JP2006159502A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 マルチビーム走査光学系を用いた際に起こる各ビーム間の主走査の走査倍率誤差を補正する。
【解決手段】 補正用パターン301を各々のレーザにより中間転写ベルト31上に形成し、フォトセンサ60,61により検知された信号を元に主走査長を求め、各々のレーザの主走査倍率を補正する。補正用パターンを形成する際、レーザ光量を通常より大きくする事により、線幅の太い補正用パターンが形成され、1つのレーザによる書き込みでも間隔を空けることなく正確なパターン形成が可能となる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、電子写真技術を用いて画像を形成するデジタル複写機、ファクシミリ、レーザープリンター、これらの機能を複合的に併せ持つデジタル複写機等において複数のビームにより複数のラインを走査するマルチビーム画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置には、像担持体としてのドラム状の電子写真感光体、即ち感光体ドラム上にレーザビーム光などの発光素子による光を照射するレーザ走査光学系を用いて、電子写真プロセスによって感光体ドラム上に静電潜像を形成する画像形成装置が提案されている。
近年、「画像形成の高速化」と「画像形成密度(解像度)の向上」が求められている。このために、主走査方向は各画素を形成するための画像クロックを高速化し、副走査方向はポリゴンモータの回転速度を高速化することで実現している。しかし、ポリゴンモータの回転速度の限界により、複数のレーザ光を1回の走査で同時にかつ平行に感光体上に走査することにより、レーザによる走査速度を1/(レーザ素子数)で制御して感光体上に画像を形成するマルチビーム走査光学系が提案されている。
マルチビーム光学系が各レーザ光を感光体上に走査する構成では、各光学素子の光学特性の製法上のばらつきから発生する主走査方向の走査倍率の等倍性の不一致を補正しなければならない。このため、主走査方向の走査倍率を決定するパラメータの1つであるレーザ変調速度を各々のレーザで別々に調整可能とし、各ビームの感光体上の走査倍率を一定かつ等倍に走査可能にして、より高画質の画像を形成可能にしなければならない。
このため主走査方向の先頭と後端にあるBDセンサを配置し、各ビームの主走査倍率をBDセンサで検知し、各ビームの画像クロック周波数を微調することで主走査倍率を補正している(例えば特許文献1参照)。
特開2001−013430号公報
図1は周知のレーザ走査ユニットである。不図示のレーザダイオードから照射されたレーザ光209は、ポリゴンモータ203によって所定の回転数で回転駆動するポリゴンミラー204に折り返しミラー16を介して、感光ドラム11上を走査する。また、図2は図1を上部から見た図であり、ポリゴンミラーが矢印方向に回転駆動することで走査されるレーザ光の光路中にBDセンサ206、208が配置される。BDセンサ206はレーザ走査方向の先頭、BDセンサ208はレーザ走査方向の後端に配置され、主走査方向の同期信号出力と主走査倍率検知を行っている。
図1のように感光ドラム11への走査入射角が各ビームとも同じであればよいが、通常は感光ドラムからの反射による戻り光を低減させたり、装置サイズの制約上の理由から図3にように入射角が異なってしまい、光路長が変わってしまう。このため、BDセンサ配置位置では正しい走査倍率が、感光ドラム上では異なってしまうことになる。その結果、レーザビームの感光ドラム11上での走査長が異なってしまう。この結果、縦線揺らぎ等が発生し、画像劣化に影響を与えてしまうという問題がある。
本発明は、上述の問題点に着目してなされたものであって、マルチビーム走査光学系を用いた際に起こる各ビーム間の主走査の走査倍率誤差を補正することのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、上述の目的を達成するため画像形成装置を、次のように構成する。
並置された複数の画像形成部を備え、前記各画像形成部は、第一の像担持体と、前記第一の像担持体に形成された静電潜像を現像して可視像とする現像器と、を備え、前記各画像形成部において形成された前記第一の像担持体上の可視像が第二の像担持体上に、あるいは前記第二の像担持体上に担持した転写材に重畳して転写される画像形成装置において、
前記複数の画像形成部は複数のビームにより複数のラインを走査するマルチビーム走査光学系を有し、各々のビームは書き込み変調速度を調整することができる周波数可変クロック発生手段により発生するクロックに応じて変調駆動され、各ビームの光量を変更する光量変更手段と、前記マルチビーム走査光学系の各々で前記第二の像担持体に形成された主走査の走査長を検知するための補正用パターンの形成手段と、前記補正パターンは各々のビームごとに形成され、パターン形成時はビームの光量を変える、 発光素子と受光素子を備え、前記補正用パターンを所定位置で読み取るパターン読み取り手段と、
前記パターン読み取り手段によって読み取られた結果に基づいて前記周波数可変クロックの周波数を補正することを特徴とする。
マルチビーム走査装置及びそのマルチビーム走査装置を備えた画像形成装置において、レジストレーション補正用パターンを用いてビーム間の1走査中の被走査面上での各ビームの走査線の長さ(書込幅)の差を検知し、補正を行うことで、被走査面上を走査する複数ビームにおける走査位置の差を小さくする、もしくは1走査中の被走査面上での各ビームの走査線の長さ(書込幅)の差をなくすことにより、書き込み幅の差に起因する画像の劣化を抑制することができる。
以下に本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて説明する。
(第一の実施例)
以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を説明する。
図4は本発明を実施した画像形成装置の要部断面図である。本実施例の画像形成装置は電子写真方式とし、さらに本発明が特に有効であると考えられる複数の画像形成部を並列に配し、かつ中間転写方式を採用したカラー画像出力装置として説明していく。カラー画像形成装置は画像読取部1Rと画像出力部1Pからなる。画像読取部1Rは原稿画像を光学的に読み取り、電気信号に変換して画像出力部1Pに送るが、詳細の説明については省略する。
画像出力部1Pは大別して、画像形成部10(4つのステーションa、b、c、dが並設されており、その構成は同一である。)、給紙ユニット20、中間転写ユニット30、定着ユニット40、クリーニングユニット50及び制御ユニット70から構成される。
さらに、個々のユニットについて詳しく説明する。画像形成部10は次に述べるような構成になっている。像担持体としての感光ドラム11a、11b、11c、11dがその中心で軸支され、矢印方向に回転駆動される。感光ドラム11a〜11dの外周面に対向してその回転方向に一次帯電器12a、12b、12c、12d、光学系13a、13b、13c、13d、折り返しミラー16a、16b、16c、16d、現像装置14a、14b、14c、14dが配置されている。一次帯電器12a〜12dにおいて感光ドラム11a〜11dの表面に均一な帯電量の電荷を与える。ついで光学系13a〜13dにより、記録画像信号に応じて変調した例えばレーザビームなどの光線を折り返しミラー16a〜16dを介して感光ドラム11a〜11d上に露光させることによって、そこに静電潜像を形成する。さらに、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックといった4色の現像剤(以下、これをトナーと呼ぶ)をそれぞれ収納した現像装置14a〜14dによって上記静電潜像を顕像化する。顕像化された可視画像を中間転写体に転写する画像転写領域Ta、Tb、Tc、Tdの下流側では、クリーニング装置15a、15b、15c、15dにより転写材に転写されずに感光ドラム11a〜11d上に残されたトナーを掻き落としてドラム表面の清掃を行う。以上に示したプロセスにより、各トナーによる画像形成が順次行われる。
給紙ユニット20は,記録材Pを収納するためのカセット21a・bおよび手差しトレー27、カセット内もしくは手差しトレーより記録材Pを一枚ずつ送り出すためのピックアップローラ22a・bおよび26、各ピックアップローラから送り出された記録材Pをレジストローラまで搬送するための給紙ローラ対23及び給紙ガイド24、そして画像形成部の画像形成タイミングに合わせて記録材Pを二次転写領域Teへ送り出すためのレジストローラ25a、25bから成る。
中間転写ユニット30について詳細に説明する。中間転写ベルト31は、中間転写ベルト31に駆動を伝達する駆動ローラ32、中間転写ベルト31の回動に従動する従動ローラ33、ベルトを挟んで二次転写領域Teに対向する二次転写対向ローラ34に巻回させる。これらのうち駆動ローラ32と従動ローラ33の間に一次転写平面Aが形成される。駆動ローラ32は金属ローラの表面に数mm厚のゴム(ウレタンまたはクロロプレン)をコーティングしてベルトとのスリップを防いでいる。駆動ローラ32はパルスモータ(不図示)によって回転駆動される。各感光ドラム11a〜11dと中間転写ベルト31が対向する一次転写領域Ta〜Tdには、中間転写ベルト31の裏に一次転写用帯電器35a〜35dが配置されている。二次転写対向ローラ34に対向して二次転写ローラ36が配置され、中間転写ベルト31とのニップによって二次転写領域Teを形成する。二次転写ローラ36は中間転写体に対して適度な圧力で加圧されている。また、中間転写ベルト上、二次転写領域Teの下流には中間転写ベルト31の画像形成面をクリーニングするためのクリーニングユニット50(ブレード51、および廃トナーを収納する廃トナーボックス52)が設けられている。
定着ユニット40は、内部にハロゲンヒーターなどの熱源を備えた定着ローラ41aとそのローラに加圧される41b(このローラにも熱源を備える場合もある)、及び上記ローラ対のニップ部へ転写材Pを導くためのガイド43、定着ユニットの熱を内部で閉じ込めるための定着断熱カバー46、47、また、上記ローラ対から排出されてきた転写材Pをさらに装置外部に導き出すための内排紙ローラ44、外排紙ローラ45、転写材Pを積載する排紙トレー48などから成る。
制御ユニット70は、上記各ユニット内の機構を制御するためのCPU(不図示)やモータドライブ基板(不図示)などからなる。
次に装置の動作に即して説明を加える。画像形成動作開始信号が発せられると、まずピックアップローラ22aにより、カセット21aから転写材Pが一枚ずつ送り出される。そして給紙ローラ対23によって転写材Pが給紙ガイド24の間を案内されてレジストローラ25a、25bまで搬送される。その時レジストローラは停止されており、紙先端はニップ部に突き当たる。その後、画像形成部が画像の形成を開始するタイミングに合わせてレジストローラは回転を始める。この回転時期は、転写材Pと画像形成部より中間転写ベルト上に一次転写されたトナー画像とが二次転写領域Teにおいてちょうど一致するようにそのタイミングが設定されている。
一方画像形成部では、画像形成動作開始信号が発せられると、前述したプロセスにより中間転写ベルト31の回転方向において一番上流にある感光ドラム11d上に形成されたトナー画像が、高電圧が印加された一次転写用帯電器35dによって一次転写領域Tdにおいて中間転写ベルト31に一次転写される。一次転写されたトナー像は次の一次転写領域Tcまで搬送される。そこでは各画像形成部間をトナー像が搬送される時間だけ遅延して画像形成が行われており、前画像の上にレジストを合わせて次のトナー像が転写される事になる。以下も同様の工程が繰り返され、結局4色のトナー像が中間転写ベルト31上において一次転写される。
その後記録材Pが二次転写領域Teに進入、中間転写ベルト31に接触すると、記録材Pの通過タイミングに合わせて二次転写ローラ36に、高電圧を印加させる。そして前述したプロセスにより中間転写ベルト上に形成された4色のトナー画像が記録材Pの表面に転写される。その後記録材Pは搬送ガイド43によって定着ローラニップ部まで正確に案内される。そしてローラ対41a、41bの熱及びニップの圧力によってトナー画像が紙表面に定着される。その後、内外排紙ローラ44、45により搬送され、紙は機外に排出され、排紙トレー48に積載される。
次に、画像形成部10における感光体11上への静電潜像の形成動作について説明する。本実施例では画像形成部10には4つのステーションがあり、すべて同じ構成であるので、そのうちの1つについて説明する。図5は4つのステーションのうちの1つの構成を表している。図5において、画像出力部1Rや不図示のコンピュータ等の外部装置より送られてくる画像信号が、画像書き出しタイミング制御回路201に送られる。画像書き出しタイミング制御回路201は画像信号に応じてレーザ点灯信号を生成する。レーザ駆動制御回路202はレーザ点灯信号に応じてレーザダイオード207を変調駆動する。本実施例では副走査方向に所定ピッチでドットが形成されるようにーザダイオード207内には2つのレーザチップ(207−1、207−2)が所定間隔で配置されている。レーザ光はポリゴンモータ203が駆動することで矢印方向に回転するポリゴンミラー204に反射され、f−θレンズ205によってfθ補正され、折返しミラー16で反射して感光ドラム11上を走査する。こうして、感光ドラム11に画像信号に応じた静電潜像が形成される。BDセンサ206はレーザ光の1ラインの走査開始位置近傍に設けられ、レーザ光のライン走査を検出し画像書き出しタイミング回路201にBD信号として入力される。
次に、レーザビーム光量の制御回路について説明する。図6にレーザ制御回路の構成を示すブロック図を示す。図6のように、本実施例では2つのレーザ(207−1,207−2)及び1つのフォトダイオード(以下、PDと呼ぶ)センサ207−3から構成されるレーザチップ207を用いる。そしてレーザチップ207にレーザ駆動制御回路202のバイアス電流源(71−1,72−2)とパルス電流源(72−1,72−2)の2種類、計4つの電流源を適用し、画像書き出しタイミング制御回路201からの信号を用いることによって2つのレーザ(207−1,207−2)を発光させている。また、2つのレーザ(207−1,207−2)の発光を安定化させるために、PDセンサー207−3からの出力信号を用いてバイアス電流源(71−1,71−2)に帰還をかけバイアス電流量の制御を行っている。すなわち、PDセンサー207−3からの出力信号は電流電圧変換機74に入力され、ついで増幅器75で増幅され、周知のAPC(Auto Power Control)回路(76−1,76−2)に入力され、このAPC回路(76−1,76−2)からバイアス電流源(71−1,71−2)に制御信号として供給される。レーザビームの光量を変化させるには不図示のCPUからなるシーケンスコントローラー73からAPC回路(76−1,76−2)を制御することにより可能となる。転写ベルトや紙搬送ベルト上に各色の画像を転写する多重転写系の画像形成装置に必要な、各色間のレジストレーション補正動作について説明する。
図7(図4の主要部分の斜視図である)は画像形成装置のレジストレーション補正用パターン画像を検知する為のパターン画像検知手段(CCDセンサを含む)60、61付近の概要図である。中間転写ベルト31は、原材料としてゴム・エラストマー等の弾性体が用いられ、周方向のヤング率は1×10Pa以上である。中間転写ベルト31の厚さは、厚み精度や強度を確保し、かつ柔軟な回転駆動を実現するという観点から0.3mm〜3mmが望ましい。さらに中間転写ベルト31は金属粉末(カーボンなど)等の導電剤を添加することで所望の抵抗値(体積抵抗値としては1×1011Ωcm以下が望ましい)に調節されている。また、駆動ローラ32に対して巻き付いて駆動を伝達され、矢印Bの方向に回動している。一方発光受光素子で構成されるフォトセンサであるパターン画像検知手段60、61は、複数の感光ドラムのうち、ベルト進行方向において最下流に位置する感光ドラム11aと駆動ローラ32の間に位置し、中間転写ベルト31上に形成されたレジストレーション補正用パターン画像を読み取るようになっている。また図7に示すように中間転写ベルト31の両端部に配置されている。そしてコピー動作を行う前に、所定のタイミングで中間転写ベルト上にレジストレーション補正用パターン画像301を形成し、パターン画像検知手段60、61で読み取り、各色に相当する感光ドラム上でのレジストレーションずれを検出し、記録されるべき画像信号に電気的補正をかけ、および/またはレーザビーム光路中に設けられている折り返しミラー16aを駆動して、光路長変化あるいは光路変化の補正を行っている。
このレジストレーション補正用パターン画像には様々なパターンがあり、図8(A)のような転写ベルトの移動方向であるプロセス方向と所定角度を有して配された第一線分およびこれとプロセス方向に直交する仮想線を挟んで対称に配された第二の線分からなるパターンや、図8(B)のような転写ベルトの移動方向であるプロセス方向と所定角度を有して配された第一線分およびプロセス方向と直交する方向(主走査方向)に平行な第二の線分からなるパターンなどがある。
このようなレジストレーション補正用パターン画像をLEDとフォトトランジスタ等の発光素子、受光素子からなるフォトセンサで読み取る。このフォトセンサは、プロセス方向と直交する方向(主走査方向)に所定の距離をおいて2つ配置されており、レジストレーション補正用パターン画像もこのフォトセンサ上を通過するように形成される。図9はフォトセンサ60、61が転写ベルト31上のレジストレーション補正用パターン301を検知する様子を示したものである。なお、転写ベルト31にはフォトセンサ60、61内のLED161が照射する光(例えば赤外光)の反射率がパターン301に比べて大きい材質のものを使用しており、この反射率の違いによりパターン検知を可能としている。
図10にLED161が照射する光をパターン301もしくは転写ベルト31が反射する反射光をフォトトランジスタ162が受光する様子を、図11にフォトトランジスタ162が反射光を受光し、電気信号に変換する受光回路を示す。まず、転写ベルト31を検知すると反射光量が大きいためフォトトランジスタ162には光電流が多く流れて、抵抗器407で電流−電圧変換され抵抗器402〜404とオペアンプ401で増幅される。パターン301を検知すると反射光量が小さいためフォトトランジスタ162には転写ベルト部に比べて少ない光電流が流れ、同様に抵抗器407で電流−電圧変換され抵抗器402〜404とオペアンプ401で増幅される。転写ベルト部→パターン部→転写ベルト部の順番で受光回路が反射光を検知した様子が図10−601である。この転写ベルト検知レベルとパターン検知レベルの中間に閾値レベルを可変抵抗器406で設定し、すなわち電流−電圧変換された値とこの閾値レベルをコンパレータ405で比較することでパターン検知出力602を作り出すことができる。
順次送られてくるこのパターン検知出力602を読み取り、パターン間隔等からレジストレーションずれを検出し、記録されるべき画像信号に電気的補正をかけ、および/またはレーザビーム光路中に設けられている折り返しミラーを駆動して、光路長変化あるいは光路変化の補正を行う。
次にレーザビーム光量を増減させたときのドラム上の電位の変化を示す。所定電位Vに帯電した感光ドラム11にレーザビームが照射されるとレーザビームに照射された場所は図12の曲線501に示すように感光ドラムの電位が下がる。その際プロセス条件によって決定される閾値レベルVth503以下の領域が静電潜像となり、現像器により可視化される。この電位落差はレーザビーム光量が大きいほど大きくなり、光量の大きいレーザビームによる感光ドラム11上電位は曲線502のようになる。曲線501、曲線502それぞれが閾値レベルVth503以下になる感光ドラム表面上の幅は幅W1、幅W2となり、より光量の大きいレーザビームを照射することにより幅の広い静電潜像が形成され、太いパターンが形成される。
本発明では、このレジストレーション補正用パターンを用いてレーザ間の1走査中の被走査面上での各レーザの走査線の長さ(書込幅)の差を検知し、補正を行うものである。本実施例では2つのビームでの走査装置について説明する。
まず、各ビームの走査線長の差の検知方法について説明する。転写ベルト31を回転駆動し、レーザ207−1で主走査の走査長検知パターンを書き込み、これをパターン画像検知手段60、61で検知する。続いて、レーザ207−2で主走査走査長検知パターンを書き込み、これをパターン画像検知手段60、61で検知する。この書込み時、それぞれのレーザ207−1、レーザ207−2の光量を増加させることにより、感光ドラム11上に線幅の太い静電潜像が形成され、転写ベルト31に線幅の太い主走査検査長検知パターンが形成される。これにより図16に示すように通常のレーザ光量による補正パターンである図16(A)に比べ図16(B)のようにレーザビーム光量を増加させることにより1つのレーザによる書込みでも間隔をあけることなく正確なパターン形成が可能となる。
主走査方向のずれを検出するためのパターンとして、図8(A)もしくは(B)などがあり、これを主走査方向の手前側と奥側に形成し、検知することで主走査方向の走査長の差を検知することができる。
例えば図8(A)のパターンを形成して検知する場合、図15に示すように第一線分1001を検知してから第二線分1002を検知するまでの時間をT1とする。第一線分1001と第二線分1002の交点から主走査方向にセンサが通過する位置までの距離はT1に比例することになり、第一線分1001と第二線分1002間の角度が90度であればT1/2となる。主走査の走査長が異なれば、パターンが形成される位置が異なるためこのT1/2が異なることになる。
ビーム間の主走査線長の差分の算出方法について説明する。図14の901はレーザ207−1でパターンを書き込み、センサで読み取ったものを示し、902はレーザ207−2でパターンを書き込み、センサで読み取ったものを示す。図中のT1、T2、T3、T4はパターンの線間の通過時間を表し、T1/2とT3/2を比較することで各ビームの書き出し位置の差を、T2/2とT4/2を比較することで各ビームの書き終わり位置の差を算出することができる。すなわち、(T1−T3)/2+(T2−T4)/2が各ビーム間の走査長差となる。
次に、各レーザの走査線長の差の補正方法について説明する。図13は図5におけるレーザ制御部および画像書き出しタイミング制御部の詳細な図である。図13において、LD207は2つのレーザ207−1と207−2およびフォトダイオード207−3で構成されている。各々のレーザを変調駆動するレーザ駆動制御回路202は、各々のレーザ光をフォトダイオード207−3が受光し、その結果に応じてレーザ駆動電流を制御する。また、レーザ駆動制御回路202−1、202−2はそれぞれレーザ207−1、207−2の制御を行う。
像書き出しタイミング制御回路201の詳細について説明する。ラインメモリーからなるFIFO(First In First Out)803−1、803−2は、画像信号を外部から受け取り、BD信号をもとに生成される読み出し信号生成回路805からのタイミング信号をもとに画像信号を読み出しを開始する。また、各画素の読み出しクロックは、微調整を行う為に公知の周波数シンセサイザ回路によって構成されているCLK発生回路804−1、804−2から出力される。CLK発生回路804−1、804−2にもタイミング読み出しタイミング発生回路805からのタイミング信号が入力されており、このタイミングに同期したクロックを出力することになる。また、CLK発生回路804から出力されるCLKの周波数に応じて主走査の画像サイズ(書き込み幅)を変えることができるので、この周波数を各レーザの走査線長の差に応じて微調することで補正を行うことができる。FIFO803−1、803−2から読み出された画像データはパルス幅変調部802−1、802−2に入力され、画像データに応じて所定幅に変調され、レーザ点灯時間を決定するレーザ点灯信号としてレーザ駆動制御回路に入力される。
以上のように、この主走査の走査長検知用パターンを用いてレーザ間の1走査中の被走査面上での各レーザの走査長の差を検知し、CLK発生回路に所定の周波数を設定することで、走査長差の補正を行うことができる。
(第二の実施例)
図17に本発明の画像形成装置の他の実施例を示す。第一の実施例で説明したカラー画像形成装置は、第二の像担持体31が中間転写ベルトとされたが、本実施例のカラー画像形成装置は、第二の像担持体31が転写材Pを担持し搬送する転写材搬送ベルトとされ、その他の点では第一の実施例のカラー画像形成装置と同様の構成とされる。従って、同じ機能および作用をなす部材には同じ参照番号を付して、更なる説明は省略する。
本発明においても、レジストレーション補正用パターンを用いてビーム間の1走査中の被走査面上での各ビームの走査線の長さ(書込幅)の差を検知し、補正を行うものである。本実施例においても、実施例1と同様の作用効果を達成し得る。
ドラムに対してレーザが垂直に入力されているレーザ走査ユニットを示す図 図1のレーザ走査ユニットを上部から見た図 ドラムに対してレーザが斜入射されているレーザ走査ユニットを示す図 第一の実施例における画像形成装置の概略構成断面図 本発明の走査光学系の構成図 レーザビーム制御回路のブロック図 中間転写ベルト上に形成されたレジストレーションパターンを検知する様子を表す図 主走査倍率誤差を検知するためのパターン例を表す図 フォトセンサが転写ベルト上のパターンを読み取る様子を表した図 フォトセンサがパターンを読み取ったときの出力を表す図 フォトセンサの出力を受け取る受光回路の一実施例の回路図 レーザ照射による感光ドラム上の電位の変化を示す図 本発明のレーザ制御部および画像書き出しタイミング制御部のブロック図 各レーザ間の主走査長の誤差をパターンのよって検知する様子を表す図 パターンによって主走査倍率を算出する原理を表す図 レーザ光量を増加させたときの補正用パターンの詳細を示す図 第二の実施例における画像形成装置の概略構成断面図
符号の説明
11 感光ドラム
16 折返しミラー
31 中間転写ベルト
60,61 フォトセンサ
201 画像書き出しタイミング制御回路
202 レーザ駆動制御回路
207 レーザダイオード
203 ポリゴンモータ
204 ポリゴンミラー
205 f−θレンズ
206 BDセンサ
301 補正用パターン

Claims (3)

  1. 並置された複数の画像形成部を備え、前記各画像形成部は、第一の像担持体と、前記第一の像担持体に形成された静電潜像を現像して可視像とする現像器と、を備え、前記各画像形成部において形成された前記第一の像担持体上の可視像が第二の像担持体上に、あるいは前記第二の像担持体上に担持した転写材に重畳して転写される画像形成装置において、
    前記複数の画像形成部は複数のビームにより複数のラインを走査するマルチビーム走査光学系を有し、各々のビームは書き込み変調速度を調整することができる周波数可変クロック発生手段により発生するクロックに応じて変調駆動され、
    各ビームの光量を変更する光量変更手段と、
    前記マルチビーム走査光学系の各々で前記第二の像担持体に形成された主走査の走査長を検知するための補正用パターンの形成手段と、
    前記補正パターンは各々のビームごとに形成され、
    パターン形成時はビームの光量を変える、
    発光素子と受光素子を備え、前記補正用パターンを所定位置で読み取るパターン読み取り手段と、
    前記パターン読み取り手段によって読み取られた結果に基づいて前記周波数可変クロックの周波数を補正することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第二の像担持体は、無端ベルトであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. パターン形成時は通常の画像形成時より光量を上げる事を特徴とする請求項1の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012136006A (ja) * 2010-12-28 2012-07-19 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
JP2015196307A (ja) * 2014-03-31 2015-11-09 ブラザー工業株式会社 画像形成装置、形成条件の調整方法、および、形成条件の調整プログラム
JP2018130968A (ja) * 2018-06-05 2018-08-23 ブラザー工業株式会社 画像形成装置、形成条件の調整方法、および、形成条件の調整プログラム

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