルなどの作業機械においては、エンジンを冷却する冷却水を冷却するためのラジエータおよび作動油を冷却するためのオイルクーラなどを有するクーリングパッケージと、このクーリングパッケージに冷却風を供給する冷却用のクーリングファンとを備えた冷却装置を搭載したものがある。
図5に従来の冷却装置を示し、この冷却装置は、機体1内に配設されたクーリングパッケージ2に対して、機体1の外部から冷却空気を吸引するクーリングファン3を機体1の内部側に配設し、このクーリングファン3を、図示されないエンジン、あるいは油圧モータ・ポンプにより駆動させる構成を有している。
ところで、作業機械は、一般に、土砂の掘削などのために、粉塵などが比較的多い場所で使用されるため、クーリングファン3の駆動により機体1の外部から粉塵4が吸引されてクーリングパッケージ2に付着し、このクーリングパッケージ2を目詰まりさせてしまい、クーリング能力が低下してオーバヒートが発生するおそれがある。
このため、図6に示されるように、クーリングパッケージ2の目詰まりを検出した際、あるいは運転時間が一定時間経過した際などの所定条件時にクーリングファン3を反転させることで、クーリングファン3が機体内部から外部への風力を発生させ、この風力によってクーリングパッケージ2に付着した粉塵4を外部に飛ばすリバースファンシステムが採用されている。
また、クーリングパッケージを介してファンと反対側に、弁を介してコンプレッサに接続されたノズルを設け、手動、あるいは自動などで弁を開閉させることで、圧縮空気をノズルからクーリングパッケージに斜め方向より吹付けて粉塵などを除去する構成も知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平7−238831号公報(第6−10頁、図1−4)
しかしながら、上記図5および図6に示される構成では、正転用のクーリングファン3を逆転させるため、このクーリングファン3の逆転時に充分な風量を得ることが容易でなく、クーリングパッケージの目詰まり除去に充分な効果を得ることができないという問題点を有している。
また、上記特許文献1に記載された構成では、ノズルの配設位置がクーリングパッケージを介してクーリングファンと反対側であるため、ノズルからの圧縮空気の斜め吹付け方向が、クーリングファンにより吸引された冷却風にてクーリングパッケージに付着される粉塵などの付着方向と同方向成分を有することとなり、目詰まり除去に充分な効果を得ることができないという問題点を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、クーリングパッケージの目詰まりを確実に除去できる冷却装置用清掃装置を提供することを目的とするものである。
請求項1記載の発明は、冷却用のクーリングパッケージと、このクーリングパッケージに対向して設けられ、クーリングパッケージを通して冷却風を吸引するファンとを備えた冷却装置を清掃する冷却装置用清掃装置であって、クーリングパッケージに対してファンと同側に設けられ、空圧源からの圧縮空気をクーリングパッケージへと吹付け可能な目詰まり防止手段と、予め設定された所定条件時にファンによる冷却風がクーリングパッケージを少なくともファン側へと通過しないようにファンの駆動を制御して目詰まり防止手段を駆動させる制御手段とを具備したものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の冷却装置用清掃装置において、クーリングパッケージを介してファンと反対側に設けられ、空圧源からの圧縮空気をクーリングパッケージへと吹付け可能な補助クーリング手段を具備し、制御手段が、予め設定された所定条件時にファンによる冷却風の吸引を遮断するとともに、ファンによる冷却風の吸引とこの吸引の遮断とに対応して補助クーリング手段と目詰まり防止手段とを選択的に駆動させるものである。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の冷却装置用清掃装置において、クーリングパッケージを介してファンと反対側に設けられ、空圧源からの圧縮空気をクーリングパッケージへと吹付け可能な補助クーリング手段を具備し、制御手段が、予め設定された所定条件時にファンによる送風方向を反転させるとともに、ファンによる冷却風の吸引とファンの送風方向の反転とに対応して補助クーリング手段と目詰まり防止手段とを選択的に駆動させるものである。
請求項4記載の発明は、請求項2または3記載の冷却装置用清掃装置において、制御手段が、切換えにより補助クーリング手段と目詰まり防止手段とのいずれか一方を選択的に空圧源に接続する切換弁と、この切換弁を切換え制御するコントローラとを備えているものである。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか記載の冷却装置用清掃装置において、目詰まり防止手段が、クーリングパッケージへの圧縮空気の吹付け方向を可変可能であるものである。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか記載の冷却装置用清掃装置において、目詰まり防止手段が、複数の吹付孔を有しファンの周囲でかつクーリングパッケージの縁部に沿って長尺状に設けられ、定位置で回動可能な吹付部と、この吹付部を回動させる駆動機構とを備えているものである。
請求項7記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか記載の冷却装置用清掃装置において、目詰まり防止手段が、制御手段により圧縮空気の吹付け風量を可変可能な可変絞りを備えているものである。
請求項1記載の発明によれば、予め設定された所定条件時にファンによる冷却風がクーリングパッケージを少なくともファン側へと通過しないようにファンの駆動を制御するとともに、クーリングパッケージに対してファンと同側に設けた目詰まり防止手段を駆動させることで、目詰まり防止手段によるクーリングパッケージへの圧縮空気の吹付け方向がファンによる冷却風の吸引方向と逆方向成分を有し、かつ、ファンによる送風が目詰まり防止手段によるクーリングパッケージへの圧縮空気の吹付けを阻害しないため、クーリングパッケージを圧縮空気の圧力により効果的に逆洗でき、このクーリングパッケージの目詰まりを確実に除去できる。
請求項2記載の発明によれば、補助クーリング手段を、クーリングパッケージを介してファンと反対側に設け、制御手段が、予め設定された所定条件時にファンによる冷却風の吸引を遮断するとともに、ファンによる冷却風の吸引とこの吸引の遮断とに対応して補助クーリング手段と目詰まり防止手段とを選択的に駆動させることにより、ファンにより吸引される冷却風を、この冷却風の吸引方向と同方向成分を有する補助クーリング手段から吹付けられる圧縮空気によって補い、クーリングパッケージを確実に冷却できるとともに、目詰まり防止手段に圧縮空気を供給する空圧源を補助クーリング手段にも利用して、補助クーリング手段への圧縮空気の供給システムを容易に構成できる。
請求項3記載の発明によれば、補助クーリング手段を、クーリングパッケージを介してファンと反対側に設け、制御手段が、予め設定された所定条件時にファンによる送風方向を反転させるとともに、ファンによる冷却風の吸引とファンの送風方向の反転とに対応して補助クーリング手段と目詰まり防止手段とを選択的に駆動させることにより、ファンにより吸引される冷却風を、この冷却風の吸引方向と同方向成分を有する補助クーリング手段から吹付けられる圧縮空気によって補い、クーリングパッケージを確実に冷却できるとともに、反転されたファンによる送風にて目詰まり防止手段によるクーリングパッケージへの圧縮空気の吹付けを補助して、クーリングパッケージをより効果的に逆洗でき、かつ、目詰まり防止手段に圧縮空気を供給する空圧源を補助クーリング手段にも利用して、補助クーリング手段への圧縮空気の供給システムを容易に構成できる。
請求項4記載の発明によれば、コントローラにより切換弁を切換え制御して補助クーリング手段と目詰まり防止手段とのいずれか一方を選択的に空圧源に接続することで、ファンの動作に対応して補助クーリング手段と目詰まり防止手段とを選択的に確実に駆動させることができる。
請求項5記載の発明によれば、目詰まり防止手段によるクーリングパッケージへの圧縮空気の吹付け方向を可変可能とすることで、クーリングパッケージの隅々まで目詰まりを確実に除去できる。
請求項6記載の発明によれば、クーリングパッケージの縁部に沿って長尺状に設けた吹付部を、駆動機構により定位置で回動させることで、複数の吹付孔からの圧縮空気の吹付け方向をファンの周囲で変化させ、効果的な吹付け方向を探りながら圧縮空気をクーリングパッケージに吹付けできる。
請求項7載の発明によれば、制御手段により可変絞りを介して圧縮空気の吹付け風量を可変可能とすることで、所望の清掃能力を得ることができる。
以下、本発明の第1の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に冷却装置用清掃装置11を示し、この冷却装置用清掃装置11は、図示されない作業機械などに搭載された冷却装置12に付着した粉塵などの目詰まりを、空圧源13から供給される圧縮空気を吹付けて除去するもので、目詰まり防止手段14と、補助クーリング手段15と、これら目詰まり防止手段14および補助クーリング手段15などを制御する制御手段16とを備えている。
冷却装置12は、作動油を冷却する図示されないオイルクーラおよびエンジンEの冷却水を冷却する図示されないラジエータなどを有する冷却用のクーリングパッケージ21と、このクーリングパッケージ21に対向して設けられたファンとしてのクーリングファン22とを備え、作業機械の機体内に収容されている。
クーリングパッケージ21は、図1および図2に示されるように、薄型の直方体状に形成され、前面となる一主面側が機体の外部に向き、背面となる他主面側が機体の内部に向くように配設されている。
クーリングファン22は、例えばエンジンEにより駆動されるクーリングポンプPから吐出される作動油を、制御手段16により切換え制御される3位置切換弁23により方向制御することで正転、逆転および停止が可能なファン用モータ24により駆動されるもので、クーリングパッケージ21の背面側に配設され、正転駆動されることによりクーリングパッケージ21を通して外気を吸引し、クーリングパッケージ21を通過する作動油および冷却水の熱交換を促進するものである。
空圧源13は、例えば油圧モータ・ポンプにより一定駆動されるコンプレッサ、あるいはエンジンPTOより直接動力を得るコンプレッサなどであり、配管25を介して目詰まり防止手段14および補助クーリング手段15などと接続されている。また、配管25には、配管系保護用のリリーフ弁26が設けられ、このリリーフ弁26により、空圧源13から供給される空圧の上限値が設定されている。
目詰まり防止手段14は、クーリングパッケージ21に対してクーリングファン22と同側、すなわちクーリングパッケージ21の背面側に設けられており、空圧源13から供給された圧縮空気をクーリングパッケージ21の背面に吹付ける回動可能な吹付部31と、この吹付部31を回動させる駆動機構32とを備えている。
吹付部31は、クーリングファン22の周囲である上方に配設されたパイプ状の上側吹付部35と、クーリングファン22の周囲である下方に配設されたパイプ状の下側吹付部36とを有している。
上側吹付部35は、クーリングパッケージ21の背面の上縁部に沿って、クーリングパッケージ21の幅方向に長尺状に設けられ、図1に示す目詰まり手段用配管41に接続されているとともに、クーリングパッケージ21側である前側に、複数の吹付孔としての上側吹付孔42が長尺方向に離間されて穿設されている。また、この上側吹付部35の一端部である図2に示す右端部は、クーリングパッケージ21の側方に設けられた柱状体43の上端近傍に軸支され、他端部である図2に示す左端部は、クーリングパッケージ21を介して柱状体43と反対側に設けられた軸支体44に軸支されて、上下方向に回動可能となっている。
下側吹付部36は、クーリングパッケージ21の背面の下縁部に沿って、クーリングパッケージ21の幅方向に長尺状に設けられ、図1に示す目詰まり手段用配管41に接続されているとともに、クーリングパッケージ21側である前側に、複数の吹付孔としての下側吹付孔46が長尺方向に離間されて穿設されている。すなわち、下側吹付部36は、上側吹付部35と略平行となるように配設されている。また、この下側吹付部36の一端部である図2に示す右端部は、柱状体43の下端近傍に軸支され、他端部である図2に示す左端部は、駆動機構32に接続されて上下方向に回動可能となっている。
なお、目詰まり手段用配管41には、制御手段16に接続された図示されない圧力センサが設けられ、この圧力センサにより、制御手段16が各吹付孔42,46の目詰まりを検出できるようになっている。
そして、これら吹付孔42,46には、制御手段16により開度を制御されて圧縮空気の吹付け風量を可変可能とする可変絞り48がそれぞれ設けられている。
駆動機構32は、下側吹付部36の左端部に接続されたモータ51と、上側吹付部35と下側吹付部36とに巻回されたベルト体52とを有している。
モータ51は、下側吹付部36を上下方向に回動させるもので、制御手段16によりその駆動を制御され、正転および逆転が可能となっている。
ベルト体52は、両吹付部35,36の左端部近傍でかつクーリングパッケージ21の左側方に配設され、モータ51による下側吹付部36の上下方向の回動を上側吹付部35に伝達し、この上側吹付部35を、下側吹付部36の上下方向への回動に連動して上下方向に回動させるものである。
補助クーリング手段15は、空圧源13から供給された圧縮空気をクーリングパッケージ21の前面に吹付けるもので、図1に示されるように、クーリングパッケージ21を介してクーリングファン22と反対側、すなわちクーリングパッケージ21の前面側に設けられ、補助用配管53に接続されており、複数の補助吹付孔54を例えばクーリングパッケージ21の幅方向に有している。
なお、補助用配管53には、制御手段16に接続された図示されない圧力センサが設けられ、この圧力センサにより、制御手段16が補助吹付孔54の目詰まりを検出できるようになっている。
制御手段16は、空圧源13と目詰まり防止手段14および補助クーリング手段15との間に配設された切換弁55と、この切換弁55などを制御するコントローラ56とを備えている
切換弁55は、コントローラ56による切換え制御で、配管25に対して目詰まり手段用配管41と補助用配管44とを選択的に接続するものである。
コントローラ56は、例えば図示しないタイマなどを内蔵し、電気信号を介して、3位置切換え弁23の切換え制御によるクーリングファン22の駆動制御、可変絞り48の開閉量の制御、および、切換弁55の切換え制御などをするものである。
次に、上記第1の実施の形態の制御処理の概要を、図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、このフローチャート中の丸数字は、制御手順のステップ番号を示す。
コントローラ56は、作業機械の通常の運転状態において、冷却装置12による冷却制御をする。
すなわち、コントローラ56は、3位置切換弁23を切換えることでファン用モータ24を正転させてクーリングファン22を正転させるとともに、切換弁55により、配管25と補助用配管53とを接続する(ステップ1)。
このとき、クーリングファン22の正転により外気が冷却風としてクーリングパッケージ21を通して吸引され、かつ、空圧源13から供給された圧縮空気が、リリーフ弁26によりその圧力の上限値を設定され、配管25から補助用配管53を経由して補助クーリング手段15へと供給されて各補助吹付孔54からクーリングパッケージ21の前面にそれぞれ吹付けられることで、クーリングパッケージ21にて作動油および冷却水がそれぞれ冷却される。
そして、コントローラ56は、例えば運転時間が30分程度の予め設定された所定時間連続したかなどの、予め設定された所定条件となったかどうかを判断する(ステップ2)。
このステップ2において、所定条件となっていないと判断した場合には、ステップ1に戻る。
一方、ステップ2において、所定条件となったと判断した場合には、コントローラ56が、冷却装置用清掃装置11による目詰まり防止制御をする。
すなわち、コントローラ56が3位置切換弁23を切換えることでクーリングファン22を停止させて冷却風を遮断するとともに、切換弁55を切換えて、配管25と目詰まり手段用配管41とを接続する(ステップ3)。
このとき、空圧源13から供給された圧縮空気が、配管25から目詰まり手段用配管41を経由して両吹付部35,36にそれぞれ供給されて各吹付孔42,46からクーリングパッケージ21の背面に吹付けられることで、クーリングパッケージ21に付着した粉塵などが吹飛ばされてクーリングパッケージ21の目詰まりが除去される。
さらに、コントローラ56は、目詰まり防止制御が予め設定された所定時間、例えば1〜2分連続したかなどの、予め設定された所定条件となったかどうかを判断する(ステップ4)。
そして、このステップ4において、所定条件となっていないと判断した場合には、ステップ3に戻り、所定条件となったと判断した場合には、ステップ1に戻る。
このように、予め設定された所定条件時に、クーリングファン22からの送風がクーリングパッケージ21を少なくともクーリングファン22側へと通過しないようにクーリングファン22の回転を停止させるとともに、切換弁55により空圧源13からの圧縮空気の供給先をクーリングパッケージ21に対してクーリングファン22と同側に位置した目詰まり防止手段14側へと切換えることで、目詰まり防止手段14の各吹付部35,36の各吹付孔42,46によるクーリングパッケージ21への圧縮空気の吹付け方向が、クーリングファン22による冷却風の吸引方向と逆方向の成分を有し、かつ、クーリングファン22による送風が目詰まり防止手段14によるクーリングパッケージ21への圧縮空気の吹付けを阻害しないこととなる。このため、冷却風に乗って機体外部から吸引されてこの冷却風と同方向にクーリングパッケージ21に付着した粉塵などを、圧縮空気の圧力により効果的に逆洗でき、このクーリングパッケージ21の目詰まりを確実に除去できる。
補助クーリング手段15を、クーリングパッケージ21を介してクーリングファン22と反対側に設けることにより、クーリングファン22により吸引される冷却風を、この冷却風の吸引方向と同方向成分を有する補助クーリング手段15から吹付けられる圧縮空気によって補い、クーリングパッケージ21を確実に冷却できるとともに、空圧源13から目詰まり防止手段14に圧縮空気を供給するシステムの一部を補助クーリング手段15にも利用して、補助クーリング手段15への圧縮空気の供給システムを容易に構成できる。
また、補助クーリング手段15を備えることにより、クーリングファン22の出力を必要以上に上げたりクーリングファン22を大型化したりすることなくクーリングパッケージ21を確実に冷却でき、クーリングファン22の出力の増加および大型化などに伴う騒音の発生を防止できる。
コントローラ56により切換弁55を切換え制御して補助クーリング手段15と目詰まり防止手段14とのいずれか一方を、クーリングファン22の正転と停止とに対応させて選択的に空圧源13に接続することで、クーリングファン22の正転および停止の各動作に対応してそれぞれ補助クーリング手段15と目詰まり防止手段14とを選択的に確実に駆動させることができる。
目詰まり防止手段14によるクーリングパッケージ21への圧縮空気の吹付け方向を可変可能とすることで、圧縮空気を、粉塵などが取り除きにくい部位に向けることができるので、クーリングパッケージ21の隅々まで目詰まりを確実に除去できる。
すなわち、クーリングパッケージ21の上下の縁部に沿って長尺状に設けた各吹付部35,36を、駆動機構32により定位置で回動させることで、複数の各吹付孔42,46からの圧縮空気の吹付け方向をクーリングファン22の周囲で変化させ、効果的な吹付け方向を探りながら圧縮空気をクーリングパッケージ21に吹付けできる。
より具体的に、下側吹付部36にモータ51を接続し、上側吹付部35と下側吹付部36とにベルト体52を巻回することで、モータ51により下側吹付部36が回動されると、ベルト体52により上側吹付部35が連動して回動するので、各吹付部35,36の各吹付孔42,46の向きを、モータ51とベルト体52との簡単な構成で互いに連動させて容易に可変させることができ、かつ、吹付部35,36により、クーリングファン22の上方および下方にてクーリングパッケージ21に圧縮空気を吹付けできる。
空圧源13から供給される空圧の上限値をリリーフ弁26により設定することで、切換弁55の切換時に発生するピーク圧、あるいは各吹付孔42,46の目詰まりによる異常高圧が大気中へとリリーフされ、空圧源13および各配管25,41,53などの空圧配管系の破損を防止できる。
制御手段16により可変絞り48を介して圧縮空気の吹付け風量を可変可能とすることで、所望の清掃能力を得ることができる。
なお、上記第1の実施の形態において、制御手段16がクーリングファン22にて冷却風を吸引する場合とこの吸引を遮断させる場合とを切換える際には、クーリングファン22を正転/停止させる以外にも、他の様々な方法が可能である。
次に、図4に示すフローチャートを参照して本発明の第2の実施の形態を説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。また、このフローチャート中の丸数字は、制御手順のステップ番号を示し、上記第1の実施の形態のステップ番号と同一の制御処理については、同一番号を付してその説明を省略する。
この第2の実施の形態は、クーリングファン22が反転すなわち逆転可能に設けられ、目詰まり防止制御時にコントローラ56がクーリングファン22を逆転させる、いわゆるリバースファンシステムを採用している点で、上記第1の実施の形態と異なっている。
すなわち、上記第1の実施の形態と同様のステップ1およびステップ2の制御の後、クーリングファン22を逆転させて送風方向を反転させるとともに、切換弁55を切換えて、配管25と目詰まり手段用配管41とを接続して、冷却装置用清掃装置11による目詰まり防止制御をする(ステップ5)。
このとき、クーリングファン22から空気が送風されるとともに、空圧源13から供給された圧縮空気が、配管25から目詰まり手段用配管41を経由して両吹付部35,36にそれぞれ供給されて各吹付孔42,46からクーリングパッケージ21の背面に吹付けられることで、クーリングパッケージ21に付着した粉塵などが吹飛ばされてクーリングパッケージ21の目詰まりが除去される。
さらに、コントローラ56は、目詰まり防止制御が予め設定された所定時間、例えば1〜2分連続したかなどの、予め設定された所定条件となったかどうかを判断する(ステップ6)。
そして、このステップ6において、所定条件となっていないと判断した場合には、ステップ3に戻り、所定条件となったと判断した場合には、ステップ1に戻る。
このように、予め設定された所定条件時に、クーリングファン22からの送風がクーリングパッケージ21を少なくともクーリングファン22側へと通過しないように、クーリングファン22の回転を逆転させてクーリングファン22の送風方向を反転させるとともに、クーリングパッケージ21に対してクーリングファン22と同側に設けた目詰まり防止手段14を駆動させることで、クーリングファン22により吸引される冷却風を、この冷却風の吸引方向と同方向成分を有する各吹付孔42,46から吹付けられる圧縮空気によって補い、クーリングパッケージ21を確実に冷却できるとともに、反転されたクーリングファン22による送風にて各吹付部42,46からのクーリングパッケージ21への圧縮空気の吹付けを補助して、クーリングパッケージ21をより効果的に逆洗でき、かつ、目詰まり防止手段14に圧縮空気を供給する空圧源13を補助クーリング手段15にも利用して、補助クーリング手段15への圧縮空気の供給システムを容易に構成できる。
また、クーリングファン22が正転用のもので逆転時の送風量があまり大きくなくても、目詰まり防止手段14からの圧縮空気によりクーリングパッケージ21の目詰まりを確実に除去できるので、従来からのクーリングファンを、特別な加工を施すことなく冷却装置用掃除装置1に容易に利用できる。
さらに、略直方体状のクーリングパッケージ21に対してクーリングファン22は円形状であることでクーリングファン22からの送風が比較的届きにくいクーリングパッケージ21の縁部に沿って各吹付部35,36を配設することにより、クーリングパッケージ21全体を隅々まで確実に目詰まり除去できる。
なお、上記第2の実施の形態において、制御手段16がクーリングファン22により冷却風を吸引する場合とクーリングファン22の送風方向を反転させる場合とを切換える際には、クーリングファン22を正転/逆転させる以外にも、他の様々な方法が可能である。
また、上記各実施の形態において、駆動機構32は、各吹付部35,36を、それぞれ別個のモータなどで駆動させて連動させる構成、ギヤにより連動させる構成、および、リンクにより連動させる構成など、他の様々な構成とすることが可能である。
さらに、目詰まり防止手段14の吹付部31は、定位置で回動させるだけでなく、例えばガイドレールなどを使用してクーリングパッケージ21に対して移動するように構成することも可能である。特に、目詰まり防止制御時にクーリングファン22を停止させる上記第1の実施の形態では、目詰まりを目詰まり防止手段14のみによって除去するため、吹付部31が移動するように構成することで、より効果的に目詰まりを除去できる。
そして、吹付部31としては、クーリングファン22の周囲、例えばクーリングファン22の両側方などにも設けることが可能である。
また、目詰まり防止手段14の吹付部31は、上記構成以外の他の様々な構成とすることができる。この場合には、クーリングパッケージ21の形状、および、クーリングファン22の大きさなどに応じて、吹付部31を粉塵が除去しにくい位置などに設けることが好ましい。
さらに、冷却制御と目詰まり防止制御とは、上記所定時間以外でも、例えばオペレータが手動で所定のスイッチを操作した際など、様々な所定条件に応じて制御手段16により切換えできる。
そして、補助クーリング手段15は、他の様々な構成とすることが可能である。
本発明に係る冷却装置用清掃装置の第1の実施の形態を示す回路図である。 同上冷却装置用清掃装置を示す説明斜視図である。 同上冷却装置用清掃装置の制御処理を示すフローチャートである。 本発明に係る冷却装置用清掃装置の第2の実施の形態の制御処理を示すフローチャートである。 従来例の冷却装置用清掃装置の冷却動作を示す説明平面図である。 同上冷却装置用清掃装置の目詰まり除去動作を示す説明平面図である。
符号の説明
11 冷却装置用清掃装置
12 冷却装置
13 空圧源
14 目詰まり防止手段
15 補助クーリング手段
16 制御手段
21 クーリングパッケージ
22 ファンとしてのクーリングファン
31 吹付部
32 駆動機構
42 吹付孔としての上側吹付孔
46 吹付孔としての下側吹付孔
48 可変絞り
55 切換弁
56 コントローラ

Claims (7)

  1. 冷却用のクーリングパッケージと、このクーリングパッケージに対向して設けられ、クーリングパッケージを通して冷却風を吸引するファンとを備えた冷却装置を清掃する冷却装置用清掃装置であって、
    クーリングパッケージに対してファンと同側に設けられ、空圧源からの圧縮空気をクーリングパッケージへと吹付け可能な目詰まり防止手段と、
    予め設定された所定条件時にファンによる冷却風がクーリングパッケージを少なくともファン側へと通過しないようにファンの駆動を制御して目詰まり防止手段を駆動させる制御手段と
    を具備したことを特徴とする冷却装置用清掃装置。
  2. クーリングパッケージを介してファンと反対側に設けられ、空圧源からの圧縮空気をクーリングパッケージへと吹付け可能な補助クーリング手段を具備し、
    制御手段は、予め設定された所定条件時にファンによる冷却風の吸引を遮断するとともに、ファンによる冷却風の吸引とこの吸引の遮断とに対応して補助クーリング手段と目詰まり防止手段とを選択的に駆動させる
    ことを特徴とする請求項1記載の冷却装置用清掃装置。
  3. クーリングパッケージを介してファンと反対側に設けられ、空圧源からの圧縮空気をクーリングパッケージへと吹付け可能な補助クーリング手段を具備し、
    制御手段は、予め設定された所定条件時にファンによる送風方向を反転させるとともに、ファンによる冷却風の吸引とファンの送風方向の反転とに対応して補助クーリング手段と目詰まり防止手段とを選択的に駆動させる
    ことを特徴とする請求項1記載の冷却装置用清掃装置。
  4. 制御手段は、
    切換えにより補助クーリング手段と目詰まり防止手段とのいずれか一方を選択的に空圧源に接続する切換弁と、
    この切換弁を切換え制御するコントローラとを備えている
    ことを特徴とする請求項2または3記載の冷却装置用清掃装置。
  5. 目詰まり防止手段は、クーリングパッケージへの圧縮空気の吹付け方向を可変可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の冷却装置用清掃装置。
  6. 目詰まり防止手段は、
    複数の吹付孔を有しファンの周囲でかつクーリングパッケージの縁部に沿って長尺状に設けられ、定位置で回動可能な吹付部と、
    この吹付部を回動させる駆動機構とを備えている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の冷却装置用清掃装置。
  7. 目詰まり防止手段は、制御手段により圧縮空気の吹付け風量を可変可能な可変絞りを備えている
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか記載の冷却装置用清掃装置。
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