JP2005292818A - ホログラム転写箔およびその製造方法 - Google Patents
ホログラム転写箔およびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005292818A JP2005292818A JP2005064839A JP2005064839A JP2005292818A JP 2005292818 A JP2005292818 A JP 2005292818A JP 2005064839 A JP2005064839 A JP 2005064839A JP 2005064839 A JP2005064839 A JP 2005064839A JP 2005292818 A JP2005292818 A JP 2005292818A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hologram
- layer
- transfer foil
- resin
- adhesive layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Holo Graphy (AREA)
Abstract
【解決手段】ホログラム転写箔を、基材フィルム上に剥離可能に積層されたホログラム層、接着剤層とを少なくとも備え、接着剤層はヒートシール性を有する熱可塑性樹脂と中空樹脂粒子を含有し、接着剤層における中空樹脂粒子の含有量を5〜50重量%の範囲、熱可塑性樹脂の軟化温度を中空樹脂粒子の軟化温度以下とする。
【選択図】 図1
Description
ホログラムには、レリーフホログラム、体積ホログラム等のホログラムがある。レリーフホログラムは、表面に微細な凹凸を形成することにより、画像、情報の記録、再生を行なうものである。また、体積ホログラムは、情報をホログラム層の厚み方向に、物体からの光の波面に相当する干渉縞を透過率変調、屈折率変調の形で層内に記録することで形成されるホログラムである。
ホログラムの形成方法としては、物品からの反射光と参照光の干渉現象を利用して記録し形成する方法、対象物に関するディジタルデータから計算機により干渉縞データを作製する計算機ホログラムによる方法、回折格子等のパターンを電子線により描画する方法等が挙げられる。
このようなレリーフ型のホログラム転写箔、あるいは体積型のホログラム転写箔は、被転写体への接着性が良好であり、かつ、所望のパターンで被転写体にホログラムを転写する際の箔切れ性が良好であることが要求される。また、被転写体もプラスチック、紙等の材質の違い、表面加工による表面特性の違いにより接着性に差がある。しかし、接着性の悪い被転写体に対して良好な接着性を得るため、接着剤層を厚くしたり、軟化温度の低い接着剤を使用すると、箔切れ性が低下するという問題があった。
このような問題を解消するために、多孔質で表面がマット状である接着剤層を備えたホログラム転写箔が開発されている(特許文献3)。
本発明は、上記のような実情に鑑みてなされたものであり、紙、プラスチックカード等、種々の表面性を有する被転写体に低いヒートシール温度でホログラムを所望のパターンで転写するためのホログラム転写箔とその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の他の態様として、前記中空樹脂粒子の平均粒子径は0.05〜10μmの範囲であるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記中空樹脂粒子の軟化温度と前記熱可塑性樹脂の軟化温度との差は10〜50℃の範囲であるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記中空樹脂粒子の軟化温度は80〜150℃の範囲であるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記ホログラムがレリーフホログラムであるような構成、あるいは、前記ホログラムが体積ホログラムであるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記基材フィルム上に剥離層を形成し、該剥離層上に前記樹脂層を形成するような構成とした。
また、本発明の製造方法では、適度の表面粗さを付与しながら中空樹脂粒子を含有した接着剤層を形成することができ、上記の効果を奏するホログラム転写箔を簡便に製造することができる。
[ホログラム転写箔]
図1は本発明のホログラム転写箔の一実施形態を示す概略断面図である。図1において、ホログラム転写箔1は、基材フィルム2と、この基材フィルム2上に剥離層3を介して順次積層されたホログラム層4、反射層5、接着剤層6とを備えている。
上記の中空樹脂粒子の含有量が5重量%未満であると、箔切れ性が不充分であり、含有量が50重量%を超えると、中空樹脂粒子が軟化しにくくなり、高いシール性が得られず好ましくない。
尚、接着剤層における熱可塑性樹脂と中空樹脂粒子の含有量の測定は、接着剤層を削り取り、JIS K 7120:1987(プラスチックの熱重量測定を行うための一般的試験方法について規定)による重量減少の程度から個々の配合量を得ることにより行う。
使用する中空樹脂粒子は、平均粒子径が0.05〜10μm、好ましくは0.3〜5μmの範囲であるものを使用することができ、その形状が球状であっても、また、偏平な形状であってもよい。
尚、中空樹脂粒子の平均粒子径の測定は、JIS B 9925:1997(液体中の粒子の大きさ及び数を測定する光散乱式自動粒子計数器について規定)により、例えば、日機装(株)製マイクロトラック粒度分布測定装置UPAを用いて測定する。接着剤層中の中空樹脂粒子の粒度分布は、光学顕微鏡による直接観察で測定する。
本発明では、接着剤層6に含有される上述の中空樹脂粒子により、ホログラム転写箔1の箔切れ性が向上するため、箔切れ性の低下を生じさせる軟化温度の低い熱可塑性樹脂の使用が可能となる。
原子間力顕微鏡(AFM)のタッピングモードにより、50μm×50μm角の
領域の凹凸状態を測定し、その範囲における表面平均粗さを算出する。原子間力
顕微鏡は、日本ビーコ(株)製 NanoScope 3A ディメンジョンシステムを使用
する。
ホログラム層4がレリーフ型のホログラムの場合は、微細な凹凸パターンを形成するために、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、電離放射線硬化性樹脂等を用いて形成され、厚みは0.1〜20μm、好ましくは0.5〜10μmの範囲で設定することができる。
また、レリーフホログラムの凹凸パターン形状を正確に形成するために、反応性をもたないアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂等のポリマーを添加することができる。
また、上記の電離放射線硬化性樹脂は、紫外線等の光によって硬化させる場合には、光重合開始剤を添加することができる。樹脂に応じて、光ラジカル重合開始剤、光カチオン重合開始剤、その併用型(ハイブリッド型)を選定することができる。
光ラジカル重合と光カチオン重合を併用する、いわゆるハイブリッド型材料の場合、それぞれの重合開始剤を混合して使用することができ、また、一種の開始剤で双方の重合を開始させる機能をもつ芳香族ヨードニウム塩、芳香族スルホニウム塩等を使用することができる。
また、レリーフの凹凸形状を正確なものとしたり、硬度、耐熱性を付与するために、シリカ、チタニア、アルミナ等の無機酸化物微粒子や金属アルコキシド、金属アルコキシドオリゴマー等を添加することもできる。
さらに、ホログラム層4には、重合防止剤、酸化防止剤、増感剤、紫外線吸収剤、安定化剤、可塑剤、消泡剤等を添加することができる。
フォトポリマーは、バインダー樹脂、屈折率変調成分となる光重合性化合物、光重合開始剤、必要に応じて添加される増感色素を主構成成分とする。
光重合開始剤は、使用する光重合性化合物に応じて選択することができる。
光カチオン重合可能な化合物を使用する場合の光カチオン重合剤としては、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族ヨードニウム塩、芳香族スルホニウム塩、芳香族ホスホニウム塩、混合配位子金属塩、例えば、(η6−ベンゼン)(η5−シクロペンタジエニル)鉄(II)、シラノール−アルミニウム錯体等を挙げることができる。
光重合開始剤は、記録される体積ホログラムの安定化の観点から、ホログラム記録後に分解処理されることが好ましい。
尚、上記のホログラム層4に使用する樹脂材料は、そのガラス転移温度が転写時のヒートシール温度よりも高いものを使用することが好ましい。
本発明のホログラム転写箔の転写は、被転写体の一部への転写、全面への転写、いずれであってもよく、また、一部への転写の場合、複雑な模様や文字等の転写型を用いて転写してもよい。
次に、本発明のホログラム転写箔の製造方法について、図1に示したホログラム転写箔1を例として説明する。
本発明の製造方法は、基材フィルム2上に剥離層3を形成し、この剥離層3上にホログラム層4となる樹脂層を形成し、この樹脂層にホログラムレリーフパターンを形成してホログラム層4とする工程と、このホログラム層4のホログラムレリーフパターン上に反射層5を設ける工程と、反射層5上に接着剤層6を設ける工程と、を有している。
レリーフ型のホログラム層4のレリーフパターン上に反射層5を設ける工程では、真空蒸着、スパッタリング、反応性スパッタリング、イオンプレーティング、電気めっき、コーティング等の公知の方法を用いることができる。
尚、使用する熱可塑性樹脂、中空樹脂粒子は、夫々の重量を、例えば、Mettler−Toledo K.K.製ベーシック電子天秤AB−Sシリーズを用いて秤量し、所望の範囲で配合する。
尚、体積ホログラムの場合におけるホログラム層上への接着剤層の形成も、上述の接着剤層6の形成と同様に行なうことができる。また、ホログラム層と接着剤層との密着性を更に向上させるために、プライマー層を介在させてもよい。
[実施例1]
厚さ25μmのポリエチレンテレフタレート(東レ(株)製 ルミラーT−60)フィルムの片面に、剥離層用の塗布液(昭和インク工業所(株)製 ハクリニス45−3)をグラビアコート法で、30m/分の速度で塗工し、その後、100℃で乾燥して溶剤を揮散させて、剥離層(膜厚約1μm)を形成した。
(ホログラム層用の塗布液Aの組成)
・光硬化性樹脂 … 100重量部
(三菱化学(株)製 ユピマーUV LZ065S)
・光重合開始剤 … 5重量部
(チバスペシャルティケミカルズ社製 イルガキュア907)
・メチルエチルケトン … 300重量部
まず、レーザー光を用いてホログラム原版を作製し、このホログラム原版を、連続複製装置のエンボスローラーに装着した。次いで、上記のように樹脂層を形成した基材フィルムを、連続複製装置の給紙側に設置し、エンボスローラーに20m/分の速度で供給して、プレス圧1×105Pa、ロール温度140℃で圧着して、凹凸パターンを樹脂層に形成した。引き続き、高圧水銀灯より発生した紫外線を照射して樹脂層を硬化させ、レリーフを形成してホログラム層とした。
次いで、反射層上に下記組成の接着剤層用の塗布液をグラビアコート法により30m/分の速度で塗工し、常温送風乾燥(25℃、風量50m3/分)を行って接着剤層(膜厚約2μm)を形成した。尚、接着剤層用の塗布液は、固形分が30%となるように調整した。また、接着剤層における中空樹脂粒子の含有量は17重量%であった。
(接着剤層用の塗布液組成)
・熱可塑性ヒートシールエマルジョン … 50重量部(固形分換算)
(中央理化工業(株)製 アクアテックスAC−3100)
・中空樹脂粒子含有エマルジョン … 10重量部(固形分換算)
(日本ゼオン(株)製 Nipol−CMH5055)
・イソプロパノール … 15重量部
(軟化温度の測定条件)
熱機械測定装置(Thermo Mechanical Analyzer : TMA)を用いて、被検体膜にペ
ネトレーション用の石英製荷重棒を荷重5.0gで押し付けながら、昇温速度5
℃/分で、−30℃から200℃の範囲で加熱し、石英製荷重棒の沈み曲線を求
め、図2のように、軟化温度を得る。
ホログラム層用の塗布液として、下記組成の塗布液Bを使用した他は、実施例1と同様にして、本発明のホログラム転写箔を得た。
(ホログラム層用の塗布液Bの組成)
・ウレタン変性反応性アクリル樹脂 … 100重量部
・ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート … 30重量部
・シリコーンオイル … 3重量部
(信越化学工業(株)製 KF−7312F)
・光重合開始剤 … 5重量部
(チバスペシャルティケミカルズ社製 イルガキュア907)
・メチルエチルケトン … 300重量部
仮基材として、厚さ25μmのポリエチレンテレフタレート(東レ(株)製 ルミラーT−60)フィルムを準備し、この片面に、下記の組成を有するホログラム層用の塗布液Cを、グラビアコート法で30m/分の速度で塗工し、100℃で乾燥して溶剤を揮散させて、ホログラム層形成用の樹脂層(乾燥後の膜厚5.0g/m2)を形成した。さらに、この樹脂層上に、保護フィルムとして、厚み50μmのポリエチレンテレフタレート(東レ(株)製 ルミラーT−60)フィルムをラミネートして、体積ホログラム形成用フィルムを作製した。
・ポリメチルメタクリレート … 100重量部
・9,9-ビス(4-アクリロキシジエトキシフェニル)フルオレン … 5重量部
・1,6-ヘキサンジオールジグリシジルエーテル … 70重量部
・ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロアンチモネート … 5重量部
・3,9-ジエチル-3’-カルボキシメチル-2,2’-チオカルボシアニンヨードニウム塩
… 1重量部
・メチルエチルケトン … 30重量部
・メタノール … 30重量部
次に、仮基材を剥離し、露出した体積ホログラム層上に、実施例1と同様にして、接着剤層(乾燥後の膜厚2.0g/m2)を形成した。これにより、本発明のホログラム転写箔を得た。
実施例1の接着剤層用の塗布液を構成する中空樹脂粒子含有エマルジョンを、同じ重量の熱可塑性ヒートシールエマルジョン(中央理化工業(株)製 アクアテックスAC−3100)に置き換えた他は、実施例1と同様にしてホログラム転写箔を作製した。
実施例1の接着剤層用の塗布液を構成する中空樹脂粒子含有エマルジョンを、コロイダルシリカ(日産化学工業(株)製 スノーテックスPS−SO)に変更した他は、実施例1と同様にしてホログラム転写箔を作製した。
(転写性の評価)
上述のように作製したホログラム転写箔を、被転写体としての紙に、接着剤層が接するように重ね合わせ、転写箔側から110℃、3.0MPaの条件で熱スタンプにより圧着した。その後、ホログラム転写箔を剥離して、転写されたホログラムを下記の基準で評価し、結果を下記の表1に示した。
評価基準
○ :熱スタンプの形状を忠実に再現している。
× :バリ、欠け等が生じ、熱スタンプの形状を再現していない。
転写性の評価と同じ条件でホログラムを転写し、転写されたホログラムを目視で観察し、下記の基準で評価し、結果を下記の表1に示した。
評価基準
○ :転写前と比べてホログラムの色味、輝度に変化がなく、傷の発生もない。
× :ホログラムの色味、輝度の変化、傷の発生のいずれかがみられる。
転写性の評価と同じ条件でホログラムを転写し、転写されたホログラムに粘着テープ(ニチバン(株)製 セロハンテープ)を強く貼り付け、垂直方向に急激に剥離した後のホログラムの状態を下記の基準で評価し、結果を下記の表1に示した。
評価基準
○ :ホログラムが被転写体から取れない、あるいは、被転写体とホログラム
が一体で取れる(被転写体である紙に破壊が生じる)。
× :被転写体からホログラムのみが取れる。
転写性の評価と同じ条件でホログラムを転写し、転写されたホログラムとともに被転写体を室温の水に48時間浸漬し、被転写体からのホログラムの剥離の有無を観察して下記の基準で評価し、結果を下記の表1に示した。
評価基準
○ :被転写体からのホログラムの剥離がない。
× :被転写体からのホログラムの剥離が生じる。
これに対して、比較例1のホログラム転写箔は、転写性が悪く、転写されたホログラム外観も悪いものであった。また、比較例2のホログラム転写箔は、転写性が悪く、また、転写されたホログラム箔の密着性も悪いものであった。
実施例1の接着剤層用の塗布液を構成する中空樹脂粒子含有エマルジョンの量を変更し、また、転写温度を120℃とした他は、実施例1と同様にして、下記表2に示されるように、接着剤層における中空樹脂粒子の含有量を変化させた5種のホログラム転写箔(試料1〜5)を作製した。
上述のように作製したホログラム転写箔(試料1〜5)の転写性、ホログラム外観、密着性、耐熱性について、上記と同様の方法により評価し、結果を下記の表2に示した。
しかし、接着剤層に含有される中空樹脂粒子の含有量が5重量%未満である試料1は、転写性が悪く、また、中空樹脂粒子の含有量が50重量%を超える試料5は、密着性が悪く、また膜厚のバラツキもみられた。
[実施例5]
実施例3と同様にして、体積ホログラム層を形成し、この体積ホログラム層を剥離層上に転写し硬化させ、その後、体積ホログラム層上に接着剤層を形成した。この接着剤層は、実施例1の接着剤層用の塗布液を構成する中空樹脂粒子含有エマルジョンの量を変更し、また、転写温度を120℃とした他は、実施例1と同様にして、下記表3に示されるように、接着剤層における中空樹脂粒子の含有量を変化させたものとした。これにより5種のホログラム転写箔(試料1〜5)を作製した。
上述のように作製したホログラム転写箔(試料1〜5)の転写性、ホログラム外観、密着性、耐熱性について、上記と同様の方法により評価し、結果を下記の表3に示した。
しかし、接着剤層に含有される中空樹脂粒子の含有量が5重量%未満である試料1は、転写性が悪く、また、中空樹脂粒子の含有量が50重量%を超える試料5は、密着性が悪く、また膜厚のバラツキもみられた。
2…基材フィルム
3…剥離層
4…ホログラム層
5…反射層
6…接着剤層
11…被転写体
Claims (11)
- 基材フィルムと、該基材フィルム上に剥離可能に設けられたホログラム層と、該ホログラム層上に積層された接着剤層とを少なくとも備え、該接着剤層はヒートシール性を有する熱可塑性樹脂と中空樹脂粒子を含有し、前記接着剤層における中空樹脂粒子の含有量は5〜50重量%の範囲であり、前記熱可塑性樹脂の軟化温度は前記中空樹脂粒子の軟化温度以下であることを特徴とするホログラム転写箔。
- 前記基材フィルムと前記ホログラム層との間に剥離層を備えることを特徴とする請求項1に記載のホログラム転写箔。
- 前記中空樹脂粒子の平均粒子径は0.05〜10μmの範囲であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のホログラム転写箔。
- 前記中空樹脂粒子の軟化温度と前記熱可塑性樹脂の軟化温度との差は10〜50℃の範囲であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のホログラム転写箔。
- 前記中空樹脂粒子の軟化温度は80〜150℃の範囲であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のホログラム転写箔。
- 前記ホログラムがレリーフホログラムであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のホログラム転写箔。
- 前記ホログラムが体積ホログラムであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のホログラム転写箔。
- 基材フィルム上にホログラム層となる樹脂層を形成し、該樹脂層にホログラムレリーフパターンを形成してホログラム層を剥離可能に配設する工程と、
該ホログラム層のホログラムレリーフパターン上に反射層を設ける工程と、
ヒートシール性を有する熱可塑性樹脂、中空樹脂粒子、水およびアルコールを含有する塗布液を前記反射層上に塗布し、常温送風乾燥することにより接着剤層を設ける工程と、を有することを特徴とするホログラム転写箔の製造方法。 - 基材フィルム上にホログラム層となる樹脂層を形成し、該樹脂層に体積ホログラムを形成してホログラム層を剥離可能に配設する工程と、
ヒートシール性を有する熱可塑性樹脂、中空樹脂粒子、水およびアルコールを含有する塗布液を前記ホログラム層上に塗布し、常温送風乾燥することにより接着剤層を設ける工程と、を有することを特徴とするホログラム転写箔の製造方法。 - 前記塗布液における固形分含有量は10〜60重量%の範囲であり、水とアルコールの体積比は97:3〜70:30の範囲であることを特徴とする請求項8または請求項9に記載のホログラム転写箔の製造方法。
- 前記基材フィルム上に剥離層を形成し、該剥離層上に前記樹脂層を形成することを特徴とする請求項8乃至請求項10のいずれかに記載のホログラム転写箔。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005064839A JP4564381B2 (ja) | 2004-03-10 | 2005-03-09 | ホログラム転写箔およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004067102 | 2004-03-10 | ||
JP2005064839A JP4564381B2 (ja) | 2004-03-10 | 2005-03-09 | ホログラム転写箔およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005292818A true JP2005292818A (ja) | 2005-10-20 |
JP4564381B2 JP4564381B2 (ja) | 2010-10-20 |
Family
ID=35325748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005064839A Expired - Fee Related JP4564381B2 (ja) | 2004-03-10 | 2005-03-09 | ホログラム転写箔およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4564381B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009298097A (ja) * | 2008-06-17 | 2009-12-24 | Toppan Printing Co Ltd | 積層体及びその製造方法 |
US7745065B2 (en) * | 2005-06-02 | 2010-06-29 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Volume hologram transfer foil, and volume hologram multilayer structure |
JP2012250505A (ja) * | 2011-06-06 | 2012-12-20 | Fujifilm Corp | 複屈折性転写箔 |
JP2014238465A (ja) * | 2013-06-06 | 2014-12-18 | 凸版印刷株式会社 | 微細凹凸回折構造を有する表示体 |
JP2015217575A (ja) * | 2014-05-16 | 2015-12-07 | 凸版印刷株式会社 | 転写箔及び転写箔付き物品 |
EP2974879B1 (en) | 2013-03-12 | 2018-09-05 | Toppan Printing Co., Ltd. | Display body |
WO2018194167A1 (ja) * | 2017-04-21 | 2018-10-25 | 凸版印刷株式会社 | ホットスタンピング箔、ホットスタンピング箔の製造方法、および積層光学装飾体付印刷体 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03183543A (ja) * | 1989-12-13 | 1991-08-09 | Dainippon Ink & Chem Inc | 化粧板の製造方法 |
JPH05155199A (ja) * | 1991-12-06 | 1993-06-22 | Dainippon Printing Co Ltd | ホログラム転写箔 |
JP2000043433A (ja) * | 1998-07-29 | 2000-02-15 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート |
JP2000141922A (ja) * | 1998-11-09 | 2000-05-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 接着層転写シートおよび印刷物 |
JP2003220662A (ja) * | 2001-11-05 | 2003-08-05 | Dainippon Printing Co Ltd | 偽造防止体積ホログラム積層体および偽造防止体積ホログラムシール |
-
2005
- 2005-03-09 JP JP2005064839A patent/JP4564381B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03183543A (ja) * | 1989-12-13 | 1991-08-09 | Dainippon Ink & Chem Inc | 化粧板の製造方法 |
JPH05155199A (ja) * | 1991-12-06 | 1993-06-22 | Dainippon Printing Co Ltd | ホログラム転写箔 |
JP2000043433A (ja) * | 1998-07-29 | 2000-02-15 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート |
JP2000141922A (ja) * | 1998-11-09 | 2000-05-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 接着層転写シートおよび印刷物 |
JP2003220662A (ja) * | 2001-11-05 | 2003-08-05 | Dainippon Printing Co Ltd | 偽造防止体積ホログラム積層体および偽造防止体積ホログラムシール |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7745065B2 (en) * | 2005-06-02 | 2010-06-29 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Volume hologram transfer foil, and volume hologram multilayer structure |
JP2009298097A (ja) * | 2008-06-17 | 2009-12-24 | Toppan Printing Co Ltd | 積層体及びその製造方法 |
JP2012250505A (ja) * | 2011-06-06 | 2012-12-20 | Fujifilm Corp | 複屈折性転写箔 |
EP2974879B1 (en) | 2013-03-12 | 2018-09-05 | Toppan Printing Co., Ltd. | Display body |
US10598833B2 (en) | 2013-03-12 | 2020-03-24 | Toppan Printing Co., Ltd. | Display |
JP2014238465A (ja) * | 2013-06-06 | 2014-12-18 | 凸版印刷株式会社 | 微細凹凸回折構造を有する表示体 |
JP2015217575A (ja) * | 2014-05-16 | 2015-12-07 | 凸版印刷株式会社 | 転写箔及び転写箔付き物品 |
WO2018194167A1 (ja) * | 2017-04-21 | 2018-10-25 | 凸版印刷株式会社 | ホットスタンピング箔、ホットスタンピング箔の製造方法、および積層光学装飾体付印刷体 |
JPWO2018194167A1 (ja) * | 2017-04-21 | 2020-02-27 | 凸版印刷株式会社 | ホットスタンピング箔、ホットスタンピング箔の製造方法、および積層光学装飾体付印刷体 |
JP7107304B2 (ja) | 2017-04-21 | 2022-07-27 | 凸版印刷株式会社 | ホットスタンピング箔および積層光学装飾体付印刷体 |
JP2022163029A (ja) * | 2017-04-21 | 2022-10-25 | 凸版印刷株式会社 | ホットスタンピング箔および積層光学装飾体付印刷体 |
JP7331997B2 (ja) | 2017-04-21 | 2023-08-23 | 凸版印刷株式会社 | ホットスタンピング箔および積層光学装飾体付印刷体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4564381B2 (ja) | 2010-10-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4821969B2 (ja) | レーザーマーキングホログラム及びホログラムレーザーマーキング方法 | |
JP4565482B2 (ja) | ホログラム積層体およびホログラムラベル | |
JP4918977B2 (ja) | ホログラム転写箔 | |
JP4564381B2 (ja) | ホログラム転写箔およびその製造方法 | |
JP4924805B2 (ja) | 体積ホログラム転写箔および体積ホログラム積層体 | |
JP5382322B2 (ja) | ホログラム転写箔 | |
JP4683597B2 (ja) | ホログラム転写箔 | |
GB2413302A (en) | Authentication recording medium and authentication recording medium producing method | |
JP4678706B2 (ja) | 体積ホログラム積層体および体積ホログラムラベル | |
JP5704294B2 (ja) | ホログラム転写箔及びそれを用いたホログラム転写体 | |
JP2007118466A (ja) | ホログラム転写箔 | |
JP4803333B2 (ja) | ホログラム積層体 | |
JP2004098455A (ja) | 転写箔及びその製造方法 | |
JP4453945B2 (ja) | 転写箔シート及びその剥離性・破断性の評価方法 | |
JP4338450B2 (ja) | 体積ホログラム記録用感光性組成物 | |
JP4967566B2 (ja) | 転写シート | |
JP2008139716A (ja) | 脆質ホログラムラベル | |
JP4332373B2 (ja) | 体積ホログラム層および体積ホログラム転写箔 | |
JP7311013B2 (ja) | 体積ホログラム積層体、体積ホログラム積層体の製造方法、体積ホログラム転写箔、体積ホログラムラベル、埋込用体積ホログラムシート、カードおよびホログラム貼付物品 | |
WO2022154042A1 (ja) | 体積ホログラム積層体、体積ホログラム転写箔、体積ホログラムラベル、カード、データページおよび冊子類 | |
JP2007086252A (ja) | ホログラム付きラベル及びその製造方法 | |
JP5526946B2 (ja) | 体積ホログラム転写箔の製造方法、体積ホログラム積層体の製造方法および体積ホログラム転写箔 | |
JP5407922B2 (ja) | ホログラムラベル | |
JP2005106857A (ja) | ホログラム脆性シール | |
JP2014092648A (ja) | ホログラムラベル及びホログラム転写箔 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071112 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100423 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100427 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100625 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100727 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100730 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4564381 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |