JP2006091992A - 情報表示制御装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用するユーザに応じて適切な辞書DBを簡単に起動することが可能な情報表示制御装置等を提供すること。
【解決手段】 電源オフ時に使用対象者が割り振られた何れかの辞書起動キー17をキー操作することにより、電源オン処理が実行されて、当該辞書起動キー17に割り振られた使用対象者が現使用対象者に設定される。表示される辞書検索画面W10では、設定された現使用対象者用として各辞書起動キー17に割り当てられている辞書DBの辞書名が、辞書起動キー17のキー配列に従って表示される。例えば、国語キー17aに対してキー操作を行うと、当該現使用対象者用として国語キー17aに割り当てられている学習国語辞典の辞書DBが起動される。
【選択図】図11

Description

本発明は、情報表示制御装置及びプログラムに関する。
従来から、国語辞典、漢和辞典、英和辞典、和英辞典、百科事典といった複数の辞書データベース(Data Base;以下「DB」と言う。)が内蔵された電子辞書と呼ばれる情報表示制御装置が知られている。また、この電子辞書において、内蔵される辞書DBのうち、いくつかの辞書DBに対応して、当該辞書DBをワンタッチで起動することが可能な辞書起動キーを備えたものが知られている。
一方で、パーソナルコンピュータの使用において、使用する個人独自の環境情報(例えば、日本語変換に利用するソフト、使用するプリンター、文字の書式や書体、画面表示の色合い、よく利用するインターネットのアドレスやメールの宛先等)が記憶されたICカードを用いて起動管理を行うシステムが知られている。このシステムによれば、ICカードに記憶された環境情報に基づき、パーソナルコンピュータのシステム環境を、使用する個人独自の環境に設定することができる(特許文献1参照)。
特開2000−47748号公報
上記したように、電子辞書の備える辞書起動キーによれば、当該辞書起動キーに割り当てられている辞書DBをワンタッチで起動することができる。しかしながら、電子辞書を、複数のユーザが使用することを想定した場合には、以下のような問題があった。すなわち、辞書起動キーには、キー操作に応じて起動する辞書DBが固定的に割り当てられているため、使用するユーザに応じて、当該ユーザにあった辞書DBを起動することができず、使い勝手が悪かった。また、特許文献1を適用しても、あくまで個人独自のシステム環境に過ぎない。したがって、辞書起動キーに対するキー操作に関する問題は解決できなかった。
本発明は、上記した従来の問題に鑑みて為されたものであり、使用するユーザに応じて適切な辞書DBを簡単に起動することが可能な情報表示制御装置等を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するための請求項1に記載の発明の情報表示制御装置は、
複数の辞書起動キー(例えば、図1(b)に示す国語キー17a,漢和キー17b,英和キー17c,和英キー17d)と、
見出語と説明情報とが対応付けられた辞書情報を複数記憶する辞書記憶手段(例えば、図3に示す内蔵辞書DB900)と、
使用対象者別に、前記各辞書起動キーそれぞれの操作時に起動する辞書情報を設定した起動辞書設定情報を記憶する対象者別設定記憶手段(例えば、図6に示す使用対象者別起動辞書データ820)と、
ユーザ操作に従って、使用対象者を指定する対象者指定手段(例えば、図2に示す入力装置200;図8に示すステップb10〜b50)と、
この対象者指定手段により指定された使用対象者に応じて、前記起動辞書設定情報をもとに各辞書起動キーがキー操作された際に起動する辞書情報の割り当てを変更する辞書割当手段(例えば、図2に示すCPU100;図7に示すステップa80〜a110)と、
辞書起動キーに対するキー操作に応じて、そのキー操作された辞書起動キーに割り当てられている辞書情報を検索対象の辞書情報に設定する検索辞書設定手段(例えば、図2に示すCPU100;図9に示すステップc10〜c60)と、
前記検索対象の辞書情報に含まれる見出語をもとに辞書引き処理を行い、対応する説明情報を読み出して表示する制御を行う説明情報表示制御手段(例えば、図2に示すCPU100;図9に示すステップc60〜c130)と、
を備えることを特徴としている。
また、請求項9に記載の発明のプログラムは、
複数の辞書起動キー(例えば、図1(b)に示す国語キー17a,漢和キー17b,英和キー17c,和英キー17d)を有する入力装置と接続されたコンピュータに、
見出語と説明情報とが対応付けられた辞書情報を複数記憶する辞書記憶機能(例えば、図3に示す内蔵辞書DB900)と、
使用対象者別に、前記各辞書起動キーそれぞれの操作時に起動する辞書情報を設定した起動辞書設定情報を記憶する対象者別設定記憶機能(例えば、図6に示す使用対象者別起動辞書データ820)と、
ユーザ操作に従って、使用対象者を指定する対象者指定機能(例えば、図2に示す入力装置200;図8に示すステップb10〜b50)と、
この対象者指定機能により指定された使用対象者に応じて、前記起動辞書設定情報をもとに各辞書起動キーがキー操作された際に起動する辞書情報の割り当てを変更する辞書割当機能(例えば、図2に示すCPU100;図7に示すステップa80〜a110)と、
辞書起動キーに対するキー操作に応じて、そのキー操作された辞書起動キーに割り当てられている辞書情報を検索対象の辞書情報に設定する検索辞書設定機能(例えば、図2に示すCPU100;図9に示すステップc10〜c60)と、
前記検索対象の辞書情報に含まれる見出語をもとに辞書引き処理を行い、対応する説明情報を読み出して表示する制御を行う説明情報表示制御機能(例えば、図2に示すCPU100;図9に示すステップc60〜c130)と、
を実現させるためのプログラムである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報表示制御装置において、
辞書種類と、当該辞書種類に属する前記辞書記憶手段に記憶されている辞書情報との対応関係を記憶する辞書種類記憶手段(例えば、図5に示す辞書分類テーブル810)、を更に備え、
前記各辞書起動キーは、それぞれが前記辞書種類の何れかに対応するキーであり、
前記起動辞書設定情報は、使用対象者別に、前記辞書起動キーそれぞれに対応する辞書種類と、前記辞書種類記憶手段により記憶された当該辞書種類に属する辞書情報のうちの一の辞書情報との対応関係が設定された情報(例えば、図6に示す使用対象者別起動辞書データ820の起動辞書割当情報828)であることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の情報表示制御装置において、
前記辞書種類記憶手段は、通信回線を介して接続される他の装置に記憶された辞書情報と、当該辞書情報が属する辞書種類とを更に記憶しており(例えば、図5に示す辞書分類テーブル810のレコードL14)、
前記説明情報表示制御手段は、前記検索辞書設定手段により他の装置に記憶された辞書情報が検索対象の辞書情報に設定された場合に、当該他の装置に通信接続して辞書引き処理を行わせることにより、見出語をもとに辞書引きされた説明情報を取得する説明情報取得手段(例えば、図2に示すCPU100;図9に示すステップc110〜c130)、を有することを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の情報表示制御装置において、
前記起動辞書設定情報として設定されている前記各辞書起動キーそれぞれのキー操作時に起動する辞書情報を、当該辞書起動キーに対応する辞書種類に属する辞書情報の中から改めて選択することにより、前記対象者別設定記憶手段に記憶されている起動辞書設定情報を変更する設定変更手段(例えば、図2に示すCPU100;図7に示すステップa80〜a110)を更に備えることを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の情報表示制御装置において、
前記各辞書起動キーに、使用対象者を対応付ける使用対象者キー対応付け手段(例えば、図2に示すCPU100;図7に示すステップa10〜a45)と、
電源オフ時の待機電源によって駆動し、前記各辞書起動キーの何れかのキー操作を検知する検知手段(例えば、図2に示すCPU100;図8に示すステップb20)と、
この検知手段による検知によって電源オン処理を行うオン処理手段(例えば、図2に示すCPU100;図8に示すステップb10〜b15)と、
を更に備え、
前記対象者指定手段は、前記オン処理手段による電源オン処理時に、前記検知手段により検知された辞書起動キーに対応付けられている使用対象者を指定する電源オン時指定手段(例えば、図2に示すCPU100;図8に示すステップb50)を有することを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の情報表示制御装置において、
使用対象者用の認証データを記憶する認証データ記憶手段(例えば、図6に示す使用対象者別起動辞書データ820;図7に示すステップa60〜a70)、を更に備え、
前記対象者指定手段は、ユーザ操作によって入力された認証データを前記認証データ記憶手段により記憶された認証データと比較することで使用対象者の認証を行って、使用対象者の指定の許否を判断する対象者認証手段(例えば、図2に示すCPU100;図8に示すステップb60〜b80)、を有することを特徴としている。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載の情報表示制御装置において、
前記起動辞書設定情報は、学校別の学生を使用対象者として当該学校別の辞書情報を設定した情報(例えば、図15に示す使用対象者別起動辞書データ830の起動辞書割当情報836)を含み、
学校名を入力する学校名入力手段(例えば、図2に示す入力装置200;図17に示すステップd70)、を更に備え、
前記辞書割当手段は、前記学校名入力手段により入力された学校名に応じた辞書情報を割り当てる学校名別辞書割当手段(例えば、図2に示すCPU100;図17に示すステップd100〜d110)、を有することを特徴としている。
また、請求項8に記載の発明は、請求項2又は3に記載の情報表示制御装置において、
前記使用対象者の学年又は生年を入力する入力手段(例えば、図2に示す入力装置200;図21に示すステップe60〜e70)と、
日時を計時する計時手段(例えば、図2に示す内蔵時計1000)と、
前記入力手段により入力された前記使用対象者の学年又は生年を、入力された時の日付と対応づけて記憶する使用対象者年記憶手段(例えば、図2に示すCPU100:図20に示すステップe75)と、
前記各辞書起動キーに、使用対象者を対応付ける使用対象者キー対応付け手段(例えば、図2に示すCPU100;図7に示すステップa10〜a45)と、
電源オフ時の待機電源によって駆動し、前記各辞書起動キーの何れかのキー操作を検知する検知手段(例えば、図2に示すCPU100;図8に示すステップb20)と、
この検知手段による検知によって電源オン処理を行うオン処理手段(例えば、図2に示すCPU100;図8に示すステップb10〜b15)と、
このオン処理手段による電源オン処理時に、前記使用対象者年記憶手段に記憶された日付と、当該日付に対応づけて記憶された前記使用対象者の学年又は生年と、前記検知手段による電源オン処理時に新たに検知された日付とに基づいて、辞書起動キーに対応付けられている使用対象者が新学年になったか否かを判別する新学年判別手段(例えば、図2に示すCPU100;図22に示すステップf90)と、
この新学年判別手段により新学年になったと判別された場合に、当該判別された使用対象者について設定されている前記各辞書起動キーそれぞれのキー操作時に起動する辞書情報を、当該辞書起動キーに対応する辞書種類に属する他の辞書情報に変更することにより、前記対象者別設定記憶手段に記憶されている起動辞書設定情報を変更する新学年時設定変更手段(例えば、図2に示すCPU100;図22に示すステップf100〜f130)と、
を更に備えることを特徴としている。
請求項1又は9に記載の発明によれば、指定された使用対象者に応じて、各辞書起動キーそれぞれの操作時に起動する辞書情報を設定した起動辞書設定情報をもとに各辞書起動キーがキー操作された際に起動する辞書情報の割り当てを変更することができる。そして、辞書起動キーに対するキー操作が為された場合には、そのキー操作された辞書起動キーに割り当てられている辞書情報を検索対象の辞書情報に設定し、この検索対象の辞書情報に含まれる見出語をもとに辞書引き処理を行うことができる。これにより、辞書起動キーに対するキー操作によって、使用対象者に応じた辞書DBを簡単に起動することができ、使い勝手を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、辞書起動キーに対するキー操作が為された場合に起動する辞書情報として、対応する辞書種類に属する辞書情報のうちの一の辞書情報を割り当てることができる。
請求項3に記載の発明によれば、辞書起動キーに対するキー操作が為された場合に起動する辞書情報として、通信回線を介して接続される他の装置に記憶された辞書情報が割り当てることができ、当該辞書起動キーに対するキー操作が為された場合には、当該他の装置に通信接続して辞書引き処理を行わせることにより、見出語をもとに辞書引きされた説明情報を取得することができる。
請求項4に記載の発明によれば、各辞書起動キーそれぞれのキー操作時に起動する辞書情報を、当該辞書起動キーに対応する辞書種類に属する辞書情報の中から改めて選択することにより、起動辞書設定情報を変更することができる。
請求項5に記載の発明によれば、電源オフ時において、何れかの辞書起動キーに対するキー操作を検知した場合には、電源オン処理を行うとともに、キー操作された辞書起動キーに対応付けられている使用対象者を指定することができる。
請求項6に記載の発明によれば、ユーザ操作によって入力された認証データをもとに使用対象者の認証を行って、使用対象者の指定の許否を判断することができる。
請求項7に記載の発明によれば、入力された学校名に応じた辞書情報を、各辞書起動キーに割り当てることができる。
請求項8に記載の発明によれば、入力された学年又は生年に応じた辞書情報を、各辞書起動キーに割り当てることができる。また、入力された学年又は生年を、入力時の時刻と対応付けて記憶しておき、計時手段により計時される時刻に基づき使用対象者が新学年になったと判別された場合には、当該判別された使用対象者について設定されている各辞書起動キーそれぞれのキー操作時に起動する辞書情報を、当該辞書起動キーに対応する辞書種類に属する他の辞書情報に変更することができる。
以下、図1〜図24を参照して、本発明に係る情報表示制御装置の実施形態について詳細に説明する。尚、以下では、本発明を情報表示制御装置の一種である折りたたみ式の携帯型電子辞書(以下、単に「電子辞書」という。)に適用した場合を例にとって説明する。
電子辞書には、例えば、国語辞典、漢和辞典、英和辞典、和英辞典、百科事典等の種々の電子辞書データ(辞書DB)が内蔵されている。辞書DBとは、見出語と、見出語の意味や、見出語を用いた用例、成句、発音、解説といった、当該見出語を説明解説等するための文字データ、静止画像データ、動画データ、音声データ等の説明情報とが対応付けられた情報を集合した辞書情報を、コンピュータを用いて検索処理することができるように体系的に構成したものである。ユーザは、検索対象の辞書DB(検索辞書DB)を選択して文字を入力(以下、入力された文字を「入力文字」という。)することにより、当該入力文字に適合する見出語の解説等を表示させることができる。
また、本実施形態において、電子辞書は、本体に内蔵される辞書DB(以下、「内蔵辞書DB」という。)の他、電子辞書に装着されるメモリカードに記憶された辞書DB(以下、「カード内辞書DB」という。)や、インターネット上で公開されている辞書DB(以下、「ネット辞書DB」という。)の利用が可能に構成されている。
[概観]
図1(a)に、電子辞書の斜視概観例を示す。図1(a)に示すように、電子辞書1は、表示パネル3と、キー群5とを備えて構成されている。キー群5を構成する各キーにはそれぞれ固有の機能が割り当てられており、ユーザは、これらのキーを押下して電子辞書1を操作する。
図1(b)に、キー群5のキー配列の一例を示す。図1(b)に示すように、キー群5は、電源のON/OFFを切り替える電源キー11、入力文字を入力する文字入力キー12、説明情報の表示指示や操作の確定指示等を入力する訳/決定キー13、カーソルの移動方向等を指示する方向指示キー14、メニューキー15、検索辞書DBを指定するための辞書起動キー17等を備えて構成されており、本実施形態では、辞書起動キー17として、辞書種類“国語”に対応する国語キー17aと、辞書種類“漢和”に対応する漢和キー17bと、辞書種類“英和”に対応する英和キー17cと、辞書種類“和英”に対応する和英キー17dとを備えている。以下、辞書起動キー17の種類を「起動キー種別」という。
辞書起動キー17をキー操作することによれば、対応する辞書種類に属する辞書DBのうちの一の辞書DBをワンタッチで起動することができる。すなわち、国語キー17aをキー操作した場合には、国語辞典系に分類される辞書DBのうちの一の辞書DBが起動される。同様にして、漢和キー17bに対するキー操作時には漢和辞典系に分類される辞書DBのうちの一の辞書DBが、英和キー17cに対するキー操作時には英和辞典系に分類される辞書DBのうちの一の辞書DBが、和英キー17dに対するキー操作時には和英辞典系に分類される辞書DBのうちの一の辞書DBが、それぞれ起動される。本実施形態の電子辞書1は、複数のユーザが使用する場合を想定しており、この辞書起動キー17に対するキー操作に応じて起動される辞書が、使用するユーザ(以下、電子辞書1を使用するユーザを、「使用対象者」という。)に応じて割り当てられる。
さらに、本実施形態では、辞書起動キー17は、キー操作に応じて電源オン処理を行う機能を有し、電源オン時にキー操作された辞書起動キー17により使用対象者が指定される。具体的には、各辞書起動キー17には、それぞれユーザ操作に従って使用対象者が固有に割り振られており、電源オフ時に辞書起動キー17をキー操作することにより、電源投入指示と、使用対象者の指定とを同時に行うことができる。以下、辞書起動キー17に対するキー操作により指定された使用対象者を、「現使用対象者」という。
また、メニューキー15をキー操作することによれば、各種モード設定用のメニューや、利用可能な辞書DBの一覧を表示させて検索辞書DBの選択を促す辞書選択用のメニュー(辞書一覧メニュー)といった各種メニュー項目が提示され、選択されたメニュー項目に応じた処理が行われる。
一方、図1(a)に示すように、電子辞書1は、通信装置(図2に示す通信装置400)を具備しており、この通信装置を介してネットワークNに接続することにより、当該ネットワークNに接続される外部機器との通信が可能である。このネットワークNとは、例えば、インターネット及びインターネットに接続するための回線やISPサーバ等のことであり、電話回線網、ISDN回線網、専用線、衛星通信回線、CATV回線等の各種通信回線と、それらを接続するインターネットプロバイダ等を含む。
具体的には、電子辞書1は、通信装置400及びネットワークNを介して辞書サーバ9a(9a−1,9a−2,・・・)に通信接続し、各辞書サーバ9aが公開しているネット辞書DBを利用することができる。
或いは、電子辞書1は、通信装置400及びネットワークNを介して、推奨辞書情報90を有する管理サーバ9bに通信接続し、使用対象者の職業や通学する学校、年齢等に応じた推奨辞書の情報を取得することができる。
また、図1(a)に示すように、電子辞書1本体の側面には、メモリカード650を着脱自在に装着するカードスロット600が設けられており、辞書DBを記憶したメモリカードを装着することにより、当該辞書DBを利用することができるようになっている。
さらに、図1(a)に示すように、電子辞書1本体の側面には、データの入力端子を備えた通信コネクタ7が設けられており、通信ケーブル8によりパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という。)等の外部機器と接続することで、辞書DBをダウンロードすることができるようになっている。この通信コネクタ7には、USBや、IEEEといった種々の形式が適宜選択される。電子辞書1と接続されたPCから伝送される辞書DBは、前述のカードスロット600に装着されたメモリカード650、或いは電子辞書1の備えるフラッシュROM800(図2参照)に適宜格納される。
[機能構成]
図2は、電子辞書1の機能構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、電子辞書1は、CPU100、入力装置200、表示装置300、通信装置400、伝送制御装置500、カードスロット600、RAM700、フラッシュROM800、及び内蔵時計1000によって構成されており、各部は内部バスによって接続されている。
CPU100は、入力される指示に応じて所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの転送等を行い、電子辞書1を統括的に制御する。具体的には、CPU100は、入力装置200から入力される信号等に応じてフラッシュROM800に格納されたプログラムを読み出し、当該プログラムに従って処理を実行する。そして、処理結果をRAM700に保存するとともに、当該処理結果を表示するための表示信号を適宜表示装置300に出力し、対応する表示情報を表示させる。
入力装置200は、文字キーや数字キー、各種機能キー等を備えたキーボード、或いはマウスやタブレットといったポインティングデバイス等により実現されるものであり、これらが操作された場合には、その操作に応じた操作信号をCPU100に出力する。この入力装置200におけるキー入力により、使用対象者の指定、入力文字の入力、検索辞書DBの選択、検索実行指示、ジャンプ指示、用例の表示指示等の入力手段が実現される。尚、この入力装置200は、図1に示すキー群5に相当するものである。
表示装置300は、CPU100から入力される表示信号に基づいて各種画面を表示するための装置であり、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やELD(Electronic Luminescent Display)等により実現される。尚、この表示装置300は、図1に示す表示パネル3に相当する。
通信装置400は、ネットワークNを介して接続される外部機器(本実施形態では、図1に示した辞書サーバ9aや辞書管理サーバ9b)と所定の情報を送受するための装置であり、外部機器との通信を行うための制御を行う。
伝送制御装置500は、通信ケーブルを介して接続される外部機器(例えば、PC)と所定の情報を送受するための装置であり、外部機器との通信を行うための制御を行う。尚、この伝送制御装置500は、図1に示す通信コネクタ7に相当する。
カードスロット600は、メモリカード650を着脱自在に装着し、CPU100から入力される指示に応じてメモリカード650に記憶される辞書DBを読み出す。また、カードスロット600は、伝送制御装置500を介して外部機器から伝送される辞書DBのうち、格納場所にメモリカードが指定された辞書DBを、カード内辞書DBとしてメモリカード650に格納する。
RAM700は、CPU100の作業用メモリとして用いられる半導体メモリであり、CPU100が実行するプログラムや、これらプログラムの実行に係るデータ等を一時的に保持するメモリ領域を備える。
フラッシュROM800には、各種初期設定、ハードウェアの構成、又は必要なプログラムのロード等を行うための初期プログラムが格納される。CPU100は、電子辞書1の電源投入時においてこの初期プログラムを実行することにより、電子辞書1の動作環境を設定する。
また、フラッシュROM800には、電子辞書1の動作に係るプログラムや、電子辞書1の備える種々の機能を実現するためのプログラム、これらプログラムの実行に係るデータ等が格納されるとともに、複数の内蔵辞書DBが格納される。この内蔵辞書DBは、フラッシュROM800に予め格納された辞書DBの他、外部機器からダウンロードされて追加された辞書DBを含む。CPU100は、伝送制御装置500を介して外部機器から伝送される辞書DBのうち、格納場所にフラッシュROMが指定された辞書DBを、内蔵辞書DBとしてフラッシュROM800に格納する。
内蔵時計1000は、現在の年月日時分秒の日付時刻を計時する計時装置であり、計時した日付時刻を適宜CPU100に出力する。
次に、以上説明した概観・構成の電子辞書1の具体的な3つの実施形態について、順に説明する。
(第1実施形態)
先ず、第1実施形態について説明する。
[RAM・フラッシュROMの構成]
図3(a)は第1実施形態の電子辞書のRAM700aの構成例、(b)は第1実施形態の電子辞書のフラッシュROM800aの構成例を示す図である。図3(a)に示すように、RAM700aは、第1実施形態を実現するため、ユーザ操作により指定された現使用対象者のユーザ名を保持する現使用対象者格納領域702と、ユーザ操作に従って設定された検索辞書DBの辞書種別(検索辞書種別)を保持する検索辞書種別格納領域704と、ユーザ操作により入力された入力文字を保持する入力文字格納領域706とを備えている。
また、図3(b)に示すように、フラッシュROM800aには、内蔵辞書DB900として、広○苑902、学習国語辞典904、漢和辞典906、ジーニ○ス英和辞典908、ジーニ○ス和英辞典910、ロング○ン英和辞典912、ロング○ン和英辞典914、・・・といった複数の辞書DBが格納されている。
図4は、内蔵辞書DBである広○苑902の蓄積形式の一例を示す図である。図4に示すように、広○苑902には、見出語と、当該見出語を説明するための文字データである説明情報とが対応付けられた辞書データが蓄積される。尚、図示しないが、同様にして、各内蔵辞書DBには、それぞれ、見出語と説明情報とが対応付けられた辞書データが蓄積される。
さらに、フラッシュROM800aには、第1実施形態を実現するため、辞書分類テーブル810と、妹用起動辞書データ820−1、兄用起動辞書データ820−2、及び父用起動辞書データ820−3を備えた起動辞書設定情報としての使用対象者別起動辞書データ820と、第1の使用対象者別辞書割当プログラム850aと、第1の起動時設定プログラム860aと、辞書検索プログラム870とが格納されている。
辞書分類テーブル810は、辞書種類毎に、当該辞書種類に属する辞書DBと、当該辞書DBの格納場所との対応関係が設定されたデータテーブルである。図5は、辞書分類テーブル810のデータ構成例を示す図である。例えば、レコードL10は、辞書種類“国語”に属する辞書DB“広○苑”が、フラッシュROMに格納される内蔵辞書DBであることを示している。また、レコードL12は、辞書種類“漢和”に属する辞書DB“漢字字典”が、メモリカードに格納されるカード内辞書DBであることを示している。
また、ネット辞書DBについては、格納場所として、該当する辞書DBを公開している辞書サーバ9aのURLが設定される。例えば、レコードL14によれば、辞書種類“漢和”に属する辞書DB“イラスト漢字辞典”はネット辞書DBであり、格納場所として、URL“http://www.klm.co.jp”が設定されている。
使用対象者別起動辞書データ820は、使用対象者毎に用意され、辞書起動キー17に対するキー操作時に起動する辞書に関するデータが設定される。図6は、第1実施形態における使用対象者別起動辞書データ820のデータ構成例を示す図である。図6に示す使用対象者別起動辞書データ820は、妹用起動辞書データ820−1、兄用起動辞書データ820−2、及び父用起動辞書データ820−3の3人の使用対象者用の起動辞書データを備え、それぞれ、該当する使用対象者を指定する対象者指定キー822、当該使用対象者のユーザ名824、当該使用対象者を認証するためのパスワード826、及び当該使用対象者用の起動辞書割当情報828を記憶する。
対象者指定キー822には、該当する使用対象者を指定するキーとして機能する起動キー種別が設定される。前述のように、各辞書起動キー17に割り振られる使用対象者は固有のものであり、各使用対象者用の起動辞書データには、それぞれ別個の起動キー種別が設定される。例えば、図6に示す妹用起動辞書データ820−1の対象者指定キー822には“国語キー”が設定されており、電源をオンする際に国語キー17aがキー操作された場合には、ユーザ名“妹”なる使用対象者が現使用対象者に設定される。
起動辞書割当情報828には、辞書種類と、対応する辞書起動キー17がキー操作された際に起動する辞書DBとの対応関係が設定される。詳細には、辞書種類“国語”と対応付けて、辞書種類“国語”に属する辞書DBの中からユーザ操作により指定された一の辞書DBが設定される。同様にして、辞書種類“漢和”と対応付けて、辞書種類“漢和”に属する辞書DBの中からユーザ操作により指定された辞書DBが、辞書種類“英和”と対応付けて、辞書種類“英和”に属する辞書DBの中からユーザ操作により指定された辞書DBが、辞書種類“和英”と対応付けて、辞書種類“和英”に属する辞書DBの中からユーザ操作により指定された辞書DBが、それぞれ設定される。
例えば、図6に示す妹用起動辞書データ820−1の起動辞書割当情報828によれば、ユーザ名“妹”なる使用対象者が現使用対象者の場合には、国語キー17aに対するキー操作に応じて学習国語辞典904が起動し、漢和キー17bに対するキー操作に応じてイラスト漢字辞典の辞書DBが起動し、英和キー17cに対するキー操作に応じてロング○ン英和辞典912が起動し、和英キー17dに対するキー操作に応じてロング○ン和英辞典914が起動することとなる。
第1の使用対象者別辞書割当プログラム850aは、第1の使用対象者別辞書割当処理をCPU100に実行させるためのプログラムであり、一の使用対象者用の起動辞書データが作成される。具体的には、CPU100は、対象者指定キー、ユーザ名、パスワード、及び各辞書起動キー17に割り当てる辞書DBの各項目に対する指定操作を受け付け、指定操作に従って当該使用対象者用の起動辞書データを更新する。
第1の起動時設定プログラム860aは、第1の起動時設定処理をCPU100に実行させるためのプログラムである。具体的には、CPU100は、電源オン時にキー操作された辞書起動キー17に応じて現使用対象者を決定するとともに、使用対象者別起動辞書データ820を参照し、現使用対象者用の起動辞書データにパスワードが記憶されている場合には、パスワードの入力を受け付けて使用対象者を認証する処理を行う。
辞書検索プログラム870は、辞書検索処理をCPU100に実行させるためのプログラムである。すなわち、CPU100は、ユーザ操作に従って検索辞書DBを設定する。具体的には、辞書起動キー17の何れかがキー操作された場合は、現使用対象者用の起動辞書データを参照してキー操作された辞書起動キー17に割り当てられている辞書DBを検索辞書DBに設定する。一方、メニューキー15がキー操作されて辞書一覧メニューが選択された場合には、辞書一覧から選択された辞書DBを検索辞書DBに設定する。
そして、CPU100は、辞書分類テーブル810に設定された検索辞書DBの格納場所に応じて以下の処理を実行する。すなわち、検索辞書DBの格納場所がフラッシュROMの場合には、内蔵辞書DB900としてフラッシュROM800aに格納された検索辞書DBに含まれる見出語をもとに辞書引き処理を行い、入力文字に適合する見出語に対応する説明情報を読み出して表示する制御を行う。或いは、検索辞書DBの格納場所がメモリカードの場合には、カード内辞書DBとしてメモリカード650に格納された検索辞書DBに含まれる見出語をもとに辞書引き処理を行い、入力文字に適合する見出語に対応する説明情報を読み出して表示する制御を行う。一方、検索辞書DBの格納場所としてURLが設定されている場合には、当該URLに従って辞書サーバ9aに接続し、入力文字を指定した検索要求を送信することにより当該接続した辞書サーバ9aに辞書引き処理を行わせる。そして、当該辞書サーバ9aから応答された検索結果データ、すなわち、入力文字に適合する見出語の説明情報を表示する制御を行う。
[処理の流れ]
次に、図7〜図9を参照して、第1実施形態においてCPU100が実行する処理の流れについて説明する。
先ず、第1の使用対象者別辞書割当処理の流れについて、図7に示すフローチャートを参照して説明する。尚、ここで説明する処理は、CPU100が第1の使用対象者別辞書割当プログラム850aを読み出して実行することにより実現される。
図7に示すように、先ず、使用対象者を指定するための起動キー種別の指定操作を受け付ける(ステップa10)。そして、CPU100は、指定された起動キー種別の辞書起動キーに使用対象者が割り振られていない場合には(ステップa20:NO)、ステップa45に移行する。
一方、CPU100は、指定された起動キー種別の辞書起動キーに使用対象者が既に割り振られている場合、すなわち、使用対象者別起動辞書データ820が備える各使用対象者用の起動辞書データにおいて、対象者指定キー822として当該指定された起動キー種別が設定されている場合には(ステップa20:YES)、設定変更の許否を確認するメッセージを表示し(ステップa30)、変更が許可された場合に(ステップa40:YES)、ステップa45に移行する。
ステップa45では、CPU100は、ステップa10で指定された起動キー種別を、対象者指定キー822に設定する。
続いて、CPU100は、ユーザ名の指定操作を受け付けて、ユーザ名824を設定する(ステップa50)。
続いて、CPU100は、パスワードの指定操作を受け付けて、指定された場合に(ステップa60:YES)、パスワード826を設定する(ステップa70)。
続いて、CPU100は、“国語”、“漢和”、“英和”、及び“和英”の各辞書種類について、ループAの処理を繰り返し実行する(ステップa80〜ステップa110)。
ループAでは、CPU100は、先ず、辞書分類テーブル810をもとに、処理対象の辞書種類に属する辞書DBを一覧表示する制御を行う(ステップa90)。そして、CPU100は、一覧表示させた辞書DBの中から選択された辞書DBを、処理対象の辞書種類と対応付けて起動辞書割当情報828に設定することにより、対応する辞書起動キー17のキー操作時に起動する辞書DBを割り当てる(ステップa100)。そして、CPU100は、全ての辞書種類についてループAを実行したならば、本処理を終了する。
次に、第1の起動時設定処理の流れについて、図8に示すフローチャートを参照して説明する。尚、ここで説明する処理は、CPU100が第1の起動時設定プログラム860aを読み出して実行することにより実現される。
図8に示すように、電源オフ時の待機電源によって電源キー又は辞書起動キー17に対するキー操作を監視し、これらのキーに対するキー操作の検知によって電源オン操作が為されたと判断した場合には(ステップb10:YES)、CPU100は、電源オン処理を実行し(ステップb15)、続いて、操作されたキーを判別する(ステップB40)。そして、CPU100は、辞書起動キー17の何れかがキー操作されたと判別した場合には、ステップb50に移行する。
一方、ステップB40における判別の結果、電源キー11がキー操作されたと判別した場合には、CPU100は、辞書起動キー17のキー操作による使用対象者の指定操作を促すメッセージを表示して待機する(ステップb30)。そして、CPU100は、辞書起動キー17に対するキー操作が為された場合には(ステップb40:YES)、ステップb50に移行する。
ステップb50では、CPU100は、使用対象者別起動辞書データ820を参照し、当該キー操作された辞書起動キー17の起動キー種別に従って現使用対象者を決定する。この際、決定された現使用対象者のユーザ名が現使用対象者格納領域702に保持される。
続いて、CPU100は、決定した現使用対象者用の起動辞書データを参照してパスワード826が設定されているか否かを判定し、設定されている場合には(ステップb60:YES)、パスワードの入力操作を受け付ける(ステップb70)。そして、CPU100は、入力されたパスワードを現使用対象者用の起動辞書データに設定されたパスワード826と比較することで使用対象者本人の認証を行い、パスワードが認証・照合された場合には(ステップb80:YES)、本処理を終了する。
一方、CPU100は、パスワードが認証・照合されない場合には(ステップb80:NO)、ステップb70に戻って再度パスワードの入力操作を受け付ける。
次に、辞書検索処理の流れについて、図9に示すフローチャートを参照して説明する。尚、ここで説明する処理は、CPU100が辞書検索プログラム870を読み出して実行することにより実現される。
図9に示すように、CPU100は、辞書起動キー17に対するキー操作が為された場合には(ステップc10:YES)、現使用対象者用の起動辞書データを参照し、キー操作された辞書起動キー17に割り当てられている辞書DBを検索辞書DBに設定する(ステップc20)。この際、設定された検索辞書DBの辞書種別が検索辞書種別格納領域704に保持される。
一方、CPU100は、メニューキー15がキー操作された場合であって(ステップc30:YES)、辞書一覧メニューから辞書DBが選択された場合には(ステップc40:YES)、当該選択された辞書DBを検索辞書DBに設定する(ステップc50)。この際、設定された検索辞書DBの辞書種別が検索辞書種別格納領域704に保持される。
続いて、CPU100は、入力文字の入力を受け付ける(ステップc60)。そして、訳/決定キー13に対するキー操作に応じて(ステップc70:YES)、CPU100は、入力された入力文字を入力文字格納領域706に格納するとともに、辞書分類テーブル810を参照し、ステップc20又はステップc50で設定された検索辞書DBの格納場所を判別する(ステップc80)。
そして、検索辞書DBの格納場所がフラッシュROMの場合には、CPU100は、フラッシュROM800aに格納される内蔵辞書DB900のうちの検索辞書DBに含まれる見出語をもとに辞書引き処理を行い、ステップc60で入力された入力文字に適合する見出語に対応する説明情報を読み出す(ステップc90)。そして、CPU100は、読み出した説明情報を表示する制御を行う(ステップc100)。
同様にして、検索辞書DBの格納場所がメモリカードの場合には、CPU100は、メモリカード650に格納されたカード内辞書DBのうちの検索辞書DBに含まれる見出語をもとに辞書引き処理を行い、ステップc60で入力された入力文字に適合する見出語に対応する説明情報を読み出す(ステップc90)。そして、CPU100は、読み出した説明情報を表示する制御を行う(ステップc100)。
一方、検索辞書DBの格納場所としてURLが設定されている場合には、CPU100は、当該URLに従って辞書サーバ9aに接続し、ステップc60で入力された入力文字を指定した検索要求を送信する(ステップc110)。これにより、当該接続した辞書サーバ9aに辞書引き処理を行わせて当該辞書サーバ9aから入力文字に適合する見出語の説明情報を取得し(ステップc120)、取得した説明情報を表示する制御を行う(ステップc130)。
[操作例]
次に、第1実施形態における電子辞書の操作例について説明する。図10〜図13は、第1実施形態における電子辞書の備える表示装置300に表示される画面例を示す図である。
図10は、メニューキー15をキー操作して起動辞書設定モード用のメニューを選択した場合に表示される、起動辞書設定画面の遷移例を示す図である。先ず、図10(a)に示すように、起動辞書設定画面には、各辞書起動キー17の起動キー種別が一覧表示され、対象者指定キーの指定操作を受け付ける。
図10(a)に示す起動辞書設定画面において、例えば、“国語キー”を選択して訳/決定キー13をキー操作すると、CPU100により以下の内部処理が実行される。すなわち、使用対象者別起動辞書データ820を参照し、各使用対象者用の起動辞書データにおいて、対象者指定キー822として当該指定された起動キー種別が設定されているか否かを判別し、設定されていない場合(図7に示すステップa10→a20(NO))、或いは設定されている場合であって設定変更が許可された場合に(図7に示すステップa10→a20(YES)→a30→a40(YES))、対象者指定キー822に起動キー種別“国語キー”を設定する処理が実行される(図7に示すステップa45)。
続いて、図10(b)に示すように、起動辞書設定画面は、ユーザ名の指定操作を受け付ける入力ボックスB10、及びパスワードの指定操作を受け付ける入力ボックスB12が配置された画面に表示更新され、ユーザ名及びパスワードの指定操作を受け付ける。尚、図10(b)に示す起動辞書設定画面において、入力ボックスB12をブランクのまま訳/決定キー13をキー操作することにより、パスワードを指定しないことも可能である。
図10(b)に示す起動辞書設定画面において、文字入力キー12を操作してユーザ名及びパスワードを入力し、訳/決定キー13をキー操作すると、CPU100により、該当する入力ボックスに入力された文字列をユーザ名824及びパスワード826にそれぞれ設定する処理が実行される(図7に示すステップa50→a60(YES)→a70)。
続いて、起動辞書設定画面として、各辞書種類に属する辞書DBを一覧表示した画面を順次表示し、各辞書起動キー17のキー操作時に起動させる辞書DBの指定操作を受け付ける。図10(c)に示す起動辞書設定画面には、辞書種類“国語”に属する辞書DBが一覧表示されており、国語キー17aに割り当てる辞書DBの指定操作を受け付ける。
図10(c)に示す起動辞書設定画面において、方向指示キー14を操作して例えば“学習国語辞典”を選択し、訳/決定キー13をキー操作すると、CPU100により、国語キー17aがキー操作された際に起動する辞書DBとして学習国語辞典904を割り当てる処理が行われる(図7に示すステップa100→a110)。
同様にして、各辞書種類に属する辞書DBを一覧表示した画面において、それぞれ対応する辞書起動キー17に割り当てる辞書DBを選択することにより、辞書起動キー17に対するキー操作に応じて起動する辞書DBの割り当てを終了すると、図10(d)に示すように、起動辞書確認画面は、ユーザ名、対象者指定キー、パスワード、及び起動辞書割当情報の各項目に対する設定を確認するための画面に表示更新される。
図11は、前述の図10に関する操作の後であって、電源オン処理を行った際に国語キー17aがキー操作されてユーザ名“妹”なる使用対象者が現使用対象者に設定された場合に表示される辞書検索画面W10の一例を示す図である。図11に示すように、辞書検索画面W10には、妹用起動辞書データ820−1に基づいて、各辞書起動キー17に割り当てられている辞書DBの辞書名が、辞書起動キー17のキー配列に従って表示される。
すなわち、ユーザ名“妹”なる使用対象者が電子辞書を使用する際には、図10(d)に示した起動辞書割当情報の通り、国語キー17aに対するキー操作に応じて学習国語辞典904が、漢和キー17bに対するキー操作に応じてイラスト漢字辞典の辞書DBが、英和キー17cに対するキー操作に応じてロング○ン英和辞典912が、和英キー17dに対するキー操作に応じてロング○ン和英辞典914が、それぞれ起動することとなる。
図12は、ユーザ名“兄”なる使用対象者が現使用対象者に設定された場合に表示される辞書検索画面W20の一例を示す図である。図12に示すように、辞書検索画面W20には、図11で説明した操作と同様の要領で設定された兄用起動辞書データ820−2(図6参照)に基づいて、各辞書起動キー17に割り当てられている辞書DBの辞書名が、辞書起動キー17のキー配列に従って表示される。
すなわち、ユーザ名“兄”なる使用対象者が電子辞書を使用する際には、例えば、国語キー17aに対するキー操作に応じて広○苑902が、漢和キー17bに対するキー操作に応じて漢和辞典906が、英和キー17cに対するキー操作に応じてジーニ○ス英和辞典908が、和英キー17dに対するキー操作に応じてジーニ○ス和英辞典910が、それぞれ起動することとなる。
図13は、ユーザ名“父”なる使用対象者が現使用対象者に設定された場合に表示される辞書検索画面W30の一例を示す図である。辞書検索画面W30には、図11で説明した操作と同様の要領で設定された父用起動辞書データ820−3(図6参照)に基づいて、各辞書起動キー17に割り当てられている辞書DBの辞書名が、辞書起動キー17のキー配列に従って表示される。
すなわち、ユーザ名“父”なる使用対象者が電子辞書を使用する際には、例えば、国語キー17aに対するキー操作に応じて広○苑902が、漢和キー17bに対するキー操作に応じて漢和辞典906が、英和キー17cに対するキー操作に応じてリー○ース英和辞典の辞書DBが、和英キー17dに対するキー操作に応じてリー○ース和英辞典の辞書DBが、それぞれ起動することとなる。
以上説明したように、第1実施形態によれば、各辞書種類に属する辞書DBの中からユーザ操作により指定された一の辞書DBを、該当する辞書起動キー17がキー操作された際に起動する辞書DBに割り当てることができる。したがって、ユーザは、辞書起動キー17をキー操作することにより、該当する辞書種類に属する辞書DBのうちの現使用対象者に応じた辞書DBをワンタッチで起動することができ、電子辞書の使い勝手を向上させることができる。
また、各辞書起動キー17に、それぞれユーザ操作に従って使用対象者を割り振ることができるので、電源オン処理を行った際にキー操作された辞書起動キー17に応じて現使用対象者を決定することができる。したがって、ユーザは、電源オフ時に辞書起動キー17をキー操作することにより、使用対象者をワンタッチで指定することができ、電子辞書の使い勝手を向上させることができる。
また、パスワードを設定しておくことにより、当該設定したパスワードをもとに使用対象者の認証を行い、辞書起動キー17による使用対象者の指定の許否を判断することができる。
(第2実施形態)
次に、電子辞書の第2実施形態について説明する。
[RAM・フラッシュROMの構成]
図14(a)は、第2実施形態におけるRAM700bの構成例、(b)は第2実施形態におけるフラッシュROM800bの構成例を示す図である。尚、以下では、第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。図14(a)に示すように、RAM700bは、第1実施形態と同様に、現使用対象者格納領域702と、検索辞書種別格納領域704と、入力文字格納領域706とを備えている。
また、図14(b)に示すように、フラッシュROM800bには、内蔵辞書DB900として、広○苑902、学習国語辞典904、漢和辞典906、ジーニ○ス英和辞典908、ジーニ○ス和英辞典910、ロング○ン英和辞典912、ロング○ン和英辞典914、・・・といった複数の辞書DBが格納されている。
さらに、フラッシュROM800bには、第2実施形態を実現するため、辞書分類テーブル810と、妹用起動辞書データ830−1、兄用起動辞書データ830−2、及び父用起動辞書データ830−3を備えた使用対象者別起動辞書データ830と、第2の使用対象者別辞書割当プログラム850bと、第1の起動時設定プログラム860aと、辞書検索プログラム870とが格納されている。
使用対象者別起動辞書データ830は、第1実施形態と同様に、使用対象者毎に用意され、辞書起動キー17に対するキー操作時に起動する辞書に関するデータが設定される。図15は、第2実施形態における使用対象者別起動辞書データ830のデータ構成例を示す図である。図15に示すように、使用対象者別起動辞書データ830は、妹用起動辞書データ830−1、兄用起動辞書データ830−2、及び父用起動辞書データ830−3を備え、それぞれ、該当する使用対象者を指定する対象者指定キー831、当該使用対象者のユーザ名832、当該使用対象者の職業833及び学校名834、当該使用対象者を認証するためのパスワード835、及び当該使用対象者用の起動辞書割当情報836を記憶する。
第2の使用対象者別辞書割当プログラム850bは、第2の使用対象者別辞書割当処理をCPU100に実行させるためのプログラムであり、一の使用対象者用の起動辞書データが作成される。具体的には、CPU100は、対象者指定キー、ユーザ名、職業、学校名、及びパスワードの各項目に対する指定操作を受け付け、指定操作に従って当該使用対象者用の起動辞書データを更新する。詳細には、第2実施形態では、新たにユーザの職業の指定操作を受け付けるとともに、職業として学生が指定された場合には、学校名の指定操作を更に受け付ける。
そして、CPU100は、管理サーバ9bに接続して指定された職業を通知することにより、当該接続した管理サーバ9bから指定された職業に応じた推奨辞書データを取得する。或いは、職業として学生が指定され、学校名が指定された場合には、CPU100は、管理サーバ9bに接続して指定された学校名を通知することにより、当該接続した管理サーバ9bから指定された学校名に応じた推奨辞書データを取得する。そして、CPU100は、取得した推奨辞書データに従って起動辞書割当情報836を設定することにより、各辞書起動キー17のキー操作時に起動する辞書DBを割り当てる。
図16は、管理サーバ9bが有する推奨辞書情報90のデータ構成例を示す図である。図16に示すように、推奨辞書情報90には、職業と対応付けて、例えば、“国語”、“漢和”、“英和”、“和英”といった辞書種類毎の推奨辞書が設定されている。また、職業が学生の場合には、学校名と対応付けて、学校別の辞書種類毎の推奨辞書が設定されている。
[処理の流れ]
次に、図17を参照して、第2実施形態においてCPU100が実行する処理の流れについて説明する。図17は、第2の使用対象者別辞書割当処理の流れを説明するためのフローチャートである。尚、ここで説明する処理は、CPU100が第2の使用対象者別辞書割当プログラム850bを読み出して実行することにより実現される。
図17に示すように、先ず、使用対象者を指定するための起動キー種別の指定操作を受け付ける(ステップd10)。そして、CPU100は、指定された起動キー種別の辞書起動キーに使用対象者が割り振られていない場合には(ステップd20:NO)、ステップd45に移行する。
一方、CPU100は、指定された起動キー種別の辞書起動キーに使用対象者が既に割り振られている場合、すなわち、使用対象者別起動辞書データ830が備える何れかの使用対象者用の起動辞書データにおいて、対象者指定キー831として当該指定された起動キー種別が設定されている場合には(ステップd20:YES)、変更の許否を確認するメッセージを表示し(ステップd30)、変更が許可された場合に(ステップd40:YES)、ステップd45に移行する。
ステップa45では、CPU100は、ステップa10で指定された起動キー種別を、対象者指定キー831に設定する。
続いて、CPU100は、当該使用対象者のユーザ名の指定操作を受け付けて、ユーザ名832を設定する(ステップd50)。
続いて、CPU100は、当該使用対象者の職業の指定操作を受け付けて職業833を設定し(ステップd60)、続いて、学校名の指定操作を受け付けて学校名834を設定する(ステップd70)。具体的には、ステップd60において職業として学生が指定された場合に、学校名の指定操作を受け付ける。
続いて、CPU100は、パスワードの指定操作を受け付けて、指定された場合には(ステップd80:YES)、パスワード835を設定する(ステップd90)。
次に、CPU100は、管理サーバ9bに接続し、ステップd60で指定された職業及びステップd70で指定された学校名を通知する(ステップd100)。これに応答して、管理サーバ9bでは、通知された職業をもとに、推奨辞書情報90から辞書種類毎の推奨辞書を読み出して推奨辞書データを作成し、電子辞書に送信する処理が行われる。或いは、管理サーバ9bでは、学校名が通知された場合には、当該学校名をもとに、推奨辞書情報90から辞書種類毎の推奨辞書を読み出して推奨辞書データを作成し、電子辞書に送信する処理が行われる。この推奨辞書データには、例えば、“国語”、“漢和”、“英和”、及び“和英”の各辞書種類と、対応する辞書起動キー17がキー操作された際に起動する辞書DBとの対応関係が設定される。
そして、CPU100は、当該管理サーバ9bから取得した推奨辞書データに従って起動辞書割当情報836を設定することにより、各辞書起動キー17のキー操作時に起動する辞書DBを割り当てる(ステップd110)。
[操作例]
次に、第2実施形態における電子辞書の操作例について、図18を参照して説明する。
図18は、メニューキー15をキー操作して起動辞書設定モード用のメニューを選択した場合に表示される、起動辞書設定画面の遷移例を示す図である。先ず、図18(a)に示す起動辞書設定画面W40−1には、職業を指定する入力ボックスB40及び学校名を指定する入力ボックスB42が配置され、職業及び学校名の指定操作を受け付ける。詳細には、職業を指定するための入力ボックスB40は、例えばプルダウン方式で職業の一覧を提示して該当する項目の選択操作を受け付けるものであり、この入力ボックスB40において職業として“学生”が指定された場合には、続いて、入力ボックスB42において学校名の指定操作を受け付ける。
図18(a)に示す起動辞書設定画面W40−1において、職業及び学校名を入力して訳/決定キー13をキー操作すると、CPU100により、該当する入力ボックスに入力された文字列を職業833及び学校名834にそれぞれ設定する処理が実行される(図17に示すステップd60→d70)。
図18(d)は、ユーザ名、対象者指定キー、職業、学校名、パスワード、及び起動辞書割当情報の各項目に対する指定操作が完了した際に表示更新される起動辞書設定画面W40−2の一例を示す図であり、この起動辞書設定画面W40−2は、各項目についての設定の確認用に表示される。
この場合には、CPU100により以下の内部処理が実行される。すなわち、ネットワークNを介して管理サーバ9bに接続し、ユーザ操作により指定された当該使用対象者の職業及び学校名を通知する処理が行われる(図17に示すステップd100)。そして、CPU100は、当該管理サーバ9bから取得した職業及び学校名に応じた推奨辞書データに従って起動辞書割当情報836を設定することにより、各辞書起動キー17のキー操作時に起動する辞書DBを割り当てる処理が行われる(図17に示すステップd110)。
図18(c)は、前述の図18(a)及び(b)に関する操作を行った使用対象者が現使用対象者に設定された場合であって、英和キー17cに対するキー操作を行った場合に表示される辞書検索画面W42の一例を示す図である。図18(c)に示すように、辞書検索画面W42には、各辞書起動キー17に割り当てられている辞書DBの辞書名が、辞書起動キー17のキー配列に従って表示される。
すなわち、図18(b)に示した起動辞書割当情報の通り、国語キー17aに対するキー操作に応じて大○林の辞書DBが、漢和キー17bに対するキー操作に応じて漢和辞典906が、英和キー17cに対するキー操作に応じてリー○ース英和辞典の辞書DBが、和英キー17dに対するキー操作に応じてリー○ース和英辞典の辞書DBが、それぞれ起動することとなる。
以上説明したように、第2実施形態によれば、管理サーバ9bに接続し、使用対象者の職業及び学校名に応じた辞書種類毎の推奨辞書を取得することにより、各辞書起動キー17に、対応する辞書種類の推奨辞書の辞書DBを割り当てることができる。これによれば、辞書起動キー17に対するキー操作によって、使用対象者の職業及び学校名に応じた辞書DBをワンタッチで起動することができ、電子辞書の使い勝手を向上させることができる。
(第3実施形態)
次に、電子辞書の第3実施形態について説明する。
[RAM・フラッシュROMの構成]
図19(a)は、第3実施形態におけるRAM700cの構成例、(b)は第3実施形態におけるフラッシュROM800cの構成例を示す図である。尚、以下では、第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。図19(a)に示すように、RAM700cは、第1実施形態と同様に、現使用対象者格納領域702と、検索辞書種別格納領域704と、入力文字格納領域706とを備えている。
また、図19(b)に示すように、フラッシュROM800cには、内蔵辞書DB900として、広○苑902、学習国語辞典904、漢和辞典906、ジーニ○ス英和辞典908、ジーニ○ス和英辞典910、ロング○ン英和辞典912、ロング○ン和英辞典914、・・・といった複数の辞書DBが格納されている。
さらに、フラッシュROM800cには、第3実施形態を実現するため、辞書分類テーブル810と、妹用起動辞書データ840−1、兄用起動辞書データ840−2、及び父用起動辞書データ840−3を備えた使用対象者別起動辞書データ840と、第3の使用対象者別辞書割当プログラム850cと、第3の起動時設定プログラム860cと、辞書検索プログラム870とが格納されている。
使用対象者別起動辞書データ840は、第1実施形態と同様に、使用対象者毎に用意され、辞書起動キー17に対するキー操作時に起動する辞書に関するデータが設定される。図20は、第3実施形態における使用対象者別起動辞書データ840のデータ構成例を示す図である。図20に示すように、使用対象者別起動辞書データ840は、妹用起動辞書データ840−1、兄用起動辞書データ840−2、及び父用起動辞書データ840−3を備え、それぞれ、該当する使用対象者を指定する対象者指定キー841、当該使用対象者のユーザ名842、当該使用対象者の生年月日843、当該使用対象者の学年844a、ユーザ操作によって生年月日又は学年が入力された入力日付844b、当該使用対象者を認証するためのパスワード845、及び当該使用対象者用の起動辞書割当情報846を記憶する。
第3の使用対象者別辞書割当プログラム850cは、第3の使用対象者別辞書割当処理をCPU100に実行させるためのプログラムである。具体的には、CPU100は、対象者指定キー、ユーザ名、生年月日、学年、及びパスワードの各項目に対する指定操作を受け付け、指定操作に従って該当する使用対象者用の起動辞書データを更新する。すなわち、第3実施形態では、新たにユーザの生年月日又は学年の入力操作を受け付ける。
そして、CPU100は、第2実施形態と同様に、管理サーバ9bに接続して指定された生年月日又は学年を通知することにより、当該接続した管理サーバ9bから指定された生年月日又は学年に応じた推奨辞書データを取得する。そして、CPU100は、取得した推奨辞書データに従って起動辞書割当情報846を設定することにより、各辞書起動キー17のキー操作時に起動する辞書DBを割り当てる。
第3の起動時設定プログラム860cは、第3の起動時設定処理をCPU100に実行させるためのプログラムである。具体的には、CPU100は、電源オン時にキー操作された辞書起動キー17に応じて現使用対象者を決定するとともに、使用対象者別起動辞書データ840を参照し、現使用対象者用の起動辞書データにパスワードが記憶されている場合には、パスワードの入力を受け付けて使用対象者を認証する処理を行う。
そして、CPU100は、ユーザ操作によって指定された使用対象者の生年月日又は学年と、当該生年月日又は学年が入力された入力日付と、内蔵時計1000が計時している現在時刻とに基づいて、現使用対象者が新学年になったと判別した場合には、管理サーバ9bに接続して新学年を通知することにより、当該接続した管理サーバ9bから新学年に応じた推奨辞書データを取得する。そして、CPU100は、取得した推奨辞書データに従って起動辞書割当情報846を更新することにより、各辞書起動キー17のキー操作時に起動する辞書DBの割り当てを変更する。
[処理の流れ]
次に、図21及び図22を参照して、第3実施形態においてCPU100が実行する処理の流れについて説明する。
先ず、第3の使用対象者別辞書割当処理の流れについて、図21を示すフローチャートを参照して説明する。尚、ここで説明する処理は、CPU100が第3の使用対象者別辞書割当プログラム850cを読み出して実行することにより実現される。
図21に示すように、先ず、使用対象者を指定するための起動キー種別の指定操作を受け付ける(ステップe10)。そして、CPU100は、指定された起動キー種別の辞書起動キーに使用対象者が既に割り振られている場合、すなわち、使用対象者別起動辞書データ840が備える何れかの使用対象者用の起動辞書データにおいて、対象者指定キー841として当該指定された起動キー種別が設定されている場合には(ステップe20:YES)、変更の許否を確認するメッセージを表示し(ステップe30)、変更が許可された場合に(ステップe40:YES)、ステップe50に移行する。
ステップe50では、当該使用対象者のユーザ名の指定操作を受け付けて、ユーザ名842を設定する。
次に、当該使用対象者の生年月日の指定操作を受け付けて生年月日843を設定し(ステップe60)、続いて学年の指定操作を受け付けて、指定された場合には学年844aを設定する(ステップe70)。そして、内蔵時計1000が計時する現在時刻を取得して入力日付844bを設定する(ステップe75)。
次に、パスワードの指定操作を受け付けて、指定された場合には(ステップe80)、パスワード845を設定する(ステップe90)。
続いて、CPU100は、管理サーバ9bに接続し、ステップe60で指定された生年月日及びステップe70で指定された学年を通知する(ステップe100)。これに応答して、管理サーバ9bでは、通知された生年月日をもとに、推奨辞書情報90から辞書種類毎の推奨辞書を読み出して推奨辞書データを作成し、電子辞書に送信する処理が行われる。或いは、管理サーバ9bでは、学年が通知された場合には、当該学年をもとに、推奨辞書情報90から辞書種類毎の推奨辞書を読み出して推奨辞書データを作成し、電子辞書に送信する処理が行われる。この推奨辞書データには、第2実施形態と同様に、例えば、“国語”、“漢和”、“英和”、及び“和英”の各辞書種類と、対応する辞書起動キー17がキー操作された際に起動する辞書DBとの対応関係が設定される。
そして、CPU100は、当該管理サーバ9bから取得した推奨辞書データに従って起動辞書割当情報846を設定することにより、各辞書起動キー17のキー操作時に起動する辞書DBを割り当てる(ステップe110)。
次に、第3の起動時設定処理の流れについて、図22に示すフローチャートを参照して説明する。尚、ここで説明する処理は、CPU100が第3の起動時設定プログラム860cを読み出して実行することにより実現されるものであり、以下では、第1実施形態において図8に示して説明した第1の起動時設定処理と同様の処理工程には、同一の符号を付して説明は省略する。
CPU100は、ステップb70において入力されたパスワードをもとに使用対象者本人の認証を行った結果、パスワードが認証・照合された場合には(ステップb80:YES)、続いて、現使用対象者用の起動辞書データに設定された生年月日843又は学年844aと、当該生年月日843又は学年844aと対応付けて設定された入力日付844bと、内蔵時計1000が計時している現在時刻とに基づいて、現使用対象者が新学年になったか否かを判別する。そして、CPU100は、現使用対象者が新学年に進級したと判別した場合には(ステップf90:YES)、管理サーバ9bに接続し、新学年を通知する(ステップf100)。これに応答して、管理サーバ9bでは、通知された新学年をもとに、推奨辞書情報90から辞書種類毎の推奨辞書を読み出して推奨辞書データを作成し、電子辞書に送信する処理が行われる。
そして、CPU100は、当該管理サーバ9bから取得した推奨辞書データに従って起動辞書割当情報846を設定することにより、各辞書起動キー17のキー操作時に起動する辞書DBの割り当てを変更する(ステップf110)。続いて、CPU100は、現使用対象者用の起動辞書データの学年844aを更新し(ステップf120)、各辞書起動キー17のキー操作時に起動する辞書DBの割り当てを変更したことをメッセージ表示する制御を行って(ステップf130)、本処理を終了する。
[操作例]
次に、第3実施形態における電子辞書の操作例について説明する。図23及び図24は、第2実施形態における電子辞書の備える表示装置300に表示される画面の遷移例を示す図である。
図23は、メニューキー15をキー操作して起動辞書設定モード用のメニューを選択した場合に表示される、起動辞書設定画面の遷移例を示す図である。先ず、図23(a)に示す起動辞書設定画面W50−1には、生年月日を指定する入力ボックスB50及び学年を指定する入力ボックスB52が配置され、生年月日及び学年の指定操作を受け付ける。
図23(a)に示す起動辞書設定画面W50−1において、生年月日及び学年を入力して訳/決定キー13をキー操作すると、CPU100により以下の内部処理が実行される。すなわち、該当する入力ボックスに入力された文字列を生年月日843及び学年844aにそれぞれ設定する処理が実行される(図21に示すステップe60→e70)。また生年月日又は学年が入力された際には、内蔵時計1000が計時する現在時刻を取得して入力日付844bに設定する処理が実行される(図21に示すステップe75)。
図23(b)は、ユーザ名、生年月日、学年、対象者指定キー、パスワード、及び起動辞書割当情報の各項目に対する指定操作が完了した際に表示更新される起動辞書設定画面W50−2の一例を示す図であり、起動辞書設定画面W50−2は、各項目についての設定の確認用に表示される。
この場合には、CPU100により以下の内部処理が実行される。すなわち、ネットワークNを介して管理サーバ9bに接続し、ユーザ操作により指定された当該使用対象者の生年月日及び学年を通知する処理が行われる(図21に示すステップe100)。そして、CPU100は、当該管理サーバ9bから取得した生年月日及び学年に応じた推奨辞データに従って起動辞書割当情報846を設定することにより、各辞書起動キー17のキー操作時に起動する辞書DBを割り当てる処理が行われる(図21に示すステップe110)。
図23(c)は、前述の図23(a)及び(b)に関する操作を行った使用対象者が現使用対象者に設定された場合であって、英和キー17cに対するキー操作を行った場合に表示される辞書検索画面W52の一例を示す図である。図23(c)に示すように、辞書検索画面W52には、各辞書起動キー17に割り当てられている辞書DBの辞書名が、辞書起動キー17のキー配列に従って表示される。
すなわち、図23(b)に示した起動辞書割当情報の通り、国語キー17aに対するキー操作に応じて学習国語辞典904が、漢和キー17bに対するキー操作に応じて漢和辞典906が、英和キー17cに対するキー操作に応じてリー○ース英和辞典の辞書DBが、和英キー17dに対するキー操作に応じてリー○ース和英辞典の辞書DBが、それぞれ起動することとなる。
また、前述の図23に関する操作を行った使用対象者が中学校から高等学校に進級して学年が新学年となった場合には、図24(a)に示すように、新学年及び起動辞書割当情報の各項目に対する変更を確認するための起動辞書変更画面が表示される。
この場合には、CPU100により以下の内部処理が実行される。すなわち、先ず、ユーザ操作によって指定された使用対象者の生年月日又は学年と、当該生年月日又は学年が入力された入力日付と、内蔵時計1000が計時している現在時刻とに基づいて、現使用対象者が新学年になったと判別した場合に、ネットワークNを介して管理サーバ9bに接続して新学年を通知する処理が行われる(図22に示すステップf90(YES)→f100)。そして、当該管理サーバ9bから取得した新学年に応じた推奨辞書データに従って起動辞書割当情報846を設定することにより、各辞書起動キー17のキー操作時に起動する辞書DBを割り当てる処理が行われる(図22に示すステップf110)。続いて、現使用対象者用の起動辞書データの学年844aを更新して、各辞書起動キー17のキー操作時に起動する辞書DBの割り当てを変更したことをメッセージ表示する制御が行われる(図22に示すステップf120→f130)。
図24(b)は、前述のように新学年となった使用対象者が現使用対象者に設定された場合であって、英和キー17cに対するキー操作を行った場合に表示される辞書検索画面W62の一例を示す図である。図24に示すように、辞書検索画面W62には、各辞書起動キー17に割り当てられている辞書DBの辞書名が、辞書起動キー17のキー配列に従って表示される。
すなわち、図24(a)に示した起動辞書割当情報の通り、国語キー17aに対するキー操作に応じて広○苑902が、漢和キー17bに対するキー操作に応じて漢和辞典906が、英和キー17cに対するキー操作に応じてジーニ○ス英和辞典の辞書DBが、和英キー17dに対するキー操作に応じてジーニ○ス和英辞典の辞書DBが、それぞれ起動することとなる。
以上説明したように、第3実施形態によれば、管理サーバ9bに接続し、使用対象者の生年月日及び学年に応じた辞書種類毎の推奨辞書を取得することにより、各辞書起動キー17に、対応する辞書種類の推奨辞書の辞書DBを割り当てることができる。そして、ユーザ操作によって指定された使用対象者の生年月日又は学年と、当該生年月日又は学年が入力された入力日付と、内蔵時計1000が計時している現在時刻とに基づいて、現使用対象者が新学年になったと判別した場合には、管理サーバ9bに接続し、新学年に応じた推奨辞書を取得することにより、各辞書起動キー17に、対応する辞書種類の推奨辞書の辞書DBを割り当てることができる。
したがって、辞書起動キー17に対するキー操作によって、使用対象者の生年月日及び学年に応じた辞書DBをワンタッチで起動することができ、電子辞書の使い勝手を向上させることができる。
以上、本発明の好適な3つの実施形態について、本発明の情報表示制御装置を携帯型電子辞書に適用した場合について説明したが、本発明を適用可能な製品はこのような製品に限定されるものではなく、携帯電話、パソコン、電子時計等の電子機器全般に適用可能である。
また、上記した実施形態では、使用対象者毎に、ユーザ操作に従って各辞書起動キー17がキー操作された際に起動する辞書DBを割り当てる場合について説明したが、以下のようにしてもよい。すなわち、予め、辞書起動キー17によって指定される使用対象者として、例えば“一般”、“大学生”、“高校生”、“中学生”、“小学生”等を適宜割り振っておくとともに、当該使用対象者毎に、各辞書起動キー17がキー操作された際に起動する辞書DBを割り当てておくこととしてもよい。
また、上記した実施形態では、本人認証の機能を実現するため、パスワードの入力を受け付けることとしたが、これに限らず、適宜公知の本人認証技術を利用することとしてもよい。例えば、電子辞書1本体に、使用対象者を指紋により特定する指紋認証装置を備えた構成とし、当該指紋認証装置により取得した指紋画像と、予めフラッシュROM800内に記憶させておいた使用対象者の指紋の画像データとを比較して、本人認証を行うこととしてもよい。
電子辞書の斜視概観図の一例を示す図。 電子辞書の機能構成の一例を示すブロック図。 第1実施形態におけるRAMの構成(a)、及びフラッシュROMの構成(b)の一例を示す図。 広○苑の辞書DBの蓄積形式の一例を示す図。 辞書分類テーブルのデータ構成例を示す図。 第1実施形態における使用対象者別起動辞書データのデータ構成例を示す図。 第1の使用対象者別辞書割当処理の流れの一例を示すフローチャート。 第1の起動時設定処理の流れの一例を示すフローチャート。 辞書検索処理の流れの一例を示すフローチャート。 第1実施形態における表示画面の一例を示す図。 第1実施形態における表示画面の一例を示す図。 第1実施形態における表示画面の一例を示す図。 第1実施形態における表示画面の一例を示す図。 第2実施形態におけるRAMの構成(a)、及びフラッシュROMの構成(b)の一例を示す図。 第2実施形態における使用対象者別起動辞書データのデータ構成例を示す図。 管理サーバが有する推奨辞書情報のデータ構成例を示す図。 第2の使用対象者別辞書割当処理の流れの一例を示すフローチャート。 第2実施形態における表示画面の一例を示す図。 第3実施形態におけるRAMの構成(a)、及びフラッシュROMの構成(b)の一例を示す図。 第3実施形態における使用対象者別起動辞書データのデータ構成例を示す図。 第3の使用対象者別辞書割当処理の流れの一例を示すフローチャート。 第3の起動時設定処理の流れの一例を示すフローチャート。 第3実施形態における表示画面の一例を示す図。 第3実施形態における表示画面の一例を示す図。
符号の説明
1 電子辞書
100 CPU
200 入力装置
300 表示装置
400 通信装置
500 伝送制御装置
600 カードスロット
650 メモリカード
700(700a) RAM
702 現使用対象者格納領域
704 検索辞書種別格納領域
706 入力文字格納領域
800(800a) フラッシュROM
900 内蔵辞書DB
902 広○苑
904 学習国語辞典
906 漢和辞典
908 ジーニ○ス英和辞典
910 ジーニ○ス和英辞典
912 ロング○ン英和辞典
914 ロング○ン和英辞典
810 辞書分類テーブル
820 使用対象者別起動辞書データ
820−1 妹用起動辞書データ
820−2 兄用起動辞書データ
820−3 父用起動辞書データ
850a 第1の使用対象者別辞書割当プログラム
860a 第1の起動時設定プログラム
870 辞書検索プログラム
N 通信回線
9a 辞書サーバ
9b 管理サーバ

Claims (9)

  1. 複数の辞書起動キーと、
    見出語と説明情報とが対応付けられた辞書情報を複数記憶する辞書記憶手段と、
    使用対象者別に、前記各辞書起動キーそれぞれの操作時に起動する辞書を設定した起動辞書設定情報を記憶する対象者別設定記憶手段と、
    ユーザ操作に従って、使用対象者を指定する対象者指定手段と、
    この対象者指定手段により指定された使用対象者に応じて、前記起動辞書設定情報をもとに各辞書起動キーがキー操作された際に起動する辞書情報の割り当てを変更する辞書割当手段と、
    辞書起動キーに対するキー操作に応じて、そのキー操作された辞書起動キーに割り当てられている辞書情報を検索対象の辞書情報に設定する検索辞書設定手段と、
    前記検索対象の辞書情報に含まれる見出語をもとに辞書引き処理を行い、対応する説明情報を読み出して表示する制御を行う説明情報表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報表示制御装置。
  2. 辞書種類と、当該辞書種類に属する前記辞書記憶手段に記憶されている辞書情報との対応関係を記憶する辞書種類記憶手段、を更に備え、
    前記各辞書起動キーは、それぞれが前記辞書種類の何れかに対応するキーであり、
    前記起動辞書設定情報は、使用対象者別に、前記辞書起動キーそれぞれに対応する辞書種類と、前記辞書種類記憶手段により記憶された当該辞書種類に属する辞書情報のうちの一の辞書情報との対応関係が設定された情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報表示制御装置。
  3. 前記辞書種類記憶手段は、通信回線を介して接続される他の装置に記憶された辞書情報と、当該辞書情報が属する辞書種類とを更に記憶しており、
    前記説明情報表示制御手段は、前記検索辞書設定手段により他の装置に記憶された辞書情報が検索対象の辞書情報に設定された場合に、当該他の装置に通信接続して辞書引き処理を行わせることにより、見出語をもとに辞書引きされた説明情報を取得する説明情報取得手段、を有することを特徴とする請求項2に記載の情報表示制御装置。
  4. 前記起動辞書設定情報として設定されている前記各辞書起動キーそれぞれのキー操作時に起動する辞書情報を、当該辞書起動キーに対応する辞書種類に属する辞書情報の中から改めて選択することにより、前記対象者別設定記憶手段に記憶されている起動辞書設定情報を変更する設定変更手段を更に備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の情報表示制御装置。
  5. 前記各辞書起動キーに、使用対象者を対応付ける使用対象者キー対応付け手段と、
    電源オフ時の待機電源によって駆動し、前記各辞書起動キーの何れかのキー操作を検知する検知手段と、
    この検知手段による検知によって電源オン処理を行うオン処理手段と、
    を更に備え、
    前記対象者指定手段は、前記オン処理手段による電源オン処理時に、前記検知手段により検知された辞書起動キーに対応付けられている使用対象者を指定する電源オン時指定手段を有することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の情報表示制御装置。
  6. 使用対象者用の認証データを記憶する認証データ記憶手段、を更に備え、
    前記対象者指定手段は、ユーザ操作によって入力された認証データを前記認証データ記憶手段により記憶された認証データと比較することで使用対象者の認証を行って、使用対象者の指定の許否を判断する対象者認証手段、を有することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の情報表示制御装置。
  7. 前記起動辞書設定情報は、学校別の学生を使用対象者として当該学校別の辞書情報を設定した情報を含み、
    学校名を入力する学校名入力手段、を更に備え、
    前記辞書割当手段は、前記学校名入力手段により入力された学校名に応じた辞書情報を割り当てる学校名別辞書割当手段、を有することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の情報表示制御装置。
  8. 前記使用対象者の学年又は生年を入力する入力手段と、
    日時を計時する計時手段と、
    前記入力手段により入力された前記使用対象者の学年又は生年を、入力された時の日付と対応づけて記憶する使用対象者年記憶手段と、
    前記各辞書起動キーに、使用対象者を対応付ける使用対象者キー対応付け手段と、
    電源オフ時の待機電源によって駆動し、前記各辞書起動キーの何れかのキー操作を検知する検知手段と、
    この検知手段による検知によって電源オン処理を行うオン処理手段と、
    このオン処理手段による電源オン処理時に、前記使用対象者年記憶手段に記憶された日付と、当該日付に対応づけて記憶された前記使用対象者の学年又は生年と、前記検知手段による電源オン処理時に新たに検知された日付とに基づいて、辞書起動キーに対応付けられている使用対象者が新学年になったか否かを判別する新学年判別手段と、
    この新学年判別手段により新学年になったと判別された場合に、当該判別された使用対象者について設定されている前記各辞書起動キーそれぞれのキー操作時に起動する辞書情報を、当該辞書起動キーに対応する辞書種類に属する他の辞書情報に変更することにより、前記対象者別設定記憶手段に記憶されている起動辞書設定情報を変更する新学年時設定変更手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の情報表示制御装置。
  9. 複数の辞書起動キーを有する入力装置と接続されたコンピュータに、
    見出語と説明情報とが対応付けられた辞書情報を複数記憶する辞書記憶機能と、
    使用対象者別に、前記各辞書起動キーそれぞれの操作時に起動する辞書情報を設定した起動辞書設定情報を記憶する対象者別設定記憶機能と、
    ユーザ操作に従って、使用対象者を指定する対象者指定機能と、
    この対象者指定機能により指定された使用対象者に応じて、前記起動辞書設定情報をもとに各辞書起動キーがキー操作された際に起動する辞書情報の割り当てを変更する辞書割当機能と、
    辞書起動キーに対するキー操作に応じて、そのキー操作された辞書起動キーに割り当てられている辞書情報を検索対象の辞書情報に設定する検索辞書設定機能と、
    前記検索対象の辞書情報に含まれる見出語をもとに辞書引き処理を行い、対応する説明情報を読み出して表示する制御を行う説明情報表示制御機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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