JP2005248912A - バルブクリアランス自動調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】のこ歯ねじを利用したバルブクリアランス自動調整装置を組み込んだ動弁機構のバルブリフト量を安定させることである。
【解決手段】バルブクリアランス自動調整装置としてのラッシュアジャスタ1のアーム支持部材11を、動弁機構のアーム5の一端部を支持するピボット部材9と、動弁機構のシリンダヘッド6に固定された雌ねじ部材12にのこ歯ねじでねじ結合する雄ねじ部材10とに分割して、ピボット部材9がアーム5一端部と摺動する際に、両者間のガタ等の影響でアーム5からピボット部材9に伝達される回転力が雄ねじ部材10に伝わらないようにすることにより、本来の機能と無関係な雄ねじ部材10の回転を防止して、ピボット部材9のアーム5支持位置を安定させたのである。
【選択図】図2

Description

この発明は、内燃機関の動弁機構に組み込まれるバルブクリアランス自動調整装置に関する。
内燃機関の動弁機構は、バルブの開閉をその往復運動の軸線上に設けたカムシャフトにより直接的に行うダイレクト型と、バルブの往復運動の軸線上から外れた位置を支点として揺動するアームを介して行うアーム型とに大別できる。アーム型の中には、支点を貫通する固定軸を持たず、アームの一端部をピボットで支持してアーム他端部でバルブを往復運動させる、スイングアーム型と呼ばれるものがある。
上記スイングアーム型動弁機構では、通常、組立精度のばらつきや、バルブシートの摩耗、シリンダヘッドの熱膨張等に対してバルブクリアランス(バルブ軸端部とアーム他端部との隙間)を一定に保つために、ピボット側にラッシュアジャスタと呼ばれるバルブクリアランス自動調整装置を組み込んでいる。このラッシュアジャスタとしては、油圧式のもののほかに、のこ歯ねじを利用したものが提案されている(例えば、特許文献1、2参照。)。
図5は、従来ののこ歯ねじ方式のラッシュアジャスタ51を組み込んだスイングアーム型動弁機構の一例を示す。この動弁機構では、図5に示すバルブ2閉状態から、カムシャフト3が回転してカム4でアーム5中央部を押すと、アーム5がその一端部をラッシュアジャスタ51に支持されて揺動し、他端部でバルブ2を押し下げることにより、バルブ2がシリンダヘッド6に取り付けられたバルブシート7から離れて開状態となる。そして、カム4がアーム5から離れると、バルブ2がバルブスプリング8の力で引き戻されて再び閉じられる。
この動弁機構に組み込まれたラッシュアジャスタ51は、アーム5の一端部を支持するピボット部52aと外周面にのこ歯ねじが形成された雄ねじ部52bとを有するアーム支持部材52と、このアーム支持部材52とねじ結合する円筒状の雌ねじ部材53と、アーム支持部材52をアーム5の一端部に押し付ける方向に付勢するばね部材54とを備えており、アーム支持部材52の雄ねじ部52bおよび雌ねじ部材53内周に形成されたのこ歯ねじが、アーム5から押込荷重を受けたときにロックし、押込荷重が解除されたときにばね部材54の付勢力により滑り回転を生じるように設計されている。また、雌ねじ部材53は、シリンダヘッド6の保持穴6aに固定されている。
従って、開弁時には、アーム5から押込荷重を受けたアーム支持部材52が、ねじのガタ分だけ押し込まれた後、のこ歯ねじのロックにより停止する。のこ歯ねじがロックする際には僅かな滑り回転を生じるが、この滑り回転分は、閉弁時に、押込荷重が解除されたアーム支持部材52がばね部材54の付勢力によりねじのガタ分だけ押し上げられた後に滑り回転することによって相殺される。これにより、動弁機構は、アーム5が一定の位置でアーム支持部材52のピボット部52aに支持され、一定のバルブリフト量でバルブ2を開くことができる。
また、バルブ2の軸端部の摩耗やシリンダヘッド6の熱膨張等によりバルブクリアランスが増加した場合は、閉弁時にアーム支持部材52が上述した滑り回転によりアーム5一端部をクリアランスがなくなるまで押し上げるので、クリアランス増加分が即座に吸収される。一方、バルブ2の熱膨張やバルブシート7の摩耗等によりバルブクリアランスが減少した場合、アーム支持部材52は、閉弁時にはねじのガタ分押し上げられるまでにアーム5一端部に軸方向移動を阻止されて滑り回転せず、前述の開弁時の僅かな滑り回転により少しずつ雌ねじ部材53にねじ込まれていくので、クリアランス減少分が徐々に吸収される。これらの動作により、動弁機構のバルブクリアランスは自動的に調整される。
しかしながら、このラッシュアジャスタ51では、アーム5の揺動に伴ってアーム支持部材52のピボット部52aがアーム5一端部と摺動するときに、両者間のガタ等の影響により、アーム支持部材52がアーム5から回転力を受けて回転することがある。このアーム支持部材52の回転は、特にアーム5からの押込荷重が解除されるときに生じやすい。これは、アーム支持部材52が、アーム5から押込荷重を受けていないときには、雌ねじ部材53とのガタの範囲内で比較的自由に回転できる状態にあるからである。
このようにアーム支持部材52が本来の機能と関係なく回転すると、ピボット部52aがアーム5を支持する位置が一定しなくなって、動弁機構のバルブリフト量が不安定となり、内燃機関の性能低下を引き起こすおそれがある。
米国特許第4981117号明細書 実開平4−44407号公報
この発明の課題は、のこ歯ねじを利用したバルブクリアランス自動調整装置を組み込んだ動弁機構のバルブリフト量を安定させることである。
この発明は、上記の課題を解決するための一つの手段として、一端部を支持されたアームの揺動によりバルブの開閉を行う動弁機構に組み込まれ、前記アームの一端部を支持するピボット部と固定部材の内面にねじ結合する雄ねじ部とを有するアーム支持部材と、このアーム支持部材を前記アームの一端部に押し付ける方向に付勢するばね部材とを備え、前記アーム支持部材の雄ねじ部および固定部材の雌ねじ部に、前記アームから押込荷重を受けたときにロックし、前記押込荷重が解除されたときに前記ばね部材の付勢力により滑り回転を生じるのこ歯ねじが形成されたバルブクリアランス自動調整装置において、前記アーム支持部材を、前記ピボット部を有するピボット部材と前記雄ねじ部を有する雄ねじ部材とに分割した構成を採用したのである。
すなわち、アーム支持部材を、動弁機構のアームの一端部を支持するピボット部材と、固定部材の内面にねじ結合する雄ねじ部材とに分割して、ピボット部材がアーム一端部との摺動の際にアームから受ける回転力が、ピボット部材と雄ねじ部材との間の滑りにより吸収されて雄ねじ部材に伝わらないようにすることにより、本来の機能と無関係な雄ねじ部材の回転を防止して、ピボット部材がアームを支持する位置を安定させたのである。
上記の構成において、前記ピボット部材と雄ねじ部材の接触面のうち、少なくとも一方の接触面を凸形球面とすることにより、ピボット部材と雄ねじ部材の片当たりによる偏摩耗を防止し、これらの各部材の耐久性を向上させることができる。ここで、一方の接触面を凸形球面とし、他方を前記凸形球面と同じ曲率半径の凹形球面とすれば、両部材の接触面間の面圧が低くなり、各部材の耐久性がさらに向上する。
また、この発明では、前記課題を解決する他の手段として、前記バルブクリアランス自動調整装置において、前記ピボット部とアームの一端部との間に、低摩擦材を介在させた構成を採用したのである。
すなわち、ピボット部とアーム一端部との間に低摩擦材を介在させ、両者間の摩擦係数を低下させることにより、ピボット部がアームから受ける回転力を減少させて、この回転力によるアーム支持部材の回転を生じにくくし、ピボット部のアーム支持位置を安定させたのである。ここで、前記低摩擦材として硬質炭素膜を採用すれば、ピボット部の耐久性向上も図れる。
この発明のバルブクリアランス自動調整装置は、上述したように、動弁機構のアームの一端部を支持するアーム支持部材をピボット部材と雄ねじ部材とに分割して、ピボット部材がアームから受ける回転力が雄ねじ部材に伝わらないようにしたものであるから、雄ねじ部材が本来の機能と無関係に回転することがなく、ピボット部材のアーム支持位置が安定している。
また、アーム支持部材を分割する代わりに、ピボット部とアーム一端部との間に低摩擦材を介在させるようにしても、ピボット部がアームから受ける回転力が小さくなるので、この回転力による雄ねじ部材の回転が生じにくくなり、ピボット部のアーム支持位置が安定する。
従って、上記のいずれかのバルブクリアランス自動調整装置を組み込んだ動弁機構は、常に安定したバルブリフト量を得ることができる。
以下、図1乃至図4に基づき、この発明の実施形態を説明する。図1は、第1の実施形態のバルブクリアランス自動調整装置としてのラッシュアジャスタ1を組み込んだスイングアーム型動弁機構を示す。この動弁機構の基本的な構成および動作は、前述の図5に示したものと同じである。すなわち、この動弁機構では、図1に示すバルブ2閉状態から、カムシャフト3が回転してカム4でアーム5中央部を押すと、アーム5がその一端部をラッシュアジャスタ1に支持されて揺動し、他端部でバルブ2を押し下げることにより、バルブ2がシリンダヘッド6に取り付けられたバルブシート7から離れて開状態となる。そして、カム4がアーム5から離れると、バルブ2がバルブスプリング8の力で引き戻されて再び閉じられる。
この動弁機構に組み込まれたラッシュアジャスタ1は、図2にも示すように、アーム5の一端部を支持するピボット部材9と外周面にのこ歯状の雄ねじ部10aが形成された雄ねじ部材10とで構成されるアーム支持部材11と、雄ねじ部材10とねじ結合する円筒状の雌ねじ部材12と、アーム支持部材11をアーム5一端部に押し付ける方向に付勢するばね部材13とを備えている。雌ねじ部材12の上端部外周には、ピボット部材9を抜け止めするストッパ14が嵌め込まれ、下端部外周には、ばね部材13の下端を支持する底蓋15が嵌め込まれている。また、雌ねじ部材12は、シリンダヘッド6の保持穴6aに埋め込まれて固定される。
前記ピボット部材9は、アーム5一端部の凹部5aに摺動可能に嵌め込まれるピボット部9aと、雌ねじ部材12内周のストレート部12aに摺動可能に嵌め込まれる胴部9bとから成る。
前記雄ねじ部材10は、下端側からの穴10bに挿入されたばね部材13に付勢されて、上端の平面でピボット部材胴部9bの下端の平面と当接している。
雄ねじ部材10の雄ねじ部10aおよび雌ねじ部材12の雌ねじ部12bに形成されるのこ歯ねじは、アーム5からピボット部材9を介して伝達される押込荷重を受ける圧力側フランク面のフランク角が、ばね部材13の付勢力を受ける滑り側フランク面のフランク角よりも大きく形成され、アーム5から押込荷重を受けたときにロックし、押込荷重が解除されたときには、ばね部材13の付勢力により滑り回転を生じるようになっている。
このラッシュアジャスタ1は、上記の構成であり、前述した従来のものと同じメカニズムで動弁機構のアーム5の支持およびバルブクリアランスの調整を行う。
すなわち、動弁機構が開弁動作を行うときには、アーム5一端部からピボット部材9を介して雄ねじ部材10に押込荷重が伝達される。押込荷重を受けた雄ねじ部材10は、ねじのガタ分だけ押し込まれ、雌ねじ部材12と圧力側フランク面どうしで接触して僅かに滑り回転した後、ねじ面間の摩擦力によりロックして停止する。そして、開弁動作が終わるまで、この状態でピボット部材9がアーム5一端部を支持する。
動弁機構の動作が開弁から閉弁に移ると、アーム5からの押込荷重が解除された雄ねじ部材10が、ばね部材13の付勢力によりねじのガタ分だけ押し上げられて、雌ねじ部材12と滑り側フランク面どうしで接触した後、上述の開弁時の滑り回転分を相殺する分だけ滑り回転し、ピボット部材9を開弁開始時の位置に押し上げる。これにより、ピボット部材9は、常に一定の位置でアーム5を支持することができる。
また、バルブクリアランスが増加した場合は、上述した閉弁時の雄ねじ部材10の滑り回転によりピボット部材9がアーム5一端部を押し上げてクリアランス増加分を吸収し、バルブクリアランスが減少した場合は、雄ねじ部材10が閉弁時に滑り回転せず、開弁時の僅かな滑り回転により少しずつ雌ねじ部材12にねじ込まれ、ピボット部材9が雌ねじ部材12内に押し込まれていってクリアランス減少分を吸収するようになっている。
さらに、アーム支持部材11がピボット部材9と雄ねじ部材10とに分割されているため、ピボット部材9のピボット部9aがアーム5の一端部と摺動するときにアーム5から回転力を受けても、この回転力はピボット部材9と雄ねじ部材10との間の滑りにより吸収されて雄ねじ部材10に伝わらず、雄ねじ部材10が上述した本来の機能と関係なく回転することがない。
従って、このラッシュアジャスタ1では、ピボット部材9のアーム5支持位置が従来よりも安定しており、動弁機構のバルブリフト量の安定化を図ることができる。
図3は、ピボット部材と雄ねじ部材の接触面形状の変形例を示す。図3(a)はピボット部材9の下端面のみを凸形球面とした例、図3(b)は雄ねじ部材10の上端面のみを凸形球面とした例、図3(c)はピボット部材9下端面と雄ねじ部材10上端面をともに凸形球面とした例である。また、図3(d)は、ピボット部材9下端面を凸形球面とし、この凸形球面と同じ曲率半径の凹形球面を雄ねじ部材10上端に形成した例である。図3(e)の例では、図3(d)の例と逆に、雄ねじ部材10上端面を凸形球面、ピボット部材9下端面を凹形球面としている。なお、底蓋15の形状および雌ねじ部材12への取り付け方は、図1および図2に示した例と異なるが、ねじ部材13を支持する機能は同じである。
これらの各変形例を採用すれば、アーム5からピボット部材9に伝達される押込荷重の方向とピボット部材9軸方向のずれのためにピボット部材9が僅かに傾いても、ピボット部材9と雄ねじ部材10とが片当たりすることがないので、各部材9、10の偏摩耗を防止でき、耐久性の向上を図ることができる。特に、図3(d)、(e)の例では、両部材9、10の接触面間の面圧が低くなり、耐久性の面で優れている。
図4は、第2の実施形態を示す。この実施形態のバルブクリアランス自動調整装置としてのラッシュアジャスタ16は、アーム5一端部を支持するピボット部17aと外周面にのこ歯ねじを有する雄ねじ部17bとを一体に形成したアーム支持部材17と、上半部の内周にアーム支持部材17の雄ねじ部17bとねじ結合する雌ねじ部18aが形成された雌ねじ部材18とを備えている。アーム支持部材17は、雄ねじ部17bの下端面をばね部材19に付勢され、ピボット部17aにはDLC(Diamond Like Carbon )と呼ばれる硬質炭素膜20がコーティングされている。なお、ばね部材19を支持する底蓋21は、雌ねじ部材18の下端部内周に嵌め込まれている。その他の部分の構成および基本的な機能は、第1の実施形態と同じである。
この実施形態では、アーム支持部材17のピボット部17aに低摩擦材としての硬質炭素膜20がコーティングされているので、ピボット部17aとアーム5一端部との間の摩擦係数が従来よりもかなり小さい。このため、ピボット部17aがアーム5と摺動するときにアーム5から受ける回転力が小さく、アーム支持部材17が本来の機能と無関係な回転を生じにくい。従って、第1の実施形態と同様に、ピボット部17aのアーム5支持位置が安定しており、動弁機構のバルブリフト量の安定化が図れる。一方、本来の機能によるアーム支持部材17の回転動作はスムーズに行われるので、バルブクリアランスの調整を従来よりも迅速かつ確実に行うことができる。
また、アーム支持部材17のピボット部17aを、その素材である鋼よりも硬度が高く、耐摩耗性に優れた硬質炭素膜20で覆うことは、アーム支持部材17の耐久性向上にもつながる。
なお、図4の例では、硬質炭素膜20をピボット部17aにコーティングしたが、相手側となるアーム5一端部の凹部5aにコーティングしてもよい。また、硬質炭素膜のほかにも、硬質クロムメッキ等をピボット部とアーム一端部との間に介在させる低摩擦材として採用することができる。
第1の実施形態のラッシュアジャスタを組み込んだ動弁機構の正面断面図 図1のラッシュアジャスタを拡大して示す正面断面図 a、b、c、d、eは、それぞれ図1のラッシュアジャスタのピボット部材 と雄ねじ部材の接触面形状の変形例を示す正面断面図 第2の実施形態のラッシュアジャスタの正面断面図 従来のラッシュアジャスタを組み込んだ動弁機構の正面断面図
符号の説明
1 ラッシュアジャスタ
5 アーム
5a 凹部
6 シリンダヘッド
6a 保持穴
9 ピボット部材
9a ピボット部
9b 胴部
10 雄ねじ部材
10a 雄ねじ部
11 アーム支持部材
12 雌ねじ部材
12a ストレート部
12b 雌ねじ部
13 ばね部材
16 ラッシュアジャスタ
17 アーム支持部材
17a ピボット部
17b 雄ねじ部
18 雌ねじ部材
18a 雌ねじ部
19 ばね部材
20 硬質炭素膜

Claims (5)

  1. 一端部を支持されたアームの揺動によりバルブの開閉を行う動弁機構に組み込まれ、前記アームの一端部を支持するピボット部と固定部材の内面にねじ結合する雄ねじ部とを有するアーム支持部材と、このアーム支持部材を前記アームの一端部に押し付ける方向に付勢するばね部材とを備え、前記アーム支持部材の雄ねじ部および固定部材の雌ねじ部に、前記アームから押込荷重を受けたときにロックし、前記押込荷重が解除されたときに前記ばね部材の付勢力により滑り回転を生じるのこ歯ねじが形成されたバルブクリアランス自動調整装置において、前記アーム支持部材を、前記ピボット部を有するピボット部材と前記雄ねじ部を有する雄ねじ部材とに分割したことを特徴とするバルブクリアランス自動調整装置。
  2. 前記ピボット部材と雄ねじ部材の接触面のうち、少なくとも一方の接触面を凸形球面としたことを特徴とする請求項1に記載のバルブクリアランス自動調整装置。
  3. 前記ピボット部材と雄ねじ部材の接触面のうち、一方の接触面を凸形球面とし、他方を前記凸形球面と同じ曲率半径の凹形球面としたことを特徴とする請求項2に記載のバルブクリアランス自動調整装置。
  4. 一端部を支持されたアームの揺動によりバルブの開閉を行う動弁機構に組み込まれ、前記アームの一端部を支持するピボット部と固定部材の内面にねじ結合する雄ねじ部とを有するアーム支持部材と、このアーム支持部材を前記アームの一端部に押し付ける方向に付勢するばね部材とを備え、前記アーム支持部材の雄ねじ部および固定部材の雌ねじ部に、前記アームから押込荷重を受けたときにロックし、前記押込荷重が解除されたときに前記ばね部材の付勢力により滑り回転を生じるのこ歯ねじが形成されたバルブクリアランス自動調整装置において、前記ピボット部とアームの一端部との間に、低摩擦材を介在させたことを特徴とするバルブクリアランス自動調整装置。
  5. 前記低摩擦材が硬質炭素膜であることを特徴とする請求項4に記載のバルブクリアランス自動調整装置。
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