JP2006296055A - 電力変換器の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高速な電流制御処理を行う制御系を、比較的少ない演算量で構成することができ、また良好な電流制御性能を持つ電力変換器の制御装置を得ることを目的としている。
【解決手段】 所定の周期毎に1回の演算を行い、電流指令値と電流出力値との電流誤差に基づく積分制御演算処理により電圧指令積分項を算出する低速演算部1、および上記低速演算部1の周期の1/5の周期毎に1回の演算を行い、上記電流誤差に基づく比例制御演算処理により電圧指令比例項を算出し、上記電圧指令積分項と電圧指令比例項との加算処理により電圧指令値を作成する高速演算部2を備えた。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電力変換器の制御装置に関するものであり、特に多相電力変換器が出力する交流電流を検出し、その値をフィードバック制御して電流指令値に追従させる制御装置に関するものである。
多相電力変換器においては、電力変換器の電流を検出し、その値をフィードバック制御して電流指令値に追従させる制御(以下電流制御と称する)が行われるものがある。この電力変換器の電流制御においては、通常、電流指令値と電流出力値との偏差を比例積分器に入力し、その出力を電圧指令値とすることで制御が行われる。この電流制御を行う際、多相交流の線電流をそのまま制御したのでは、制御量が交流となって扱いにくいので、多相交流の電気角で回転する回転座標系上に電流、電圧値を座標変換し、電流・電圧を直流に変換して制御を行うベクトル制御が用いられる。具体的には、交流量である電流出力値を座標変換して直流量に変換するとともに、電流指令値は座標変換後の直流量で与えて、この変換した電流出力値と電流指令値との偏差を比例積分器に入力し、出力される電圧指令値を直流量から交流量に座標変換して、電力変換器への電圧指令値とする方法が用いられる。
ところで、以上に述べたような電力変換器の電流制御を行う場合、電流検出・制御演算・電圧指令更新という演算の周期を速めて電流制御処理をより高速に行うほど、電流制御の応答を向上させることが可能であることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、多相電力変換器の電流制御系の演算処理を簡略化する方法としては、座標変換を行わずに直接多相交流値のままで電流制御系を構成する方法が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
特開平9−154283号公報(3頁左44行〜3頁右8行、図2) 総合電子出版社「ACサーボシステムの理論と設計の実際」(93頁〜98頁、図4.19)
以上のように、演算の周期を速めて高速な電流制御処理を行い電流制御応答を向上させる方法があるが、その場合の制御系を構成するには高速な演算処理能力が必要となり、制御系を構成するハードウェアのコストアップをもたらすという問題点があった。
また、多相交流値のままで電流制御系を構成して電流制御系の演算処理を簡略化する方法があるが、前掲非特許文献1にも記されているように、比例積分制御を行っても電流制御性能が悪いという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、高速な電流制御処理を行う制御系を、比較的少ない演算量で構成することができ、また良好な電流制御性能を持つ電力変換器の制御装置を得ることを目的としている。
この発明に係る電力変換器の制御装置は、電力変換器からの多相交流の電流出力値が電流指令値に追随するよう、電流指令値と電流出力値との電流誤差に基づき比例積分制御により電圧指令値を作成し電力変換器を制御するものであって、
所定の第1の周期で演算を行い、電流誤差に基づく積分制御演算処理により電圧指令積分項を算出する低速演算部、および第1の周期より短い所定の第2の周期で演算を行い、電流誤差に基づく比例制御演算処理により電圧指令比例項を算出し、電圧指令積分項と電圧指令比例項との加算処理により電圧指令値を作成する高速演算部を備えたものである。
この発明は以上のように構成されているので、高速電流制御としての応答性を確保しながら、必要な演算量を低減しハードウエアのコスト低減が可能となる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による電力変換器の制御装置の基本的な構成を示す図であり、例として、三相電力変換器3が、例えば、電動機などの負荷4の電流制御を行う場合の構成を示したものである。また、図2は、本発明における座標関係を示した図である。負荷4に流す三相交流の電流指令値である電流ベクトルiは、所望の電気角θと、電気角θ方向(以下、d軸方向)の電流指令値Id*、およびその直交方向(以下、q軸方向)の電流指令値Iq*で表すことが出来、この時、三相交流電流Iu*、Iv*、Iw*は指令電流ベクトルiのUVW方向成分で表すことが出来る。以下の説明では上記の座標系の設定に基づいて説明を進める。
本発明においては、電力変換器3の電流制御を、電流制御の比例制御部分の演算を短い周期で行う高速演算部2と、座標変換および電流制御の積分制御部分の演算を長い周期で行う低速演算部1とに分けて構成される。例えば、制御系をマイクロコンピュータ上のプログラムで実現する場合、低速演算部1の処理が1回行われるのに対して、高速演算部2の処理は複数回行われる。一般に、比例積分制御系においては、干渉を避けるために積分制御の時定数を比例制御の応答に対して十分低く(例えば、1/5以下)に設定する場合が多いため、積分制御の演算周期が比例制御の演算周期より長くても問題がない場合が多い。
本願発明は、この特性に着目し、演算量の多い座標変換を含む積分制御部分を長い周期で演算し、制御応答に直接寄与する比例制御部分は座標変換を伴わない三相交流座標上での演算として演算量を少なくして短い周期で演算を行うものである。
また、本発明においては、低速演算部1で行われる積分制御演算は、回転二相dq軸上で行われ、高速演算部2で行われる比例制御演算は、三相交流座標上で行われる。非特許文献1に示されるように、三相交流座標上での電流制御では積分制御を行っても速度起電力の干渉による誤差をなくすことは出来ない。これは、速度起電力が三相交流座標上では交流量の外乱であるためである。一方、dq座標上においては速度起電力は直流量の外乱であるので、積分器を用いて補償することが可能である。この特性を利用して、低速演算部1で行われる積分制御演算をdq座標上で行うことにより、dq軸上での電流制御と同等の速度起電力の補償を行うことが出来る。
次に、本発明の実施の形態1による電力変換器の制御装置の具体的な動作および演算内容について説明する。なお、以下では、三相交流の電圧および電流の合計が0になる特性を利用した演算処理方法について説明するので、演算は図1中の三相交流量のうちU相およびV相の値についてのみ行われることに注意されたい。
先ず、低速演算部1の構成およびその演算内容について説明する。
電流センサ5により検出された三相交流電流出力値Iu,Ivは、三相二相変換器7に入力され、以下の式により電気角θを参照しながらdq軸上の電流Id,Iqに変換される。
Figure 2006296055
Figure 2006296055
この時、(3)式を用いれば、(1)、(2)式は以下のように書き直せる。
Figure 2006296055
Figure 2006296055
Figure 2006296055
係数テーブル15には電気角θに応じて(3)式に示した係数S1,S2,C1,C2があらかじめ収められており、電気角θに応じた係数S1,S2,C1,C2を出力する。三相二相変換器7は、実際には係数テーブル15からの係数S1,S2,C1,C2により(4)、(5)式の演算を行う。加算器6は、dq軸電流指令値Id*,Iq*よりdq軸電流出力値Id,Iqをそれぞれ減じて、dq軸電流誤差を算出する。このdq軸電流誤差は積分器8に入力され、dq軸電圧指令積分項vdi,vqiが求められる。加算器6および積分器8での演算は次式で表される。但し、kiは積分ゲインである。
Figure 2006296055
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このdq軸電圧指令積分項vdi,vdqは、第2の二相三相座標変換器9に入力されて、次式に従った計算により係数S1,S2,C1,C2を参照しながら電圧指令積分項分の三相変換値であるVui,Vviに変換される。
Figure 2006296055
Figure 2006296055
また、dq軸電流指令値Id*,Iq*は第1の二相三相座標変換器10に入力され、以下の式により係数S1,S2,C1,C2を参照しながら三相交流座標上の電流指令値Iu*,Iv*に変換される。
Figure 2006296055
Figure 2006296055
以上、加算器6、三相二相座標変換器7、積分器8、二相三相座標変換器9、10により、低速演算部1が構成されている。
次に、高速演算部2の構成およびその演算内容について説明する。
加算器11は、三相交流電流指令値Iu*,Iv*より三相交流電流出力値Iu,Ivをそれぞれ減じて、三相交流電流誤差を算出する。この三相交流電流誤差は比例器12に入力され、三相電圧指令比例項Vup,Vvpが求められる。加算器11と比例器12とで行われる演算は以下の通りである。但し、kpは比例ゲインである。
Figure 2006296055
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加算器13は、三相電圧指令積分項Vui,Vviと三相電圧指令比例項Vup,Vvpとを加算して三相電圧指令値Vu,Vvを求める。なお、Vwは三相電圧指令値の合計が0という条件から算出可能である(図示せず)。
以上、加算器11、13、比例器12により、高速演算部2は構成されており、低速演算部1と高速演算部2とにより本発明の実施の形態1による電力変換器の制御装置が構成されている。そして、高速演算部2が出力する三相交流電圧指令値Vu,Vv,Vwに基づき、三相電力変換器3は負荷4に電圧を印加する。
ここで、演算量の比較のために従来の電力変換器の制御装置における電流制御演算について説明する。
図3は、比較対象としての従来の電力変換器の制御装置の構成を示す図である。従来の電力変換器の制御装置における電流制御演算では、図3に示す構成の制御演算の全てを短い周期(高速)で行う。係数テーブル15には電気角θに応じて先の(3)式に示した係数S1,S2,C1,C2があらかじめ収められており、電気角θに応じた係数S1,S2,C1,C2を出力する。三相二相変換器7は、電流センサ5により検出された三相交流電流出力値Iu,Ivを、先の(4)、(5)式によりdq軸上の電流出力値Id,Iqに変換する。加算器6は、dq軸電流指令値Id*,Iq*よりdq軸電流出力値Id,Iqをそれぞれ減じて、dq軸電流誤差を算出する。このdq軸電流誤差は比例積分器14に入力され、dq軸電圧指令値vd、vqが求められる。
加算器6および比例積分器14での演算は次式で表される。但し、kpは比例ゲイン、kiは積分ゲインである。
Figure 2006296055
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このdq軸電圧指令値vd、vqは二相三相座標変換器9に入力されて、以下の式に従った計算により三相交流電圧指令値Vu,Vv,Vwが算出される。この三相電圧指令値Vu,Vv,Vwに基づき、三相電力変換器3が負荷4に電圧を印加する。
Figure 2006296055
Figure 2006296055
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次に、演算量の比較を行う。実際にマイクロコンピュータで制御演算処理を行うことを考え、処理内容を加減算と乗算、およびテーブル参照に分けて演算回数を整理する。演算時間の比較は使用するマイクロコンピュータにより処理時間が異なるので単純ではないが、ここでは、例えば、SHマイコン(株式会社ルネサステクノロジ製)を例として考えた。同マイコンでの固定小数点演算処理時間の比は、加減算を1とすると、乗算3(演算2+小数点移動1)、4列テーブル参照10(テーブルアドレスセット2+(ポインタ加算1+テーブル参照1)×4)程度であるので、この比を元に計算時間の比を見積もった。なお、積分処理はマイクロコンピュータでのデジタル処理を考え、ゲイン×積分単位時間である係数との乗算1+積分値加算1の合計である4として考えた。
表1に、この発明の実施の形態1の低速演算部1の演算内容と所要時間単位を、表2に高速演算部2のものを、表3に従来の制御装置における演算内容と所要時間単位を示す。
Figure 2006296055
Figure 2006296055
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本発明の実施の形態1における電力変換器の制御装置において、低速演算部1の演算周期(第1の周期)を高速演算部2の演算周期(第2の周期)の5倍とした場合、低速演算部1の1周期分(高速演算部2の5周期分に相当)の演算処理に必要な所要時間単位は、表1、2より、68+11×5=123である。
これに対して、従来の制御装置における電流演算で同じ演算周期を得ようとした場合、制御演算5周期分に必要な所要時間単位は315であり、本発明の実施の形態1における電力変換器の制御装置の方が、演算量が6割以上削減されていることが分かる。
以上のように、この発明の実施の形態1によれば、同等の制御性能を確保しながら必要な演算量を低減することが出来るという効果がある。
実施の形態2.
先の実施の形態1に示した電力変換器の制御装置においては、低速演算部1が出力する三相交流電流指令値および三相交流電圧指令積分項は、低速演算部1の演算周期毎にしか更新されないため、低速演算部1の演算周期に対する電気角の変化が大きくなった場合、連続的に操作すべき理想の電気角と、低速演算部1がサンプリングして制御演算に用いられている電気角との間に位相差が発生して、電流波形に乱れが生じる恐れがある。
この実施の形態2は、この電流波形の乱れの発生を抑えるため、低速演算部1が出力する三相交流電流指令値および三相交流電圧指令積分項に対して、高速演算部2で補償を行うものである。
先ず、本発明の実施の形態2による電力変換器の制御装置で行われる三相交流電流指令値および三相交流電圧指令積分項の補償方法について説明する。
dq軸電流指令値Id*,Iq*を電気角θを用いて三相交流電流指令値Iu*,Iv*に変換する演算は、既に(10)、(11)式に示した。低速演算部1が演算周期毎にサンプルする電気角をサンプル電気角θ’とすれば、サンプル電気角θ’と連続的に変化する理想的な電気角θとの間にはサンプリングによる微小位相差Δθが発生しており、この関係は次式で表される。
Figure 2006296055
(10)、(11)式におけるsinθ、cosθに(19)式を代入して級数展開により近似計算を行うと次式が得られる。
Figure 2006296055
Figure 2006296055
(20)、(21)式を(10)、(11)式に代入すると次式が得られる。
Figure 2006296055
Figure 2006296055
ここで、(22)、(23)式において、
Figure 2006296055
とおけば、これらの式は以下のように書き換えられる。
Figure 2006296055
Figure 2006296055
ここで、(25)、(26)式の右辺第1項は(10)、(11)式においてθ=θ’としたものであり、右辺第二項は微小位相差Δθにより発生する変化量であるので、それぞれをまとめて以下のように書き直せる。
Figure 2006296055
Figure 2006296055
同様に、dq軸電圧指令積分項Vdi,Vqiを電気角θを用いて三相交流電圧指令積分項Vui,Vviに変換する演算は(29)、(30)式の通りであり、同様に書き直すことが出来る。
Figure 2006296055
Figure 2006296055
以上の内容に基づき、図4に示した本発明の実施の形態2による電力変換器の制御装置の構成を用いて、具体的な演算内容について説明する。
電流センサ5により検出された負荷4の三相電流出力値Iu,Ivは、d軸電流指令値Id*、q軸電流指令値Iq*、およびサンプル電気角θ’で表される電流指令とともに低速演算部1に入力され、dq軸電流指令値Id*,Iq*の三相交流変換値Iu*’,Iv*’と補償演算用の値ΔIu*,ΔIv*、および電流制御の積分項分の電圧指令値の三相交流変換値Vui’,Vvi’と補償演算用の値ΔVui,ΔVviが出力される。なお、このサンプル電気角θ’は、サンプルホールド16によって電気角θが低速演算部1の演算周期に同期してサンプルホールドされたものである。
dq軸電流指令値Id*,Iq*の三相交流変換値Iu*’,Iv*’と補償係数ΔIu*,ΔIv*、および電流制御の積分項分の電圧指令値の三相交流変換値Vui’,Vvi’と補償係数ΔVui,ΔVviは、低速サンプル電気角θ’、電気角θ、三相電流出力値Iu,Ivとともに高速演算部2に入力され、三相電圧指令値Vu,Vv,Vwが算出される。この三相電圧指令値Vu,Vv,Vwに基づき、三相電力変換器3が負荷4に電圧を印加する。
低速演算部1の構成を図5に示す。係数テーブル15には入力θ’に応じて先の(24)式に示した係数S1,S2,C1,C2があらかじめ収められており、サンプル電気角θ’に応じた係数S1,S2,C1,C2を出力する。三相二相変換器7は、三相交流電流出力値Iu,Ivを、先の(4)、(5)式によりdq軸上の電流出力値Id,Iqに変換する。加算器6は、dq軸電流指令値Id*,Iq*よりdq軸電流出力値Id,Iqをそれぞれ減じて、dq軸電流誤差を算出する。このdq軸電流誤差は積分器8に入力され、dq軸電圧指令積分項vdi,vqiが求められる。加算器6および積分器8での演算は先の(6)、(7)式で表される。
このdq軸電圧指令積分vdi,vqiは第2の座標変換・補償係数計算器17に入力されて、先の(29)、(30)式に従った計算により電圧指令積分項分の三相交流変換値であるVui’,Vvi’および補償係数であるΔVui,ΔVviが出力される。また、dq軸電流指令値Id*,Iq*は、第1の座標変換・補償係数計算器18に入力され、先の(25)、(26)式に従った計算により電流指令値の三相交流変換値であるIu*’,Iv*’、および補償係数であるΔIu*,ΔIv*が出力される。
次に、高速演算部2の構成を図6に示す。加算器19は、電気角θからサンプル電気角θ’を減算して、高速演算部2における電気角の微小位相差Δθを求める。電圧指令積分項補正器20は、この微小位相差Δθを用いて、電圧指令積分項分の三相交流変換値であるVui’,Vvi’、および補償係数ΔVui,ΔVviより、先の(29)、(30)式に基づいて演算時における補償後の三相電圧指令積分項Vui,Vviを求める。同様に、電流指令補正器21は、この微小位相差Δθを用いて、電流指令値の三相交流値Iu*’,Iv*’、および補償係数ΔIu*,ΔIv*より、先の(27)、(28)式に基づいて演算時における補正後の三相電流指令値Iu*,Iv*を求める。加算器11は、三相交流電流指令値Iu*,Iv*より三相交流電流出力値Iu,Ivをそれぞれ減じて、三相電流誤差を算出する。この三相電流誤差は比例器12に入力され、三相電圧指令比例項Vup,Vvpが求められる。加算器11と比例器12とで行われる演算は先の(12)、(13)式に示した通りである。加算器13は、三相電圧指令積分項Vui,Vviと三相電圧指令比例項Vup,Vvpを加算して三相電圧指令値Vu,Vvを求める。なお、Vwは三相電圧指令の合計が0という条件から算出可能である(図示せず)。
次に、演算量の比較を行う。表4に、この発明の実施の形態2の低速演算部1の演算内容と所要時間単位を、表5に高速演算部2のものを示す。
Figure 2006296055
Figure 2006296055
本発明の実施の形態2における電力変換器の制御装置において、低速演算部1の演算周期を高速演算部の5倍とした場合、低速演算部1の1周期分(高速演算部2の5周期分に相当)の演算処理に必要な所要時間単位は、表4、5より、108+28×5=248である。
これに対して、従来の制御装置における電流演算で同じ演算周期を得ようとした場合、制御演算5周期分に必要な所要時間単位は315であり、本発明の実施の形態2における電力変換器の制御装置の方が、演算量が2割以上削減されていることが分かる。
以上のように、この発明の実施の形態2によれば、電流制御の応答性を確保し、かつ電気角のサンプリングに伴う電流波形の乱れを抑制しながら、必要な演算量を低減することが出来るという効果がある。
実施の形態3.
先の実施の形態2は、連続的に操作すべき理想の電気角と、低速演算部1がサンプリングして制御演算に用いられている電気角との間に発生する位相差がもたらす影響を抑えるため、低速演算部1が出力する三相交流電流指令値および三相交流電圧指令積分項に対して、高速演算部2で補償を行うものであるが、その補償演算には近似式を用いているために誤差が発生する場合がある。実施の形態3は前記誤差をより低減する方式である。
図7は、本発明の実施の形態3による電力変換器の制御装置の構成を示す図である。電流センサ5により検出された負荷4の三相交流電流出力値Iu,Iv,Iwは、d軸電流指令値Id*、q軸電流指令値Iq*、および電気角θで表される電流指令とともに低速演算部1に入力され、電流指令値Id*,Iq*の極座標変換値Iabs*,Φi*、および電流制御の積分項分の電圧指令値の極座標変換値Vabs,Φvが出力される。電流指令値Id*,Iq*の極座標変換値Iabs*,Φi*、および電流制御の電圧指令積分項の極座標変換値Vabs,Φvは、電気角θ、三相交流電流出力値Iu,Iv,Iwとともに高速演算部2に入力され、三相交流電圧指令値Vu,Vv,Vwが算出される。この三相交流電圧指令値Vu,Vv,Vwに基づき、三相電力変換器3が負荷4に電圧を印加する。
低速演算部1の構成を図8に示す。三相二相座標変換器7は、三相交流電流出力値Iu,Iv,Iwを電気角θに基づきdq軸上の電流出力値Id,Iqに変換する。加算器6は、dq軸電流指令値Id*,Iq*よりdq軸電流出力値Id,Iqをそれぞれ減じて、dq軸電流誤差を算出する。このdq軸電流誤差は積分器8に入力され、dq軸電圧指令積分項vdi,vqiが求められる。加算器6および積分器8で行われる演算は、先の(6)、(7)式に示した通りである。dq軸電圧指令積分項vdi,vqiは第2の二相極座標変換器22に入力され、電圧指令積分項の極座標変換値Vabs,Φvに変換される。また、dq軸電流指令値Id*,Iq*は、第1の二相極座標変換器23に入力され、電流指令値の極座標変換値Iabs*,Φi*に変換される。
図9(a)にdq軸電圧指令積分項vdi,vqiと電圧指令積分項の極座標変換値Vabs,Φvとの関係を、図9(b)にdq軸電流指令値Id*,Iq*と電流指令値の極座標変換値Iabs*,Φi*との関係を示す。また、二相極座標変換器22、23で行われる演算は次式のとおりである。
Figure 2006296055
Figure 2006296055
Figure 2006296055
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次に、高速演算部2の構成を図10に示す。加算器24は、電気角θと電流指令値の極座標位相Φi*を加算し、この加算された位相に基づいて第2の極三相座標変換器25は、電流指令値の極座標振幅Iabs*を三相電流指令値Iu*,Iv*に変換する。加算器24と極三相座標変換器25とで行われる演算は以下の通りである。
Figure 2006296055
Figure 2006296055
加算器11は、三相電流指令値Iu*,Iv*より三相電流出力値Iu,Ivをそれぞれ減じて、三相電流誤差を算出する。この三相電流誤差は比例器12に入力され、三相電圧指令比例項Vup,Vvpが求められる。加算器11および比例器12で行われる演算は、先の(12)、(13)式に示した通りである。
一方、加算器26は、電気角θと電圧指令積分項の極座標位相Φvとを加算し、この加算された位相に基づいて第1の極三相座標変換器27は、電圧指令値の極座標振幅Vabsを三相電圧指令積分項Vui,Vviに変換する。加算器26と極三相座標変換器27とで行われる演算は以下の通りである。
Figure 2006296055
Figure 2006296055
加算器13は、この三相電圧指令積分項Vui,Vviと三相電圧指令比例項Vup,Vvpとを加算し、三相電圧指令値Vu,Vv,Vwを得る。なお、図示しないが、Vwは先の(18)式により求められる。
以上のように、この発明の実施の形態3によれば、低速演算部1から高速演算部2への電流指令値および電圧指令積分項の受け渡しを極座標変換した値で行い、高速演算部2ではこの極座標変換値を電気角を用いて三相交流値に変換して処理を行うので、より正確な値の変換を行うことが出来るという効果がある。
なお、この実施の形態3では、(32)、(34)式に示すような除算を行うので、先に述べたSHマイコンのように、ハードウェアで除算を行う除算器を持たないマイコンでは、演算処理時間の低減効果はあまり得られないが、除算器を持つマイコンを適用した場合には、演算処理時間の低減効果を得ることが出来る。
以上のように、この発明においては、電流指令値が、三相交流の電気角θで回転する回転二相座標(d、q軸)上で設定される場合、低速演算部は、積分制御演算処理を回転二相座標上の信号に対して行い、高速演算部は、比例制御演算処理および加算処理を三相の信号に対して行うので、電流指令の形態に適合した円滑な制御で、電流制御の応答性を確保しながら必要な演算量を低減することができる。
また、低速演算部は、回転二相電流指令値を三相電流指令値に変換する第1の二相三相座標変換器、電流出力値を回転二相座標上の回転二相電流出力値に変換する三相二相座標変換器、回転二相電流指令値と回転二相電流出力値との電流誤差を積分演算して回転二相電圧指令積分項を出力する積分器、および回転二相電圧指令積分項を三相電圧指令積分項に変換する第2の二相三相座標変換器を備え、高速演算部は、三相電流指令値と三相電流出力値との電流誤差を比例演算して三相電圧指令比例項を出力する比例器、および三相電圧指令積分項と三相電圧指令比例項とを加算して三相電圧指令値を出力する加算器を備え三相への変換を低速演算部で行うようにしたので、電流制御の応答性を確保しながら必要な演算量を大幅に低減することができる。
また、低速演算部の演算周期毎に電気角θをサンプルしてサンプル電気角θ’を出力するサンプルホールドを備えるとともに、電気角位相差Δθ=θ−θ’に基づく制御誤差を補正するため、低速演算部における第1の二相三相座標変換器は、三相電流指令値に加えて補正のための三相電流指令値補償係数を演算出力する第1の座標変換・補償係数計算器とし、第2の二相三相座標変換器は、三相電圧指令積分項に加えて補正のための三相電圧指令積分項補償係数を演算出力する第2の座標変換・補償係数計算器とし、高速演算部は、電気角位相差Δθと第1の座標変換・補償係数計算器からの出力とに基づき三相電流指令値を補正して比例器に出力する電流指令補正器、および電気角位相差Δθと第2の座標変換・補償係数計算器からの出力とに基づき三相電圧指令積分項を補正して加算器に出力する電圧指令積分項補正器を備えたので、電流制御の応答性を確保し、かつ電気角のサンプリングに伴う電流波形の乱れを抑制しながら、必要な演算量を低減することができる。
また、低速演算部は、回転二相電流指令値を極座標電流指令値に変換する第1の二相極座標変換器、三相電流出力値を回転二相座標上の回転二相電流出力値に変換する三相二相座標変換器、回転二相電流指令値と回転二相電流出力値との電流誤差を積分演算して回転二相電圧指令積分項を出力する積分器、および回転二相電圧指令積分項を極座標電圧指令積分項に変換する第2の二相極座標変換器を備え、高速演算部は、極座標電圧指令積分項を三相電圧指令積分項に変換する第1の極三相座標変換器、極座標電流指令値を三相電流指令値に変換する第2の極三相座標変換器、三相電流指令値と三相電流出力値との電流誤差を比例演算して三相電圧指令比例項を出力する比例器、および三相電圧指令積分項と三相電圧指令比例項とを加算して三相電圧指令値を出力する加算器を備え低速演算部から高速演算部への受け渡しを極座標値としたので、より正確な制御で必要な演算量の低減を追求することができる。
以上の説明では、電力変換器の出力で負荷としての電動機を制御する例を示したが、電源を制御する場合等にもこの発明は同様に適用することができ同等の効果を奏するものである。また、三相に限らず、二相等広く多相の制御系にも適用は可能である。
更に、この発明では、比例積分の電流制御系において、比例演算機構と積分演算機構とを独立した構成としているので、例えば、比例演算部分をH/Wで構成し、積分演算部分をS/Wで構成する等、制御装置の設計における自由度が増大して、個々の仕様に対してより柔軟適切な対応が可能になるという効果も期待できる。
この発明の実施の形態1における電力変換器の制御装置の基本的な構成を示す図である。 三相交流とdq軸電流指令値の関係を示すベクトル図である。 演算量の比較対象として示す従来の電力変換器における制御装置の構成図である。 この発明の実施の形態2における電力変換器の制御装置の基本的な構成を示す図である。 図4の低速演算部1の内部構成を示す図である。 図4の高速演算部2の内部構成を示す図である。 この発明の実施の形態3における電力変換器の制御装置の基本的な構成を示す図である。 図7の低速演算部1の内部構成を示す図である。 dq2軸成分と極座標成分との関係を示すベクトル図である。 図7の高速演算部2の内部構成を示す図である。
符号の説明
1 低速演算部、2 高速演算部、3 三相電力変換器、4 負荷、5 電流センサ、
6,11,13,19,24,26 加算器、7 三相二相変換器、8 積分器、
9,10 二相三相座標変換器、12 比例器、
17,18 座標変換・補償係数計算器、20 電圧指令積分項補正器、
21 電流指令補正器、22,23 二相極座標変換器、
25,27 極三相座標変換器。

Claims (5)

  1. 電力変換器からの多相交流の電流出力値が電流指令値に追随するよう、上記電流指令値と電流出力値との電流誤差に基づき比例積分制御により電圧指令値を作成し上記電力変換器を制御するものであって、
    所定の第1の周期で演算を行い、上記電流誤差に基づく積分制御演算処理により電圧指令積分項を算出する低速演算部、および上記第1の周期より短い所定の第2の周期で演算を行い、上記電流誤差に基づく比例制御演算処理により電圧指令比例項を算出し、上記電圧指令積分項と電圧指令比例項との加算処理により上記電圧指令値を作成する高速演算部を備えた電力変換器の制御装置。
  2. 上記電流指令値が、三相交流の電気角θで回転する回転二相座標(d、q軸)上で設定される場合、
    上記低速演算部は、上記積分制御演算処理を上記回転二相座標上の信号に対して行い、上記高速演算部は、上記比例制御演算処理および上記加算処理を三相の信号に対して行うことを特徴とする請求項1に記載の電力変換器の制御装置。
  3. 上記低速演算部は、上記回転二相電流指令値を三相電流指令値に変換する第1の二相三相座標変換器、上記電流出力値を上記回転二相座標上の回転二相電流出力値に変換する三相二相座標変換器、上記回転二相電流指令値と回転二相電流出力値との電流誤差を積分演算して回転二相電圧指令積分項を出力する積分器、および上記回転二相電圧指令積分項を三相電圧指令積分項に変換する第2の二相三相座標変換器を備え、
    上記高速演算部は、上記三相電流指令値と三相電流出力値との電流誤差を比例演算して三相電圧指令比例項を出力する比例器、および上記三相電圧指令積分項と三相電圧指令比例項とを加算して三相電圧指令値を出力する加算器を備えたことを特徴とする請求項2に記載の電力変換器の制御装置。
  4. 上記低速演算部の演算周期毎に上記電気角θをサンプルしてサンプル電気角θ’を出力するサンプルホールドを備えるとともに、電気角位相差Δθ=θ−θ’に基づく制御誤差を補正するため、
    上記低速演算部における上記第1の二相三相座標変換器は、上記三相電流指令値に加えて上記補正のための三相電流指令値補償係数を演算出力する第1の座標変換・補償係数計算器とし、上記第2の二相三相座標変換器は、上記三相電圧指令積分項に加えて上記補正のための三相電圧指令積分項補償係数を演算出力する第2の座標変換・補償係数計算器とし、
    上記高速演算部は、上記電気角位相差Δθと上記第1の座標変換・補償係数計算器からの出力とに基づき上記三相電流指令値を補正して上記比例器に出力する電流指令補正器、および上記電気角位相差Δθと上記第2の座標変換・補償係数計算器からの出力とに基づき上記三相電圧指令積分項を補正して上記加算器に出力する電圧指令積分項補正器を備えたことを特徴とする請求項3に記載の電力変換装置の制御装置。
  5. 上記低速演算部は、上記回転二相電流指令値を極座標電流指令値に変換する第1の二相極座標変換器、三相電流出力値を上記回転二相座標上の回転二相電流出力値に変換する三相二相座標変換器、上記回転二相電流指令値と回転二相電流出力値との電流誤差を積分演算して回転二相電圧指令積分項を出力する積分器、および上記回転二相電圧指令積分項を極座標電圧指令積分項に変換する第2の二相極座標変換器を備え、
    上記高速演算部は、上記極座標電圧指令積分項を三相電圧指令積分項に変換する第1の極三相座標変換器、上記極座標電流指令値を三相電流指令値に変換する第2の極三相座標変換器、上記三相電流指令値と三相電流出力値との電流誤差を比例演算して三相電圧指令比例項を出力する比例器、および上記三相電圧指令積分項と三相電圧指令比例項とを加算して三相電圧指令値を出力する加算器を備えたことを特徴とする請求項2に記載の電力変換器の制御装置。
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