JP2006111297A - プラスチック製包装容器及びプラスチックシート - Google Patents

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Abstract

【課題】 組み立てに当たって接着剤を使用する必要がなく、手作業で容易に組み立て可能で、組み立てコストを低減する。
【解決手段】 対向する一対の各側板部14,15が、互いに重なり合う長さを備え、各端縁に形成した切り込み同士を係合させて連結される2つの連結片14a,14b,15a,15bから形成される。従って、かかる連結片14a,14b,15a,15b同士を係合させれば接着剤を用いることなく各側板部12,13,14,15を立ち上げ、物品収容空間を形成できる。これにより、包装容器の製造コスト(組立コスト)を低減できる。蓋部16として、上記一対の側板部14,15のうちの一方の側板部14外面を被覆する外面被覆部16aを有するものを用い、他方の側板部15と重なる補強側板部17を設けた構造とすると、座屈強度が高まる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、プラスチック製包装容器及びプラスチックシートに関し、より詳しくは、接着剤を使用せずに組立可能なプラスチック製包装容器及びプラスチックシートに関する。
特許文献1には、折り曲げ罫線を介して底板部、側板部、蓋部を連接すると共に、蓋部の内側に収容される収納物固定用の穴が形成された収納物固定用フラップを備えたプラスチック製包装容器が開示されている。また、特許文献2には、4面の側板部のうち、面積の大きな側板部(背面板部)を重なり合った2枚のシート部分から形成し、内側のシート部分により収納物を固定する構造のプラスチック製包装容器が開示されている。
特開2001−139019号公報 特開2004−256118号公報
特許文献1に開示されたものは、プラスチックシートを折り曲げ、側板部の一部を重ね合わせて接着剤によりシールして箱形状とし、次いで、収納物を収容した後、収納物固定用フラップを内側に折り込んで該収納物を固定して閉蓋するものである。すなわち、包装容器の組み立て作業(プラスチックシートの折り曲げ作業)が煩雑であると共に、収納物の収容作業を包装容器の組立工程の中途で行わなければならず、接着剤の自動シール機能を備えた専用の自動包装機により作業を行う必要がある。従って、包装容器や該包装容器を組み立てる材料となる打ち抜きされたプラスチックシートの形状や種類、あるいは収納物の種類が限定される。
特許文献2に記載のものは、包装容器の組み立て作業の容易化を図ったもので、手作業で組立可能であると共に、側板部のうちの一面が二重構造となっているため、特許文献1のような収納物固定用フラップを備えていなくても、収納物の保護を図ることができる構造である。しかしながら、特許文献2に開示された包装容器も、最終的には、側板部の一部を重ね合わせて接着剤によりシールしなければならない。従って、専用の自動包装機は不要であるといっても、商品を販売する店頭にて組み立ててシールし、内部に商品を収容して提供するには組み立て時間がかかりすぎるという問題がある。
また、特許文献1及び特許文献2に記載のものは、いずれもプラスチックシートの弾力性(復元性)から、立体化した際の保形性を確実に保つに当たって、接着剤を使用しており、その分のコストが高くつく。また、上記したプラスチック製包装容器も、側板部の高さ(上下方向長さ)が横方向、奥行き方向に比べて長いが、従来、プラスチック製包装容器は、高さ方向に長いものがほとんどであり、プラスチックシートをいわゆる平箱形状に組み立てたものは提供されていない。
本発明は上記に鑑みなされたものであり、組み立てに当たって接着剤を使用する必要がなく、手作業で容易に組み立て可能で、組み立てコストを低減でき、さらに、手作業で組み立て可能でありながら、座屈強度が高く、平箱形状等の種々の形状とすることができるプラスチック製包装容器及び該包装容器用のプラスチックシートを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の本発明では、折り曲げ罫線が形成されたプラスチックシートを該折り曲げ罫線から折り曲げて組み立てられ、底板部及び側板部を有すると共に、側板部により取り囲まれて形成された上面開口部を覆う蓋部を備えてなるプラスチック製包装容器であって、
対向する一対の各側板部は、それぞれの両隣の側板部との境界の折り曲げ罫線から内側に折り曲げられた際に、各端縁が互いに重なり合う長さを備え、各端縁に形成した切り込み同士を係合させて連結される2つの連結片から形成され、
前記各側板部をそれぞれの境界に形成された折り曲げ罫線から折り曲げ、かつ前記一対の各側板部の連結片同士を係合させることにより、接着剤を用いることなく立体化されるものであることを特徴とするプラスチック製容器を提供する。
請求項2記載の本発明では、折り曲げ罫線が形成されたプラスチックシートを該折り曲げ罫線から折り曲げて組み立てられ、底板部及び側板部を有すると共に、側板部により取り囲まれて形成された上面開口部を覆う蓋部を備えてなるプラスチック製包装容器であって、
対向する一対の各側板部は、それぞれの両隣の側板部との境界の折り曲げ罫線から内側に折り曲げられた際に、各端縁が互いに重なり合う長さを備え、各端縁に形成した切り込み同士を係合させて連結される2つの連結片から形成され、
前記蓋部が、2つの連結片から形成される前記一対の側板部のうちの一方の側板部外面を被覆する外面被覆部と、該外面被覆部との間の折り曲げ罫線から折り曲げられ、前記上面開口部を覆う開口被覆部と、2つの連結片から形成される前記一対の側板部のうちの他方の側板部に沿って折り曲げられるフラップとを備えてなり、
前記底板部に折り曲げ罫線を介して連接され、該折り曲げ罫線から折り曲げられることにより、前記一対の側板部のうちの他方の側板部と重なる補強側板部に、前記蓋部のフラップを係合させて組立てられたものであることを特徴とするプラスチック製包装容器を提供する。
請求項3記載の本発明では、前記蓋部のフラップが、前記一対の側板部のうちの他方の側板部外面に沿って折り曲げられると共に、前記補強側板部が該他方の側板部外面に沿って折り曲げられて両者が係合されることを特徴とする請求項2記載のプラスチック製包装容器を提供する。
請求項4記載の本発明では、前記側板部を4面備えた箱形であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載のプラスチック製包装容器を提供する。
請求項5記載の本発明では、前記側板部の高さが、横方向及び奥行き方向のいずれか少なくとも長い方の長さよりも短い平箱であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1に記載のプラスチック製包装容器を提供する。
請求項6記載の本発明では、請求項1〜5のいずれか1に記載のプラスチック製包装容器を組み立てるための所定形状に打ち抜きされたプラスチックシートを提供する。
請求項7記載の本発明では、底板部と、該底板部の周囲に折り曲げ罫線を介して連接された側板部及び蓋部であって、
前記底板部の対向する一方の対辺にそれぞれ隣接して形成された一方の対の側板部と、
前記一方の対の各側板部に、該一方の対の各側板部の対向方向と直交する方向にそれぞれ延びるように連接され、他方の対の側板部を形成する連結片と、
前記底板部の対向する他方の対辺の一方に連接され、前記外面被覆部、開口被覆部及びフラップの順に、折り曲げ罫線を介して形成された蓋部と、
前記底板部の対向する他方の対辺の他方に連接される補強側板部と
を備えてなる請求項6記載のプラスチックシートを提供する。
請求項8記載の本発明では、前記連結片の長さが同じであることを特徴とする請求項7記載のプラスチックシートを提供する。
本発明のプラスチック製包装容器及びプラスチックシートは、対向する一対の各側板部が、互いに重なり合う長さを備え、各端縁に形成した切り込み同士を係合させて連結される2つの連結片から形成される。従って、かかる連結片同士を係合させれば接着剤を用いることなく各側板部を立ち上げ、物品収容空間を形成できる。これにより、包装容器の製造コスト(組立コスト)を低減できる。さらに、蓋部として、上記一対の側板部のうちの一方の側板部外面を被覆する外面被覆部と他方の側板部に沿って折り曲げられるフラップとを有するものを用い、また、底板部に折り曲げ罫線を介して連接され、該折り曲げ罫線から折り曲げられることにより、上記他方の側板部と重なる補強側板部を設け、蓋部のフラップと該補強側板部とを係合させて組立可能な構造とすると、連結片を係合させて形成される側板部のうち一方は、蓋部の外面被覆部とにより二重構造となり、他方は、補強側板部とにより二重構造となる。また、連結片の端縁同士が重なり合った部分では、部分的に三重構造になる。このため、二重構造、三重構造となる部分により高い座屈強度が得られ、平箱形状としてもゆがみにくくなり、箱形状の自由度が高まる。
次に、図面に示した実施形態に基づき本発明をさらに詳細に説明する。図1は、本実施形態にかかるプラスチック製包装容器10を示す斜視図であり、図2は、該プラスチック製包装容器10を組み立てる前の展開状態(プラスチックシート20の状態)を示す図であり、図3は、プラスチック製包装容器10を組み立てる工程を示す図である。
これらの図に示したように、本実施形態のプラスチック製包装容器10は、底板部11、4つの側板部12〜15、蓋部16を備えて構成される。プラスチック製包装容器10となるプラスチックシート20は、A−PET(アモルファスポリエチレンテレフタレート)、PP(ポリプロピレン)等からなるシート材を、打ち抜き機により所定形状に打ち抜いて形成される。プラスチックシート20の厚さは限定されるものではないが、0.1〜1mm程度、好ましくは0.2〜0.5mm程度の範囲で選択される。また、着色が施されたものであってもよいが、収容物の確認を容易化するためには、透明又は半透明のものとすることが好ましい。
打ち抜かれた状態のプラスチックシート20は、図2に示したように、長方形に形成された底板部11の長手方向に沿った図2の左右に、折り曲げて立体化した際に対向する一方の対の側板部12,13(以下、「第1の側板部12」、「第2の側板部13」とする)を備え、該各側板部12,13の上下に隣接して、それぞれ、立体化した際に対向する他方の対の側板部14,15(以下、「第3の側板部14」、「第4の側板部15」とする)となる第1の連結片14a,15aと第2の連結片14b,15bが形成されている。
第3の側板部14を構成する第1の連結片14aと第2の連結片14b、並びに第4の側板部15を構成する第1の連結片15aと第2の連結片15bは、それぞれ、第1の側板部12及び第2の側板部13を立ち上げて内側に折り込んだ際に、互いに端縁同士が所定長さ重なりあう長さを備えている。そして、重なり合った各端縁に、一方は上端から、他方は下端からそれぞれ切り込まれた切り込み14c,14d,15c,15dが形成されており、第1の連結片14aと第2の連結片14bの各切り込み14c,14d同士を係合させることにより第3の側板部14が形成され、第1の連結片15aと第2の連結片15bの各切り込み15c,15d同士を係合させることにより第4の側板部15が形成される構成である。また、第1の側板部12及び第2の側板部13にそれぞれ隣接して、内折れ片12a,13aが設けられており、第1の側板部12及び第2の側板部13を立ち上げた状態で該内折れ片12a,13aを内側に折り曲げることにより、4つの側板部12〜15に取り囲まれて形成される上面開口部を被覆する蓋部16との隙間を小さくする機能を果たす。
また、上記した第3の側板部14及び第4の側板部15の各連結片14a,14b,15a,15bは全て同じ長さであることが好ましい。図2に示したようなプラスチックシート20の形状に打ち抜く際には、該プラスチックシート20を複数枚得られる大きさのシート材を準備して行うが、各連結片14a,14b,15a,15bを同じ長さとすることにより、左右対称形になるため材料の無駄が少なくなる。
底板部11の長手方向に直交する方向に沿った図2の上側であって、第3の側板部14の第1の連結片14aと第2の連結片14bとに挟まれる位置に、蓋部16が連接されており、また、図2の下側であって、第4の側板部15の第1の連結片15aと第4の側板部15の第2の連結片15bとに挟まれる位置に、補強側板部17が連接されている。
蓋部16は、図2において、底板部11に隣接する部分から順に、外面被覆部16a、開口被覆部16b、フラップ16cを備えており、外面被覆部16aは第3の側板部14の高さとほぼ同じ高さを有し、開口被覆部16bは底板部11とほぼ同じ大きさを有し、フラップ16cは第4の側板部15の高さとほぼ同じか若干短い長さを有する大きさで形成されている。また、補強側板部17は、第4の側板部15とほぼ同じ高さを有する大きさで形成されていると共に、その略中央部には、係合孔17aが開設され、該係合孔17aに係合する係合片16dが上記フラップ16cにおける該係合孔17aに対応する位置に略半円状の切り込みを形成することにより設けられている。
ここで、底板部11と第1の側板部12との境界、底板部11と第2の側板部13との境界、底板部11と蓋部16との境界、底板部11と補強側板部17との境界、第1の側板部12と第3の側板部14の第1の連結片14aとの境界、第1の側板部12と第4の側板部15の第1の連結片15aとの境界、第2の側板部13と第3の側板部14の第2の連結片14bとの境界、第2の側板部13と第4の側板部15の第2の連結片15bとの境界、第1の側板部12と内折れ片12aとの境界、第2の側板部13と内折れ片13aとの境界、蓋部16の外面被覆部16aと開口被覆部16bとの境界、及び、蓋部16の開口被覆部16bとフラップ16cとの境界には、それぞれ折り曲げ可能とするための折り曲げ罫線30が形成されている。折り曲げ罫線30は、所定の刃形状に形成された罫線刃を用いて刻設される。
折り曲げ罫線30としては、従来公知の種々の手段で形成でき、例えば、上記各境界に沿って凹凸を連続的に施したものや断続孔を形成したもの、あるいは、特開2001−62909号公報に開示されているように、縦刃と、隣接する2つの湾曲凹面を一組として、一組の湾曲凹面が縦刃の刃先方向に所定間隔をおいて形成されていると共に、各組の隣接する湾曲凹面間に縦刃に直交する横刃を形成した罫線刃を用いて形成したもの等を用いることができる。特開2001−62909号公報に開示された罫線刃で形成することにより、折り曲げやすい一方で破損しにくく、また、光の散乱が少なくなって外観上目立ちにくくなるという利点を有する。特に、特許第3532183号公報に開示された罫線刃により折り曲げ罫線30を形成すると、より好ましい。特許第3532183号公報に開示されたものは、上記特開2001−62909号公報に開示されたもののように縦刃に直交する方向に横刃を設けるのではなく、縦刃に対して任意の角度で傾斜させた斜刃を、隣接する2つの湾曲凹面間に形成したものである。この特許第3532183号公報に開示された技術を用いると、折り曲がりやすさ、弾力性、破損しにくさのバランスをさらに高めることができると共に、手触り感もよりよくすることができる。
次に、図3に基づき、本実施形態のプラスチック製包装容器10の組立工程を説明する。まず、図3(a)に示したように、第1の側板部12と第2の側板部13とを底板部11との境界に形成された折り曲げ罫線から折り曲げて起立させる。次に、図3(a),(b)に示したように、第1の側板部12との各境界から第3の側板部14の第1連結片14a及び第4の側板部15の第1の連結片15aを内側に折り曲げると共に、第2の側板部13との各境界から第3の側板部14の第2の連結片14b及び第4の側板部15の第2の連結片15bを内側に折り曲げる。そして、図3(b),(c)に示したように、第1の連結片14a及び第2の連結片14bの各切り込み14c,14dを係合させて第3の側板部14を形成し、第1の連結片15a及び第2の連結片15bを係合して第4の側板部15を形成する。この状態で、4つの側板部12〜14に取り囲まれて形成された上面開口部から収容物を入れる。
次いで、図3(d)に示したように、第1及び第2の側板部12,13の内折れ片12a,13aを内側に折り込むと共に、蓋部16の外面被覆部16aを立ち上げて第3の側板部14の外面を被覆し、さらに、開口被覆部16bを外面被覆部16aとの境界から折り曲げて上面開口部を被覆する。次いで、図3(e)に示したように、フラップ16cを開口被覆部16bとの境界から折り曲げると共に、補強側板部17を折り曲げて立ち上げ、補強側板部17を第4の側板部15の外面に沿わせ、さらに、フラップ16cを補強側板部17の外面に沿わせる。最後に、補強側板部17の係合孔17aに、フラップ16cの係合片16dを係合させる。これにより、図1に示したようなプラスチック製包装容器10を無接着で組み立てられる。
本実施形態によれば、第3の側板部14及び第4の側板部15をそれぞれ形成する第1及び第2の連結片14a,14b,15a,15bを係合させれば立体化され、側板部12〜15に取り囲まれる物品収容空間が形成されるため、従来のプラスチック製包装容器のように背張り接着を行う必要がなく、製造コストを低減できる。また、第3の側板部13には、蓋部16の外面被覆部16aが重なり、第4の側板部14の外面には、補強側板部17が重なり合う構造である。このため、座屈強度が高く、蓋部16の開口被覆部16b方向から外力が加わった際のゆがみやつぶれなどの変形を抑制できる。また、底板部11を平板状にし、その周縁に側板部12〜15や蓋部16等を連接して接着剤を使用しない手組み可能としたものでありながら、座屈強度が高いため、側板部12〜15の高さが、横方向及び奥行き方向のいずれか少なくとも長い方の長さよりも短い平箱形状とするなど、種々の形状のプラスチック製包装容器10を提供することができる。また、特許文献2に示されたもののように、接着剤を使用したものの場合、組み立て前の状態でも、側板部同士が重なり合っており、複数枚積み重ねて保管、搬送等を行った場合には嵩が高くなってしまうという問題もあるが、本実施形態によれば、図2に示したような1枚のシート状態で保管、搬送できるため、嵩張りが少なくなるという利点もある。
本発明では、第3の側板部14及び第4の側板部15をそれぞれ形成する第1及び第2の連結片14a,14b,15a,15bを係合させれば立体化でき、また、平箱形状とすることができるため、プラスチック製でありながら、従来、紙の包装容器しか用いられていないドーナツやケーキなどの持ち帰り用包装容器として適している。
図1は、本発明の一の実施形態にかかるプラスチック製包装容器の外観斜視図である。 図2は、上記実施形態にかかるプラスチック製包装容器の組み立てに用いる所定形状に打ち抜きされたプラスチックシートを示す平面図である。 図3は、上記プラスチックシートからプラスチック製包装容器に組み立てていく、組み立て工程を説明するための図である。
符号の説明
10 プラスチック製包装容器
11 底板部
12 第1の側板部
13 第2の側板部
14 第3の側板部
14a 第3の側板部の第1の連結片
14b 第3の側板部の第2の連結片
15 第4の側板部
15a 第4の側板部の第1の連結片
15b 第3の側板部の第2の連結片
16 蓋部
16a 外面被覆部
16b 開口被覆部
16c フラップ
17 補強側板部
20 プラスチックシート
30 折り曲げ罫線

Claims (8)

  1. 折り曲げ罫線が形成されたプラスチックシートを該折り曲げ罫線から折り曲げて組み立てられ、底板部及び側板部を有すると共に、側板部により取り囲まれて形成された上面開口部を覆う蓋部を備えてなるプラスチック製包装容器であって、
    対向する一対の各側板部は、それぞれの両隣の側板部との境界の折り曲げ罫線から内側に折り曲げられた際に、各端縁が互いに重なり合う長さを備え、各端縁に形成した切り込み同士を係合させて連結される2つの連結片から形成され、
    前記各側板部をそれぞれの境界に形成された折り曲げ罫線から折り曲げ、かつ前記一対の各側板部の連結片同士を係合させることにより、接着剤を用いることなく立体化されるものであることを特徴とするプラスチック製容器。
  2. 折り曲げ罫線が形成されたプラスチックシートを該折り曲げ罫線から折り曲げて組み立てられ、底板部及び側板部を有すると共に、側板部により取り囲まれて形成された上面開口部を覆う蓋部を備えてなるプラスチック製包装容器であって、
    対向する一対の各側板部は、それぞれの両隣の側板部との境界の折り曲げ罫線から内側に折り曲げられた際に、各端縁が互いに重なり合う長さを備え、各端縁に形成した切り込み同士を係合させて連結される2つの連結片から形成され、
    前記蓋部が、2つの連結片から形成される前記一対の側板部のうちの一方の側板部外面を被覆する外面被覆部と、該外面被覆部との間の折り曲げ罫線から折り曲げられ、前記上面開口部を覆う開口被覆部と、2つの連結片から形成される前記一対の側板部のうちの他方の側板部に沿って折り曲げられるフラップとを備えてなり、
    前記底板部に折り曲げ罫線を介して連接され、該折り曲げ罫線から折り曲げられることにより、前記一対の側板部のうちの他方の側板部と重なる補強側板部に、前記蓋部のフラップを係合させて組立てられたものであることを特徴とするプラスチック製包装容器。
  3. 前記蓋部のフラップが、前記一対の側板部のうちの他方の側板部外面に沿って折り曲げられると共に、前記補強側板部が該他方の側板部外面に沿って折り曲げられて両者が係合されることを特徴とする請求項2記載のプラスチック製包装容器。
  4. 前記側板部を4面備えた箱形であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載のプラスチック製包装容器。
  5. 前記側板部の高さが、横方向及び奥行き方向のいずれか少なくとも長い方の長さよりも短い平箱であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1に記載のプラスチック製包装容器。
  6. 請求項1〜5のいずれか1に記載のプラスチック製包装容器を組み立てるための所定形状に打ち抜きされたプラスチックシート。
  7. 底板部と、該底板部の周囲に折り曲げ罫線を介して連接された側板部及び蓋部であって、
    前記底板部の対向する一方の対辺にそれぞれ隣接して形成された一方の対の側板部と、
    前記一方の対の各側板部に、該一方の対の各側板部の対向方向と直交する方向にそれぞれ延びるように連接され、他方の対の側板部を形成する連結片と、
    前記底板部の対向する他方の対辺の一方に連接され、前記外面被覆部、開口被覆部及びフラップの順に、折り曲げ罫線を介して形成された蓋部と、
    前記底板部の対向する他方の対辺の他方に連接される補強側板部と
    を備えてなる請求項6記載のプラスチックシート。
  8. 前記連結片の長さが同じであることを特徴とする請求項7記載のプラスチックシート。
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