JP2006137109A - 射出延伸ブロー成形機における容器の漏洩検査機構を備えた離型装置 - Google Patents

射出延伸ブロー成形機における容器の漏洩検査機構を備えた離型装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 容器の漏洩検査を射出延伸ブロー成形における成形工程の一工程として、プリフォームの射出成形時間内にて行るように離型装置を構成する。
【解決手段】 射出延伸ブロー成形機が備える離型装置を支持機構に昇降自在に設けたネック型4の型開閉機構20と延伸ブロー容器5の漏洩検査機構30とから構成する。漏洩検査機構30を支持機構の上部に設置した昇降シリンダ32及び昇降盤31と、昇降盤31の下面に下向きに垂設した漏洩検査管35とから構成する。漏洩検査管35の先端部を延伸ブロー容器5の容器開口と気密に嵌合する嵌合部35aに形成する。嵌合部35aから先端を容器開口の内径よりも小径に形成して、ネック型4に首部5aを保持した延伸ブロー容器5内に検査エアを充填するエアノズル35bとなす。
【選択図】 図1

Description

本発明は、延伸ブロー成形したボトルや広口容器等の容器の漏洩原因となるピンホールや底部クラックの成形不良を、ボトルからの漏洩エアの有無を検出して判断することができる射出延伸ブロー成形機における容器の漏洩検査機構を備えた離型装置に関するものである。
ボトルの延伸ブロー成形の1つの方式として、射出成形したプリフォームを、ネック型(リップ型)により首部(リップ)を保持してブロー金型位置に移し、その位置で所望形状のボトルや広口容器などの延伸ブロー容器に成形したのち、容器の首部(リップ)をネック型(リップ型)から離型せずにそのまま保持して離型装置に移し、ネック型(リップ型)を開放して容器の離型を行うという一連の工程を、回転移送手段の採用により行っているものがある。
また延伸ブロー成形した壜状の容器における口部の気密性を、密閉した容器にエアを圧入して検査することが行われている。この場合の検査手段は、延伸ブロー成形した容器をエア圧入手段を備えた検査装置に移してセットし、密閉した口部からエアを圧入して内圧をかけ、そのエア気圧力が平衡したのち、一定時間経過後のエア圧力の差を測定し(差圧測定という)、その測定された値を基にして気密性の有無を判定するというものである。
特許第2832263号明細書 特開昭62−73135号公報
上記従来の漏洩検査手段では、延伸ブロー成形機から取出した容器を漏洩検査装置にセットして検査を行うため、容器を直立状態で移送する搬送装置やセット装置が必要となる。また搬送中あるいはセット時に容器に瑕疵が生じて不良品となる無駄も生じ易く、容器の取出しから漏洩検査まで時間を要するのでで効率が悪いなどの課題を有する。
この発明は、上記延伸ブロー容器の漏洩検査における課題を解決するために考えられたものであって、その目的は、射出延伸ブロー成形における成形工程の一工程として、容器の漏洩検査を成形ロッドごとにプリフォームの射出成形時間内にて行え、これまでの成形サイクル時間内で容器の漏洩検査を行うことができる新たな構成の射出延伸ブロー成形機における離型装置を提供することにある。
上記目的による本発明は、射出延伸ブロー成形機が備える上部基盤の上面の離型装置を、支持機構に昇降自在に設けたネック型の型開閉機構と延伸ブロー容器の漏洩検査機構とから構成し、その漏洩検査機構を、支持機構の上部に設置した昇降シリンダと、その昇降シリンダのピストンロッドに連結した昇降盤と、その昇降盤の下面に下向きに垂設した漏洩検査管とから構成し、その漏洩検査管の先端部を、延伸ブロー容器の容器開口と気密に嵌合する嵌合部に形成するとともに、該嵌合部から先端を容器開口の内径よりも小径に形成して、上部基盤の下面に設けた回転移送手段が備えるネック型に首部を保持した延伸ブロー容器内に、検査エアを充填するエアノズルに形成してなる、というものである。
また本発明の上記昇降盤は、下面に検査エアのエア分配盤を有し、そのエア分配盤に複数本の上記漏洩検査管を、上記ネック型に保持された延伸ブロー容器の位置ごとに垂設してなるというものであり、また上記昇降盤は下面に検査エアのエア分配盤を有し、そのエア分配盤に垂設した上記漏洩検査管に、中空のピストンロッドを摺動自在に嵌め込んでシリンダを漏洩検査管周囲の盤面に止着した抜外し装置を備え、そのピストンロッドの延長部を、漏洩検査管からの延伸ブロー容器の抜外し管として、先端面を上記嵌合部の上に位置させてなる、というものである。
また本発明の上記漏洩検査管は、上記支持機構に昇降自在に設けた上記ネック型の型開閉機構の下部作動盤を貫通して設けられ、その下部作動盤の下面両側に縦長に設けたくさび部材よりも短い抜外し管を、漏洩検査管に差し通して下部作動盤の下面に取付けてなる、というものである。
さらに本発明の上記ネック型の型開閉機構は、上記支持機構に昇降自在に設けて互いに連結した開閉作動盤と、その開閉作動盤の下面両側に縦長に設けたネック型開放用のくさび部材と、開閉作動盤の中央部上に設置した型開閉シリンダとからなり、その型開閉シリンダのピストンロッドを、開閉作動盤下側の上記昇降盤に連結して、型開閉シリンダ側が開閉作動盤と共に昇降移動するように構成してなる、というものである。
また上記ネック型の型開閉機構は、上記支持機構に昇降自在に設けて互いに連結した上部作動盤及び下部作動盤と、その下部作動盤の下面両側に縦長に設けたネック型開放用のくさび部材と、上部作動盤の中央部上に設置した型開閉シリンダとからなり、その型開閉シリンダのピストンロッドを、上部作動盤下側の上記昇降盤に連結して、型開閉シリンダ側が上部作動盤と共に昇降移動するように構成してなる、というものである。
本発明では、離型装置を支持機構に昇降自在に設けたネック型の型開閉機構と延伸ブロー容器の漏洩検査機構とから構成したことにより、これまでと同様な射出延伸ブロー成形時間内にて容器の漏洩検査を行え、また容器の首部をネック型で保持したまま離型前に行えるので、漏洩検査を効率良く行うことができる。
また漏洩検査機構の構造も、漏洩検査管を垂設した昇降盤と、その昇降シリンダとを支持機構に設けて、昇降盤を型開閉機構のくさび部材を縦設した作動盤の間や下側に配置するだけで済むので、漏洩検査機構によつて離型装置がこれまでよりも著しく複雑となるようなこともない。さらに漏洩検査管をもって型開時における首部の片側のネック型への付着を防止でき、漏洩検査時における漏洩検査管の先端部と容器開口の嵌合も、型開前の漏洩検査管の上昇又は型開後の漏洩検査管周囲の抜外し管により解除されるので、漏洩検査後の離型も確実となる。
図中1は公知の射出延伸ブロー成形機が備える上部基盤で、図示しない機台上方に周辺を支えて昇降自在に設けられている。2は基盤上面に立設した離型装置、3は上部基盤1の下面に回転自在に設けられている移送盤で、機台上に設置した図示しないブロー金型と型閉する複数のネック型4を有する。この複数のネック型4は、コイルばね4bにより弾圧されて閉じている一対の型板4aに分割して取付けてあり、型板4aの型閉面に出入するくさび部材により開閉する通常の構造からなる。5は延伸ブロー容器の1種であるボトルで、ネック型4により首部5aを保持して、移送盤3の回転により隣設した延伸ブロー装置(図は省略)から離型装置2の直下に移送されて停止する。
上記離型装置2は、上部基盤1の穴部周囲に設置した長方形の座盤21と、その両側に前後一対ずつ立設した4本の支柱22,22と、その支柱22,22の頂部にわたり横架して固設した固定盤23とからなる支持機構に、ネック型4の型開閉機構20とボトル5の漏洩検査機構30とを昇降自在に組み込んだ構成からなる。
上記型開閉機構20は、支柱22,22に挿通支持して、両側をタイロッド24,24により一体に連結したネック型開放用の上部作動盤25及び下部作動盤26と、その下部作動盤26の下面両側に縦長に設けたネック型開放用の先端が三角形のくさび部材27,27と、上部作動盤25の中央部上に設置したネック型4の型開閉シリンダ28とからなり、その型開閉シリンダ28のピストンロッド28aを、後記する漏洩検査機構30の昇降盤31に連結して、型開閉シリンダ側が上部作動盤25と共に昇降移動するようにしてある。
上記漏洩検査機構30は、上記タイロッド24,24と支柱22,22とに上下動自在に挿通して、上下部の作動盤25,26の間に設けた昇降盤31と、上記固定盤23の対称位置に設置して、ピストンロッド32aを上部作動盤25に挿通し、昇降盤31の上面両側の昇降ロッド33,33に連結した昇降シリンダ32,32と、昇降盤31の下面に取り付けた内部にエア通路34aを有するエア分配盤34と、そのエア分配盤34に下部作動盤26を通してボトル位置ごとに下向きに設けた複数本の漏洩検査管35,35とからなる。
上記漏洩検査管35の先端部は、ボトル口部の内径よりも若干大径で該口部を気密に密閉する嵌合部35aに形成してあり、その嵌合部28aから先端をボトル口内径よりも小径に縮径形成してエアノズル35bとなした長尺の管体からなる。この漏洩検査管35,35には、図示しないコンプレッサからエア分配盤34に圧送された圧縮エアによる検査エアがエア通路34aを経て分配され、その検査エアが嵌合部35aにより口部が密閉された各ボトル5,5に、エアノズル28bから噴出して充填できるようにしてある。
このような構成の離型装置2では、図1に示すように、複数本のボトル5,5がネック型4,4により首部5aを保持されて各漏洩検査管35,35の直下に停止すると、先ず昇降シリンダ32,32が油圧により伸長動作する。この際、上部作動盤25と昇降盤31は型開閉シリンダ28とピストンロッド28aにより連結され、またピストンロッド28aが伸長しないように油圧を掛けてあることから、図2に示すように、ピストンロッド32a,32aが、昇降ロッド33,33を押下げて、昇降盤31を上下部の作動盤25,26と共に、漏洩検査管35の嵌合部35aがボトル開口に嵌り込んで密閉する下限位置まで下降する。これによりエアノズル35bがネック型4を通してボトル5内に挿入し、またくさび部材27の先端もネック型4の座板4aの上部間に入り込む。
昇降シリンダ32,32が下限位置で停止してボトル開口が漏洩検査管35により密閉されると、図示しないコンプレッサから気密検査装置を備えたエア回路を経てエア分配盤34に検査エアが圧送され、検査エアはエアノズル35bからボトル内に噴出して充填される。そして後記する漏洩検査が済むと、ボトル首部内からエアノズル35bが抜け出さない程度に昇降シリンダ32,32が縮小作動して、ネック型5に保持されているボトル5から嵌合部35aを抜外して密閉を解除する。
この密閉解除後に、上記型開閉シリンダ32が油圧により縮小動作する。この場合、ピストンロッド32aを連結した昇降盤31が、昇降シリンダ31のピストンロッド31a,31aに支えられて、密閉解除位置に固定されているので、ピストンロッド32aの縮小により型開閉シリンダ32を設置した上部作動盤25が、さび部材27,27を備えた下部作動盤26と共に下限位置まで下方移動する。
この下方移動によりくさび部材27,27が、図3に示すように、ばね圧で閉じているネック型4の一対の型板4aの間に上から深く割り込んで、その型板4aと共にネック型4を押し開く。このネック型4の横方向への型開によりボトル5の首部5aの保持が解除されて、ボトル5,5は型開と同時に一斉に離型して落下する。この際、ノズル35bは首部内に残されているので、首部5aがネック型4の片側に付着して一緒に横移動するのを阻止する邪魔棒となり、離型が確実に行われるようになる。
ボトル5,5の離型が済むと、型開閉シリンダ32が伸長動作して、上部作動盤25と下部作動盤26とを元の上方位置まで引き上げ、くざび部材27,27を型板4aから抜き出す。これに伴い型板4aがばね圧により閉じてネック型4の型閉となる。型開閉シリンダ28が上限位置で停止すると、昇降シリンダ32が縮小作動して昇降盤31を上部作動盤25及び下部作動盤26と共に元の上限位置まで上昇する。これにより漏洩検査管35,35とくさび27とが図1に示す上記移送盤3よりも上方の元の位置まで戻る。この後に、移送盤3の回転による新たなボトルの離型装置2への移送が行われる。
この離型装置2におけるボトル5の漏洩検査は、ボトル5の離型前に行われる。嵌合部35aによりボトル開口を気密に密閉したのち、漏洩検査管35の先端のエアノズル35bから検査エア(例えば0.01〜0.02Mpa)をボトル5に充填して、ボトル内のエア圧力を平衡させたのち、一定時間経過後のエア圧力の差を気密検査装置に設けた判定部により測定して差圧の有無を判定する。この判定に要する時間はプリフォームの射出成形時間(例えば6秒)内で充分に済む。
エア漏れがない場合には、平衡したエア圧力と一定時間経過後のエア圧力の差は実質ゼロとなるので、この場合のボトル5は良品と判定される。一方、差圧が生じるような場合は、ボトル5の何処かにクラックやピンホールがあり、そこから検査エアの漏洩が生じていることになるので、この場合は差圧の大小にかかわらず成形不良のボトルとして判定される。また漏洩個所は漏洩エアの圧力により押し開かれるので、その程度には差はあるが後に目視することもできる。
同時成形されたボトル5,5のうち、1本でもエア漏れによる成形不良と判定されたボトルがあると、その同時成形された全部が不良成形として一括分別される。この分別手段としては、図4に示すように、選別シュート40を縦シュート41とその側部に設けた開口に斜めに接続した分岐シュート42とから構成し、その開口に縦シュート41を遮断して不良ボトル5′を分岐シュート42に導く開閉板43を、扇形に揺動自在に備えた通常構造のシュートでよい。
また開閉板43の揺動は、通常に採用されているロータリーソレノイド(図は省略)により軸部を回動して行えるようにすればよく、不良ボトル5′の判定と同時に出力される電気信号により、ロータリーソレノイドを回動作動して開閉板43により縦シュート41を斜めに遮断し、その後の離型により落下してくる全てのボトルを不良ボトル5′,5′として分岐シュート42に導いて分別する。また一括して不良ボトル5′と判定されたボトルは、分別後の人為的な選別作業により不良品を見付けて排除する。
上記実施形態は、ネック型4の開放時にボトル5が片側のネック型に付着して離型不良を防止する手段として、漏洩検査管35の嵌合部35aをボトル開口から抜き外したのち、エアノズル35bをボトル首部内に残しているが、図5〜7に示す第2の実施形態は、漏洩検査管35の周囲に抜外し管36を鞘のように嵌め、その先端面によりボトル口面を押圧できるようにして、ボトル5を漏洩検査管35の嵌合部35aから抜き外すことにより、離型時のネック型4への付着を防止したものである。
上記抜外し管36は、内径が漏洩調査管35の外径よりも摺動クリアランス分だけ大きく、後端にフランジ36aを一体形成した漏洩調査管35より短い管体からなり、その先端部外周は先細りのテーパー面に形成してある。この抜外し管36は漏洩検査管35を差し通して、上記下部作動盤26の下側面にフランジ36aにより取り付けてある。また抜外し管36の長さは下部作動盤26の両側の上記くさび部材27よりも短く、くさび部材27によるネック型4の型開後に、漏洩検査管35の嵌合部35aと気密に嵌合したボトル口面を押下げる長さからなる。
このような抜外し管36を漏洩検査管35の周囲に備える離型装置2では、上記実施形態と同様に、先ず上記昇降シリンダ32,32を伸長動作して、図6に示すように、昇降ロッド33,33を押下げると、上記するように昇降盤31が、上下作動盤25,26と共に漏洩調査管35の嵌合部35aがボトル開口を気密に密閉する下限位置まで下降する。これによりエアノズル35bをネック型4を通してボトル5内に挿入する。
上記漏洩検査管35からの検査エアによるボトル5の漏洩検査が済むと、上記型開閉シリンダ28が縮小動作して、ピストンロッド28aにより開閉シリンダ28を設置した上部作動盤25と、下側に上記さび部材27,27を備えた下部作動盤26とを下限位置まで下方移動する。これによりくさび部材27,27と抜外し管36も下方移動して、図7に示すように、先ずくさび部材27,27がネック型4の一対の型板4aの間に上から深く割り込んで、その型板4aと共にネック型4を押し開く。
このネック型4の型開によりボトル5の首部5aの保持が解除されるが、首部5aは漏洩検査管35の先端部に嵌合保持されているのでボトル5は落下せず、その位置に吊り持たれた状態にある。これにより型開に際するネック型4の片側への付着が阻止される。引き続いてくさび部材27よりも短い抜外し管36がボトル口面に達し、先端面によりボトル首部を強制的に押し下ろす。これにボトル首部が嵌合部35aから抜け出してボトル5,5が漏洩検査管35から抜け落ちてゆく。
ボトル5,5の離型が済んだのち、型開閉シリンダ28を伸長動作すると、上部作動盤25と下部作動盤26とが上限位置まで引き上げられ、くざび部材27,27が型板4aから抜き出る共に抜外し管36が漏洩検査管35の周側面を摺動して元の上方位置に戻る。次に昇降シリンダ32を縮小作動すると、昇降盤31が漏洩検査管35,35と共にエアノズル35bが上記移送盤3よりも上方に位置する元の上限位置まで上昇し、次の成形品の取出に備える。
図8に示す第3の実施形態は、上記昇降盤31の下側のエア分配盤34に、上記抜外し管36を漏洩検査管35と共に取付け、抜外し管36をエア又は油圧作動のバルブ装置37により上下作動する構成からなる。
この実施形態の離型装置2の型開閉機構20は、上記下部作動盤26を備えず、くさび部材27,27は、上部作動盤25に相当する開閉作動盤25′に取付けてある。また洩検査機構30の昇降盤31は支柱22,22とくさび部材27,27とに挿通してあり、その昇降盤31の下側の上記分配盤34に、上記抜外し管36のバルブ装置37が設けてある。
上記バルブ装置37は、エア分配盤34に固着した両端開口のバルブシリンダ38と、そのバルブシリンダ38に貫挿して両端をシリンダ開口に支持した中空のピストンロッドの周囲に一体形成したシリンダ内のピストン39とからなる。上記抜外し管36はピストンロッドの延長部をもって形成され、そのピストンロッドをエア分配盤34に固定した上記漏洩検査管35に摺動自在に挿通して、先端面が上記嵌合部35aの上に達するところまで長く設けてある。
この離型装置2では、先ず上記昇降シリンダ32,32を伸長動作して、右半図に示すように、作動ロッド33,33を押下げると、昇降盤31が漏洩検査管35と共にバルブ装置37を下限位置まで降下する。この降下により上記嵌合部35aがボトル開口を気密に密閉し、またエアノズル35bがボトル5内に入り込む。
上記実施形態と同様な経路により圧送された圧縮エアが、漏洩検査管35からボトル5に充填され、その充填エアによる漏洩検査が済んだら、上記型開閉シリンダ28を伸長動作して、ピストンロッド28aにより開閉作動盤25′を降下すると、くさび部材27,27が開閉作動盤25′と共に下方移動して、ネック型4の一対の型板4aの間に上から深く割り込み、型板4aをネック型4と共に押し開らいて型開する。
この状態では、上記第2の実施形態と同様にネック型4の型開しても、首部5aが漏洩検査管35の先端部とに嵌合したままで落下しないので、ネック型4の型開後にバルブ装置37のシリンダ上室に油圧を供給してピストン39により、ピストンロッドと一体の抜外し管36を下方移動する。抜外し管36は漏洩検査管35を摺動して先端面によりボトル開口面を押圧する。これによりボトル5,5が抜け落ちてゆく。
ボトル5,5の離型が済んだのち、バルブ装置37のシリンダ下室にエア又は油圧を供給してピストン39により、ピストンロッドと一体の抜外し管36を上方移動して元の位置に戻し、型開閉シリンダ32を縮小作動して開閉作動盤25′を上限位置まで戻し、くざび部材27,27を型板4aから抜き出す。しかるのち昇降シリンダ32を縮小作動して、左半図に示す漏洩調査管35,35のエアノズル35bが上記移送盤3よりも上方に位置する元の上限位置まで昇降し、次の成形品の取出に備える。
上記実施形態の何れにおいても、ボトル5の首部5aをネック型4で保持したまま射出延伸ブロー成形時間内にて漏洩検査が効率良く行え、漏洩検査に際する漏洩検査管35とボトル開口との気密な嵌合も、型開前の漏洩検査管35の上昇又は型開後の漏洩検査管周囲の抜外し管36の降下により確実に解除して、ボトル5を漏洩検査管5から抜外すので、漏洩検査後のボトルの離型を支障なく行いうる。
なお、上記実施形態はボトル5を対象としたものであるが、広口容器でもリップ型により保持して漏洩検査を行い得るので、本発明は図示の実施形態にのみ限定されるものではない。
本発明に係る離型装置の縦断正面図である。 同上の延伸ブロー容器の漏洩検査時の縦断正面図である。 同じく延伸ブロー容器の離型時の縦断正面図である。 延伸ブロー容器の選別状態を示す離型装置の一部と選別シュートの縦断側面図である。 本発明に係る第2の実施形態の離型装置の縦断正面図である。 同上の延伸ブロー容器の漏洩検査時の縦断正面図である。 同じく延伸ブロー容器の離型時の縦断正面図である。 本発明に係る第3の実施形態の離型装置の検査作動と検査作動時の状態とを示す縦断正面図である。
符号の説明
1 上部基盤
2 離型装置
3 移送盤
4 ネック型
5 ボトル
5a 首部
20 ネック型の型開閉機構
22 支柱
23 固定盤
25 上部作動盤
25′ 開閉作動盤
26 下部作動盤
27 くさび部材
28 開閉シリンダ
30 漏洩検査機構
31 昇降盤
32 昇降シリンダ
34 エア分配盤
35 漏洩検査管
35a 嵌合部
35b エアノズル
36 抜外し管
37 抜外し装置
38 ピストン
39 ピストンロッド

Claims (7)

  1. 射出延伸ブロー成形機が備える上部基盤の上面の離型装置を、支持機構に昇降自在に設けたネック型の型開閉機構と延伸ブロー容器の漏洩検査機構とから構成し、その漏洩検査機構を、支持機構の上部に設置した昇降シリンダと、その昇降シリンダのピストンロッドに連結した昇降盤と、その昇降盤の下面に下向きに垂設した漏洩検査管とから構成し、その漏洩検査管の先端部を、延伸ブロー容器の容器開口と気密に嵌合する嵌合部に形成するとともに、該嵌合部から先端を容器開口の内径よりも小径に形成して、上部基盤の下面に設けた回転移送手段が備えるネック型に首部を保持した延伸ブロー容器内に、検査エアを充填するエアノズルに形成してなることを特徴とする射出延伸ブロー成形機における容器の漏洩検査機構を備えた離型装置。
  2. 上記漏洩検査管の先端のエアノズルは、上記ネック型の型開時の延伸ブロー容器内の邪魔棒を兼ねる長さからなることを特徴とする請求項1記載の射出延伸ブロー成形機における容器の漏洩検査機構を備えた離型装置。
  3. 上記昇降盤は下面に検査エアのエア分配盤を有し、そのエア分配盤に複数本の上記漏洩検査管を、上記ネック型に保持された延伸ブロー容器の位置ごとに垂設してなることを特徴とする請求項1又は2記載の射出延伸ブロー成形機における容器の漏洩検査機構を備えた離型装置。
  4. 上記昇降盤は下面に検査エアのエア分配盤を有し、そのエア分配盤に垂設した上記漏洩検査管に、中空のピストンロッドを摺動自在に嵌め込んでシリンダを漏洩検査管周囲の盤面に止着した抜外し装置を備え、そのピストンロッドの延長部を、漏洩検査管からの延伸ブロー容器の抜外し管として、先端面を上記嵌合部の上に位置させてなることを特徴とする請求項1又は3に記載の射出延伸ブロー成形機における容器の漏洩検査機構を備えた離型装置。
  5. 上記漏洩検査管は、上記支持機構に昇降自在に設けた上記ネック型の型開閉機構の下部作動盤を貫通して設けられ、その下部作動盤の下面両側に縦長に設けたくさび部材よりも短い抜外し管を、漏洩検査管に差し通して下部作動盤の下面に取付けてなることを特徴とする請求項1又は3に記載の射出延伸ブロー成形機における容器の漏洩検査機構を備えた離型装置。
  6. 上記ネック型の型開閉機構は、上記支持機構に昇降自在に設けて互いに連結した開閉作動盤と、その開閉作動盤の下面両側に縦長に設けたネック型開放用のくさび部材と、開閉作動盤の中央部上に設置した型開閉シリンダとからなり、その型開閉シリンダのピストンロッドを、開閉作動盤下側の上記昇降盤に連結して、型開閉シリンダ側が開閉作動盤と共に昇降移動するように構成してなることを特徴とする請求項1又は4記載の射出延伸ブロー成形機における容器の漏洩検査機構を備えた離型装置。
  7. 上記ネック型の型開閉機構は、上記支持機構に昇降自在に設けて互いに連結した上部作動盤及び下部作動盤と、その下部作動盤の下面両側に縦長に設けたネック型開放用のくさび部材と、上部作動盤の中央部上に設置した型開閉シリンダとからなり、その型開閉シリンダのピストンロッドを、上部作動盤下側の上記昇降盤に連結して、型開閉シリンダ側が上部作動盤と共に昇降移動するように構成してなることを特徴とする請求項1又は5記載の射出延伸ブロー成形機における容器の漏洩検査機構を備えた離型装置。
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