JP2006051411A - 柑橘類の粉末及び柑橘類の乾燥方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
柑橘類の搾り滓を、天日乾燥も可能な短時間で、且つ少ない乾燥面積で所定の含水量に乾燥できるようにするとともに、乾燥物の再利用を図る。
【解決手段】
柑橘類の果汁が絞られた搾り滓を、例えば1リットル中に炭酸ナトリウム500ミリグラム、塩化ナトリウム300ミリグラム溶解した溶液で煮沸し、これを乾燥する。dまた。こうして乾燥した搾り滓を粉末にして利用する。
【選択図】図1

Description

本発明は柑橘類、特に酢橘の粉末及び柑橘類の乾燥方法に関するものである。
酢橘等の柑橘では収穫シーズンになると、その果汁分を絞ってビン等の用容器詰めにして保存することにより、1年中食することができるようになっている。
そして果汁を絞った滓は嵩張り、これを土中に埋設して処理しようとすると埋設時に腐敗し、汚泥状になって悪臭を放ったりすることから、産業廃棄物として産業廃棄物処理業者に出され、産業廃棄物処理業者が焼却処理したり、天日乾燥して嵩を低くした後、粉末にして肥料等に再利用したりしている。
特開2003−54664号公報 特開2001−59265号公報
上記従来の果汁を絞った滓をそのまま産業廃棄物処理業者による焼却処理する場合、搾り滓といえども多くの水分を含んでいることから、焼却する時に、焼却用の燃料も多く必要とし、処理費用が嵩んでしまうという問題があった。
また、搾り滓を天日乾燥により乾燥し、嵩を低くするようにしたものでは、その含水率を30パーセントにまで乾燥させるのに少なくとも1週間はかかることから、1シーズンに排出される例えば500トンの酢橘の搾り滓を処理するには相当の時間を必要とするだけでなく、広大な乾燥面積を必要とするという問題があった。
さらに、搾り滓には種々の雑菌が付着しており、この雑菌が長時間に亘る天日乾燥時に繁殖するおそれもあった。
本発明は上記問題点に鑑み提案されたもので、天日乾燥も可能な短時間で、且つ少ない乾燥面積で所定の含水量に乾燥できるようにすることを目的とするものである。
上記目的を達成するために本発明にかかる柑橘類の粉末は、柑橘類の搾り滓を、炭酸ナトリウムと、塩化ナトリウムを溶解した溶液で煮沸したものを乾燥した後、これを粉砕して形成するようにしたことを主要な特徴とするものである。
また、に本発明にかかる柑橘類の乾燥方法は、果汁が絞られた柑橘類の搾り滓を、炭酸ナトリウムと、塩化ナトリウムを溶解した溶液で煮沸し、これを乾燥するようにしたことを主要な特徴とするものである。
次に溶液が、1リットル中に炭酸ナトリウム500ミリグラム、塩化ナトリウム300ミリグラム溶解した溶液であることや、搾り滓が、酢橘の搾り滓であること、さらに、乾燥が陰干しや乾燥機での乾燥させてあることも特徴とするものである。
本発明の柑橘類の粉末によれば、柑橘類の搾り滓を、炭酸ナトリウムと、塩化ナトリウムを溶解した溶液で煮沸したものを乾燥した後、これを粉砕して形成するようにしてあるので、粉末中には、炭酸ナトリウムや塩化ナトリウムがふくまれ、これが、例えば入浴剤として使用された場合、柑橘類の自然の高い香りとともに浴槽内の湯に溶け出して、温泉効果を高めることができるという利点がある。
本発明の柑橘類の乾燥方法によれば、炭酸ナトリウムの膨潤作用と塩化ナトリウムの浸透圧による浸透脱水作用とが協働して雑菌の繁殖を防止するとともに、搾り滓中の水分を分離するので、短時間のうちに所定の含水率にまで乾燥することができる。
これにより、乾燥に要する時間を大幅に短縮できるとともに、乾燥効率が高くできることから乾燥面積を少なくすることもできる利点がある。
本発明の柑橘類の乾燥方法によれば、炭酸ナトリウムの膨潤作用と塩化ナトリウムの浸透脱水作用とが協働して雑菌の繁殖を防止するとともに、搾り滓中の水分を分離するので、短時間のうちに所定の含水率にまで乾燥することができる。
これにより、乾燥に要する時間を大幅に短縮できるとともに、乾燥効率が高くできることから乾燥面積を少なくすることもできる利点がある。
また、炭酸ナトリウムと塩化ナトリウムの溶液で処理した搾り滓を陰干しにより乾燥するようにしたものでは、乾燥時の昇温を防止し、炭酸ナトリウムと塩化ナトリウムの殺菌作用とも相俟って、雑菌の繁殖を防止することができ、衛生的な乾燥処理物にすることができる利点もある。
以下、本発明の柑橘類の乾燥方法について酢橘の搾り滓を乾燥する場合を例にしてその実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は乾燥方法の概略図であって、図中符号1は乾燥方法を全体的に示す。
この乾燥方法1は、酢橘2の果汁を搾り出す搾液工程3と、溶液調合工程4と、煮沸工程5と、乾燥工程6とを備えてなる。
搾液工程6は、出口孔7を有する搾液用容器8に収穫した酢橘2を充填し、その上方からプレス式の加圧具9で押圧することにより、酢橘2の果汁を出口孔7から貯留用容器10に搾り出すように構成されている。
溶液調合工程4は、調合用容器11に1リットルの水14に対して炭酸ナトリウム12を500ミリグラム、塩化ナトリウム13を300ミリグラムの割合で溶解した溶液を調整する。
因みに、上記溶液中の炭酸ナトリウム12及び塩化ナトリウム13の比率は、例えば温泉水が概ね該当することから、こうした温泉水を使用することもできる。
尚、炭酸ナトリウム12が600ミリグラム/リットルを越えると膨潤効果に大きな変化は見られず、400ミリグラム/リットル以下では充分な膨潤効果を得られなかった。
また、塩化ナトリウム13は400ミリグラム/リットルを越えると塩分が強くなりすぎ、200ミリグラム/リットル以下では充分な浸透効果を得られなかった。
煮沸工程5は、溶液調合工程4で調整された溶液と酢橘2の搾り滓15を収納する煮沸用容器16とその煮沸用容器16を過熱する加熱手段(バーナーやボイラの蒸気)17とを備えてなる。
乾燥手段6は、通気性の良好な場所に屋根18で覆われた多段の乾燥棚19を設置して構成されている。
上記のように構成された各工程3〜6を利用して酢橘2の搾り滓15を処理する手順を次に説明する。
先ず、収穫された酢橘2を搾液工程3の搾液用容器8に充填し、その上方からプレス式の加圧具9で押圧する。
すると、酢橘2は徐々に変形しながら圧潰され、酢橘2の果汁は搾り出されて出口孔7から貯留用容器10に収納される。
次に、搾液工程3でできた酢橘2の搾り滓15と溶液調合工程4で調整された溶液を煮沸工程5の煮沸用容器16に投入し、加熱手段17で約10分間煮沸する。
この煮沸と炭酸ナトリウム12及び塩化ナトリウム13により、搾り滓15に付着した雑菌は死滅するとともに、炭酸ナトリウム12と塩化ナトリウム13が搾り滓15に充分浸透し、炭酸ナトリウム12の膨潤作用と塩化ナトリウム13の浸透圧脱水作用で搾り滓15中の水分が分離される。
尚、煮沸時間を約10分としたのは、煮沸時間が8分未満の場合には炭酸ナトリウム12と塩化ナトリウム13が搾り滓15に充分浸透しないことによるものであり、煮沸時間が12分を超えると搾り滓15の原型が崩れてしまうことによるためである。
そして煮沸工程5が終わった酢橘2の搾り滓15は、その煮沸用容器16から出されて水切りされた後、乾燥工程6の乾燥棚19にならべられて陰干しで乾燥される。
この時、酢橘2の搾り滓15には上記煮沸工程4で炭酸ナトリウム12と塩化ナトリウム13が充分浸透しており、炭酸ナトリウム12の膨潤作用と塩化ナトリウム13の浸透圧の脱水作用で搾り滓15中の水分が分離されていることから短時間で乾燥させることができる。因みに、水分率30パーセントまでの乾燥に4日もあれば充分であった。
斯くして乾燥された酢橘2の搾り滓15は、図2に示すように粉砕して粉末にされ、通水性を有する袋20に詰められ、入浴剤として使用すると、酢橘の高い香りとともに、炭酸ナトリウム及び塩化ナトリウムが浴槽の湯に溶解するので、温泉効果も楽しむことができる。
尚、上述では乾燥後の酢橘2の搾り滓15を入浴剤に利用するようにしてあるが、こうしたものに限られず、粉末の調味料としても使用することができるのは勿論である。
また、上記実施の形態では、搾液工程3で酢橘2を、搾液用容器8に収穫し、その上方からプレス式の加圧具9で押圧することにより、酢橘2の果汁を出口孔7から貯留用容器10に搾り出すようにしてあるがこうしたものに限られず、ジューサーのように酢橘2を破砕しながら遠心力により果汁を分離するようにしてもよいことは勿論である。
この場合、粉砕された酢橘は通水性を有する小袋に定量づつ入れて封止することにより、小袋のまま煮沸・乾燥することができ、乾燥した小袋入り酢橘の搾り滓はそのまま入浴剤として商品化することができる。
さらに上記実施の形態では酢橘を例にしてあるが、こうしたものに限られず、ミカンやカボス等種々の柑橘類に実施することができるのはいうまでもないことである。
加えて、乾燥は上記陰干しに限らず、電熱ヒータやバーナー等の乾燥機による乾燥が可能なことはいうまでもないことである。
は本発明にかかる柑橘類の一乾燥方法を示す概略図である。 は本発明にかかる柑橘類の一乾燥方法で処理した搾り滓の入浴剤としての再利用例を示す斜視図である。
符号の説明
1・・・乾燥方法
2・・・柑橘類(酢橘)
3・・・搾液工程
4・・・溶液調合工程
5・・・煮沸工程
6・・・乾燥工程
12・・・炭酸ナトリウム
13・・・塩化ナトリウム

Claims (5)

  1. 柑橘類の搾り滓を、炭酸ナトリウムと、塩化ナトリウムを溶解した溶液で煮沸したものを乾燥した後、これを粉砕して形成するようにすることにより、炭酸ナトリウム及び塩化ナトリウムを含んでいることを特徴とする柑橘類の粉末。
  2. 果汁が絞られた柑橘類の搾り滓を、炭酸ナトリウムと、塩化ナトリウムを溶解した溶液で煮沸し、これを乾燥するようにしたことを特徴とする柑橘類の乾燥方法。
  3. 溶液が、1リットル中に炭酸ナトリウム500ミリグラム、塩化ナトリウム300ミリグラム溶解した溶液である請求項2に記載の柑橘類の乾燥方法。
  4. 搾り滓が、酢橘の搾り滓である請求項2に記載の柑橘類の乾燥方法。
  5. 乾燥が陰干し若しくは乾燥機で乾燥させてある請求項2に記載の柑橘類の乾燥方法。
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